JP5894315B1 - 釣り用レールキャリア、吸盤ベース - Google Patents
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Abstract
【課題】釣用具を懸架するレールを、任意の取付場所に高い吸着力で着脱可能とする。【解決手段】釣り用レールキャリア1は、長尺状のレール2と、同レールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口31が左右側面・上面に開口し且つ複数のネジ穴32が正面に設けられたブラケットホルダ3と、同ホルダに連結される吸盤ベース4とを有する。本レールキャリアは、レバー42の押下げ操作により吸盤41の吸着面が被吸着面に吸着しているときにレールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されると、レールはレール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となる。またレバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されると、円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回吸着時における同吸着面の負圧を減少させる。【選択図】図1
Description
本発明は、被吸着面に吸着させた吸盤ベースによりレールを支持する釣り用レールキャリアに関する。
公益財団法人・日本生産性本部の調査によれば「平成22年度における釣り人口は940万人」という報告がなされている。
釣りは道具を簡単に入手でき、また川や海に出かけることで手軽に楽しむことができるため、釣りを一度でも体験したことがある単なる経験者も含めれば潜在的な釣り人口は相当の数にのぼると考えられる。
釣りは道具を簡単に入手でき、また川や海に出かけることで手軽に楽しむことができるため、釣りを一度でも体験したことがある単なる経験者も含めれば潜在的な釣り人口は相当の数にのぼると考えられる。
釣りをする場合には一般的に、釣針・うき・おもり・餌入箱をはじめとする様々な小物(細かな各種釣用品)が用いられる。
釣りをする環境は屋外のことが多く、足場の悪いごつごつした岩場、砂利だらけの川原、ところどころにゴミが放置された防波堤や路上、雨風の中で釣りをすることも珍しくない。
それゆえに小物や飲料・食料を地面に置くと、汚れや埃が付着したり、容器・包装から飲食物がこぼれたり、吹き飛ばされたり、水に濡れるおそれがあり、清潔を保ったままこれらを安心して置いておくことのできる置場には悩むことが多い。
釣りをする環境は屋外のことが多く、足場の悪いごつごつした岩場、砂利だらけの川原、ところどころにゴミが放置された防波堤や路上、雨風の中で釣りをすることも珍しくない。
それゆえに小物や飲料・食料を地面に置くと、汚れや埃が付着したり、容器・包装から飲食物がこぼれたり、吹き飛ばされたり、水に濡れるおそれがあり、清潔を保ったままこれらを安心して置いておくことのできる置場には悩むことが多い。
ところで家庭内での物品設置を目的とした身近な製品に着目すれば、吸盤付のフックや吸盤付の小物入れ(箱や筒形ケース)を日常生活においてよく見かける。
これらの吸盤付製品は屋内で使用されることが想定されるため、壁面などに取付けた吸盤が外れてフックに懸架していた物品や小物入れに収納していた物品が床に落下しても、汚損や紛失などの心配はさほどない。
これらの吸盤付製品は屋内で使用されることが想定されるため、壁面などに取付けた吸盤が外れてフックに懸架していた物品や小物入れに収納していた物品が床に落下しても、汚損や紛失などの心配はさほどない。
屋外でも屋内環境のように吸盤を取付けて、小物や飲料・食料を安心して置いておける置場を自由に設営できれば便利である。
しかし上述したように屋外で釣りをするときの環境は、家庭用の吸盤付製品が用いられる使用環境からはかけ離れた劣悪な条件といえる。しかも屋外ゆえに、吸盤の取付に適した平坦面(壁面・ガラス面など)を釣場の近くで首尾よく見つけることもなかなか難しい。
釣場に所持できる荷物は人が持ち歩ける程度の手荷物となるため、運べる量は限られたものとなってしまう。そのため吸盤を取付ける土台になる物をわざわざ釣場まで運んでいくのも手間である。
しかし上述したように屋外で釣りをするときの環境は、家庭用の吸盤付製品が用いられる使用環境からはかけ離れた劣悪な条件といえる。しかも屋外ゆえに、吸盤の取付に適した平坦面(壁面・ガラス面など)を釣場の近くで首尾よく見つけることもなかなか難しい。
釣場に所持できる荷物は人が持ち歩ける程度の手荷物となるため、運べる量は限られたものとなってしまう。そのため吸盤を取付ける土台になる物をわざわざ釣場まで運んでいくのも手間である。
しかし釣上げた魚や釣用品の収納に用いるクーラーボックスであれば、釣場に持参することも多い。また市場に広く出回っているクーラーボックスはそのほとんどが直方体形状をしており、吸盤を吸着できそうな平坦な壁面を備えている。
そのためクーラーボックスを土台にして吸盤ベースを取付け、同吸盤ベースにフック・ドリンクホルダ・収納ケース(小物入れ)を装着したり、同吸盤ベースにレールを装着して釣竿を立てかけられるようにすれば、野外の釣場における小物置場の不自由も一気に解消されると考えられる。
そのためクーラーボックスを土台にして吸盤ベースを取付け、同吸盤ベースにフック・ドリンクホルダ・収納ケース(小物入れ)を装着したり、同吸盤ベースにレールを装着して釣竿を立てかけられるようにすれば、野外の釣場における小物置場の不自由も一気に解消されると考えられる。
実際、釣り用途を目的とした吸盤付の保持具も種々考案されている(例えば、特許文献1・2参照。)。
特許文献1・2の技術によれば吸盤ベースこそ単純な構造ではあるものの、釣場において釣り人が実際に直面する不便に配慮した様々な工夫が凝らされている。
また釣具以外の他分野においても、吸盤ベースの吸着性能改善を図るための様々な改良技術が考え出されている(例えば、特許文献3・4参照。)。
さらに吸盤のように着脱可能な取付具は使用していないものの、クーラーボックス正面に直にレールを取付けた製品も釣具市場において流通している(非特許文献1参照)。
特許文献1・2の技術によれば吸盤ベースこそ単純な構造ではあるものの、釣場において釣り人が実際に直面する不便に配慮した様々な工夫が凝らされている。
また釣具以外の他分野においても、吸盤ベースの吸着性能改善を図るための様々な改良技術が考え出されている(例えば、特許文献3・4参照。)。
さらに吸盤のように着脱可能な取付具は使用していないものの、クーラーボックス正面に直にレールを取付けた製品も釣具市場において流通している(非特許文献1参照)。
株式会社シマノ、"製品情報 フィクセル・サーフ キス スペシャル 120 UF−N12N"、[online]、株式会社シマノ、[平成27年4月26日検索]、インターネット〈URL:http://fishing.shimano.co.jp/product/goods/4007〉
上述したように非特許文献1のクーラーボックスには、釣用具を吊下げることができるようにクーラーボックスの正面部分にレールが取付けられている。
しかしながら非特許文献1の技術ではレールの支持具として、吸盤のようにクーラーボックス壁面に着脱可能な構成が採用されていない。そのため非特許文献1では使用環境(釣場など)に応じて、使用者の好みの取付場所にレールの設置場所を自由に移すことができない。
また非特許文献1の技術ではレール支持具の取付位置を変更できないため、クーラーボックスに標準装備されたレール以外の長さの異なるレールを使用することができない。それゆえに、せっかくレールが設けられていても利用シーンが限定的になってしまうという問題点がある。
しかしながら非特許文献1の技術ではレールの支持具として、吸盤のようにクーラーボックス壁面に着脱可能な構成が採用されていない。そのため非特許文献1では使用環境(釣場など)に応じて、使用者の好みの取付場所にレールの設置場所を自由に移すことができない。
また非特許文献1の技術ではレール支持具の取付位置を変更できないため、クーラーボックスに標準装備されたレール以外の長さの異なるレールを使用することができない。それゆえに、せっかくレールが設けられていても利用シーンが限定的になってしまうという問題点がある。
さらに釣場へ行き帰りする際には枝の生い茂った藪や足場の悪い岩場などを通り抜けなければならないこともある。このような場合、非特許文献1の技術ではクーラーボックスにむき出しの状態で取付けられているレールが周囲に引っかかり移動の妨げになることも考えられる。
上述したような釣りに関する特有事情に鑑みると、屋外環境でも安心して使用できるようしっかり取付けでき、さらに収納性(レールが取外し可能なこと)も高いレールキャリアに対する潜在的なニーズは大きいものと考えられる。
上述したような釣りに関する特有事情に鑑みると、屋外環境でも安心して使用できるようしっかり取付けでき、さらに収納性(レールが取外し可能なこと)も高いレールキャリアに対する潜在的なニーズは大きいものと考えられる。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、釣用具を懸架するためのレールをクーラーボックス壁面をはじめとする任意の取付場所に高い吸着力で着脱可能とすることを目的とする。
〔第1発明〕
そこで上記の課題を解決するために、本願の第1発明に係る釣り用レールキャリアは、
長尺状のレールと、
同レールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が左右側面と上面に開口し、かつ複数のネジ穴が正面に設けられたブラケットホルダと、
同ブラケットホルダに連結される吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記吸盤ベースは、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、前記レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、
同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
そこで上記の課題を解決するために、本願の第1発明に係る釣り用レールキャリアは、
長尺状のレールと、
同レールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が左右側面と上面に開口し、かつ複数のネジ穴が正面に設けられたブラケットホルダと、
同ブラケットホルダに連結される吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記吸盤ベースは、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、前記レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、
同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
第1発明に係る釣り用レールキャリアの一構成要素である吸盤ベース4には「ブラケットホルダ」(図1参照)が設けられている。
同ブラケットホルダ3には「取付方式の異なる2種類の取付孔」(ネジ穴32、クランプ差込孔31)がそれぞれ複数箇所に設けられている(図1)。
そのため使用者の好みに応じて自由に小物入れ・ドリンクホルダ・釣竿受・フックなどを取付けたり(図11・図12参照)、これらを懸架するためのレール2(図1)を設置することが可能となっている。
同ブラケットホルダ3には「取付方式の異なる2種類の取付孔」(ネジ穴32、クランプ差込孔31)がそれぞれ複数箇所に設けられている(図1)。
そのため使用者の好みに応じて自由に小物入れ・ドリンクホルダ・釣竿受・フックなどを取付けたり(図11・図12参照)、これらを懸架するためのレール2(図1)を設置することが可能となっている。
また本レールキャリアの吸盤ベースではレバーの引上げ操作により吸盤が被吸着面から取外されると、同吸盤41と連関する円錐型コイルバネ43がレバー42の及ぼす引張力(円錐型コイルバネ43を圧縮させる力)から解放される(図9参照)。
このとき円錐型コイルバネの復元力により、吸盤の吸着面411の中央部が突き出る(同図9)。そのため吸盤を取付ける際、吸着面411の外縁(円周部)が被吸着面に当接したときの「吸盤内の閉空間の体積」は、この面411の中央部が突き出していないときよりも小さくなる。
すなわち本レールキャリアでは「吸盤内に閉込められる空気の量を減らす」ことができ、吸盤の負圧を小さくできるため、高い吸着力でレールを壁面(被吸着面)に固着することができる。
上述の「吸盤内の閉空間の体積」とは、吸着面(放物面)と被吸着面(平坦面)によって仕切られたドーム状空間(図9)の体積のことを指す。
このとき円錐型コイルバネの復元力により、吸盤の吸着面411の中央部が突き出る(同図9)。そのため吸盤を取付ける際、吸着面411の外縁(円周部)が被吸着面に当接したときの「吸盤内の閉空間の体積」は、この面411の中央部が突き出していないときよりも小さくなる。
すなわち本レールキャリアでは「吸盤内に閉込められる空気の量を減らす」ことができ、吸盤の負圧を小さくできるため、高い吸着力でレールを壁面(被吸着面)に固着することができる。
上述の「吸盤内の閉空間の体積」とは、吸着面(放物面)と被吸着面(平坦面)によって仕切られたドーム状空間(図9)の体積のことを指す。
なお本願発明者の試行によれば合成樹脂表面・ガラス面・金属面などの均一平面はもちろん「シボ面であっても強固に吸着」することが可能である。
また吸盤の吸着効果の持続期間については吸盤を被吸着面に取付けてから「1ヶ月以上」経過しても、吸盤は壁面から外れることなく良好な吸着状態を維持することが観察されている。
また吸盤の吸着効果の持続期間については吸盤を被吸着面に取付けてから「1ヶ月以上」経過しても、吸盤は壁面から外れることなく良好な吸着状態を維持することが観察されている。
さらに吸着力については、少なくとも「6キログラムの荷重に耐える」ことが実験結果として得られている。すなわち本吸盤ベースは、6キログラムの物体(試行では、2リットルの水が充填されたペットボトル3本)が吊下げられてもずり落ちることなく、同一位置にとどまり吸着状態を維持した。
なお本吸着ベースは上記のごとく優れた吸着性能を有しているにも関わらず、同吸盤ベースの着脱はレバーの上げ下げというきわめて簡単な操作で容易に且つ短時間で完了することができるようになっている。
なお本吸着ベースは上記のごとく優れた吸着性能を有しているにも関わらず、同吸盤ベースの着脱はレバーの上げ下げというきわめて簡単な操作で容易に且つ短時間で完了することができるようになっている。
さらに本願レールキャリアでは吸盤ベースとブラケットホルダを具備するがゆえに、非特許文献1のクーラーボックスでは生じ得なかった以下の3つの効果が生じる。
まず本願レールキャリアでは被吸着面に対し吸盤ベースを着脱可能なため、「使用者の好みの場所に自由にレールを移設」することができる。
また任意の位置に吸盤ベースを取付可能であるがゆえに、任意の長尺状板部材の長さに合わせて吸盤ベースを取付けることで「任意の長さの長尺状板部材をレールとして利用する」こともできる。
加えて本願発明ではブラケットホルダに異なる複数種類の取付方式を採用することで、レールに対する容器のクランプ装着だけでなく、ネジ止めによるドリンクホルダ・釣竿受・小物入れ・フックなどの装着にも広く対応可能となっている(図12)。
まず本願レールキャリアでは被吸着面に対し吸盤ベースを着脱可能なため、「使用者の好みの場所に自由にレールを移設」することができる。
また任意の位置に吸盤ベースを取付可能であるがゆえに、任意の長尺状板部材の長さに合わせて吸盤ベースを取付けることで「任意の長さの長尺状板部材をレールとして利用する」こともできる。
加えて本願発明ではブラケットホルダに異なる複数種類の取付方式を採用することで、レールに対する容器のクランプ装着だけでなく、ネジ止めによるドリンクホルダ・釣竿受・小物入れ・フックなどの装着にも広く対応可能となっている(図12)。
なお本願レールキャリアではレールを設置する場合、ブラケットホルダに連結されている吸盤ベースをレバー操作により被吸着面に吸着させた後、同ブラケットホルダの左右両側面に設けられた「クランプ差込口からレールを挿通(差込)する」だけの単純な作業で済む。
そのため屋外環境においても、きわめて容易に且つ短時間で釣用具の置き場所を設営することができる。
そのため屋外環境においても、きわめて容易に且つ短時間で釣用具の置き場所を設営することができる。
またレールを撤去する際も、クランプ差込口に差込んであるレールを引抜いてから吸盤ベースをレバー操作により取外すだけでよいため、きわめて短時間で撤去作業を完了することが可能である。
釣りは屋外で行われる機会が多いため、天候の急変によりゲリラ豪雨のような突然の降雨に見舞われることもある。また魚の生息する水辺(川や海)では増水(潮位の上昇)による河川の氾濫や高波のおそれもあるため、一刻も早く釣場から離れなければ釣り人が危険な状況に陥ることすら考えられる。
このような釣りの特有事情に鑑みると、本レールキャリアの撤去に要する作業時間が短いことは使用者にとって大きなメリットをもたらすものと考えられる。
釣りは屋外で行われる機会が多いため、天候の急変によりゲリラ豪雨のような突然の降雨に見舞われることもある。また魚の生息する水辺(川や海)では増水(潮位の上昇)による河川の氾濫や高波のおそれもあるため、一刻も早く釣場から離れなければ釣り人が危険な状況に陥ることすら考えられる。
このような釣りの特有事情に鑑みると、本レールキャリアの撤去に要する作業時間が短いことは使用者にとって大きなメリットをもたらすものと考えられる。
〔第2発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第2発明に係る釣り用レールキャリアは、
長尺状のレールと、
同レールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が左右側面と上面に開口し、かつ複数のネジ穴が正面に設けられたブラケットホルダと、
ヒンジ機構により同ブラケットホルダに連結される吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記吸盤ベースは、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
また上記の課題を解決するために、本願の第2発明に係る釣り用レールキャリアは、
長尺状のレールと、
同レールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が左右側面と上面に開口し、かつ複数のネジ穴が正面に設けられたブラケットホルダと、
ヒンジ機構により同ブラケットホルダに連結される吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記吸盤ベースは、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
第2発明の釣り用レールキャリアではブラケットホルダ上面のクランプ差込口31−2からレール2を挿通することで(図14参照)、地面に対し垂直な方向にレールを支持することが可能となっている。
また第2発明ではブラケットホルダと吸盤ベースの連結機構として「ヒンジ機構」を採用することで、ブラケットホルダ上面のクランプ差込口に差込んだレールを被吸着面と垂直な鉛直面内で任意の角度に傾斜することが可能となっている(同図14)。
そのため壁面(被吸着面)沿いにレールを取付けるだけでなく、壁面からせり出した状態でもレールを支持することができるため帽子や上着を掛けることも可能になる。
また第2発明ではブラケットホルダと吸盤ベースの連結機構として「ヒンジ機構」を採用することで、ブラケットホルダ上面のクランプ差込口に差込んだレールを被吸着面と垂直な鉛直面内で任意の角度に傾斜することが可能となっている(同図14)。
そのため壁面(被吸着面)沿いにレールを取付けるだけでなく、壁面からせり出した状態でもレールを支持することができるため帽子や上着を掛けることも可能になる。
〔第3発明〕
また上記の課題を解決するために本願の第3発明に係る釣り用レールキャリアは、第1または第2発明の釣り用レールキャリアであって、
前記レールの両端部に、同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ挿通口から抜け落ちるのを防止するためのストッパが取付けられる構成とした。
また上記の課題を解決するために本願の第3発明に係る釣り用レールキャリアは、第1または第2発明の釣り用レールキャリアであって、
前記レールの両端部に、同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ挿通口から抜け落ちるのを防止するためのストッパが取付けられる構成とした。
第3発明によれば釣り人がレールの端ちかくを通り過ぎるときに誤ってレールに衝突してしまった場合でも、ストッパによりレールの端部分が係止されるため衝突の勢いでレールがクランプ挿通口から抜け落ちてしまう事態を防ぎ得る。
〔第4発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第4発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールと、
同レールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が正面と上面に開口し、かつ複数のネジ穴が左右側面に設けられたブラケットホルダと、
同ブラケットホルダに連結される吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記吸盤ベースは、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
また上記の課題を解決するために、本願の第4発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールと、
同レールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が正面と上面に開口し、かつ複数のネジ穴が左右側面に設けられたブラケットホルダと、
同ブラケットホルダに連結される吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記吸盤ベースは、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
第4発明によればブラケットホルダ正面のクランプ差込口31(図17のクランプ差込口31−4・31−5)にレールを挿通することで、レールを被吸着面と垂直向きに固定できる。
ここで釣竿(もしくは長い棒状の物体)を支えるときに釣竿を被吸着面と直交する向きに立掛けると、バランスを崩して釣竿が横転してしまうことも多々ある。
しかし第4発明によれば、被吸着面から垂直方向に突き出したレールに対し釣竿を被吸着面と平行向きに立掛けることができるため、釣竿をバランスよく支持することが可能となる。
ここで釣竿(もしくは長い棒状の物体)を支えるときに釣竿を被吸着面と直交する向きに立掛けると、バランスを崩して釣竿が横転してしまうことも多々ある。
しかし第4発明によれば、被吸着面から垂直方向に突き出したレールに対し釣竿を被吸着面と平行向きに立掛けることができるため、釣竿をバランスよく支持することが可能となる。
〔第5発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第5発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールと、
同レールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が正面と上面に開口し、かつ複数のネジ穴が左右側面に設けられたブラケットホルダと、
ヒンジ機構により同ブラケットホルダに連結される吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記吸盤ベースは、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
また上記の課題を解決するために、本願の第5発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールと、
同レールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が正面と上面に開口し、かつ複数のネジ穴が左右側面に設けられたブラケットホルダと、
ヒンジ機構により同ブラケットホルダに連結される吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記吸盤ベースは、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
第5発明によればレールを被吸着面に対して垂直向きに固定できることから上記第4発明と同様の効果を奏するとともに、ヒンジ機構5(図17)の開閉によりブラケットホルダ3に配設された任意のクランプ差込口31に差込まれたレールを被吸着面と直交する鉛直面内で傾斜することが可能となる。
〔第6発明〕
また上記の課題を解決するために本願の第6発明に係る釣り用レールキャリアは、第1〜第5発明の釣り用レールキャリアであって、
前記レールは、複数の長尺状板材を伸縮自在に継ぎ合せて形成されている構成とした。
また上記の課題を解決するために本願の第6発明に係る釣り用レールキャリアは、第1〜第5発明の釣り用レールキャリアであって、
前記レールは、複数の長尺状板材を伸縮自在に継ぎ合せて形成されている構成とした。
第6発明によればレールは「長手軸方向にスライドすることで伸縮自在な構造」となっている(図15(a)・図15(b)参照)。そのため釣場の状況(広いスペース・狭いスペース)や吸盤ベースを吸着させる土台の大きさに合わせて、延ばすレールの長さを自由に選択できる。
これにより吸盤ベースの位置を動かすことなくレールを伸縮するだけで、様々な利用シーンに自在に対応可能となる。
また釣り人は釣用具を手荷物として持ち運ぶことが多いが、レールを伸縮可能として収納性を高めることで枝の生い茂った藪や足場の悪い岩場などの移動時にもレールが周囲に引っかかることを回避できる。
これにより吸盤ベースの位置を動かすことなくレールを伸縮するだけで、様々な利用シーンに自在に対応可能となる。
また釣り人は釣用具を手荷物として持ち運ぶことが多いが、レールを伸縮可能として収納性を高めることで枝の生い茂った藪や足場の悪い岩場などの移動時にもレールが周囲に引っかかることを回避できる。
〔第7発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第7発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が左右側面と上面に開口するとともに複数のネジ穴が正面に設けられたブラケットホルダ、に連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、
同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
また上記の課題を解決するために、本願の第7発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が左右側面と上面に開口するとともに複数のネジ穴が正面に設けられたブラケットホルダ、に連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、
同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
第7発明に係る吸盤ベースは、第1発明(釣り用レールキャリア)における吸盤ベースに対応した技術的特徴を有するため、上記第1発明と同様の効果を奏することが可能となる。
〔第8発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第8発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が左右側面と上面に開口するとともに複数のネジ穴が正面に設けられたブラケットホルダ、にヒンジ機構により連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
また上記の課題を解決するために、本願の第8発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が左右側面と上面に開口するとともに複数のネジ穴が正面に設けられたブラケットホルダ、にヒンジ機構により連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
第8発明に係る吸盤ベースは、第2発明(釣り用レールキャリア)における吸盤ベースに対応した技術的特徴を有するため、上記第2発明と同様の効果を奏することが可能となる。
〔第9発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第9発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が正面と上面に開口するとともに複数のネジ穴が左右側面に設けられたブラケットホルダ、に連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、
同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
また上記の課題を解決するために、本願の第9発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が正面と上面に開口するとともに複数のネジ穴が左右側面に設けられたブラケットホルダ、に連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、
同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
第9発明に係る吸盤ベースは、第4発明(釣り用レールキャリア)における吸盤ベースに対応した技術的特徴を有するため、上記第4発明と同様の効果を奏することが可能となる。
〔第10発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第10発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が正面と上面に開口するとともに複数のネジ穴が左右側面に設けられたブラケットホルダ、にヒンジ機構により連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
また上記の課題を解決するために、本願の第10発明に係る吸盤ベースは、
長尺状のレールの断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口が正面と上面に開口するとともに複数のネジ穴が左右側面に設けられたブラケットホルダ、にヒンジ機構により連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる構成とした。
第10発明に係る吸盤ベースは、第5発明(釣り用レールキャリア)における吸盤ベースに対応した技術的特徴を有するため、上記第5発明と同様の効果を奏することが可能となる。
以下、図1乃至図18を参照して、本発明の釣り用レールキャリアについて説明する。
[実施形態1]
本発明の実施形態1は、ブラケットホルダ3に一体成型により連結された吸盤ベース4(図4参照)を用いて釣り用レールキャリア1を構成した例である。
[実施形態1]
本発明の実施形態1は、ブラケットホルダ3に一体成型により連結された吸盤ベース4(図4参照)を用いて釣り用レールキャリア1を構成した例である。
図1は、実施形態1に係る釣り用レールキャリア1の構成要素を示す模式図である。
同図1において釣り用レールキャリア1は、長尺状のレール2と、ブラケットホルダ3と、同ホルダ3に連結される吸盤ベース4と、を有して構成されている。
同図1において釣り用レールキャリア1は、長尺状のレール2と、ブラケットホルダ3と、同ホルダ3に連結される吸盤ベース4と、を有して構成されている。
本レールキャリア1は図2に示すように、任意の個数(最小は1つ)の吸盤ベース4によりブラケットホルダ3を壁面(吸盤ベース4によって吸着される被吸着面)に固着し、同ホルダ3によりレール2を支持するものである。
以下、この内容について詳しく説明する。
以下、この内容について詳しく説明する。
レール2は図1に示すように、長尺状の板状部材で構成されている。
本例においてレール2の断面は長方形状に形成されているが、同レール2の断面は正方形を含む任意の多角形状や円形状を選択してもよい。
またレール2の材質は、金属製・合成樹脂製・木製のいずれを選定してもよい。
本例においてレール2の断面は長方形状に形成されているが、同レール2の断面は正方形を含む任意の多角形状や円形状を選択してもよい。
またレール2の材質は、金属製・合成樹脂製・木製のいずれを選定してもよい。
本例のブラケットホルダ3の左右両方の側面と上面には図5(a)・図5(b)に示すように、レール2の断面と同一形状かつ同一サイズのクランプ差込口31が開口している。
同図5(a)・図5(b)の例ではブラケットホルダ3に対して3つのクランプ差込口31−1〜31−3が設けられているが、クランプ差込口31の数は4口以上でもよい。
同図5(a)・図5(b)の例ではブラケットホルダ3に対して3つのクランプ差込口31−1〜31−3が設けられているが、クランプ差込口31の数は4口以上でもよい。
これらクランプ差込口31−1〜31−3のうち、クランプ差込口31−2はブラケットホルダ3上面に設けられたものである。
また同ホルダ3の右側面にあるクランプ差込口31−1ならびに左側面にあるクランプ差込口31−3は、左右対称の位置に設けられている。そのため一方の側面にあるクランプ差込口31−1(または31−3)から挿通したレール2を押込むことで、反対側のクランプ差込口31−3(または31−1)を貫通することが可能である。
また同ホルダ3の右側面にあるクランプ差込口31−1ならびに左側面にあるクランプ差込口31−3は、左右対称の位置に設けられている。そのため一方の側面にあるクランプ差込口31−1(または31−3)から挿通したレール2を押込むことで、反対側のクランプ差込口31−3(または31−1)を貫通することが可能である。
さらにブラケットホルダ3の正面には図5(a)・図5(b)に示すように、係合溝30が設けられている。
なお図5(a)の例では、各クランプ差込口31−1〜31−3にそれぞれ対応するように各係合溝30−1〜30−3が設けられている。
このクランプ差込口31を利用することで図11に例示するように、背面にクランプ34が装着された種々の物品(ドリンクホルダ36Aやフック36B、釣竿受(図示略)など)をブラケットホルダ3に取付可能である。
なお図5(a)の例では、各クランプ差込口31−1〜31−3にそれぞれ対応するように各係合溝30−1〜30−3が設けられている。
このクランプ差込口31を利用することで図11に例示するように、背面にクランプ34が装着された種々の物品(ドリンクホルダ36Aやフック36B、釣竿受(図示略)など)をブラケットホルダ3に取付可能である。
なお同図11に示すドリンクホルダ36A・フック36Bの背面には、クランプ34と平行に爪部35が取付けられている。この爪部35は、クランプ34がクランプ差込口31−1に挿通された際に、同差込口31−1に対応する係合溝30−1と噛合うようになっている。
このようにすることで、クランプ34によりクランプ差込口31−1に取付けられたドリンクホルダ36A・フック36B(図11)が障害物に衝突した場合でも、その衝撃により位置ずれしたり、落下することを未然防止することができる。
このようにすることで、クランプ34によりクランプ差込口31−1に取付けられたドリンクホルダ36A・フック36B(図11)が障害物に衝突した場合でも、その衝撃により位置ずれしたり、落下することを未然防止することができる。
さらに図11に示したクランプ機構(クランプ34と爪部35)は、クランプ差込口31がレール2の断面と同一形状かつ同一サイズに選定されているから、必然的にレール2にも取付けることが可能である。
換言すれば、ブラケットホルダ3により支持されたレール2(図2)を図11のクランプ34と爪部35により挟み込むことで、ドリンクホルダ36A・フック36B(図11)を水平に架け渡したレール2に装着できる。
換言すれば、ブラケットホルダ3により支持されたレール2(図2)を図11のクランプ34と爪部35により挟み込むことで、ドリンクホルダ36A・フック36B(図11)を水平に架け渡したレール2に装着できる。
また上記ブラケットホルダ3には図5(a)に示すように、複数のネジ穴32が正面に設けられている。
同図5(a)の例では3つのネジ穴32−1〜32−3が設けられているが、クランプ差込口31と同様にネジ穴32の数についても任意に選択可能である。
釣り用レールキャリア1の使用者は用途に応じて、ネジ穴32に対するネジBのネジ止めによりドリンクホルダや小物入れをはじめとする任意の物品を取付可能である。
同図5(a)の例では3つのネジ穴32−1〜32−3が設けられているが、クランプ差込口31と同様にネジ穴32の数についても任意に選択可能である。
釣り用レールキャリア1の使用者は用途に応じて、ネジ穴32に対するネジBのネジ止めによりドリンクホルダや小物入れをはじめとする任意の物品を取付可能である。
具体的には図12に示すように、留穴38(図12の例では留穴38−1〜38−3)が穿たれたプレート37を介して種々の物品(フック36B、ドリンクホルダ・釣竿受(図示略)など)をブラケットホルダ3(ネジ穴32)にネジBで取付可能である。
またブラケットホルダ3正面のネジ穴32を使用して、ネジB(または、雄ネジに樹脂製・ゴム製の頭部を設けたノブ)によりレール2を締付けることで同レール2の移動を制御(抜落ち防止のための位置固定)できる。
またブラケットホルダ3正面のネジ穴32を使用して、ネジB(または、雄ネジに樹脂製・ゴム製の頭部を設けたノブ)によりレール2を締付けることで同レール2の移動を制御(抜落ち防止のための位置固定)できる。
なお図5(a)においては直方体形状のブラケットホルダ3を例示しているが、左右側面・上面のクランプ差込口31ならびに正面の複数のネジ穴32を有するものであれば同ホルダ3の全体形状は任意(例えば、台形状・半円形状など)でよい。
つぎに吸盤ベース4の構造について説明する。
図3に示すように吸盤ベース4は、吸盤41と、レバー42と、円錐型コイルバネ43とを備えている。
吸盤41は、被吸着面に吸着する吸着面411(図7(b)参照)と、吸着面411の裏面部分である非吸着面412(図7(a)参照)からなる弾性部材である。
吸盤41は、ゴムなどの軟性材料で構成される。本例では図7(a)のように、吸盤41はゴム製の平板から作製されている。
図3に示すように吸盤ベース4は、吸盤41と、レバー42と、円錐型コイルバネ43とを備えている。
吸盤41は、被吸着面に吸着する吸着面411(図7(b)参照)と、吸着面411の裏面部分である非吸着面412(図7(a)参照)からなる弾性部材である。
吸盤41は、ゴムなどの軟性材料で構成される。本例では図7(a)のように、吸盤41はゴム製の平板から作製されている。
なお図9において円錐型コイルバネ43の自然長は非吸着面412から連結点Pまでの距離よりも長いため、同コイルバネ43は「自然長よりも圧縮された状態」で非吸着面412と連結点Pの間に挟まれている。
これにより吸盤41を被吸着面から遠ざける向きに、円錐型コイルバネ43の引張力が非吸着面412中央部に作用する。
その結果、平板状の弾性部材で構成された吸盤41が変形し、図9に示すように吸着面411の一部はくぼみ、その裏側にあたる非吸着面412の一部は隆起する。
これにより吸盤41を被吸着面から遠ざける向きに、円錐型コイルバネ43の引張力が非吸着面412中央部に作用する。
その結果、平板状の弾性部材で構成された吸盤41が変形し、図9に示すように吸着面411の一部はくぼみ、その裏側にあたる非吸着面412の一部は隆起する。
さらに吸盤41には図8に示すように、非吸着面412の中央部に対して、起立した垂直軸413が取付けられる。
図3の例では、吸盤41ならびに垂直軸413が物理的に別々の部材で構成されているが、垂直軸413は吸盤41本体と物理的に同一とするために一体成型してもよい。
なお吸盤ベース4本体は、吸盤41の非吸着面412がブラケットホルダ3背面と向き合うように同ブラケットホルダ3に連結される。
図3の例では、吸盤41ならびに垂直軸413が物理的に別々の部材で構成されているが、垂直軸413は吸盤41本体と物理的に同一とするために一体成型してもよい。
なお吸盤ベース4本体は、吸盤41の非吸着面412がブラケットホルダ3背面と向き合うように同ブラケットホルダ3に連結される。
レバー42は図3に示すように、吸盤41を被吸着面から着脱するための棒状の部材からなる。同レバー42の材料は、金属製・合成樹脂製・木製のいずれでもよい。
レバー42は、垂直軸413に対して芯状部材421により回動可能に連結(軸支)される。
レバー42は、垂直軸413に対して芯状部材421により回動可能に連結(軸支)される。
そのため芯状部材421によりレバー42と垂直軸413が連結された一端は「テコの支点」(図9中の連結点P)を成すとともに、開放端であるレバー42の他端は「テコの力点」を成している。
なお使用者がレバー42を操作(上げ下げ)したときの「テコの作用点」は、垂直軸413の根元にあたる吸盤41の中央部である。
なお使用者がレバー42を操作(上げ下げ)したときの「テコの作用点」は、垂直軸413の根元にあたる吸盤41の中央部である。
円錐型コイルバネ43は図3に示すように、螺旋状の細線部材により構成された円錐型の弾性部材である。本例において円錐型コイルバネ43は図9に示すように、吸盤41の垂直軸413に挿通される
また同コイルバネ43の自然長は、吸盤41の非吸着面412からテコの支点(垂直軸413とレバー42の連結点P)までの距離よりも長く構成されている。そのため同コイルバネ43は、自然長よりも縮めた状態で非吸着面412と連結点Pの間に挟まれている。
なお上記コイルバネ43には円筒型のコイルバネも採用可能ではあるものの、コイルバネ43を円錐型とした方が円筒型よりも縮めたときの厚みを薄くすることができ、吸盤のサイズをよりコンパクトにすることが可能になる。
また同コイルバネ43の自然長は、吸盤41の非吸着面412からテコの支点(垂直軸413とレバー42の連結点P)までの距離よりも長く構成されている。そのため同コイルバネ43は、自然長よりも縮めた状態で非吸着面412と連結点Pの間に挟まれている。
なお上記コイルバネ43には円筒型のコイルバネも採用可能ではあるものの、コイルバネ43を円錐型とした方が円筒型よりも縮めたときの厚みを薄くすることができ、吸盤のサイズをよりコンパクトにすることが可能になる。
以下、上記構成を有する本レールキャリア1の使用方法を説明する。
釣り用レールキャリア1の組立前は、吸盤ベース4のレバー42は上がった状態(図9)となっている。
そのため同図9のように、まず使用者は吸盤ベース4の吸盤41(吸着面411)を、同ベース4の取付対象とする被吸着面に密着させる。これにより同吸着面411と被吸着面で囲まれた閉空間内から空気がある程度排出される。
なお本レールキャリア1が具備する吸盤ベース4は高い吸着性能を有するため、微細な粒状の突起が複雑に形成された「シボ面」も取付対象(被吸着面)として選択可能である。
釣り用レールキャリア1の組立前は、吸盤ベース4のレバー42は上がった状態(図9)となっている。
そのため同図9のように、まず使用者は吸盤ベース4の吸盤41(吸着面411)を、同ベース4の取付対象とする被吸着面に密着させる。これにより同吸着面411と被吸着面で囲まれた閉空間内から空気がある程度排出される。
なお本レールキャリア1が具備する吸盤ベース4は高い吸着性能を有するため、微細な粒状の突起が複雑に形成された「シボ面」も取付対象(被吸着面)として選択可能である。
つぎに使用者は「レバー42の押下げ操作」を行う。この操作に伴い図10に示すように、吸盤41の非吸着面412に取付けられた垂直軸413が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られる。
このとき吸着面411と被吸着面が密着した状態のまま同吸着面411と被吸着面で囲まれた閉空間(図10におけるドーム状空間)の体積が増すことになるため、結果的に同空間内部の負圧が低くなり真空状態に近づく。
すると大気圧により吸盤41が被吸着面に押付けられ、吸盤41の吸着面411が被吸着面に吸着する。
このとき吸盤ベース41の耐荷重として、本願発明者の実測値により少なくとも6キログラムの耐荷重が保証される。
このとき吸着面411と被吸着面が密着した状態のまま同吸着面411と被吸着面で囲まれた閉空間(図10におけるドーム状空間)の体積が増すことになるため、結果的に同空間内部の負圧が低くなり真空状態に近づく。
すると大気圧により吸盤41が被吸着面に押付けられ、吸盤41の吸着面411が被吸着面に吸着する。
このとき吸盤ベース41の耐荷重として、本願発明者の実測値により少なくとも6キログラムの耐荷重が保証される。
上記のごとく吸盤ベース4を被吸着面に取付けると、つぎに使用者はブラケットホルダ3にレール2を取付ける。
ここでレール2を水平方向に懸架する場合、使用者はブラケットホルダ3の側面にあるクランプ差込口31からレール2を挿通する(図2)。このときレール2は、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となる。
またレール2を地面に対して垂直方向に支持したい場合、使用者はブラケットホルダ3上面にあるクランプ差込口31にレール2を差込むことも可能である。
なおブラケットホルダ3正面のネジ穴32を通じてレール2をネジBで締付けることで、レール位置を固定可能である。
ここでレール2を水平方向に懸架する場合、使用者はブラケットホルダ3の側面にあるクランプ差込口31からレール2を挿通する(図2)。このときレール2は、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となる。
またレール2を地面に対して垂直方向に支持したい場合、使用者はブラケットホルダ3上面にあるクランプ差込口31にレール2を差込むことも可能である。
なおブラケットホルダ3正面のネジ穴32を通じてレール2をネジBで締付けることで、レール位置を固定可能である。
つぎにレール2を取外すときの動作について説明する。
レバー42が押下げられた状態(図10)のときに使用者が「レバー42の引上げ操作」を行うと、吸盤41の非吸着面412に取付けられた垂直軸413が被吸着面に近づく方向に押される(図9)。
このとき吸盤41の吸着面411と被吸着面で囲まれた閉空間の体積が減少し、同空間内部の圧力が高くなり真空状態でなくなる。そのため吸盤ベース4が被吸着面に対する吸着状態から解放される。
レバー42が押下げられた状態(図10)のときに使用者が「レバー42の引上げ操作」を行うと、吸盤41の非吸着面412に取付けられた垂直軸413が被吸着面に近づく方向に押される(図9)。
このとき吸盤41の吸着面411と被吸着面で囲まれた閉空間の体積が減少し、同空間内部の圧力が高くなり真空状態でなくなる。そのため吸盤ベース4が被吸着面に対する吸着状態から解放される。
なお図9のようにレバー42が引上げられると、円錐型コイルバネ43は吸盤41の非吸着面412から受けていた圧縮力から解放される。
すると円錐型コイルバネ43の復元力が吸盤41の吸着面411中央部に作用し、同吸着面411の中央部が突き出るように吸盤41の形状が変形される(同図9)。
このように吸着面411の中央部が突出することで、つぎに吸盤41を取付ける際の吸着面411と被吸着面で囲まれる閉空間の体積が小さくなり、同吸着面411における負圧の低減効果を向上できる。
すると円錐型コイルバネ43の復元力が吸盤41の吸着面411中央部に作用し、同吸着面411の中央部が突き出るように吸盤41の形状が変形される(同図9)。
このように吸着面411の中央部が突出することで、つぎに吸盤41を取付ける際の吸着面411と被吸着面で囲まれる閉空間の体積が小さくなり、同吸着面411における負圧の低減効果を向上できる。
以上説明したように実施形態1の釣り用レールキャリア1によれば吸盤ベースと連結されたブラケットホルダに対し、取付方式の異なる2種類の取付孔(ネジ穴32、クランプ差込孔31)がそれぞれ複数箇所に設けられている(図1)。
そのため使用者の置かれた状況に応じて柔軟に、小物入れ・ドリンクホルダ・釣竿受を取付けたり、懸架するためのレールを設置することが可能となっている。
そのため使用者の置かれた状況に応じて柔軟に、小物入れ・ドリンクホルダ・釣竿受を取付けたり、懸架するためのレールを設置することが可能となっている。
また実施形態1によれば吸盤41が被吸着面から取外された状態(レバー42を引上げた状態)にあるとき、円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面411中央部が突き出るため(図9)、吸盤内の閉空間の体積を小さくできる。
これにより吸盤内に閉込められる空気の量が少なくなり通常の吸盤ベースよりも吸盤の負圧を下げる(低くする)ことができるため、釣用具を懸架するレールをクーラーボックス壁面をはじめとする「任意の取付場所に高い吸着力で固着可能」となる。
これにより吸盤内に閉込められる空気の量が少なくなり通常の吸盤ベースよりも吸盤の負圧を下げる(低くする)ことができるため、釣用具を懸架するレールをクーラーボックス壁面をはじめとする「任意の取付場所に高い吸着力で固着可能」となる。
[実施形態2]
本発明の実施形態2は、被吸着面と直交する鉛直面内で「レールを傾斜」することができるように釣り用レールキャリア1Aを構成した例である。
本発明の実施形態2は、被吸着面と直交する鉛直面内で「レールを傾斜」することができるように釣り用レールキャリア1Aを構成した例である。
本例の釣り用レールキャリア1Aにおいてブラケットホルダ3と吸盤ベース4は、図13に示すような「ヒンジ機構5」により相互に連結されている。
同ヒンジ機構5の軸まわりにブラケットホルダ3を回動させることで(図14参照)、同ホルダ3を被吸着面に対して傾斜させることが可能となる。なお同図14中の破線矢印は、被吸着面に垂直な鉛直面内におけるブラケットホルダ3の回動方向を表す。
同ヒンジ機構5の軸まわりにブラケットホルダ3を回動させることで(図14参照)、同ホルダ3を被吸着面に対して傾斜させることが可能となる。なお同図14中の破線矢印は、被吸着面に垂直な鉛直面内におけるブラケットホルダ3の回動方向を表す。
実施形態2によればヒンジ機構5を用いて、ブラケットホルダ3と吸盤ベース4が回動可能に連結されている。
そのため実施形態1と同様に壁面(被吸着面)沿いにレール2を取付ける機能に加え、同ホルダ3が被吸着面から突き出した状態(図14)のときにレール2をクランプ差込口31−2に挿通することでフック機能も付加できる。
これにより本願の釣り用レールキャリアを利用して、帽子・上着・持手付の袋・リュックをはじめ様々な野外用品を吊下げることが可能になる。
そのため実施形態1と同様に壁面(被吸着面)沿いにレール2を取付ける機能に加え、同ホルダ3が被吸着面から突き出した状態(図14)のときにレール2をクランプ差込口31−2に挿通することでフック機能も付加できる。
これにより本願の釣り用レールキャリアを利用して、帽子・上着・持手付の袋・リュックをはじめ様々な野外用品を吊下げることが可能になる。
[変形例:伸縮自在なレールの採用]
上記実施形態の釣り用レールキャリアでは、レールとして複数の長尺状板部材を伸縮自在に継ぎ合せて形成したものも使用可能である。
図15(a)の例では、レール2Aは長手軸方向にスライド可能に構成されており、伸縮自在な構造となっている。
またレールの構造は、図15(b)に示すレール2Bのように細長で直方体形状の複数の箱部材を入れ子構造にすることも可能である。
上記構成を採用することにより、釣場の状況(広いスペース・狭いスペース)や吸盤ベースを吸着させる土台の大きさに応じて、延ばすレールの長さを自由に選択できる。
そのため吸盤ベース4の取付位置を動かすことなくレールを伸縮するだけで、釣り用レールキャリアを様々な利用シーンに適用可能になる。
上記実施形態の釣り用レールキャリアでは、レールとして複数の長尺状板部材を伸縮自在に継ぎ合せて形成したものも使用可能である。
図15(a)の例では、レール2Aは長手軸方向にスライド可能に構成されており、伸縮自在な構造となっている。
またレールの構造は、図15(b)に示すレール2Bのように細長で直方体形状の複数の箱部材を入れ子構造にすることも可能である。
上記構成を採用することにより、釣場の状況(広いスペース・狭いスペース)や吸盤ベースを吸着させる土台の大きさに応じて、延ばすレールの長さを自由に選択できる。
そのため吸盤ベース4の取付位置を動かすことなくレールを伸縮するだけで、釣り用レールキャリアを様々な利用シーンに適用可能になる。
[変形例:ストッパ]
上記実施形態の釣り用レールキャリアでは図16に示すように、レール2の両端部にストッパ6を取付けることも可能である。
このようにすることで釣り人がレール2の端部分に誤ってぶつかってしまった場合でも、ストッパ6によりレール2の端部分が係止される。そのため衝突の勢いで、ブラケットホルダ3左右側面のクランプ差込口31からレール2が抜落ちてしまう事態を防ぎ得る。
上記実施形態の釣り用レールキャリアでは図16に示すように、レール2の両端部にストッパ6を取付けることも可能である。
このようにすることで釣り人がレール2の端部分に誤ってぶつかってしまった場合でも、ストッパ6によりレール2の端部分が係止される。そのため衝突の勢いで、ブラケットホルダ3左右側面のクランプ差込口31からレール2が抜落ちてしまう事態を防ぎ得る。
[変形例:クランプ差込口とネジ穴の配設位置]
上記実施形態の釣り用レールキャリアでは、ブラケットホルダ3におけるクランプ差込口31とネジ穴32の配設位置を相互に入替えることも可能である。
すなわち実施形態1・2においてブラケットホルダ3左右側面に配設されていたクランプ差込口31を、図17に示すように同ホルダ3の正面に配設する(図17のクランプ差込口31−4・31−5参照)。
また実施形態1・2においてブラケットホルダ3正面に配設されていたネジ穴32は、図17のごとく同ホルダ3の左右側面に配置する(図17の左側面部に設けられたネジ穴32−4〜32−6参照)。
上記実施形態の釣り用レールキャリアでは、ブラケットホルダ3におけるクランプ差込口31とネジ穴32の配設位置を相互に入替えることも可能である。
すなわち実施形態1・2においてブラケットホルダ3左右側面に配設されていたクランプ差込口31を、図17に示すように同ホルダ3の正面に配設する(図17のクランプ差込口31−4・31−5参照)。
また実施形態1・2においてブラケットホルダ3正面に配設されていたネジ穴32は、図17のごとく同ホルダ3の左右側面に配置する(図17の左側面部に設けられたネジ穴32−4〜32−6参照)。
図17に示したブラケットホルダ3を吸盤ベース4により被吸着面に取付けた場合、レール2が同ホルダ3正面のクランプ差込口31−4ないしは31−5から挿通されると、同レール2は、レール軸方向が被吸着面に対して垂直向きに固定される。
なおクランプ差込口31をブラケットホルダ3の正面に配設し且つネジ穴32をブラケットホルダ3の左右側面に配設した構成においても、左右側面のネジ穴32(図17の例では、ネジ穴32−4〜32−6)を通じてネジBで締付けることで、正面のクランプ差込口31(図17の例では、クランプ差込口31−4)から挿通されたレール2の位置を固定可能である。
なおクランプ差込口31をブラケットホルダ3の正面に配設し且つネジ穴32をブラケットホルダ3の左右側面に配設した構成においても、左右側面のネジ穴32(図17の例では、ネジ穴32−4〜32−6)を通じてネジBで締付けることで、正面のクランプ差込口31(図17の例では、クランプ差込口31−4)から挿通されたレール2の位置を固定可能である。
またレール2がブラケットホルダ3上面のクランプ差込口31−6・31−7(図18(a))から挿通されることにより、同レール2は、被吸着面と直交する鉛直面内でヒンジ機構4の開閉に付随して傾斜可能となる。
上述した図17においてもブラケットホルダ3と吸盤ベース4は、一体成型により物理的に同一の部材として構成してもよい。
上述した図17においてもブラケットホルダ3と吸盤ベース4は、一体成型により物理的に同一の部材として構成してもよい。
なお図18(a)の例では図17に示したブラケットホルダ3の上面に、側面と平行に延伸するクランプ差込口31−6・31−7を設けているが、クランプ差込口31の向きは図18(b)のように同ホルダ3正面と平行に延伸するように配設してもよい。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る各種の変形が可能である。
1 釣り用レールキャリア
2 レール
3 ブラケットホルダ
30 係合溝
31 クランプ差込口
32 ネジ穴
4 吸盤ベース
41 吸盤
42 レバー
43 円錐型コイルバネ
5 ヒンジ機構
6 ストッパ
2 レール
3 ブラケットホルダ
30 係合溝
31 クランプ差込口
32 ネジ穴
4 吸盤ベース
41 吸盤
42 レバー
43 円錐型コイルバネ
5 ヒンジ機構
6 ストッパ
Claims (10)
- クランプと爪部により挟込むことが可能な長方形断面を有する長尺状のレールと、
同レールの長方形断面と同一形状かつ同一サイズの差込口であってレールの挿通とクランプの差込の両方に対応したクランプ差込口が左右側面と上面に開口し、かつ各クランプ差込口にそれぞれ対応する前記爪部と噛合う係合溝と複数のネジ穴とが正面に設けられた直方体形状の2つのブラケットホルダと、
同ブラケットホルダにそれぞれ連結される吸盤ベースであって、同一平面の被吸着面に吸着される2つの吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記2つの吸盤ベースは各々、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、前記レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、
同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる
ように構成されたことを特徴とする、釣り用レールキャリア。
- クランプと爪部により挟込むことが可能な長方形断面を有する長尺状のレールと、
同レールの長方形断面と同一形状かつ同一サイズの差込口であってレールの挿通とクランプの差込の両方に対応したクランプ差込口が左右側面と上面に開口し、かつ各クランプ差込口にそれぞれ対応する前記爪部と噛合う係合溝と複数のネジ穴とが正面に設けられた直方体形状の2つのブラケットホルダと、
同一平面の被吸着面に吸着される2つの吸盤ベースであって、前記ブラケットホルダの左右側面にあるクランプ差込口から挿通されたレール軸方向と直交する上下方向に可動するヒンジ機構により同ブラケットホルダに連結される吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記2つの吸盤ベースは各々、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり加えて前記ヒンジ機構の開閉に付随してレール軸方向と直交する上下方向に傾斜可能となり、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して上下方向に傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる
ように構成されたことを特徴とする、釣り用レールキャリア。
- 請求項1または2に記載の釣り用レールキャリアであって、
前記レールの両端部に、同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から抜け落ちるのを防止するためのストッパが取付けられる
ように構成されたことを特徴とする、釣り用レールキャリア。
- クランプと爪部により挟込むことが可能な長方形断面を有する長尺状のレールと、
同レールの長方形断面と同一形状かつ同一サイズの差込口であってレールの挿通とクランプの差込の両方に対応したクランプ差込口が正面と上面に開口し、かつ各クランプ差込口にそれぞれ対応する前記爪部と噛合う係合溝と複数のネジ穴とが左右側面に設けられた直方体形状の2つのブラケットホルダと、
同ブラケットホルダにそれぞれ連結される吸盤ベースであって、同一平面の被吸着面に吸着される2つの吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記2つの吸盤ベースは各々、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる
ように構成されたことを特徴とする、釣り用レールキャリア。
- クランプと爪部により挟込むことが可能な長方形断面を有する長尺状のレールと、
同レールの長方形断面と同一形状かつ同一サイズの差込口であってレールの挿通とクランプの差込の両方に対応したクランプ差込口が正面と上面に開口し、かつ各クランプ差込口にそれぞれ対応する前記爪部と噛合う係合溝と複数のネジ穴とが左右側面に設けられた直方体形状の2つのブラケットホルダと、
同一平面の被吸着面に吸着される2つの吸盤ベースであって、前記ブラケットホルダの左右側面と直交する上下方向に可動するヒンジ機構により同ブラケットホルダに連結される吸盤ベースと、
を有して成る釣り用レールキャリアであって、
前記2つの吸盤ベースは各々、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
当該釣り用レールキャリアは、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して上下方向に傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる
ように構成されたことを特徴とする、釣り用レールキャリア。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の釣り用レールキャリアであって、
前記レールは、複数の長尺状板材を伸縮自在に継ぎ合せて形成されている
ように構成されたことを特徴とする、釣り用レールキャリア。
- クランプと爪部により挟込むことが可能な長方形断面を有する長尺状のレールの同長方形断面と同一形状かつ同一サイズの差込口であってレールの挿通とクランプの差込の両方に対応したクランプ差込口が左右側面と上面に開口するとともに、各クランプ差込口にそれぞれ対応する前記爪部と噛合う係合溝と複数のネジ穴とが正面に設けられた直方体形状のブラケットホルダ、に連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、
同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる
ように構成されたことを特徴とする、吸盤ベース。
- クランプと爪部により挟込むことが可能な長方形断面を有する長尺状のレールの同長方形断面と同一形状かつ同一サイズの差込口であってレールの挿通とクランプの差込の両方に対応したクランプ差込口が左右側面と上面に開口するとともに、各クランプ差込口にそれぞれ対応する前記爪部と噛合う係合溝と複数のネジ穴とが正面に設けられた直方体形状のブラケットホルダに、同ブラケットホルダの左右側面にあるクランプ差込口から挿通されたレール軸方向と直交する上下方向に可動するヒンジ機構により連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ左右側面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と平行に固定されるとともに同レール軸方向にスライド移動可能となり加えて前記ヒンジ機構の開閉に付随してレール軸方向と直交する上下方向に傾斜可能となり、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直行する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して上下方向に傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる
ように構成されたことを特徴とする、吸盤ベース。
- クランプと爪部により挟込むことが可能な長方形断面を有する長尺状のレールの同長方形断面と同一形状かつ同一サイズの差込口であってレールの挿通とクランプの差込の両方に対応したクランプ差込口が正面と上面に開口するとともに、各クランプ差込口にそれぞれ対応する前記爪部と噛合う係合溝と複数のネジ穴とが左右側面に設けられた直方体形状のブラケットホルダ、に連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、
同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで、次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる
ように構成されたことを特徴とする、吸盤ベース。
- クランプと爪部により挟込むことが可能な長方形断面を有する長尺状のレールの同長方形断面と同一形状かつ同一サイズの差込口であってレールの挿通とクランプの差込の両方に対応したクランプ差込口が正面と上面に開口するとともに、各クランプ差込口にそれぞれ対応する前記爪部と噛合う係合溝と複数のネジ穴とが左右側面に設けられた直方体形状のブラケットホルダに、同ブラケットホルダの左右側面と直交する上下方向に可動するヒンジ機構により連結される吸盤ベースであって、
被吸着面に吸着する吸着面と、同吸着面の裏面である非吸着面からなる吸盤であって、同非吸着面の中央部に起立した垂直軸が取付けられた吸盤と、
同吸盤を被吸着面から着脱するための棒状のレバーであって、同吸盤の垂直軸に連結された一端がテコの支点を成すとともに開放端である他端がテコの力点を成すレバーと、
前記吸盤の垂直軸に挿通される螺旋状の円錐型コイルバネであって、同吸盤の非吸着面と前記テコの支点の間に挟まれるとともに同吸盤の非吸着面から同テコの支点までの距離よりも自然長の長い円錐型コイルバネと、
を備えるとともに、
同吸盤の非吸着面がブラケットホルダ背面と向き合うように連結されており、
加えて、前記レバーの押下げ操作がされると垂直軸が被吸着面から遠ざかる方向に引っ張られ、同レバーの引上げ操作がされると垂直軸が被吸着面に近づく方向に押されるように構成され、
(1)同レバーの押下げ操作により吸盤の吸着面が被吸着面に吸着しているときに、
(A)同レールがブラケットホルダ正面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、レール軸方向が被吸着面と垂直に固定され、
(B)同レールがブラケットホルダ上面のクランプ差込口から挿通されることにより、同レールは、被吸着面と直交する鉛直面内で前記ヒンジ機構の開閉に付随して上下方向に傾斜可能となり、
(2)同レバーの引上げ操作により円錐型コイルバネが非吸着面による圧縮力から解放されたとき、
同円錐型コイルバネの復元力により吸盤の吸着面の中央部が突き出ることで次回の吸盤吸着時における同吸着面の負圧を減少させる
ように構成されたことを特徴とする、吸盤ベース。
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