JP3064358U - 情報記憶媒体の携帯具 - Google Patents

情報記憶媒体の携帯具

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JP3064358U JP1999003710U JP371099U JP3064358U JP 3064358 U JP3064358 U JP 3064358U JP 1999003710 U JP1999003710 U JP 1999003710U JP 371099 U JP371099 U JP 371099U JP 3064358 U JP3064358 U JP 3064358U
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庸生 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記憶媒体と、これと情報交換又はデータ
の送受信を行う外部処理装置とからなる非接触型の固体
識別システムに用いられる情報記憶媒体の携帯具におい
て、前記情報記憶媒体と腕時計とを、この腕時計の内部
構造を変更することなく容易に一体化できること 【解決手段】 情報記憶手段と、これに電気的に接続さ
れるアンテナコイルとが基材に取付けられてなる情報記
憶媒体は、その外部を樹脂により封止されて非接触型の
板状のタグ5を構成しており、前記タグ5は、腕時計の
時刻表示面を覆う透明カバー4に対してその表面側から
止着されると共に、その止着位置は、時刻表示手段によ
る表示時刻が認識可能となる位置に設定されている構成
である、情報記憶媒体の携帯具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、非接触型の固体識別装置に用いられる情報記憶媒体に関する。特に 、情報記憶媒体の携帯具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、競技場や大型展示場、遊園地、スキー場など多くの人を収容する会場や 施設において、入場者のチェックや施設又は会場内での人の識別や料金等の支払 い等を容易に管理する手段として、情報記憶媒体を用いた非接触型の固体識別シ ステムを導入する施設が増加している。
【0003】 具体例としては、施設に入場する際に各人に情報記憶手段(例えば、ICチッ プ等)が内蔵された情報記憶媒体を配布し、各所に設置した外部読取り装置によ り入退場を管理したり、施設内やスキー場、遊技場において発生する料金等の情 報を外部データ処理装置により情報記憶媒体に書込み、退場するときに一括して 支払うシステム、または、駅などの乗車券のいらない改札システム等があげられ る。
【0004】 これらの場合、必要に応じて鞄等から情報記憶媒体を取出して、外部読取り装 置の読取り範囲内に提示させて情報交換又はデータ認識等を行うわけであるが、 その度毎に情報記憶媒体を出入れすることは煩雑であり手間がかかる。また、頻 繁な出入れによる情報記憶媒体の紛失等のトラブルも発生しやすい。
【0005】 このような情報記憶媒体の出入れの手間を省き、且つ、紛失しにくくする方法 として、情報記憶媒体と装飾品を一体化して携帯具とすることが考えられる。こ のような情報記憶媒体の携帯具の一例として、図1及び図2に示されるようなI Cチップ及びデータ送受信用のアンテナを内蔵させた腕時計が考案されている。
【0006】 図1に示されるように、外観は円盤状の時計本体1の上下からそれぞれベルト 10が連設された一般的なアナログ式腕時計である。図2に示されるように、円 形状のケース11内には、時計の機構部分であるムーブメント2と情報記憶手段 であるICチップ6とが収容されており、その外周に前記ケース11の外周壁に 内接するように、外部読取り装置と情報の送受信を行うための空芯のアンテナコ イル7が配設されている。前記ICチップ6と前記アンテナコイル7とは電気的 に接続されている。これらの上方に、1〜12の数字が附された文字盤30と、 短針31及び長針32が、前記ムーブメント2から突設された時計軸3を挿通す るように配設され時刻表示部を構成している。前記時刻表示部はその上部に配設 された透明の透明カバー4により覆われている。
【0007】 この例の腕時計は、ICチップ6及びアンテナコイル7が内蔵されているため 情報記憶媒体として機能し、図3に示すように、固体識別システムの外部のデー タ処理装置8に設けられたデータ送受信部と非接触に情報を送受信させることが できる。また、腕時計と同様に手首に装着させて携行できるため、情報を送受信 する際に、鞄などから情報記憶媒体を出入れする手間が省かれ、さらに、手首に 装着したまま情報の送受信を行えるため紛失等のトラブルが起りにくい。また、 この例と類似する考案が、登録実用新案第3054683号として提案されてい る。
【0008】 しかし、どちらの例も、時計本体1にICチップ6(情報記憶手段)を内蔵さ せる構成であるため、時計の機構部分にICチップ6及びアンテナコイル7の配 設する場所を確保するためにムーブメント2部分の構造が変更され、更に、時計 本体1の製造工程の途中にICチップ6などの取付け工程が加えられるため、製 造ラインの追加や変更が必要となり、結果として製造コストが高くなる。 また、ICチップ6が時計の機構部分に内蔵されているため、一度製品として 完成後に、ICチップ6を交換させることは困難である。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、非接触型の固体識別システムに用いられる非接触型情報記憶媒体を 腕時計に取付けた情報記憶媒体の携帯具において、前記情報記憶媒体と腕時計と を、この腕時計の内部構造を変更することなく容易に一体化できることを課題と する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
*1項 上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、『情報記憶手段と、これに 電気的に接続されるアンテナコイルとが基材に取付けられてなる情報記憶媒体は 、その外部を樹脂により封止されて非接触型の板状のタグを構成しており、前記 タグは、腕時計の時刻表示面を覆う透明カバーに対してその表面側から止着され ると共に、その止着位置は、時刻表示手段による表示時刻が認識可能となる位置 に設定されている構成』としたことである。情報記憶手段とは、情報の書込みが 可能か否かを問わず、情報を記憶できる機能を発揮する物であればよい。具体的 には、ICチップ内のROMやRAM等のメモリのような手段(CPUの有無は 問わない)によって達成されるものであればよい。
【0011】 時刻表示手段とは、アナログ式時計においては短針及び長針と文字盤を指して おり、デジタル式(数字により時刻が表示される方式)の場合においては液晶画面 に表示される数字を指している。
【0012】 上記技術的手段は次のように作用する。上記手段によれば、情報記憶手段及び アンテナコイルとからなる情報記憶媒体は、その外部を樹脂により封止されて非 接触型のタグを構成し、前記タグは止着される腕時計の機構部分と独立している 。また、前記タグが腕時計の時刻表示面を覆う透明カバーに表面側から止着され る構成であるため、前記腕時計は前記透明カバー以外の部位(内部構造)につい て設計の変更をする必要がない。
【0013】 時刻表示部が認識可能とは、前記タグが止着されることにより被覆される領域 から前記時刻表示部が外れている状態だけでなく、前記タグの全体又は一部が透 明な樹脂によって構成されて、前記タグが時刻表示部を覆うように止着されると きに、前記タグの透明樹脂部分を通して表示時刻を認識できるようなものであっ てもよい。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。 情報の送受信のための非接触型のタグは腕時計の機構部分と独立しており、前 記腕時計のカバーに表面側から止着されているだけであるから、前記カバー以外 の部位の設計変更の必要がないため、前記腕時計と前記タグとは別途に製造する ことが可能であり、また、前記腕時計に関しては、既成の腕時計のカバーを前記 タグを止着できるように変更するだけで、ほとんどそのまま利用することができ る。そのため、小ロットの生産にも対応できると共に、製造工程が簡略化できる ため製造コストを抑えることができる。
【0015】 [その他] *2項 1項において、『前記透明カバーの前記タグ取付け位置に凹部が設けられ、前 記タグが前記凹部に着脱自在に止着される』ことにより、前記タグが前記カバー に着脱自在に止着されるため、前記タグの取替えや別の腕時計や異なる物品に止 着させて利用することができる。また、情報記憶媒体による固体識別システムを 利用する施設から退場する際に、腕時計から前記タグのみを取外して回収するよ うな場合にも適している。 前記タグは、前記透明カバーに設けられた凹部に一部又は全体が嵌まり込むよ うに止着されるため、前記タグに外部から力や衝撃などが加わるときにも外れに くい。
【0016】 *3項 2項において、『前記タグはアナログ式腕時計の透明カバーに設けられた前記 凹部に嵌入止着されるものであり、前記タグは、短針及び長針の指示が認識可能 な範囲内に収まる大きさに設定されている』ことにより、前記タグは、アナログ 式腕時計の透明カバーに短針及び長針の指示位置が認識可能に止着されるため、 表示時刻の認識を妨げることはない。 短針及び長針の指示が認識可能であるとは、前記タグが止着されることにより 被覆される領域から少なくとも前記短針及び長針の一部が外れている状態を指し ている。
【0017】 *4項 3項において、『前記タグは、前記短針の長さよりも短い半径の円盤状であり 、円形の透明カバーと同心に設けられた円形凹部に嵌入止着される』ことにより 、前記タグが短針の長さよりも短い半径からなる円盤状で、円形の透明カバーと 同心円状に設けられた円形凹部に止着されているため、短針及び長針の自由端側 の先端部が円盤状の前記タグから均一に飛出しているので、表示時刻の認識がし やすい。また、文字盤にその円周に沿って1〜12の数字や文字等が附される構 成であるときにも前記数字等を読取り易い。
【0018】
【考案の実施の形態】
次に、上記した本考案の実施の形態を図面に従って詳述する。 図4及び図5に、一般的なアナログ式腕時計の時計本体1に非接触タグ5を着 脱自在に止着させた構成の情報記憶媒体付の腕時計の一例を示している。
【0019】 図4のように、時計本体1には、上下方向(12時と6時の方向)にそれぞれ 時計バンド10の連結部が設けられた略円形のケース11内に、図5に示される ように、駆動部であるムーブメント2と円盤状の文字盤30、短針31及び長針 32が収容され、その上方に透明カバー4が冠着された構造であり、ケース11 の右側にはケース11の周壁を貫通してムーブメント2に連結する巻きねじ12 が設けられている。
【0020】 前記透明カバー4の中央には、前記透明カバー4の厚みの半分程度の深さの円 形凹部40が設けられており、前記凹部40には情報記憶手段であるICチップ 6を内蔵させた円盤状の非接触タグ5がその上面部が透明カバー4の上方に一部 突出するように嵌着されている。
【0021】 図1に示されるように、前記短針31及び長針32の先端部は前記透明カバー 4に止着された非接触タグ5の外周縁の外側に飛出しており、その指示位置と文 字盤30に附された数字により腕時計の表示時刻を指し示し、これが外部から認 識することが可能である。
【0022】 前記腕時計の時計本体1の機構部分には、時計メーカーにより完成された既製 品が用いられており、前記透明カバー4のみが前記非接触タグ5に合わせて特別 に設計製造されている。
【0023】 場合によっては、既成の透明カバー4に凹部40を追加した後加工により形成 してもよい。
【0024】 *非接触タグ5 図6は、図5の非接触タグ5が透明カバー4に止着された部分の拡大図であり 、図7は、前記非接触タグ5の横断断面図である。 図6及び図7に示されるように、非接触タグ5は、中央に矩形状のICチップ 6の取付け穴62が設けられた円形凸部61を有する合成樹脂製の円盤状の基材 60に、矩形状のICチップ6と、前記円形凸部61の周壁に外接するように空 芯のアンテナコイル7がそれぞれ取付けられており、前記ICチップ6とアンテ ナコイル7とはワイヤー63によって電気的に接続されてモジュールを形成して いる。
【0025】 前記アンテナコイル7は、導線を絶縁層で被覆した線材からなっており、前記 絶縁層の外層に被覆形成される接着剤層によってコイル状に巻付けられるときに 線材同士を接着させることによって空芯の円形コイルに形成されている。 非接触タグ5は、前記ICチップ6とアンテナコイル7をその接続部分も含め て合成樹脂により全体を覆うように絶縁状態に封止され、所定の外観形状に形成 されている。また、その側壁は腕時計の透明カバー4に嵌着可能となるように成 形されている。
【0026】 非接触タグ5の上面の周縁部はカット面53となっており、前記カット面53 には、矩形状の治具用穴54a,54bが形成されている。また、前記治具用穴 54a,54bの下方の側壁には、それぞれ下面52に開放する開口部55a, 55bと、この開口部55a,55bにその上方で接続し、かつ、側壁50をそ の周方向に所定の距離延びる水平部56a,56bとからなる逆L字状の溝57 a,57bが形成されている。
【0027】 *非接触タグの取付け状態 非接触タグ5は、図8に示されるように、腕時計の透明カバー4に設けられた 凹部40にバイオネット方式で取付けられている。 前記透明カバー4の凹部40の内周径は、前記非接触タグ5の外形に合わせて あり、その凹部の内壁には、前記非接触タグ5の前記開口部55a,55bに対 応する大きさで、かつ、前記溝57a,57bの水平部56a,56bの幅に対 応する厚さの突起部42a,42bが形成されている。尚、前記突起部42a, 42bの凹部40の底部からの取付け高さSは、水平部56a,56bの前記非 接触タグ5の下面52からの距離Lに対応している。
【0028】 非接触タグ5を前記凹部40に取付ける際には、先ず、開口部55a,55b を凹部側壁41に設けられた突起部42a,42bの上方になるように前記非接 触タグ5を位置合わせした後、前記非接触タグ5を凹部40に挿入する。この場 合、前記非接触タグ5の開口部55a,55bと凹部40の突起部42a,42 bとは上下方向に一致しているため、非接触タグ5を抵抗なくその下面52が凹 部40の底面に接する位置まで押込むことができる。すると、凹部40の突起部 42a,42bは前記非接触タグ5の水平部56a,56b内であって、開口部 55a,55bの上方に位置することになる。この状態で、前記非接触タグ5の 治具用穴54a,54bに係合させた治具を用いて、図8の矢印方向、すなわち 、時計回りの方向に前記非接触タグ5を回転させると、水平部56a,56bも 前記矢印方向に回転することになる。前記突起部42a,42bの厚さは、前記 水平部56a,56bの幅に対応しているため、前記水平部56a,56bは前 記突起部42a,42bに嵌合した状態で移動し、前記水平部56a,56bの 開口部55a,55bに対して反対方向の端部に前記突起部42a,42bが当 接した状態で前記非接触タグ5の回転は阻止される。
【0029】 このように取付けられた非接触タグ5は、図6に示されるように、側壁50の 水平部56a,56bと透明カバー4の凹部40の突起部42a,42bが嵌合 されるため、前記非接触タグ5は前記凹部40に対して抜止め状態に固定される ことになる。 尚、非接触タグ5は、治具を治具用穴54a,54bに係合させて前記非接触 タグ5を前記矢印と逆方向に回転さることにより、容易に透明カバー4から取り 外すことができる。
【0030】 *まとめ このように、この例の情報記憶媒体付の腕時計は、情報記憶媒体として機能す る非接触タグ5が腕時計の透明カバー4の中央に設けられた円形凹部40に取付 けられた構成であるため、腕時計と情報記憶媒体(非接触タグ5)との一体化が 容易であり、また、前記非接触タグ5はバイオネット方式により前記透明カバー 4に着脱自在に止着されているため、取換えも容易である。
【0031】 また、前記非接触タグ5の半径が腕時計の時刻表示部である短針31及び長針 32の長さよりも短く設定されているため、前記短針31及び長針32の先端部 は前記非接触タグ5によって被覆される領域の外側に飛出しており、また、文字 盤30の円周に附された数字が被覆されることもないため、前記非接触タグ5を 前記透明カバー4に取付けることにより腕時計の時刻表示機能が低下することが ない。
【0032】 この例において、非接触タグ5は透明カバー4にバイオネット方式によって嵌 着されているが、ここでは図示しないが、非接触タグ5の側壁50に設けられた ねじ山と前記透明カバー4の凹部側壁41に設けられたねじ溝によって螺合され るものや、前記側壁50に設けられた溝と前記凹部側壁41に設けられた突起に より嵌着されるものであってもよい。 図9及び図10には、時刻表示部が矩形状の液晶面33である、一般的なデジ タル式の時計本体1に非接触タグ5を着脱自在に止着させた構成の情報記憶媒体 付の腕時計の一例を示している。
【0033】 前記腕時計は、ケース11内にムーブメント2が収容されており、その上面の 中央に矩形状の液晶面33が配設されている。前記液晶面33の周縁には、前記 液晶面33に合わせて矩形状の透孔を設けられた円盤34が配設されており、そ の上方に冠着された透明カバー4の略全域にわたって設けられた円形の凹部40 に、非接触タグ5が前述の実施例と同様にバイオネット方式により止着されてい る。
【0034】 前記透明カバー4に止着された非接触タグ5には、前記液晶面33の横幅より も大きな直径である空芯のアンテナコイル7と、前記アンテナコイル7と液晶面 33によって囲まれる円盤34の面積に収まるICチップ6とから構成されてお り、前記アンテナコイル7及び前記ICチップ6を配設する合成樹脂製の基材、 及び、これらを封止する合成樹脂が透明であるため、前記アンテナコイル7及び ICチップ6の隙間の透明部分を通して前記非接触タグ5の下方に位置する時刻 表示部である液晶面33に表示される時刻が認識可能となっている。
【0035】 そのため、非接触タグ5が透明カバー4の略全域を覆うように止着するように 取付けられてるときにも腕時計の表示時刻を認識できる。この例では、非接触タ グ5は全体が透明な合成樹脂により封止されるものであるが、表示時刻を認識す ることが可能であれば、合成樹脂の一部が透明である構成であってもよい。
【0036】 図11及び図12に示すように、非接触タグ5は、合成樹脂製の基板70の周 辺部の裏表に同心状にアンテナコイル7,7を添設し、これら裏表のアンテナコ イル7,7の外周端部相互を貫通孔71を介して接続し、前記アンテナコイル7 ,7の円周端をICチップ6に接続して、このICチップ6を合成樹脂製の封止 剤9(例えば、エポキシ樹脂など)をポッティングさせて基板70の表面に固定 して非接触型ICモジュールとし、この非接触型ICモジュールをタグ形状に樹 脂封止するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の情報記憶媒体付の腕時計の平面図
【図2】図1のII―II断面図
【図3】情報記憶媒体付の腕時計を用いた固体識別シス
テムの模式図
【図4】本考案実施の形態の情報記憶媒体付の腕時計の
平面図
【図5】図4のV―V断面図
【図6】図4の非接触タグ部分の拡大断面図
【図7】図4の非接触タグの内部構造を示す横断断面図
【図8】非接触タグの取付け状態を示した斜視図
【図9】他の例の情報記憶媒体付の腕時計の平面図
【図10】図9のX―X断面図
【図11】他の例の非接触タグに用いるICモジュール
の斜視図
【図12】他の例の非接触タグの断面図
【符号の説明】
(1)・・・時計本体、(10)・・・バンド、(11)・・・ケース、
(12)・・・巻きねじ、(2)・・・ムーブメント、(3)・・・時計
軸、(30)・・・文字盤、(31)・・・短針、(32)・・・長針、(4)・
・・透明カバー、(40)・・・凹部、(5)・・・非接触タグ、(6)・・
・ICチップ、(7)・・・アンテナコイル

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶媒体と、これと情報交換又はデ
    ータの送受信を行う外部処理装置とからなる非接触型の
    固体識別システムに用いられる情報記憶媒体の携帯具に
    おいて、情報記憶手段と、これに電気的に接続されるア
    ンテナコイルとが基材に取付けられてなる情報記憶媒体
    は、その外部を樹脂により封止されて非接触型の板状の
    タグを構成しており、前記タグは、腕時計の時刻表示面
    を覆う透明カバーに対してその表面側から止着されると
    共に、その止着位置は、時刻表示手段による表示時刻が
    認識可能となる位置に設定されている構成である、情報
    記憶媒体の携帯具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記透明カバーの前
    記タグ取付け位置に凹部が設けられ、前記タグが前記凹
    部に着脱自在に止着される、情報記憶媒体の携帯具。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記タグはアナログ
    式腕時計の透明カバーに設けられた前記凹部に嵌入止着
    されるものであり、前記タグは、短針及び長針の指示が
    認識可能な範囲内に収まる大きさに設定されている、情
    報記憶媒体の携帯具。
  4. 【請求項4】 前記3項において、前記タグは、前記短
    針の長さよりも短い半径の円盤状であり、円形の透明カ
    バーと同心に設けられた円形凹部に嵌入止着される、情
    報記憶媒体の携帯具。
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Cited By (5)

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