JPH085592B2 - リール巻取装置 - Google Patents

リール巻取装置

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JPH085592B2
JPH085592B2 JP4234883A JP23488392A JPH085592B2 JP H085592 B2 JPH085592 B2 JP H085592B2 JP 4234883 A JP4234883 A JP 4234883A JP 23488392 A JP23488392 A JP 23488392A JP H085592 B2 JPH085592 B2 JP H085592B2
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rotation
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亘 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホース、コード、ロー
プ等を巻取るリール巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種リール巻取装置としては、手回し
式のものが一般的であって、リール回転軸に操作ハンド
ルを装着したもの、或いはリール回転軸を片側支持して
他方側のリールフランジに回転操作ハンドルを装着した
ものが使用されている。しかし、手回し式のものでは、
操作ハンドルの回動時には、前屈みか又はしゃがむなど
低い姿勢をとる必要があり、巻取り作業が面倒であると
いう問題があった。
【0003】かかる問題を解決するため、足踏みにより
楽な姿勢でホース等の巻取りを容易に行なうことができ
るリール巻取装置が、例えば、実開昭55-176265 公報に
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リールに巻
き取られるホースがかなり長く、ホース全体の重量が嵩
む場合には特に、ホースをリールに巻き取る際にホース
自身の引張力等によってリールから引き出される方向に
ホースが引っ張られることが多い。 しかし、上記従来の
足踏み式のリール巻取装置では、ペダルを踏み下げてか
ら足をペダルから離したとき、スプロケットホイールの
回転とともに、ホース自身の引張力によってリール等が
引出方向に回転してしまい、結果として殆どホースを巻
き取ることができない。したがって、ホースを巻き取る
ためには、巻取作業の際に、一々ホースを装置本体近傍
に手繰り寄せてホースに引張力が生じないようにしてお
かなければならず、極めて不便である。
【0005】また、リールを引出方向回転自在とするた
めに支持板に引っ掛けた回転伝達子の止め片を、ホース
を巻き取る際にはペダル操作に先立って支持板から取り
外さなければならず、その作業が煩雑であるとともに、
かかる取り外し作業を忘れた場合にはペダルの踏み下げ
は比較的強い力で行われることから、装置各部の破損を
誘因するという難点がある。
【0006】そこで、本発明は、ペダルを踏み下げるこ
とによってリールを巻取方向に駆動させるリール巻取装
置において、ホースに引張力が生じている場合であって
も効率的にホースを巻き取ることができ、さらに、ペダ
ルが待機位置のときにはリー ルを引出方向回転自在とし
かつペダルを踏み下げるのみでリールを巻取方向に回転
させることができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、装置本体50と、該装置本体50にリール回転軸6 を
介して回動自在に取付けられたリール4 と、先端部が待
機位置から下方に揺動するように基端部が装置本体50に
回動自在に取付けられた巻取操作ペダル17と、該巻取操
作ペダル17を下方に揺動操作したときにリール4 を巻取
方向に回転駆動させる一方向回転機構9 と、前記巻取操
作ペダル17を上方に揺動させる方向に付勢するペダル復
帰ばね38とを備えたリール巻取装置において、 前記一方
向回転機構9 は、リール回転軸6 に回動自在に外嵌され
た駆動レバー30と、巻取操作ペダル17が待機位置より下
方に位置するときに該巻取操作ペダル17と駆動レバー30
とを連動して回転させかつ巻取操作ペダル17が待機位置
のときに該巻取操作ペダル17と駆動レバー30との連動を
解除させる伝動機構51と、リール回転軸6 に固着された
爪車27と、巻取操作ペダル17が下方に揺動されるときに
爪車27を巻取方向に回転させるべく爪車27の外周に係合
しかつ巻取操作ペダル17が上方に揺動されるときに爪車
27の外周に係合することなく滑るように前記駆動レバー
30に回動自在に取付けられた一方向送り爪29と、該一方
向送り爪29を爪車27に係合する方向に回転させるべく付
勢する第1付勢手段35とを備えており、 前記爪車27の巻
取方向への回転は許容するが引出方向への回転は拘束す
る一方向回転拘束機構52と、巻取操作ペダル17が待機位
置のときに一方向回転拘束機構52による爪車27の引出方
向への回転の拘束を解除する一方向拘束解除手段11と
を、前記一方向回転機構9 とは別体に備え、 前記一方向
回転拘束機構52は、爪車27の引出方向への回転を阻止す
るべく爪車27の外周に係合しかつ爪車27が巻取方向に回
転するときには爪車27の外周に係合することなく滑るよ
うに装置本体50に回動自在に取付けられた逆転防止爪32
と、該逆転防止爪32を爪車27の外周に係合する方向に回
転させるべく付勢する第2付勢手段33とを備えているこ
とを特徴としている。
【0008】また、本発明は、伝動機構51は、リール回
転軸6 に回動自在に外嵌されかつ駆動レバー30に一体的
に連結された歯車28を備え、巻取操作ペダル17には、巻
取操作ペダル17が待機位置より下方に位置するときに前
記歯車28に噛合されかつ巻取操作ペダル17が待機位置の
ときに前記歯車28から離脱されるラック17C が、巻取操
作ペダル17の揺動方向に沿う円弧状に形成されているこ
とを特徴としている。
【0009】そして、本発明は、一方向拘束解除手段11
は、係合位置と解除位置とに位置変更自在に装置本体50
に取付けられた解除レバー41を備え、該解除レバー41が
係合位置のとき逆転防止爪32が爪車27の外周に係合しか
つ解除レバー41が解除位置のとき第2付勢手段33の付勢
力に抗して逆転防止爪32を爪車27から離脱するべく解除
レバー41は逆転防止爪32に連係されており、巻取操作ペ
ダル17には、解除レバー41が解除位置でかつ巻取操作ペ
ダル17が待機位置のときに第2付勢手段33の付勢力によ
って解除レバー41が解除位置から係合位置に位置変更す
るのをペダル復帰ばね38の付勢力によって阻止するべく
解除レバー41に当接する第1当接部53が形成されている
ことを特徴としている。
【0010】さらに、本発明は、巻取操作ペダル17に、
巻取操作ペダル17を待機位置よりも若干下方の位置で上
方揺動を規制するべく係合位置の解除レバー41に当接す
る第2当接部54が形成されていることを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】本発明によれば、巻取操作ペダル17に片足を載
せてこれを踏み下げると、一方向回転機構9 を介して、
リール4 の回転軸6 がホース等の巻取り方向に回転し、
前記ペダル17を繰返し踏み下げることにより、リール4
が間欠的に回転してホース等を巻取る。この場合に、ホ
ース等に引張力が作用してリール4 を引出方向に回転さ
せる力が作用していても、一方向回転機構9 とは別体の
一方向回転拘束機構によって、一方向回転機構9 を構成
する駆動レバー30の回転方向にかかわらずリール4 の引
出方向への回転が拘束されているので、巻取作業中にホ
ース等がリ ール4 から引き出されることがなく、ホース
等を効率的に巻き取ることができる。
【0012】そして、ホース等をリール4 から巻戻す
(引き出す)場合は、一方向拘束解除手段11を構成する
解除レバー41を、解除方向に押動することにより、逆転
防止爪32が爪車27から離脱するとともに、ペダル17に形
成したラック17C が歯車28から離脱して、リール4 の回
転軸6 がホース等の巻戻し方向にも回動自在になると共
に、足踏式ペダル17の第1当接部53によって解除レバー
41の動きが阻止され、一方向拘束解除状態が保持される
ので、ホース等を手で持って引き出せばよい。
【0013】再びホース等を巻取る場合は、前記ペダル
17を踏み下げることにより、リール4 の回転軸6 が一方
向回転機構9 を介して巻取方向に回転して、ホース等を
巻取る。このとき、一方向拘束解除手段11の解除レバー
41から足踏式ペダル17が離れるため、逆転防止爪32が自
動的に爪車27に係合し、前記爪車27の逆転が阻止され、
前記ペダル17を繰返し踏み下げることによって、ホース
等をリール4 に間欠的に巻取ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図面において、本実施例のリール巻取装置1 は、装
置本体50と、この装置本体50にリール回転軸5,6 を介し
て回動自在に取付けられたリール4 と、先端部が待機位
置(図3に二点鎖線で示す)から下方に揺動するように
基端部が装置本体50に回動自在に取付けられた巻取操作
ペダル17と、該ペダル17を下方に揺動操作したときにリ
ール4 をホースの巻取方向に回転駆動させる一方向回転
機構9 と、ペダル17を待機位置に復帰させるべく上方に
揺動させる方向に付勢するペダル復帰ばね38とを備えて
いる。
【0015】装置本体50は、左右一対の支持フレーム2,
3 と、駆動部本体7 と、本体カバー8 とを備えて構成さ
れている。前記左右一対の支持フレーム2,3 は、複数本
の連結棒12により連結一体化されており、両フレーム2,
3 間に前記リール4 が前記回転軸5,6 を介して回動自在
に取付けられている。前記駆動部本体7 は、板状で右側
の支持フレーム3 にその外側にボルト・ナット等13によ
り固着され、背部及び下部に外方に突出する背板7A及び
底板7Bが設けられ、中央に軸孔14が設けられると共に、
下右端にペダル取付軸孔15が設けられ、さらに、弧状ガ
イド孔16が設けられている。
【0016】前記リール回転軸6 は、リール4 に一体で
あって、前記本体7 及び本体カバー8 を貫通して回動自
在に軸支され、前記本体7 内において一方向間欠回転機
構9が装着されている。そして、前記本体7 の背板7Aに
は、上部に足踏式駆動手段10を構成するペダル17の一部
が貫通するペダル貫通孔18が設けられると共に、背板7A
内側面にばね取付ブラケット19が固着されている。
【0017】前記本体カバー8 は、前面板8Aが円弧状の
扇形を呈し、後端下部の扇要部分に軸孔20が設けられ、
さらに、リール軸孔21、弧状の解除レバーガイド孔22、
解除レバー取付孔23、逆転防止爪取付孔24が設けられて
おり、前面板8Aにはペダルガイド孔25が上部から下端部
にまで設けられている。そして、該カバー8 は、ボルト
・ナット等の固定具26により前記本体7 に着脱自在に取
付けられている。
【0018】前記一方向間欠回転機構9 は、前記リール
回転軸6 に固着された爪車27(平歯車)と、リール回転
軸6 に回動自在に外嵌された駆動レバー30と、リール回
転軸6 に回動自在に外嵌されかつ駆動レバー30に一体的
に連結された歯車28と、駆動レバー30に取付けられて爪
車27に係合する一方向送り爪29(一方向間欠送り爪)と
を備えている。
【0019】前記間欠送り爪29は駆動レバー30にピン34
により回動自在に取付けられ、一端が該爪29に固定され
他端が駆動レバー30に固定されたコイルばね35(第1付
勢手段)により、該爪29を爪車27に係合させるように付
勢しており、前記レバー30が一方向(巻取り方向) に回
転する時にのみ送り爪29が爪車27に係合し、前記レバー
30が逆方向(巻戻し方向) に回転する時には爪車27上を
送り爪29が係合することなく滑り、一方向にのみ回転力
を伝達するようになっている。
【0020】ペダル17には、ペダル17が待機位置より下
方に位置するときに歯車28に噛合されかつペダル17が待
機位置のときに歯車28から離脱されるラック17C (ラッ
ク歯)が、ペダル17の揺動方向に沿う円弧状に形成され
ている。而して、このラック17C 及び歯車28により、ペ
ダル17が待機位置より下方に位置するときにペダルと駆
動レバー30とを連動して回転させかつペダル17が待機位
置のときにペダル17と駆動レバー30との連動を解除させ
る伝動機構51が構成されている。
【0021】巻取装置1 の足踏式駆動手段10は、上部に
弧状ラック部17A を備え、その基端17B が前記本体7 及
び本体カバー8 の両軸孔14,20 に中空軸37を介して回動
可能に取付けられた前記ペダル17と、一端が該ペダル17
に固着され他端が前記ばね取付ブラケット19に固着され
た前記ペダル復帰ばね38とからなり、前記ラック部17A
は前記中空軸37を中心とする円弧状を呈し、その内側凹
面に前記ラック歯17Cが設けられ、該ラック歯17C が前
記歯車28に噛合している。
【0022】また、前記ペダル17の中間部分上面には、
切欠凹部39が設けられており、ペダル17の先端足踏部17
D が本体カバー8 のペダルガイド孔25から外部に突出し
ている。そして、先端足踏部17D を踏み下げることによ
り、ラック歯17C が歯車28を回転させて、前記レバー3
0、送り爪29、爪車27を介して回転軸6 を巻取り方向に
駆動する。他方、足踏部17D から足を持ち上げると、ペ
ダル復帰ばね38によりペダル17が引き上げられるように
なっている。
【0023】また、本実施例のリール巻取装置1 は、爪
車27の巻取方向への回転は許容するが引出方向への回転
は拘束する一方向回転拘束機構52と、この一方向回転拘
束機構52による爪車27の引出方向への回転の拘束を解除
する一方向拘束解除手段11とを、一方向回転機構9 とは
別体に備えている。 一方向回転拘束機構52は、爪車27の
引出方向への回転を阻止するべく爪車27の 外周に係合し
かつ爪車27が巻取方向に回転するときには爪車27の外周
に係合することなく滑るように装置本体50に回動自在に
取付けられた逆転防止爪32と、該逆転防止爪32を爪車27
の外周に係合する方向に回転させるべく付勢する第2付
勢手段33とを備えている
【0024】逆転防止爪32は、カバー8 の取付孔24にピ
ン31を介して回動自在に取付けられており、コイルばね
からなる第2付勢手段33によって該爪32が爪車27側に
付勢されている。また、該爪32は、爪先が上向き状に取
付けられ、中間部分には一方向拘束解除手段11を構成す
る解除レバー41への係合ピン36が突設されている。 前記
一方向拘束解除手段11は、上端が逆転防止爪32の上方に
おいて本体カバー8 の内側に取付孔23に嵌入固定された
ピン40に回動自在に取付けられた解除レバー41から成
り、該レバー41の下端にハンドル42が回転軸6 と平行に
固着され、該ハンドル42の内端が前記本体7 の弧状ガイ
ド孔16に挿通されると共に、ハンドル42の外端が本体カ
バー8 のガイド孔22を貫通して外部に突出し、外部から
手で操作しうるようになっており、解除レバー41を図4
に実線で示す係合位置と、同図に二点鎖線で示す解除位
置とに位置変更自在とされている。
【0025】前記ハンドル42には、前記ペダル17の切欠
凹部39が当接しており、該切欠凹部39の範囲内において
ハンドル42即ち解除レバー41の揺動が許容される。ま
た、解除レバー41の中間部分には、長手方向に延びる長
孔43が設けられ、該長孔43に前記逆転防止爪32の係合ピ
ン36が嵌入係合されており、前記解除レバー41によって
逆転防止爪32を爪車27に係合・離脱するようになってい
る。
【0026】なお、解除レバー41は、逆転防止爪32をコ
イルばね33の付勢力に抗して爪車27から離脱させて一方
向拘束を解除する場合に、そのハンドル42を図4に矢印
(イ) で示す方向に押動する。この逆転防止爪32の離脱
状態では、ハンドル42に前記ペダル17の切欠凹部39の一
部(第1当接部53)が当接し、復帰ばね38の引張力がコ
イルばね33の付勢力よりも大きいため、解除レバー41が
図4に矢印(イ) で示す方向に押されたままとなり、逆
転防止爪32の離脱状態即ち、一方向拘束解除状態が保持
される。
【0027】そして、前記ペダル17を踏み下げると、切
欠凹部39(第1当接部53)による拘束が解かれ、コイル
ばね33の付勢力により逆転防止爪32及び解除レバー41
が、図4に矢印(ロ) で示す方向に自動的に回動復帰
し、逆転防止爪32が爪車27に自動的に係合して、逆転防
止機能を発揮する。その後、ペダル17の踏下力を解除し
てフリーにすると、ペダル復帰ばね38の付勢力によって
ペダル17が待機位置へと復帰しようとするが、ペダル17
の切欠凹部39の一部(第2当接部54)が係合位置の解除
レバー41に当接して、ペダル17が待機位置よりも若干下
方位置で上方揺動を規制されるため、巻取作業中に一時
的に作業を中断したときでも、リールが引出方向に回転
されてホースが引き出されることが防止できる。
【0028】前記コイルばね33の本体カバー8 への取付
孔及びペダル復帰ばね38のペダル17への取付孔は、夫々
複数個所に配設し、引張力(付勢力) を自在に調整可能
とすることができる。上記実施例において、リール4 に
ホース等を巻取る場合は、ペダル17の足踏部17D 上に片
足を載せてこれを踏み下げると、ペダル17のラック歯17
C により歯車28と共に駆動レバー30及び前記一方向間欠
送り爪29が図4に矢印(ハ) で示す方向に回転し、前記
送り爪29が係合する爪車27及びこれに固着されたリール
回転軸6 が回転し、リール4 を巻取り方向に回転駆動す
る。
【0029】そこで、足を浮かせると、ペダル17がその
復帰ばね38により引き上げられ、歯車28がラック歯17C
により回転され、駆動レバー30が図4に矢印(ニ) で示
す方向に逆転するが、爪車27はこれに逆転防止爪32が係
合しているので矢印(ニ) 方向には逆転せず、一方向送
り爪29は爪車27上を滑り、爪車27には回転動力の伝達が
行なわれず、爪車27は一方向に間欠的に回転して、ホー
ス等の巻取りが間欠的に行なわれる。
【0030】そこで、リール4 からホース等を引出す
(巻戻す) 場合は、解除レバー41のハンドル42を図4に
矢印(イ) で示す方向に、コイルばね33の付勢力に抗し
て押動して、図4に2点鎖線142 で示す位置に移動させ
ると、解除レバー41に係合ピン36を介して係合した逆転
防止爪32が爪車27から離脱し、爪車27が一方向拘束解除
状態となると共に、ペダル17が若干引き上げられてラッ
ク歯17C が歯車28から離脱し、リール4 がホース等の引
出し方向に回転可能となるので、ホース等を手で引き出
せばよい。
【0031】再び、ホース等を巻取る場合は、片足をペ
ダル17の足踏部17D に載せてこれを踏み下げることによ
り、逆転防止爪32がコイルばね33の付勢力によって復帰
し爪車27に係合して、爪車27を自動的に逆転しない一方
向回転状態にし、リール4 によるホース等の巻取りを間
欠的に行なうことができる。本発明は、上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、一方向間欠回転機構9
は爪、爪車方式以外の機構を採用でき、また、該機構9
の駆動手段10も、他の方式を採用することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、 一方向回転機構9 は、
リール回転軸6 に回動自在に外嵌された駆動レバー30
と、巻取操作ペダル17が待機位置より下方に位置すると
きに該巻取操作ペダル17と駆動レバー30とを連動して回
転させかつ巻取操作ペダル17が待機位置のときに該巻取
操作ペダル17と駆動レバー30との連動を解除させる伝動
機構51と、リール回転軸6 に固着された爪車27と、巻取
操作ペダル17が下方に揺動されるときに爪車27を巻取方
向に回転させるべく爪車27の外周に係合しかつ巻取操作
ペダル17が上方に揺動されるときに爪車27の外周に係合
することなく滑るように駆動レバー30に回動自在に取付
けられた一方向送り爪29と、該一方向送り爪29を爪車27
に係合する方向に回転させるべく付勢する第1付勢手段
35とを備えており、 爪車27の巻取方向への回転は許容す
るが引出方向への回転は拘束する一方向回転拘束機構52
と、巻取操作ペダル17が待機位置のときに一方向回転拘
束機構52による爪車27の引出方向への回転の拘束を解除
する一方向拘束解除手段11とを、一 方向回転機構9 とは
別体に備え、 一方向回転拘束機構52は、爪車27の引出方
向への回転を阻止するべく爪車27の外周に係合しかつ爪
車27が巻取方向に回転するときには爪車27の外周に係合
することなく滑るように装置本体50に回動自在に取付け
られた逆転防止爪32と、該逆転防止爪32を爪車27の外周
に係合する方向に回転させるべく付勢する第2付勢手段
33とを備えている、 ことを特徴とするものであるから、
以下の特有の効果を奏することができる。
【0033】すなわち、本発明によれば、リール4 に巻
き取ろうとするホース等自身に引張力が作用している場
合であっても、一方向回転機構9 とは別体の一方向回転
拘束機構52によってリール4 の引出方向への回転を確実
に阻止することができ、巻取作業を効率化することがで
きる。さらに、一方向回転機構9 を、爪車27をリール回
転軸6 に固着するとともに、巻取操作ペダル17に連動し
て回転する駆動レバー30に爪車27の外周に一方向にのみ
係合する一方向送り爪を取付けて構成して、一方向回転
拘束機構52を構成する逆転防止爪32を、一方向回転機構
9 を構成する爪車27の外周面に一方向にのみ係合させて
いるため、この爪車27とは別個の爪車を新たにリール回
転軸6 に固着する必要がなく、構成部材の削減を図り、
コスト低減を図ることができる。
【0034】さらに、巻取操作ペダル17が待機位置のと
きには、伝動機構51による巻取操作ペダル17と駆動レバ
ー30との連動が解除されているとともに、一方向拘束解
除手段11によって一方向回転拘束機構52による爪車27の
引出方向への回転の拘束が解除されてリール4 が引出方
向回転自在とされており、かかる状態から巻取操作ペダ
ル17を踏み下げるのみで、伝動機構51によってペダル17
と駆動レバー30とが連動されるとともに、一方向回転拘
束機構52によってリール4 に一体的に固着された爪車27
の引出方向への回転を拘束することができるので、ホー
ス等を引き出した後に再度ホース等をリール4 に巻き取
る際に、巻取操作ペダル17の踏下げ操作に先立って何ら
操作をする必要がなく、操作忘れによる装置各部の破損
を誘因することもない。
【0035】また、本発明は、伝動機構51は、リール回
転軸6 に回動自在に外嵌されかつ駆動レバー30に一体的
に連結された歯車28を備え、巻取操作ペダル17には、巻
取操作ペダル17が待機位置より下方に位置するときに前
記歯車28に噛合されかつ巻取操作ペダル17が待機位置の
ときに前記歯車28から離脱されるラック17C が、巻取操
作ペダル17の揺動方向に沿う円弧状に形成されているこ
とを特徴としているので、巻取操作ペダル17に一体のラ
ック17C が歯車28に支持されるようになって巻取操作ペ
ダル17の安定性を向上することができ、また、ラック17
C と歯車28との噛合による駆動力伝達の確実性を向上す
ることができる。
【0036】そして、本発明は、一方向拘束解除手段11
は、係合位置と解除位置とに位置変更自在に装置本体50
に取付けられた解除レバー41を備え、該解除レバー41が
係合位置のとき逆転防止爪32が爪車27の外周に係合しか
つ解除レバー41が解除位置のとき第2付勢手段33の付勢
力に抗して逆転防止爪32を爪車27から離脱するべく解除
レバー41は逆転防止爪32に連係されており、巻取操作ペ
ダル17には、解除レバー41が解除位置でかつ巻取操作ペ
ダル17が待機位置のときに第2付勢手段33の付勢力によ
って解除レバー41が解除位置から係合位置に位置変更す
るのをペダル復帰ばね38の付勢力によって阻止するべく
解除レバー41に当接する第1当接部53が形成されている
ことを特徴としているので、解除レバー41の解除位置か
ら係合位置への位置変更を待機位置の巻取操作ペダル17
によって阻止することができ、ペダル17を踏み下げたと
きには自動的に解除レバー41を係合位置に位置変更させ
て逆転防止爪32を爪車27に係合させることができる。
【0037】さらに、本発明は、巻取操作ペダル17に、
巻取操作ペダル17を待機位置よりも若干下方の位置で上
方揺動を規制するべく係合位置の解除レバー41に当接す
る第2当接部54が形成されていることを特徴としている
ので、ホース等の巻取作業を一時的に中断して巻取操作
ペダル17をフリーにした場合に、巻取操作ペダル17が待
機位置に復帰することによりリール4 が引出方向回転自
在となるのを、一方向拘束解除手段11を構成する解除レ
バー41によって阻止することができ、一時的に 巻取作業
を中断した場合においてホース等がリール4 から引き出
されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 巻取装置 4 リール 6 リール回転軸 7 駆動部本体 8 本体カバー 9 一方向間欠回転機構 10 足踏式駆動手段 11 一方向拘束解除手段 27 爪車 28 歯車 29 一方向間欠送り爪 30 駆動レバー 32 逆転防止爪 33 コイルばね 38 ペダル復帰ばね 41 解除レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体(50)と、該装置本体(50)にリー
    ル回転軸(6) を介して回動自在に取付けられたリール
    (4) と、先端部が待機位置から下方に揺動するように基
    端部が装置本体(50)に回動自在に取付けられた巻取操作
    ペダル(17)と、該巻取操作ペダル(17)を下方に揺動操作
    したときにリール(4) を巻取方向に回転駆動させる一方
    向回転機構(9) と、前記巻取操作ペダル(17)を上方に揺
    動させる方向に付勢するペダル復帰ばね(38)とを備えた
    リール巻取装置において、 前記一方向回転機構(9) は、リール回転軸(6) に回動自
    在に外嵌された駆動レバー(30)と、巻取操作ペダル(17)
    が待機位置より下方に位置するときに該巻取操作ペダル
    (17)と駆動レバー(30)とを連動して回転させかつ巻取操
    作ペダル(17)が待機位置のときに該巻取操作ペダル(17)
    と駆動レバー(30)との連動を解除させる伝動機構(51)
    と、リール回転軸(6) に固着された爪車(27)と、巻取操
    作ペダル(17)が下方に揺動されるときに爪車(27)を巻取
    方向に回転させるべく爪車(27)の外周に係合しかつ巻取
    操作ペダル(17)が上方に揺動されるときに爪車(27)の外
    周に係合することなく滑るように前記駆動レバー(30)に
    回動自在に取付けられた一方向送り爪(29)と、該一方向
    送り爪(29)を爪車(27)に係合する方向に回転させるべく
    付勢する第1付勢手段(35)とを備えており、 前記爪車(27)の巻取方向への回転は許容するが引出方向
    への回転は拘束する一方向回転拘束機構(52)と、巻取操
    作ペダル(17)が待機位置のときに一方向回転拘束機構(5
    2)による爪車(27)の引出方向への回転の拘束を解除する
    一方向拘束解除手段(11)とを、前記一方向回転機構(9)
    とは別体に備え、 前記一方向回転拘束機構(52)は、爪車(27)の引出方向へ
    の回転を阻止するべく爪車(27)の外周に係合しかつ爪車
    (27)が巻取方向に回転するときには爪車(27)の外周に係
    合することなく滑るように装置本体(50)に回動自在に取
    付けられた逆転防止爪(32)と、該逆転防止爪(32)を爪車
    (27)の外周に係合する方向に回転させるべく付勢する第
    2付勢手段(33)とを備えていることを特徴とするリール
    巻取装置。
  2. 【請求項2】 伝動機構(51)は、リール回転軸(6) に回
    動自在に外嵌されかつ駆動レバー(30)に一体的に連結さ
    れた歯車(28)を備え、巻取操作ペダル(17)には、巻取操
    作ペダル(17)が待機位置より下方に位置するときに前記
    歯車(28)に噛合されかつ巻取操作ペダル(17)が待機位置
    のときに前記歯車(28)から離脱されるラック(17C) が、
    巻取操作ペダル(17)の揺動方向に沿う円弧状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のリール巻取装
    置。
  3. 【請求項3】 一方向拘束解除手段(11)は、係合位置と
    解除位置とに位置変更自在に装置本体(50)に取付けられ
    た解除レバー(41)を備え、該解除レバー(41)が係合位置
    のとき逆転防止爪(32)が爪車(27)の外周に係合しかつ解
    除レバー(41)が解除位置のとき第2付勢手段(33)の付勢
    力に抗して逆転防止爪(32)を爪車(27)から離脱するべく
    解除レバー(41)は逆転防止爪(32)に連係されており、巻
    取操作ペダル(17)には、解除レバー(41)が解除位置でか
    つ巻取操作ペダル(17)が待機位置のときに第2付勢手段
    (33)の付勢力によって解除レバー(41)が解除位置から係
    合位置に位置変更するのをペダル復帰ばね(38)の付勢力
    によって阻止するべく解除レバー(41)に当接する第1当
    接部(53)が形成されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のリール巻取装置。
  4. 【請求項4】 巻取操作ペダル(17)に、巻取操作ペダル
    (17)を待機位置よりも若干下方の位置で上方揺動を規制
    するべく係合位置の解除レバー(41)に当接する第2当接
    部(54)が形成されていることを特徴とする請求項3に記
    載のリール巻取装置。
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