JPH05259259A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH05259259A
JPH05259259A JP8787792A JP8787792A JPH05259259A JP H05259259 A JPH05259259 A JP H05259259A JP 8787792 A JP8787792 A JP 8787792A JP 8787792 A JP8787792 A JP 8787792A JP H05259259 A JPH05259259 A JP H05259259A
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JP
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processing
chambers
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Application number
JP8787792A
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English (en)
Inventor
Masahiro Fujita
昌洋 藤田
Masaki Tsukagoshi
雅樹 塚越
Hisashi Ichikawa
久 市川
Akira Okawa
章 大川
Hide Kobayashi
秀 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検査の頻度向上と検査結果のフィードバック
のスピ−ドアップ、また、それに伴う不良作り込みを防
止する。 【構成】 減圧CVD装置において、気密室に形成され
て被処理物が搬入搬出され、真空排気されるロードロッ
ク室2と、気密室に形成され、ロードロック室2に隣接
されてゲートバルブ6によって連通を開閉される搬送室
3Aと、気密室に形成され搬送室3Aに隣接されてゲー
トバルブ7によって連通を開閉される処理室4Aと、気
密室に形成され搬送室3Aに処理室4Aと別の位置で隣
合わせに配されてゲートバルブ8によって連通を開閉さ
れる検査室54と、搬送室3Aに設備され、ロードロッ
ク室12、処理室4Aおよび検査室5Aとの間でウエハ
1を受け渡すロボット21Aとを備えている。 【効果】 処理装置4Aと検査装置5Aとは同一の装置
内に設備されているため、処理後のウエハ1について直
ちに検査を実施でき、検査時間を短縮化でき、検査デー
タをその処理装置4Aにおける以後の処理に直ちに利用
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空処理技術、特に、
真空室において被処理物に所望の処理を施す処理技術に
関し、例えば、半導体装置の製造工程において、真空室
にて半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に所望の薄
膜を形成するのに利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、CVD
法やスパッタリング法等によってウエハ上に酸化膜や窒
化膜、または、アルミニウムやアルミニウム合金等のメ
タル膜等が生成される場合、真空処理室を備えているC
VD装置やスパッタリング装置にて成膜処理が実施され
ている。そして、このCVD装置やスパッタリング装置
等の成膜装置は膜形成機能のみ有しており、生成された
膜についての検査機能は備えていない。
【0003】他方、このような成膜工程においては、生
成した膜の均一性や反射率、異物、不純物濃度等につい
ての測定に基づく検査作業が必要である。半導体製造工
程において、この成膜についての測定および検査作業
は、先行作業、ロット間のチェック作業として定期的に
行なわれている。
【0004】そして、この測定および検査作業には多く
の検査装置が用いられているが、従来、これらの検査装
置は成膜装置とは別置きになっている。すなわち、測定
および検査作業は、所謂オフライン作業として実施され
ている。
【0005】なお、真空室を備えている減圧CVD装置
を述べてある例としては、株式会社工業調査会発行「電
子材料1990年10月号別冊」1990年10月20
日発行 P28〜P32、がある。
【0006】また、ウエハの膜厚測定技術を述べてある
例としては、株式会社工業調査会発行「100例にみる
半導体評価技術」1988年5月1日発行 P59〜P
60、がある。
【0007】さらに、ウエハダスト検出技術を述べてあ
る例としては、株式会社工業調査会発行「100例にみ
る半導体評価技術」1988年5月1日発行 P60〜
P62、がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
成膜装置と検査装置とは別置きに構成されているため、
次のような問題点がある。この問題点は半導体製造工程
における全自動化の障害になっている。
【0009】 成膜装置と検査装置との間におけるウ
エハの移動には人手あるいはロボット等による移送が介
在することになっているため、異物付着等の弊害発生の
機会が増加する。
【0010】 成膜装置と検査装置とが別置きで離れ
ているために、測定並びに検査に時間がかかってしま
い、段取時間が長くなる。
【0011】 測定並びに検査頻度が少ないことによ
って、異常発生時の対応が遅くなるため、その間に不良
を作り込んでしまう可能性が多くなる。
【0012】本発明の目的は、各検査の頻度向上と検査
結果のフィードバックのスピ−ドアップ、また、それに
伴う不良作り込みを防止することができる真空処理技術
を提供することにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。すなわち、真空室で被処理物について所定の処
理が施される真空処理装置において、被処理物が搬入搬
出され、気密室に形成されているとともに、真空排気さ
れるロードロック室と、気密室に形成され、前記ロード
ロック室に隣合わせに配されて連通されているととも
に、ゲートバルブによってロードロック室への連通を開
閉されるように構成されている搬送室と、気密室に形成
されているとともに、真空排気され、前記搬送室に隣合
わせに配されて連通され、かつ、ゲートバルブによって
その搬送室への連通を開閉されるようにされている処理
室と、気密室に形成されているとともに、真空排気さ
れ、前記搬送室に前記処理室と別の位置で隣合わせに配
されて連通され、かつ、ゲートバルブによってその搬送
室への連通を開閉されるようにされている検査室と、前
記搬送室に設備されており、前記ロードロック室、処理
室および検査室との間で前記被処理物を受け渡す受け渡
し手段とを備えていることを特徴とする。
【0015】
【作用】前記した手段においては、被処理物はロードロ
ック室から搬送室を通じて処理室に搬送される。処理室
で所定の処理が施された後、被処理物は搬送室を通じて
検査室に搬送され、所定の検査を直ちに受ける。したが
って、段取り時間が短縮化されるとともに、検査頻度が
飛躍的に増加し、検査結果に基づく異常発生時の対策を
いち早く講ずることができる。
【0016】この間、被処理物は気密室であるロードロ
ック室、搬送室、処理室および検査室において搬送され
るため、被処理物に異物付着する等の障害発生の機会が
減少する。その結果、前記した早期異常対策とあいまっ
て、不良作り込みを防止することができ、製造歩留りを
向上させることができる。
【実施例】図1は本発明の一実施例である真空処理装置
を示す概略平面図、図2はその拡大部分正面断面図であ
る。
【0017】本実施例において、本発明に係る真空処理
装置は、アルミニウム配線間の層間絶縁膜を形成するた
めの減圧CVD装置として構成されている。この減圧C
VD装置には、被処理物としてのウエハ1の出し入れを
行なうためのロードロック室2が設備されている。
【0018】このロードロック室2は略立方体の気密室
に形成されている。ロードロック室2の一側壁には出入
り口13が開設されており、この出入り口13はシャッ
ターによって開閉されるように構成され、シャッターに
よって気密室の内外が仕切られるようになっている。
【0019】ロードロック室2の他の側壁にはロードロ
ック室専用の真空排気路18が、ロードロック室2に専
用的に流体連結されている。この真空排気路18は後記
する各真空排気路と同様、真空ポンプ15と、真空ポン
プ15とロードロック室13との流通を制御する制御弁
14と、制御弁14を迂回するように接続されているス
ロー排気路17と、スロー排気路17の流通を制御する
制御弁16とを備えている。そして、スロー排気路17
は真空排気時における異物の巻き上げを防止するように
制御弁16によって制御されるようになっている。
【0020】また、ロードロック室2にはガス導入路1
9が接続されており、ロードロック室2が大気にリーク
されるに際して、このガス導入路19によって窒素ガス
やアルゴンガス等の不活性ガスが導入されるようになっ
ている。そして、リ−ク時の異物巻き上げ防止のため
に、ある設定圧力までは微小流量が流量制御弁を通して
流され、その後、流量が増加されて大気に開放されるよ
うになっている。
【0021】ロードロック室2の出入り口13と反対側
には第1搬送室3Aが隣接して設置されており、この第
1搬送室3Aとロードロック室2との境にはゲートバル
ブ6が介設されている。ゲートバルブ6は開閉制御され
るように構成されており、このゲートバルブ6の開閉作
動によって第1搬送室3Aとロードロック室2との連通
および遮断が制御されるようになっている。
【0022】第1搬送室3Aも略立方体の気密室に形成
されており、ゲートバルブ6に対して直角に位置する一
側壁には、処理室の一例である前処理室4Aが隣接して
設置されており、この前処理室4Aと第1搬送室3Aと
の境には第2ゲートバルブ7が介設されている。第2ゲ
ートバルブ7は開閉制御されるように構成されており、
この第2ゲートバルブ7の開閉作動によって第1搬送室
3Aと前処理室4Aとの連通および遮断が制御されるよ
うになっている。
【0023】前処理室4A内の床面上には加熱装置20
が設備されており、この加熱装置20は被処理物である
ウエハ1に対して前処理としての予熱処理を実施するよ
うに構成されている。
【0024】また、前処理室4Aには前処理室専用の真
空排気路18A、および、ガス導入路19Aがそれぞれ
接続されている。この前処理室専用の真空排気路18A
およびガス導入路19Aは、前記ロードロック室2にそ
れぞれ接続されている真空排気路18およびガス導入路
19と同様に構成されている。
【0025】第1搬送室3Aにおける前処理室4Aと反
対側に位置する側壁には、第1検査室5Aが隣接して設
置されており、この第1検査室5Aと第1搬送室3Aと
の境には第3ゲートバルブ8が介設されている。第3ゲ
ートバルブ8は開閉制御されるように構成されており、
この第3ゲートバルブ8の開閉作動によって第1搬送室
3Aと第1検査室5Aとの連通および遮断が制御される
ようになっている。
【0026】第1検査室5A内の床面上には第1検査装
置として異物検査装置24Aが設備されており、この異
物検査装置24Aは被処理物であるウエハ1に対して後
述する異物検査を実施するように構成されている。
【0027】また、第1検査室5Aには第1検査室5A
専用の真空排気路18B、および、ガス導入路19Bが
それぞれ接続されている。この第1検査室専用の真空排
気路18Bおよびガス導入路19Bは、前記ロードロッ
ク室2にそれぞれ接続されている真空排気路18および
ガス導入路19と同様に構成されている。
【0028】第1搬送室3A内には第1搬送装置として
の多関節ロボット21Aが設備されており、このロボッ
ト21Aのアームの先端部には被搬送物としてのウエハ
1を保持するためのヘッド22Aが装着されている。ヘ
ッド22Aは静電容量型のウエハ吸着ヘッドから構成さ
れている。
【0029】そして、第1ロボット21Aは隣接するロ
ードロック室2に搬入されたカセット部からウエハ1を
ヘッド22Aで保持して、第1搬送室3Aへ搬出するに
ように構成されている。また、第1ロボット21Aは前
処理室4A、第1検査室5Aおよび後記する第2搬送室
との間でウエハ1を受け渡すように構成されている。
【0030】ちなみに、第1搬送室3Aには比較的圧力
が高くても特に問題の無い前処理室2および異物検査室
5Aが流体連結されていることになる。
【0031】第1搬送室3Aのロードロック室2と反対
側に位置する側壁には、第2搬送室3Bが隣接して設置
されており、この第2搬送室3Bと第1搬送室3Aとの
境には第4ゲートバルブ9が介設されている。第4ゲー
トバルブ9は開閉制御されるように構成されており、こ
の第4ゲートバルブ9の開閉作動によって第1搬送室3
Aと第2搬送室5Bとの連通および遮断が制御されるよ
うになっている。
【0032】第2搬送室3Bも略立方体の気密室に形成
されており、第4ゲートバルブ9に対して直角に位置す
る一側壁には第1成膜処理室4Bが隣接して設置されて
おり、この成膜処理室4Bと第2搬送室3Bとの境には
第5ゲートバルブ10が介設されている。第5ゲートバ
ルブ10は開閉制御されるように構成されており、この
第5ゲートバルブ10の開閉作動によって第2搬送室3
Aと第1成膜処理室4Bとの連通および遮断が制御され
るようになっている。
【0033】第1成膜処理室4B内の床面上には、第1
成膜処理装置としての第1減圧CVD装置23Aが設備
されており、この減圧CVD装置23Aは被処理物であ
るウエハ1に対して減圧CVD処理を実施するように構
成されている。この減圧CVD処理によって、ウエハ1
上にはアルミニウム配線間の層間絶縁膜が形成されるよ
うになっている。
【0034】また、第1成膜処理室4Bには第1成膜処
理室専用の真空排気路18Cおよびガス導入路19Cが
それぞれ接続されている。この第1成膜処理室専用の真
空排気路18Cおよびガス導入路19Cは前記ロードロ
ック室2にそれぞれ接続されている真空排気路18およ
びガス導入路19と同様に構成されている。
【0035】第2搬送室3Bにおける第1成膜処理室4
Bと反対側に位置する側壁には、第2検査室5Bが隣接
して設置されており、この第2検査室5Bと第2搬送室
3Bとの境には第6ゲートバルブ11が介設されてい
る。第6ゲートバルブ11は開閉制御されるように構成
されており、この第6ゲートバルブ11の開閉作動によ
って第2搬送室3Bと第2検査室5Bとの連通および遮
断が制御されるようになっている。
【0036】第2検査室5B内の床面上には、第2検査
装置として膜厚検査装置24Bが設備されており、この
膜厚検査装置24Bは被処理物であるウエハ1に対して
後述する膜厚検査を実施するように構成されている。
【0037】また、第2検査室5Bには第2検査室5B
専用の真空排気路18Dおよびガス導入路19Dがそれ
ぞれ接続されている。この第2検査室5B専用の真空排
気路18Dおよびガス導入路19Dは前記ロードロック
室2にそれぞれ接続されている真空排気路18およびガ
ス導入路19と同様に構成されている。
【0038】第2搬送室3Bの第1搬送室3Aと反対側
に位置する一側壁には第2成膜処理室4Cが隣接して設
置されており、この第2成膜処理室4Cと第2搬送室3
Bとの境には第7ゲートバルブ12が介設されている。
第7ゲートバルブ12は開閉制御されるように構成され
ており、この第7ゲートバルブ12の開閉作動によって
第2搬送室3Bと第2成膜処理室4Cとの連通および遮
断が制御されるようになっている。
【0039】第2成膜処理室4C内の床面上には、第2
成膜処理装置としての第2減圧CVD装置23Bが設備
されており、この第2減圧CVD装置23Bは被処理物
であるウエハ1に対して減圧CVD処理を実施するよう
に構成されている。この減圧CVD処理によって、ウエ
ハ1上にはアルミニウム配線間の層間絶縁膜が形成され
るようになっている。そして、本実施例においては、第
1減圧CVD装置23Aと第2減圧CVD装置23Bと
は同一のCVD処理を実施するように構成されている。
【0040】また、第2成膜処理室4Cには第2成膜処
理室専用の真空排気路18Eおよびガス導入路19Eが
それぞれ接続されている。この第2成膜処理室専用の真
空排気路18Eおよびガス導入路19Eは前記ロードロ
ック室2にそれぞれ接続されている真空排気路18およ
びガス導入路19と同様に構成されている。
【0041】第2搬送室3B内には、第2搬送装置とし
ての第2多関節ロボット21Bが設備されており、この
ロボット21Bのアームの先端部には被搬送物としての
ウエハ1を保持するための第2ヘッド22Bが装着され
ている。
【0042】そして、第2ロボット21Bは被搬送物と
してのウエハ1を、隣接する第1搬送室3Aの前記した
第1ロボット21、第1成膜処理室4B、第2検査室5
B、第2成膜処理室4Cとの間で受け渡すように構成さ
れている。
【0043】ちなみに、第2搬送室3Bには比較的高い
真空度が要求される減圧CVD装置がそれぞれ設備され
る成膜処理室4B、4Cおよび膜厚検査装置24Bが設
備される第2検査室5Bが流体連結されていることにな
る。
【0044】次に作用を説明する。処理されるべきウエ
ハ1群はキャリア治具(図示せず)に収納された状態
で、ロードロック室2に出入り口13から搬入される。
出入り口13が閉じられた後、ロードロック室2は専用
の真空排気路18によって真空排気される。
【0045】このとき、他の気密室群、すなわち、搬送
室3A、3B、処理室4A、4B、4Cおよび検査室5
A、5Bにおいては、真空状態が維持されている。した
がって、真空状態の利用効率はきわめて良好になる。
【0046】ロードロック室2の圧力が所定の圧力まで
降下した後、処理されるべきウエハ1はロードロック室
2から第1搬送室3Aへ第1ロボット21Aにより1枚
宛払い出される。
【0047】払い出されたウエハ1は第1ロボット21
Aによって前処理室4Aに搬入されて、加熱装置20に
セットされる。そして、ウエハ1には加熱装置20によ
り前処理として所定の加熱処理が施される。
【0048】前処理が施されたウエハ1は第1ロボット
21Aによって前処理室4Aから搬出されるとともに、
第1検査室5Aに搬入され、第1検査室5Aに設備され
た異物検査装置24Aにセットされる。
【0049】異物検査装置24Aによって、ウエハ1は
従来知られている光学的手段により異物検査を実施され
る。この前処理後の異物検査によって、ウエハ1の成膜
処理以前の異物の状況、所謂異物の初期値が検査され
る。この異物の初期値データは異物検査装置24Aが接
続されたホストコンピュータ(図示せず)にインプット
される。
【0050】なお、この異物初期値の検査は、ロット内
では殆ど変動しないため、必要に応じて抜き取り検査と
してもよい。
【0051】第1検査室5A内のウエハは第1ロボット
21Aにより搬出されて、第2ロボット21Bに受け渡
され、第2搬送室3Bに搬入される。第2搬送室3Bに
搬入されたウエハ1は第2ロボット21Bによって、第
1処理室4Bに搬入されるとともに、第1減圧CVD装
置23Aにセットされる。
【0052】本実施例においては、第2処理室4Cにも
均等の第2減圧CVD装置23Bが設備されているた
め、第1減圧CVD装置23Aと第2減圧CVD装置2
3Bとの稼働の状況に応じて、第2ロボット21Bは第
1減圧CVD装置23Aを使用するか、第2減圧CVD
装置23Bを使用するかについて、ホストコンピュータ
によって選定される。
【0053】例えば、第1減圧CVD装置23Aにおい
ては、プラズマ中で、処理ガスとしてTEOS(Tet
ra Ethyl Ortho−Silicate)が
使用されることにより、アルミニウム配線間の層間絶縁
膜が形成される。
【0054】所定の成膜処理が施されたウエハ1は第2
ロボット21Bによって搬出されて、第1ロボット21
Bに受け渡され、第1搬送室3Aに搬入される。第1搬
送室3Aに搬入されたウエハ1は第1ロボット21Aに
よって、第1検査室5Aに搬入されるとともに、異物検
査装置24Aにセットされる。
【0055】異物検査装置24Aにおいて、ウエハ1は
異物の測定を実施される。この異物の測定のデータと初
期値データとが比較されることにより、成膜処理後のウ
エハ1についての異物検査が実施されることになる。
【0056】そして、この異物検査結果は、第1処理室
4Aおよび第2処理室4Bにおける以後の成膜処理につ
いて利用される。したがって、本実施例によれば、処理
後、直ちに異物検査が実施されるとともに、その検査結
果が以後の処理に直ちに利用されることになる。
【0057】そして、この検査結果によって、例えば、
最悪の場合には、第1処理室4Aまたは第2処理室4B
における処理を中止することができるため、それ以後の
不良作り込みを防止することができる。その結果、製造
歩留りを高めることにつながる。
【0058】異物検査が終了した良品ウエハ1は第1ロ
ボット21Aによって第1検査室5Aから搬出されて、
第2ロボット21Bに受け渡され、第2搬送室3Aに搬
入される。第2搬送室3Bに搬入されたウエハ1は第2
ロボット21Bによって第2検査室5Bに搬入されると
ともに、膜厚検査装置24Bにセットされる。
【0059】膜厚検査装置24Bにおいて、例えば、エ
リプリメトリ法(偏光解析)による膜厚測定に基づい
て、ウエハ1はCVD成膜処理により形成された層間絶
縁膜の厚さを検査される。この膜厚検査のデータはホス
トコンピュータにインプットされる。
【0060】この膜厚検査のデータは、第1処理室4A
および第2処理室4Bにおける以後の処理についての条
件の修正等に利用される。したがって、本実施例によれ
ば、処理後直ちに膜厚検査が実施されるとともに、この
検査データにより処理条件が直ちに修正されるため、そ
れ以後の処理精度がより一層高められることになる。
【0061】膜厚検査が終了した良品のウエハ1は、第
2ロボット21Bにより第2検査室4Bから搬出され
て、第2搬送室3Bを経て第1ロボット21Aに受け渡
される。第1ロボット21Aに受け渡されたウエハ1は
第1搬送室3Aを経てロードロック室2へ戻される。
【0062】以上の作動が繰り返されることにより、ロ
ードロック室2に搬入された所定のウエハ1群について
の処理が終了すると、ウエハ1群はキャリア治具に収納
された状態で、ロードロック室2から搬出される。次い
で、新規のウエハ1群が補給される。以後、前記処理が
繰り返されて行く。
【0063】前記実施例によれば次の効果が得られる。 処理装置と検査装置とは同一の装置内に設備されて
いるため、処理後のウエハについて直ちに検査を実施す
ることができ、その結果、検査時間を短縮化することが
できるとともに、検査データをその処理装置における以
後の処理について直ちに利用することができる。
【0064】 同一装置内で処理および検査を実施す
ることができるため、検査の頻度を増加することができ
る。
【0065】 前記およびにより、ウエハ群間の
処理状態のばらつきを低減することができ、また、処理
状態の精度を向上させることができるとともに、製造歩
留りを高めることができる。
【0066】 被処理物であるウエハについての処理
および検査が全て、同一の真空空間において実施される
ため、ウエハのハンドリングによる異物付着等の障害を
低減することができる。
【0067】図3は本発明の実施例2である真空処理装
置を示す概略平面図である。
【0068】本実施例2が前記実施例1と異なる点は、
第2搬送室3B’が五角形の筒形状に形成されており、
その一側壁の隣接空間に処理室または検査室のための予
備空間が用意されている点にある。
【0069】図4は本発明の実施例3である真空処理装
置を示す概略平面図である。
【0070】本実施例3が前記実施例1と異なる点は、
第1搬送室3A’が六角形の筒形状に形成されており、
この搬送室3A’の各側壁に隣接してロードロック室
2、前処理室4A、第1成膜処理室4B、第2成膜処理
室4C、第1検査室5Aおよび第2検査室5Bがそれぞ
れ設備されている点にある。
【0071】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0072】例えば、ロードロック室、搬送室、処理室
および検査室の配置は、前記実施例1、2および3に示
されている構成に限らず、必要に応じて適宜選定するこ
とができる。
【0073】処理室には減圧CVD装置を設備するに限
らず、他のCVD装置、スパッタリング装置、ドライエ
ッチング装置等の真空雰囲気下で処理が実施される真空
処理装置を設備することができる。
【0074】また、各検査室には異物検査装置および膜
厚検査装置をそれぞれ設備するに限らず、反射率検査装
置、屈折率検査装置や組成比検査装置等のを各種検査装
置をそれぞれ設備してもよい。
【0075】さらに、搬送室に設備される搬送装置とし
ては多関節ロボットや静電容量型の吸着ヘッドを使用す
るに限らず、直交軸ロボットや機械式のハンドリング装
置等を使用してもよい。
【0076】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である減圧C
VD装置に適用した場合について説明したが、それに限
定されるものではなく、他のCVD装置、スパッタリン
グ装置、ドライエッチング装置等の真空処理室において
所望の処理が実施される真空処理装置全般に幅広く適用
することができる。
【0077】また、以上の説明では主として本発明者に
よってなされた発明をその背景となった利用分野である
ウエハの処理技術に適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、液晶パネル装置や磁気
デスク、光デスク等の真空処理技術全般に幅広く適用す
ることができる。
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0078】処理装置と検査装置とは同一の装置内に設
備されているため、処理後の被処理物について直ちに検
査を実施することができ、その結果、検査時間を短縮化
することができるとともに、検査データをその処理装置
における以後の処理について直ちに利用することができ
る。また、同一装置内で処理および検査を実施すること
ができるため、検査の頻度を増加することができる。
【0079】したがって、例えば異物測定データが異常
値(増加)を示した場合、直ちにチャンバをクリーニン
グサイクルにかけることができ、異物増加による歩留り
低下を防止することが可能になる。
【0080】さらに、被処理物群間の処理状態のばらつ
きを低減することができ、また、処理状態の精度を向上
させることができるとともに、製造歩留りを高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である減圧CVD装置を示す
概略平面図である。
【図2】その拡大部分正面断面図である。
【図3】本発明の実施例2である真空処理装置を示す概
略平面図である。
【図4】本発明の実施例3である真空処理装置を示す概
略平面図である。
【符合の説明】
1…ウエハ(被処理物)、2…ロードロック室、3A、
3B…搬送室、4A…前処理室、4B…第1成膜処理
室、4C…第2成膜処理室、5A…第1検査室、5B…
第2検査室、6、7、8、9、10、11、12…ゲ−
トバルブ、13…出入り口、14…制御弁、15…真空
ポンプ、16…制御弁、17…スロー排気路、18、1
8A、18B、18C、18D、18E…真空排気路、
19、19A、19B、19C、19D、19E…ガス
導入路、20…加熱装置、21A、21B…ロボット
(搬送装置)、22A、22B…保持ヘッド、23A、
23B…減圧CVD装置(処理装置)、24A…異物検
査装置(第1検査装置)、24B…膜厚検査装置(第2
検査装置)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 章 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所高崎工場内 (72)発明者 小林 秀 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空室で被処理物について所定の処理が
    施される真空処理装置において、 気密室に形成されているとともに、被処理物が搬入搬出
    され、真空排気されるロードロック室と、 気密室に形成され、前記ロードロック室に隣合わせに配
    されて連通されているとともに、ゲートバルブによって
    ロードロック室への連通を開閉されるように構成されて
    いる搬送室と、 気密室に形成されているとともに、真空排気され、前記
    搬送室に隣合わせに配されて連通され、かつ、ゲートバ
    ルブによってその搬送室への連通を開閉されるようにさ
    れている処理室と、 気密室に形成されているとともに、真空排気され、前記
    搬送室に前記処理室と別の位置で隣合わせに配されて連
    通され、かつ、ゲートバルブによってその搬送室への連
    通を開閉されるようにされている検査室と、 前記搬送室に設備されており、前記ロードロック室、処
    理室および検査室との間で前記被処理物を受け渡す受け
    渡し手段とを備えていることを特徴とする真空処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記搬送室が複数連設されており、各搬
    送室相互が連通されているとともに、各搬送室に前記処
    理室および前記検査室がそれぞれ連設されていることを
    特徴とする請求項1に記載の真空処理装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送室に複数の処理室および複数の
    検査室が連設されていることを特徴とする請求項1に記
    載の真空処理装置。
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