JPH085382A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JPH085382A
JPH085382A JP6141936A JP14193694A JPH085382A JP H085382 A JPH085382 A JP H085382A JP 6141936 A JP6141936 A JP 6141936A JP 14193694 A JP14193694 A JP 14193694A JP H085382 A JPH085382 A JP H085382A
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JP
Japan
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angular velocity
velocity sensor
diaphragm
driving
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JP6141936A
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English (en)
Inventor
Sachiosa Takeuchi
祥修 竹内
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動用圧電素子及び検知用圧電素子を同一面に
形成することにより従来より格段に構造を簡単とするこ
とが可能な角速度センサを提供する。 【構成】回動軸心に略平行な支持主面20を有する振動
板2の上記支持主面20に一乃至複数の駆動用圧電素子
3及び一乃至複数の検知用圧電素子4a、4bを配設す
る。駆動用圧電素子3に電界を印加すれば、駆動用圧電
素子3はその支持主面20と平行な方向すなわちz軸方
向へ伸縮し、その結果、振動板2はy軸方向へ撓み、振
動板2に角加速度が作用すると、上記撓み方向と直角方
向のコリオリ力が振動板2に加えられ、振動板2に配設
された検知用圧電素子4a,4bがこのコリオリ力に応
じて信号電圧を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動体に圧電素子が配
置された圧電振動型の角速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】圧電素子を用いた振動式角速度センサの
従来技術として、特開昭61−180107がある。こ
れは、金属板で構成された音叉片の両脚部の側面に駆動
用圧電素子を装着し、上記側面と直交する面に検知用の
バイモルフを装着し、前記両脚部に生じるコリオリ力に
よる振動を検出することにより、角速度を検出してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の角速度センサては、駆動と直交した方向に発生するコ
リオリカを検出する為、駆動用素子と検知用素子とを互
いに直交する面内に配置する必要があった。しかしなが
ら、このように2種類の圧電素子を直交配置するために
は、振動板に精密かつ互いに直交する二対の平面を加工
せねばならず、又、前記圧電素子を直交配置する為の工
程が必要の為、構造、工程が複雑となるという問題があ
った。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、駆動用圧電素子及び検知用圧電素子を同一面に形
成することにより従来より格段に構造を簡単とすること
が可能な角速度センサを提供することをその目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の角速度センサの
第1の構成は、回動軸心に略平行な支持主面を有する振
動板と、一方の電極面が前記支持主面に固定される検知
用圧電素子と、一方の電極面が前記検知用圧電素子と異
なる部位にて前記支持主面に固定されるとともに電界が
印加される駆動用圧電素子とを備えることを特徴として
いる。
【0006】本発明の第2の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記振動板のコリオリ力により逆方向の撓
みを受ける一対の検知用圧電素子を有することを特徴と
している。本発明の第3の構成は、上記第2の構成にお
いて更に、前記振動板が前記両検知素子の間にて前記回
動軸心に平行なスリット分割された一対の片を有し、前
記検知用圧電素子は前記両片に個別に配設されることを
特徴としている。
【0007】本発明の第4の構成は、上記第2の構成に
おいて更に、前記振動板が前記回動軸心に平行な音叉片
を有する音叉形状を有し、前記音叉片の少なくとも一つ
又は両方に検知用圧電素子が配設されることを特徴とし
ている。本発明の第5の構成は、上記第3又は第4の構
成において更に、前記駆動用圧電素子が、振動板の前記
片又は音叉片又は基部に配設されることを特徴としてい
る。
【0008】本発明の第6の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、一対の前記駆動用圧電素子が前記振動板の
支持主面に配設され、前記両駆動用圧電素子が、共通の
圧電板と、前記圧電板の一主面の左右に配設された一対
の電極膜とを有することを特徴としている。本発明の第
7の構成は、上記第1の構成において更に、前記駆動用
圧電素子による前記振動板の振動を検出するための参照
用圧電素子が前記音叉片の前記支持主面に配設されるこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用及び発明の効果】本発明の第1の構成では回動軸
心に略平行な振動板の支持主面に検知用圧電素子及び駆
動用圧電素子が配設される。この駆動用圧電素子にその
厚さ方向すなわちz軸方向(電極膜が形成される主面と
直角な方向)へ電界を印加すれば、駆動用圧電素子はそ
の支持主面と平行な方向すなわちx軸方向又はy軸方向
へ伸縮し、その結果、振動板はx軸方向又はy軸方向へ
撓み、その結果、振動板に角加速度が作用すると、上記
x軸方向又はy軸方向の内、上記撓み方向と直角方向の
コリオリ力が振動板に加えられ、振動板に配設された検
知用圧電素子がこのコリオリ力に応じて信号電圧を発生
する。
【0010】すなわち、本構成の角速度センサは同一面
に両圧電素子を配設することができ、従来のように振動
板に一対の面を互いに高精度に直角に設ける必要が無
く、前記圧電素子を直交配置する為の工程が不要の為、
構造、組立が格段に簡単となる。本発明の第2の構成で
は、上記第1の構成において更に、振動板のコリオリ力
により逆方向の撓みを受ける一対の検知用圧電素子の出
力電圧の和を出力する。
【0011】このようにすれば、信号電圧を増大するこ
とができる。特に、上記両検知素子に加えられる駆動素
子による撓みは同一方向であると、この駆動素子による
撓みにより検知素子に生じる同相電圧をキャンセルする
ことができるという優れた効果を奏する。本発明の第3
又は5の構成では、上記第2の構成において更に、両検
知素子の間の振動板の部分にスリットを設けるので、振
動板の駆動素子により撓められる方向及びそれと直角の
コリオリ力により撓められる方向の剛性が低下し、感度
が向上する。
【0012】本発明の第4又は5の構成では、上記第2
の構成において更に、音叉構造の振動板を採用するの
で、振動板の固有振動数での共振を利用でき、感度の一
層の向上が実現する。本発明の第6の構成は、上記第1
の構成において更に、一対の駆動用圧電素子を振動板の
同一の支持主面に配設し、これら駆動用圧電素子対を逆
方向に伸縮させて支持主面と平行方向に撓み振動を発生
させるに際し、両駆動用圧電素子を共通の圧電板とその
一主面の左右に配設された一対の電極膜とにより一体化
しているので、駆動用圧電素子対の製造、固着が簡単、
高精度とすることができる。
【0013】本発明の第9の構成では、上記第1の構成
において更に、駆動用圧電素子による振動板の振動を検
出するための参照用圧電素子を駆動用圧電素子や検知用
圧電素子と同一の支持主面に配設するので、製造、組立
が簡単なのにもかかわらず精度向上を実現することがで
きる。
【0014】
【実施例】本発明の角速度センサの各実施例を図面を参
照して説明する。 (実施例1)本実施例の角速度センサは、図1に示すよ
うに、回動軸心Mを中心とする支持台1と、支持台1の
上面から回動軸心Mと平行に立設される振動板2と、振
動板2の支持主面20に固着される駆動素子3及び検知
素子4a、4bとを有している。支持主面20は回動軸
心Mに平行に形成されている。駆動素子3は回動軸心M
と平行に配設されている。検知素子4a、4bは回動軸
心Mと平行に配設されている。検知素子4a、4bは、
支持主面20の両長辺から個別に等距離位置に配設さ
れ、かつ、支持主面20の先端側短辺から等距離位置に
配設されている。
【0015】駆動素子3及び検知素子4a、4bはPZ
Tなどの圧電板の両主面に電極膜を被着してなり、一方
の電極膜は恒弾性合金等からなる振動板2の支持主面2
0に固着されている。次に、この角速度センサの作動を
説明する。駆動素子3の両電極膜間に一定周波数の交流
電圧を印加すると、駆動用圧電素子3は支持主面20と
平行(z方向)に伸縮し、その結果、振動板2は、駆動
用圧電素子3の伸長時に支持主面20が凸面となる向き
に、駆動用圧電素子3の収縮時に支持主面20が凹面と
なる向きに湾曲し、結局、振動板2は支持主面20と直
角方向(すなわち振動板2の厚さ方向、y方向)に湾曲
振動(以下、撓み振動ともいう)する。ここで、支持台
1をz軸に平行な回動軸心Mを中心として回動すると、
振動板2に作用するコリオリ力により、振動板2は支持
主面20の短辺方向(x方向)に撓み振動し、これによ
り検知素子4a、4bに信号電圧が発生する。
【0016】上記した配置を取るために、検知素子4
a、4bの一方には圧縮応力、他方には引張応力が発生
する。よって合成信号電圧が増加する向きに検知素子4
a、4bの信号電圧を加算することにより角速度を検出
することができ、同相ノイズ電圧(例えばy方向の撓み
振動)をキャンセルすることができる。一方、検知素子
4a、4bの信号電圧を減算すると(x方向の撓み振動
による信号電圧を相殺する向きに接続すると)、y方向
への撓み振動による応力から信号電圧が得られ、駆動の
状態を参照することができる。
【0017】図1の(b)に、検知素子4a、4bの信
号電圧を加減算する具体回路例を示す。 (実施例2)他の実施例の角速度センサを図2により説
明する。この実施例は、図1の構造において更に、振動
板21の先端(上端)の幅方向中央部から回動軸心Mに
沿ってスリット21を凹設したものであって、これによ
り、振動板2の上半分は左片22と右片23とが並立す
る構造となっている。
【0018】左片22には検知素子4aが、右片23に
は検知素子4bが固着されている。作動原理そのものは
実施例1と同じであるが、振動板21のx方向への屈曲
に対する剛性が低下する分だけ検出感度が向上する。な
お、検知素子4a、4bは、コリオリ力による屈曲の応
力中心軸よりずらして固着されており、これにより、両
者の素子により効果的に圧縮応力または引張応力が加わ
る様にすることで、検出感度の向上を図っている。すな
わち、この実施例では検知素子4a、4bは支持主面2
0の内辺L,外辺Rにより近接して配設されている。一
方、次に説明する実施例3では検知素子4a、4bはそ
れぞれ支持主面20の外辺寄りに配設されている。 (実施例3)他の実施例の角速度センサを図3により説
明する。
【0019】この実施例は、振動板2を、音叉形状と
し、更に、振動板2の音叉片をなす左片22に検知素子
4aと駆動素子3aとを配設し、振動板2の音叉片をな
す右片23に検知素子4bと駆動素子3bとを配設した
ものである。各検知素子4a、4b及び駆動素子3a,
3bは同一面即ち支持主面20に配設されることは上記
実施例と同じである。
【0020】左片22及び右片23はy軸方向へ撓み振
動に対して等しい固有振動数を有している。いま、駆動
素子3a、3bに互いに逆位相の交流電圧を印加すれ
ば、左片22及び右片23の上端部は互いに逆の位相で
y軸方向へ撓み振動し、共振する。ここにz軸回りの角
速度が加わると、左片22及び右片23にはx軸方向に
かつ互いに逆方向へコリオリ力が発生し、音叉すなわち
振動板2がx軸の対称振動モードにて振動する。
【0021】検知素子4a、4bは屈曲の応力中心軸よ
りずらすことにより、両者により効果的に圧縮応力また
は引張応力が加わる様にすることで、検知感度の向上を
図ることは実施例2と同じである。なお、ここで上述の
左片22及び右片23のx軸及びy軸の対称振動の周波
数をなるべく近接させるように振動板2の寸法を選定し
てやれば、共振倍率により、更に一層、検出感度を向上
することができる。 (実施例4)他の実施例の角速度センサを図4により説
明する。
【0022】この実施例は、図3の構造において振動板
2を三本音叉形状とし、その左片22に駆動素子3a
を、その右片23に駆動素子3bを、その中央片24に
駆動素子3cを配設したものである。検知素子4a、4
bは、振動板2の基部25に個別に配設され、特に各片
22〜24の境界部すなわち音叉の股部に配設されてい
る。
【0023】以下、このセンサの動作を説明する。駆動
素子3a,3bに支持主面20側の電極を基準として同
一位相で交流電界を印加すると、左片22及び右片23
は同一位相で(同方向へ)y軸方向に振動する。一方、
中央片24は左片22及び右片23と逆位相でy軸方向
に振動する。ここに、z軸回りの角速度が加わると、各
片22〜24には、x軸方向にコリオリ力が発生し、左
片22及び右片23は同一位相で(同方向へ)x軸方向
に振動し各々の片は、y軸方向へ交互に屈曲する。よっ
て、検知素子4a、4bの片方にはx軸方向の圧縮応力
が、もう一方には引張応力が加わる。そこで、検知素子
4a、4bのコリオリ力により生じる信号電圧を加算す
れば良好に角速度を検出することができる。 (実施例5)他の実施例の角速度センサを図5により説
明する。
【0024】この実施例は、図1の構造において、駆動
素子3を駆動素子3a,3bに置換し、検知素子4a、
4bを検知素子4に置換したものであり、実施例1の駆
動素子3を検知素子4とし、実施例1の検知素子4a、
4bを駆動素子3a,3bとし、更に検知素子4と駆動
素子3a,3bとの位置関係を逆としたと見做すことが
できる。
【0025】次に、この角速度センサの作動を説明す
る。駆動素子3a,3bの一方がz方向に伸長し、他方
がz方向に収縮するように駆動素子3a,3bに逆位相
の交流電界を印加すると、振動板2はx方向に撓み振動
する。ここに、z軸回りの角速度が加わると、振動平板
2にy軸方向へコリオリ力が発生し、y軸方向へ撓み振
動し、これを検知素子4で検出すれば、良好に角速度を
検出することができる。 (実施例6)他の実施例の角速度センサを図6により説
明する。
【0026】この実施例は、図5の構造において、駆動
素子3a,3bを共通の圧電板30を用いるとともに、
その表面の電極膜をスリット33を挟んで左右二つの電
極膜31、32に分割したものである。すなわち、電極
膜31及びそれに隣接する圧電板30の部分が駆動素子
3aを構成し、電極膜32及びそれに隣接する圧電板3
0の部分が駆動素子3bを構成すると見做すことができ
る。
【0027】電極膜31、32に隣接する圧電板30の
一対の部分の一方がz方向に伸長し、他方がz方向に収
縮するように電極膜31、32に逆位相の交流電界を印
加するか、又は圧電板30の各部を分極すると、実施例
5と同一の原理でy軸方向へコリオリ力が発生し、y軸
方向に撓み振動が発生するので、これを検知素子4を用
いて検出すれば、良好に角速度を検出することができ
る。
【0028】この実施例によれば、駆動素子は、1枚の
圧電板に電極スリット構造を設けるだけでよく、実施例
5のセンサより構造が簡単となる。また、駆動素子3
a,3bの位置のばらつきが低減することができ、駆動
振動を安定化できる。 (実施例7)他の実施例の角速度センサを図7により説
明する。
【0029】この実施例は、図6の作動原理を図3の音
叉形状の振動板2に適用したものである。すなわち、左
片22に駆動素子35及び検知素子4aを配設し、右片
23に駆動素子36及び検知素子4bを配設する。駆動
素子35、36はそれぞれ図6の駆動素子3と同じ構造
を有し同じ動作をする。ただし、駆動素子35による左
片22のx軸方向の振動と、駆動素子36による左片2
2のx軸方向の振動とは逆位相となっており、かつ、振
動数は音叉のすなわち左片22及び右片23のx軸方向
の固有振動数に等しく設定される。
【0030】このようにすれば、x軸方向に共振が生
じ、ここにz軸回りの角速度が加わると、左片22及び
右片23にはy軸方向にかつ互いに逆方向へコリオリ力
が発生し、これにより両検知素子4a、4bに信号電圧
が発生するので、両信号電圧を加算すれば良好に角速度
を検出することができる。また、本構成において、駆動
素子34、35に与える電荷のバランスを適当に調整す
ることで、駆動により発生する不要ノイズを小さくする
ことも可能である。 (実施例8)他の実施例の角速度センサを図8により説
明する。
【0031】この実施例は、図7において、振動板2の
x方向の屈曲振動の中立軸6より検知素子4aをx方向
にずらして支持主面20に貼付けて参照素子5としたも
のである。このため、この参照素子5は、x方向の撓み
振動に応じて信号電圧を発生することになり、参照素子
5によりx方向の撓み振動に応じた信号電圧を抽出する
ことができる。
【0032】このため、参照素子5の信号電圧に基づい
て駆動素子35,36を制御することもでき、振動の安
定化を図ることができる。すなわち、参照素子5の信号
電圧に基づいて適当な電荷を駆動素子35、36に与
え、駆動振動の安定化が図られる。本構成により、従
来、検知素子とは別面に配設されていた参照素子を、検
知、駆動両素子と同一面内に配設することが可能とな
り、一層のコストダウンが可能となる。 (実施例9)他の実施例の角速度センサを図9により説
明する。
【0033】この実施例は、図7において、駆動素子3
5の代わりに図8の参照用の参照素子5をx方向にずら
して支持主面20に貼付けたものである。振動板2が音
叉形状に構成される為、右片の駆動素子3によって、左
片の駆動も励起される為、実施例7及び8と同様の効果
を奏することができる。上記説明した各実施例では、各
素子は同一の支持主面20に固着されたが、支持主面2
0と平行な振動板2の他面に一部の素子を固着すること
もできる。
【0034】また、各実施例において、駆動素子と検知
素子との位置を逆とすることもでき、振動板2の必要な
振動を抑制しない範囲で振動板2の支持を支持台1と異
なる支持形式で支持することもできる。 (実施例10)他の実施例の角速度センサを図10によ
り説明する。
【0035】この実施例は、図2の振動板2を圧電板6
0に置換し、駆動用圧電素子3を圧電板60の同位置の
両側に被着された一対の電極膜63、63(一方のみ可
視)とし、検知素子4aを圧電板60の同位置の両側に
被着された一対の電極膜61、61(一方のみ可視)と
し、検知素子4bを圧電板60の同位置の両側に被着さ
れた一対の電極膜62、62(一方のみ可視)としたも
のである。
【0036】動作としては図2のものと同じであるが、
振動板2が無いので、製造が極めて簡単である。もちろ
ん、図2すなわち実施例2以外の他の実施例の角速度セ
ンサの駆動用圧電素子及び検知用圧電素子をこの実施例
と同様に共通の圧電板で構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例1の角速度センサの斜視図であ
り、(b)はその信号処理用の回路を示すブロック回路
図である。
【図2】実施例2の角速度センサの斜視図である。
【図3】実施例3の角速度センサの斜視図である。
【図4】実施例4の角速度センサの斜視図である。
【図5】実施例5の角速度センサの斜視図である。
【図6】実施例6の角速度センサの斜視図である。
【図7】実施例7の角速度センサの斜視図である。
【図8】実施例8の角速度センサの斜視図である。
【図9】実施例9の角速度センサの斜視図である。
【図10】実施例10の角速度センサの斜視図である。
【符号の説明】
1は支持台、2は振動板、3、3a,3bは駆動用圧電
素子(駆動素子)、4、4a、4bは検知用圧電素子で
ある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動軸心に略平行な支持主面を有する振動
    板と、一方の電極面が前記支持主面に固定される検知用
    圧電素子と、一方の電極面が前記検知用圧電素子と異な
    る部位にて前記支持主面に固定されるとともに電界が印
    加される駆動用圧電素子とを備えることを特徴とする角
    速度センサ。
  2. 【請求項2】前記振動板のコリオリ力により逆方向の撓
    みを受ける一対の検知用圧電素子を有する請求項1記載
    の角速度センサ。
  3. 【請求項3】前記振動板は前記両検知素子の間にて前記
    回動軸心に平行なスリット分割された一対の片を有し、
    前記検知用圧電素子は前記両片に個別に配設される請求
    項2記載の角速度センサ。
  4. 【請求項4】前記振動板は前記回動軸心に平行な音叉片
    を有する音叉形状を有し、前記音叉片の少なくとも一つ
    又は両方に検知用圧電素子が配設される請求項2記載の
    角速度センサ。
  5. 【請求項5】前記駆動用圧電素子は、振動板の前記片又
    は音叉片又は基部に配設される請求項3又は4記載の角
    速度センサ。
  6. 【請求項6】一対の前記駆動用圧電素子が前記振動板の
    支持主面に配設され、前記両駆動用圧電素子は、共通の
    圧電板と、前記圧電板の一主面の左右に配設された一対
    の電極膜とを有する請求項1記載の角速度センサ。
  7. 【請求項7】前記駆動用圧電素子による前記振動板の振
    動を検出するための参照用圧電素子が前記音叉片の前記
    支持主面に配設される請求項1記載の角速度センサ。
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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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