JPH0854986A - タッチパネル付き表示装置 - Google Patents

タッチパネル付き表示装置

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JPH0854986A
JPH0854986A JP21423394A JP21423394A JPH0854986A JP H0854986 A JPH0854986 A JP H0854986A JP 21423394 A JP21423394 A JP 21423394A JP 21423394 A JP21423394 A JP 21423394A JP H0854986 A JPH0854986 A JP H0854986A
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JP
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touch panel
touch
display
lcd
display device
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JP21423394A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yoda
茂 依田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はLCDとタッチパネルとの位置ずれ
量に基づいてタッチパネルへのタッチ位置を示すタッチ
データを補正するタッチパネル付き表示装置を提供す
る。 【構成】 LCD6とタッチパネル7の位置ずれ量がタ
ッチパネル7のタッチドット数に変換されて位置補正メ
モリ9に格納されており、位置補正演算回路10はタッ
チパネル7からタッチデータが入力されると、この位置
ずれ量に基づいてタッチデータを位置補正してインター
フェース回路8を介してCPU12に出力する。CPU
12はこの補正タッチデータに対応するLCD6の表示
データの認識や対応する情報処理を行い、表示データを
タッチパネル付き表示装置1に出力する。タッチパネル
付き表示装置1はドライバ4でLCD6を駆動し、表示
データをLCD6の所定位置に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タッチパネル付き表示
装置に関し、LCD等の表示部上にタッチパネルを重ね
合わせる際の位置ずれを、タッチパネルへのタッチ位置
を示すタッチデータを補正することにより調整するタッ
チパネル付き表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、入力操作を容易にするために、表
示装置の表面にタッチパネルを重ね合わせ、表示装置に
表示されている表示内容に対応するタッチパネル上の位
置をタッチすることにより、当該表示内容に対応する命
令等を入力できるタッチパネル付き表示装置が出現して
いる。
【0003】このような従来のタッチパネル付き表示装
置としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Displa
y)を使用したタッチパネル付き表示装置があり、この
タッチパネル付き表示装置は、LCD上にタッチパネル
を重ねて、張り合わせることにより、作成されている。
【0004】このLCD上へのタッチパネルの重ね合わ
せにおいては、LCDの2角に形成された一対の重ね合
わせマークとタッチパネルの2角に形成された一対の重
ね合わせマークと、を重ね合わせることにより、LCD
とタッチパネルの位置あわせを行っている。
【0005】そして、従来のタッチパネル付き表示装置
は、一般に、LCDとタッチパネルとの大きさが同じ大
きさのものが使用されており、マトリックス状に複数の
表示ドットを有するLCD上に、所定の大きさの認識単
位をマトリックス状に複数有するタッチパネルが重ね合
わされている。
【0006】このようなタッチパネル付き表示装置は、
例えば、タッチパネルの少なくとも1つ以上の認識単位
で構成されるタッチ領域に対応するLCDの位置に、文
字や図形等のキャラクタデータを表示し、このタッチパ
ネルのタッチ領域がタッチされると、タッチされたこと
を認識して、当該タッチ領域に表示されているキャラク
タデータを認識する。
【0007】また、タッチパネル付き表示装置は、表示
データの表示されていないタッチ領域にタッチされる
と、そのタッチ情報に基づいて所定のキャラクタデータ
を当該タッチされたタッチ領域に対応するLCDの表示
ドットを駆動してキャラクタデータ等を表示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタッチパネル付き表示装置にあっては、LC
D上にタッチパネルを重ね合わせ、その重ね合わせに誤
差が無いものとして、タッチパネルのタッチ領域に対応
させてLCDに表示データを表示させていたため、LC
Dとタッチパネルとの重ね合わせに位置誤差が生じる
と、タッチパネルのタッチ領域と表示データとの間に位
置誤差が生じ、適切なタッチ操作に支障をきたすおそれ
があった。
【0009】すなわち、従来のタッチパネル付き表示装
置は、この重ね合わせ位置の位置ずれを補正する機能を
有していなかったため、LCDとタッチパネルの重ね合
わせ位置がずれると、LCDの表示データがタッチパネ
ルのタッチ領域内に適切に表示されず、LCDの表示デ
ータの表示位置とタッチパネルのタッチ領域との間に位
置誤差が発生して、この位置誤差がそのままタッチ位置
の誤りとなってしまう。その結果、適切なタッチ操作を
行うことができない。
【0010】そのため、LCDとタッチパネルとの重ね
合わせの許容誤差寸法値の精度を厳しく管理し、この重
ね合わせ許容誤差寸法値を超えると、LCDとタッチパ
ネルとの重ね合わせを、再度行って、常に重ね合わせ許
容誤差寸法値内になるようにしている。その結果、タッ
チパネル付き表示装置の製造上の歩留まりが悪く、ま
た、製造工程が増加して、結果的に、コストアップにつ
ながるという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、上記実情に鑑みてなさ
れたもので、LCDとタッチパネルとの重ね合わせに位
置ずれがあっても、LCDとタッチパネルとの位置ずれ
量に基づいてをタッチパネルのタッチ位置を示すタッチ
データを補正することにより、多少の位置ずれがあって
も適切なタッチ操作を行えるようにして、安価で、か
つ、タッチ操作の操作性の良好なタッチパネル付き表示
装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のタッチパネル付
き表示装置は、マトリックス状に複数の表示ドットを有
する表示部と、前記表示部上に重ね合わされ、所定の大
きさの領域を最小認識単位として有するタッチパネル
と、前記タッチパネルの少なくとも1つ以上の前記認識
単位からなるタッチ領域がタッチされると、当該タッチ
情報に基づいて、前記表示部の当該タッチ領域に対応す
る位置に表示されている表示データの認識及び前記表示
部の当該タッチ領域に対応する所定の表示データの表示
を行う認識/表示制御手段と、を備えたタッチパネル付
き表示装置において、前記表示部と前記タッチパネルと
の重ね合わせの位置ずれ量を記憶する位置ずれ量記憶手
段と、前記位置ずれ量記憶手段に記憶された位置ずれ量
に基づいて、前記タッチパネルの前記タッチ領域を、前
記表示部の最小認識単位で位置補正して、前記タッチ情
報として前記認識/表示制御手段に出力する位置補正手
段と、を設けることにより、上記目的を達成している。
【0013】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記タッチパネルの全体のタッチ領域は、前記表
示部の全体の表示領域に対して縦横各々の方向に、複数
の前記最小認識単位分大きく形成されていてもよい。
【0014】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記位置ずれ量記憶手段は、前記位置ずれ量を前記
タッチパネルの縦/横方向の前記最小認識単位数として
記憶するものであってもよい。
【0015】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記位置ずれ量記憶手段は、前記表示部と前記タッ
チパネルとの位置合わせマークの位置ずれ量を記憶する
ものであってもよい。
【0016】
【作用】本発明のタッチパネル付き表示装置によれば、
表示部とタッチパネルとの重ね合わせの位置ずれ量を、
位置ずれ量記憶手段に記憶し、タッチパネルの少なくと
も1つ以上の最小認識単位からなるタッチ領域がタッチ
されたとき、認識/表示制御手段により、当該タッチ領
域に対応する表示データを認識し、また、当該タッチ領
域に対応する表示部の位置に表示データを表示させるに
際し、位置補正手段により、当該タッチ領域を、位置ず
れ量記憶手段に記憶された位置ずれ量に基づいて、前記
表示部の最小認識単位で位置補正して、前記タッチ情報
として、認識/表示制御手段に出力する。
【0017】したがって、表示部とタッチパネルとの重
ね合わせの許容誤差寸法値の精度を多少緩和しても、タ
ッチパネルのタッチ位置を表示部の表示位置に正確に対
応したタッチ情報として適切に補正することができ、タ
ッチ位置に対応する表示部の表示データを適切に認識
し、また、タッチ位置に正確に対応する表示データを適
切に表示することができる。その結果、タッチ操作が良
好なタッチパネル付き表示装置を安価に提供することが
できる。
【0018】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記タッチパネルの全体のタッチ領域を、前記表
示部の全体の表示領域に対して縦横各々の方向に、複数
の前記最小認識単位分大きく形成すると、表示部とタッ
チパネルとの位置ずれを許容しつつ、表示部とタッチパ
ネルとの位置ずれによるタッチ位置誤差を適切に補正す
ることができる。
【0019】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記位置ずれ量記憶手段が、前記位置ずれ量を前記
タッチパネルの縦/横方向の前記最小認識単位数として
記憶するようにすると、表示部とタッチパネルとの位置
ずれを、簡単に、かつ、速やかにタッチパネルの最小認
識単位で補正することができる。
【0020】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記位置ずれ量記憶手段が、前記表示部と前記タッ
チパネルとの位置合わせマークの位置ずれ量を記憶する
ようにすると、位置ずれ量記憶手段を安価で、小型のも
のとすることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図を参照して
説明する。図1〜図6は、本発明のタッチパネル付き表
示装置の一実施例を示す図である。まず、本実施例の構
成を説明する。図1は、本発明の一実施例のタッチパネ
ル付き表示装置1とタッチパネル付き表示装置1の適用
される電子機器の本体ユニット2のブロック構成図であ
る。
【0022】タッチパネル付き表示装置1は、表示部
3、ドライバ4、インターフェイス部5等を備え、タッ
チパネル付き表示装置1は、このインターフェイス部5
を介して本体ユニット2に接続されている。
【0023】タッチパネル付き表示装置1の表示部3
は、LCD(Liquid Crystal Display)6とタッチパネ
ル7等を備えており、タッチパネル付き表示装置1のイ
ンターフェイス部5は、インターフェイス回路8、位置
補正メモリ9及び位置補正演算回路10等を備えてい
る。
【0024】上記本体ユニット2は、本実施例のタッチ
パネル付き表示装置1の適用される電子機器、例えば、
電子手帳等の本体部分であり、入力部11、CPU(Ce
ntral Processing Unit )12、記憶部13及び制御部
14等を備えている。
【0025】入力部11は、操作パネルやキーボード等
で構成され、電子機器の使用者が、この入力部11を使
用して各種命令データや数値データ及び文字データ等を
入力する。
【0026】また、後述するように、使用者は、入力部
11を使用して、LCD6とタッチパネル7との重ね合
わせ誤差寸法値を入力する。記憶部13は、例えば、ハ
ードディスクやROM(Read Only Memory)及びRAM
(Random Access Memory)等で構成され、電子機器とし
ての処理プログラムや各種システムデータ等を記憶する
とともに、文字データ、画像データ及びLCD6とタッ
チパネルのアドレスデータ等の各種基礎情報を記憶す
る。
【0027】制御部14は、各部に供給するクロック信
号、各部間の同期をとるための同期信号及びデータの入
出力を制御する制御信号等を生成し、CPU12及びタ
ッチパネル付き表示装置1のインターフェイス回路8に
それぞれ出力する。
【0028】CPU12は、記憶部13に記憶されてい
る処理プログラムに従って本体ユニット2の各部を制御
して、電子機器としての処理を行うとともに、入力部1
1からの指示に基づいて記憶部13内のデータをタッチ
パネル付き表示装置1に出力する。
【0029】また、CPU12は、制御部14から入力
される各種制御信号を各部に出力して、各部の制御を行
い、入力部11から入力されるLCD6とタッチパネル
7との重ね合わせ誤差寸法値を記憶部13に記憶してい
るタッチパネル7の最小認識単位(タッチドット)の寸
法値に基づいて当該最小認識単位数(タッチドット数)
に演算して、タッチパネル付き表示装置1の位置補正メ
モリ9に記憶させる。
【0030】本体ユニット2とタッチパネル付き表示装
置1とは、CPU12とインターフェイス部5のインタ
ーフェイス回路8で接続されており、CPU12は、各
種制御信号やデータをインターフェイス回路8を介して
タッチパネル付き表示装置1に出力する。
【0031】インターフェイス部5のインターフェース
回路8は、本体ユニット2からの各種制御信号や各種デ
ータ信号等のレベル変換とデコード機能を有しており、
レベル変換したデータやデコードした制御信号を位置補
正メモリ9及びドライバ4に出力する。
【0032】また、インターフェース回路8は、後述す
る位置補正演算回路10から入力される補正タッチデー
タをレベル変換とコード変換して、本体ユニット2のC
PU12に出力する。
【0033】位置補正メモリ9は、例えば、RAM等で
構成され、インターフェース回路8を介してCPU12
から入力されるタッチパネル7の最小認識単位数、すな
わち、タッチドット数に変換されたLCD6とタッチパ
ネル7との重ね合わせ誤差寸法値(位置ずれ量)を記憶
し、この記憶する位置ずれ量を位置補正演算回路10に
出力する。
【0034】位置補正演算回路10には、タッチパネル
7から入力されるタッチ位置を示すタッチ情報(タッチ
データ)が入力され、位置補正演算回路10は、タッチ
パネル7から入力されるタッチデータを位置補正メモリ
9から読み出した位置ずれ量に基づいて正規のタッチ位
置のタッチデータを算出して、補正タッチデータとして
インターフェース回路8を介して本体ユニット2のCP
U12に出力する。
【0035】ドライバ4は、セグメントドライバとコモ
ンドライバを備え、インターフェース回路8から入力さ
れる表示データをパラレル/シリアル変換して、後述す
るLCD6のコモンライン及びセグメントラインに駆動
信号を出力することにより、LCD6に表示データを表
示させる。
【0036】なお、ドライバ4は、LCD6がカラーL
CDの場合には、表示データから階調信号を生成して、
カラーのLCD6をカラー表示させる。表示部3のLC
D6は、コモンラインとセグメントラインがマトリック
ス状に形成されており、このコモンラインとセグメント
ラインの各交点に表示画素(表示ドット)が形成されて
いる。
【0037】LCD6は、上述のように、ドライバ4に
より駆動され、図2に示すように、インターフェース回
路8を介してCPU12から入力される地図情報等の表
示データを表示する。
【0038】LCD6は、その種類はどのようなもので
あってもよく、また、反射型のLCDであっても、透過
型のLCDであってもよい。さらに、本実施例では、表
示部3は、表示装置としてLCD6を使用しているが、
LCDに限るものではなく、例えば、CRT(Cathode
Ray Tube)であってもよい。
【0039】表示部3のタッチパネル7は、ディジタル
式のものが使用されており、図3に示すように、マトリ
ックス状に所定の大きさの領域を最小認識単位とするタ
ッチドット7aが形成されている。なお、本実施例で
は、タッチパネル7は、LCD6の表示ドットと同じ大
きさの細かなタッチドット7aが形成されている。
【0040】タッチパネル7は、上述のように、細かな
タッチドット7aが形成されているため、タッチペン等
によりその表面がタッチされ、タッチペンによりタッチ
されると、タッチ位置を検出して、そのタッチ位置を示
すタッチデータを前記インターフェイス部5の位置補正
演算回路10に出力する。
【0041】そして、タッチパネル7は、図4に示すよ
うに、前記LCD6上に重ね合わされるが、LCD6の
表示領域は、図4から分かるように、本実施例では、タ
ッチパネル7と同じ大きさに形成されている。
【0042】なお、タッチパネル7の全体のタッチ領域
は、LCD6の全体の表示領域よりも所定量(例えば、
縦横方向に複数タッチドット7a分)だけ大きく形成し
てもよく、このようにすることにより、LCD6上にタ
ッチパネル7を重ね合わせたときに、LCD6とタッチ
パネル7に位置ずれが発生しても、タッチパネル7のタ
ッチ位置を補正することにより、LCD6とタッチパネ
ル7の位置ずれを適切に補正することができる。
【0043】このLCD6上へのタッチパネル7の重ね
合わせは、LCD6の所定位置、例えば、2角に形成さ
れた位置合わせマークと、タッチパネル7の同じ位置、
例えば、同じ2角に形成された位置合わせマークと、を
合わせるように重ね合わせることにより行われる。
【0044】このLCD6の位置合わせマークとタッチ
パネル7の位置合わせマークとは、一般的に異なる形状
をしており、LCD6の位置合わせマークとタッチパネ
ル7の位置合わせマークとが、一致する状態でLCD6
とタッチパネル7が重ね合わされると、LCD6とタッ
チパネル7とは、位置ずれを生じることなく、適切な位
置に重ね合わされたこととなる。
【0045】ところが、LCD6の位置合わせマークと
タッチパネル7の位置合わせマークとが、ずれた状態で
LCD6とタッチパネル7とが重ね合わされると、LC
D6とタッチパネル7とは、図4に示すように、位置ず
れを生じた状態で重ね合わされたこととなる。
【0046】次に、本実施例の動作を説明する。本実施
例のタッチパネル付き表示装置1は、LCD6とタッチ
パネル7との重ね合わせ位置の位置ずれ量を位置補正メ
モリ9に記憶し、この位置補正メモリ9内の位置ずれ量
に基づいて、タッチパネル7のタッチデータを位置補正
演算回路10で補正することにより、タッチパネル7の
タッチ領域7aとLCD6への表示データの表示位置と
の位置合わせを行うところにその特徴がある。
【0047】以下、この位置ずれ量の位置補正メモリ9
への格納処理と、位置ずれ量に基づくタッチデータの位
置補正処理と、についてフローチャートを参照しつつ説
明する。
【0048】まず、LCD6とタッチパネル7との位置
ずれ量の位置補正メモリ9への格納処理について、図5
のフローチャートに基づいて、以下説明する。この位置
ずれ量の位置補正メモリ9への格納処理では、まず、L
CD6とタッチパネル7との位置ずれ量を測定する(ス
テップS1)。
【0049】すなわち、LCD6とタッチパネル7と
は、上述のように、LCD6の位置合わせマークと、タ
ッチパネル7の位置合わせマークと、を重ね合わせるこ
とにより位置調整して、重ね合わせて接合するが、この
LCD6とタッチパネル7との重ね合わせにおいては、
LCD6とタッチパネル7との間の空気等の影響等によ
り、正確にLCD6の位置合わせマークとタッチパネル
7の位置合わせマークとを一致させて重ね合わせること
が困難であり、LCD6とタッチパネル7とは、多少の
ずれを生じる。
【0050】そこで、本実施例では、LCD6とタッチ
パネル7との重ね合わせが完了すると、LCD6の位置
合わせマークとタッチパネル7の位置合わせマークとの
位置ずれ量を、X方向(横方向)及びY方向(縦方向)
のそれぞれについて測定する。
【0051】この位置ずれ量の測定は、例えば、LCD
6とタッチパネル7との重ね合わせ時に、LCD6の位
置合わせマークとタッチパネル7の位置合わせマークを
検出する光学機器等により測定する。
【0052】この測定した位置ずれ量は、専用の装置を
使用して本体ユニット2に入力してもよいし、本体ユニ
ット2の入力部11から入力してもよい。このとき、本
体ユニット2に、上記位置ずれ量データとともに、位置
ずれ量の格納処理であることを示す命令信号及び制御信
号を入力する。
【0053】このように、位置ずれ量とともに、上記命
令信号及び制御信号が入力されると、CPU12は、こ
の位置ずれ量(寸法)をタッチパネル7のタッチドット
7aの数(以下、位置ずれタッチドット数という。)に
変換し(ステップS2)、命令信号及び制御信号ととも
にタッチパネル付き表示装置1に出力する(ステップS
3)。
【0054】タッチパネル付き表示装置1は、本体ユニ
ット2のCPU12からインターフェイス部5のインタ
ーフェース回路8に位置ずれタッチドット数が入力され
ると、インターフェース回路8で命令信号及び位置ずれ
タッチドット数をデコードした後、位置補正メモリ9に
位置ずれタッチドット数を格納し、位置ずれ量の格納処
理を終了する(ステップS4)。
【0055】したがって、位置ずれ量格納処理により、
タッチパネル付き表示装置1の位置補正メモリ9には、
タッチパネル7のタッチドット数に変換されたLCD6
とタッチパネル7との位置ずれ量が格納される。
【0056】次に、位置補正処理について、図6のフロ
ーチャートに基づいて、以下、説明する。なお、どの様
な表示データをLCD6に表示するかは、自由である
が、本実施例では、図2及び図4に示すように、地図情
報を表示するものとして、以下説明する。
【0057】この位置補正処理においては、まず、タッ
チデータ入力が有ったかどうか、すなわち、タッチパネ
ル7からタッチデータがインターフェイス部5の位置補
正演算回路10に入力されたかどうか、チェックし(ス
テップP1)、タッチデータ入力があると、位置補正メ
モリ9から位置ずれタッチドット数を読み出して、位置
補正演算回路10で入力されたタッチデータを位置ずれ
タッチドット数に基づいて位置補正する。この位置補正
した補正タッチデータをインターフェース回路8を介し
て本体ユニット2のCPU12に出力する(ステップP
2)。
【0058】すなわち、いま、LCD6とタッチパネル
7とは、図4に示すように、斜め方向に位置ずれしてい
るとすると、図4において、実際にタッチペンによりタ
ッチされた位置がa点であるとすると、操作者は、
「E」なる表示ブロックをタッチする意図でタッチパネ
ル7をタッチしているが、このタッチデータは、タッチ
データの位置補正をしないときには、LCD6とタッチ
パネル7との位置ずれ量に応じてずれたLCD6のb
点、すなわち、「D」なる表示ブロックのタッチデータ
となる。
【0059】したがって、タッチデータの位置補正を行
わないと、操作者の意図したタッチ位置とタッチパネル
付き表示装置1や本体ユニット2が認識するタッチ位置
とにずれが発生して、適切なタッチ操作を行うことがで
きないこととなる。
【0060】そこで、本実施例のタッチパネル付き表示
装置1は、タッチパネル7から入力されるb点のタッチ
データを、予め位置補正メモリ9に格納したタッチドッ
ト数に変換されたLCD6とタッチパネル7との位置ず
れ量に基づいて、図4のa点に位置補正する位置補正演
算処理を行い、その演算結果である補正タッチデータを
インターフェース回路8を介して本体ユニット2のCP
U12に出力する。
【0061】次に、CPU12は、補正タッチデータに
対応する表示データを認識し、当該認識した表示データ
に対応する基礎情報を記憶部13から読み出す(ステッ
プS3)。すなわち、記憶部13には、表示データ毎に
当該表示データに対応する処理、例えば、当該タッチさ
れた地域の拡大地図の表示処理や当該タッチされた建物
の名称等の表示処理等の各種基礎情報が記憶されてお
り、この基礎情報を補正タッチデータから認識した表示
データに基づいて読み出す。
【0062】CPU12は、上記読み出した基礎情報に
基づく情報処理を行い、その処理結果に対応する表示デ
ータをタッチパネル付き表示装置1のインターフェイス
部5に出力する(ステップS4)。
【0063】タッチパネル付き表示装置1は、表示デー
タが本体ユニット2から入力されると、インターフェー
ス回路8でパラレル/シリアル変換等のデータ変換を行
い、ドライバ4に出力する(ステップS5)。
【0064】ドライバ4は、表示データが入力される
と、当該表示データに基づいてLCD6を表示駆動し、
当該表示データをLCD6の所定位置に表示出力させる
(ステップS7)。
【0065】このように、本実施例のタッチパネル付き
表示装置1によれば、表示部であるLCD6とタッチパ
ネル7との重ね合わせの位置ずれ量を、位置ずれ量記憶
手段である位置補正メモリ9に記憶し、タッチパネル7
の少なくとも1つ以上の最小認識単位であるタッチドッ
ト7aからなるタッチ領域がタッチされたとき、当該タ
ッチ領域に対応する表示部6の位置に表示されている表
示データを認識し、また、当該タッチ領域に対応する表
示データを表示させるに際し、位置補正手段である位置
補正演算回路10により、当該タッチ領域を、位置ずれ
量記憶手段である位置補正メモリ9に記憶された位置ず
れ量に基づいて、タッチパネル7の最小認識単位で位置
補正する。
【0066】したがって、LCD6とタッチパネル7と
の重ね合わせの許容誤差寸法値の精度を多少緩和して
も、タッチパネル7のタッチ位置をLCD6の表示位置
に正確に対応したタッチデータとして適切に補正するこ
とができ、タッチ位置に対応するLCD6の表示データ
を適切に認識し、また、タッチ位置に正確に対応する表
示データを適切に表示することができる。その結果、タ
ッチ操作が良好なタッチパネル付き表示装置を安価に提
供することができる。
【0067】また、本実施例においては、位置補正メモ
リ9に、位置ずれ量をタッチパネル7の縦/横方向の最
小認識単位数(タッチドット数)として記憶しているの
で、LCD6とタッチパネル7との位置ずれを、簡単
に、かつ、速やかにタッチパネル7の最小認識単位であ
るタッチドットで補正することができる。
【0068】さらに、本実施例においては、位置補正メ
モリ9が、LCD6とタッチパネル7との位置合わせマ
ークの位置ずれ量をタッチドット数として記憶している
ので、位置補正メモリ9として容量の小さいメモリを使
用することができ、位置補正メモリ9を安価で、小型の
ものとすることができる。
【0069】以上、本発明を好適な実施例に基づき具体
的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0070】例えば、上記実施例においては、位置補正
メモリ9に位置ずれ量をタッチドット数に変換して記憶
しているが、これに限るものではなく、位置ずれ寸法を
数値として記憶し、位置補正演算回路10によりタッチ
ドット数に変換して、位置補正してもよい。また、上記
実施例においては、電子手帳に適用した場合について説
明したが、これに限るものでないことは、言うまでもな
い。
【0071】
【発明の効果】本発明のタッチパネル付き表示装置によ
れば、表示部とタッチパネルとの重ね合わせの位置ずれ
量を、位置ずれ量記憶手段に記憶し、タッチパネルの少
なくとも1つ以上の最小認識単位からなるタッチ領域が
タッチされたとき、認識/表示制御手段により、当該タ
ッチ領域に対応する表示部の位置に表示されている表示
データを認識し、また、当該タッチ領域に対応する表示
データを表示させるに際し、位置補正手段により、当該
タッチ領域を、位置ずれ量記憶手段に記憶された位置ず
れ量に基づいて、前記表示部の最小認識単位で位置補正
して、前記タッチ情報として、認識/表示制御手段に出
力する。
【0072】したがって、表示部とタッチパネルとの重
ね合わせの許容誤差寸法値の精度を多少緩和しても、タ
ッチパネルのタッチ位置を表示部の表示位置に正確に対
応したタッチ情報として適切に補正することができ、タ
ッチ位置に対応する表示部の表示データを適切に認識
し、また、タッチ位置に正確に対応する表示データを適
切に表示することができる。
【0073】その結果、タッチ操作が良好なタッチパネ
ル付き表示装置を安価に提供することができる。
【0074】この場合、請求項2に記載するように、前
記タッチパネルの全体のタッチ領域が、前記表示部の全
体の表示領域に対して縦横各々の方向に、複数の前記最
小認識単位分大きく形成されていると、表示部とタッチ
パネルとの位置ずれを許容しつつ、表示部とタッチパネ
ルとの位置ずれによるタッチ位置誤差を適切に補正する
ことができる。
【0075】また、請求項3に記載するように、前記位
置ずれ量記憶手段が、前記位置ずれ量を前記タッチパネ
ルの縦/横方向の前記最小認識単位数として記憶するよ
うにすると、表示部とタッチパネルとの位置ずれを、簡
単に、かつ、速やかにタッチパネルの最小認識単位で補
正することができる。
【0076】さらに、請求項4に記載するように、前記
位置ずれ量記憶手段が、前記表示部と前記タッチパネル
との位置合わせマークの位置ずれ量を記憶するようにす
ると、位置ずれ量記憶手段を安価で、小型のものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタッチパネル付き表示装置の一実施例
を適用した電子手帳の回路ブロック図。
【図2】図1のLCDの正面図。
【図3】図1のタッチパネルの正面図。
【図4】図1のLCDとタッチパネルとがずれた位置で
重ね合わされている状態の上面図。
【図5】図1の電子手帳による位置ずれ量の格納処理を
示すフローチャート。
【図6】図1の電子手帳による位置補正処理を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 タッチパネル付き表示装置 2 本体ユニット 3 表示部 4 ドライバ 5 インターフェイス部 6 LCD 7 タッチパネル 7a タッチドット 8 インターフェース回路 9 位置補正メモリ 10 位置補正演算回路 11 入力部 12 CPU 13 記憶部 14 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリックス状に複数の表示ドットを有す
    る表示部と、 前記表示部上に重ね合わされ、所定の大きさの領域を最
    小認識単位として有するタッチパネルと、 前記タッチパネルの少なくとも1つ以上の前記認識単位
    からなるタッチ領域がタッチされると、当該タッチ情報
    に基づいて、前記表示部の当該タッチ領域に対応する位
    置に表示されている表示データの認識及び前記表示部の
    当該タッチ領域に対応する所定の表示データの表示を行
    う認識/表示制御手段と、 を備えたタッチパネル付き表示装置において、 前記表示部と前記タッチパネルとの重ね合わせの位置ず
    れ量を記憶する位置ずれ量記憶手段と、 前記位置ずれ量記憶手段に記憶された位置ずれ量に基づ
    いて、前記タッチパネルの前記タッチ領域を、前記表示
    部の最小認識単位で位置補正して、前記タッチ情報とし
    て前記認識/表示制御手段に出力する位置補正手段と、 を設けたことを特徴とするタッチパネル付き表示装置。
  2. 【請求項2】前記タッチパネルの全体のタッチ領域は、
    前記表示部の全体の表示領域に対して縦横各々の方向
    に、複数の前記最小認識単位分大きく形成されたことを
    特徴とする請求項1記載のタッチパネル付き表示装置。
  3. 【請求項3】前記位置ずれ量記憶手段は、 前記位置ずれ量を前記タッチパネルの縦/横方向の前記
    最小認識単位数として記憶することを特徴とする請求項
    1または請求項2のいずれかに記載のタッチパネル付き
    表示装置。
  4. 【請求項4】前記位置ずれ量記憶手段は、 前記表示部と前記タッチパネルとの位置合わせマークの
    位置ずれ量を記憶することを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれかに記載のタッチパネル付き表示装置。
JP21423394A 1994-08-15 1994-08-15 タッチパネル付き表示装置 Pending JPH0854986A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101259801B1 (ko) * 2005-10-11 2013-04-30 엘지전자 주식회사 터치스크린이 구비되는 세탁기 및 그 동작방법
WO2015135123A1 (en) * 2014-03-11 2015-09-17 Qualcomm Incorporated System and method for correcting the position of a touch input

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