JP3559202B2 - タオル等の掛け具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、洗面所、トイレ、浴室、台所等の垂直壁面に取り付けるタオル等の掛け具に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来、タオル等の掛け具として、壁面に止着させる左右一対の取付用本体に、パイプ製の掛けバーの両端部を保持させる構造のものが汎用されている。しかるに、このような従来の掛け具では、左右の取付用本体を同一壁面に止着して掛けバーが該壁面と平行になる取付形態に限られ、例えば室内コーナー部等には取付けできない上、掛けバーが取付用本体に固定されているため、タオル等を脱着する際に摺接抵抗を受けるといった難点があった。
【0003】
この発明は、上述の事情に鑑みて、タオル等の掛け具として、平面部とコーナー部とのいずれにも取付け可能であると共に、掛けバーに対するタオル等の脱着操作が容易なものを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の請求項1に係るタオル等の掛け具は、壁面に止着させる左右一対の取付用本体と、各取付用本体に垂直軸線を中心として首振り回動自在に取り付けられるバー受けと、左右の両バー受けに周方向回転自在に左右両端部を保持される掛けバーとを具備してなり、
各バー受けは、上下両端に突軸部を有する縦筒部に、掛けバー挿入部を有するブラケット部が半径方向に突設され、
各取付用本体は、バー受けの前記縦筒部をブラケット部が外側へ張出した状態で回動自在に抱持する抱持部を構成し、この抱持部の上下に前記突軸部に対する軸受部を備えると共に、
各バー受けの縦筒部の上下両端に、ブラケット部の突設側を基端として反対側を遊端とした、径方向に沿う帯状弾性片が形成され、この帯状弾性片に前記突軸部が設けられると共に、該突軸部の頂端に帯状弾性片の遊端側へ向けて下り勾配の傾斜面を有し、このバー受けにおける上下突軸部の頂端間の長さが各取付用本体の前面開口部の上下幅よりも若干大きく設定されてなるものとしている。
【0005】
このような構成では、左右のバー受けが各々取付用本体に対して首振り回動自在で、掛けバーの向きも左右の取付用本体に対して水平面内で可変となるから、掛けバーが壁面に対して平行となる取付形態と、室内コーナー部等の相互に角度を持つ壁面間に掛けバーを架け渡す取付形態とに共用でき、また掛けバーが周方向回転自在であるから、タオル等を脱着時に引張った際に掛けバーが自然に回転する。
【0006】
また、各バー受けは、上下両端に突軸部を有する縦筒部に、掛けバー挿入部を有するブラケット部が半径方向に突設され、各取付用本体は、バー受けの前記縦筒部をブラケット部が外側へ張出した状態で回動自在に抱持する抱持部を構成し、この抱持部の上下に前記突軸部に対する軸受部を備えてなるものとしている。この場合、バー受けは縦筒部が取付用本体の抱持部に抱持されてブラケット部のみを外側へ突出させた形になるから、掛け具全体として外観体裁がよいと共に、取付用本体の前面開口部にバー受けの縦筒部が適嵌する寸法形状に設定し、前面開口部から抱持部の内側への水の侵入を防止することができる。
【0007】
更にまた、各バー受けの縦筒部の上下両端に、ブラケット部の突設側を基端として反対側を遊端とした、径方向に沿う帯状弾性片が形成され、この帯状弾性片に前記突軸部が設けられると共に、該突軸部の頂端に帯状弾性片の遊端側へ向けて下り勾配の傾斜面を有し、このバー受けにおける上下突軸部の頂端間の長さが各取付用本体の前面開口部の上下幅よりも若干大きく設定されたものとしている。この場合、バー受けを取付用本体に取り付ける際、突軸部の前記傾斜面によるテーパー誘導と帯状弾性片の内向き変形によって、該バー受けの縦筒部を取付用本体の前面開口部より抱持部内に容易に強制嵌入させることができ、嵌入後には帯状弾性片の変形状態からの復帰に伴って突軸部が軸受部に嵌合するため、縦筒部は抱持部から抜出不能となる。
【0008】
請求項の発明では、上記請求項1のタオル等の掛け具において、壁面に対向させる取付用本体の後面に対して掛けバーが平行状態と45度の傾斜状態となる二姿勢において、バー受けを取付用本体に係止させる係止手段を有するものとしている。すなわち、左右のバー受けが取付用本体に対して首振り回動可能であるが、上記の二姿勢では係止手段によって両バー受けが取付用本体に係止されるから、平面部と室内コーナー部の両取付状態で掛けバーのがたつきが防止される。
【0009】
請求項の発明では、上記請求項1または2のタオル等の掛け具において、各取付用本体は、吸盤取付部とねじ止め部及び釘止め部を備えた固定板と、この固定板に対して脱着可能なケーシング部材とから構成されてなるものとしている。この場合、各取付用本体を壁面に止着する際、その固定板を利用し、止着すべき壁面の材質や性状に応じて吸盤、木ねじ、コンクリート釘等の様々な止着手段を選択できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るタオル等の掛け具の実施例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0011】
第一及び第二実施例の掛け具は、図1(A)(B)に示すように、左右一対の取付用本体(1)(1)と、各取付用本体(1)に垂直軸線を中心として首振り回動自在に取り付けられたバー受け(2)(2)と、左右の両バー受け(2)(2)に周方向回転自在に左右両端部を保持された掛けバー(3)とから構成されており、例えば吸盤(4)を利用し、図1(A)の如く平面状のタイル壁(W)に対して両取付用本体(1)(1)を止着することによって掛けバー(3)が壁面に対して平行となる取付形態と、図1(B)の如く室内コーナー部における90度の角度をなす両側のタイル壁(W1)(W2)に両取付用本体(1)(1)を各別に止着することによって掛けバー(3)が両側壁面間に架け渡し状となる取付形態とに共用可能である。
【0012】
第一実施例の掛け具では、図2〜図4に示すように、各取付用本体(1)は、共に硬質合成樹脂成形物からなる固定板(1a)とケーシング部材(1b)とで構成されている。そして、固定板(1a)は、縦長の略小判形をなし、幅方向中央の上下部に配置するねじ止め孔(5)(5)と、同上部寄りに位置して下側の大きい達磨形の吸盤取付孔(6)と、左右両側部の上中下に配置する釘止め孔(7)…とを有すると共に、前面側には吸盤取付孔(6)を挟む両側位置で上下方向に沿う係止条片(8)(8)と下縁に沿う湾曲突縁部(9)とが突設され、更に後面側の下部には左右一対のピン状突起(10)(10)が突設されている。なお、各係止条片(8)は横断面が外向きに曲折したL字状をなしている。
【0013】
ケーシング部材(1b)は、図5(A)〜(C)でも示すように、凸曲面状の上下部(11a)(11b)と、横断面で後方へ開くハ字形に配置した左右両側部(11c)(11c)とからなる前後に開放した外殻部(11)を有し、その前面開口部(12)が正面視で縦長矩形であって前方へ突出する円弧状の上下縁(12a)(12a)を有しており、この上下縁(12a)(12a)及び左右両側縁(12b)(12b)より後方へ延設された上下及び左右内壁(13a)(13a)(13b)(13b)間に、バー受け(2)を嵌装するための抱持部(13)を構成している。そして、外殻部(11)の後面側周縁は、固定板(5)の周縁に密に外嵌する形状及び大きさに設定されている。
【0014】
また、抱持部(13)の上下内壁(13a)(13a)の中央には、前縁が前面開口部(12)の上下縁(12a)(12a)と同心の円弧状をなして後方へ延びる長孔からなる軸受部(14)(14)を有すると共に、同後端には前縁が前面開口部(12)の上下縁(12a)(12a)と略同じ円周に沿う90度の凹円弧をなす段状ガイド部(15)(15)を有し、各段状ガイド部(15)の前縁中央に係止凹部(15a)が形成されている。一方、抱持部(13)の左右内壁(13b)(13b)の後端縁には、内向きに突出した一対の係止条片(16)(16)を有すると共に、外殻部(11)の下部(11b)の後端縁に沿って前後幅を一定とした切欠部(17)が形成され、係止条片(16)(16)の直下が切欠部(17)に臨むように設定されている。
【0015】
このケーシング部材(1b)を固定板(1a)に取り付けるには、切欠部(17)を利用し、係止条片(16)(16)の下端を固定板(1a)の係止条片(8)(8)の上端の外側に嵌合するように合わせた状態で、当該ケーシング部材(1b)を上方から下方へスライド移動させればよい。この操作により、係止条片(16)(16)と係止条片(8)(8)とが図3に示すように係合すると共に、ケーシング部材(1b)の外殻部(11)の後面側上縁が図4に示すように固定板(1a)の上縁に係止されるから、該ケーシング部材(1b)は固定板(1a)に対して前方へ離脱不能で且つ下降不能に連結一体化することになる。なお、ケーシング部材(1b)の切欠部(17)は固定板(1a)の湾曲突縁部(9)が嵌合して封鎖されると共に、図4に示すように、湾曲突縁部(9)の上縁に設けた小隆起部(9a)がケーシング部材(1b)の外殻部(11)における後面側下縁に係合することにより、ケーシング部材(1b)は僅かな力では上方へ抜出しない係止状態となる。
【0016】
各バー受け(2)は、硬質合成樹脂成形物からなり、略円筒状の縦筒部(2a)に耳片状のブラケット部(2b)が半径方向に突設され、このブラケット部(2b)の先端寄り位置に左右方向に透通する掛けバー挿入孔(20)を有している。しかして、縦筒部(2a)は、周面におけるブラケット部(2b)の突設側とは径方向の反対側が開放しており、この開口部(21)側から上下の端板部(22)(22)に各々2本の平行な切り込み(23)(23)が形成され、両切り込み(13)(23)の間がブラケット部(2b)の突設側を基端として径方向に沿う帯状弾性片(22a)を構成し、各帯状弾性片(22a)の外面側に縦筒部(2a)と同心の円形で高さの低い突軸部(24)が設けられている。
【0017】
また、各帯状弾性片(22a)の遊端の中央位置には係止凸部(25)を有する一方、突軸部(24)の頂端の半部が帯状弾性片(22a)の遊端側へ向けて下り勾配の傾斜面(24a)となっている。そして、縦筒部(2a)は、外周円がケーシング部材(1b)の前端開口部(12)の上下縁(12a)(12a)ならびに段状ガイド部(15)(15)の前縁の形成円と略等しく、また上下の端板部(22)(22)における上下長さがケーシング部材(1b)の前端開口部(12)の上下幅と略等しく設定されている。
【0018】
掛けバー(3)は、バー受け(2)の掛けバー挿入孔(20)よりも若干径小のパイプ材からなるバー本体(31)と、合成樹脂製の一対のエンドキャップ(32)(32)とで構成されており、両バー受け(2)(2)の掛けバー挿入孔(20)(20)に当該バー本体(31)を挿入した状態で、両端にエンドキャップ(32)(32)を嵌着することにより、両バー受け(2)(2)に周方向回転及び軸方向移動自在に、且つ各エンドキャップ(32)の径大の頭部(32a)にて掛けバー挿入孔(20)から抜出不能に取り付けられる。
【0019】
各バー受け(2)を取付用本体(1)に取り付けるには、その縦筒部(2a)を開口部(21)側からケーシング部材(1b)の前端開口部(12)より抱持部(13)内に強制嵌入すればよい。このとき、バー受け(2)の縦筒部(2a)は、上下の突軸部(24)(24)間の長さが前端開口部(12)の上下幅より若干大きいが、各突軸部(24)の傾斜面(24a)によるテーパー誘導作用により、帯状弾性片(22a)(22a)が内向きに弾性変形することにより、抱持部(13)内へ嵌入可能となり、嵌入後には両帯状弾性片(22a)(22a)の変形状態からの復帰に伴って突軸部(24)(24)が上下の軸受部(14)(14)に嵌入し、もって抱持部(13)から抜出不能となる。これにより、各バー受け(2)は、ブラケット部(2b)を外側へ張出した状態で取付用本体(1)に保持され、両突軸部(24)(24)の軸心を通る垂直軸線(O)(図3,図4参照)を中心として左右に首振り回動できる。
【0020】
従って、この掛け具は、両取付用本体(1)(1)を図1(A)の如く単一壁面に止着する取付形態と、図1(B)の如く室内コーナー部等の相互に角度を持つ壁面に対して別個に止着する取付形態とに共用できる。そして、図1(A)の如き取付形態では、各バー受け(2)の縦筒部(2a)における上下の係止凸部(25)(25)が各々ケーシング部材(1b)の段状ガイド部(15)の係止凹部(15a)に係合し、該バー受け(2)が小さい力では回動しない状態となるから、掛けバー(3)は取付用本体(1)の後面に対して平行状態で安定に保たれる。一方、図1(B)の如き取付形態でも、左側のバー受け(2)の各係止凸部(24)が図3に示すように段状ガイド部(15)の右端外側に係合すると共に、右側のバー受け(2)の各係止凸部(24)は逆に段状ガイド部(15)の左端外側に係合する(図示省略)から、掛けバー(3)は取付用本体(1)の後面に対して45度の傾斜状態で同様に安定に保持される。
【0021】
また、この掛け具では、掛けバー(3)が両バー受け(2)(2)に周方向回転及び軸方向移動自在に保持されているから、タオル等を脱着時に引張る際に掛けバーが自然に回転して非常に軽く操作できると共に、取付対象とする壁面の状態や周辺状況、タオル等の掛ける物品の種類や大きさ等に応じて、例えばタイル壁では目地部を避けて止着するために、左右の取付用本体(1)(1)の間隔を任意に設定できる。
【0022】
更に、各バー受け(2)は縦筒部(2a)が取付用本体(1)の抱持部(13)に抱持されてブラケット部(2b)のみを外側へ突出させた形になるから、掛け具全体として外観体裁がよいと共に、取付用本体(1)の前面開口部(12)にバー受け(2)の縦筒部(2a)が適嵌し、その周面に前面開口部(12)の左右の側縁部(12b)(12b)が密接した状態となるから、前面開口部(12)から抱持部(13)の内側への水の侵入が防止される。
【0023】
しかして、取付対象とする壁面がタイル壁のように平滑な硬質表面である場合は、その壁面の所要部位に左右一対の吸盤(4)(4)を吸着固定し、予め固定板(1a)とケーシング部材(1b)を連結一体化した各取付用本体(1)の吸盤取付孔(6)に各吸盤(4)の取付軸部(4a)を嵌入させ、その環状溝部(4b)を該吸盤取付孔(6)の狭くなった上部に嵌合させることにより、各取付用本体(1)を各吸盤(4)に支持させればよい。このとき、各取付用本体(1)は、下部の左右一対のピン状突起(10)(10)が壁面に当接するため、該壁面に対して傾きのない状態となる。なお、取付用本体(1)に対するバー受け(2)及び掛けバー(3)の組付けは、該取付用本体(1)を吸盤(4)に保持させる前と後のいずれで行ってもよい。
【0024】
一方、取付対象とする壁面が木板面やコンクリート面である場合は、固定板(1a)のピン状突起(10)(10)を折り取った状態として、木板面に対しては上下の各ねじ止め孔(5)を通して木ねじ(18)を螺挿することにより、またコンクリート面に対しては左右両側の釘止め孔(7)…を通してコンクリート釘(19)…を打ち込むことより、該固定板(1a)のみを先に壁面に止着させ、この固定板(1a)にケーシング部材(1b)を連結一体化させる。これらの場合でも、バー受け(2)及び掛けバー(3)は、予めケーシング部材(1b)に組付けておいてもよいし、該ケーシング部材(1b)を固定板(1a)に取付後に組付けてもよい。
【0025】
この第一実施例では、固定板(1a)の各釘止め孔(7)をラッパ状に後方へ拡径する形状として、図6に示すように、該固定板(1a)をコンクリート壁面(W3)に止着する際、その止着強度を高めるために、コンクリート釘(19)…の打ち込みを斜め方向で且つ左右あるいは上下で異なる向きにできるようにしている。なお、同様目的において、例えば図7(A)のように各釘止め孔(7)自体を斜め方向としてコンクリート釘(19)の打ち込み方向を斜めに設定したり、また同図(B)のように前面側が十字形で後面側へ収束する釘止め孔(7)として、コンクリート釘(19)の打ち込み方向を斜め4方向のいずれかより選択するようにしてもよい。
【0026】
また、上記第一実施例では壁面に対して固定板(1a)をねじ止めや釘止めする際にピン状突起(10)(10)を折り取るようにしているが、これらピン状突起(10)(10)を固定板(1a)とは別部材として、吸盤(4)による止着の際に当該固定板(1a)に差し込み方式で取り付ける構成としてもよい。
【0027】
図8(A)〜(C)は第二実施例の掛け具に使用する取付用本体(1)を示す。この取付用本体(1)は、硬質合成樹脂の一体成形物からなり、前記第一実施例におけるケーシング部材(1b)と略同様の構造を有するが、抱持部(13)の内奥に左右内壁(13b)(13b)より連続する奥端壁(13c)を備え、この奥端壁(13c)の中央上部寄り位置に吸盤取付孔(6)が形成されると共に、外殻部(11)の下部(11b)後端縁に左右一対のピン状突起(10)(10)が突設されている点で異なっている。なお、この取付用本体(1)における他の構成は前記第一実施例のケーシング部材(1b)と同じであるため、対応部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0028】
この第二実施例の掛け具では、左右一対の上記取付用本体(1)(1)に対し、前記第一実施例と同一構成のバー受け(2)(2)及び掛けバー(3)を第一実施例と同様にして組み付けるが、両取付用本体(1)(1)の壁面への止着は吸盤取付孔(6)を利用して吸盤(4)にて行うようになっており、図1(A)の如く単一壁面に対する取付形態と、図1(B)の如く室内コーナー部等の相互に角度を持つ壁面間に架け渡す取付形態とに共用できる。しかして、この第二実施例の掛け具は、壁面に対する止着手段が吸盤(4)のみに限られる反面、各取付用本体(1)が単一の樹脂成形物からなるために第一実施例のものに比較して製作コスト及び材料コストを低減できるという利点がある。
【0029】
なお、実施例ではバー受け(2)のブラケット部(2b)における掛けバー挿入部を透孔としているが、U字状やC字状等の開いた形にしてもよい。また、壁面に対向させる取付用本体(1)の後面に対し、掛けバー(3)が平行状態と45度の傾斜状態となる二姿勢において、該バー受け(2)を取付用本体(1)に係止させるための係止手段は、実施例の如くバー受け(2)側の係止凸部(24)を、取付用本体(1)側の段状ガイド部(15)の係止凹部(15a)及び左右両端外側に係合させるものに限らず、様々な構成が可能である。その他、この発明においては、取付用本体(1)の外形及び構造、固定板(1a)を有する場合の吸盤取付部とねじ止め部及び釘止め部の配置、固定板(1a)とケーシング部材(1b)との連結構造、バー受け(2)の外形や取付用本体(1)に対する取付構造等、細部構成については実施例以外に種々設計変更可能である。
【0030】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、タオル等の掛け具として、壁面に止着させる左右一対の取付用本体と、各取付用本体に垂直軸線を中心として首振り回動自在に取り付けられるバー受けと、左右の両バー受けに周方向回転自在に左右両端部を保持される掛けバーとを具備し、掛けバーが壁面に対して平行となる取付形態と、室内コーナー部等の相互に角度を持つ壁面間に掛けバーを架け渡す取付形態とに共用でき、またタオル等を脱着時に引張った際に掛けバーが自然に回転するため、脱着操作を軽く容易に行えるものが提供される。
【0031】
また、上記の掛け具として、特に全体の外観体裁がよいと共に、取付用本体の内側への水の侵入を防止できるものが提供される。
【0032】
更にまた、上記の掛け具において、取付用本体にバー受けを簡単な操作で容易に取り付けることができるという利点がある。
【0033】
請求項の発明によれば、上記の掛け具において、掛けバーが壁面に対して平行となる取付形態と、室内コーナー部等で両側壁面に対して45度の傾斜状態となる取付形態のいずれにおいても、該掛けバーが安定したがたつきのない状態に保持されるという利点がある。
【0034】
請求項の発明によれば、上記の掛け具として、止着すべき壁面の材質や性状に応じて吸盤、木ねじ、コンクリート釘等の様々な止着手段を選択できるものが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一及び第二実施例に係るタオル等の掛け具の壁面取付形態を示し、(A)図は掛けバーが壁面に対して平行となる取付形態の斜視図、(B)図は掛けバーがコーナー部の両側壁面間に架け渡された取付形態の斜視図である。
【図2】第一実施例の掛け具における取付用本体及びバー受けと吸盤を示す分解斜視図である。
【図3】同掛け具における左側部分の横断平面図である。
【図4】同掛け具における取付用本体部分の縦断側面図である。
【図5】同掛け具における取付用本体のケーシング部材を示し、(A)図は正面図、(B)図は(A)図のB−B線の断面矢視図、(C)図は(A)図のC−C線の断面矢視図である。
【図6】同掛け具における取付用本体の固定板のコンクリート釘による壁面への止着状態を示す横断平面図である。
【図7】同固定板の釘止め部の他の構成例を示し、(A)図は斜め方向の釘止め孔を示す要部の断面図、(B)図は前面が十字形で後面側へ収束する釘止め孔を示す要部の断面図である。
【図8】この発明の第二実施例に係る掛け具の取付用本体を示し、(A)図は正面図、(B)図は(A)図のB−B線の断面矢視図、(C)図は(A)図のC−C線の断面矢視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・取付用本体
1a・・・・・・固定板
1b・・・・・・ケーシング部材
2・・・・・・・バー受け
2a・・・・・・縦筒部
2b・・・・・・ブラケット部
3・・・・・・・掛けバー
4・・・・・・・吸盤
5・・・・・・・ねじ止め孔(ねじ止め部)
6・・・・・・・吸盤取付孔(吸盤取付部)
7・・・・・・・釘止め孔(釘止め部)
12・・・・・・前面開口部
13・・・・・・抱持部
14・・・・・・軸受部
15・・・・・・段状ガイド部(係止手段)
15a・・・・・係止凹部(係止手段)
21・・・・・・バー挿入孔(バー挿入部)
22a・・・・・帯状弾性片
24・・・・・・突軸部
24a・・・・・傾斜面
25・・・・・・係止凸部(係止手段)
O・・・・・・・垂直軸線

Claims (3)

  1. 壁面に止着させる左右一対の取付用本体と、各取付用本体に垂直軸線を中心として首振り回動自在に取り付けられるバー受けと、左右の両バー受けに周方向回転自在に左右両端部を保持される掛けバーとを具備してなり、
    各バー受けは、上下両端に突軸部を有する縦筒部に、掛けバー挿入部を有するブラケット部が半径方向に突設され、
    各取付用本体は、バー受けの前記縦筒部をブラケット部が外側へ張出した状態で回動自在に抱持する抱持部を構成し、この抱持部の上下に前記突軸部に対する軸受部を備えると共に、
    各バー受けの縦筒部の上下両端に、ブラケット部の突設側を基端として反対側を遊端とした、径方向に沿う帯状弾性片が形成され、この帯状弾性片に前記突軸部が設けられると共に、該突軸部の頂端に帯状弾性片の遊端側へ向けて下り勾配の傾斜面を有し、このバー受けにおける上下突軸部の頂端間の長さが各取付用本体の前面開口部の上下幅よりも若干大きく設定されてなるタオル等の掛け具。
  2. 壁面に対向させる取付用本体の後面に対して掛けバーが平行状態と45度の傾斜状態となる二姿勢において、バー受けを取付用本体に係止させる係止手段を有する請求項1に記載のタオル等の掛け具。
  3. 各取付用本体は、吸盤取付部とねじ止め部及び釘止め部を備えた固定板と、この固定板に対して脱着可能なケーシング部材とから構成されてなる請求項1または2に記載のタオル等の掛け具。
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