JPH085545Y2 - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH085545Y2
JPH085545Y2 JP1991019561U JP1956191U JPH085545Y2 JP H085545 Y2 JPH085545 Y2 JP H085545Y2 JP 1991019561 U JP1991019561 U JP 1991019561U JP 1956191 U JP1956191 U JP 1956191U JP H085545 Y2 JPH085545 Y2 JP H085545Y2
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JP
Japan
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chamber
carry
door
processing
adjustment
Prior art date
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JP1991019561U
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JPH04116125U (ja
Inventor
長慶 前川
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Shibaura Mechatronics Corp
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Shibaura Mechatronics Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、密閉状態において表面
処理その他の処理を行うための半導体製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、IC等の半導体の製造装置におい
ては、エッチングその他の処理を気体を使用して行って
いる。この場合、使用される気体が外部に漏洩すること
を防止したり、半導体の特性を確保するために一定の雰
囲気が要求されることから、これらの処理は密閉された
処理室で行われる。すなわち、通常は、被処理物を処理
室内に供給した後、処理室を密閉し、室内を真空ポンプ
で真空状態として、そこに処理に必要とする気体を送り
込んでいる。
【0003】この場合、被処理物を大気中から直接処理
室内に送り込むと、 (a)処理室の真空度を大気から急激に上げることにな
りポンプの負担が多い、 (b)処理室の開閉時に大気中の塵埃が混入する、 (c)被処理物の取り出し時に内部の処理気体が大気中
に漏洩する、などの問題がある。そのため、通常は、処
理室の前後に、密閉可能で真空ポンプを接続した搬入調
整室と搬出調整室を設けて、処理室に直接大気が流入し
ないようにしている。
【0004】図2は、このような半導体半導体製造装置
の従来技術の一例を示すものである。図において、被処
理物の供給扉1を備えた搬入調整室Aと、被処理物を処
理する処理室Bと、被処理物の取出扉4を備えた搬出調
整室Cとが、密閉可能な搬入扉2と搬出扉3を介して隣
接して配置されている。
【0005】このうち搬入調整室Aには、バルブ5を介
して真空ポンプ6が、バルブ7及び流量調整弁8を介し
て不活性ガス供給装置9が接続されている。処理室Bに
は、バルブ10を介して真空ポンプ11が、バルブ12
及び流量調整弁13を介して不活性ガス供給装置14が
接続されている。搬出調整室Cには、バルブ15を介し
て真空ポンプ6が、バルブ16及び流量調整弁17を介
して不活性ガス供給装置9が接続されている。
【0006】更に、搬入調整室Aと搬出調整室Cには、
不活性ガスの充填時に、その内部の空気を大気に排出す
るために、バルブ18,19を備えた配管が接続されて
いる。
【0007】なお、図示しないが、この半導体装置に
は、各室内に被処理物を搬入・搬出するための装置が設
けられている。これらの装置は、装置からの発塵などを
考慮して、通常処理室Bを避けて搬入調整室A及び搬出
調整室Cに設けられる。また、この従来技術では、処理
室Bが一つしか表示されていないが、複数の処理室を搬
入扉2と搬出扉3を介して連続的に設ける場合もある。
【0008】このような従来の半導体装置において、被
処理物の処理はおよそ次のように行われる。
【0009】(1)被処理物としての半導体用の材料
が、運搬用容器に収納された状態で、例えば、搬入調整
室Aに設けられた搬入機構により、供給扉1より搬入調
整室A内に供給される。このとき搬入調整室Aと処理室
Bとの間の搬入扉2、及び処理室Bと搬出調整室Cとの
間の搬出扉3は閉じられており、処理室Bと搬出調整室
Cとは、不活性ガス供給装置9,14からの不活性ガス
が充填されている。
【0010】(2)搬入調整室Aに被処理物が収納され
ると、供給扉1が閉じられ、搬入調整室A内に不活性ガ
ス供給装置9からの不活性ガスが充填される。このと
き、被処理物と共に搬入調整室A内に流入した空気は、
バルブ18を開放した配管から大気中に排出され、不活
性ガスと置換される。その後、バルブ18を閉じ、真空
真空ポンプ6により搬入調整室Aの気圧を、予め設定さ
れている処理室Bの気圧と同じまで減圧する。
【0011】(3)所定の圧力まで減圧が完了したら、
搬入調整室Aと処理室Bとの間の搬入扉2を開き、例え
ば搬入調整室Aの搬入機構により被処理物を処理室Bに
搬入し、処理室B内の台に載置する。その後、搬入装置
を処理室Bより退避させ、搬入扉2を閉じる。
【0012】(4)搬入扉2を閉じた処理室B内には各
種の処理気体を供給し、エッチングその他所定の処理を
被処理物に施す。
【0013】(5)この処理の間に、搬出調整室Cの内
部に不活性ガス供給装置9からの不活性ガスを充填し、
更にこの搬出調整室C内部の圧力を真空ポンプ6により
処理室Bの気圧と同じに減圧しておく。なお、不活性ガ
スの充填時に、バルブ19を開いて搬出調整室C内の空
気を大気中に排出しながら、不活性ガスで置換するの
は、搬入調整室Aへの被処理物の搬入時と同じである。
【0014】(6)処理室B内で被処理物に対する処理
が完了した後は、搬出調整室Cとの間の搬出扉3を開放
し、搬出調整室C内の搬出機構により、処理室Bの被処
理物を台上から搬出調整室Cに搬出し、その後搬出扉3
を閉じる。
【0015】(7)不活性ガス供給装置9からの不活性
ガスにより、搬出調整室Cの気圧を通常の圧力まで戻し
た後は、取出扉4を開放し、搬出機構により被処理物を
室外に予め置かれた運搬用容器に収納する。
【0016】このように処理室Bの前後に搬入調整室A
と搬出調整室Cを設けた半導体製造装置にあっては、処
理室Bの前後に搬入調整室A及び搬出調整室Cを設けた
ため、処理室Bを直接大気に触れさせることがなく、前
記(a)〜(c)のような要望を満足することができ
る。
【0017】
【考案が解決ようとする課題】ところで、このような半
導体装置においては、処理室Bとその前後の搬入調整室
A及び搬出調整室Cとの間で被処理物を搬送する際の搬
入扉2及び搬出扉3の開閉時に、開放される扉の両側の
室の圧力差が無いことが望ましい。そのため、従来で
は、各室ごとに高精度の圧力計を装着し、その気圧を常
時監視して、被処理物の搬送時に各室の圧力が同じにな
るようにしていた。
【0018】しかし、各室の圧力を圧力計で監視して、
同圧力と判断した場合でも、現実には、圧力計そのもの
の誤差や監視者の読取り誤差、或いは長期の使用による
圧力計の計測能力の変化などにより、調整室Cと搬入調
整室Aや搬出調整室Cとの間に多少とも圧力差が生じる
ことは避けられなかった。
【0019】そして、このような圧力差が存在すると、
搬入扉2や搬出扉3を開放した際に、特にその開放開始
時に、狭い隙間の開口部より圧力の高い室から低い室に
向かって気体の流れが生じる。この気流は、処理工程や
機器の稼動時に発生する微細な塵を巻き上げることにな
り、被処理物にこの塵が付着したり、処理室中に浮遊す
ると、半導体の不良の原因となる。
【0020】また、完全に各室内を同じ圧力にするに
は、高精度の圧力計を使用して、真空ポンプの運転を微
妙に調整する必要があり、同じ圧力にするまでに長い時
間が必要となり、製造装置の生産性を低下させることに
なる。
【0021】本考案は、上記のような従来技術の問題点
を解決し、簡単な構造で、製品不良発生の原因である各
室の間の圧力差の発生を解消し、圧力計の読取り誤差や
経時変化の影響を排除して、処理時間の短縮化を可能と
した半導体製造装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本考案は、被処理物の供給扉を備えた搬入調整室
と、被処理物を処理する処理室と、被処理物の取出扉を
備えた搬出調整室とを、密閉可能な搬入扉と搬出扉を介
して隣接して配置し、各室に真空ポンプを接続して成る
半導体製造装置において、前記搬入調整室と処理室とを
バルブを有する連通配管で接続すると共に、前記処理室
と搬出調整室とをバルブを有する連通配管で接続したこ
とを特徴とする。
【0023】
【作用】上記のような構成を有する本考案においては、
各室をバルブを有する連通配管で接続することにより、
隣接する室内の圧力を同一とする場合には、バルブを開
いて両室内を連通配管で連通させることにより、特に各
室内の圧力を監視していなくても、両室内の圧力を同一
にすることができる。
【0024】また、各連通配管に設けたバルブを閉じる
ことで、被処理物の搬入・搬出や処理の各工程ごとに必
要な適正圧力となるように、各室の気圧を独立して制御
することができる。
【0025】
【実施例】(1)代表的な実施例 以下、本考案の実施例を図1により具体的に説明する。
なお、図2に示した従来の半導体装置と同一の部分には
同一符号を付し、説明は省略する。
【0026】本実施例において、搬入調整室Aと処理室
Bとの間には、バルブ31を設けた連通配管32が設け
られ、このバルブ31の開放時には両室の気体が連通配
管32を介して高圧室側から低圧室側に流通するように
構成されている。
【0027】また、処理室Bと搬出調整室Cの間には、
バルブ33を設けた連通配管34が設けられ、このバル
ブ33の開放時には両室の気体が連通配管34を介して
高圧室側から低圧室側に流通するように構成されてい
る。
【0028】このような構成を有する本実施例において
は、例えば、一方の室が不活性ガスの充填時で他方がエ
ッチングなどの処理工程時のように、各室内の圧力を独
立に設定する場合や、各室の気体が混合してはならない
場合には、各連通配管32,34上に設けたバルブ3
1,33を閉じて各室間の気体の移動を阻止し、各室内
の圧力を別々に制御する。
【0029】一方、搬入扉2や搬出扉3を開く場合に、
隣接する室内の気圧を同一とするには、バルブ31,3
3を開いて、各室を連通配管32,34を介して連通状
態とし、高圧側の室から低圧側の室に気体を流すように
する。このようにすると、両室内の気圧が同一となるま
で、連通配管32,34を通って気体が流れ、特に気圧
計を監視しなくても、両室内を同一の気圧とすることが
できる。
【0030】その結果、気圧計自体の誤差や読取り誤差
があっても、また経時変化により気圧計に狂いが生じて
も、両室内の気圧を同一にすることができ、扉の開閉時
に気流の流れが生じて、それにより塵埃が舞い上がって
被処理物表面に付着することを防止できる。
【0031】しかも、本実施例は、単にバルブ付き連通
配管を設けるだけで良いので、装置自体の構造も単純化
できる。また、真空ポンプの運転も容易になるので、扉
の開閉速度も向上させることができ、製造作業の容易
化、迅速化の利点もある。
【0032】(2)他の実施例 本考案は上記の実施例に限定されるものではなく、処理
室の数や、処理室と前後の搬入・搬出調整室との位置関
係も自由に変更できる。また、図1のように専用の連通
配管やバルブを設ける代わりに、不活性ガス供給装置や
真空ポンプの配管の一部を利用してバイパスを設けるこ
とで、本考案の連通配管と他の配管を共用することも可
能である。
【0033】
【考案の効果】以上の通り、本考案によれば、搬入調整
室Aと処理室B及び処理室Bと搬出調整室Cとの間に、
バルブを有する連通配管を設けるというきわめて簡単な
構造にもかかわらず、半導体製造装置の処理室とその前
後の各調整室との間の圧力調整を容易かつ迅速に行うこ
とができ、塵埃を室内に舞い上げることがなく、半導体
不良の発生を効果的に防止した半導体製造装置を提供す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の半導体製造装置の一実施例を示す配管
図。
【図2】従来の半導体製造装置の一例を示す配管図。
【符号の説明】
A…搬入調整室 B…処理室 C…搬出調整室 1…供給扉 2…搬入扉 3…搬出扉 4…取出扉 6,11…真空ポンプ 9,14…不活性ガス供給装置 31,33…バルブ 32,34…連通配管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物の供給扉を備えた搬入調整室と、
    被処理物を処理する処理室と、被処理物の取出扉を備え
    た搬出調整室とを、密閉可能な搬入扉と搬出扉を介して
    隣接して配置し、各室に真空ポンプを接続して成る半導
    体製造装置において、前記搬入調整室と処理室とをバル
    ブを有する連通配管で接続すると共に、前記処理室と搬
    出調整室とをバルブを有する連通配管で接続したことを
    特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】各室が、不活性ガス供給装置に接続されて
    いる請求項1の半導体製造装置。
JP1991019561U 1991-03-29 1991-03-29 半導体製造装置 Expired - Lifetime JPH085545Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991019561U JPH085545Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 半導体製造装置

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JP1991019561U JPH085545Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 半導体製造装置

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Publication Number Publication Date
JPH04116125U JPH04116125U (ja) 1992-10-16
JPH085545Y2 true JPH085545Y2 (ja) 1996-02-14

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ID=31905820

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JP1991019561U Expired - Lifetime JPH085545Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 半導体製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4816790B2 (ja) * 2003-06-02 2011-11-16 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置及び基板搬送方法

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JPS61296710A (ja) * 1985-06-25 1986-12-27 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 非晶質シリコン系半導体の製法
JPH01108373A (ja) * 1987-09-18 1989-04-25 Leybold Ag 基板の被覆装置
JPH04276074A (ja) * 1991-03-05 1992-10-01 Fujitsu Ltd 真空処理装置

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