JP2988350B2 - 防音ドアユニット - Google Patents

防音ドアユニット

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JP2988350B2 JP7352841A JP35284195A JP2988350B2 JP 2988350 B2 JP2988350 B2 JP 2988350B2 JP 7352841 A JP7352841 A JP 7352841A JP 35284195 A JP35284195 A JP 35284195A JP 2988350 B2 JP2988350 B2 JP 2988350B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばリスニン
グルームあるいはホームシアターなどの音響室の出入口
に設置される防音ドアユニットに関し、特に、ドア枠の
下枠表面とドア本体下端面との間のパッキンを介しての
接触部位に工夫を施すことにより、ドア枠へのドア本体
の組付施工時における高さ調整を容易にし、かつ、耐摩
耗性の向上を図るとともに、ドア開閉動作を円滑に行な
えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような音響室の出入口には、
本出願人が先に出願し公開された実開平6−71870
号公報に開示してなるように、防音ドアユニットを設置
してなる構成を有するものがある。
【0003】そして、この種の防音ドアユニットは、図
5に示すように、音響室の隔壁体aに形成した出入口に
ドア枠bを組込み設置し、このドア枠bの下枠表面を床
面Fに対してほぼ面一になるように平坦な面に形成する
とともに、このドア枠bにドア本体cを開閉自在に吊込
んでなる一方、このドア本体cの下端面に前後一対の舌
片状のパッキンd,dをドア開閉方向Xに所定の間隔L
を存して設け、これらのパッキンd,dをドア閉扉状態
においてドア枠bの下枠表面に接触させてドア回転力及
び音の振動を吸収可能にすることにより、防音効果を高
めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造の防音ドアユニットにあっては、ドア枠bへ
のドア本体cの組付施工時に、ドア枠bの下枠表面とド
ア本体cの下端面との間の組付け高さHに寸法誤差があ
ると、パッキンd,dが舌片状の形態からなるために、
組付け高さHに対して低い方に調整することは可能であ
っても高い方に調整することができない。
【0005】しかも、このようなドア枠bとドア本体c
との組付形態では、ドア枠bの下枠表面へのパッキン
d,dの接触面が摩耗し易いために、ドア開閉時の摩擦
抵抗力が大きくなって、ドア開閉動作が円滑に行なえな
くなったり、延いては、パッキンd,dが擦り切れて破
損してしまうという問題があった。
【0006】
【発明の目的】この発明の目的は、組付施工時における
高さ調整を容易にし、かつ、耐摩耗性の向上を図るとと
もに、ドア開閉動作を円滑に行なうことができるように
した防音ドアユニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、音響室の隔壁体に形成した出入口
に設置されるドア枠に、ドア本体をヒンジ部材にて開閉
自在に吊込んでなるとともに、このドア本体の下端面
に、取付片部と舌片部とから断面フの字形に形成され
記ドア枠の下枠表面に接触させてドア回転力及び音の振
動が吸収可能な前後一対の舌片状のパッキンをドア開閉
方向に所定の間隔を存して設け、かつこれらパッキンが
ドア閉扉状態で接触する前記ドア枠の下枠表面を平坦面
に形成して、前記音響室の床面に対してほぼ面一に配置
にしてなる防音ドアユニットにおいて、断面フの字形と
した前記パッキン内の断面方向における舌片部先端側と
基端側とを除いた部分にのみクッション部材を介装させ
てなる構成としたものである。
【0008】この場合、前記クッション部材としては、
スポンジ状の発泡体が好適に使用され、また、前記ドア
枠の下枠表面には、潤滑性テープが添設されるようにな
っている。潤滑性テープとしては、摩耗しても潤滑性能
の衰えない超高分子ポリエチレンテープが好適に用いら
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1から図4に示す図面に基づいて詳細に説明すると、図
1に示すように、図中1は音響室の隔壁体で、この隔壁
体1には、出入口2が開口形成されているとともに、こ
の出入口2には、防音ドアユニット10が設置されてい
る。
【0010】この防音ドアユニット10は、例えばアル
ミサッシからなるドア枠20に片開き防音ドアからなる
金属製のドア本体30をヒンジ部材40を介して開閉自
在に吊込んでなる構成を有する。
【0011】そして、このドア枠20は、図2及び図3
に示すように、上下両枠21,22と左右両側枠23,
23とで枠組み形成され、前記上枠21及び左右両側枠
23,23の内面には、戸当り部21A及び23A,2
3Aが突出形成されいるとともに、これら各々の戸当り
部21A及び23A,23Aの戸当り面には、中空なパ
ッキン24,25,25がそれぞれ取付けられている。
【0012】また、前記ドア枠20の下枠22の表面2
2Aは、平坦面に形成されて潤滑性テープ26が添設さ
れているとともに、前記音響室の床面Fに対してほぼ面
一となるように配置されている。
【0013】さらに、前記ドア本体30の下端面30A
には、図4に示すように、前後一対のパッキン31,3
1がドア開閉方向Xに所定の間隔Lを存して設けられ、
これら各々のパッキン31は、取付片32と、この取
付片部32と一体な舌片部33とで形成され、これら取
付片部32と舌片部33とで形成される開放部34をド
ア開扉側に位置するように配置して、ドア開扉時にスプ
リングバックが生じないような断面「フ」の字形の舌片
状の形態を有するとともに、図4に示されているように
パッキン内の断面方向における舌片部先端側と基端側と
を除いた部分にのみスポンジ状の発泡体からなるクッシ
ョン部材35を介装してなる構成を有する。
【0014】すなわち、この発明は、上記の構成を採用
することによって、音響室の隔壁体1に形成した出入口
2に防音ドアユニット10を設置し、この防音ドアユニ
ット10のドア枠20にドア本体30を開閉自在に吊込
んでなるとともに、このドア本体30の下端面30Aに
ドア枠20の下枠表面22Aに前後一対の舌片状のパッ
キン31,31を設けてなるために、ドア閉扉時に、こ
れら各々のパッキン31,31の舌片部33,33がド
ア枠20の下枠表面22Aに接触し、ドア回転力及び音
の振動の吸収が可能になる。
【0015】また、各々のパッキン31,31の内部に
は、上述したようにパッキン内の断面方向における舌片
部先端側と基端側とを除いた部分にのみクッション部材
35が介装されているために、ドア枠20へのドア本体
30の組付施工時に、ドア枠20の下枠表面22Aとド
ア本体30の下端面30Aとの間の組付け高さHに寸法
誤差があっても、クッション部材35の弾性的な圧潰変
形により寸法誤差の吸収が可能になり、これによって、
高さ調整が容易に行なえる。
【0016】さらに、ドア枠20の下枠表面22Aに潤
滑性テープ26が添設されているために、ドア開閉時の
摩擦抵抗力も小さくなり、ドア開閉動作が円滑に行なえ
るとともに、パッキン31,31の接触面の摩耗が防止
され、従前のようなパッキン31,31の擦り切れによ
る破損が生じることがなく、耐久性の向上を図ることが
可能になる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明したように、この発明は、音
響室の隔壁体に形成した出入口に防音ドアユニットを設
置し、この防音ドアユニットのドア枠にドア本体を開閉
自在に吊込んでなるとともに、このドア本体の下端面に
ドア枠の下枠表面に前後一対の舌片状のパッキンを設け
てなることから、ドア閉扉時に、これら各々のパッキン
の舌片部がドア枠の下枠表面に接触して、ドア回転力及
び音の振動を吸収することができる。
【0018】また、各々のパッキン内には、パッキン内
の断面方向における舌片部先端側と基端側とを除いた部
分にのみクッション部材が介装されているために、ドア
枠へのドア本体の組付施工時に、ドア枠の下枠表面とド
ア本体の下端面との間の組付け高さに寸法誤差があって
も、クッション部材の弾力による復元性により寸法誤差
を吸収することができ、これによって、高さ調整を容易
に行なうことができる。
【0019】さらに、請求項2において、ドア枠の下枠
表面に潤滑性テープが添設されているために、ドア開閉
時の摩擦抵抗力も小さくなり、ドア開閉動作を円滑に行
なうことができるとともに、パッキンの接触面の摩耗を
防止することができ、従前のようなパッキンの擦り切れ
による破損が生じることがなく、耐久性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る防音ドアユニットの実施の形
態を示す概略的説明図。
【図2】 図1のA−A線における拡大縦断面図。
【図3】 図1のB−B線における拡大横断面図。
【図4】 同じくドア本体の開閉状態を示す要部拡大説
明図。
【図5】 従来の防音ドアユニットにおけるドア本体の
開閉状態を示す要部拡大説明図。
【符号の説明】
1……音響室の隔壁体、2……出入口、10……防音ド
アユニット、20……ドア枠、22……下枠、22A…
…表面、26……潤滑性テープ、30……ドア本体、3
0A……下端面、31,31……パッキン、33,33
……舌片部、35,35……クッション部材、40……
ヒンジ部材、L……パッキンの間隔、X……ドア開閉方
向、F……床面。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響室の隔壁体に形成した出入口に設置
    されるドア枠に、ドア本体をヒンジ部材にて開閉自在に
    吊込んでなるとともに、このドア本体の下端面に、取付
    片部と舌片部とから断面フの字形に形成され前記ドア枠
    の下枠表面に接触させてドア回転力及び音の振動が吸収
    可能な前後一対の舌片状のパッキンをドア開閉方向に所
    定の間隔を存して設け、かつこれらパッキンがドア閉扉
    状態で接触する前記ドア枠の下枠表面を平坦面に形成し
    て、前記音響室の床面に対してほぼ面一に配置にしてな
    る防音ドアユニットにおいて、断面フの字形とした前記パッキン内の断面方向における
    舌片部先端側と基端側とを除いた部分にのみ クッション
    部材を介装させたことを特徴とする防音ドアユニット。
  2. 【請求項2】 ドア枠の下枠表面に潤滑性テープを添設
    したことを特徴とする請求項1に記載の防音ドアユニッ
    ト。
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