JPH0855069A - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JPH0855069A
JPH0855069A JP6208055A JP20805594A JPH0855069A JP H0855069 A JPH0855069 A JP H0855069A JP 6208055 A JP6208055 A JP 6208055A JP 20805594 A JP20805594 A JP 20805594A JP H0855069 A JPH0855069 A JP H0855069A
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JP
Japan
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program
information device
information
program module
network system
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JP6208055A
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Inventor
Tatsuya Imai
達也 今井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報機器における機能拡張などのための種々
のプログラムの追加を容易に実現できるネットワークシ
ステムを提供する。 【構成】 プログラムモジュール及び上記プログラムモ
ジュールをインストールするプログラムを他の情報機器
に転送するプログラム転送手段8を備えた情報機器と、
上記転送されたプログラムモジュール及びインストール
プログラムを受信するプログラムレシーバ16、上記受信
されたインストールプログラムを呼び出すプログラムロ
ーダ17とを備え、呼び出したインストールプログラムに
よって、受信したプログラムモジュールを備え付け、上
記プログラムモジュールを実行させる情報機器とを含む
ように構成したネットワークシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ装
置、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、ス
キャナ、プリンタなどの複数の情報機器を相互に通信可
能に配設したネットワークシステムに関し、特に機能拡
張が容易なネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術や情報処理技術の進歩
により、情報機器の多機能化が進んでいる。これらの情
報機器では、高性能のCPUと大容量のメモリ(RA
M)を備え、多機能化は主としてソフトウェアによって
実現されている。そのため、既存の情報機器について
も、ソフトウェアを追加することによって種々の機能拡
張を図ることが可能となる場合が多い。一例として、各
従業員の机上に備えられた複数の個人用パーソナルコン
ピュータとファクシミリ装置をネットワーク状に接続
し、ファクシミリ装置を共用するシステムにおいて機能
を拡張する場合を考える。例えば各種エラーの発生、親
展受信の発生、時刻指定送信の完了、特定相手からの受
信の発生などのファクシミリ装置に於て発生する様々な
事象を各自のパーソナルコンピュータに自動的に報知す
る機能を追加する場合も必要なプログラムを付加するこ
とによって実現可能である。即ち、拡張前は、ファクシ
ミリ装置のプロッタや表示装置に出力して利用者に通知
するのみであったシステムをネットワークを介してパー
ソナルコンピュータに通知する場合は、ファクシミリ装
置に上記各種の事象が発生したとき所要のパーソナルコ
ンピュータに通知を出すプログラムモジュールを追加す
ると共に、各パーソナルコンピュータには上記通知を受
信して表示装置などに出力するプログラムモジュールを
追加すればよい。
【0003】また、画像情報を圧縮しないで転送してい
た既存の情報機器を、圧縮した上で画像情報を転送する
よう変更する場合においても、各情報機器に画像情報を
符号化及び復号化するプログラムモジュール或はいずれ
か一方のプログラムモジュールを追加すればよい。従
来、このようなプログラムを追加する際、利用者が各情
報機器の設置場所まで移動して、それぞれの情報機器へ
プログラムモジュールを追加する操作を個別に行ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに、従来はプログラムを追加するとき、利用者が各情
報機器の設置場所まで移動し、それぞれの情報機器への
プログラムモジュール追加を行わざるを得なかったの
で、ネットワークシステムが大規模になり、労力とそれ
に要する時間が非常に大きくなる。特に、公衆回線網な
どを介して遠隔の複数の事業所などを接続したネットワ
ークシステムにおいては煩わしさが著しく、又は事実上
実用化が不可能な場合が多かった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来のネットワ
ークシステムにおける問題を解決し、機能拡張などのた
めの多数の情報機器へのプログラムの追加を容易に実現
することができるネットワークシステムを提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為本
発明では、相互に通信可能な複数の情報機器から成るネ
ットワークシステムにおいて、プログラムモジュール及
び上記プログラムモジュールをインストールするインス
トールプログラムを他の情報機器に転送するプログラム
転送手段を備えた情報機器と、他の情報機器から転送さ
れた上記プログラムモジュール及びインストールプログ
ラムを受信するプログラムレシーバと、上記受信された
インストールプログラムを呼び出すプログラムローダと
を備え、呼び出したインストールプログラムによって、
受信したプログラムモジュールを備え付け、上記プログ
ラムモジュールを実行する情報機器とを含むように構成
したことを特徴とする。また、相互に通信可能な複数の
情報機器から成るネットワークシステムにおいて、プロ
グラムモジュール及び上記プログラムモジュールで使用
されるデータから成るオブジェクトを他の情報機器に転
送するオブジェクト転送手段を備えた情報機器と、他の
情報機器から転送された上記オブジェクトを受信するオ
ブジェクトレシーバ、上記受信したオブジェクト内のプ
ログラムモジュールをロードするオブジェクトローダを
備え、上記オブジェクトローダによってロードされたプ
ログラムモジュールを実行する情報機器とを含むように
構成したことを特徴とする。また、転送されるオブジェ
クトのデータに送信対象情報機器群情報を含み、オブジ
ェクトを受信した情報機器から、未送信情報機器に転送
すべきオブジェクトを送信する受信オブジェクト転送手
段を備えたことを特徴とする。また、上記ネットワーク
システムにおいて、オブジェクトのデータとして更に送
信元情報を含み、受信オブジェクト転送手段によってプ
ログラムモジュールの実行結果を上記オブジェクトのデ
ータ領域に書き込むと共に、このオブジェクトを次の情
報機器へ転送する処理を順次繰り返し、最後の情報機器
がオブジェクトを上記送信元情報機器へ転送するように
構成したことを特徴とする。また上記ネットワークシス
テムにおいて、上記データを符号化データとし、上記プ
ログラムモジュールを上記符号化データを復号化する復
号化プログラムとしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は上記のように構成したので、利用者が
各情報機器の設置場所に行って、それぞれの情報機器へ
直接プログラムモジュールの追加操作を行わなくても自
動的にプログラムモジュールの追加が可能となる。転送
されるオブジェクトのデータに、送信対象情報機器群情
報を含み、オブジェクトを受信した情報機器から、上記
オブジェクトを送信対象情報機器群中の未送信情報機器
に送信する受信オブジェクト転送手段を備えた構成で
は、オブジェクトの送信元情報機器が直接全ての送信対
象情報機器にオブジェクトを送信しなくても、全ての送
信対象情報機器に自動的にオブジェクトを送信できる。
オブジェクトのデータとして更に送信元情報を含み、受
信オブジェクト転送手段によってオブジェクト内のプロ
グラムモジュールによる実行結果を上記オブジェクトの
データ領域に書き込むと共に、上記オブジェクトを次の
情報機器へ転送する処理を順次繰り返し最後に受信した
情報機器が自己の機器におけるプログラム実行結果を書
き込んだオブジェクトを上記送信元情報機器へ転送する
ように構成したネットワークシステムでは、所定のプロ
グラムの実行結果を各情報機器から収集しようとすると
き、予め上記プログラムを各情報機器に備え付けておく
ことなく、またその都度各情報機器の設置場所に移動す
る必要もなく上記プログラムの実行結果を収集するよう
機能させることができる。符号化データと、上記符号化
データを復号化する復号化プログラムを備えたオブジェ
クトを転送する構成では、データ受信側が復号化プログ
ラムを備えていない任意の符号化方式で符号化したデー
タを送信し、また受信側ではそれを有効に復号すること
が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例を示すネットワークシ
ステムの構成図である。図において、1(1a,1b,1c,1d
)は複写機、ファクシミリ装置、ワークステーショ
ン、パーソナルコンピュータ、スキャナ、プリンタなど
の情報機器、2は例えばシステム管理用ワークステーシ
ョンであり、上記1及び2はそれぞれネットワーク接続
装置6を備え、伝送路4を介して、相互に通信可能に接
続されている。また、上記伝送路4にデータモデム3を
備えた情報機器を接続すれば、情報機器1及び情報機器
2から公衆回線網5を介して他の情報機器とも相互に通
信することができる。上記した本発明の一実施例では、
機能拡張などのために複数の情報機器にプログラムを追
加しようとするとき、上記情報機器のいずれか任意の機
器から、他の複数の情報機器へ追加すべきプログラムを
転送し、転送先において、自動的に受信し、追加プログ
ラムを使用可能状態に備え付ける(インストールする)
よう構成するものである。
【0009】図2(a) は本発明において用いるプログラ
ム転送手段の一実施例を示すブロック図、(b) は同様に
本発明の変形実施例に於て用いられるオブジェクト転送
手段の一実施例を示す構成図である。図に示すように、
この例のプログラム転送手段8は、プログラム格納手段
11と、転送処理手段9と、ネットワーク接続装置6とを
含んで構成されている。上記プログラム格納手段11はR
AMおよび外部記憶装置などによって構成されており、
そのなかに予め本情報機器または他の情報機器で作成さ
れたプログラムモジュール及びこのプログラムモジュー
ルを転送先の情報機器に備え付けるインストールプログ
ラムが格納されている。上記プログラムモジュールが機
能拡張などのために各情報機器に転送配布されるプログ
ラムに当たる。転送処理手段9は、CPUおよび転送処
理プログラムを内蔵するROMまたはRAMによって構
成され、上記プログラムモジュールおよびインストール
プログラムを、ネットワーク接続装置6、伝送路4など
を介して他の情報機器へ転送する。また、モデム機能を
もった情報機器3を付加することにより公衆回線網5を
介して遠隔の他の情報機器1dへ転送することも可能で
ある。
【0010】図2(b)は、配布するプログラムモジュ
ールをオブジェクトとしてインストールプログラムやデ
ータなどと一体化して転送する場合のプログラム転送手
段の一実施例を示している。図3にオブジェクトの構成
例を示す。動図において、‘名前’とはオブジェクトの
名称であり、インストールプログラムとは、オブジェク
トのプログラムモジュール部に含まれる1個または複数
のプログラムモジュールをオブジェクトの転送先に備え
付ける(インストールする)ためのプログラムである。
各プログラムモジュールはそのプログラムの他に、その
プログラム中で参照する(例えばCall文などで使用して
いる)外部参照リスト(各参照プログラムはオブジェク
ト名とプログラムモジュール名から成る)を含むことも
できる。データ部はこのオブジェクト内のプログラムモ
ジュールを実行するときに使用される定数部のデータ
と、プログラムモジュールの実行結果が書き込まれる変
数部から成る。また、送信対象機器リストとは、このオ
ブジェクトの配布先情報機器のリストであり、後述する
ような配布方法を用いる場合に使用される。このような
各構成要素のうち、インストールプログラム、データ、
送信対象機器リストは必ずしも必要ではなく、運用方法
に応じて適宜選択設定すれば良い。
【0011】図4は、プログラムまたはオブジェクトの
配布を受ける各情報機器1の構成例を示す図である。な
お、情報機器2も配布を受けられるように構成すること
ができる。図4(a) がプログラムの配布を受ける情報機
器の構成、(b) がオブジェクトの配布を受ける情報機器
の構成であり、図において、12は機器全体の管理、制
御、各種プログラムの実行をするCPU、13は各種プロ
グラムやデータが格納されるメモリ、14は各種周辺ハー
ドウェア制御ボード、15は各種周辺ハードウェアであ
る。また、図4(a) の16は情報機器2や、あるいは他の
情報機器1から転送されたプログラムを受理するプログ
ラムレシーバ、17は受理されたインストールプログラム
またはプログラムモジュールなどをメモリ13内のプログ
ラム格納域18に格納するプログラムローダである。上記
各種周辺ハードウェアは情報機器の種類によって異な
り、例えば情報機器が複写機であれば、周辺ハードウェ
アとして画像読み取り装置や画像形成装置を備える。
【0012】このように構成された情報機器1、または
2において、プログラムレシーバ16は伝送路4及びネッ
トワーク接続装置6を介して転送されたプログラムを受
理する。プログラムレシーバ16はメモリ内に常駐するプ
ログラムであり、受信処理プログラムの一部を成す。な
お、受信処理プログラムや転送処理プログラムは図示を
省略している。プログラムレシーバ16によって受理され
たプログラムはインストールプログラムとプログラムモ
ジュールから成り、プログラムローダ17は、プログラム
レシーバ16によって起動され、インストールプログラム
をプログラム格納域18にロード(格納)する。ロードさ
れたインストールプログラムは対で転送されてきたプロ
グラムモジュールをプログラム格納域に格納する。(a)
のプログラムモジュール19はこのようにして格納された
プログラムモジュールを含んでいる。なお上記におい
て、インストールプログラムは転送せずに、転送されて
きた各プログラムモジュールをプログラムローダによっ
てプログラム格納域18に格納することも可能である。ま
た図4(b)において、16aは情報機器2などから転送
されたオブジェクトを受理するオブジェクトレシーバ、
17aは受理されたオブジェクトをメモリ13内のオブジェ
クト格納域18aに格納するオブジェクトローダである。
【0013】このように構成された情報機器1、又は2
において、オブジェクトレシーバ16aは伝送路4、及び
ネットワーク接続装置6を介して転送されたオブジェク
トを受理する。オブジェクトレシーバ16aはメモリ内に
常駐するプログラムであり、受信処理プログラムの一部
を成す。このオブジェクトレシーバ16aはオブジェクト
ローダ17aを起動し、起動されたオブジェクトローダ17
aはオブジェクトをオブジェクト格納域18aに格納する
と共に、オブジェクトを構成しているインストールプロ
グラムを起動する。そして、このインストールプログラ
ムがオブジェクトを構成しているプログラムモジュール
をメモリ13上に使用可能状態に備え付ける。
【0014】図3に示すように、上記プログラムモジュ
ールの実行に際しては、このプログラムモジュール以外
に、通常外部参照リストに示されるオブジェクト内のプ
ログラムモジュールが使用される。その場合は、上記イ
ンストールプログラムは外部参照リストに従って、他の
オブジェクト内のプログラムモジュールのインストール
(備え付け)も行う。そのため、インストールプログラ
ムは、オブジェクト格納域18a内にあるオブジェクトマ
ネージャ20から所望のオブジェクトがオブジェクト格納
域18aに既に格納されているか否かを問合せ、格納され
ていればそれを直ちに備え付け(インストール)、格納
されていない場合は、オブジェクトレシーバ16aなどを
介して上記オブジェクトの送信元、例えば情報機器2な
どに所望のオブジェクトの転送を要求する。こうして、
必要なプログラムモジュールが全てメモリ13上に展開
(備え付け)される。なお、上記オブジェクトマネージ
ャもオブジェクトの一つとして他の情報機器から配布す
ることも可能である。また逆に、上記インストールプロ
グラムやオブジェクトマネージャなどを他の情報機器か
ら配布する代りに、各情報機器から登録するようにして
もよい。また、オブジェクト内のデータはプログラムモ
ジュールの実行時に必要に応じて使用される。
【0015】オブジェクトを複数の情報機器に配布し、
備え付ける方法としては、配布元(送信元)が上記のよ
うにしてそれぞれの情報機器に配布する方法と、配布元
が複数の情報機器中のいずれか一つの情報機器にのみ送
信し、他の情報機器へは、オブジェクト内の送信対象機
器リストに従って、配布を受けた情報機器が順次、次の
情報機器へ送信して配布する方法がある。
【0016】後者の配布方法の場合、各情報機器は図5
に示すような受信オブジェクト転送手段21を備える。即
ち、図5に示す受信オブジェクト転送手段21は、オブジ
ェクト複製手段22と、転送処理手段9aと、ネットワー
ク接続装置6から構成されるが、このなかのオブジェク
ト複製手段22は受信したオブジェクトを他の情報機器へ
も転送するために、メモリ13内に複製を作成する。但
し、この際送信対象機器リストから自分の名前を削除す
る処理が必要であろう。
【0017】転送処理手段9aは、ネットワーク接続装
置6を介して送信対象機器リストの第1番目の情報機器
へメモリ13内に複製し、オブジェクトを送信する。その
際、もし送信対象機器リストの第1番目の情報機器がビ
ジー状態などの理由により接続不可の場合は2番目以後
の情報機器へ転送してもよい。こうして、各送信対象情
報機器において同様の処理が行われ、送信対象機器リス
トの最後の情報機器まで順次オブジェクトが転送され
る。オブジェクトに設定するデータの一つとしてオブジ
ェクト送信元情報機器を示す情報を付加することも可能
であり、この場合、このデータに従って、最後にオブジ
ェクトを受信した情報機器は受信したオブジェクトまた
はオブジェクト名をオブジェクト送信元情報機器へ送信
するように設定すれば、送信元において配布が完了した
ことを確認することができる。また、1個または所定数
以内の送信対象情報機器に対しオブジェクトが未配布で
あって、そのいずれもが、所定回数試行しても送信不可
の場合に、その旨を送信元情報機器へ送信するようにし
てもよい。
【0018】上記のように送信対象機器リストに従って
オブジェクトを送信するとき、送信したオブジェクト内
のプログラムモジュールの実行結果を上記オブジェクト
のデータ領域に書き込み、次の送信対象情報機器に転送
する処理、即ちデータ収集のための巡回型オブジェクト
転送を行うことも可能である。この場合は、オブジェク
トに送信元情報機器を設定することが必須条件であり、
最後にオブジェクトを受信した情報機器は実行結果をオ
ブジェクトに書き込んだ後、そのオブジェクトを上記送
信元情報機器へ転送する。この場合にも、上記のように
送信不可の送信対象情報機器が存在する時、送信元情報
機器へその旨を送信するように処理可能である。このよ
うにすれば、オブジェクト送信元が必要とするプログラ
ムモジュールを所望の送信先に逐次インストールし、送
信元が必要とするデータなどを収集することができる。
なお配布または送信されるオブジェクトの内容は様々で
あるが、その一つとして、データ領域に符号化データを
書き込み、プログラムモジュールを、上記符号化データ
を復号化する復号化プログラムとすれば、送信元から任
意の形式により符号化したデータを送信し、受信側では
それを適切に復号化することが可能である。
【0019】以上説明したオブジェクトは、送信された
オブジェクトのプログラムモジュールの実行が終った後
もそのオブジェクトをそのままその情報機器に残存させ
るタイプと、実行後消滅させるタイプが考えられる。各
情報機器の機能拡張などのために配布するオブジェクト
は残存させるタイプとし、データ収集などのために送信
するオブジェクトは消滅させるタイプとする場合が多い
であろう。残存タイプか消滅タイプかの指定はオブジェ
クトの所定領域に設定しておき、オブジェクトマネージ
ャ20によって、この設定値を読み出すことによって、残
存、又は消滅が制御実行される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者が各情報機器の設置場所に行って、それぞれの情
報機器に対して直接プログラムモジュールの追加操作を
行わなくてもプログラムモジュールの追加ができるの
で、その処理に要する手間が大幅に簡素化され、しかも
機能拡張などのための多数の情報機器へのプログラム追
加を一挙に実行することができる。また、転送されるオ
ブジェクトのデータに送信対象情報機器群を含み、オブ
ジェクトを受信した情報機器から上記オブジェクト未送
信情報機器に転送する受信オブジェクト転送手段を備え
た構成では、オブジェクト送信元から直接全ての送信対
象情報機器にオブジェクトを送信することなく、いずれ
かひとつの情報機器に送信するのみで全ての送信対象情
報機器に順次自動的にオブジェクトを送信することがで
きるので、送信元の負荷が軽くなる。
【0021】また、オブジェクトのデータとして更に送
信元情報機器を含み、受信オブジェクト転送手段によっ
てプログラムモジュールの実行結果を上記オブジェクト
のデータ領域に書き込んだ後、上記オブジェクトを次の
情報機器へ転送する処理を順次繰り返し、最後の情報機
器がオブジェクトを上記送信元情報機器へ転送するよう
に構成したシステムでは、予め上記プログラムを各情報
機器に備え付けておく必要もなく、またその都度情報機
器の設置場所に移動して所望プログラムをインストール
することなく上記プログラムの実行結果を自動的に収集
することができるので、様々なデータ収集などが極めて
容易に実現可能である。更に、符号化データと、上記符
号化データを復号化する復号化プログラムを備えたオブ
ジェクトを転送する構成では、データ受信側が復号化プ
ログラムを備えていない符号化方式で符号化したデータ
を送信できるので、送信側から任意の形式の符号化デー
タの送信が可能となり、ネットワークシステムの機能向
上を図る上で効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すネットワークシステム
のシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示すネットワークシステム
の要部構成図であり、(a) はプログラム転送手段、(b)
はオブジェクトを含むプログラム転送手段の構成図。
【図3】本発明の一実施例のネットワークシステムで実
施されるオブジェクトの説明図である。
【図4】本発明の一実施例を示すネットワークシステム
の他の要部構成図であり、(a)はプログラム受信側情報
機器要部構成図、(b) はプログラムにオブジェクトを含
む場合の受信側情報機器要部構成図。
【図5】本発明の他の実施例を示すネットワークシステ
ムの要部構成図である。
【符号の説明】
1、2、3…情報機器、4…伝送路、5…公衆回線網、
6…ネットワーク接続装置、8…プログラム転送手段、
8a…オブジェクト転送手段、9…転送処理手段、11…
プログラム格納手段、11a…オブジェクト格納手段、12
…CPU、13…メモリ、16…プログラムレシーバ、16a
…オブジェクトレシーバ、17…プログラムローダ、17a
…オブジェクトローダ、18…プログラム格納域、18a…
オブジェクト格納域、19…プログラムモジュール、19a
…オブジェクト、20…オブジェクトマネージャ、21…受
信オブジェクト転送手段、22…オブジェクト複製手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に通信可能な複数の情報機器から成
    るネットワークシステムにおいて、プログラムモジュー
    ル及び上記プログラムモジュールをインストールするイ
    ンストールプログラムを他の情報機器に転送するプログ
    ラム転送手段を備えた情報機器と、他の情報機器から転
    送された上記プログラムモジュール及びインストールプ
    ログラムを受信するプログラムレシーバと、上記受信さ
    れたインストールプログラムを呼び出すプログラムロー
    ダとを備え、呼び出したインストールプログラムによっ
    て、受信したプログラムモジュールを備え付け、上記プ
    ログラムモジュールを実行する情報機器とを含むように
    構成したことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 相互に通信可能な複数の情報機器から成
    るネットワークシステムにおいて、プログラムモジュー
    ル及び上記プログラムモジュールで使用されるデータか
    ら成るオブジェクトを他の情報機器に転送するオブジェ
    クト転送手段を備えた情報機器と、他の情報機器から転
    送された上記オブジェクトを受信するオブジェクトレシ
    ーバと、上記受信したオブジェクト内のプログラムモジ
    ュールをロードするオブジェクトローダを備え、上記オ
    ブジェクトローダによってロードされたプログラムモジ
    ュールを実行する情報機器とを含むように構成したこと
    を特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2のネットワークシステムにおい
    て、転送されるオブジェクトのデータに送信対象情報機
    器群情報を含み、オブジェクトを受信した情報機器か
    ら、未送信情報機器に転送すべきオブジェクトを送信す
    る受信オブジェクト転送手段を備えたことを特徴とする
    ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3のネットワークシステムにおい
    て、オブジェクトのデータとして更に送信元情報を含
    み、受信オブジェクト転送手段によってプログラムモジ
    ュールの実行結果を上記オブジェクトのデータ領域に書
    き込むと共に、このオブジェクトを次の情報機器へ転送
    する処理を順次繰り返し、最後の情報機器がオブジェク
    トを上記送信元情報機器へ転送するように構成したこと
    を特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3のネットワークシステム
    において、上記データを符号化データとし、上記プログ
    ラムモジュールを上記符号化データを復号化する復号化
    プログラムとしたことを特徴とするネットワークシステ
    ム。
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