JP3044804U - 遊戯情報記録担体 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 読み取りと書き込み装置が簡単にできると共
に記録担体搬送装置を必要としないか、又はその搬送装
置を使用しても位置決めが精確に行われる必要がなく、
遊戯情報記録担体との交信がスムーズに行われる遊戯機
に使用される遊戯情報記録担体を提供することを目的と
する。 【解決手段】 電波信号を受信する受信手段と、該受信
手段による誘起電流を整流して基準電圧を提供する電源
回路又は基準電圧を提供する電池と、前記受信手段によ
るアナログ信号を復調する復調手段と、該復調手段によ
るデジタル信号を遊戯情報記録担体内に備えた中央処理
CPUに伝送する入力手段と、前記CPUによる信号を
伝送する出力手段と、該出力手段によるデジタル信号を
変調する変調手段と、該変調手段による無線周波信号を
発信する発信手段と、情報を保存する記録手段とを取付
基体に設けてなるものである。
に記録担体搬送装置を必要としないか、又はその搬送装
置を使用しても位置決めが精確に行われる必要がなく、
遊戯情報記録担体との交信がスムーズに行われる遊戯機
に使用される遊戯情報記録担体を提供することを目的と
する。 【解決手段】 電波信号を受信する受信手段と、該受信
手段による誘起電流を整流して基準電圧を提供する電源
回路又は基準電圧を提供する電池と、前記受信手段によ
るアナログ信号を復調する復調手段と、該復調手段によ
るデジタル信号を遊戯情報記録担体内に備えた中央処理
CPUに伝送する入力手段と、前記CPUによる信号を
伝送する出力手段と、該出力手段によるデジタル信号を
変調する変調手段と、該変調手段による無線周波信号を
発信する発信手段と、情報を保存する記録手段とを取付
基体に設けてなるものである。
Description
【0001】
本考案は遊戯機に使用される遊戯カード等の遊戯者が所有の遊戯情報記録担体 に関する。
【0002】
従来、プリペイドカードを使用する遊戯媒体払い出し機、例えば、パチンコ機 の玉貸機が有った。この玉貸機によく使用されている磁気式プリペイドカードは 記録メモリが少なく、会員カードとして使用する場合、会員確認情報、遊戯履歴 情報等を記録することができないので、このような情報は全てパチンコ店のホス トコンピュータに記録されており、玉貸機はその情報を得るため、パチンコ店の ホストコンピュータとの交信をしなければならない。したがって、玉貸機におけ るカードの読み取りと書き込み装置は複雑的で、コストも高くなっている。
【0003】 上記の問題を解消するため、色々なICカードを使用するパチンコ機或は玉貸 機が提案された。 例えば、特開昭61−238370号公報に記載されている”電子カード式パ チンコ機”はその好適な例である。その電子カード(つまり接触式ICカード) はマイクロコンピュータの制御部とICメモリとを有するので、記録機能は強化 されると共にプログラムを運行することもできるようになった。
【0004】 しかしながら、その電子カードとパチンコ機との交信は接続端子群を介して電 気的に連接されることで行われる。この接続端子群についてのゴミ、汚水等の影 響、チャタリング等による溶着の発生、消耗による劣化があって、電気的性能が 不安定的である。
【0005】 又、前記何れかのカードの読み取りと書き込み装置は精確にカードの位置決め が要求されるカード搬送装置を必要とする。このため、遊戯機のコストを一層高 くさせる。
【0006】 更に、前記いずれかのカード或は遊戯情報記録担体における情報の読み取り又 は書き込み処理は接触式を用いて行われて、その記録担体の形状或は取付基体の 形状がよく制限されているので、今まで遊戯者所有が遊戯情報担体としては扁平 長方形のカードしか挙げられなく、色々な新規な外形を施すのは難しい。
【0007】
本考案は以上の問題に鑑み、読み取りと書き込み装置が簡単にできると共に記 録担体搬送装置を必要としないか、又はその搬送装置を使用しても位置決めが精 確に行われる必要がなく、遊戯情報記録担体との交信がスムーズに行われる遊戯 機に使用される遊戯情報記録担体を提供することを目的とする。
【0008】
前記課題を解決するため、本考案に係る遊戯情報記録担体(以下、記録担体と 称する)は電波信号を受信する受信手段と、該受信手段による誘起電流を整流し て基準電圧を提供する電源回路又は基準電圧を提供する電池と、前記受信手段に よるアナログ信号を復調する復調手段と、該復調手段によるデジタル信号を遊戯 情報記録担体内に備えた中央処理CPUに伝送する入力手段と、前記CPUによ る信号を伝送する出力手段と、該出力手段によるデジタル信号を変調する変調手 段と、該変調手段による無線周波信号を発信する発信手段と、情報を保存する記 録手段とを取付基体に設けてなるものである。 所謂取付基体とは記録素子(例えば磁気カードの磁粉、接触式ICカードのI Cメモリ)及び他の要素(例えば接触式ICカードのCPUを備えたICチップ 及び接続端子群等)を一緒に取付るのに用いる基体(例えば磁気カードのプラス チック基体)を意味する。以下、略して基体と称する。
【0009】
以下、図面を用いて本考案の記録担体を詳細に説明する。
【0010】 図1は本考案実施例に係る記録担体の構成とこれを使用する遊戯媒体払い出し 機を示すプロック図である。
【0011】 図1によって、本考案の記録担体1は電波信号を受信する受信手段101と、 該受信手段101による誘起電流を整流して基準電圧を提供する電源回路110 と、前記受信手段101によるアナログ信号を復調する復調手段111と、復調 手段111によるデジタル信号を記録担体内に備えた中央処理CPU115に伝 送する入力手段113と、前記CPU115による信号を伝送する出力手段11 4と、該出力手段114によるデジタル信号を変調する変調手段112と、該変 調手段112による無線周波信号を発信する発信手段102と、データを保存す るICメモリ116とを有するものであり、前記あらゆる手段及びメモリ116 を基体に取付て本記録担体1が形成される。 前記したように記録担体における電源は電源回路110によって提供されてい るが、それに代わって、電池を用いてもよい。
【0012】 記録担体1のICメモリ116は1Kバイト以上の容量を用いることが可能。 このため、図1に示すように、記録担体1に記録されるデータが豊富であり、C PUを動かすプログラムも格納される。会員カードとして使用するとき、身分デ ータ、暗証番号、総遊戯回数、総使用金額、累計当り金額(例えばパチンコ機に おいての累計貯玉金額)、当り金額残高、当日遊戯金額残高、当日当り金額残高 等のデータを全て記録することができる。このため、遊戯媒体払い出し機はその ような情報を得るため、遊戯店のホストコンピュータとの交信を必要とはしなく てもよく、遊戯媒体払い出し機又は遊戯機における記録担体の読み取りと書き込 み装置は簡単に出来ると共に、本考案の記録担体だけで再プレイ、景品交換、精 算等もできる。
【0013】 図1を参照して、本考案の記録担体1を使用する遊戯媒体払い出し機2は非接 触式の記録担体1を使用するのに用いる読み取り手段21と書き込み手段22と を有し、又、遊戯者によって遊戯金額を(段階的又は一括的に)設定するための 金額設定手段23と遊戯残金等を可視的又は音声で表示する表示手段24と、前 記全ての手段をコントロールする中央処理装置(CPU)25とを備える。又、 図示してない媒体供給手段(例えばパチンコ玉供給ノズル等)を一体に備えても よい。
【0014】 読み取り手段21は記録担体1の情報を変調した搬送波信号を受信する受信手 段211と、前記受信手段211によるアナログ信号を復調する復調手段213 と、前記復調手段213によるデジタル信号を中央処理装置25に伝送する入力 手段212とで構成されれている。
【0015】 書き込み手段22は、前記中央処理装置25による信号を伝送する出力手段2 22と、該出力手段222によるデジタル信号を変調する変調手段223と、該 変調手段223による無線周波信号を記録担体1に発信する発信手段221とで 構成されている。
【0016】 図1による記録担体1を使用する遊戯媒体払い出し機2の作動は以下で有り得 る。 読み取り手段21によって記録担体1の真偽を鑑別し、記録担体1の金額残高 データを読み取りして中央処理装置25に発信する。中央処理装置25は表示手 段24に指令をし、表示手段24はその残高を表示する。遊戯者は金額設定手段 23を利用して遊戯金額を(段階的又は一括的に)設定すると、中央処理装置2 5は該当金額に対応する遊戯媒体(例えばパチンコ玉)を供給するよう指令をす る(例えばパチンコ機についての玉供給装置に発信する)と共に、書き込み手段 22は減算をもって記録担体1の金額残高データを書き直して、読み取り手段2 1はその書き直されたデータを再読み取りして中央処理装置25に発信する。中 央処理装置25は表示手段24に再び指令をし、表示手段24はその残高を再表 示する。
【0017】 更に、遊戯媒体払い出し機2の記録担体1のデータを読み取りする流れは以下 の通りである。 (1)記録担体1の(CPU115が出力回路113を通じて出す)情報を( 変調手段112で)変調した搬送波信号(発信手段102から発信する)を受信 手段211で受信する。 (2)このアナログ信号を復調手段213によって復調される。 (3)入力手段212によってこの復調手段213によるデジタル信号を中央 処理装置25に伝送する。 (4)中央処理装置25の指示によって、対応の処理が行われる。
【0018】 書き込みする流れは以下の通りである。 (1)中央処理装置25による信号を出力手段222によって変調手段223 へ伝送する。 (2)該出力手段222によるデジタル信号を変調手段223によって変調す る。 (3)該変調手段223による無線周波信号を発信手段221を通じて前記カ ード1に発信する。 (4)記録担体1において、この無線周波信号が受信手段101、復調手段1 11、入力回路114を経てデジタル信号としてCPU115に伝送される。 (5)CPU115の指示に従って対応のデータがメモリ116に書き込まれ る。
【0019】 以上に示すように、遊戯媒体払い出し機と記録担体1との交信が無線電波を用 いるため、接続端子群を介して電気的連接方式を用いる交信より、接続端子群に ついてのゴミ、汚水等の影響、チャタリング等による溶着の発生、消耗による劣 化がされるようなことがなく、安定性が高くなる。 又、記録担体の搬送装置を必要としないか、又はその搬送装置を使用しても位 置決めが精確に行われる必要がなく、記録担体との交信がスムーズに行われて、 遊戯媒体払い出し機又は遊戯機のコストが軽減される。
【0020】 図2は本考案の記録担体の実施例の構造を示す図である。 図2において、本考案の記録担体としての遊戯カードAはプラスチックの基体 12に図1に示す電源回路110、復調手段111、CPU115、入出力手段 113、114、変調手段112、ICメモリ116等を集積してなるマイクロ コンピュータとICメモリを備えたICチップ11を埋蔵し、受信手段101と 発信手段102としてのアンテナ10を埋入して形成されたものである。
【0021】 カードAを製造するには図2(b)に示すような射出成形方法が用いられる。 図2(b)によって、長方形のラベル121(塩化ビニール等)をベースにI Cチップ11とアンテナ10を粘着(且つ電気的に連接させる)する。そして、 金型K11とK12内に電気的に連接されたICチップ11とアンテナ10が粘 着されているラベル121とラベル123(ラベル121と同材料、同形状も可 )とを挿入次第、約220゜C温度条件で成形樹脂122(ABS等)を射出す る。これによって、プラスチック基体12を基体としての遊戯カードAが出来た 。
【0022】 前記したように、ICチップ11とアンテナ10とはそれぞれ単独な部品とし て基体12に取付られているが、ICチップ11とアンテナ10とを一体に集積 してなる所謂ICモジュールを用いて前記基体12又は他の基体に取付て本考案 の記録担体を造り出しても良い。
【0023】 以下、図面に基づいて前記所謂ICモジュールの形成方法における二つの実施 例を詳細に説明する。
【0024】 (1)樹脂射出成形方法 図3は前記ICモジュールを形成するのに用いる射出成形方法を示す図である 。 図によって、その方法は以下のステップからなるものである。 金型K1内に樹脂32を射入してからその上に既に電気的に連接されたIC チップ31(図2に示すICチップ11と同様なもの)とループアンテナ30と を載せる。 金型K2を装着してから、約200゜C温度条件で金型K1、K2内に樹脂 32を射入する。 温度が降下して、樹脂32が固化され次第、金型K1、K2を取り出すと、 ICモジュール3が出来るようになる。
【0025】 (2)粘着成形方法 図4は前記ICモジュールを形成するのに用いる粘着成形方法を示す図である 。 図4によって、先ず、長方形(他の形状でもよい)のフィルム42にアンテナ 40を粘着(又は金属インクを用いて印刷)してから、ICチップ41(ICチ ップ11と同様なもの)を粘着し、且つ、ICチップ41とアンテナ40とを電 気的に連接させる。このように、簡単な方法でICモジュール4が造れる。
【0026】 図5は前記したICモジュールを用いて造り出した記録担体であるカードの構 造を示す図である。 図5によって、カードBは嵌め枠550にICモジュール50が嵌入されたフ ィルム55の両側にそれぞれ印刷被覆材53、54を貼着され、更に、これらの 印刷被覆材53、54の外側には保護フィルム51、52がラミネートされて形 成されたものである。
【0027】 前記フィルム55は厚さがICモジュール50に等しい塩化ビニールを用いる ことが望ましい。 印刷被覆材53、54は遊戯店の名称、マーク、顔写真等の文字、図柄が印刷 された紙材又はその他の材料によるもので有り得る。 保護フィルム51、52は印刷被覆材53、54を保護するものであり、塩化 ビニールを用いても良い。
【0028】 前記した実施例の記録担体は扁平長方形のカードにしているが、実に、遊戯機 側との交信は無線電波を用いる、つまり、非接触交信方法を用いて、記録担体の 搬送装置を必要としないか、又はその搬送装置を使用しても位置決めが精確に行 われる必要がないため、記録担体の形状或は基体の形状は円形、三角形及び以下 の実施例に示すような錠のキー状、遊戯媒体の形状等の形状にしてもよい。
【0029】 図6は錠のキー状の記録担体を示す図である。 図6によって、記録担体Cは長条状の舌部61と把持部62とからなる錠のキ ー状の基体6にICモジュール60を内蔵して形成したものである。
【0030】 ICモジュール60に代わって、前記したICチップ11を舌部61若しくは 把持部62に内蔵し、ICチップ11と電気的連接されたループアンテナ若しく はコイルアンテナを舌部61に埋設してもよい。 又は、記録担体Cの舌部61に凹部610(その機能は後述する)を設けても よい
【0031】 このような記録担体Cはドア錠及び机の引き出しの錠等のキーと一緒にキーホ ルダに(取付孔620を介して)取付ることができる。このようなメリットのみ に拘らず、更に、遊戯機の遊戯方法についても醍醐味が一層上げられる
【0032】 図8は記録担体Cを利用する遊戯媒体払い出し機(例えばパチンコ機の玉貸機 )の参考図である。 図8においては、遊戯媒体払い出し機G1は図1に示す遊戯媒体払い出し機の 構成を有するものであり、その記録担体Cとの交信を可能にするように記録担体 Cを保持するためのホルダ8は、一端が払い出し機G1のパネル20の円孔部2 9より露出し、軸線Xにおいて回転自在に払い出し機G1内に取付られている。
【0033】 ホルダ8は図6による記録担体Cの舌部61を入れる案内溝80を設け、該案 内溝80の両側壁に図1に示すような払い出し機側の受信と発信手段としてのア ンテナ201が埋設されていて、外周に案内溝80に挿通する孔81が設けられ 、後部に凸部82を形成している。
【0034】 ホルダ8の後端には、部材83が固設されている。該部材83には、払い出し 機G1のパネル20の円孔部29の外周縁に90゜角毎設けられたマーク291 (”OFF”)、292(”ON”),293(”STOP”)に対応している 凹部831、832、833が形成されていて、更に、これら凹部はホルダ8の 凸部82を(仮)止めすることができると共に、凸部82と凹部832、凸部8 2と凹部833はそれぞれ図10(後述する)に示すスイッチK2とK3を形成 している。 又、ホルダ8の下方にはソレノイド84が設けられている。
【0035】 以下、記録担体Cを利用する払い出し機G1の作動プロセスを詳細に説明する 。
【0036】 (1)”発車”(遊戯開始する) パネル20から記録担体Cをホルダ8の案内溝80に挿入し、記録担体Cの把 持部62の上側がマーク291からマーク292まで移動するように時計順90 ゜回転すると、ホルダ8の凸部82は部材83の凹部831から凹部832に入 るようになる。そして、図10に示すように、前記したこの凸部82と凹部83 2とからなるスイッチK2は”ON”にされ、払い出し機G1の遊戯プロセス開 始又は停止の指令としてのVo端信号は高電位の”1”になって、払い出し機G 1が記録担体Cとの交信、遊戯媒体供給等の遊戯プロセスが行われるようになる 。
【0037】 (2)一時”停車” 一時”停車”とは遊戯者が遊戯途中休憩しようとする場合(又は他の場合)、 休憩後、休憩前の状態で遊戯を再開することができるように、遊戯機を一時停止 させるということである。 記録担体Cを、把持部62の上側がマーク292からマーク293まで移動す るように更に時計順90゜回転すると、ホルダ8の凸部82は部材83の凹部8 32から凹部833に入るようになる。そして、図10に示すように、前記した この凸部82と凹部833とからなるスイッチK3は”ON”にされ、K2は” OFF”になる。これによってリレーKRが作動し、リレーKRのスイッチKR 1は”ON”になってVo端信号は”1”にしたままと共にリレーKRのスイッ チKR3も”ON”にされて、払い出し機G1への一時”停車”の開始又は解除 としてのVt端信号は”1”になって払い出し機G1は一時”停車”状態にされ る(この時、図8に示すモニタ26に”一時停止中”等の表示をしてもよい)。 同時に、スイッチKR2が”OFF”にされるため、ソレノイド84が断電され 、その端子840がホルダ8の孔81を挿通し、図6に示す記録担体Cの舌部6 1の凹部610に挿入するようになる。これによって、記録担体Cを回転又はホ ルダ8の案内溝80より取り出しすることができなくなって、他者による使用が 禁じられる。 この一時”停車”を解除しようとする場合、遊戯者は図8に示すキーボード2 8を利用して暗証番号を入力すると、払い出し機G1はそれを判別した上、一時 (スイッチK3が”OFF”になるまで)スイッチKGを”OFF”にすると、 リレーKRが断電され、スイッチKR1、KR3が”OFF”、KR2が”ON ”になるため、Vt端信号は”0”に変わって、払い出し機G1は一時”停車” 解除の手続きをする。一方、ソレノイド84は再び導通し、端子840が凹部6 1、孔81より離脱するようになって、記録担体C及びホルダ8は回転できるよ うになる。再び記録担体Cを、把持部62の上側がマーク293からマーク29 2まで移動するように逆時計順90゜回転すると、払い出し機G1は遊戯プロセ スを続行することができる。
【0038】 前記したように、図6に示すような錠のキー状の記録担体Cを利用すると、自 動車運転するような遊戯ステップを遊戯者に提供することができ、遊戯中の醍醐 味が一層揚がられるようになる。
【0039】 更に、本考案の記録担体は遊戯媒体(例えば、パチンコ機のパチンコ玉、パチ スロマシンのメダル)の形状にすることもできる。 図7はパチンコ玉状の記録担体を示す図である。 図7によって、記録担体Dは球状つまりパチンコ玉状にしている基体7内にI Cモジュール70(前記のICモジュール3又は4等と同構成なもの)を内蔵し てなるものである。 記録担体Dは基体7の中心部に図2に示すようなICチップ11を、基体7の 球面に沿ってICチップ11と電気的連接したアンテナを埋設して形成しても良 い。
【0040】 図9は記録担体Dを利用するパチンコ機の玉貸機の参考図である。 図8においては、玉貸機G2は図1に示す遊戯媒体払い出し機の構成を有する ものである。又、本実施例ではこのような玉貸機に利用される記録担体Dは金額 前払で使い捨てのものであると想定する。 図9においては、上部に挿入孔200を有するパネル20に嵌められた透明な 板202に接設されているホルダ9は、断面が”U”字状の案内溝90を有し、 案内溝90の周壁に図1に示すような払い出し機側の受信と発信手段としてのア ンテナ201が埋設されていて(部品を取付するための部品取付部93に図1に 示す払い出し機のその他の手段を取付てもよい)、ホルダ9の下側には案内溝9 0を挿通するスロット92が設けられ、ホルダ9の外側に固設されているソレノ イド94の端子940は離脱自在にスロット92に挿入されている。 ホルダ9の下方にパネル20の下端の開口203より挿入され引き出し式のボ ックス95が設けられている。
【0041】 遊戯する際、値段(例えば500円)が印加された記録担体Dを挿入孔200 に挿入すると、記録担体Dは案内溝90に進入し、ソレノイド94の端子940 に担持され、アンテナ201を用いる玉貸機G2側との交信が出来るようになっ て、つまり、遊戯プロセスが行われるようになる。玉貸機G2は遊戯金額がなく なることを検出したら、ソレノイド94を作動させる指令を発行して、ソレノイ ド94の端子940は一時案内溝90より離脱し、記録担体Dはボックス95に 落下し、回収される。 一方、遊戯者はモニタ26によらずにも、透明な板20 2を介してその記録担体Dが見えないと、すぐ遊戯金額がなくなると解るように なる。
【0042】 前記したように、図7に示すような遊戯媒体の形状の記録担体Dを利用すると 、記録担体Dは従来のように支払い手段とされると共に、遊戯媒体とされる感覚 もするようになって、遊戯中の醍醐味が一層揚がられるようになる。
【0043】
本考案に係る遊戯情報記録担体は遊戯機との交信が無線電波を用いるので、接 続端子群を介して電気的連接方式を用いる交信より、接続端子群についてのゴミ 、汚水等の影響、チャタリング等による溶着の発生、消耗による劣化がされるよ うなことがなく、安定性が高くなって、記録担体の搬送装置を必要としないか、 又はその搬送装置を使用しても位置決めが精確に行われる必要がなく、記録担体 との交信がスムーズに行われて、遊戯機のコストが軽減される。
【0044】 又、記録担体のメモリ容量が大きくなって、記録担体に記録されるデータが豊 富であり、CPUを動かすプログラムも格納される。会員カードとして使用する とき、身分データ、暗証番号、総遊戯回数、総使用金額、累計当り金額(例えば パチンコ機においての累計貯玉金額)、当り金額残高、当日遊戯金額残高、当日 当り金額残高等のデータを全て記録することができる。このため、遊戯機はその ような情報を得るため、遊戯店のホストコンピュータとの交信を必要とはしなく てもよく、遊戯機における記録担体の読み取りと書き込み装置は簡単に出来ると 共に、本考案の記録担体だけで再プレイ、景品交換、精算等もできる。
【0045】 記録担体については、円形、三角形、錠のキー、パチンコ玉等の遊戯媒体の形 状等色々な新規デザインを施すのは容易に出来る。記録担体の形状の特徴を利用 して遊戯機の遊戯方法についても一層な醍醐味が揚げられる。
【0046】 更に、本考案の記録担体は遊戯機に使用される記録担体に拘らず、電車の定期 券、高速道路料金徴収用のカード、金融機関のATM機に使用される貯金カード 等にも適する。
【図1】本考案実施例に係る遊戯情報記録担体とこれを
使用する遊戯媒体払い出し機を示すプロック図である。
使用する遊戯媒体払い出し機を示すプロック図である。
【図2】本考案の遊戯情報担体の実施例の構造図であ
る。(a)は平面図、(b)は製造工程を示す図であ
る。
る。(a)は平面図、(b)は製造工程を示す図であ
る。
【図3】本考案の遊戯情報担体が用いるICモジュール
製造工程を示す図である。
製造工程を示す図である。
【図4】本考案の遊戯情報担体が用いる他のICモジュ
ールの構造を示す斜視図である。
ールの構造を示す斜視図である。
【図5】本考案の遊戯情報担体の他の実施例の構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】本考案の遊戯情報担体の他の実施例の構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】本考案の遊戯情報担体の他の実施例の構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】図6に示す本考案の遊戯情報担体を利用する遊
戯媒体払い出し機の実施例を示す図である。(a)は斜
視図、(b)は要部の平面図である。
戯媒体払い出し機の実施例を示す図である。(a)は斜
視図、(b)は要部の平面図である。
【図9】図7に示す本考案の遊戯情報担体を利用するパ
チンコ玉貸機の実施例を示す図である。(a)は斜視
図、(b)は要部の平面図である。
チンコ玉貸機の実施例を示す図である。(a)は斜視
図、(b)は要部の平面図である。
【図10】図8に示す遊戯媒体払い出し機に用いられる
電気回路図である。
電気回路図である。
A,B カード C,D 遊戯情報記録担体 11 ICチップ 10、30、40、201 アンテナ 3、4、50、60、70 ICモジュール
Claims (7)
- 【請求項1】 電波信号を受信する受信手段と、該受信
手段による誘起電流を整流して基準電圧を提供する電源
回路又は基準電圧を提供する電池と、前記受信手段によ
るアナログ信号を復調する復調手段と、該復調手段によ
るデジタル信号を遊戯情報記録担体内に備えた中央処理
CPUに伝送する入力手段と、前記CPUによる信号を
伝送する出力手段と、該出力手段によるデジタル信号を
変調する変調手段と、該変調手段による無線周波信号を
発信する発信手段と、情報を保存する記録手段とを取付
基体に設けてなる遊戯情報記録担体。 - 【請求項2】 前記受信手段と発信手段としてのアンテ
ナを前記取付基体に埋入していることを特徴とする請求
項1に記載の遊戯情報記録担体。 - 【請求項3】 前記電源回路、復調手段、CPU、入出
力手段、変調手段等を集積してなるICチップを前記取
付基体に取付することを特徴とする請求項2に記載の遊
戯情報記録担体。 - 【請求項4】 前記ICチップと前記アンテナを一体に
集積してなるICモジュールを前記取付基体に取付て形
成されたことを特徴とする請求項2に記載の遊戯情報記
録担体。 - 【請求項5】 嵌め枠に前記ICモジュールが嵌入され
たフィルムの両側にそれぞれ印刷被覆材を貼着され、更
に、これらの印刷被覆材の外側には保護フィルムがラミ
ネートされて形成されたものであることを特徴とする請
求項4に記載の遊戯情報記録担体。 - 【請求項6】 前記取付基体は錠のキー形状にしている
ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の遊戯
情報記録担体。 - 【請求項7】 前記取付基体は遊戯媒体の形状にしてい
ることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の遊
戯情報記録担体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002590U JP3044804U (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 遊戯情報記録担体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002590U JP3044804U (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 遊戯情報記録担体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3044804U true JP3044804U (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=43179213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997002590U Expired - Lifetime JP3044804U (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 遊戯情報記録担体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044804U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012100987A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Japan Network System Kk | 遊技球、遊技機、及び不正な遊技球の回収方法 |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP1997002590U patent/JP3044804U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012100987A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Japan Network System Kk | 遊技球、遊技機、及び不正な遊技球の回収方法 |
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