JPH0853974A - 戸当り - Google Patents

戸当り

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JPH0853974A
JPH0853974A JP21214294A JP21214294A JPH0853974A JP H0853974 A JPH0853974 A JP H0853974A JP 21214294 A JP21214294 A JP 21214294A JP 21214294 A JP21214294 A JP 21214294A JP H0853974 A JPH0853974 A JP H0853974A
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JP
Japan
Prior art keywords
door
door stop
sound deadening
silencing
stop
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21214294A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Koike
昭久 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
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Publication of JPH0853974A publication Critical patent/JPH0853974A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消音効果が高められてなる戸当りを提供す
る。 【構成】 本発明の戸当り1は、消音材21を有する戸
当り部材2と、該戸当り部材2の基材22を戸当り部3
1の収納空間32に収納して戸当り部材2を保持する戸
当り本体3とを備え、前記消音材21として、例えばモ
ヘアなどのような復元力を有してなるものを用いてなる
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住宅に用いられるドア枠
の竪枠および横枠に取付けられる戸当りに関する。さら
に詳しくは、消音効果が高められてなる戸当りに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ドアが取付けられている枠には戸当りが
設けられていて、ドアの余分な回転の防止が図られてい
る。この戸当りにおける消音を図るために、従来より図
5に示すような、硬質塩化ビニル樹脂からなる戸当たり
本体aの戸当り部bに、例えば軟質塩化ビニル樹脂から
なる舌状部材cが、消音材cとしてドアdに臨ませて設
けられている。なお、図中、符号fは枠を示す。
【0003】しかしながら、消音材cが前述のように軟
質塩化ビニル樹脂とされているので、クッション性に乏
しいために、充分な消音効果が得られていないという問
題がある。また、長時間ドアdを閉めたままにしておく
と、塩化ビニル樹脂は復元力をほとんど有しないため
に、消音材cがつぶれてしまい消音効果がなくなるとい
う問題もある。例えば、ドアdが吊り込み出荷される場
合、すなわち、枠fにドアdが嵌め込まれて、ドアdが
寝かされた状態で出荷される場合には、輸送中に消音材
cがドアdに圧迫されてつぶれてしまうことも少なくな
い。その上、軟質塩化ビニル樹脂からなる消音材cは、
硬質塩化ビニル樹脂からなる戸当り本体aと一体成形さ
れているので、消音材がへたったとしても、その交換が
ほとんどできないという問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、消音効果が高
められてなる戸当りを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の戸当りは、消音
材を有する戸当り部材と、該戸当り部材を戸当り部に保
持する戸当り本体とを備え、前記消音材が復元力を有し
てなることを特徴とする。
【0006】本発明の戸当りにおいては、前記戸当り部
材が着脱自在とされてなるのが好ましい。
【0007】また、本発明の戸当りにおいては、前記戸
当り部が軟質塩化ビニル樹脂などの柔軟でしかも弾力性
を有する素材とされてなるのが好ましく、さらに前記戸
当り部が、前記消音材の先端部近傍まで形成されてなる
のが好ましい。
【0008】ここで、前記消音材は、例えばモヘアとさ
れる。なお、モヘア(mohair)とは、語源的には「アン
ゴラ山羊から採取した羊毛またはそれで織った織物、生
地であって、光沢があり、弾力性にとみ、しかも強くシ
ョール、カーペット、服地に用いるもの」を意味するも
のであるが、ここでいう「モヘア」とは、基材に毛材が
植毛された模造品、イミテーションをも含めたものをい
う。
【0009】
【作用】本発明の戸当りは前記のごとく構成されている
ので、消音材はドアを開け、一定時間開放されれば、ま
た元の状態に復帰し消音効果が持続する。
【0010】ここで、消音材が着脱自在とされている本
発明の好ましい態様によれば、ドアが吊り込み状態で出
荷される場合には、戸当り本体から消音材を有する戸当
り部材を外した状態で出荷し、消音材を有する戸当り部
材を現場にて取付けることができるので、輸送中にドア
の重みより消音材がつぶされて消音効果が発揮できなく
なるという事態が避けられる。また、長年の使用により
消音効果が低減しても取替えが容易になし得る。その場
合、予備の消音材と定期的に交換して使用するようにす
れば、使用されていない消音材の復元が確実になされ、
消音効果を長期に渡って持続することができる。
【0011】また、戸当り部が軟質塩化ビニル樹脂など
の柔軟でしかも弾力性を有する素材とされている本発明
の別の好ましい態様によれば、消音材の着脱が容易とな
る。そして、その一変形例である軟質塩化ビニル樹脂な
どの柔軟でしかも弾力性を有する素材が、消音材の先端
部近傍まで形成されてなる別の好ましい態様によれば、
戸当り部も消音効果を発揮するようになり、消音効果が
より一層高められる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0013】本発明の一実施例にかかわる戸当りの説明
図を図1に示し、またその概略正面図を図2に示し、さ
らにその分解説明図を図3に示してある。図1〜3に示
すように、同実施例の戸当り1は、消音材21を有する
戸当り部材2と、この戸当り部材2を戸当り部31に保
持する戸当り本体3とを主要部としてなる。より具体的
には、戸当り部材2は、例えば弾力性を有する合成樹脂
からなる帯状の断面が長方形の基材22の表面22a
に、例えばモヘアのような復元力を有する繊維状の消音
材21が植設されてなるものである。
【0014】また、戸当り本体3の戸当り部31には、
同じく図3に示すように、前記基材22を収納する断面
がほぼ長方形でサイズが前記基材22より若干大きな収
納空間32が形成されるとともに、ドアdを臨む面に内
方に延びる保持爪33aを有する一対の保持部材33,
33が設けられている。かかる構成とされることによ
り、この収納空間32に収納された基材22の脱落防止
が図られる。すなわち、戸当り部材2を保持することが
できる。そして、この保持爪33aの外表面は、図3に
示すように、内方に向けて傾斜しているテーパーが形成
されている。かかる構成とされることにより基材22の
収納空間32への円滑な収納が確保される。つまり、基
材22がこの保持爪33aに押し当てられると、先端が
細くなっている保持爪33aは、収納空間32側に倒れ
込み、それにより基材22が収納空間32内に進入す
る。そして、基材22が収納空間32内に進入し終わる
と、保持爪33aは元の状態に弾性復帰する。ここで、
基材22の収納をより円滑にする点から、この保持爪3
3aは、例えば軟質塩化ビニル樹脂などの柔軟でしかも
弾力性を有する素材で形成されるのが好ましい。なお、
このテーパーは、図4に示すように、保持爪33aの内
表面に形成されてもよい。
【0015】さらに、この戸当り本体3の基部34に
は、従来と同様に、枠4に設けられた係止溝41に対応
した係止用突起35が設けられている。そして、この係
止用突起35が前記係止溝41に係号されることによ
り、戸当り本体3が枠4に取付けられる。なお、図中、
符号36は装飾用塩化ビニルシートを示す。
【0016】次に、図4を参照しながら、このように構
成された戸当りの取付け方法について説明する。
【0017】従来と同様に、上部横枠4および左右の
立て枠4に戸当り本体3を取付ける(図4(a)参
照)。
【0018】戸当り部材2の基材22を戸当り本体3
の戸当り部31に当接する。
【0019】基材22の側端部を、例えばドライバー
の先端で押しながら戸当り部31の収納空間32に押し
込む。これにより、戸当り部材2の取付けが完了する
(図4(b)参照)。
【0020】次に、かかる構成を有する戸当りの消音効
果の確認を行った。
【0021】試験例1 消音材としてシュレーゲル社製のモヘアを用いた戸当り
部材を、戸当り本体に消音材が戸当り部の表面から5m
m程度突出するようにして保持させて消音試験を行っ
た。この消音試験は、水平あるいは斜めに寝かせた枠に
ドアを60度程度の角度に開放させた後、戸当りに向け
てドアを落下させることにより行った。3回測定した場
合における騒音の平均値は、82.7dB(A)であっ
た。なお、実際の使用においてはドアは垂直とされてい
るので、騒音値は前記値よりも相当小さなものとなる。
【0022】試験例2 ラッチとして消音ラッチを用いた他は試験例1と同様に
して、消音試験を行った。3回測定した場合における騒
音の平均値は、82.4dB(A)であった。なお、こ
の場合においても、実際の使用においてはドアは垂直と
されているので、騒音値は前記値よりも相当小さなもの
となる。
【0023】比較試験例1 戸当りに従来の軟質塩化ビニル樹脂の舌上部材を消音材
としているものを用いた他は、試験例1と同様にして消
音試験を行った。3回測定した場合における騒音の平均
値は、95.8dB(A)であった。
【0024】比較試験例2 比較試験例1において軟質塩化ビニル樹脂の舌上部材の
消音材を用いなかった他は比較試験例1と同様にして消
音試験を行った。3回測定した場合における騒音の平均
値は、99.0dB(A)であった。
【0025】試験例1〜2および比較試験例1〜2の結
果から明らかなように、試験例1〜2においては、騒音
レベルが著しく低下しているのがわかる。すなわち、本
発明の戸当りによる消音効果が認められる。
【0026】以上、本発明を実施例に基づいて説明して
きたが、本発明はかかる実施例にのみ限定されるもので
はなく、種々改変が可能である。例えば、戸当り部材の
軟質塩化ビニル樹脂を消音材の先端部近傍まで形成すれ
ば、消音材と戸当り部との両者により騒音防止が図られ
て、消音効果が向上することが期待される。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の戸当りに
よれば、ドアを閉める際に生ずる騒音を10dB(A)
程度低減できるという優れた効果が得られる。しかも、
消音材としてモヘアなどのような復元力を有するものを
用いているので、その消音効果が持続されるという効果
も得られる。
【0028】消音材を有する戸当り部材が着脱自在とさ
れている本発明の好ましい態様によれば、据付け現場に
て戸当り部材を戸当り本体に取付けることができるの
で、吊り込み式ドアとされていても、輸送中に消音材が
ドアに押しつぶされて消音効果が発揮できなくなるとい
う事態を解消できるという優れた効果が得られる。その
場合、戸当り部材の交換も容易になし得るので、長年の
使用により消音材が損耗してもただちに元の消音状態に
復帰さすことができるという効果も得られる。
【0029】さらに、予備の戸当り部材と交互使用すれ
ば、戸当り部材の消音材の原形復帰が確実になし得、そ
の寿命の長期化を図ることができるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の戸当りが用いられているドアの説明図
である。
【図2】同概略正面図である。
【図3】本発明の戸当りの一実施例の説明図であって、
戸当り部材と戸当り本体とを分解して示すものである。
【図4】戸当り部材を戸当り本体に取付けている状態の
説明図であって、同(a)は戸当り部材を戸当り本体に
位置合わせしている状態を示し、同(b)は戸当り部材
を戸当り本体に取付けた状態を示す。
【図5】従来の戸当りの断面図である。
【符号の説明】
1 戸当り 2 戸当り部材 21 消音材 22 基材 3 戸当り本体 31 戸当り部 32 収納空間 33 保持部材 33a 保持爪 4 枠 41 係止溝 d ドア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消音材を有する戸当り部材と、該戸当り
    部材を戸当り部に保持する戸当り本体とを備え、前記消
    音材が復元力を有してなることを特徴とする戸当り。
  2. 【請求項2】 前記戸当り部材が着脱自在とされてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の戸当り。
  3. 【請求項3】 前記消音材がモヘアであることを特徴と
    する請求項1または2記載の戸当り。
  4. 【請求項4】 前記戸当り部が軟質塩化ビニル樹脂など
    の柔軟でしかも弾力性を有する素材とされてなることを
    特徴とする請求項1記載の戸当り。
JP21214294A 1994-08-11 1994-08-11 戸当り Withdrawn JPH0853974A (ja)

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JP21214294A JPH0853974A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 戸当り

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JP21214294A JPH0853974A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 戸当り

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JPH0853974A true JPH0853974A (ja) 1996-02-27

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ID=16617591

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JP21214294A Withdrawn JPH0853974A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 戸当り

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125067A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd ハンガーレール及び間仕切り
CN110185358A (zh) * 2019-06-27 2019-08-30 高聪 一种新型集成实木门

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Effective date: 20011106