JP2005261814A - 封止されたデータキャリアが内蔵された食器 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐熱耐水性に優れた、封止された無線タグによるデータキャリアが、どのような材質の食器に対しても、上から蓋をすることにより簡単に食器本体に内蔵でき、蓋の外観上の色と、食器の色が同類であるため、全体的な食器の外観はデータキャリアの存在が目立たない、また、製造工程途中において、熱や圧力で無線タグによるデータキャリアを痛める心配がない、また、また段差が少ないので汚れもたまりにくいものである。
【解決手段】 木や陶器、磁器、ガラス、樹脂どのような素材の食器1でも食器表面に、封止された無線タグによるデータキャリア3の形状と、形を同じくする凹状部分をはじめから成形、掘削または研磨等でつくり、その中に封止されたデータキャリア3を接着剤などを使って接着収容する。更にその上から、封止された無線タグによるデータキャリアの接合面形状と、形を同じくし、食器本体の色と同類の蓋4をかぶせて、体裁の良いものとした。
【選択図】 図1
【解決手段】 木や陶器、磁器、ガラス、樹脂どのような素材の食器1でも食器表面に、封止された無線タグによるデータキャリア3の形状と、形を同じくする凹状部分をはじめから成形、掘削または研磨等でつくり、その中に封止されたデータキャリア3を接着剤などを使って接着収容する。更にその上から、封止された無線タグによるデータキャリアの接合面形状と、形を同じくし、食器本体の色と同類の蓋4をかぶせて、体裁の良いものとした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、飲食店や食堂で用いて好適なデータキャリア付き食器と、封止された無線タグを食器へ設置するための形成方法に関するものである。
従来、食器 のコスト・品番等を識別し生産管理または販売管理する手段として、データキャリア付き食器を利用することがある、一例として、各席ごとに配置された質問装置によって、各席に着席した顧客が飲食した皿のデータキャリアから送信される無線信号を受信して、この無線信号に含まれるIDデータを再生し、各質問装置によって得られた各席ごとのIDデータにもとづき、飲食代金計算装置によって、各席ごとに顧客が飲食した食品の種類を特定して、飲食代金を計算することにより、顧客が飲食した時に使用した皿を各席に置いておくだけで、各顧客が飲食した食品の飲食代金を自動的に計算し、これにより飲食代金を計算する再の計算ミスを無くすと共に、従業員数を少なくして、店の営業コストを低減させる。
このようなデータキャリアにより、無線応答機能をもたせた食器として、下記の特許文献のものが知られている。
この特許文献1には、食器類の本体にデータキャリアを取りつけるにあたって、皿等の食器類本体を樹脂で成形する際に、データキャリアを食器類本体に成型の際に埋め込むなどして一体化するか、あるいは食器類本体にデータキャリアを収納するための収納用凹所を成型しここに配設するかして行う事が示されている。
食器類本体を樹脂で成型する際にデータキャリアを食器類本体に埋めこむなどして一体化する事の利点は、データキャリアを食器類本体の表面から露出させない様に埋設させる事によって、食器本体内にデータキャリアを保護する事が出来、食器を洗浄する際に洗浄剤や水等がデータキャリアに作用する事を防ぐ事が出来ると言う点に有る。
しかし、成型金型その他の関係で面倒な工程を必要とし、また、データキャリアに熱と圧力が作用して傷めるおそれも有る。
また、食器類本体にデータキャリアを収納するための収納用凹所を成型しここに配設する場合も、使用で湯を使う場合データキャリアに熱と圧力が作用して傷める事となる。
そのため、食器類に封止されたデータキャリアを、接着剤を付けて直接貼りつけたりする場合も有る。封止とは、露出したデータキャリアを別途に成型したPPS樹脂などの樹脂等で封じこめたもので、耐水性や耐熱性を高めた主にコインや、四角状のものである。
しかしながら食器類本体を樹脂で成型する際にデータキャリアを食器類本体に埋めこむなどして一体化するような従来方法に於いては、製造に高温高圧が伴う場合は、データキャリアに熱と圧力が作用して傷めるため、製造する事ができない。
また洗浄に湯を使用する場合が多く、熱に対するデータキャリアの保護にかけている
また、食器類に封止されたデータキャリアを、接着剤を付けて直接貼りつけたりする場合もあるが、接着剤の接着力が不足していて、使っている間にすぐに剥がれてしまう、そして、表面に単に付けただけなので、食器本体との間に段差ができ、汚れがたまりやすい。
また市販流通している封止されたデータキャリアは黒色が多く、食器本体の色とあわない場合が多いため体裁が良くない。
そして、製造工程が複雑であったり、それぞれの食器にすべての部品を、金型を作って用意したりしてコストが高くなっていた
この発明の目的は、前記従来例の不都合を解消し、封止された無線タグによるデータキャリアを、蓋を接着することにより簡単に食器本体に内蔵すると同時に、さまざまな種類の食器に1つ1つ専用の蓋を作らなくても1つの蓋を使いまわしでき、製造工程途中において、熱や圧力で無線タグによるデータキャリアを痛めることなく、食器表面に収容されるように接着されているため、簡単に剥がれることなく、外観上も食器本体と同色で体裁の良いデータキャリア付き食器を提供する事に有る
上記課題を解決するために本発明の食器 は、食器糸底内の表面に、封止された無線タグによるデータキャリアの形状と、形を同じくする凹状部分を持ち、または掘削または研磨等で形成し、その中に封止されたデータキャリアを収容し、更にその上に封止された無線タグによるデータキャリアの蓋の張り合わせ側の形状と同じ程度の形状の蓋を貼り付けることで外観からはデータキャリアがあると分からない事を要旨としたものである。
この発明によれば、木や陶器、磁器、ガラス、樹脂どのような素材の食器でもデータキャリアを取りつける事が可能で、データキャリアを取りつけるための凹部のある専用の食器をまず用意すれば、市販に流通している、封止された無線タグによるデータキャリアをその中に設置することが可能で、それぞれの食器の糸底の形状に関わらず、封止された無線タグの形状にあった蓋を大量安価に作っておくことで、それを上から貼り付けることでどんな食器にでも安価で簡単に配置可能である。
しかも、蓋の強度が弱くても、耐熱性耐水性のしっかりしている封止されたデータキャリアを使っているため洗浄のための熱や水に強くデータキャリアを傷めない。
しかも、封止されたデータキャリアは、食器本体に対し凹部を利用して収容されるように配置されその上から蓋がなるべく出っ張らないように接着してあるため、外からの外圧が横から加わりにくく、上からしか加わらないため、接着面に無理がかからず簡単に剥がれないし、段差が少ないため汚れもたまりにくい
また、蓋の素材も食器の色や素材と同じ様なもので作れば、外観上も食器本体と同色で体裁の良いものとなる
また製造工程においても、耐熱耐水性のある封止されたデータキャリアを配置し上から蓋を被せて接着剤または、蓋ののりしろ部分にだけ加圧加熱しているだけなので、データキャリアに熱や圧力が加わらず、製造工程上でデータキャリアが痛まない。
以上述べたようにこの発明の、封止されたデータキャリアが内蔵された食器は、封止された無線タグによるデータキャリアを、蓋を接着することにより簡単に食器本体に内蔵すると同時に、さまざまな種類の食器の糸底に1つ1つ専用の蓋を作らなくても1つの蓋を使いまわしでき、製造工程途中において、熱や圧力で無線タグによるデータキャリアを痛めることなく、食器表面に収容されるように接着されているため、簡単に剥がれることなく、外観上も食器本体と同色で体裁の良いデータキャリア付き食器を提供できる。
以下本発明の実施例について説明する。図1はこの発明の封止されたデータキャリアが内蔵された食器の1実施形態を示す縦断正面図で、食器としては、食堂で使われる直径15cm程度の陶器または磁器等のセラミックス部材またはバルクの樹脂部材または透明なガラス部材などの円形の皿の場合で、図中1は食器本体としての皿本体、2はデータキャリア、3は封止カバー、4は蓋を示す。
PPS樹脂などで出来たカバー3で覆いデータキャリアを覆うことによって、まず耐熱耐水性のある封止されたデータキャリアとする。この封止された状態のものは一般に、各電機メーカーが市販しているものをそのまま使う事も出来る。
次に、皿本体1に封止されたデータキャリア2を収容できるだけの凹みがあるものを用意する。これは、掘削または研磨等で形成しても良い。
皿本体1の収容凹部と、はめ込んでいく封止されたデータキャリア2の接合面に接着剤を塗り接着させる。
食器本体の色や素材と同じ様なもので作られた蓋を上から接着剤または、蓋ののりしろ部分にだけ加圧加熱して貼りつけ、中に内蔵させる。もしくは更に質感を似せたい時は、蓋の上から塗装していく。
本発明で使用するデータキャリアとしての無線タグであるが、これは無線自動認識ICタグ、RFIDタグ、ICタグ、コンタクトレスIDカード、リモートIDカード、リモートIDタグなどと称されるものであり、中にはコイル、コンデンサー、水晶発信器などが組み合わされた情報記憶用の素子が入っており、質問器の指定された番地の情報を読み取る事が出来ると共に質問器から送信される情報を指定メモリー内の番地に書きこんで格納される様になっている。
また、封止されたデータキャリアが内蔵された食器 の種類についても任意で皿以外に椀または碗または鉢または湯飲みまたは銚子またはカップまたはグラスとし、また材質を陶器、磁器、木、樹脂、ガラス、石とする事が出来る。
1…食器類本体
2…データキャリア
3…封止カバー
4…蓋
2…データキャリア
3…封止カバー
4…蓋
Claims (5)
- 封止された無線タグによるデータキャリアを、蓋を接着することにより簡単に食器本体に内蔵した事を特徴とする封止されたデータキャリアが内蔵された食器。
- 封止された無線タグによるデータキャリアの蓋の張り合わせ側の形状と蓋の形状が同じ程度でさまざまな種類の食器に1つ1つ専用の蓋を作らなくても1つの蓋を使いまわしできることを特徴とする封止されたデータキャリアが内蔵された食器。
- 封止されたデータキャリアにかぶせる蓋の外観上の色と、食器の色が同類で、全体的な食器の外観はデータキャリアの存在が目立たない事を特徴とする封止されたデータキャリアが内蔵された食器。
- 製造工程途中において、熱や圧力で無線タグによるデータキャリアを痛める心配がない事を特徴とする封止されたデータキャリアが内蔵された食器。
- 食器 の種類を皿または椀または碗または鉢または湯飲みまたは銚子またはカップまたはグラスとし、また材質を陶器、磁器、木、樹脂、ガラス、石としたことを特徴とする請求項1,2,3,4記載の食器 と形成方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004082176A JP2005261814A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 封止されたデータキャリアが内蔵された食器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004082176A JP2005261814A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 封止されたデータキャリアが内蔵された食器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005261814A true JP2005261814A (ja) | 2005-09-29 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2004082176A Pending JP2005261814A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 封止されたデータキャリアが内蔵された食器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005261814A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104398102A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-03-11 | 福建省德化县卓越陶瓷有限公司 | 一种易于清除茶中泡沫的盖碗 |
CN104783596A (zh) * | 2014-01-22 | 2015-07-22 | 陈幸宜 | 美耐皿的器皿 |
CN105105589A (zh) * | 2015-07-14 | 2015-12-02 | 合肥忠豪新材料有限公司 | 一种具有保健功能的器皿 |
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2004
- 2004-03-22 JP JP2004082176A patent/JP2005261814A/ja active Pending
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CN104398102A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-03-11 | 福建省德化县卓越陶瓷有限公司 | 一种易于清除茶中泡沫的盖碗 |
CN104398102B (zh) * | 2014-12-31 | 2015-11-11 | 福建省德化县卓越陶瓷有限公司 | 一种易于清除茶中泡沫的盖碗 |
CN105105589A (zh) * | 2015-07-14 | 2015-12-02 | 合肥忠豪新材料有限公司 | 一种具有保健功能的器皿 |
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