JP2002312745A - コイン形記憶媒体およびその製造方法 - Google Patents

コイン形記憶媒体およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、所望の重量感を確保しながらコイ
ンの薄型化を図ることにより、コイン表面に適正な印刷
や彫刻を施すことができる高品質のICコインおよびそ
の製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、比重の高い高比重材料を樹脂
材料に混合して比重を増加させた高比重樹脂材料を板状
に形成した高比重板と、基材上にデータ通信用およびデ
ータ記録用の電子回路を実装したIC実装基材と、前記
高比重板と前記IC実装基材とを搭載する搭載面を有す
るコインベースと、前記コインベースに搭載された高比
重板およびIC実装基材の開放面側の外周縁部を樹脂材
料でコイン状に被覆形成したICコインであることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、通信によるデー
タを記録したり、記録データを送信したりすることがで
きる非接触のICタグ、あるいはICコイン等の記憶媒
体に関し、さらに詳しくは例えば遊技ホールにおいて、
パチンコあるいはスロットマシンの遊技に使用されるパ
チンコ球やメダルのような遊技動体の払出し用記憶媒体
(貨幣の代替え)として使用可能なコイン形記憶媒体お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データを記録し、記録データの
更新や送信をするICコインの構造は、アンテナコイ
ル、ICおよび電子回路からなるICモジュールをAB
S樹脂やPBTP樹脂などの合成樹脂材料で被覆して形
成しているため、軽量に形成されている。
【0003】このICコインの一般的な使用方法では、
ICコインを保持手段で保持した状態で使用するため、
通信については障害がない反面、パチンコホールなどで
は、ICカードや磁気カードなどを使用してパチンコ玉
の貸出しを行っている。この種のカード型の記憶媒体に
代えて、該ICコインを金額価値情報を記録した媒体と
して使用した場合、硬貨と同様に投入転動させて使用す
ると、ICコインが軽量であるため安定した転動が得ら
れず、この結果、読取・書込部でのデータ送受信の動作
不良が生じることがある。また、ICコインを硬貨の代
替えに使用したとき、金属からなる硬貨やメダルに比べ
軽量であるためICコインの重量感が不足するため、I
Cコインとしての価値観が低下する問題点を有してい
た。
【0004】これを解決するために、ICコインに金属
板を埋設したり、外周部に金属冠を嵌着したりして重量
感を得ることも考えられるが、このICコインには通信
手段としてコイル状のアンテナを内蔵しているため、上
述の金属板や金属冠が電磁波による送受信を阻害してし
まう。このため、これらの金属板や金属冠の組込みは不
適切であり、このような手段ではICコインの高重量化
を解決することができなかった。
【0005】また、ICコインの製作に際しては、IC
モジュールを樹脂材料でインサート成形することが考え
られるが、ICモジュールを形成する基板としてフィル
ム状の基板を用いる場合はインサート成形することがで
きないため、予めICモジュールを載置するベースを製
作し、このベースにICモジュール基板を搭載して樹脂
で封止する方法が採られている。
【0006】しかしながら、コインを薄型に形成する場
合、樹脂厚さ寸法が十分に取れないため、つまり樹脂材
料の量が十分に取れないため、封入する際の加熱処理時
に、樹脂材料同士の間で冷えやすくなるため、予め形成
したベースの樹脂材料と封止する樹脂材料との接着力が
弱まり高品質のICコインを製作することができなかっ
た。
【0007】さらに、コインを薄型に形成する場合、コ
イン表面層の樹脂厚さ寸法が十分に取れないため、コイ
ン表面に文字や絵柄を施すための加工、すなわち印刷、
彫刻、凹凸状の成形などを施す加工がしにくい問題を有
していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、所
望の重量感を確保しながらコインの薄型化を図るととも
に高品質の記憶媒体およびその製造方法の提供を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、高比重材料
を樹脂材料に混合して板状に形成した高比重板と、基材
上にデータ通信用およびデータ記録用の電子回路を実装
したIC実装基材と、前記高比重板と前記IC実装基材
とを重ね合せて搭載する樹脂製のコイン状ベースと、前
記コイン状ベースに搭載された高比重板およびIC実装
基材の開放面側の外周縁部を樹脂材料で環状に被覆形成
したコイン形記憶媒体であることを特徴とする。
【0010】前記高比重材料は、例えばタングステン粉
末とナイロン系の樹脂材料とを混合して形成することが
できる。
【0011】前記高比重板は、円盤形状の外に、三角
形、四角形、それ以上の多角形の形状も含む。
【0012】前記IC実装基材の基材は、一般的な基
板、樹脂製基板、樹脂製フィルム、その外、アンテナを
含む電子回路を実装し得る基材を含んでいる。
【0013】前記コイン状ベースは、樹脂材料を用いて
形成され、上面には高比重板やIC実装基材の形状に応
じた断面凹形状の搭載面を形成する。例えば、円形に設
定した場合は、円形のコイン状に適した加工ができる
外、凹部分に正確に位置決めすることができる。
【0014】前記コイン状ベース上の被覆に際しては、
開放面側の外周縁部をコイン状(例えば、円形状、小判
状)に樹脂材料で被覆することができる。
【0015】この場合、コイン状ベースに対して、全体
を被覆するのではなく、その開放面側の外周縁部を部分
的に被覆する部分被覆技術を採用している。これによ
り、高比重を有しながら反りや歪を解消した薄型化コイ
ンの製作が可能になる。
【0016】また、その中央部の露出面は薄い被覆層に
よる印刷、彫刻等の表面加工時の制約を受けないため、
この中央部の露出面自体を例えば金額、店名、模様等の
印刷面に設けることができる。このため、被覆材料によ
る外部の印刷面層を省略して、コインの薄型化が図れ
る。
【0017】また、コインの上下面を凹形に設けた場合
はコイン形記憶媒体を指先で掴み易くなる利点が得られ
る。
【0018】さらに、被覆すべき樹脂材料の色を着色可
能な樹脂にて被覆すれば、コイン状ベースの色や印刷面
の色と異ならせることができ、複数の色を選択して組合
せることができ、色彩豊かなバリエーションに富むコイ
ンを提供できる。
【0019】また、コインの薄型化を図る場合、コイン
状ベースの樹脂材料と同系の樹脂材料を被覆材料に用い
ると、製造時の密着性が向上するので同系の樹脂材料を
用いるのが適している。
【0020】
【発明の効果】この発明のコイン形記憶媒体によれば、
全体を被覆するのではなく、一部を樹脂材料で被覆する
部分被覆技術を採用することにより、薄型化を図っても
十分な量の樹脂材料を確保して環状の安定した熱収縮性
に基づく樹脂材料同士の接着性を高めることができるた
め、高比重を有しながら反りや歪による変形を解消した
薄型化コインの製作が可能になる。このため、樹脂材料
を用いた成形時に、その薄型コインの成形に適した品質
のよいコインが得られる。さらに、コイン形記憶媒体を
現金の代替えとして使用した場合に所望の重量が得られ
るので正常な処理動作が得られ、また金額価値媒体とし
ても十分な重量感を得ることができるので価値観が低下
することもなく有効利用できる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を以下図
面に基づいて説明する。図面は遊技ホールにおいて現金
の代替えに使用され、金額価値データを記憶させた価値
媒体として使用するICコインおよびその製造方法を示
す。
【0022】図1〜図4はICコイン11を示し、この
ICコイン11は高比重円盤12と、IC実装フィルム
13と、これらを覆う下側のコインベース14と上側の
被覆樹脂15とを一体化して構成し、その形状はコイン
としての価値が認められる外観形状と、適当な重さを持
たせて形成する。例えば、外径が32mm、厚みが2.5m
m、重さが5.3g程度である。
【0023】上述の高比重円盤12は、高比重材料と樹
脂材料とを混合して円盤状の高比重樹脂材料の成形体1
6に形成し、その上面にパッド印刷層17をコーティン
グして予め形成しておく。この高比重樹脂材料の成形体
16は、例えば6ナイロン(ポリアミド)樹脂をバイン
ダとしてタングステン、あるいはステンレス(SUS3
04など)の粉末を分散充填したものであり、これを量
産に適した成形手段で作成する。例えば、シリンダ温度
270〜280度C、金型温度80度Cの条件で射出成
形して作成することができる。
【0024】この場合、タングステン、あるいはステン
レス(SUS304など)の選択およびその量は、IC
コイン11の望む重量に対応させて設定する。また、成
形体16の下面には、IC実装フィルム13の上面に搭
載される電子モジュール13aに対応する収納スペース
としての凹部16aを、その成形と同時に設ける。
【0025】また、成形体16の上部は断頭円錐形に設
けて若干小径にしており、これによりコインベース14
と成形体16との間に広くスペースをとって後述する被
覆樹脂15の限られたスペース内での被覆体積を増やし
て被覆性能を高めている。さらに、パッド印刷層17
は、例えばレーザ印刷に適した樹脂材質などをコーティ
ングして形成する。
【0026】上述のIC実装フィルム13は、電子回路
(ICなど)を実装する基材として樹脂製フィルムの例
を示し、上述した高比重円盤12と同径を有して、その
下面に一体に密着される。
【0027】このIC実装フィルム13は、例えば9μ
m厚のCu(銅)をエッチングして渦巻状に形成したア
ンテナコイル13bを、38μmのPET(ポリエチレ
ンテレフタレート)樹脂製フィルム13cの片面に形成
し、さらに25μmのPETフィルム基材上にベアチッ
プICを実装した電子モジュール13aを上述のアンテ
ナコイル13bの上面に実装して形成している。
【0028】図5は上述の電子モジュール13aの回路
構成(電子回路)を示し、制御回路51は、例えばCP
Uで形成されるような制御回路であって各回路装置を駆
動制御し、整流回路52はアンテナコイル13bが受け
た電磁波の信号を整流し、定電圧回路53はアンテナコ
イル13bで発生した起電力で定電圧のDC電源を生成
して各回路に供給する。
【0029】復調回路54は整流回路52からの信号を
デジタルデータに復調し、クロック発生回路55はデー
タ処理に使用するクロックパルスを発生し、変調回路5
6は送信するためのデジタルデータを送信可能な信号に
変調する。EEPROM57は不揮発性の記憶媒体であ
って、データを読出し可能に記憶する。
【0030】前述の制御回路51は、アンテナコイル1
3bに信号を受信すると、復調回路54が復調したデー
タを解読し、このデータにしたがって、EEPROM5
7に対するデータの記憶または読出しを実行し、送信す
るデータは変調回路56で変調して、アンテナコイル1
3bを介して送信制御する。
【0031】上述のコインベース14は、コイン厚さ方
向の約半分の下側を形成する厚みを有し、この上面中央
部には高比重円盤12とIC実装フィルム13とを上下
に重ね合せた状態で搭載する凹形状の円形搭載面14a
を、耐磨耗性に優れたナイロン系の樹脂材料(例えばナ
イロン6,ナイロン66あるいはナイロン12)で予め
成形しておく。そして、製造時にはこのコインベース1
4の円形搭載面14aに高比重円盤12とIC実装フィ
ルム13とを上下に重ね合せて搭載し、その外周縁部を
後述する被覆樹脂15で覆って一体成形する。
【0032】この場合、円形搭載面14aは円形のコイ
ン状に適した円形の搭載面のため、該円形搭載面14a
の凹部分に正確に位置決めして安定して組込むことがで
きる。
【0033】さらに、このコインベース14の下面に
は、凹形にして彫刻用に設定した凹形彫刻面14bを形
成している。この凹形彫刻面14bの中央部に対して、
図6に示すように、任意の文字や絵柄の彫刻が施され
る。この凹形の彫刻面14bを設けることにより、コイ
ンベース14の下面に彫刻を施した際に、その彫刻層1
4cの厚みがコインベース14の下面より突出せず、凹
形内に位置してコインの薄型化を促進している。
【0034】上述の被覆樹脂15はコイン上面中央部を
露出させた状態で前記コインベース14と同外径にして
コイン外周縁部を、コインベース14と同系の樹脂材料
(例えばナイロン6,ナイロン66あるいはナイロン1
2)でコイン状に被覆形成する。
【0035】この場合、被覆樹脂15はコイン厚さ方向
の約半分の上側を形成する厚みを有し、コイン外周面か
ら一部コイン上面にかけて被覆形成することにより、コ
インの外周縁部に対してのみ被覆樹脂15で覆って上面
中央部は被覆しないため、加熱加工する成形時に際し
て、反りや歪のない成形ができる。
【0036】特に、この被覆に際してはコインベース1
4の上面全体を被覆するのではなく、その開放面側の外
周縁部を被覆樹脂15で部分的に環状被覆する部分被覆
技術を採用している。
【0037】この部分被覆技術としては、例えば射出成
形によって被覆することができ、コインベース14と、
その上面に搭載される高比重円盤12とIC実装フィル
ム13との環状隙間部分を完全に封止するように射出成
形して被覆する。
【0038】この被覆時にはコインベース上面の外周縁
部に対して、例えば被覆樹脂を溶融させてコインベース
14上に20Kg/cm2の圧力を加えて被覆させる。
このときは、加圧によって被覆樹脂15が流動し、その
後の冷却によって硬化するので、搭載された高比重円盤
12とIC実装フィルム13およびコインベース14
と、この被覆樹脂15とのそれぞれが高温接着して一体
化する。
【0039】これにより、高比重を有しながら反りや歪
を解消した薄型化コインの製作が可能になる。このよう
に、コインベース14と被覆樹脂15とで必要最小限の
薄型化したコイン構造を持たせている。
【0040】またこの場合、コイン上面中央部のパッド
印刷層17の露出面を、図7に示すように、金額、店
名、模様等のレーザ印刷面71に設けることができる。
このコイン上面も若干凹形に設けられるため、被覆樹脂
15による印刷面層を省略できるため、コインの薄型化
が図れる。また、コイン全体の上下面を凹形に設けてい
るため、このICコインを薄型化だけでなく、指先で掴
み易くなる利点が得られる。
【0041】さらに、着色可能な被覆樹脂を用いて被覆
すれば、色を選択して組合せることができ、色彩豊かな
バリエーションに富むコインを提供できる。例えば、コ
インベース14と被覆樹脂15との色を異ならせてコイ
ン表裏の色を片面ずつ異ならせることもでき、またコイ
ンベース14と被覆樹脂15を同色に設け、パッド印刷
層17の色だけを異ならせて2色を持たせたコインを設
けることもできる。
【0042】また、コインの薄型化を図る場合に、コイ
ンベース14の樹脂材料と同系の樹脂材料を被覆材料に
用いると、加熱加圧される樹脂間の密着性が向上するの
で同系の樹脂材料を用いるのが適している。
【0043】次に、ICコイン11を製造する場合の概
略について説明する。この製造に際しては、既述した図
2および図3に示すように、上面にパッド印刷層17を
有する高比重円盤12と、電子モジュール13aを実装
したIC実装フィルム13と、コインベース14を予め
形成しておき、図8に示すように、コインベース14の
円形搭載面14aにIC実装フィルム13とコインベー
ス14とを重ね合せて搭載した後、そのコインベース1
4の開放面(上面)側のコイン外周面から一部コイン端面
にかけて、コイン端面(上面)中央部を露出させた状態で
コイン状に被覆樹脂15で被覆形成する。これにより、
図4に示すように、ICコイン11が完成する。
【0044】図9および図10は他のICコイン91の
実施形態を示し、このICコイン91は既述した高比重
円盤12およびIC実装フィルム13と同構造の高比重
円盤92およびIC実装フィルム93を設け、さらにこ
れらの高比重円盤92とIC実装フィルム93とを搭載
する凹形状の円形搭載面94を上面に有し、下面に同じ
く凹形状の彫刻面95を有してコイン厚さを有するコイ
ンベース96を設け、このコインベース96に高比重円
盤92とIC実装フィルム93を重ね合せて一体に搭載
し、そのときに形成されたコインベース96の開放面
(上面)側の内周面と高比重円盤92の外周面との間に
形成される環状空間部を被覆樹脂97で充填してコイン
状に一体に形成する。
【0045】そして、上面側をレーザ印刷面に設け、下
面側を彫刻面に設けて、上述したICコインと同様に設
けることができる。このようにしてICコイン91を設
けても、高比重を有しながら反りや歪を解消した薄型化
コインの製作が可能になるため、品質のよいコインが得
られる。
【0046】上述のように、高比重を有しながら反りや
歪を解消した薄型化コインの製作が可能になるため、樹
脂材料を用いた成形時に、その薄型コインの成形に適し
た品質のよいコインが得られる。また、その薄型化した
反りや歪のないコイン表面に対する安定した印刷や彫刻
ができる外、ICコインを現金の代替えとして使用した
場合に規定の重量が得られるので正常な処理動作が得ら
れ、また金額価値媒体としても十分な重量感を得ること
ができるので価値観を高めて利用できるこの発明の構成
と、実施の形態の構成との対応において、この発明の高
比重板は、実施の形態の高比重円盤12,92に対応
し、以下同様に、基材は、PET樹脂製フィルム13c
に対応し電子回路は、アンテナコイル13bおよび電子
モジュール13aに対応し、IC実装基材は、IC実装
フィルム13に対応するも、この発明は実施の形態に開
示した構成のみに限定されるものではなく、発明の技術
的思想に沿ってその他の実施の形態を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ICコインの外観斜視図。
【図2】 ICコインの展開斜視図。
【図3】 ICコインの製造工程を断面で示す説明図。
【図4】 ICコインの縦断面図。
【図5】 ICコインの電子モジュールの制御回路ブロ
ック図。
【図6】 ICコインの彫刻面を示す底面図。
【図7】 ICコインの印刷面を示す平面図。
【図8】 ICコインの被覆前の組込み状態を示す縦断
面図。
【図9】 他の例のICコインの製造工程を断面で示す
説明図。
【図10】 他の例のICコインを断面で示す説明図。
【符号の説明】
11,91…ICコイン 12.92…高比重円盤 13,93…IC実装フィルム 13a…電子モジュール 13b…アンテナコイル 13c…PET樹脂製フィルム 14,96…コインベース 14a,94…円形搭載面 14b,95…彫刻面 15,97…被覆樹脂 71…レーザ印刷面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 KA03 MA40 MB09 3E044 AA06 BA10 5B035 AA00 BA01 BA05 BB09 CA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高比重材料を樹脂材料に混合して板状に形
    成した高比重板と、基材上にデータ通信用およびデータ
    記録用の電子回路を実装したIC実装基材と、前記高比
    重板と前記IC実装基材とを重ね合せて搭載する樹脂製
    のコイン状ベースと、前記コイン状ベースに搭載された
    高比重板およびIC実装基材の開放面側の外周縁部を樹
    脂材料で環状に被覆形成したコイン形記憶媒体。
  2. 【請求項2】高比重材料を樹脂材料に混合して円盤状に
    形成した高比重円盤と、基材上にデータ通信用およびデ
    ータ記録用の電子回路を実装したIC実装基材と、前記
    高比重円盤と前記IC実装基材とを重ね合せて搭載する
    凹形状の円形搭載面を有する樹脂製のコイン状ベース
    と、前記コイン状ベースに搭載された高比重円盤および
    IC実装基材の開放面側に、そのコイン端面中央部を露
    出させた状態で前記コイン状ベースと同径にしてコイン
    外周縁部を、前記コイン状ベースと同系の樹脂材料で環
    状に被覆形成したコイン形記憶媒体。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のコイン形記憶媒体
    の片面を印刷面に設定したコイン形記憶媒体。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載のコイン形記憶媒体
    の片面を彫刻面に設定したコイン形記憶媒体。
  5. 【請求項5】高比重材料を樹脂材料に混合して形成した
    高比重板と、データ通信用およびデータ記録用の電子回
    路を実装したIC実装基材とを重ね合せて凹形状の樹脂
    製のコイン状ベースに収納した後、そのコイン状ベース
    の開放面側のコイン外周面からコイン端面にかけてコイ
    ン端面中央部を露出させた状態で環状に樹脂材料で被覆
    形成することを特徴とするコイン形記憶媒体の製造方
    法。
  6. 【請求項6】高比重材料を樹脂材料に混合して形成した
    高比重板と、データ通信用およびデータ記録用の電子回
    路を実装したIC実装基材とを重ね合せて凹形状の樹脂
    製のコイン状ベースに収納した後、そのコイン状ベース
    の開放面側の内周面と前記高比重板の外周面との空間部
    を樹脂材料で充填して環状に形成することを特徴とする
    コイン形記憶媒体の製造方法。
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