JPH0856127A - オーディオ信号電力増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置 - Google Patents

オーディオ信号電力増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置

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JPH0856127A
JPH0856127A JP6209194A JP20919494A JPH0856127A JP H0856127 A JPH0856127 A JP H0856127A JP 6209194 A JP6209194 A JP 6209194A JP 20919494 A JP20919494 A JP 20919494A JP H0856127 A JPH0856127 A JP H0856127A
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圭 西岡
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雅憲 藤沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大きな電力を供給するときの信号歪みを低減し
たオーディオ信号電力増幅回路およびこれを用いるオー
ディオ装置を提供することを目的とする。 【構成】第1または第2のプッシュプル出力段アンプと
電源ライン、そしてグランドラインとの間にスイッチン
グ制御回路とスイッチング回路とをそれぞれ設け、それ
ぞれの制御回路の三角波のタイミングをほぼ等しくなる
ように揃え、出力段アンプへのプッシュ側への給電電力
とプル側からグランドへの環流電力がスイッチング制御
により調整され、スイッチング制御のON/OFFタイ
ミングが同期してほぼ同時になされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オーディオ信号電力
増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置に関し、詳
しくは、音声や演奏音等からなるオーディオ信号を増幅
してBTL(Balanced Tranceformer Less)方式の出力
回路によりスピーカを駆動して音響を出力する、ラジオ
やカセットテーププレーヤ,ビデオテープレコーダ、ビ
デオカメラ、コンポーネントステレオ装置などのオーデ
ィオ信号を発生するような装置(これらを含めてここで
はオーディオ装置という)において、BTLの出力回路
の消費電力を低減しかつ大きな電流を供給したときの信
号歪みを低減することができるようなスイッチングレギ
ュレータを増幅器の一部に用いるオーディオ信号電力増
幅回路およびこれを用いる携帯用のオーディオ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8(a) にBTL出力回路を用いたオー
ディオ装置の例として従来のポータブルカセットテープ
プレーヤの信号再生系の回路を簡単なブロック図で示
す。1は読取ヘッド、2は、ヘッドアンプ、イコライザ
回路等を含む信号再生処理回路、3は正相側(非反転出
力側)の出力段アンプ、4は負荷としてのスピーカ、そ
して、5は、逆相側(反転出力側)の出力段アンプであ
る。
【0003】再生時には、オーディオ信号が記録された
テープ(図示せず)から、読出ヘッド1を介して入力オ
ーディオ信号として読出信号Aが得られる。この読出信
号Aが信号再生処理回路2に入力されて、録音時の高周
波バイアス成分が除去され、イコライジング処理などが
施されて、オーディオ信号Bが再生される。再生された
オーディオ信号Bは、最終的に出力段アンプ3,5にそ
れぞれ加えられて増幅される。入力信号Bは、それぞれ
の出力段アンプにおいて出力信号C,C* となり、これ
ら出力によりスピーカ4が駆動される。その結果、スピ
ーカ4から再生音が発生する。
【0004】通常、トランジスタのアンプ3,5は、そ
れぞれの入力段に一対の信号を生成する入力段アンプ3
a ,5a を有する。オーディオ信号Bは、入力段アンプ
3aにより増幅されて相互に位相が180゜相違する一
対の信号にされる。これら信号が出力段アンプを構成す
るプシュプルトランジスタQ1 ,Q2 で増幅されて、出
力信号Cとして電力増幅される。また、オーディオ信号
Bは、入力段アンプ5a により反転増幅されて同様にプ
シュプルトランジスタQ3 ,Q4 で増幅されて、出力信
号C* として電力増幅される。
【0005】出力段アンプ3を例としてその電力増幅に
ついて詳述すると、入力信号Bに応じて出力段アンプ3
へ給電する電源ラインVccの電圧がトランジスタQ1 で
出力信号Cの電圧まで降下される。言い替えれば、トラ
ンジスタQ1 の内部インピーダンスによる降下電圧の量
がオーディオ信号Bの波形に応じて変化する結果として
出力信号Cが生成される。ことき、トランジスタQ1
は、電源ラインVccの電圧と出力信号Cの電圧との差電
圧を受け持つ。その結果として、トランジスタQ1 は、
前記差電圧分の電力を消費する。
【0006】なお、出力段アンプの構成は、説明の都合
上、図では出力トランジスタQ1 ,Q2 だけの簡単な回
路にしているが、実際の回路としては、ドライブ回路等
の周辺回路が加わっていてもよい。そして、以上のこと
は、出力段アンプ5についても同様である。特に、BT
L回路の場合には、通常、入力段アンプ3a ,5a が差
動増幅回路で構成されていて、アンプ3,5の出力端子
から入力段差動アンプ3a ,5a の基準電圧(Vcc/2
の電圧,Vccは電源電圧)が加えられる反転入力側へネ
ガティブフィードバックがかけられているが、発明には
直接関係していないので図ではそれが省略されている。
【0007】ここで、BTL出力段アンプ3,5の動作
を詳述すると、オーディオ信号Bの電圧値が基準電圧
(Vcc/2)より上にあるときには、入力段アンプ3a
の出力により電源側トランジスタQ1 が能動状態にされ
接地側トランジスタQ2 が遮断状態にされる。さらに入
力段アンプ5a の出力により電源側トランジスタQ3 が
遮断状態にされ接地側トランジスタQ4 が能動状態にさ
れる。そして、オーディオ信号Bの電圧値に応じた電流
が電源ラインVccからトランジスタQ1 を経てスピーカ
4,トランジスタQ4 ,グランドへと流れる。
【0008】オーディオ信号Bの電圧値が基準電圧より
下にあるときには、トランジスタのON,OFF関係が
前記と逆になり、オーディオ信号Bの電圧値に応じた電
流が電源ラインVccからトランジスタQ3 ,スピーカ
4,トランジスタQ2 ,グランドへと流れる。オーディ
オ信号Bの電圧値が基準電圧にあるときには、各トラン
ジスタはOFF状態にある。このときには前記の入力段
アンプ3a ,5a へのネガティブフィードバックによ
り、各アンプ3,5の出力端子はVcc/2になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、互いに逆
相で動作する一対の出力段アンプ3,5を設けてBTL
動作をさせたときの各トランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,
Q4 で消費される電力を図8(b) の斜線で示す。なお、
図では各トランジスタが消費する電力を斜線の方向を換
えることでそれぞれの斜線の範囲で示している。斜線で
示す出力トランジスタの降下電圧による電力は、パワー
増幅用のトランジスタによって熱として放散される。こ
のため、電力損失が大きいパワートランジスタが必要に
なる。ここで大きな電力が消費されるので、BTL出力
回路で出力信号C,C* を生成する場合の電力効率はよ
くない。
【0010】このことは、特に、限られた電力のバッテ
リーで動作する携帯形のオーディオ装置では、装置の動
作時間が電力使用効率によって左右されることになるの
で問題になる。しかも、この種の装置では、長時間動作
可能なことが製品価値として極めて重要である。そこ
で、できるだけ消費電力の少ない装置であることが要請
されている。このような問題を解決するために、出願人
は、出力段のアンプの内部インピーダンスの変化に応じ
てスイッチングレギュレータを動作させて電力供給を行
うBTLのオーディオ装置を「特願平6−52607
号」として出願している。
【0011】その図3の実施例では、電流供給側のスイ
ッチングレギュレータをBTL動作をする電源側のトラ
ンジスタに共通に設けている。また、図7に示すよう
に、前記実施例の7図では、BTL動作の電源側および
グランド側の各トランジスタに対応させてそれぞれスイ
ッチングレギュレータを設けている。前者の実施例で
は、スイッチングレギュレータ回路を低減して消費電力
の低減を図るのに有利であり、後者の実施例は、プッシ
ュ側およびプル側のトランジスタの動作に対応させてそ
れぞれ独立にスイッチングレギュレーションをさせるこ
とにより電源側,グランド側の信号変化に追従してそれ
ぞれにおいて消費電力の低減ができる利点がある。な
お、図7において、40,41,42,43は、スイッ
チングレギュレーションによる供給電力制御回路であ
る。給電力制御回路40,41,42,43は、それぞ
れのプッシュ側およびプル側のトランジスタQ1 〜Q4
に対応して独立に設けられている。この回路では、供給
電力制御回路40,41,42,43の各コイルに流れ
る電流を還流させるために、供給電力制御回路42,4
3の電流還流用のフライフォイールダイオードを削除し
て、供給電力制御回路42のグランド側のコイルの端子
を供給電力制御回路41のフライフォイールダイオード
に接続し、供給電力制御回路43のグランド側のコイル
の端子を供給電力制御回路40のフライフォイールダイ
オードに接続することでトランジスタのスイッチングが
OFFしたときにコイルに流れる電流を還流させてい
る。
【0012】しかし、電源側,グランド側(プッシュ側
トランジスタ,プル側トランジスタ)を独立にスイッチ
ングレギュレーション制御をすると、電源側のスイッチ
ングレギュレータのスイッチングトランジスタとグラン
ド側のレギュレータのスイッチングトランジスタとのO
Nタイミングがずれて、大きな電力を供給する時に信号
歪みが発生し易い。電源側,グランド側のスイッチング
の同期を採るために、電源側あるいはグランド側の一方
のレギュレータのスイッチング制御信号で同時に電源
側,グランド側のスイッチングレギュレーションを行う
ことも考えられるが、電源側,グランド側が相互に位相
反転した信号とはいっても動作遅れやスピーカを経た後
の信号を扱うので大きな電流供給時には、同様な歪みの
問題が発生する。この発明は、このような従来技術ある
いは先行技術の問題点を解決するものであって、大きな
電力を供給するときの信号歪みを低減したオーディオ信
号電力増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るこの発明のオーディオ信号電力増幅回路およびこれを
用いるオーディオ装置の特徴は、オーディオ信号を受け
てこれを増幅して出力するプッシュプルの第1の出力段
アンプと、オーディオ信号を受けてこれを反転増幅して
出力するプッシュプルの第2の出力段アンプと、電源ラ
インから電力を受けて可聴周波数を超える周波数でスイ
ッチング動作をして第1または第2の出力段アンプに給
電する第1のスイッチング回路と、第1または第2の出
力段アンプからグランド側へと流出される電流を受けて
可聴周波数を超える周波数でスイッチング動作をして電
流をグランドへと流す第2のスイッチング回路と、オー
ディオ信号の電圧およびオーディオ信号を前記第1の出
力段アンプで増幅することで生成された増幅オーディオ
信号の電圧のいずれかの電圧と給電する電力の電圧との
差を第1の差とし、オーディオ信号の電圧およびオーデ
ィオ信号を第2の出力段アンプで増幅することで生成さ
れた増幅オーディオ信号の電圧のいずれかの電圧と給電
する電力の電圧との差を第2の差とし、第1の差および
第2の差のいずれかに応じて発生させた比較レベルが所
定の第1の三角波のレベルと比較されることにより給電
する電力がオーディオ信号のレベルに対応して変化する
ように第1のスイッチング回路のスイッチング期間を制
御する第1の制御回路と、オーディオ信号およびオーデ
ィオ信号を第1の出力段アンプで増幅することで生成さ
れた増幅オーディオ信号のいずれかの電圧と第1の出力
段アンプからグランド側へと流出される電流の電圧との
差を第3の差とし、オーディオ信号の電圧およびオーデ
ィオ信号を第2の出力段アンプで増幅することで生成さ
れた増幅オーディオ信号の電圧のいずれかの電圧と第2
の出力段アンプからグランド側へと流出される電流の電
圧との差を第4の差とし、第3の差および第4の差のい
ずれかに応じて発生させた比較レベルが所定の第2の三
角波のレベルと比較されることによりグランド側へ環流
させる電力がオーディオ信号のレベルに対応して変化す
るように第2のスイッチング回路のスイッチング期間を
制御する第2の制御回路とを備えていて、第1および第
2の三角波のタイミングがほぼ等しく、第1の出力段ア
ンプの出力と第2の出力段アンプの出力とによりスピー
カを駆動するものである。
【0014】
【作用】第1または第2のプッシュプル出力段アンプと
電源ライン、そしてグランドラインとの間に前記のよう
な制御をする制御回路とスイッチング回路とをそれぞれ
設け、それぞれの制御回路の三角波のタイミングをほぼ
等しくなるように揃えることにより、出力段アンプへの
プッシュ側への給電電力とプル側からグランドへの環流
電力がスイッチング制御により調整され、スイッチング
制御のON/OFFタイミングが同期してほぼ同時にな
される。
【0015】そこで、大きな電力を供給する際には、電
源側,グランド側のスイッチング回路の同期ずれにより
発生する信号歪みが低減される。しかも、出力段アンプ
への給電電力の電圧とグランドへと戻る環流電流の電圧
は、それぞれオーディオ信号の電圧に応じて独立にフィ
ードバックがかかる。そこで、給電電力の電圧と環流電
流の電圧とは、この出力アンプの出力信号の電圧との電
位差を一定に維持するようにそれぞれ動作させることが
できる。そこで、この一定の電位差を出力段アンプの動
作に要する最低電圧か、それ以上でも低い電圧の範囲で
一定値に維持するようにすることができる。これにより
従来のように一定の電源電圧から直接電圧降下させて出
力信号を得たときの消費電力よりも消費電力が低くな
る。
【0016】なお、この発明では、電力供給ラインのス
イッチングが可聴周波数を超える速いタイミングで行わ
れる。これにより、たとえ、スイッチングに起因する歪
み成分が増幅されたオーディオ信号に含まれていたとし
ても、この成分は最終的には聞き取られることがない。
よって、実用上、オーディオ信号の質を損なうことがな
く、オーディオ装置としての性能を維持することができ
る。
【0017】
【実施例】図1において、出力段回路30は、ポータブ
ルカセットテーププレーヤ10の出力段増幅回路であっ
て、図8のアンプ3,5に対して電力を供給する供給電
力制御回路40,41がそれぞれ、それぞれのアンプ対
応に設けられている。そして、グランド側には、図7の
供給電力制御回路42,43に対応する供給電力制御回
路42a,43aが設けられている。なお、供給電力制
御回路42a,43aは、供給電力を制御する回路と言
っても、それは、グランドへ環流してくる電流の電力で
あり、通常の、電源から負荷へ供給する電力制御ではな
い。グランドへ電力を戻す意味での制御であるが、グラ
ンドへ供給する電力を制御する点でここではこれも供給
電力制御回路と呼ぶ。また、入力段アンプ3a ,5a の
反転入力側にネガティブフィードバックがかけられてい
るが、図では、それが省略されている。また、図8と同
一の構成は同一の符号を付してある。したがって、説明
は割愛する。また、図示はしていないが、電源ラインV
ccは、携帯用のオーディオ装置として、電池の+側の出
力電力ラインに接続されている。
【0018】供給電力制御回路40は、PWM(パルス
ワイドモジュレーション)の制御により出力電力を、こ
の電力の電圧がオーディオ信号の出力信号の電圧に対し
て一定値に維持されるようにスイッチングレギュレーシ
ョンする電力制御回路である。供給電流の制御は、入力
信号の信号レベルに応じて決定される出力トランジスタ
Q1 の内部インピーダンスの変化に応じて行われる。そ
のために、出力電力の電圧と出力信号Cの電圧とを検出
する。そして、これらの差に対応する電力をトランジス
タQ1 に供給して、トランジスタQ1 の出力側と電力供
給端子との間の電位差が一定になるように制御する。こ
れにより同時に、入力信号(あるいは出力信号)に応じ
た電力が供給される。この回路40は、検出回路50、
スイッチングレギュレーション回路60、そして平滑回
路70からなる。なお、点線で示すコンデンサCN は、
高周波信号をバイパスさせるためのものであり、その容
量は、2000P程度である。このコンデンサは原理的
には不要である。
【0019】スイッチングレギュレーション回路60
は、電源ラインVccとアンプ3への電力供給端子(出力
端子6)との間に挿入された回路である。これは、制御
電圧値発生回路65とスイッチング回路66とからな
る。制御電圧値発生回路65は、トランジスタQ61とア
ンプ61とを有していて、スイッチング制御のための制
御電圧値を発生する。スイッチング回路66は、コンパ
レータ62とPNP形のスイッチングトランジスタQ6
2、そして三角波発生回路63とからり、電源ラインVc
cに接続される電力供給ラインをトランジスタQ62によ
りON/OFFして、その結果得られる電力を平滑回路
70を介して出力端子6に送出する。それが出力端子6
に発生する、アンプ3に対する給電電力Dになる。な
お、三角波発生回路63の出力は、グランド側のスイッ
チングレギュレーションを行う供給電力制御回路43a
に送出されている。
【0020】供給電力制御回路40の制御により出力端
子6の電圧は、出力信号Cのレベルに追従して変動する
ことになるが、この出力端子6とトランジスタQ1 の出
力信号の出力端子との電位差が一定に維持されること
で、前述したように、トランジスタQ1 での消費電力は
低減される。すなわち、ここでは、出力信号Cの信号レ
ベルが低いときには、それに応じて出力端子6の電圧も
低くなる。出力信号Cの信号レベルが高いときには、そ
れに応じて出力端子6の電圧も高くなる。
【0021】供給電力制御回路40とトランジスタQ1
との全消費電力が、従来のトランジスタQ1 による消費
電力より少なくなければならない。これは、スイッチン
グ周波数を高い周波数に選択すること、例えば、50k
Hz〜800kHz程度の高い周波数にすること、そし
て出力端子6とトランジスタQ1 の出力信号の出力端子
との電位差を、従来の電源ラインVccからの平均的な電
圧降下よりも低い一定の電圧に維持することで達成でき
る。これにより、従来のトランジスタQ1 における電源
電圧Vccからの電圧降下により発生する平均的な消費電
力より小さく抑えられる。
【0022】さて、先に説明したように、アンプ3は、
オーディオ信号Bを受け、これをトランジスタQ1 ,Q
2 でプッシュプル増幅してパワー増幅し、増幅された出
力信号Cを生成する。検出回路50は、ベース−エミッ
タ間を検出端子とするNPNトランジスタQ50を主体と
して構成されている。その検出信号Eは、スイッチング
レギュレーション回路60のトランジスタQ61に出力さ
れてトランジスタQ62をON/OFFさせる。トランジ
スタQ50は、給電電力Dの電圧をそのエミッタに受け、
そのベースには、アンプ3から出力される出力信号Cの
電圧を順方向接続のダイオードD51,D52を介して受け
る。その結果、検出回路50の検出動作は、給電電力D
の電圧と出力信号Cの電圧との差電圧VD-C が1Vf
(ベース・エミッタ間の順方向降下電圧、本発明におけ
る所定の電圧値に対応)より大きいか否か(所定の電圧
値との差)に応じて異なってくる。
【0023】この差電圧VD-C が1Vf 以下のときには
トランジスタQ50がONする。これにより、差電圧1V
f −VD-C の検出信号E(=誤差電圧)に応じた電流を
トランジスタQ61に加える。トランジスタQ61は、この
誤差電圧に応じてそれを増幅した電圧を分圧電圧F(後
述)として発生する。一方、差電圧VD-C が1Vf を越
えたときには、トランスタQ50はOFFする。これによ
り一定電圧(=Vcc)の検出信号Eが発生する。なお、
51は、ダイオードD51,D52をON状態に維持するた
めの定電流源であり、出力信号Cから2×1Vf (=2
Vf )高い基準信号GをトランジスタQ50のベースに発
生する。
【0024】制御電圧値発生回路65は、検出回路50
の検出信号Eを受けてコンパレータ62に対する比較電
圧値Pを発生する。これは、検出回路50からの検出信
号Eを受けてトランジスタQ61がONしたときに、言い
替えれば、出力信号Cの電圧と出力端子6の給電電力D
の電圧の差が1Vf 以下になったときに、電源ラインV
ccの電圧と出力信号Cの電圧との間の電圧値を、直列接
続の抵抗回路R62,R63の接続点Nに分圧電圧Fとして
発生する。アンプ61は、この分圧電圧Fを受けて、こ
れと基準信号Gの電圧との差分の信号を増幅して前記の
比較電圧値Pを発生する。そして、これをコンパレータ
62の(-) 入力(基準端子側)に出力する。検出回路5
0からの検出信号Eを受けてトランジスタQ61がOFF
したときには、すなわち、出力信号Cの電圧と出力端子
6の給電電力Dの電圧の差が1Vfを越えたときには、
出力信号Cと基準信号Gとの差の電圧(=2Vf )がア
ンプ61により増幅されることで比較電圧値Pが発生す
る。これは、一定値(後述するように、三角波の信号レ
ベルより低い値)になる。
【0025】コンパレータ62は、(+) 入力に周波数が
可聴周波数を超える一定周波数の三角波の信号Sを三角
波発生回路63から受ける。そして、比較電圧値Pの電
圧と信号Sの電圧とを比較して信号Sの電圧が比較電圧
値Pの電圧を越えているときにはPNPトランジスタQ
62をOFFさせるHIGHレベルの信号を駆動パルスH
として出力する。この駆動パルスHは、トランジスタQ
62に加えられる。ただし、ここでの三角波の信号Sは、
その振幅基準がオーディオ信号Bの振幅変化に対応する
基準信号Gの電圧を基準とするものであり、コンパレー
タ62に入力される前に基準信号Gと信号Sとが合成回
路64で合成される。
【0026】平滑回路70は、スイッチング回路66の
トランジスタQ62の出力に接続されていてその出力電力
を平滑化する。この回路は、トランジスタQ62の出力と
アンプ3への電力供給ライン(出力端子6)との間に直
列に挿入されたコイルL70を主体とする回路である。
このコイルL70を介することで、スイッチングされた
電力が平滑化され、平滑化された給電電力Dが出力端子
6に発生する。なお、コイルL70の入力端と接地GN
D間にはフライホイールダイオードが接続されている。
このダイオードによりコイルL70に流れる電流の還流
路が形成される。これにより電力供給ラインがスイッチ
ングトランジスタQ62により遮断されているときにコイ
ルL70に蓄えられたエネルギーが慣性電流としてアン
プ3側に供給されてコイルL70へと戻る。
【0027】次に、給電電力Dとアンプ3の出力信号C
との差電圧VD-C をほぼ1Vf に制御するスイッチング
レギュレーション回路60の動作について説明する。図
2に示すように、コンパレータ62は、その一方の入力
信号に、出力信号Cの電圧に応じて変化する基準信号G
を基準とした三角波の信号S(図2(a) ,(c) 参照)が
入力され、他方には、比較電圧値Pが入力される。差電
圧VD-C が1Vf 以下のときには、図2(a) に示すよう
に、コンパレータ62は、三角波の信号レベル(波形
S)とアンプ61の出力信号(波形P)のレベルとの比
較の結果に応じた二値の駆動パルスH(図2(b) のH参
照)を発生してこれによりトランジスタQ62をON/O
FFさせる。ここで、信号Pの前半のレベルPa は、基
準信号Gより下にある。これは、差電圧VD-C が1Vf
より少し下に維持されていてほぼ1Vf になっている状
態である。信号Pの後半のレベルPb は、基準信号Gよ
り上にある。このときには、差電圧VD-C が1Vf より
低くなったときである。このときには、給電電力Dの量
を増加するように、駆動パルスHがHIGHレベルにあ
る期間が短くなっている。これにより給電電力Dが増加
してその電圧が上昇して差電圧VD-C が1Vf になるよ
うに制御される。
【0028】これにより、差電圧VD-C が1Vf 以下あ
るときには、この差を1Vf にほぼ一致させるような方
向に比較電圧値Pのレベルが変化して、この変化に応じ
た電流がアンプ3へ供給される。そして、差電圧VD-C
がほぼ1Vf になる。すなわち、比較電圧値Pと三角波
Sとの比較結果に応じたPWMが行われ、スイッチング
トランジスタQ62が駆動パルスHによりON/OFFが
制御される。そして、このような制御は検出信号Eの値
に応じて行われる。
【0029】出力信号Cの電圧と出力端子6の給電電力
Dの電圧の差が1Vf 越えたのときには、トランジスタ
Q50がOFFする。検出電圧Eは、このときに電源電圧
Vccになる。そこで、トランジスタQ61がOFFし、2
Vf の差の電圧が発生する。その結果、比較電圧値P
は、図2(c) に示すPc のレベルになり、基準信号Gよ
り2Vf 低い一定の電圧がコンパレータ62に加えられ
る。その結果、図2(d)の波形Hで示すようなHIGH
レベルに維持された駆動パルスHが発生してスイッチン
グのトランジスタQ62をOFF状態にさせる。その結
果、差電圧VD-C がほぼ1Vf に一致するようにアンプ
3への電力供給が行われて、比較電圧値Pは、Pa のレ
ベルまで復帰することになる。なお、比較電圧値Pの前
記Pa のレベルは、抵抗R62,R63の値により決定さ
れ、選択可能である。また、比較電圧値Pの前記Pc の
レベルは、三角波の振幅との関係で決定され、これも選
択可能である。また、比較電圧値Pのレベルの変化に対
する応答速度は、オーディオ信号の変化に対しては十分
速いものであり、回路の設計上で選択可能である。
【0030】具体的な動作としては、例えば、入力信号
Bの電圧レベルが大きく低下したときには、トランジス
タQ1 の内部インピーダンスが急激に上昇して、出力信
号Cの電圧と出力端子6の給電電力Dの電圧の差が1V
f を越える。このことで比較電圧値Pは、Pc で示すよ
うに三角波Sよりも下側のレベルになり、コンパレータ
62の駆動パルスHは、HIGHレベルに維持されてト
ランジスタQ62は、OFF状態に維持される。出力信号
Cと出力端子6の給電電力Dの電圧との差が1Vf 近傍
になるまで、このような制御が行われる続ける。
【0031】また、例えば、入力信号Bの電圧レベルが
大きく上昇したときには、トランジスタQ1 の内部イン
ピーダンスが急激に低下して、出力信号Cの電圧と出力
端子6の給電電力Dの電圧の差が1Vf 未満になる。こ
のときには、1Vf より低下した誤差分に対応する比較
電圧値Pb が加えられる。これにより給電電力Dの電圧
を上昇させ、差電圧VD-C の目標値を1Vf とする制御
が行われる。そして、緩やかな入力信号Bのレベルの変
化に対しては、トランジスタQ1 の内部インピーダンス
の変化に応じて、前記の1Vf 以上の場合と1Vf 以下
の場合に2つの制御が短時間に交互に行われて、図2
(e) に示すように、三角波の信号Sの複数のサイクルに
亘るパルス幅のパルスと短いパルス幅のパルスとが交互
に現れる。
【0032】ところで、三角波の周波数としては、可聴
周波数の上限が一般的には20KHzとされることや、
発振回路の調整の容易性や電力効率等を考慮して、10
0kHz〜500KHz程度の範囲がよい。なお、ここ
で、制御目標値とされる差電圧VD-C の1Vf (約0.
7V)は、アンプ3のトランジスタQ1 が単段であるこ
とに対応して決められた値である。すなわち、アンプ3
への給電電力Dの電圧とアンプ3の出力信号Cの電圧の
差VD-C は、トランジスタQ1 の応答性能等を損なわな
い値の中から、アンプ3が増幅動作を行うために必要と
する最小限の電圧であるコレクタ−エミッタ間のON時
電圧にできるだけ近い値として選択されている。したが
って、トランジスタQ1 がダーリントントランジスタで
あれば、前記の差電圧VD-C は2Vf(約1.4V)と
される。具体的には、ダイオードD51,D52に対して、
もう1つのダイオードがさらに直列に挿入される。
【0033】アンプ5側に設けられた供給電力制御回路
41の内部構成は、供給電力制御回路40と同じであ
る。その出力端子6a が出力端子6に対応し、その供給
電力D’が供給電力Dに対応している。したがって、そ
の内部構成とその動作説明は省略する。なお、供給電力
制御回路41に設けられた三角波発生回路の出力は、供
給電力制御回路42aに送出される。
【0034】図3は、トランジスタQ2 とQ4 とグラン
ドとの間に設けられた供給電力制御回路42a,43a
のうち供給電力制御回路43aの詳細図である。供給電
力制御回路42a,43aは、同様な構成の回路であっ
て、供給電力制御回路40との相違は、単に、三角波発
生回路として供給電力制御回路40側の三角波発生回路
63の出力を受けて、これと位相が180度相違する三
角波を発生する反転アンプ63aを有することと、電源
ラインVccとグランドラインGNDとを入れ換えた回路
であることである。57は、その検出回路であって、検
出回路50に対応している。NPNトランジスタQ63
は、スイッチングトランジスタであって、PNPトラン
ジスタQ62に対応している。アンプ61a は、アンプ6
1に、コンパレータ62a はコンパレータ62にそれぞ
れ対応している。
【0035】アンプ61aは、トランジスタQ3 、Q4
の出力C* の信号の電圧から2Vf低い電圧信号を(-)
入力に受け、一方の(+) 入力には抵抗R62a ,R63a の
分圧点Naの電圧Faを受ける。通常は、(-) 入力側が
高い電位になるので、アンプ61の出力Pに対してアン
プ61aの出力には、図6に示すように、信号Pに対し
てこれとは位相が反転した検出信号P*が発生する。こ
れがコンパレータ62aの(-) 側に入力される。アンプ
63aは、三角波発生回路63の出力Sを受けて三角波
発生回路63の出力に対して位相を反転させた逆相の三
角波の信号を発生して合成回路64aに送出する。合成
回路64aは、この位相を反転させた信号をコンパレー
タ62aに入力させる前に基準信号Gaと合成して基準
レベルが基準信号Gaになる三角波S* (図6参照)に
する。したがって、三角波S* も、その振幅基準がオー
ディオ信号Bの振幅変化に対応して変化する基準信号G
aの電圧を基準とする。
【0036】コンパレータ62aは、(+) 入力に合成回
路64aから信号S*を受ける。そして、比較電圧値P
aの電圧と信号S*の電圧とを比較して信号S*の電圧
が比較電圧値Paの電圧以下のときにLOWレベルの駆
動信号Haを発生してNPNトランジスタQ63をOFF
させる。これにより大きい電流が供給されたときに、図
6に示すように、駆動パルスH、H* とがほぼ同期して
ほぼ同じタイミングで発生し、電源側,グランド側のス
イッチングレギュレーションのON/OFFがほぼ同期
が採れて、信号歪みが低減される。
【0037】以上の関係は、供給電力制御回路41,4
2aにおいても同様であるが、これにての説明は、前記
と同様であるので割愛する。また、前記トランジスタQ
63をPNPトランジスタとすれば、ON/OFF関係が
逆転するので、検出系の動作に応じてアンプ61aとコ
ンパレータ62aとの入力側の接続を反転させれば、ア
ンプ63aにより三角波を位相反転させなくても同様に
ON/OFFのスイッチングがほぼ電源側のスイッチン
グレギュレータと同期の採れたものとなる。ただし、P
NPトランジスタは、グランドからのONサチュレーシ
ョン電圧が高くなるので、このトランジスタによる消費
電力は増加する。
【0038】次に、このテーププレーヤの全体的な動作
を説明する。再生時には、オーディオ信号の記録された
テープ(図示せず)から、読出ヘッド1を介してオーデ
ィオ信号の読取信号Aが得られる。この読出信号Aに対
し信号再生処理回路2でオーディオ信号Bを得る。この
オーディオ信号Bは、アンプ3,5のトランジスタQ1
,Q4 とトランジスタQ3 ,Q2 とによってそれぞれ
プッシュプル増幅される。このとき、供給電力制御回路
40からはオーディオ信号Bの基準レベルのうち上側,
下側の半サイクルに応じて入力信号Bのレベルに応じた
電流が供給される。そして、上側の半サイクルについて
は、アンプ3のトランジスタQ1 から出力された電流が
トランジスタQ4 を介してシンクされる。下側の半サイ
クルについては、アンプ5のトランジスタQ3 から出力
された電流がトランジスタQ2 を介してシンクされる。
これにより入力信号Bが電力増幅されて出力信号C,C
* が発生してこれによりスピーカ4が駆動される。この
とき、上側の半サイクルについては、アンプ3への給電
電力Dの電圧とこのアンプ3の出力信号Cの電圧との差
電圧VD-C が、アンプ3の動作に要する最小値に近い1
Vf の値に維持されるように制御されている。同様に下
側の半サイクルについては、アンプ5への給電電力D’
の電圧とこのアンプ5の出力信号C* の電圧との差電圧
VD'-C* が、アンプ5の動作に要する最小値に近い1V
f の値に維持されるように制御されている。以上の関係
は、グランド側へ環流させる電力についても同様であ
り、供給電力制御回路42a,43aによりアンプ3,
5から流出する環流電流の電力は、トランジスタQ4 ,
Q2 の動作に要する最小値に近い1Vf の値に維持され
るように制御されてグランドへと環流される。
【0039】これにより、アンプ3,5での電力損失
は、この差電圧VD-C および差電圧VD'-C* に対応する
1Vf 程度の降下電圧になり、従来に較べてその消費電
力が低減される。電力供給ラインをスイッチングするた
めに発生する電力損失は、前記したように、トランジス
タQ62のON時の抵抗によるものが主体であるが、ON
抵抗値は低いので、実際の消費電力は、低く抑えること
ができる。特に、トランジスタQ62をスイッチングする
PWM制御の駆動回路は、差動アンプ構成のIC化回路
で構成できるためにその消費電力は、電力増幅段の前記
消費電力に比べて小さく抑えられる。
【0040】図4は、検出回路の一方の電圧の検出対象
を出力信号Cの電圧に換えて、入力信号Bの電圧にして
検出信号を得る供給電力制御回路40a の実施例であ
る。図4において、供給電力制御回路40a は、入力信
号Bの電圧と給電電力Dの電圧とに応じて出力信号Cの
電圧と給電電力Dの電圧とが一定になるように制御す
る。なお、図1と同一の構成は、同一の符号で示す。図
1と相違する点は、検出回路50からアンプ61に至る
回路が、反転増幅型のオペアンプで構成される検出・増
幅回路67に置き換えられ、基準信号Gがトランジスタ
Q1 のベースバイアス電位に設定されるいる点である。
したがって、三角波発生回路63もトランジスタQ1 の
ベースを基準電位に採って動作する。
【0041】検出・増幅回路67は、(-) 入力端子に給
電電力Dの電圧を受け、(+) 入力端子には基準側電位と
して抵抗RS を介してトランジスタQ1 のベースから得
られる入力信号Bの電圧が入力される。すなわち、抵抗
RS が入力信号Bの電流値を電圧値に変換している。ま
た、これは、出力側から(+) 入力端子へのフィードバッ
ク抵抗Rf を有している。そして、その出力信号Pの電
圧は、コンパレータ62の基準入力端子である(-) 入力
端子に送出される。コンパレータ62の(+) 入力端子に
は三角波発生回路63の出力が供給される。このような
回路では、検出信号により発生する分圧電圧信号Fと給
電電力Dとが一致し、さらにオペアンプの入力端子がバ
ーチャルショートである関係から基準信号Gも同じレベ
ルになる。
【0042】出力段アンプの出力信号の電圧と入力信号
の電圧との相違は、これらの間に出力段アンプの増幅率
に対応するレベル差があることである。出力信号と入力
信号の位相が同一である。この点を考慮すれば、入力信
号Bを検出対象としても前記実施例の供給電力制御回路
40,41と同じ動作をし、これに置き換えられる。ま
た、供給電力制御回路40a は、コンパレータ62とオ
ペアンプ67の入力側の端子の接続を入れ換えて、電源
ラインVccとグランドラインGNDとを入れ換えた回路
とすれば、供給電力制御回路42a,43aとしても使
用できる。三角波の信号Sと入力信号Bとの周波数の差
が大きいので、三角波Sの周波数を低くして入力信号B
との関係においてその動作を原理的に説明すると、図5
に示すようになる。入力信号Bに応じて三角波Sと基準
信号Pとの波形(図5(a) 参照)が得られ、基準信号P
を越えた三角波の幅に対応したPWMパルスがトランジ
スタQ62に加えられる。その結果、出力信号Cとの関係
では、図5(b) のような波形関係でPWM制御が行われ
る。
【0043】以上の実施例では、テーププレーヤにおけ
る再生信号を例に採って説明してきたが、これは、マイ
ク入力や放送受信入力等の他のオーディオ信号であって
もよい。このような場合には、信号再生処理回路は、出
力段アンプの前段に挿入されるプリアンプになる場合が
多い。また、増幅された信号がスピーカに送出される例
について説明したが、この信号の出力先は、それに限定
されるものではない。例えば、記録回路へその入力とし
て出力されたり、もっと大能力のパワーアンプへその入
力として出力されてもよい。
【0044】検出回路50のトランジスタQ50,Q55
は、NPNトランジスタであるが、これをPNPトラン
ジスタとすることもできる。この場合には、エミッタ側
が出力信号Cを受け、ベース側が給電電力Dの電圧信号
を受ける。ところで、より多くの電流容量が必要なとき
には、給電電力Dの出力端子6と接地GNDと間のコン
デンサCN を単なる高周波バイパス用のものではなく、
これより大きな容量の平滑コンデンサにすることもでき
る。
【0045】以上の説明では、プッシュプルの各トラン
ジスタに応じて、供給電力制御回路40,41,42
a,43aを設けているが、BTL回路では、一方の出
力段アンプのプッシュ側のトランジスタが動作している
ときには、他方の出力段アンプのプッシュ側のトランジ
スタが動作しておらず、他方のプル側のトランジスタが
動作しているときには、一方のプル側のトランジスタが
動作していないので、供給電力制御回路40,41は、
供給電力制御回路41を省略して供給電力制御回路40
をそれぞれの出力段アンプの電源側に共通に設けてもよ
く、また、グランド側も同様に供給電力制御回路42
a,43aのうち、供給電力制御回路43aを省略して
供給電力制御回路42aをそれぞれの出力段アンプのグ
ランド電流流出側に共通に設けてもよい。また、実施例
では、電源側の供給電力制御回路の三角波発生回路の出
力をグランド側の供給電力制御回路の三角波発生に利用
しているが、これは、グランド側の供給電力制御回路に
三角波発生回路を設けて電源側の供給電力制御回路でそ
の三角波を利用するようにしてもよいことはもちろんで
ある。さらに、図1の実施例において、各供給電力制御
回路のスイッチングOFF時の電流を環流させるフライ
フォイールダイオードを図7に示すように削除して袈裟
がけで接続するようにしてもよいことはもちろんであ
る。
【0046】以上説明してきたが、ここでの三角波は、
完全な三角波に限定されるものではなく、いわゆる鋸歯
状波もこのでの三角波に含まれるものであって、ほぼ三
角形状の波形を発生するものならばどような発生回路で
あってもよい。
【0047】
【発明の効果】この発明にあっては、第1または第2の
プッシュプル出力段アンプと電源ライン、そしてグラン
ドラインとの間に前記のような制御をする制御回路とス
イッチング回路とをそれぞれ設け、それぞれの制御回路
の三角波のタイミングをほぼ等しくなるように揃えるて
いるので、出力段アンプへのプッシュ側への給電電力と
プル側からグランドへの環流電力がスイッチング制御に
より調整され、スイッチング制御のON/OFFタイミ
ングが同期してほぼ同時になされる。
【0048】そこで、大きな電力を供給する際には、電
源側,グランド側のスイッチング回路の同期ずれにより
発生する信号歪みが低減される。しかも、出力段アンプ
への給電電力の電圧とグランドへと戻る環流電流の電圧
は、それぞれオーディオ信号の電圧に応じて独立にフィ
ードバックがかかる。そこで、給電電力の電圧と環流電
流の電圧とは、この出力アンプの出力信号の電圧との電
位差を一定に維持するようにそれぞれ動作させることが
できる。そこで、この一定の電位差を出力段アンプの動
作に要する最低電圧か、それ以上でも低い電圧の範囲で
一定値に維持するようにすることができる。その結果、
従来のように一定の電源電圧から直接電圧降下させて出
力信号を得たときの消費電力よりも消費電力が低くな
り、歪みの少ない信号出力ができる。これにより電力使
用効率を向上させるオーディオ装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のオーディオ装置をポータブ
ルカセットテーププレーヤに適用した一実施例のブロッ
ク図である。
【図2】図2は、図1における供給電力制御回路の動作
を説明するための波形図である。
【図3】図3は、図1におけるグランド側に設けられた
供給電力制御回路のブロック図である。
【図4】図4は、この発明のオーディオ装置をポータブ
ルカセットテーププレーヤに適用した他の一実施例の供
給電力制御回路を中心としたブロック図である。
【図5】図5は、図4における供給電力制御回路の動作
を説明するための波形図である。
【図6】図6は、電源側,グランド側それぞれの供給電
力制御回路のスイッチング動作を説明する波形図であ
る。
【図7】図7は、先行発明におけるの実施例のブロック
図である。
【図8】図8は、BTL出力回路を用いた一般的なポー
タブルカセットテーププレーヤの説明図であり、(a)
は、そのブロック図、(b) は、その出力段トランジスタ
の消費電力の説明図である。
【符号の説明】
1…読取ヘッド、2…信号再生処理回路、3,5…出力
段アンプ、4…スピーカ、6…出力端子、10…ポータ
ブルカセットテーププレーヤ、30…出力段回路、4
0,40a ,41,42a,43a…供給電力制御回
路、44,62,62a …コンパレータ、50,55,
57,58…検出回路、60…スイッチングレギュレー
ション回路、65…制御電圧値発生回路、61…アン
プ、62…コンパレータ、63…三角波発生回路、66
…スイッチング回路、70…平滑回路、Q1 ,Q2 ,Q
50,Q61,Q62,Q63…トランジスタ、B…オーディオ
入力信号、C…オーディオ出力信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオ信号を受けてこれを増幅して出
    力するプッシュプルの第1の出力段アンプと、 前記オーディオ信号を受けてこれを反転増幅して出力す
    るプッシュプルの第2の出力段アンプと、 電源ラインから電力を受けて可聴周波数を超える周波数
    でスイッチング動作をして前記第1または第2の出力段
    アンプに給電する第1のスイッチング回路と、 前記第1または第2の出力段アンプからグランド側へと
    流出される電流を受けて可聴周波数を超える周波数でス
    イッチング動作をして前記電流をグランドへと流す第2
    のスイッチング回路と、 前記オーディオ信号の電圧および前記オーディオ信号を
    前記第1の出力段アンプで増幅することで生成された増
    幅オーディオ信号の電圧のいずれかの電圧と前記給電す
    る電力の電圧との差を第1の差とし、前記オーディオ信
    号の電圧および前記オーディオ信号を前記第2の出力段
    アンプで増幅することで生成された増幅オーディオ信号
    の電圧のいずれかの電圧と前記給電する電力の電圧との
    差を第2の差とし、前記第1の差および第2の差のいず
    れかに応じて発生させた比較レベルが所定の第1の三角
    波のレベルと比較されることにより前記給電する電力が
    前記オーディオ信号のレベルに対応して変化するように
    前記第1のスイッチング回路のスイッチング期間を制御
    する第1の制御回路と、 前記オーディオ信号および前記オーディオ信号を前記第
    1の出力段アンプで増幅することで生成された増幅オー
    ディオ信号のいずれかの電圧と前記第1の出力段アンプ
    からグランド側へと流出される電流の電圧との差を第3
    の差とし、前記オーディオ信号の電圧および前記オーデ
    ィオ信号を前記第2の出力段アンプで増幅することで生
    成された増幅オーディオ信号の電圧のいずれかの電圧と
    前記第2の出力段アンプからグランド側へと流出される
    電流による電圧との差を第4の差とし、前記第3の差お
    よび第4の差のいずれかに応じて発生させた比較レベル
    が所定の第2の三角波のレベルと比較されることにより
    前記グランド側へ環流させる電力が前記オーディオ信号
    のレベルに対応して変化するように前記第2のスイッチ
    ング回路のスイッチング期間を制御する第2の制御回路
    とを備え、前記第1および第2の三角波のタイミングが
    ほぼ等しく、前記第1の出力段アンプの出力と前記第2
    の出力段アンプの出力とによりスピーカを駆動するオー
    ディオ信号電力増幅回路。
  2. 【請求項2】前記第1の制御回路は、前記第1および第
    2の出力段アンプの電源供給側にそれぞれ設けられ、第
    2の制御回路は、前記第1および第2の出力段アンプの
    グランド電流流出側にそれぞれ設けられ、これらそれぞ
    れの制御回路は、供給する電力あるいはグランドへ流出
    させる電力が前記オーディオ信号の半サイクルのレベル
    に対応して変化するようにそれぞれが制御する前記スイ
    ッチング回路のスイッチング期間を制御する請求項1記
    載のオーディオ信号電力増幅回路。
  3. 【請求項3】前記第1の制御回路は、第1の検出回路と
    第1のコンパレータとを有し、前記第1の検出回路は所
    定の電圧値と前記第1の差および第2の差のいずれかと
    の差を検出して検出信号を発生し、前記第1のコンパレ
    ータは、前記検出信号を受けてこれと前記第1の三角波
    のレベルとを比較して前記第1の差および第2の差のい
    ずれかの差が前記所定の電圧値になるように前記第1の
    スイッチング回路のスイッチング期間を制御するもので
    あり、前記第2の制御回路は、第2の検出回路と第2の
    コンパレータとを有し、前記第2の検出回路は前記所定
    の電圧値あるいは他の所定の電圧値と前記第2の差およ
    び第3の差のいずれかとの差を検出して検出信号を発生
    し、前記第2のコンパレータは、前記第2の検出回路の
    検出信号を受けてこれと前記第2の三角波のレベルと比
    較して前記第2の差および第3の差のいずれかの差が前
    記所定の電圧値あるいは前記他の所定の電圧値になるよ
    うに前記第2のスイッチング回路のスイッチング期間を
    制御する請求項1記載のオーディオ信号電力増幅回路。
  4. 【請求項4】オーディオ信号を増幅してこの増幅された
    信号を負荷等へ出力するオーディオ装置において、 前記オーディオ信号を受けて増幅する前段増幅回路と、 この前段増幅回路により増幅された前記オーディオ信号
    を受けてこれを電力増幅して前記負荷へ出力するプッシ
    ュプルの第1の出力段アンプと、 前記前段増幅回路により増幅された前記オーディオ信号
    を受けてこれを電力増幅して前記負荷へ出力するプッシ
    ュプルの第2の出力段アンプと、 電源ラインから電力を受けて可聴周波数を超える周波数
    でスイッチング動作をして前記第1または第2の出力段
    アンプに給電する第1のスイッチング回路と、 前記第1または第2の出力段アンプから流出される電流
    を受けて可聴周波数を超える周波数でスイッチング動作
    をして前記電流をグランドへと流す第2のスイッチング
    回路と、 前記オーディオ信号の電圧および前記オーディオ信号を
    前記第1の出力段アンプで増幅することで生成された増
    幅オーディオ信号の電圧のいずれかの電圧と前記給電す
    る電力の電圧との差を第1の差とし、前記オーディオ信
    号の電圧および前記オーディオ信号を前記第2のアンプ
    で増幅することで生成された増幅オーディオ信号の電圧
    のいずれかの電圧と前記給電する電力の電圧との差を第
    2の差とし、前記第1の差および第2の差のいずれかに
    応じて発生させた比較レベルが所定の第1の三角波のレ
    ベルと比較されることにより前記給電する電力が前記オ
    ーディオ信号のレベルに対応して変化するように前記第
    1のスイッチング回路のスイッチング期間を制御する第
    1の制御回路と、 前記オーディオ信号および前記オーディオ信号を前記第
    1の出力段アンプで増幅することで生成された増幅オー
    ディオ信号のいずれかの電圧と前記第1の出力段アンプ
    からグランド側へと流出される電流の電圧との差を第3
    の差とし、前記オーディオ信号の電圧および前記オーデ
    ィオ信号を前記第2の出力段アンプで増幅することで生
    成された増幅オーディオ信号の電圧のいずれかの電圧と
    前記第2の出力段アンプからグランド側へと流出される
    電流による電圧との差を第4の差とし、前記第3の差お
    よび第4の差のいずれかに応じて発生させた比較レベル
    が所定の第2の三角波のレベルと比較されることにより
    前記グランド側へ環流させる電力が前記オーディオ信号
    のレベルに対応して変化するように前記第2のスイッチ
    ング回路のスイッチング期間を制御する第2の制御回路
    と、 前記第1のアンプの出力と前記第2のアンプの出力との
    間に設けられたスピーカとを備え、前記第1および第2
    の三角波は同一の三角波発生回路から供給されたほぼ等
    しいタイミングの三角波であるオーディオ装置。
  5. 【請求項5】前記第1の制御回路は、前記第1および第
    2の出力段アンプの電源供給側にそれぞれ設けられ、第
    2の制御回路は、前記第1および第2の出力段アンプの
    グランド電流流出側にそれぞれ設けられ、これらそれぞ
    れの制御回路は、供給する電力あるいはグランドへ流出
    させる電力が前記オーディオ信号の半サイクルのレベル
    に対応して変化するようにそれぞれが制御する前記スイ
    ッチング回路のスイッチング期間を制御する請求項4記
    載のオーディオ装置。
  6. 【請求項6】前記第1の制御回路は、第1の検出回路と
    第1のコンパレータとを有し、前記第1の検出回路は所
    定の電圧値と前記第1の差および第2の差のいずれかと
    の差を検出して検出信号を発生し、前記第1のコンパレ
    ータは、前記検出信号を受けてこれと前記第1の三角波
    のレベルとを比較して前記第1の差および第2の差のい
    ずれかの差が前記所定の電圧値になるように前記第1の
    スイッチング回路のスイッチング期間を制御するもので
    あり、前記第2の制御回路は、第2の検出回路と第2の
    コンパレータとを有し、前記第2の検出回路は前記所定
    の電圧値あるいは他の所定の電圧値と前記第2の差およ
    び第3の差のいずれかとの差を検出して検出信号を発生
    し、前記第2のコンパレータは、前記第2の検出回路の
    検出信号を受けてこれと前記第2の三角波のレベルと比
    較して前記第2の差および第3の差のいずれかの差が前
    記所定の電圧値あるいは前記他の所定の電圧値になるよ
    うに前記第2のスイッチング回路のスイッチング期間を
    制御する請求項4記載のオーディオ装置。
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