JPH09118087A - スマートカードを形成する方法と装置 - Google Patents

スマートカードを形成する方法と装置

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JPH09118087A
JPH09118087A JP8157433A JP15743396A JPH09118087A JP H09118087 A JPH09118087 A JP H09118087A JP 8157433 A JP8157433 A JP 8157433A JP 15743396 A JP15743396 A JP 15743396A JP H09118087 A JPH09118087 A JP H09118087A
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JP
Japan
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film
module
smart card
label
hollow space
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JP8157433A
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Richard Herbst
ヘルブスト リヒャルト
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
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    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/07745Mounting details of integrated circuit chips
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モジュールを簡単かつ正確に位置決めする。 【解決手段】 この方法と装置は、スマートカードを形
成するために用いられる。スマートカードの平坦な側は
フィルム、好ましくはラベル(10)によって形成され
る。ラベル(10)と、チップ(9)並びに担体および
接点プレート(5)を有するモジュール(13)は、プ
ラスチック射出成形工具の中空空間の上側に取り付けら
れる。その後残りの中空空間にプラスチック材料が注入
充填される。その場合にモジュールは中空空間内で所定
の位置を占める。モジュールは、中空空間内に挿入され
る前に、ラベル(10)の所定の位置に固定されて、ラ
ベル(10)と共に中空空間に挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スマートカードを
形成する方法に関するものであって、このスマートカー
ドにおいてはスマートカードの平坦な側を形成する少な
くとも1つのフィルムと、チップ並びに担体及び接触プ
レートを包囲するモジュールとがプラスチック射出成形
工具の中空空間の上面に取り付けられ、その後残ってい
る中空空間にプラスチック材料が注入射出され、その場
合にモジュールが中空空間内で所定の位置を占めるもの
に関する。
【0002】本発明はさらに、スマートカードの平坦な
側を形成する少なくとも1つのフィルムとチップ並びに
担体および接触プレートを包囲するモジュールをプラス
チック射出成形工具の中空空間の表面の所定の位置に取
り付けるための操作装置と、フィルムとモジュールの取
り付け後に残留している中空空間にプラスチック材料を
射出する噴射装置とを有する、スマートカードを形成す
る装置に関するものである。
【0003】本発明はさらに、スマートカードを形成す
るためのフィルムに関し、その場合にフィルムはスマー
トカードの平坦な側を形成するために設けられているも
のである。
【0004】
【従来の技術】上述の種類の方法、装置並びにフィルム
が、EP−B1−0399868から知られている。
【0005】本発明は好ましくは、いわゆるスマートカ
ードの製造にも関するものであるが、必ずしもそれだけ
に関するものではない。スマートカードと言うのは、片
側または両側に張り合わせを有するプラスチックカード
であって、通常指示および/または広告刷込みおよび/
または安全特徴、例えばホログラム、磁気ストライプ、
カード所有者の写真などが設けられているものである。
スマートカードにはいわゆるモジュールが埋め込まれて
いる。このモジュールは電子的切り替え回路(チップ)
並びに一般には担体プレートからなり、その担体プレー
ト上にチップが取り付けられている。プレートは、多数
の表面セグメントを有する所定のカードの場合には、外
部から接近可能な電気接点を形成する。他の種類のカー
ドでは情報ないしデータを非接触で交換するために、ア
ンテナがカード内に設けられている。この種のスマート
カードはテレフォンカード、移動通信装置用の権限カー
ドとして、金銭取り引きにおけるチェックカードとし
て、疾病保険金庫などの権限証明書として、所定の建物
または建物部分への進入および他の目的のため、例えば
商品の安全対策のための権限証明書として用いられる。
そのために利用者はスマートカードをカード読取装置へ
挿入し、あるいはそれを通過させて、カード読取装置は
対応する接触またはアンテナ装置を介してスマートカー
ドの電子的な切り替え回路と接続される。このようにし
て、例えばテレフォンカードまたはチェックカードの場
合には、存在している預金が検査されて、同定が確認さ
れ、または他の情報交換が行われる。
【0006】スマートカードを同時に広告担体として使
用できるようにするために、1枚または2枚のフィル
ム、好ましくはラベルが使用され、それらが形成された
状態においてスマートカードの一方または両方の平坦な
側を形成するようにすることによって、スマートカード
が形成される。その場合にラベルと言うのは、好ましく
は片側が印刷されたフィルムのことである。ラベルには
広告刷込みなどが設けられている。その場合に刷込みは
高品質でなければならない。ラベルを形成するフィルム
に、スマートカードの形成前に印刷が行われる場合に良
好な品質が得られることが明らかにされている。
【0007】ラベルは、スマートカードを形成するため
にプラスチック射出成形工具の中空空間へ挿入される。
そのために中空空間はフラットで方形の形状を有し、ラ
ベルは中空空間のフラットな表面上に載置される。その
場合に、ラベルが中空空間内で汚れないように位置決め
されて、中空空間の表面に押圧され、それによって次に
射出工程が障害なしに遂行できるように考慮しなければ
ならない。
【0008】ラベルのフィルムと射出すべきプラスチッ
ク材料については好ましくは同一または同様なプラスチ
ック、例えばポリスチロール、プロピレン、ABSまた
はポリカーボネートが使用され、それによって射出工程
の終了後にラベルと射出されたプラスチックとの間に特
に良好な付着が得られる。
【0009】これに関連して「ラベル」という概念は例
としてのみ理解すべきである。一般に言うと、本発明の
枠内において切断されたフィルムも切断されていないフ
ィルムも使用することができる。これらのフィルムは片
側または両側に印刷することができる。これらのフィル
ムを対象、例えばスマートカードの1つまたは多数の表
面上に配置することができる。それに加えていわゆる転
写ラベルまたは転写フィルムの使用も可能である。これ
らには刷込みが設けられており、刷込みは対象を射出す
る際に対象上に転写される。その後フィルムは射出後に
取り除かれて、廃棄される。従ってフィルムまたはラベ
ルを、あるいはまた転写ラベルまたは転写フィルムを1
つまたは多数の表面に使用し、あるいは後者のみを使用
することもできる。これら全ての材料の加工は小片とし
て、またはロールから行うことができる。
【0010】従来は、プラスチック材料は2つのラベル
間の中空空間の幅狭側の領域に形成された注入スリット
を介して射出された。
【0011】スマートカードの断面は、後ろ側の表面が
ラベルの1つによって形成されるように構成されてい
る。前側、すなわち視認側には接触および担体プレート
が設けられており、その後ろにチップが設けられてい
る。
【0012】EP−B1−0399868からはスマー
トカードを形成する方法が知られている。この公知の方
法においては、まずチップが金属バンド上に固定され
て、配線される。その後チップは金属バンドの上でプラ
スチック内に挿入されて、両側に所定厚みを有するモジ
ュールが形成される。このモジュールは、その厚みが工
具内の中空空間の高さに相当するように構成されてい
る。工具が閉鎖されて、それによって圧力がモジュール
上に作用すると、この圧力がモジュールを中空空間内の
所定の位置に固定する。この公知の方法の実施形態にお
いては、予め印刷されているラベルは用いられず、その
代わりに画像転写フィルムが中空空間に挿入される。転
写フィルムに支持されている画像は、射出されたプラス
チック材料上に付着する。それによってスマートカード
を型から外した後に刷込みがラベルのないプラスチック
ブロック上に設けられ、画像転写フィルムを除去するこ
とができる。この製造方法の変形例においては、スマー
トカードの一方または両方の平坦な側にこの種のフィル
ムによって印刷を行うことができる。また、この公知の
方法においては、片方または両方の平坦な側にラベルを
使用することも可能である。ラベルを使用する場合にこ
の公知の方法では、モジュールはラベル内側に配置され
るので、ラベルのモジュールが載置されてている箇所
は、モジュールの接点が製造後のスマートカードの平坦
な側から接近できる分だけ切断されている。
【0013】この公知の方法は、工具の中空空間内での
モジュールの位置決めを保証することは極めて困難であ
るという欠点を有する。すなわち、中空空間内にモジュ
ールを固定するために必要な押圧力は、工具の閉鎖後に
初めて得られるので、工具の閉鎖工程の間にモジュール
の位置変化が発生する可能性がある。
【0014】この公知の方法の他の欠点は、2枚のラベ
ルおよび/または画像転写フィルムを使用する場合に、
2つの別々の部材を工具の中空空間内に挿入しなければ
ならないことである。スマートカードは数センチメート
ルの端縁長さしか持たないので、ラベルまたは画像転写
フィルムは比較的弱くて不安定な形成物である。という
のはラベルないしフィルムは極めて薄いからである。精
密な取り扱いと位置決めは困難である。このことは特
に、小さいサイクル時間が必要とされる場合に当てはま
ることであって、それは勿論操作装置の大きな処理速度
と大きな加速ないし減速と結び付いている。その場合に
比較的弱くて不安定なラベルないし画像転写フィルムは
質量慣性力によって曲ったり、折り返ったりすることが
あるので、極めて高いパーセンテージで屑物が生産され
る危険がある。
【0015】公知の方法の他の欠点は、スマートカード
を型から出した後に注入領域でさらに材料の分離が必要
なことである。注入スリットによっていわゆるフィルム
溶着が形成され、スマートカードを型から外した後、ま
たは外す際にそれを除去しなければならない。しかしこ
のように溶着を取り除く際には常に、きれいでない箇所
が発生する危険があり、それはスマートカードの取り出
しの際に極めて望ましくないことである。
【0016】本出願の枠内で請求される発明はさらに、
それが実施例を用いて詳細に説明されていない場合で
も、プラスチックからなる対象一般に関するものであっ
て、その際に同様な問題が発生する。
【0017】すなわち、例えばプラスチック容器、すな
わち小さいノズル、シェルなどとその蓋または挿入物を
形成する場合に、これらの対象の一方側に張り合わせを
設けることが知られている。その場合にこの側は例えば
フラットでも、湾曲していてもあるいは円筒状に屈曲さ
れていてもよい。例えば宣伝または使用指示を含む張り
合わせも同様にラベル、すなわち回りに注入射出がなさ
れたプラスチックフィルムによって形成することができ
る。
【0018】同様な問題は、機械的な、特に金属の対象
の回りに射出が行われるプラスチックチックの対象、従
って例えば固定部材、補強部材、継手および/または電
子部材、例えばアンテナ、シールドなどの場合にも発生
する。
【0019】さらに射出成形方法でプラスチックから対
象を形成する場合に一般に、必要とされる注入箇所を出
来上がった製品においてできるだけ見えないように形成
するという問題が生じる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】それに対して、本発明
の課題は、冒頭で挙げた種類の方法、装置並びにフィル
ムを、上述の欠点が除去されるように形成することであ
る。特に、工具の中空空間内でモジュールを簡単かつ正
確に位置決めすることができ、その場合に位置決めは工
具の閉鎖工程の間並びに後続の射出工程の際にも維持さ
れることが保証されなければならない。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1〜3
9のいずれか1項に記載の方法又は装置を要旨としてい
る。
【0022】
【発明の実施の形態】冒頭で挙げた種類の方法に基づい
て、この課題は、本発明によれば、モジュールが中空空
間に挿入される前にフィルムに所定の位置で固定され、
フィルムごと中空空間に挿入されることによって解決さ
れる。
【0023】冒頭で挙げた種類の装置に基づいて、この
課題は本発明によれば、モジュールを中空空間に挿入す
る前にフィルムの所定の位置に固定するために、固定装
置が設けられていることによって解決される。
【0024】さらにこの課題は本発明によれば、フィル
ムにチップ並びに担体および接触プレートを包囲するモ
ジュールが固定されていることによって解決される。
【0025】本発明の基礎となる課題は、このようにし
て完全に解決される。
【0026】すなわち本発明によれば、モジュールは工
具の中空空間に挿入される前にフィルムと堅固に結合さ
れる。従って、フィルム自体を中空空間内で正確に位置
決めして、位置決めされた箇所に保持することのみが必
要となる。これは従来の方法では、負圧を印加すること
によって、静電的な力によってなどで達成することがで
きる。この場合にモジュールの位置はそれ自体保証され
ている。というのはモジュールはフィルムと固定的に結
合されているからである。従って説明した従来技術とは
異なり、2つの、すなわちまずフィルムについて、そし
てモジュールについての位置決め工程は不要となり、モ
ジュールをその箇所に保持するための他の手段も不要と
なる。特に従来技術とは異なり本発明によれば、モジュ
ールのフィルムにおける位置と、従って中空空間内にお
ける位置は工具の閉鎖工程の間も保証される。さらにモ
ジュールをフィルムに固定することは、充填噴射工程の
間もモジュールを所定の位置に保持するために他の手段
を必要としないように、連続的かつ抵抗力があるように
形成することができる。
【0027】好ましくはモジュールは中空空間の上面に
直接接する。
【0028】この手段によって、モジュール本体に接近
可能であるので、モジュールへの電気的接触を形成する
ことができるという利点がもたらされる。
【0029】あるいはまた、少なくとも1つのフィルム
をモジュールと中空空間との間に配置することも可能で
ある。
【0030】この手段によって、完全に均質な表面が発
生し、観察者にはスマートカードのどの箇所にモジュー
ルが設けられているか認識できないという利点が得られ
る。その場合には信号またはデータの交換は、例えば容
量的、誘導的または他のアンテナ配置によって非接触で
行うことができる。
【0031】本発明の実施形態においては、少なくとも
1つのフィルムをラベル、担体フィルムまたは画像転写
フィルムとすることができる。
【0032】フィルムを有するモジュールを予め製造し
ておくことによって、異なる方法で固定することができ
る。
【0033】本発明の好ましい実施例においては、モジ
ュールは接着によってフィルムと結合される。
【0034】この手段によって、例えば接着点をフィル
ムまたはモジュール上に設けて、その後両部材を組み合
わせることによって、比較的簡単なプロセスでモジュー
ルをフィルムに接着できるという利点が得られる。市販
の接着剤を選択することによって、高い接着力を得るこ
とができる。
【0035】さらに、本発明の実施例においては、モジ
ュールを摩擦結合によって、ないしは深絞りによってフ
ィルムと結合することができる。
【0036】提案されている接着の代わりに、あるいは
それに加えて使用することのできるこの手段は接着だけ
よりも複雑ではあるが、さらに注入射出工程の間の状況
を容易にすることができる。というのはその場合にはす
でにフィルムは前製造の間にモジュールに添接している
からである。
【0037】本発明の他の実施例においては、モジュー
ルにはフィルムの切欠きにを貫通する突出部が設けられ
ている。
【0038】この手段によって、例えば部材どうしを舌
片が弾性的に切欠きを貫通してフィルムの後方にはまり
込むように組み合わせることによって、簡単な操作でモ
ジュールとフィルム間の結合を形成することができると
いう利点がもたらされる。
【0039】本発明の他の実施例においては、モジュー
ルはフィルムの切欠き内に保持される。その場合にこの
切欠きはチップまたはプレートを包囲している。
【0040】この手段によっても、付加材料を必要とせ
ずに、かつ熱作用も必要としないで、簡単な組み合わせ
によって結合を得ることができるという利点が得られ
る。
【0041】好ましくはさらに、モジュールには切欠き
を越えて突出する突出部が設けられている。
【0042】この手段によっても、モジュールが摩擦結
合で保持されるという利点が得られる。
【0043】同様なことは、本発明の他の実施例におい
て、フィルムにモジュールを保持する舌片が設けられる
場合にも当てはまる。
【0044】本発明の他の実施例においては、モジュー
ルの位置から始まって支柱が反対側を形成する第2のフ
ィルムまで延びている。
【0045】この手段によって、工具が閉鎖された場合
にすでに2つのフィルム間で保持力が得られるので、2
つのフィルムは圧力によって工具の中空空間のそれぞれ
の上面に対して保持されるという利点が得られる。
【0046】この実施例の変形例においては、支柱をモ
ジュールの一部として、あるいはフィルムの一部として
形成することができる。
【0047】支柱が導電性の支柱として形成されている
場合には、チップから第2のフィルムに設けられたアン
テナへの信号伝達を効果的に行うことができる。
【0048】この実施例においてはさらに、支柱がばね
を介して第2のフィルムに添接すると効果的である。
【0049】この手段によって、工具を閉鎖する場合に
相互の押圧力が徐々にもたらされるという利点が得られ
る。
【0050】本発明の好ましい実施形態においては、モ
ジュールはモジュールの少なくとも一部を覆う埋め込み
材料によってフィルムに固定される。
【0051】この手段によって、フィルム上でモジュー
ルの全部または一部が埋め込み材料によって覆われるこ
とによって、簡単な生産工程でモジュールを固定するこ
とが可能になるという利点が得られる。この埋め込み材
料はさらにモジュールの機械的な損傷に拮抗し、さらに
モジュールを射出成形が済んだスマートカード内に係留
するのに寄与する。
【0052】本発明の他の実施例においては、モジュー
ルと結合された係留部が残留している中空空間に突出す
る。
【0053】この手段によって、モジュールの引き裂き
強度が増大するという利点が得られる。というのは、係
留部はプラスチック材料を注入する際にプラスチック材
料と緊密な結合を形成するからである。
【0054】この変形例の他の実施形態においては、係
留部を直接モジュールと結合することができる。
【0055】この手段によって、モジュールを形成する
際にすでに係留部を準備することができるという利点が
得られる。
【0056】変形例においては、係留部の一部が埋め込
み材料内に埋め込まれる。
【0057】この手段によって、係留部は埋め込み材料
を塗布するのと同一の作業工程で設けることができると
いう利点が得られる。
【0058】多数の使用例においてさらに、それ自体公
知のように、フィルムがピンによって中空空間内の所定
の位置に保持されることによって、好ましい作用が得ら
れる。
【0059】この手段によって、極端な使用例の場合に
モジュールないしフィルムをさらに位置固定することが
必要になるという利点が得られる。
【0060】その場合にピンは工具の一部または挿入ア
ームの一部とすることができる。後者の場合にはこの手
段は中空空間内の正確な位置決めに用いられる。という
のは挿入アームは工具を閉鎖する前に中空空間から引き
出されるからである。
【0061】本発明の他の実施例においては、モジュー
ルは反対の側を形成する第2のフィルムに弾性的に添接
する。
【0062】この手段によって、工具を閉鎖する場合に
徐々に形成される相互的な押圧力がもたらされる、とい
うすでに述べた利点が得られる。
【0063】この実施例の好ましい実施形態において
は、モジュールは弾性的な湾曲部を介して第2のフィル
ムに添接する。
【0064】この実施例の第1の変形例においては、湾
曲部はフィルムの湾曲である。
【0065】この手段によって、フィルムを簡単に成形
することにより付加的な部材なしで上述の押圧力をもた
らすことができるという利点が得られる。
【0066】それに対してこの実施例の他の変形例にお
いては、湾曲部は湾曲された別体の構成部材によって形
成される。
【0067】この手段によって、別部材において材料を
然るべく選択することによって物理的特性を必要に応じ
て調節することが可能になるという利点が得られる。
【0068】他の特徴は以下の説明と添付の図面から明
らかである。なお、上述と後述する特徴はそれぞれ記載
の組み合わせにおいてだけでなく、他の組み合わせにお
いても、あるいは単独でも、本発明の枠を逸脱すること
なく使用することができる。
【0069】
【実施例】本発明の実施例を図面に示し、以下の説明に
おいて詳細に説明する。
【0070】図1において全体を符号1で示すものがい
わゆるスマートカードである。スマートカードと言うの
は、通常指示および/または広告刷込み、ホログラム、
磁気ストライプ、安全特徴などを有するプラスチックカ
ードである。スマートカード内には電子切り替え回路が
埋め込まれており、この切り替え回路に外部から電気的
な接点またはアンテナを介して接近することができる。
この種のスマートカードは広い範囲でテレフォンカー
ド、移動通信装置の権限カードとして、金銭取り引きの
チェックカードとして、疾病保険金庫等用の権限証明書
として、あるいは所定の建物または建物部分への出入り
用の権限証明書として使用される。そのために利用者は
スマートカードをカード読取装置へ挿入して、カード読
取装置は対応する接点装置を介してスマートカード内の
電子切り替え回路と接続される。このようにして存在し
ている預金が調べられ、同一性が確認され、または他の
データ交換を行うことができる。
【0071】スマートカードの上側2および/または下
側3には刷込み4が設けられている。この刷込み4は広
告刷込みでもよいし、あるいはスマートカード1用の使
用指示を含むものであってもよい。刷込み4については
極めて良好な再現性が要求され、特に広告刷込みまたは
ホログラムが設けられている場合にはそうである。
【0072】上側2と面一に担体および接点プレート5
がスマートカード1に挿入されている。
【0073】図2は図1のII−II線に沿って著しく
拡大して、他の構造上の詳細を概略図示するものであ
る。
【0074】図から明らかなように、担体および接点プ
レート5は多数の接点ゾーン6、7、8に分割されてい
る。これらの接点ゾーン6から8は詳しくは説明しない
がチップ9の、すなわち電子切り替え回路の端子と接続
されている。従って、非接触のデータ交換用のアンテナ
が設けられていない場合には、接点6から8を介して外
部からチップ9とデータ交換を行うことができる。
【0075】スマートカード1の上側2および/または
下側3はいわゆるラベル10と11によって形成されて
いる。ラベルと言うのは、好ましくは片側に印刷がなさ
れているプラスチックフィルムのことである。ラベル1
0、11は例えばポリスチロール、プロピレン、ABS
またはポリカーボネートから形成されている。
【0076】ラベル10、11の間ないしは片側にしか
ラベルが設けられていない場合にはその上に射出された
プラスチック材料12があって、このプラスチック材料
は好ましくはラベル10、11と同一または同様のプラ
スチックからなるので、スマートカード1の製造処理に
おいてプラスチックが互いに緊密に結合される。
【0077】図1と2に示す実施例を説明する際に、こ
れまで「ラベル」について述べて来た。しかし、プラス
チックフィルムの切断された片の代わりに部分として、
あるいはまたエンドレスに加工されるフィルムを使用す
ることも極めて一般的である。ラベルも、一般に表現さ
れるように、フィルムも片側または両側に印刷がなされ
る材料である。本発明の実施形態においては、ラベルま
たはフィルム、特にエンドレスフィルムは、画像転写ラ
ベルないしは画像転写フィルムとして形成されている。
ということは、画像転写ラベルないしは画像転写フィル
ムが射出工程の間スマートカードに接していることを意
味している。その場合にフィルムまたはラベル上に取り
付けられた刷込みは、射出工程の際に射出されたプラス
チック上に転写される。その後転写ラベルないしは転写
フィルムは射出後に再び除去されるので、完成したスマ
ートカードは射出されたプラスチックブロックだけから
形成されている。本発明のこの実施例においてはフラッ
トな上側および/またはフラットな下側はラベルまたは
他の何等かの方法で裁断されたフィルムで覆われていな
い。ただ刷込み、例えば画像が転写ラベルないしは転写
フィルムから射出されたプラスチック上に転写されてい
る。転写ラベルまたは転写フィルムはスマートカードの
射出後に別に除去して廃棄される。
【0078】従って本発明の枠内において、対象の問題
となる1つの表面、または場合によっては対象の問題と
なる多数の表面にラベルまたは他のプラスチックフィル
ムを取り付けることができ、あるいはまた転写ラベルま
たは転写フィルムを用いて単に刷込みのみを上述の1つ
または多数の表面に転写することも同様に可能である。
その場合にまたフィルムまたはラベルとして種々の材料
または半製品を使用する様々な方法がある。ラベルまた
はフィルムは上述の材料から形成することができる。熱
刻印フィルムの使用も可能である。ラベルまたはフィル
ムは個別に、あるいはロールから加工することができ
る。
【0079】従って本出願の枠内において実施例を説明
する際に「ラベル」と言った場合には、それは単に例と
して理解すべきである。というのは説明する全ての実施
例においては上述の代替案を使用することができるから
である。
【0080】図2から明らかなように、そこに示される
実施例においては担体および接点プレート5とチップ9
とから形成されるモジュール13はカバー14によって
包囲されており、この場合にそのカバーは上方のラベル
10の一部によって形成されて、モジュール13に密接
して包囲している。
【0081】図1と2に示すスマートカード1はプラス
チック射出成形方法において形成される。この方法を第
1の実施例を用いて図3から8によって以下に説明す
る。
【0082】図3は、左側の第1の工具半体21と右側
の第2の工具反対22とからなるプラスチック射出工具
20を極めて概略的に図示している。工具20を開閉す
るための付属の装置と、プラスチック材料12を供給し
て、プラスチック部品を取り出しないしは挿入する装置
については、見渡せるようにするために、図示されてい
ない。 図3から理解できるように、工具20内には先
行の生産サイクルで形成されたスマートカード1が配置
されている。
【0083】工具20は、工具半体21、22が矢印2
5Aに沿って横方向に外側へ移動されることによって、
開放する。図から明らかなように、この開放位置におい
ては工具半体21と22内に工具中空空間23と24が
ある。ここで再度強調しておきたいことは、これは単に
例示でしかないということである。工具中空空間23と
24は例えば2つの工具半体の片方に唯一の工具中空空
間として形成することも可能であって、その場合にはそ
れぞれ他方の工具半体の対応する接触面は平坦に形成さ
れている。
【0084】矢印25Bで示すように、図4に示すよう
に工具20が開放されるとスマートカード1は、例えば
図4において下方に向けて記入された方向に、工具から
取り出すことができる。
【0085】図5に示すように、上方から矢印26の方
向に2つのラベル10と11を挿入することができる。
しかしまた下方から、あるいは側方からの導入も同様に
可能である。ラベル10にはすでにモジュール13が設
けられている。このモジュール13は予めラベル10
に、特に後に詳細に説明する方法で、固定されている。
【0086】図6に示すように、ラベル10と11が矢
印27で示すように型中空空間23、24に挿入され
る。
【0087】図7に示すように、工具半体21と22が
矢印28で示すように再び閉鎖される。ラベル10と1
1間には中空室29が設けられている。
【0088】図8には、例えば図8の図示において矢印
30で示すようにプラスチック材料12が下方から射出
されることによって、中空室29にプラスチック材料1
2を充填できることが図示されている。射出工程の終了
後にスマートカード1が完成して、取り出され、それに
ついては図3と4を用いてすでに説明されている。
【0089】すでに説明したように、モジュール13は
ラベル10を工具20に挿入する前にラベル10に固定
されている。
【0090】そのためには多数の実現方法があって、そ
れについて図9から20を用いて以下で説明する。
【0091】図9は担体および接点プレート5の側面を
示すものであって、その上にチップ9が設けられてい
る。プレート5の上側にはチップ9と並んで接着点36
が塗布されている。
【0092】図10には、他の作業ステップにおいてラ
ベル10が図9に示す配置の上に取り付けられ、あるい
は逆に図9に示す配置がラベル10上に取り付けられる
ことが図示されている。
【0093】接着点36の接着作用によってモジュール
13はラベル10に付着する。従ってラベル10はそれ
に付着しているモジュール13と共に工具20に挿入す
ることができる。
【0094】射出工程の間プラスチック材料12はラベ
ル10の、特にモジュール13とは反対の側を押圧す
る。それによって、図11に示すように、矢印37で示
すように圧力が発生する。この圧力によって、ラベル1
0はカバー14の形状でモジュール14の回りに巻き付
き、その場合に射出の際に支配している温度によってラ
ベル10の深絞りの形式の変形が発生する。その場合に
接着点36は塑性変形され、それが図11に符号36’
で示されている。従ってこの工程の最後にモジュール1
3は永続的かつ形状結合で固定されて、ラベル10と共
に滑らかな表面を形成する。
【0095】図12に示す実施例は、図12においてす
でに原理的に説明されている。それによればラベル10
のカバー14がモジュール13の回りを巻くように成形
されており、その場合にモジュール13の保持は包囲し
ているカバー14だけで行うことも可能である。
【0096】図13に示す実施例においては、プレート
5の左半分に舌片40が形成されており、この舌片はラ
ベル10に形成された対応する切欠き41に嵌入してい
る。舌片40は例えば弾性的に形成することができ、か
つ切欠き41を通してラベル10の後ろ側の後方にはま
り込む。同様に、右半分に代替案として図示するよう
に、ボタン40’がラベル10の対応する切欠きを通し
て押圧ボタンの形状で差し込まれる。2つの手段によっ
てモジュール13の抜け落ち防止を改良することができ
る。
【0097】図14に示す実施例においてはプレート5
に、例えば反対側のラベル11まで達することのできる
アングル部材43が形成されている。アングル部材43
は部分的にばね43aとして形成されており、かつその
平坦な部分43bが反対側のラベル11に接している。
【0098】図15に示す実施例においては、ラベル1
0に切欠き47が形成されている。切欠き47の端縁領
域においてラベル10の重なり部分45がプレート5に
作用する。重なり部分45は、図15の左半分に符号4
5aで示されているように、接着点46によってプレー
トに固定することができる。それに対して図15の右の
半分においては符号45bによって、場合によっては切
欠き47とチップ9の側面48間の摩擦結合も、十分に
モジュール13を保持固定できることが示されている。
【0099】図15の左半分には突出部が図示されてお
り、この突出部はモジュール13の位置固定にさらに寄
与する。というのは切欠き47を通して弾性的に差し込
まれるからである。図5の右半分においてはラベル10
の右の重なり部分45bは部分50内で屈曲されてお
り、この部分は図14に示す変形例の場合のアングル部
材43と同様に反対側のラベル11まで達するようにす
ることができる。
【0100】図16に示す他の実施例においては、モジ
ュール13はラベル10上に埋め込み材料51によって
固定されている。そのためにモジュール13を例えばま
ずラベル10上にルーズに載置することができる。その
後モジュール13が少なくとも部分的に埋め込み材料5
1によって覆われるように、埋め込み材料51が吹き付
けられて、埋め込み材料の一部はラベル10上にも接す
る。好ましくは埋め込み材料51は、図16に示すよう
にモジュール13を完全に覆うように取り付けられる。
いわゆる「ソフトな包み込み」によって図16に示す実
施例においてはモジュール13はラベル10の内側に固
定されているので、プレート5は露出しない。従ってデ
ータ交換は図示の実施例においてはアンテナを介してワ
イヤレスでのみ行うことができ、そのアンテナは射出の
際に一緒に設けるか、あるいは図22のところでさらに
論証するように、反対側のラベル11に設けられる。
【0101】しかしまた、図16に示す実施例とは異な
り、プレート5の位置においてラベル10に対応する切
欠きを形成することも勿論可能であるので、ソフトな包
み込みを有するこの場合にもプレート5を接点プレート
として使用することができる。
【0102】図16にはさらに本発明の他の変形例が図
示されている。すなわち符号55aはチップ9に固定さ
れた第1の係留部材を示しており、符号55bは第2の
係留部材を示し、この係留部材は埋め込み材料51内に
部分的に埋め込まれている。
【0103】係留部材55a、55bは吹き付け工程の
間に図16には図示されていないプラスチック材料と結
合されて、それによってモジュール13の引きはがし強
度が増大する。
【0104】図17は第2の実施例の2つの変形例を示
すものである。図17に左半分に図示する変形例におい
ては、工具20内でモジュール13を位置決めするため
に工具のピン52がプレート5と左側の重なり部分45
aに形成された該当する孔を貫通する。図17の右半分
に示す変形例においては、概略的にのみ図示されている
挿入ヘッド54のピン53が右の重なり部分45bとプ
レート5に形成された対応する孔に嵌入する。それによ
ってもモジュール13をそれなりに位置決めすることが
できる。
【0105】図18と図19に示す実施例においは、こ
こでもラベル10は切り欠かれているが、ここではプレ
ート5の大きさで切り欠かれている。側方の舌片56ま
たはこの種の多数の舌片がプレート5を覆って、それに
よってモジュール13を固定する。
【0106】図20に示す実施例の左半分においては、
チップ9の上方のカバー部14に湾曲部58が設けられ
ている。この湾曲部58はモジュール13を反対側のラ
ベル11に接するように弾性的に支持するために用いら
れる。その後射出工程の間に湾曲部58は圧縮される。
図の右半分に示すように、例えば然るべく湾曲された金
属片など、別体の湾曲部材58’を設けることも可能で
ある。
【0107】これまで説明してきた実施例によれば、ラ
ベル10と11は別々に前加工されて、特に図5から明
らかなように、別々に工具20に挿入される。
【0108】しかし他の方法によれば、ラベル10と1
1は工具20に挿入する前にすでに1つの複合体にまと
めることができ、それを以下においては「サンドイッチ
部材」と称することとする。
【0109】図21はこの種のサンドイッチ部材60a
の第1の実施例を示すものである。この図は図12のも
のと似ていることがわかる。しかし結合部材61または
この種の多数の結合部材によってラベル10と11は互
いに結合されているので、サンドイッチ部材60aは一
体的に扱うことができる。
【0110】図22に示す変形例においては、ラベル1
0と11間の結合は金属の支柱63によって形成されて
おり、この支柱はプレート5と一体的に、かつ図14に
示す実施例と同様にばねとして形成することができる。
好ましくは金属の支柱63は同時に電気信号用の1芯ま
たは多芯の導体として用いられる。支柱63はばね64
を介して反対側のラベル11に作用することができる
が、しかしまた固定の結合も可能である。ばね64また
は支柱63自体にアンテナ65を固定することができ、
そのアンテナにチップ9から信号が供給される。
【0111】図23に示す変形例においては、サンドイ
ッチ部材60cは、ラベル10と11が同一のフィルム
によって形成され、そのフィルムがアーチ状の部分67
を介してラベル10と11を互いに結合することによっ
て、全体として一体的に形成されている。この部分67
には、プラスチック材料12の注入を可能にするため
に、注入開口部68が形成されている。
【0112】さらに図24は工具半体21と22間に配
置されたサンドイッチ部材60cを図示している。その
場合にサンドイッチ部材60cは中空空間69を形成
し、この中空空間に注入開口部68を介して接近するこ
とができる。
【0113】ラベル10と11は、図24の左に示す半
分において継目板70a、70bへ移行しており、この
継目板はパーフォレーション71a、71bを介してラ
ベル10と11から部分的に分離されている。後に継目
板70a、70bをラベル10と11から分離すること
が、このパーフォレーションによって準備されている。
継目板70a、70bは工具半体21、22間で互いに
重なり合うように挟持されている。
【0114】サンドイッチ部材60cは図示の実施例に
おいては工具中空空間72を完全に充填していない。し
かし工具中空空間をサンドイッチ部材の形状に合わせる
こと、あるいはその逆も可能であって、それが符号1
0’で示唆されている。
【0115】サンドイッチ部材60cは例えば、図25
において縮小して展開して示すように、裁断物74を折
り畳むことによって形成される。
【0116】図から明らかなように、裁断物74の継目
板70a、70bの領域にレジスター孔75a、75b
が形成されている。このレジスター孔を用いて、工具半
体21、22の対応するピン(図示せず)をレジスター
孔75a、75bに貫通させることによって、工具中空
空間72内でのサンドイッチ部材60cの正確な位置が
保証される。
【0117】工具半体21、22の継目板70a、70
bとは反対の側に注入通路76が形成されている。この
注入通路76は注入開口部68と整合している。
【0118】注入工程の際にプラスチック材料12が注
入通路76と注入開口部68を通してサンドイッチ部材
60cの中空空間69に注入される。中空空間69内に
形成される圧力によってパーフォレーション71a、7
1bが引き裂かれるので、サンドイッチ部材60cは図
24の左側の工具中空空間72を完全に充填する。図2
4の右側ではアーチ状の部分67が伸長して、そこでも
工具中空空間72の角部が充填される。このようにし
て、サンドイッチ部材60cを位置決めするためにだけ
必要な継目板70a、70bが分離されて、スマートカ
ードを型から抜く際に除去することができる。
【0119】サンドイッチ部材を使用してのスマートカ
ードの形成方法を、図26から30を用いて2つの実施
例で説明する。
【0120】図26は初期状況を示すものであって、こ
の初期状況においてはその前の射出工程のスマートカー
ド1’がまだ閉鎖された工具半体21、22の内部に入
っている。
【0121】図27に示すように工具半体21、22が
矢印25a方向に開放されると、矢印25bで示すよう
に、スマートカード1’を取り出すことができる。
【0122】図28に示すように、サンドイッチ部材6
0を全体として例えば上から矢印25c方向に挿入する
ことができる。その場合にサンドイッチ部材60は型の
中空空間の片側または両側で位置決めすることができ
る。
【0123】工具半体21、22を再び閉鎖することが
でき、すでに図7と8について上述したように、注入工
程を遂行することができる。
【0124】その前の注入工程の間に形成されたスマー
トカード1’を取り出して、サンドイッチ部材60を挿
入するために、同一の1つの挿入アームを使用すること
ができる。そのために挿入アームの例えば前端部に出来
上がったスマートカード1’を取り出す装置が設けら
れ、摺動方向においてそのすぐ後ろにサンドイッチ部材
を挿入する装置が設けられている。その場合には挿入ア
ームの前端部がまず工具半体21、22間に移動して、
その前端部でスマートカード1’を取り出す。その後挿
入アームが前へ送られて、次に挿入アームのサンドイッ
チ部材を挿入することのできる部分が工具半体21、2
2間に位置決めされる。これが行われるとすぐに、挿入
アーム全体が工具半体21、22間の領域から引き戻さ
れる。
【0125】あるいはまた、同時に右/左で作用する挿
入アームを使用することも可能である。すなわち、一方
側で出来上がったスマートカード1’を取り出して、同
時に他方の側でサンドイッチ部材を挿入する。
【0126】この方法の変形例においては、図29に示
す閉鎖された工具半体21、22を有する初期位置か
ら、その前のサイクルで射出形成されたスマートカード
1’を図30に示すように矢印25b’の方向へ取り出
すことができる。同時に、同様に図30に矢印25c’
で示すようにサンドイッチ部材60を挿入することがで
きる。取り出しと挿入の工程が同時に進行することによ
って、時間を節約することができる。
【0127】スマートカードのプラスチック注入の際
に、すでに説明したように、極度の表面品質に注意しな
ければならない。この理由から従来の形成方法によるス
マートカードは側方から、スマートカードの幅狭側に連
通するスリットを介して注入ないし射出される。
【0128】それとは異なり、図31から33を用いて
以下で説明する方法を使用する場合には、面すなわちス
マートカードの上側2または下側3からの注入も可能と
なる。
【0129】図示の方法においては、例えばすでに図2
4で説明したように、サンドイッチ部材を用いる製造技
術が基礎になっている。該当するサンドイッチ部材が図
31から33において符号60dで示されている。サン
ドイッチ部材60dのラベル11の領域に舌片77が設
けられており、この舌片は然るべく形成されたスリット
78を介して周りのラベル11の材料から分離されてお
り、それいついては図34と35でさらに詳しく説明す
る。この舌片はモジュール13の一部として図32に符
号77’で示されているように形成することもできる。
【0130】舌片77の自由端部の下方には工具半体2
1の注入ロート部80の連通部が設けられている。
【0131】図32に示すように、プラスチック材料1
2が注入ロート部80を通して注入されると、図32に
矢印81で示すように、舌片77が上方へ離れるように
屈曲される。符号82で示すように、プラスチック材料
12はサンドイッチ部材60dの中空空間69へ流入す
ることができる。プラスチック材料12の広がりは、図
32に符号83で示唆されている適当な発泡又は膨張
(スエリング)材料の添加によって促進されうる。さら
に、カードの柔軟性も、この発泡又は膨脹(スエリン
グ)材料によって改善されうる。
【0132】プラスチック12ないし82が中空空間6
9を完全に充填して、場合によっては膨張材料83で強
化されて、中空空間69内に過圧を形成する。
【0133】中空空間69が完全に充填されると、この
圧力によって舌片77が図33に矢印85で示すように
再びその初期位置へ押し戻される。舌片77が注入ロー
ト部80を閉鎖するので、注入ロート部が注入された中
空空間へ移行する移行領域にはもはやプラスチック材料
12からなる結合は存在しない。このようにして形成さ
れたスマートカードの表面にはもはや欠点はない。とい
うのはスマートカードはラベル11の材料だけで形成さ
れているからである。
【0134】サンドイッチ部材60dは好ましくは弾性
的または熱可塑的に形成されており、それによって注入
工程の終了後にサンドイッチ部材が型の中空空間を完全
に充填しており、それが図33の右の半分に示されてい
る。
【0135】図34は、ラベル11に形成される舌片7
7aの第1の実施例を示している。図34の例において
は舌片77aは端縁87に、すなわち工具中空空間72
の壁に接している。従ってスリット78は、舌片77a
の両側に接する2つの個別スリット78aとして形成さ
れている。
【0136】それに対して図35に示す変形例において
は、舌片77bはラベル11の表面の中央に配置されて
いる。その理由からスリット78bは例えばU字状に形
成され、舌片77bの三方側を取り巻いている。
【0137】もちろん、これに関しては多数の変形例が
可能である。すなわち、例えばラベル11に相互に距離
をおいて2つの短い平行なスリットを形成することも可
能である。その場合にはラベル11のこの2つのスリッ
ト間の領域は短時間内側へ湾曲して、2つのスリットを
通してプラスチック材料が側方へ通過するのを可能にす
る。この領域はその後中空空間が充填されると再び初期
位置へ復帰するように変形する。図36と37には同じ
目的を達成するためにさらに変形例が図示されており、
ここでは鋏形部材90が注入ロート部80の開口部の上
方で側方に案内されている。そのために鋏形部材90は
概略図示された回転軸91を中心に回転または変形可能
である。鋏形部材90の下側はラベル11の上面92上
で案内されている。図36の図示においてプラスチック
材料12が下方から図面平面へ流入すると、鋏形部材9
0は矢印94で示すように上方へ揺動される。注入工程
の最後に鋏形部材90は、図37に矢印95で示すよう
にまた下方へ揺動して戻る。
【0138】鋏形部材90を変位させるために変位およ
び復帰部材93が使用される。この部材は、注入された
プラスチックの熱作用によって変形されるバイメタルと
することができる。しかしまた、「記憶効果」を有する
領域、あるいはまた鋏形部材90の下側に適宜形成され
た斜面とすることもできる。
【0139】さらに、図38に示す実施例においては、
図示の種類のサンドイッチ部材60eが使用されてい
る。このサンドイッチ部材60eにおいてはラベル1
0、11は接着点101aと101bを介して相互に結
合されている。接着点101aはラベル10、11間に
位置し、接着点101bはモジュール13から反対側の
ラベル11まで延びている。
【0140】サンドイッチ部材60eは第1の工具半体
21の第1の工具中空空間23内に配置されている。こ
の実施例においてはプレート5はラベル10をわずかに
越えて突出している。そのために第1の工具中空空間2
3には対応する凹部100が形成されている。凹部10
0は同時に配置全体を位置決めするためにも用いられ
る。
【0141】さらに明らかなように、サンドイッチ部材
60eは第1の工具中空空間23を完全には充填してい
ない。図38には図示されていない相手側工具、すなわ
ち第2の工具半体23はこの箇所において第1の工具半
体23内に突出して、工具が閉鎖された場合にサンドイ
ッチ部材60eがしっかりと保持されるようにされる。
その結果、サンドイッチ部材は一方または他方の工具半
体内で位置決めすることができ、それぞれ該当する工具
中空空間より小さい、または大きい寸法にすることがで
き、それは本発明の枠を逸脱することではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スマートカードの概略的な斜視図である。
【図2】図1に示すスマートカードをII−II線に沿
って拡大して示す横断面図である。
【図3】図1に示すスマートカードを形成するために使
用することのできる2つの工具半体を有するプラスチッ
ク射出成形工具を、第1の作業段階において概略的に示
す断面図である。
【図4】図3と同様であるが、プラスチック射出成形工
具の第2の作業段階について示す断面図である。
【図5】図3と同様であるが、プラスチック射出成形工
具の第3の作業段階について示す断面図である。
【図6】図3と同様であるが、プラスチック射出成形工
具の第4の作業段階について示す断面図である。
【図7】図3と同様であるが、プラスチック射出成形工
具の第5の作業段階について示す断面図である。
【図8】図3と同様であるが、プラスチック射出成形工
具の第6の作業段階について示す断面図である。
【図9】スマートカードの表面を形成するラベルにモジ
ュールを固定する固定技術の第1の実施例を説明するた
めに、チップと担体および接点プレートとからなるモジ
ュールを著しく拡大して示す側断面図である。
【図10】図9と同様であるが、第2の作業ステップを
説明する側断面図である。
【図11】図9と同様であるが、第3の作業ステップを
説明する側断面図である。
【図12】図9から11と同様であるが、固定技術の第
2の実施例を示す側断面図である。
【図13】図12と同様であるが、固定技術の第3の実
施例の2つの変形例を示す側断面図である。
【図14】図12と同様であるが、固定技術の第4の実
施例を示す側断面図である。
【図15】図12と同様であるが、固定技術の第5の実
施例の3つの変形例を示す側断面図である。
【図16】図12と同様であるが、固定技術の第6の実
施例を示す側断面図である。
【図17】図12と同様であるが、固定技術の第7の実
施例を示す側断面図である。
【図18】図12と同様であるが、固定技術の第8の実
施例を図19のXVIII−XVIII線に沿って示す
側断面図である。
【図19】図18の装置の上面図である。
【図20】図12と同様であるが、固定技術の第10の
実施例の2つの変形例を示す側断面図である。
【図21】図12と同様であるが、2つのラベルから形
成されるサンドイッチ部材の第1の実施例を説明する側
断面図である。
【図22】図21と同様であるが、サンドイッチ部材の
第2の実施例を示す側断面図である。
【図23】図21と同様であるが、サンドイッチ部材の
第3の実施例を示す側断面図である。
【図24】図21と同様であるが、サンドイッチ部材の
第4の実施例を、プラスチック射出成形工具内に配置し
て示す側断面図である。
【図25】図24に示すサンドイッチ部材の第4の実施
例を形成するための裁断物を縮小して示す説明図であ
る。
【図26】図3と同様であるが、サンドイッチ部材を用
いてスマートカードを形成する方法を、プラスチック射
出成形工具内の第1の作業段階で説明する断面図であ
る。
【図27】図26と同様であるが、プラスチック射出成
形工具の第2の作業段階を示す断面図である。
【図28】図26と同様であるが、プラスチック射出成
形工具の第3の作業段階を示す断面図である。
【図29】図26と同様であるが、この種の製造方法の
変形例をプラスチック射出成形工具の第1の作業段階で
示す断面図である。
【図30】図29と同様であるが、プラスチック射出成
形工具の第2の作業段階を示す断面図である。
【図31】図24と同様であるが、別の注入技術を有す
る射出成形方法の第1の作業段階を説明する側断面図で
ある。
【図32】図31と同様であるが、第2の作業段階を示
す側断面図である。
【図33】図31と同様であるが、第3の作業段階を示
す側断面図である。
【図34】図31から33に示す方法において使用する
ための舌片配置の第1の実施例を拡大して示す上面図で
ある。
【図35】図34と同様であるが、この種の舌片配置の
第2の実施例を示す上面図である。
【図36】同様に図31から33に示す方法において使
用することのできる鋏形部材を用いて第1の作業段階に
おいて図36と同様に示す上面図である。
【図37】図36と同様であるが、第2の作業段階を示
す上面図である。
【図38】サンドイッチ部材の第5の実施例を工具中空
空間内で示す側断面図である。
【符号の説明】
1 スマートカード 4 刷込み 5 プレート 10,11 ラベル 12 プラスチック材料

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スマートカード(1)の平坦な側(2、
    3)を形成する少なくとも1つのフィルムと、チップ
    (9)並びに担体および接点プレート(5)を有するモ
    ジュール(13)とがプラスチック射出成形工具(2
    0)の中空空間(23、24;72)の上面にとりつけ
    られ、その後残りの中空空間にプラスチック材料(1
    2)が射出により注入されて、その場合にモジュール
    (13)が中空空間(23、24)内で所定の位置を占
    める、スマートカード(1)を形成する方法において、 モジュール(13)が中空空間(23、24;72)へ
    の挿入前にフィルムの所定の位置に固定され、フィルム
    と一緒に中空空間(23;72)へ挿入されることを特
    徴とするスマートカードを形成する方法。
  2. 【請求項2】 モジュール(13)が中空空間(23、
    24;72)の上面に直接接することを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つのフィルムがモジュール
    (13)と中空空間(23、24;72)の上面との間
    に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 モジュール(13)が接着(46)によ
    ってフィルムと結合されることを特徴とする請求項1か
    ら3までのいずれか1項または複数項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 モジュール(13)が摩擦結合によって
    フィルムと結合されることを特徴とする請求項1から4
    までのいずれか1項または複数項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 モジュール(13)がフィルムを深絞り
    することによってフィルムに固定されることを特徴とす
    る請求項1から5までのいずれか1項または複数項に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 モジュール(13)に、フィルムの切欠
    き(41)に嵌入する突出部(40、40’)が設けら
    れていることを特徴とする請求項1から6までのいずれ
    か1項または複数項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 モジュール(13)がフィルムの切欠き
    (47)内に保持されることを特徴とする請求項1から
    7までのいずれか1項または複数項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 切欠き(47)がチップ(8)を取り巻
    いていることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 切欠き(47)がプレート(5)を取
    り巻いていることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 モジュール(13)に切欠き(47)
    を越えて突出する突出部(49)が設けられていること
    を特徴とする請求項8または9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 フィルムにモジュール(13)を保持
    する舌片(56)が設けられていることを特徴とする請
    求項1から11までのいずれか1項または複数項に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 支柱(43、50、63)がモジュー
    ル(13)の位置から始まって反対の側を形成する第2
    のフィルムまで延びていることを特徴とする請求項1か
    ら12までのいずれか1項または複数項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 支柱(43)がモジュール(13)の
    一部として形成されていることを特徴とする請求項13
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】 支柱がフィルムの一部(50)として
    形成されていることを特徴とする請求項13に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 支柱が導電性の支柱(63)として形
    成されており、その支柱を介してチップ(9)から信号
    を第2のフィルムに配置されたアンテナ(65)へ伝達
    可能であることを特徴とする請求項13または14に記
    載の方法。
  17. 【請求項17】 支柱(43)がばね(43a)を介し
    て第2のフィルムに添接することを特徴とする請求項1
    3から16までのいずれか1項または複数項に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 モジュール(13)が、モジュール
    (13)を少なくとも部分的に覆う埋め込み材料(5
    1)によってフィルムに固定されていることを特徴とす
    る請求項1から17までのいずれか1項または複数項に
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 残留している中空空間内に、モジュー
    ル(13)と結合された係留部(55a、55b)が突
    出していることを特徴とする請求項1から18までのい
    ずれか1項または複数項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 係留部(55a)が直接モジュール
    (13)と結合されていることを特徴とする請求項19
    に記載の方法。
  21. 【請求項21】 係留部(55b)が部分的に埋め込み
    材料(51)内に挿入されていることを特徴とする請求
    項18と19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 フィルムがピン(52、53)によっ
    て中空空間(23、24;72)内の所定の位置に保持
    されることを特徴とする請求項1から21までのいずれ
    か1項または複数項に記載の方法。
  23. 【請求項23】 ピン(52)が工具(20)の一部で
    あることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 ピン(53)が挿入アーム(54)の
    一部であることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 モジュール(13)が反対の側を形成
    する第2のフィルムに弾性的に添接することを特徴とす
    る請求項1から24までのいずれか1項または複数項に
    記載の方法。
  26. 【請求項26】 モジュール(13)が弾性的な湾曲部
    (58、58’)を介して第2のフィルムに添接するこ
    とを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 湾曲部(58)がフィルムの湾曲であ
    ることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 湾曲部(58’)が湾曲された別部材
    によって形成されていることを特徴とする請求項26に
    記載の方法。
  29. 【請求項29】 少なくとも一方のフィルムがラベル
    (10、11)であることを特徴とする請求項1から2
    8までのいずれか1項または複数項に記載の方法。
  30. 【請求項30】 少なくとも1つのフィルムが担体フィ
    ルムであることを特徴とする請求項1から29までのい
    ずれか1項または複数項に記載の方法。
  31. 【請求項31】 少なくとも1つのフィルムが画像転写
    フィルムとして形成されていることを特徴とする請求項
    1から30までのいずれか1項または複数項に記載の方
    法。
  32. 【請求項32】 スマートカード(1)の平坦な側
    (2、3)を形成する少なくとも1つのフィルムとチッ
    プ(9)並びに担体および接点プレート(5)を有する
    モジュール(13)とをプラスチック射出成形工具(2
    0)の中空空間(23、24;72)の上面の所定の位
    置に取り付ける操作装置と、 フィルムとモジュール(13)とを取り付けた後に残留
    している中空空間(23、24;72)にプラスチック
    材料(12)を充填注入する噴射装置とを有するスマー
    トカード(1)を形成する装置において、 モジュール(13)を中空空間(23、24;72)内
    に挿入する前にフィルムの所定の位置に固定するため
    に、固定装置が設けられていることを特徴とするスマー
    トカードを形成する装置。
  33. 【請求項33】 少なくとも1つのフィルムがラベル
    (10、11)であることを特徴とする請求項32に記
    載の装置。
  34. 【請求項34】 少なくとも1つのフィルムが担体フィ
    ルムであることを特徴とする請求項32または33に記
    載の装置。
  35. 【請求項35】 少なくとも1つのフィルムが画像転写
    フィルムとして形成されていることを特徴とする請求項
    32から34までのいずれか1項または複数項に記載の
    装置。
  36. 【請求項36】 スマートカード(1)の平坦な側
    (2、3)を形成するためにフィルムが設けられてい
    る、スマートカード(1)を形成するためのフィルムに
    おいて、 フィルムに、チップ(9)並びに担体および接点プレー
    ト(5)を有するモジュール(13)が固定されている
    ことを特徴とするスマートカードを形成するフィルム。
  37. 【請求項37】 フィルムがラベル(10、11)であ
    ることを特徴とする請求項36に記載のフィルム。
  38. 【請求項38】 フィルムが担体フィルムであることを
    特徴とする請求項36に記載のフィルム。
  39. 【請求項39】 フィルムが画像転送フィルムとして形
    成されていることを特徴とする請求項36から38まで
    のいずれか1項または複数項に記載のフィルム。
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