JPH0855892A - 配線抵抗測定用半導体装置 - Google Patents

配線抵抗測定用半導体装置

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Publication number
JPH0855892A
JPH0855892A JP19308994A JP19308994A JPH0855892A JP H0855892 A JPH0855892 A JP H0855892A JP 19308994 A JP19308994 A JP 19308994A JP 19308994 A JP19308994 A JP 19308994A JP H0855892 A JPH0855892 A JP H0855892A
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JP
Japan
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wiring
measuring
resistance
semiconductor device
integrated circuit
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Pending
Application number
JP19308994A
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English (en)
Inventor
Kiwamu Fujimoto
究 藤本
Yoshihiro Hirota
良浩 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0855892A publication Critical patent/JPH0855892A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体基板上に、絶縁膜を介して配線1が形
成された配線抵抗測定用半導体装置5において、電流供
給用端子2、2’及び電圧測定用端子3、3’が接続さ
れた配線1の近傍にダミー配線4パターンが形成された
配線抵抗測定用半導体装置。 【効果】 配線抵抗測定用半導体装置5を用いれば、四
端子法による抵抗値測定だけで、半導体集積回路内と同
等の配線抵抗を容易に求めることができ、また配線幅を
容易に評価することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配線抵抗測定用半導体装
置に関し、より詳細には集積回路における配線抵抗を測
定するための配線抵抗測定用半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路では、リンなどの不純物
を拡散させた多結晶Si、Wシリサイド、Al−Si−
Cu等が基板上の配線材料として多く利用されており、
集積回路ではこれら配線の抵抗値を正確に見積ることが
重要である。この配線の配線抵抗Rはシート抵抗をR
S 、配線幅をW、配線長をLとした場合、下記の(1)
式で与えられる。
【0003】
【数1】
【0004】このシート抵抗RS がわかれば、集積回路
を真上から見たときの配線パターンの縦横比L/Wから
その配線抵抗を見積ることができる。このような配線の
シート抵抗RS を測定する方法としてブリッジ法(四端
子法)とVan der Pauw法とがある。
【0005】ブリッジ法とは図3に示したような4端子
の構造素子の端子11、14から定電流Iを流して端子
12、13間における電位差ΔVを測定する方法であ
る。この方法ではパターンをあらかじめ実測しておく必
要がある。即ち、実測で求めた配線幅W0 と配線長L0
とを用いて下記の(2)式からシート抵抗を求めること
ができる。
【0006】
【数2】
【0007】Van der Pauw法とはパターン幅を測定する
ことなく下記の(3)式を用いてシート抵抗RS を測定
する方法である。
【0008】
【数3】
【0009】ここで、R1 は図4に示した卍型パターン
の対象位置につけた電極21、24間に電流I14を流し
たときの電極22、23間における電位差ΔV23より下
記の(4)式に基づいて求めた抵抗値であり、またR2
も電極21、22間に電流I12を流したときの電極2
4、23間の電位差ΔV43より求められる抵抗値であ
る。
【0010】
【数4】
【0011】これら図3、4に示したテストパターンを
用いて求めたシート抵抗RS と実際の配線の配線幅W、
配線長Lを(1)式に代入することで配線抵抗を求める
ことができる。また、(1)式に示す半導体集積回路内
の配線幅Wや配線長Lを測定する場合には測長SEM
(走査型電子顕微鏡装置)や断面SEMを用いている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記四端
子法、Van der Pauw法とも配線抵抗Rを求めるには、実
際の配線における配線幅Wを測定する必要がある。これ
は以下の理由による。
【0013】配線は、配線材の成膜→フォトリソグラフ
ィ→エッチングによって形成される。配線抵抗Rを求め
るのに必要な配線長L、配線幅Wのうち、配線長Lは設
計値通りの長さになるので測長の必要はないが、配線幅
Wはフォトリソグラフィ、エッチング工程において寸法
シフトを生じ、設計値とは異なる値になることから実測
する必要が生じる。
【0014】更に上記四端子法では、図3に示したテス
トパターンと実際の回路内の配線とでは周囲のパターン
密度の違いからフォトリソグラフィ、エッチング工程に
おいてその配線幅に相違を生じ、同じにはならないこと
から、まずシート抵抗RS を求めるのにテストパターン
線幅W0 を実測する必要があり、またこのシート抵抗R
S を用いて配線抵抗Rを求めるために集積回路内の実際
の配線幅Wを測長SEMを用いて測定する必要がある。
【0015】本発明はこのような課題に鑑み発明された
ものであって、配線抵抗測定用半導体装置の配線抵抗を
測定するだけで、集積回路における実際の配線の配線幅
を実測しなくとも集積回路における配線抵抗を容易に求
めることができ、また配線幅を容易に類推することがで
きる配線抵抗測定用半導体装置を提供することを目的と
している。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る配線抵抗測定用半導体装置は、半導体基
板上に、絶縁膜を介して配線が形成された配線抵抗測定
用半導体装置において、電流供給用端子及び電圧測定用
端子が接続された前記配線の近傍にダミー配線パターン
が形成されていることを特徴としている。
【0017】
【作用】上記した構成の配線抵抗測定用半導体装置によ
れば、集積回路内の配線幅が集積回路周辺に設置された
配線抵抗測定用半導体装置(テストパターン)の配線部
に再現されることとなり、このテストパターンにおける
電位差ΔVの測定を行うことで、集積回路内の配線抵抗
を求めることができ、同時にこの結果から集積回路内の
配線幅が容易に類推される。
【0018】ダミー配線パターンを前記配線と同一層を
使用してテストパターンとして形成することにより、配
線形成工程(フォトリソグラフィ、エッチング工程)で
生じる配線幅のシフトを集積回路内とテストパターン内
とで同じように起こすことが可能となる。従って、前記
ダミー配線パターンは集積回路内において配線幅に影響
を及ぼす近接配線としての役割を果すものである。
【0019】本発明に係る配線抵抗測定用半導体装置
(テストパターン)を使用することにより、集積回路内
の配線幅を測定することなく、集積回路における配線抵
抗を求めることが可能なのは、(1)式におけるWと
(2)式におけるW0 とが、本発明においては同じ値と
なり、(1)式が(2)式を用いて、配線抵抗Rが下記
の(5)式のようにWを用いずに表わされることによ
る。
【0020】
【数5】
【0021】尚、線長Lに関してはフォトリソグラフ
ィ、エッチング工程の影響を受けないので、設計値と同
じと考えてよい。
【0022】同様に配線抵抗から配線幅が類推されるの
は、図2に示したように配線抵抗Rと配線幅Wのシフト
量とは相関関係が強く、このグラフを用いることにより
配線抵抗Rから配線幅Wの類推ができることによる。但
し、図2に示したグラフを検量線としてあらかじめ作成
しておく必要はある。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る配線抵抗測定用半導体装
置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0024】図1は実施例に係る配線抵抗測定用半導体
装置を模式的に示した斜視図である。
【0025】半導体基板(図示せず)上に絶縁膜(図示
せず)を介して配線1が形成され、この配線1には定電
流Iを供給するための電流供給用端子2、2’、及びそ
の時の電圧降下を測定するための電圧測定用端子3、
3’が接続されており、また配線1を挟んだ両側には集
積回路内の配線間隔に対応させた間隔Sを隔ててダミー
配線4が形成されている。これら配線1、電流供給用端
子2、2’、電圧測定用端子3、3’、ダミー配線4を
含んで配線抵抗測定用半導体装置5が構成されている。
これら配線1、ダミー配線4を含む配線抵抗測定用半導
体装置5は同じ材料を用い、同時的にフォトリソグラフ
ィー工程、エッチング工程を経て形成される。配線材料
としては多結晶Si、Al、Al−Si−Cu、W、W
Si等が挙げられる。
【0026】かかる構成の配線抵抗測定用半導体装置5
を用いれば、四端子法による抵抗測定と同様に、電流供
給用端子2、2’間に定電流Iを流し、その時の電圧測
定用端子3、3’間における電位差ΔVを測定すること
により、(5)式から配線1の配線抵抗Rを求めること
ができる。
【0027】次に実施例に係る配線抵抗測定用半導体装
置5において、図1に示した間隔Sを種々変化させた場
合の抵抗測定結果について説明する。この測定結果を表
したのが図2である。これらの実施例では、配線1の幅
を1.0μm、長さを200μm、ダミー配線4と配線
1との間隔Sを0.6、1.2、1.8、3.0、5.
0、20.0μmにそれぞれ設定して実験を行った。ま
た、図2に同時にプロットしたシフト量は、フォトリソ
グラフィー工程を経た集積回路内における完成配線幅
が、隣の配線との間隔によってシフトする量を測長SE
Mにより測定することにより求めた値である。
【0028】従来の図3に示したテストパターンを用い
た四端子法ではテストパターンのW0 を測長し、電位差
ΔVを測定して配線のシート抵抗RS を求めた上で、集
積回路内の実際の配線幅Wを測定して配線抵抗Rを求め
る手順が必要であったのに対し、実施例に係る配線抵抗
測定用半導体装置5を用いれば配線抵抗測定用半導体装
置5に定電流Iを流し、電位差ΔVを測定するだけで、
数5式から任意の間隔Sを有する集積回路内の配線抵抗
Rを容易に求めることができる。また、配線抵抗Rと配
線幅のシフト量とは図2に示したように強い相関関係が
成立するところ、一旦図2に示したような検量線を作成
しておけば、配線抵抗Rから集積回路内の配線幅を容易
に類推することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る配線抵
抗測定用半導体装置を用いれば、四端子法による抵抗値
測定だけで、半導体集積回路内と同等の配線抵抗を容易
に求めることができ、また配線幅を容易に評価すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる配線抵抗測定用半導体装置の実
施例を模式的に示した斜視図である。
【図2】実施例にかかるテストパターンを用いて配線抵
抗と配線幅のシフト量を測定した結果を示すグラフであ
る。
【図3】四端子法により配線抵抗を求める場合に使用さ
れるブリッジパターンを示した模式的斜視図である。
【図4】Van der Pauw法に用いられる卍パターンを示し
た模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 配線 2、2’ 電流供給用端子 3、3’ 電圧測定用端子 4 ダミー配線 5 配線抵抗測定用半導体装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、絶縁膜を介して配線が
    形成された配線抵抗測定用半導体装置において、電流供
    給用端子及び電圧測定用端子が接続された前記配線の近
    傍にダミー配線パターンが形成されていることを特徴と
    する配線抵抗測定用半導体装置。
JP19308994A 1994-08-17 1994-08-17 配線抵抗測定用半導体装置 Pending JPH0855892A (ja)

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JP19308994A JPH0855892A (ja) 1994-08-17 1994-08-17 配線抵抗測定用半導体装置

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JP (1) JPH0855892A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006500773A (ja) * 2002-09-23 2006-01-05 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 拡散層の横方向拡散の測定
CN100334705C (zh) * 2003-07-11 2007-08-29 三菱电机株式会社 半导体功率模块和该模块的主电路电流测量系统

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