JPH0856799A - 食器類及びその製造方法 - Google Patents

食器類及びその製造方法

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JPH0856799A
JPH0856799A JP20056694A JP20056694A JPH0856799A JP H0856799 A JPH0856799 A JP H0856799A JP 20056694 A JP20056694 A JP 20056694A JP 20056694 A JP20056694 A JP 20056694A JP H0856799 A JPH0856799 A JP H0856799A
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data carrier
tableware
cavity
molding
recess
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Application number
JP20056694A
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English (en)
Inventor
Toshio Kubo
利夫 久保
Kazuo Hattori
和生 服部
Toshiyuki Honda
利幸 本田
Kazufumi Oki
一史 大木
Hiroaki Yoshida
宏明 吉田
Younosuke Nakahara
洋之祐 中原
Toshiaki Nakao
敏章 中尾
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種類を確実に認識して識別することが可能に
なる食器類を提供する。 【構成】 食器あるいは食器を保持する保持具のような
合成樹脂製の食器類において、食器類の本体1を合成樹
脂で成形する際に、食器類の本体1の底部にデータキャ
リア2をインサートして一体に設ける。データキャリア
2は質問器からの信号に応答して信号を発信し、蓄積さ
れたデータを非接触の質問器で読み取ることができ、こ
のデータによって食器類の種類を識別することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食堂において使用され
る食器類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食堂、なかでも例えば社員食堂や学校の
食堂など大量に食器類を使用する施設においては、使用
後の食器類は自動洗い器で洗浄され、その後、食器類を
種類毎に仕分けして収納し、次の使用に備えるようにし
たシステムが採用されている。このように食器類を種類
毎に仕分けて同じ種類の食器類を同じ場所に収納するに
は、同じ種類の食器類をまとめて洗浄してそのまま同じ
種類の食器類をまとめて収納するか、あるいは、光学的
画像認識装置を用いて食器類をその形状から区別し、食
器類を種類毎に仕分けて収納するか、いずれかがおこな
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の方法で
は、同じ種類の食器類をまとめてから洗浄する必要があ
るために、食事が済んだ人の分の食器類から順次洗浄す
るということができず、食器類の一時滞留場所が必要に
なるという問題がある。後者の方法では、このような問
題がなく、前者の方法よりも進んでいるといえる。しか
し後者の方法にあっても、食器類が少しでも重なると食
器類の形状を認識することができなくなり、食器類を正
確に認識することが難しいという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、種類を確実に認識して識別することができる食器
類及びその製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
食器あるいは食器を保持する保持具のような合成樹脂製
の食器類において、食器類の本体1を合成樹脂で成形す
る際に、食器類の本体1の底部にデータキャリア2をイ
ンサートして一体に設けて成ることを特徴とするもので
ある。
【0006】このような食器類を製造するにあたって
は、請求項2の発明のように、下層部3aを成形した後
に下層部3aの底部の上にデータキャリア2をセット
し、次にこの下層部3aの上に上層部3bを成形して一
体化することによって、下層部3aと上層部3bとで食
器類本体1を成形すると共に食器類本体1の底部にデー
タキャリア2をインサートして一体に設けるようにして
おこなうことができる。
【0007】また請求項3の発明のように、成形金型4
のキャビティ5の内面に保持突部6を設け、データキャ
リア2に設けた嵌合穴7をこの保持突部6に嵌合してキ
ャビティ5内にデータキャリア2をセットし、次にこの
成形金型4のキャビティ5内に成形樹脂材料を充填して
成形することによって、食器類本体1を成形すると共に
食器類本体1の底部にデータキャリア2をインサートし
て一体に設けるようにしておこなうことができる。
【0008】さらに請求項4の発明のように、成形金型
4のキャビティ5の内面に保持凹部8を設け、データキ
ャリア2に設けた嵌合突部9をこの保持凹部8に嵌合し
てキャビティ5内にデータキャリア2をセットし、次に
この成形金型4のキャビティ5内に成形樹脂材料を充填
して成形することによって、食器類本体1を成形すると
共に食器類本体1の底部にデータキャリア2をインサー
トして一体に設けるようにしておこなうことができる。
【0009】また請求項5の発明のように、データキャ
リア2の少なくとも下面を樹脂層10で被覆し、成形金
型4のキャビティ5内の底面にこのデータキャリア2を
セットした後に、成形金型4のキャビティ5内に成形樹
脂材料を充填して成形することによって、食器類本体1
を成形すると共に食器類本体1の底部にデータキャリア
2をインサートして一体に設けるようにしておこなうこ
とができる。
【0010】さらに請求項6の発明のように、成形金型
4に支持棒11を上下駆動自在に設けてその先端部をキ
ャビティ5の底面からキャビティ5内に突出自在にし、
キャビティ5内に突出させた支持棒11の先端部にデー
タキャリア2を支持してキャビティ5内にデータキャリ
ア2をセットした後、この成形金型4のキャビティ5内
に成形樹脂材料を注入して成形することによって、食器
類本体1を成形すると共に食器類本体1の底部にデータ
キャリア2をインサートして一体に設けるようにしてお
こなうことができる。
【0011】また請求項7に係る本発明の食器類は、食
器あるいは食器を保持する保持具のような合成樹脂製の
食器類において、食器類の本体1を合成樹脂で成形する
際に食器類の本体1の下面に収納用凹所12を形成し、
この収納用凹所12にデータキャリア2を取り付けて成
ることを特徴とするものである。請求項8の発明のよう
に、この収納用凹所12内にデータキャリア2を取り付
けると共にデータキャリア2の下側において収納用凹所
12に裏蓋13を取り付けて裏蓋13でデータキャリア
2を被覆するようにしてもよい。
【0012】また請求項9の発明のように、データキャ
リア2の上面に凹部16を設けると共にデータキャリア
2の側面を下方へ向け内方に傾斜する傾斜面17に形成
し、データキャリア2を収納用凹所12内にはめ込むと
共に収納用凹所12にデータキャリア2の凹部16を接
着剤17で接着するようにしてもよい。さらに請求項1
0の発明のように、上記収納用凹所12の内周に係合凹
部14を凹設し、収納用凹所14内にデータキャリア2
をはめ込むと共にデータキャリア2の側面に設けた係合
突部15を係合凹部14に係合させるようにしてもよ
い。
【0013】
【作用】食器類本体1に設けたデータキャリア2は質問
器からの信号に応答して信号を発信し、蓄積されたデー
タを非接触の質問器で読み取ることができるものであ
り、食器類を搬送する過程で質問器の上に置くか通過さ
せるだけでその種類を識別することができ、同じ種類の
食器類毎に仕分けて収納することが容易になるものであ
り、またデータキャリア2のデータに食器類に応じた金
額を蓄積させておくと、トレーに乗せたまま料金の精算
をおこなうことが可能になって、各人が食器類を乗せた
トレーを質問器の上に置くだけで料金の精算をすること
ができて会計カウンターを省人化することも可能にな
る。
【0014】このデータキャリア2は、食器類の本体1
を合成樹脂で成形する際に食器類の本体1の底部にイン
サートして一体に設けているために、データキャリア2
を取り付けるための工程を必要とせず、食器類本体1の
成形と同時にデータキャリア2の取り付けをおこなうこ
とができる。また、食器類の本体1を合成樹脂で成形す
る際に食器類の本体1の下面に収納用凹所12を形成
し、この収納用凹所12にデータキャリア2を取り付け
るようにすれば、データキャリア2が食器類本体1の下
面から大きく突出するようなことなく取り付けることが
できる。
【0015】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。本発
明において食器類としては、碗やコップ、皿など、御飯
やパン等の主食や、惣菜等の副食や、ジュースやコーヒ
ー、紅茶等の飲料物を盛ったり入れたりする食器、ある
いは食器を乗せて保持するコースターや食器をはめ込む
んで保持するはかまなどの保持具を用いることができ
る。要するに本発明では食器あるいは食器を保持する保
持具を総称して食器類というものであり、テーブルウェ
アーと称することもできる。そして本発明にあって、こ
れらの食器類はメラミン樹脂やポリエチレンなどの合成
樹脂で成形したものが用いられる。
【0016】また、データキャリア2は、コンタクトレ
スIDカード、リモートIDカード、リモートIDタグ
など非接触型メモリーカードと称されるものであり、デ
ータキャリア2の中にはコイル、コンデンサー、水晶発
振器などが組み合わされた情報記憶用の素子が入ってお
り、質問器の指定された番地の情報を読み取ることがで
きると共に質問器から送信される情報を指定メモリー内
の番地に書込んで格納されるようになっている。このデ
ータキャリア2としては具体的には特開平2−1983
82号公報や特開平4−115086号公報などで提供
されているものや、樹脂積層板を基板として作成された
ものなど、薄板状に形成されたものを用いるのが好まし
い。またデータキャリア2の形状は、四角形、円形など
任意に形成することができるものであり、特に制限され
るものではない。
【0017】食器類の本体1にデータキャリア2を取り
付けるにあたって本発明では、食器類本体1を樹脂で成
形する際に、データキャリア2を食器類本体1に一体化
するか、あるいは食器類本体1にデータキャリア2を収
納するための収納用凹所12を成形するかして、おこな
うようにしてある。まず食器類本体1を樹脂で成形する
際にデータキャリア2を食器類本体1に一体化するよう
にした実施例について説明する。
【0018】図1の実施例は、食器類本体1の底部内に
データキャリア2を埋入して取り付けるようにしたもの
であり、データキャリア2は食器類本体1の上面はもち
ろん下面にも露出しないようにしてある。図1(a)は
食器類本体1の下面に糸底23を設けた例を、図1
(b)は糸底23を設けていない例を示すものである
が、いずれも食器類本体1の厚肉となった中央部に埋入
させるようにしてある。このようにデータキャリア2を
食器類本体1の表面から露出させないように埋設するこ
とによって、食器類本体1内にデータキャリア2を保護
することができ、食器を洗浄する際に洗浄剤や水等がデ
ータキャリア2に作用することを防ぐことができるもの
である。
【0019】図2の実施例は、食器類本体1の下面にデ
ータキャリア2を埋入して取り付けるようにしたもので
あり、データキャリア2は食器類本体1の下面に露出さ
せるようにしてある。図2(a)は食器類本体1の下面
に糸底23を設けた例を、図2(b)は糸底23を設け
ていない例を示すものであるが、いずれも食器類本体1
の厚肉となった中央部の下面に埋入させるようにしてあ
る。このようにデータキャリア2を食器類本体1の下面
に露出させることによって、質問器によるデータキャリ
ア2のデータの読み取りの精度が高まるものである。
【0020】上記のように食器類本体1を樹脂で成形す
る際にデータキャリア2を食器類本体1に一体化するに
あたっては、成形金型4のキャビティ5内に予めデータ
キャリア2をセットしておき、メラミン樹脂等の成形樹
脂材料を圧縮成形や射出成形、トランスファー成形、注
型成形などして充填することによって、食器類本体1の
底部にデータキャリア2をインサートしておこなうこと
ができる。このように成形をおこなうにあたって、デー
タキャリア2としてガラスエポキシ樹脂積層板(厚み1
〜2mm)を基板とするものを用いると、成形時の熱と
圧力(170℃、150kg/cm2 程度)によって基
板が破壊されるおそれがある。この場合には、耐熱性に
優れたガラスポリイミド樹脂積層板(厚み1〜2mm)
を基板として作成したデータキャリア2を用いるのが好
ましい。
【0021】また、図3のように、成形を一度におこな
わず、二度に分けて成形をおこなうことによってデータ
キャリア2に熱と圧力が大きく作用しないようにするこ
とができる。すなわち、まず上型24と下型25とから
なる成形金型4のキャビティ5内に下層部3aを成形す
る。この下層部3aで食器本体1の外周側の半分が形成
されるものであり、下層部3aの中央部の上面には嵌合
凹部26を設けるようにしてある。次に、上型24を外
して下層部3aの上面を開放させ、図3(b)のように
嵌合凹部26にデータキャリア2をはめ込むことによっ
て位置決めしつつデータキャリア2を下層部3の上にセ
ットすると共に下層部3aの上に成形樹脂材料27を投
入し、次に図3(c)のように他の上型28を型締めす
ることによって下層部3aの上に上層部3bを成形一体
化し、下層部3aと上層部3bとで成形される食器類本
体1の底部内にデータキャリア2を埋入して取り付ける
ことができるものである。データキャリア2には上層部
3bを成形する際の熱と圧力が作用するだけであるの
で、データキャリア2に熱と圧力が大きく作用しないよ
うにすることができるものである。
【0022】さらに図4に示すように、データキャリア
2の表面を樹脂被覆層30で被覆することによって、成
形の際の熱と圧力からデータキャリア2を保護するよう
にしてもよい。図4(a)や図4(b)はデータキャリ
ア2の片面を樹脂被覆層30で被覆した例であり、図4
(c)や図4(d)はデータキャリア2の全面を樹脂被
覆層30で被覆した例である。データキャリア2の表面
を樹脂被覆層30で被覆するにあたっては、圧縮成形や
射出成形、トランスファー成形してインサート成形した
り、注型してインサートしたり、あるいは後加工したり
しておこなうことができる。
【0023】図5は成形金型4のキャビティ5内にデー
タキャリア2をセットして成形をおこなうにあたって、
データキャリア2をキャビティ5内に位置決め固定する
方法の一例を示すものである。すなわち、成形金型4を
構成する一対の金型4a,4bのうち一方の金型4aに
保持突部6が突設してあり、この保持突部6はキャビテ
ィ5の食器類本体1の底部を成形する部分に設けてあ
る。また図5(b)に示すようにデータキャリア2に貫
通する嵌合穴7が設けてある。そして、嵌合穴7を保持
突部6に被嵌することによって図5(a)のようにデー
タキャリア2をキャビティ5内に位置決め固定し、この
後にキャビティ5内に成形樹脂材料27を充填すること
によって、食器類本体1を成形すると同時にその底部に
データキャリア2をインサートすることができる。デー
タキャリア2としては、図5(c)のように全面を樹脂
被覆層30で被覆したものを用いることもできる。この
ものでは嵌合穴7は樹脂被覆層30とデータキャリア2
を貫通して形成してある。
【0024】図6の実施例では、成形金型4の保持突部
6を大きな直径で形成し、また図6(b)のようにデー
タキャリア2に被覆して設けた樹脂被覆層30に嵌合穴
7が凹設してある。そして嵌合穴7を保持突部6に被嵌
することによって図6(a)のようにデータキャリア2
をキャビティ5内に位置決め固定し、この後にキャビテ
ィ5内に成形樹脂材料27を充填することによって、食
器類本体1を成形すると同時に食器類本体1の底部にデ
ータキャリア2をインサートすることができる。
【0025】図7の実施例では、成形金型4を構成する
一対の金型4a,4bのうち一方の金型4aに保持凹部
8が凹設してあり、この保持凹部8はキャビティ5の食
器類本体1の底部を成形する部分に設けてある。また図
7(b)のようにデータキャリア2の表面に被覆して設
けた樹脂被覆層30に嵌合突部9が突設してある。そし
て、嵌合突部9を保持凹部8に差し込んで嵌合すること
によって図7(a)のようにデータキャリア2をキャビ
ティ5内に位置決め固定し、この後にキャビティ5内に
成形樹脂材料を充填することによって、食器類本体1を
成形すると同時に食器類本体1の底部にデータキャリア
2をインサートすることができる。
【0026】図7の実施例では保持凹部8を成形金型4
に一つ、嵌合突部9をデータキャリア2に一つそれぞれ
設けるようにしたが、図8の実施例では、保持凹部8を
成形金型4に二つ、嵌合突部9をデータキャリア2に二
つそれぞれ設けるようにしてある。図9の実施例では、
図9(a)のように成形金型4のキャビティ5内の底面
にデータキャリア2をセットし、このキャビティ5内に
成形樹脂材料27を入れると共に金型4a,4bを加圧
してコンプレッション成形することによって、食器類本
体1を成形すると同時に食器類本体1の底部にデータキ
ャリア2をインサートするにあたって、データキャリア
5として少なくとも下面を樹脂層10で被覆したものを
用いるようにしてある。このデータキャリア5としては
図9(b)のようにデータキャリア5の下面が樹脂層1
0で被覆されたもの、図9(c)のようにデータキャリ
ア5の下面及び側面が樹脂層10で被覆されたもの、図
9(d)のようにデータキャリア5の全面が樹脂層10
で被覆されたものを用いることができる。このようにデ
ータキャリア5として少なくとも下面を樹脂層10で被
覆したものを用いることによって、食器類本体1の下面
に露出するようにデータキャリア5がインサートされて
も、データキャリア5の下面は樹脂層10で被覆されて
いて食器類本体1の下面に露出することがなくなり、食
器を洗浄する際に洗浄剤や水等がデータキャリア2に作
用することを防ぐことができるものである。
【0027】図10の実施例では、成形金型4の下の金
型4aに支持棒11を上下駆動自在に取り付けてあり、
その先端部をキャビティ5の底面からキャビティ5内に
突出自在にしてある。この支持棒11はキャビティ5の
食器類本体1の底部を成形する部分に設けてある。そし
て成形をおこなうにあたっては、図10(b)のように
支持棒11の先端をキャビティ5内に突出させると共に
この支持棒11の先端部にデータキャリア2を支持し、
キャビティ5の底面からデータキャリア2を浮かした状
態でキャビティ5内にデータキャリア2をセットする。
支持棒11の先端部にデータキャリア2を保持するにあ
たっては、例えばデータキャリア2の下面に穴を設けて
おいてこの穴に支持棒11の先端部を差し込むようにす
ればよい。この後に、金型4aに設けた注入口31から
キャビティ5内に成形樹脂材料27を射出成形して図1
0(a)のように注入し、次に支持棒11を図10
(c)のように下動させてキャビティ5から引っ込ませ
る。このように支持棒11を引っ込ませると支持棒11
の後に空所32が形成されるが、この後さらに注入口3
1からキャビティ5内に成形樹脂材料27を射出成形し
て注入してこの空所32を成形材料27で埋めることに
よって、食器類本体1を成形すると共に食器類本体1の
底部にデータキャリア2をインサートすることができる
ものである。このようにして食器類本体1の下面に露出
することなくデータキャリア5をインサートすることが
でき、食器を洗浄する際に洗浄剤や水等がデータキャリ
ア2に作用することを防ぐことができるものである。
【0028】尚、成形樹脂材料27を射出成形して図1
0(a)状態で成形を終了し、成形された食器類本体1
を離型する際に支持棒11を下動させて食器類本体1か
ら引き抜くようにしてもよい。この場合は食器類本体1
1の下面に空所32が形成されるが、この空所32は液
状樹脂を流し込んで封口することによって塞ぐことがで
きる。
【0029】次に、食器類本体1を成形する際に食器類
本体1にデータキャリア2を収納するための収納用凹所
12を成形して、データキャリア2を取り付けるように
した実施例について説明する。図11はその一例を示す
ものであり、食器類本体1を成形する際に食器類本体1
の底面の中央部に収納用凹所12を設け、データキャリ
ア2を収納用凹所12内にはめ込んで接着剤で接着する
ことによって、食器類本体1の下面とほぼ面一になるよ
うにデータキャリア2を取り付けるようにしてある。こ
のように収納用凹所12にはめ込んでデータキャリア2
を取り付けるようにすることによって、データキャリア
2の位置決めを正確に且つ容易におこなうことができる
ものである。
【0030】図12の実施例では、収納用凹所12の上
底面の中央部に凹陥部34を設け、この凹陥部34には
め込んで収納用凹所12内にデータキャリア2を接着し
て取り付けるようにしてあり、さらにデータキャリア2
を覆うように収納用凹所12内に裏蓋13をはめ込んで
接着して取り付けるようにしてある。裏蓋13の背面に
はデータキャリア2が嵌まる凹欠部35が凹設してあ
る。このように裏蓋13でデータキャリア2を覆うこと
によって、データキャリア5が食器類本体1の下面に露
出しないようにすることができ、食器を洗浄する際に洗
浄剤や水等がデータキャリア2に作用することを防ぐこ
とができるものである。
【0031】図13の実施例では、樹脂被覆層30で被
覆したデータキャリア2の上面に凹部16を設けると共
にデータキャリア2の側面を下方へ向け内方に傾斜する
傾斜面17として形成してあり、凹部16に接着剤18
を塗布してデータキャリア2を収納用凹所12内にはめ
込むことによって、収納用凹所12内にデータキャリア
2を接着して取り付けることができるようにしてある。
このものでは接着剤18はデータキャリア2の上面の凹
部16に溜まっており、接着剤18が食器類本体1の下
面にはみ出すことがなくなるために、接着面の仕上げが
不要になるものである。またデータキャリア2の側面に
傾斜面17を設けることによってデータキャリア2の側
面と収納用凹所12の内側面の間に隙間38ができ、仮
に凹部16から接着剤18がはみ出しても隙間38に接
着剤18が納まり、接着剤18で食器類本体1の下面を
汚すようなことを防ぐことができるものである。
【0032】図14は、食器類本体1を成形する際に食
器類本体1の底面の中央部に環状の囲い壁36を一体に
設けることによって、囲い壁36の内周に下方へ開口す
る収納用凹所12を形成するようにしたものであり、図
14(a)に示すように囲い壁36の内周の上縁に係合
凹所14が凹設してある。一方、図14(b)のように
データキャリア2の表面に被覆して設けた可撓性の樹脂
被覆層30の外周縁に係合突部15が突設してある。そ
して図14(a)のように収納用凹所12内にデータキ
ャリア2をはめ込んで係合凹所14に係合突部15を圧
入させることによって、食器類本体1の下面にデータキ
ャリア2を取り付けるようにしてある。このものでは、
係合凹所14への係合突部15の圧入によってデータキ
ャリア2を固定することができ、データキャリア2を取
り付けるために接着剤を用いる必要がなくなるものであ
る。
【0033】図15の実施例では、囲い壁36の内周に
一対の縦の連通溝37を対向させて設けることによっ
て、図15(a)(b)に示すように係合凹所14を一
対の連通溝37によって囲い壁36の下面に開口させて
ある。この係合凹所14は図15(b)に示すように囲
い壁36の1/4円周の長さで設けてある。一方、図1
5(c)(d)のようにデータキャリア2の表面に被覆
して設けた可撓性の樹脂被覆層30の外周の2箇所に係
合突部15が突設してある。そしてこのものでは係合突
部15を連通溝37に通して収納用凹所12内にデータ
キャリア2をはめ込み、連通部37を通って係合突部1
5が係合凹所14に入った状態で、データキャリア2を
90°の角度で水平に回すことによって、係合突部15
を係合凹所14に係合させて図15(a)のように食器
類本体1の下面にデータキャリア2を取り付けることが
できる。このものにあっても、係合凹所14への係合突
部15の係合によってデータキャリア2を取り付けるこ
とができ、データキャリア2を取り付けるために接着剤
を用いる必要がなくなるものである。
【0034】図16の実施例では、データキャリア2の
表面に被覆して設けた可撓性の樹脂被覆層30の外周縁
に図16(b)のように斜め下方へ突出するように係合
突部15が突設してある。そして図16(a)のよう
に、収納用凹所12内にこのデータキャリア2を押し込
むことによって、係合突部15の先端部が収納用凹所1
2の内周面に圧接すると共にこの係合突部15の圧接が
抜け止めとなり、収納用凹所12内にデータキャリア2
を固定することができる。このものでは収納用凹所12
内にデータキャリア2を押し込むだけでデータキャリア
2を食器類本体1に取り付けることができ、データキャ
リア2を取り付けるために接着剤を用いる必要がなくな
り、また収納用凹所12に係合凹所14を設けることも
不要になるものである。
【0035】図17はメラミン樹脂で成形した食器類本
体1の下面に露出するように、インサート成形するかあ
るは収納用凹所12にはめ込んで、データキャリア2を
取り付けるようにした場合に、データキャリア2を保護
するための方法を示すものであり、図17(a)の実施
例では、メラミン樹脂含浸紙で作成されるフォイル40
をデータキャリア2を覆うように食器類本体1の下面に
成形して貼ることによって、データキャリア2を保護す
るようにしてある。フォイル4の下面にはさらにメラミ
ン樹脂の粉末からなる樹脂被覆層41を成形することも
できる。図17(b)の実施例では、データキャリア2
を覆うように食器類本体1の下面にインモールドコーテ
ィング(IMC)によって樹脂の保護層42をコートす
ることによって、データキャリア2を保護するようにし
てある。
【0036】上記のようにして食器類本体1の下面にデ
ータキャリア2を付設した食器類Aは、社員食堂や学校
食堂などの食堂で用いられるものであり、御飯やパン等
の主食、各種の惣菜などの副食、ジュースやコーヒー等
の飲料物をそれぞれ個々の食器類Aに盛り、これらをそ
れぞれ棚などに並べておき、そして各人が好みの主食や
副食、飲料物を盛った食器類Aを選んでプラスチック製
のトレーの上に載せて取るようにしてある。そして食事
が終わった食器類Aは、自動食器洗い装置で洗浄処理さ
れた後、収納棚51に収めるために移送する過程で、移
送過程中に設けられた質問器の指定された範囲に置く
か、この範囲の近傍を通過させると、質問器のアンテナ
もしくはリーダライタヘッドから信号が発信され、各食
器類Aのデータキャリア2の共振回路が共振して信号を
発信し、この信号は質問器のアンテナもしくはリーダラ
イタヘッドで受信され、各食器類Aの種類を読み取って
識別することができる。このようにして読み取られたデ
ータに基づいてハンドリング装置が制御され、ハンドリ
ング装置によって食器類Aを種類毎に仕分けて収納棚5
1の所定の棚51aに収納するようになっている。この
ようにして、使用済みの食器類Aは、自動食器洗い器で
洗浄した後、食器類Aに取り付けたデータキャリア2の
データによって種類を自動的に識別し、図18のように
収納棚51の各棚51aに仕分けて収納することができ
るものである。
【0037】
【発明の効果】上記のように請求項1の発明は、食器あ
るいは食器を保持する保持具のような食器類において、
この食器類の本体にデータキャリアを設けたので、食器
類本体に設けたデータキャリアは質問器からの信号に応
答して信号を発信し、蓄積されたデータを非接触の質問
器で読み取ることができるものであり、食器類の種類を
確実に認識して識別することができるものである。
【0038】このデータキャリアは、食器類の本体を合
成樹脂で成形する際に食器類の本体の底部にインサート
して一体に設けるようにしたので、食器類本体の成形と
同時にデータキャリアの取り付けをおこなうことがで
き、データキャリアを取り付けるための工程が不要にな
って、製造コストを安価にすることができるものであ
る。
【0039】このような食器類を製造するにあたって、
請求項2の発明は、下層部を成形した後に下層部の底部
の上にデータキャリアをセットし、次にこの下層部の上
に上層部を成形して一体化するようにしたので、インサ
ート成形する際にデータキャリアに成形の際の熱や圧力
が作用するが、データキャリアに作用する熱や圧力は上
層部を成形するときだけに限定することができ、熱や圧
力でデータキャリアが破壊されたり劣化されたりするこ
とを防ぐことができるものである。
【0040】また上記ような食器類を製造するにあたっ
て、請求項3の発明は、成形金型のキャビティの内面に
保持突部を設け、データキャリアに設けた嵌合穴をこの
保持突部に嵌合してキャビティ内にデータキャリアをセ
ットし、次にこの成形金型のキャビティ内に成形樹脂材
料を充填して成形するようにしたので、保持突部への嵌
合穴の嵌合によってデータキャリアをキャビティ内に位
置決めすることができ、食器類本体の底部の正確な位置
にデータキャリアをインサートすることができるもので
ある。
【0041】さらに上記ような食器類を製造するにあた
って、請求項4の発明は、成形金型のキャビティの内面
に保持凹部を設け、データキャリアに設けた嵌合突部を
この保持凹部に嵌合してキャビティ内にデータキャリア
をセットし、次にこの成形金型のキャビティ内に成形樹
脂材料を充填して成形するようにしたので、保持凹部へ
の嵌合突部の嵌合によってデータキャリアをキャビティ
内に位置決めすることができ、食器類本体の底部の正確
な位置にデータキャリアをインサートすることができる
ものである。
【0042】また上記ような食器類を製造するにあたっ
て、請求項5の発明は、データキャリアの少なくとも下
面を樹脂層で被覆し、成形金型のキャビティ内の底面に
このデータキャリアをセットした後に、この成形金型の
キャビティ内に成形樹脂材料を充填して成形するように
したので、データキャリアが食器類本体の下面に露出す
ることを樹脂層で防ぐことができ、食器を洗浄する際に
洗浄剤や水等がデータキャリアに作用してデータキャリ
アを劣化させるようなことを防止することができるもの
である。
【0043】さらに上記のような食器類を製造するにあ
たって、請求項6の発明は、成形金型に支持棒を上下駆
動自在に設けてその先端部をキャビティの底面からキャ
ビティ内に突出自在にし、キャビティ内に突出させた支
持棒の先端部にデータキャリアを支持してキャビティ内
にデータキャリアをセットした後、この成形金型のキャ
ビティ内に成形樹脂材料を注入して成形するようにした
ので、食器類本体の下面に露出することなくデータキャ
リアをインサートすることができるものであり、食器を
洗浄する際に洗浄剤や水等がデータキャリアに作用して
データキャリアが劣化することを防ぐことができるもの
である。
【0044】また請求項7の発明は、食器類の本体を合
成樹脂で成形する際に食器類の本体の下面に収納用凹所
を形成し、この収納用凹所にデータキャリアを取り付け
るようにしたので、データキャリアを収納用凹所に位置
決めして取り付けることができ、食器類の本体の下面の
正確な位置にデータキャリアを取り付けることができる
ものである。
【0045】このような食器類において、請求項8の発
明は、収納用凹所内にデータキャリアを取り付けると共
にデータキャリアの下側において収納用凹所に裏蓋を取
り付けるようにしたので、裏蓋で覆ってデータキャリア
が食器類本体の下面に露出しないようにすることができ
るものであり、食器を洗浄する際に洗浄剤や水等がデー
タキャリアに作用してデータキャリアが劣化することを
防ぐことができるものである。
【0046】また上記のような食器類において、請求項
9の発明は、データキャリアの上面に凹部を設けると共
にデータキャリアの側面を下方へ向け内方に傾斜する傾
斜面に形成し、データキャリアを収納用凹所内にはめ込
むと共に収納用凹所にデータキャリアの凹部を接着剤で
接着するようにしたので、接着剤は凹部に溜まっていて
食器類本体の下面にはみ出すことを防ぐことができると
共に、仮に凹部から接着剤がはみ出してもデータキャリ
アの側面の傾斜面と収納用凹所の内側面の間の隙間に接
着剤が納り、接着剤で食器類本体の下面が汚されること
を防ぐことができるものである。
【0047】さらに上記のような食器類において、請求
項10の発明は、収納用凹所の内周に係合凹部を凹設
し、収納用凹所内にデータキャリアをはめ込むと共にデ
ータキャリアの側面に設けた係合突部を係合凹部に係合
させるようにしたので、係合凹部に対する係合突部の係
合でデータキャリアを収納用凹所内に取り付けることが
でき、データキャリアを取り付けるにあたって接着剤を
用いる必要がなくなり、接着剤で食器類本体の下面を汚
すようなこともなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、(a),
(b)はそれぞれ断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すものであり、
(a),(b)はそれぞれ断面図である。
【図3】本発明の製造方法の一例を示すものであり、
(a),(b),(c)はそれぞれ断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例のデータキャリアを
示すものであり、(a),(b),(c),(d)はそ
れぞれ断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示すものであり、
(a)は製造方法を示す断面図、(b)はデータキャリ
アの一例を示す拡大断面図、(c)データキャリアの他
例を示す拡大断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例を示すものであり、
(a)は製造方法を示す断面図、(b)はデータキャリ
アの一例を示す拡大断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示すものであり、
(a)は製造方法を示す断面図、(b)はデータキャリ
アの一例を示す拡大断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例を示すものであり、
(a)は製造方法を示す断面図、(b)はデータキャリ
アの一例を示す拡大断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例を示すものであり、
(a)は製造方法を示す断面図、(b)乃至(d)はデ
ータキャリアの一例を示す拡大断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、(a)は製造方法を示す断面図、(b)及び(c)
は一部を拡大した断面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図12】本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図13】本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図14】本発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、(a)は断面図、(b)はデータキャリアの拡大断
面図である。
【図15】本発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、(a)は断面図、(b)は一部の拡大底面図、
(c)はデータキャリアの拡大断面図、(d)はデータ
キャリアの拡大底面図である。
【図16】本発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、(a)は断面図、(b)はデータキャリアの拡大断
面図である。
【図17】本発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、(a),(b)はそれぞれ断面図である。
【図18】食堂の食器類の収納棚を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 食器類本体 2 データキャリア 3a 下部層 3b 上部層 4 成形金型 5 キャビティ 6 保持突部 7 嵌合穴 8 保持凹部 9 嵌合突部 10 樹脂層 11 支持棒 12 収納用凹所 13 裏蓋 14 係合凹所 15 係合突部 16 凹部 17 傾斜面 18 接着剤
フロントページの続き (72)発明者 大木 一史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉田 宏明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中原 洋之祐 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中尾 敏章 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器あるいは食器を保持する保持具のよ
    うな合成樹脂製の食器類において、食器類の本体を合成
    樹脂で成形する際に、食器類の本体の底部にデータキャ
    リアをインサートして一体に設けて成ることを特徴とす
    る食器類。
  2. 【請求項2】 下層部を成形した後に下層部の底部の上
    にデータキャリアをセットし、次にこの下層部の上に上
    層部を成形して一体化することによって、下層部と上層
    部とで食器類本体を成形すると共に食器類本体の底部に
    データキャリアをインサートして一体に設けることを特
    徴とする請求項1に記載の食器類の製造方法。
  3. 【請求項3】 成形金型のキャビティの内面に保持突部
    を設け、データキャリアに設けた嵌合穴をこの保持突部
    に嵌合してキャビティ内にデータキャリアをセットし、
    次にこの成形金型のキャビティ内に成形樹脂材料を充填
    して成形することによって、食器類本体を成形すると共
    に食器類本体の底部にデータキャリアをインサートして
    一体に設けることを特徴とする請求項1に記載の食器類
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 成形金型のキャビティの内面に保持凹部
    を設け、データキャリアに設けた嵌合突部をこの保持凹
    部に嵌合してキャビティ内にデータキャリアをセット
    し、次にこの成形金型のキャビティ内に成形樹脂材料を
    充填して成形することによって、食器類本体を成形する
    と共に食器類本体の底部にデータキャリアをインサート
    して一体に設けることを特徴とする請求項1に記載の食
    器類の製造方法。
  5. 【請求項5】 データキャリアの少なくとも下面を樹脂
    層で被覆し、成形金型のキャビティ内の底面にこのデー
    タキャリアをセットした後に、この成形金型のキャビテ
    ィ内に成形樹脂材料を充填して成形することによって、
    食器類本体を成形すると共に食器類本体の底部にデータ
    キャリアをインサートして一体に設けることを特徴とす
    る請求項1に記載の食器類の製造方法。
  6. 【請求項6】 成形金型に支持棒を上下駆動自在に設け
    てその先端部をキャビティの底面からキャビティ内に突
    出自在にし、キャビティ内に突出させた支持棒の先端部
    にデータキャリアを支持してキャビティ内にデータキャ
    リアをセットした後、この成形金型のキャビティ内に成
    形樹脂材料を注入して成形することによって、食器類本
    体を成形すると共に食器類本体の底部にデータキャリア
    をインサートして一体に設けることを特徴とする請求項
    1に記載の食器類の製造方法。
  7. 【請求項7】 食器あるいは食器を保持する保持具のよ
    うな合成樹脂製の食器類において、食器類の本体を合成
    樹脂で成形する際に食器類の本体の下面に収納用凹所を
    形成し、この収納用凹所にデータキャリアを取り付けて
    成ることを特徴とする食器類。
  8. 【請求項8】 収納用凹所内にデータキャリアを取り付
    けると共にデータキャリアの下側において収納用凹所に
    裏蓋を取り付けて裏蓋でデータキャリアを被覆して成る
    ことを特徴とする請求項7に記載の食器類。
  9. 【請求項9】 データキャリアの上面に凹部を設けると
    共にデータキャリアの側面を下方へ向け内方に傾斜する
    傾斜面に形成し、データキャリアを収納用凹所内にはめ
    込むと共に収納用凹所にデータキャリアの凹部を接着剤
    で接着して成ることを特徴とする請求項7に記載の食器
    類。
  10. 【請求項10】 収納用凹所の内周に係合凹部を凹設
    し、収納用凹所内にデータキャリアをはめ込むと共にデ
    ータキャリアの側面に設けた係合突部を係合凹部に係合
    させて成ることを特徴とする請求項7に記載の食器類。
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