JPH0853473A - 硫黄含有有機ケイ素化合物の製造方法 - Google Patents

硫黄含有有機ケイ素化合物の製造方法

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JPH0853473A
JPH0853473A JP7171001A JP17100195A JPH0853473A JP H0853473 A JPH0853473 A JP H0853473A JP 7171001 A JP7171001 A JP 7171001A JP 17100195 A JP17100195 A JP 17100195A JP H0853473 A JPH0853473 A JP H0853473A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】水性相中で相転移触媒を使用して硫黄含有有機
ケイ素化合物を高収率で製造する。 【解決手段】次の式: Z−Alk−Sn −Alk−Z (I) 〔式中、Zは次の基: (ここで、R1 は炭素原子が1〜4個のアルキル基、シ
クロヘキシル基またはフェニル基;R2 は炭素原子が1
〜8個のアルコキシ基または炭素原子が5〜8個のシク
ロアルコキシ基。)よりなる群から選ばれ、Alkは炭
素原子が1〜18個の2価の炭化水素基であり、そして
nは2〜8の整数である。〕の有機ケイ素化合物の製造
方法であって、次の式: Z−Alk−X (II) (式中、XはCl,BrまたはI。)の化合物(A)と
次の式: Me2n (III) (式中、Meはアンモニウムまたはアルカリ金属。)の
化合物とを反応させることからなり、ここで、この反応
は相転移触媒、水性相および次の式: XY (IV) または X2 SO4 (V) (式中、XはLi,Na,K,RbおよびCsよりなる
群から選ばれ、そしてYはF,ClおよびBrよりなる
群から選ばれる。)の塩の存在下に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硫黄含有有機ケイ素
化合物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】硫黄含有有機ケイ素化合物は、ゴムとシ
リカ充填剤の間に向上した物理的性質を与える反応性カ
ップリング剤として有用なものである。それらはまたガ
ラス、金属および他の基体のための接着プライマーとし
ても有用である。
【0003】米国特許第3,842,111号、同第
3,873,489号および同第3,978,103号
明細書には、種々の硫黄含有有機ケイ素化合物の製造法
が開示される。これらの有機ケイ素化合物は、(1)次
の式
【化9】Z−Alk−hal 〔式中、halは塩素、臭素またはヨー素であり;Zは
次の基:
【化10】 (ここで、R1 は炭素原子が1〜4個のアルキル基また
はフェニル基であり、R2 は炭素原子が1〜8個のアル
コキシ基;または炭素原子が5〜8個のシクロアルコキ
シ基;または炭素原子が1〜8個のアルキルメルカプト
基である。)であり;そしてAlkは炭素原子が1〜1
8個の2価の脂肪族炭化水素基または不飽和炭化水素基
または環状炭化水素基である。〕の化合物2モルと、
(2)次の式
【化11】Me2n (式中、Meはアンモニウムまたは金属原子であり、そ
してnは2〜6の整数である。)の化合物1モルとを反
応させることにより合成される。これら2種類の出発物
質は液体であるので、反応は溶媒の不在下で起りうる。
しかし、揮発性の不活性有機溶媒が一般に使用されるだ
けでなく、好ましくもある。この反応は水を排除した状
態で行われる。水を排除する理由は、最終的に不溶性の
高分子副生物をもたらし、所望の生成物の全収率を低下
させる、シリルアルコキシ基のアルカリ性加水分解反応
を避けるためである。代表的な有機溶媒としては、メチ
ルアルコールおよびエチルアルコールのような脂肪族ア
ルコールが挙げられる。2種類の出発物質間の反応の終
りに、分離した塩は濾過により除去される。その濾液の
溶媒が次いで真空蒸留により除去される。残念ながら、
この方法は多くの実施上の問題を伴う。これら問題の多
くは溶媒、例えばエチルアルコールに関係がある。エチ
ルアルコールは引火点が低いのである。その上、エチル
アルコールは水を含まない(無水)状態で得ることおよ
びその状態を維持することがむづかしいのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は含水状態でも
重合体副生成物の生成が少ない、従って目的生成物の収
率が高い硫黄含有有機ケイ素化合物の新規な製造法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は硫黄含有有機ケ
イ素化合物の製造方法に関する。この方法はハロアルキ
ルシラン化合物とアンモニウムポリスルフィドまたは金
属ポリスルフィドとを反応させることを含む。先に述べ
た従来の無水法とは全く違って、本発明の方法は水性相
を相転移触媒と共に使用することに特徴がある。
【0006】本発明の詳しい説明 本発明は、次の式:
【化12】 Z−Alk−Sn −Alk−Z (I) 〔式中、Zは次の基:
【化13】 (ここで、R1 は炭素原子が1〜4個のアルキル基、シ
クロヘキシル基またはフェニル基であり;R2 は炭素原
子1〜8個のアルコキシ基または炭素原子5〜8個のシ
クロアルコキシ基である。)よりなる群から選ばれ、A
lkは炭素原子1〜18個の2価の炭化水素基であり、
そしてnは2〜8の整数である。〕の有機ケイ素化合物
の製造方法であって、次の式:
【化14】 Z−Alk−X (II) (式中、XはCl,BrまたはIである。)の化合物
(A)と次の式:
【化15】 Me2n (III) (式中、Meはアンモニウムまたはアルカリ金属であ
る。)の化合物とを反応させることからなり、ここで、
この反応は相転移触媒、水性相および次の式:
【化16】 XY (IV) または
【化17】 X2 SO4 (V) (式中、XはLi,Na,K,RbおよびCsよりなる
群から選ばれ、そしてYはF,ClおよびBrよりなる
群から選ばれる。)の一つの塩の存在下で行われること
を特徴とする方法を開示するものである。
【0007】本発明に従って合成することができる硫黄
含有有機ケイ素化合物の例としては次のものが挙げられ
る:3,3′−ビス(トリメトキシシリルプロピル)ジ
スルフィド、3,3′−ビス(トリエトキシシリルプロ
ピル)テトラスルフィド、3,3′−ビス(トリエトキ
シシリルプロピル)オクタスルフィド、3,3′−ビス
(トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、
2,2′−ビス(トリエトキシシリルエチル)テトラス
ルフィド、3,3′−ビス(トリメトキシシリルプロピ
ル)トリスルフィド、3,3′−ビス(トリエトキシシ
リルプロピル)トリスルフィド、3,3′−ビス(トリ
ブトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3,3′−ビ
ス(トリメトキシシリルプロピル)ヘキサスルフィド、
3,3′−ビス(トリメトキシシリルプロピル)オクタ
スルフィド、3,3′−ビス(トリオクトキシシリルプ
ロピル)テトラスルフィド、3,3′−ビス(トリヘキ
ソキシシリルプロピル)ジスルフィド、3,3′−ビス
(トリ−2″−エチルヘキソキシシリルプロピル)トリ
スルフィド、3,3′−ビス(トリイソオクトキシシリ
ルプロピル)テトラスルフィド、3,3′−ビス(トリ
−t−ブトキシシリルプロピル)ジスルフィド、2,
2′−ビス(メトキシジエトキシシリルエチル)テトラ
スルフィド、2,2′−ビス(トリプロポキシシリルエ
チル)ペンタスルフィド、3,3′−ビス(トリシクロ
ネキソキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3,
3′−ビス(トリシクロペントキシシリルプロピル)ト
リスルフィド、2,2′−ビス(トリ−2″−メチルシ
クロヘキソキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス
(トリメトキシシリルメチル)テトラスルフィド、3−
メトキシエトキシプロポキシシリル 3′−ジエトキシ
ブトキシシリルプロピルテトラスルフィド、2,2′−
ビス(ジメチルメトキシシリルエチル)ジスルフィド、
2,2′−ビス(ジメチル sec.ブトキシシリルエ
チル)トリスルフィド、3,3′−ビス(メチルブチル
エトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3,3′
−ビス(ジ t−ブチルメトキシシリルプロピル)テト
ラスルフィド、2,2′−ビス(フェニルメチルメトキ
シシリルエチル)トリスルフィド、3,3′−ビス(ジ
フェニルイソプロポキシシリルプロピル)テトラスルフ
ィド、3,3′−ビス(ジフェニルシクロヘキソキシシ
リルプロピル)ジスルフィド、3,3′−ビス(ジメチ
ルエチルメルカプトシリルプロピル)テトラスルフィ
ド、2,2′−ビス(メチルジメトキシシリルエチル)
トリスルフィド、2,2′−ビス(メチルエトキシプロ
ポキシシリルエチル)テトラスルフィド、3,3′−ビ
ス(ジエチルメトキシシリルプロピル)テトラスルフィ
ド、3,3′−ビス(エチルジ−sec.ブトキシシリ
ルプロピル)ジスルフィド、3,3′−ビス(プロピル
ジエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3,3′−
ビス(ブチルジメトキシシリルプロピル)トリスルフィ
ド、3,3′−ビス(フェニルジメトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィド、3−フェニルエトキシブトキシ
シリル 3′−トリメトキシシリルプロピルテトラスル
フィド、4,4′−ビス(トリメトキシシリルブチル)
テトラスルフィド、6,6′−ビス(トリエトキシシリ
ルヘキシル)テトラスルフィド、12,12′−ビス
(トリイソプロポキシシリルドデシル)ジスルフィド、
18,18′−ビス(トリメトキシシリルオクタデシ
ル)テトラスルフィド、18,18′−ビス(トリプロ
ポキシシリルオクタデセニル)テトラスルフィド、4,
4′−ビス(トリメトキシシリル−ブテン−2−イル)
テトラスルフィド、4,4′−ビス(トリメトキシシリ
ルシクロヘキシレン)テトラスルフィド、5,5′−ビ
ス(ジメトキシメチルシリルペンチル)トリスルフィ
ド、3,3′−ビス(トリメトキシシリル−2−メチル
プロピル)テトラスルフィド、3,3′−ビス(ジメト
キシフェニルシリル−2−メチルプロピル)ジスルフィ
ド。
【0008】本発明に従って合成される好ましい硫黄含
有有機ケイ素化合物は3,3′−ビス(トリメトキシま
たはトリエトキシシリルプロピル)スルフィドである。
最も好ましい化合物は3,3′−ビス(トリエトキシシ
リルプロピル)テトラスルフィドである。従って、式I
に関し、好ましいZは次の基:
【化18】 (式中、R2 は炭素原子2〜4個、特に好ましくは2個
のアルコキシである。)であり;Alkは炭素原子2〜
4個、特に好ましくは3個の2価の炭化水素基であり;
そしてnは3〜5、特に好ましくは4の整数である。)
である。
【0009】式III の化合物に関し、Meはアンモニウ
ムまたはアルカリ金属である。代表的な金属としてはカ
リウム、ナトリウム、ルビジウムまたはセシウムが挙げ
られる。好ましくは、Meはナトリウムである。式III
の化合物の具体的な例としてはNa22 ,K22
Na26 ,Cs22 ,K22 ,K23 ,K22
,(NH422 ,(NH423 ,Na2
2 ,Na23 およびNa24 が挙げられる。
【0010】本発明の方法は水性相および式IVまたはV
の塩の存在下に行われる。そのような塩の代表的な例と
してはLiF,LiCl,LiBr,Li2 SO4 ,N
aF,NaCl,NaBr,Na2 SO4 ,KF,KC
l,KBr,K2 SO4 ,RbCl,RbBr,Rb2
SO4 ,CeCl,CeBrおよびCe2 SO4 が挙げ
られる。塩の量は変えうるが、塩は一般に水溶液の10
重量%から水溶液の完全飽和濃度までの範囲内の量で存
在する。明らかに、過剰の(完全飽和濃度より多い)塩
も使用できるが、しかし過剰の塩の使用で追加の利益は
見出されなかった。その上、理解できるだろうように、
上述のさまざまな塩は全て水溶液中での溶解度が色々で
ある。ただし、そのような塩の溶解度はよく知られてい
る。水性相の飽和濃度に関して、水性相中のそのような
塩の溶解度は水性相の温度に関係するから、所望の反応
温度で算出すべきである。水性相中に存在する塩の量は
20重量%から完全飽和濃度までの範囲であるのが好ま
しい。塩は、式IIとIII の化合物間の反応中に存在する
ようにされる限り、いつでも反応容器に添加することが
できる。例えば、塩を式III の化合物の生成中に加え、
その後式IIの化合物と反応させることができる。別法と
して、式IVまたはVの塩を既に生成した式III の化合物
に添加してもよい。
【0011】上述のように、式Iの有機ケイ素化合物は
式IIの化合物と式III の化合物とを反応させることによ
って合成される。これら2種の反応体のモル比は変える
ことができるが、一般的には、式IIの化合物と式III の
化合物とのモル比(II/IIIモル比)は約10:1〜
1:10の範囲である。好ましいモル比は約4:1〜
1:4の範囲で、2:1の範囲が特に好ましい。
【0012】式IIの化合物と式III の化合物間の反応は
相転移触媒の存在下で行われる。代表的な相転移触媒は
次の構造式(VI),(VII)または(VIII):
【化19】 の四級オニウムカチオンを有するものである。ただし、
上記の式において:Aは窒素、リンまたはヒ素を表わ
し;R4 ,R5 ,R6 ,R7 は同一でも、相違していて
もよく、各々、炭素原子が1〜16個の、場合によって
はフェニル、ヒドロキシル、ハロゲン、ニトロ、アルコ
キシまたはアルコキシカルボニルなる置換基によって置
換されていてもよい線状または分枝鎖のアルキル基;炭
素原子が2〜12個の、好ましくは炭素原子が4〜8個
の線状または分枝鎖のアルケニル基、そして最も好まし
くは出発物質の共役ジエンから誘導されたアルケニル
基;炭素原子が6〜10個の、場合によっては炭素原子
が1〜4個のアルキル置換基またはアルコキシ置換基、
アルコキシカルボニル置換基またはハロゲン置換基の1
個またはそれ以上によって置換されていてもよいアリー
ル基であり;ただし前記の基R4 〜R7 の任意の2個は
互いに一緒になって炭素原子が3〜6個の単一の、線状
または分枝鎖のアルキレン基、アルケニレン基またはア
ルカジエニレン基を形成していてもよく;R8 ,R9
10,R11は同一でも、相違していてもよく、各々、炭
素原子が1〜4個の線状または分枝鎖のアルキル基であ
り;ただし基R10とR11は一緒になって炭素原子が3〜
6個のアルキレン基を形成していてもよく、またR9
10またはR9 とR11は一緒になって、かつ窒素原子と
一緒になって5員環の窒素複素環からなる、炭素原子が
4個のアルキレン基、アルケニレン基またはアルカジエ
ニレン基を形成していてもよく;R12は炭素原子が1〜
4個の線状または分枝鎖のアルキル基またはフェニル基
であり;R13は炭素原子が1〜4個の線状または分枝鎖
のアルキル基および炭素原子が2〜12個、好ましくは
炭素原子が4〜8個の線状または分枝鎖のアルケニル
基、より好ましくはカルボニル化されるべき出発物質の
共役ジエンから誘導されたアルケニル基であり、ここで
そのアルキル基はR12と同一でも、相違していてもよ
く;そしてyは1〜10、好ましくは6以下の整数であ
る。
【0013】構造式VIを有する第四級オニウムカオチン
の典型的なものを示すと、次の例が代表的なものであ
る:テトラエチルアンモニウム、トリエチルメチルアン
モニウム、トリブチルメチルアンモニウム、トリメチル
(n−プロピル)アンモニウム、テトラエチルアンモニ
ウム、テトラブチルアンモニウム、ドデシルトリメチル
アンモニウム、メチルトリオクチルアンモニウム、ヘプ
チルトリブチルアンモニウム、テトラプロピルアンモニ
ウム、テトラペンチルアンモニウム、テトラヘキシルア
ンモニウム、テトラヘプチルアンモニウム、テトラオク
チルアンモニウム、テトラデシルアンモニウム、ブチル
トリプロピルアンモニウム、メチルトリブチルアンモニ
ウム、ペンチルトリブチルアンモニウム、メチルジエチ
ルプロピルアンモニウム、エチルジメチルプロピルアン
モニウム、テトラドデシルアンモニウム、テトラオクタ
デシルアンモニウム、ヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウム、ベンジルトリメチルアンモニウム、ベンジルジメ
チルプロピルアンモニウム、ベンジルジメチルオクチル
アンモニウム、ベンジルトリブチルアンモニウム、ベン
ジルトリエチルアンモニウム、フェニルトリメチルアン
モニウム、ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウ
ム、ベンジルジメチルヘキサデシルアンモニウム、ジメ
チルジフェニルアンモニウム、メチルトリアルキル(C
8 〜C10)アンモニウム、メチルトリフェニルアンモニ
ウム、ブテン−2−イルトリエチルアンモニウム、N,
N−ジメチルテトラメチレンアンモニウム、N,N−ジ
エチルテトラメチレンアンモニウム、テトラメチルホス
ホニウム、テトラブチルホスホニウム、エチルトリメチ
ルホスホニウム、トリメチルペンチルホスホニウム、ト
リメチルペンチルホスホニウム、オクチルトリメチルホ
スホニウム、ドデシルトリメチルホスホニウム、トリメ
チルフェニルホスホニウム、ジエチルジメチルホスホニ
ウム、ジシクロヘキシルジメチルホスホニウム、ジメチ
ルジフェニルホスホニウム、シクロヘキシルトリメチル
ホスホニウム、トリエチルメチルホスホニウム、メチル
−トリ(イソプロピル)ホスホニウム、メチル−トリ
(n−プロピル)ホスホニウム、メチル−トリ(n−ブ
チル)ホスホニウム、メチル−トリ(2−メチルプロピ
ル)ホスホニウム、メチルトリシクロヘキシルホスホニ
ウム、メチルトリフェニルホスホニウム、メチルトリベ
ンジルホスホニウム、メチル−トリ(4−メチルフェニ
ル)ホスホニウム、メチルトリキシリルホスホニウム、
ジエチルメチルフェニルホスホニウム、ジベンジルメチ
ルフェニルホスホニウム、エチルトリフェニルホスホニ
ウム、テトラエチルホスホニウム、エチル−トリ(n−
プロピル)ホスホニウム、トリエチルペンチルホスホニ
ウム、ヘキサデシルトリブチルホスホニウム、エチルト
リフェニルホスホニウム、n−ブチル−トリ(n−プロ
ピル)ホスホニウム、ブチルトリフェニルホスホニウ
ム、ベンジルトリフェニルホスホニウム、(β−フェニ
ルエチル)ジメチルフェニルホスホニウム、テトラフェ
ニルホスホニウム、トリフェニル(4−メチルフェニ
ル)ホスホニウム、テトラキス(ヒドロキシメチル)ホ
スホニウム、テトラキス(2−ヒドロキシエチル)ホス
ホニウムおよびテトラフェニルアルソニウム。
【0014】式VII のカオチンの典型的な例を示すと、
次のものがある:N−メチルピリジニウム、N−エチル
ピリジニウム、N−ヘキサデシルピリジニウムおよびN
−メチルピコリニウム。
【0015】構造式VIIIを有するカオチンの中では、次
のものが代表的な例である:1,2−ビス(トリメチル
アンモニウム)エタン、1,3−ビス(トリメチルアン
モニウム)プロパン、1,4−ビス(トリメチルアンモ
ニウム)ブタンおよび1,3−ビス(トリメチルアンモ
ニウム)ブタン。
【0016】前記のオニウム塩のアニオンの代表的な例
としては次のイオンが挙げられる:F- ,ClO4 -
PF6 - ,BF4 - ,テトラフェニルホウ酸塩アニオ
ン,PO4 -3,HPO4 -2,H2 PO4 - ,CH3 SO
3 - ,SO3 - ,HSO4 - ,NO3 - ,SO4 -2,C
- およびBr- 。好ましくは、アニオンはCl- であ
る。
【0017】使用される特に好ましいオニウム塩は、オ
ハイオ洲(Ohio),デュブリン(Dublin)の
シュレックス・ケミカル社(Sherex Chemi
cal Company)からアドゲン(Adoge
n:登録商標)464、およびミネソタ洲(Minne
sota),ミネアポリス(Mineapolis)の
ヘンケル社(Henkel Corporation)
からアリクォート(Aliquot:登録商標)336
として市販されているメチルトリアルキル(C8
10)アンモニウムクロリドである。
【0018】本発明の方法で使用されるオニウム塩の量
を変えることができる。一般的に言えば、オニウム塩の
量は式IIの化合物に対して約0.1〜10モル%の範囲
で、1〜5モル%の範囲が好ましい。
【0019】ここで、相転移触媒は任意の時点に反応系
に添加することができるが、実施上の観点からは、この
触媒はシラン化合物と式III のスルフィド化合物とを反
応させる前に式IIのシラン化合物と混ぜ合わせるのが好
ましい。
【0020】本発明の方法は水性系を使用するものであ
るが、しかし、場合によっては2相水性/有機系を使用
してもよい。事実、有機相の存在は反応の完了時点での
相分離を助けるので、水性/有機系を使用することが好
ましい。有機相を使用するとき、シラン化合物を式III
のスルフィド化合物への添加に先立って有機相に前以っ
て溶解させるのが好ましい。有機溶媒の代表的な例とし
てはトルエン、キシレン、ベンゼン、ヘプタン、オクタ
ン、デカン、クロロベンゼンなどが挙げられる。
【0021】上述のように、本発明の方法は水性相の存
在下で行われる。存在する水の量は変えることができ
る。好ましくは、式III のスルフィドは式IIのシラン化
合物との反応に先立って水性相に実質的に溶解せしめら
れる。水性相中のスルフィドの濃度は、一般に、約20
〜50重量%の範囲である。好ましくは、水性相中のス
ルフィドの濃度は約25〜45%の範囲である。
【0022】本発明の好ましい実施態様に従って、式II
I のスルフィドは水性相に溶解される。その混合物を、
次に、場合によっては不活性雰囲気下で加熱する。混合
物は約60〜100℃の範囲の温度に加熱することがで
き、75〜95℃の温度が好ましい。シラン化合物を、
次に、水性相に添加する。上記のように、任意成分とし
て有機相を、次に、添加してもよいし、またシランを適
当量の相転移触媒と共に有機相に前以って溶解して置く
こともできる。スルフィドとシランが混ぜ合わされた
後、反応は、混合しながら、継続せしめられる。次に、
相分離を更に助けるために、追加量の有機溶媒を添加す
ることができる。濾過すると、濾液は水性相と、所望の
生成物を含有する有機相に分離する。いかなる未反応試
薬および/または溶媒も有機相から除去されて所望の生
成物が得られる。
【0023】本発明を次の実施例により説明するが、こ
れは単に説明のためだけに提供されるものであって、本
発明の範囲を限定しようとするものではない。格別の指
示がない限り、部およびパーセントは重量表示による。
【0024】
【実施例】実施例1(対照例) 塩の添加なしでの3,3′−ビス(トリエトキシシリル
プロピル)ジスルフィドの合成 機械的撹拌機および窒素導入手段を有する250mLの三
ツ口ガラス反応容器に初めに20.66g(0.086
モル)の硫化ナトリウム9水和物、2.66g(0.0
83モル)の元素硫黄、20mLのトルエンおよび60mL
の水を仕込んだ。この混合物を窒素雰囲気下で85〜9
0℃まで撹拌しながら加熱して二硫化ナトリウムの均質
な黄橙色の溶液を生成させた。この溶液が生成したら、
次に、40.0g(0.166モル)の(3−クロロプ
ロピル)トリエトキシシラン(CPTES)と2.08
g(0.0045モル)のアドゲン464(相転移触
媒)の溶液を上記熱二硫化ナトリウム溶液中に10分間
にわたって添入した。添加完了5分後、次いで、その温
かい混合物を濾過して不溶性重合体(8.0g)を除去
した。濾液を次いで低部水溶液と上部生成物/トルエン
相に相分離させた。トルエン相を次いで真空ストリッピ
ングして生成物から過剰のトルエンを除去した。この粗
生成物を次いで高真空ストリッピングに付して不純物を
除去した。ストリッピング後の粗生成物の最終重量は2
2.29g(理論値の56.7重量%)であった。
【0025】プロトンNMR分析を行って生成物の構造
を調べると、3,3′−ビス(トリエトキシシリルプロ
ピル)ジスルフィドの構造であることが確認された。
【0026】実施例2(対照例) Na3 PO4 ・12H2 Oの添加による3,3′−ビス
(トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドの合成 機械的撹拌機および窒素導入手段を有する250mLの三
ツ口ガラス反応容器に最初に20.66g(0.086
モル)の硫化ナトリウム9水和物、2.66g(0.0
83モル)の元素硫黄、20mLのトルエン、30.0g
のNa3 PO4・12H2 O(0.079モル)および
60mLの水を仕込んだ。この混合物を85〜90℃まで
窒素雰囲気下で撹拌しながら加熱して二硫化ナトリウム
の均質な黄橙色の溶液を生成させた。その後、40.0
g(0.166モル)の(3−クロロプロピル)トリエ
トキシシラン(CPTES)および2.08g(0.0
045モル)のアドゲン464(相転移触媒)の溶液を
その熱二硫化ナトリウム溶液に10分間にわたって添入
した。添加完了5分後に生成物は生成しなかったが、た
だし32.0gの不溶性重合体が生成した。
【0027】実施例3 NaClの添加による3,3′−ビス(トリエトキシシ
リルプロピル)ジスルフィドの合成 機械的撹拌機および窒素導入手段を有する250mLの三
ツ口ガラス反応容器に最初に20.66g(0.086
モル)の硫化ナトリウム9水和物、2.66g(0.0
83モル)の元素硫黄、20mLのトルエンおよび60mL
の水を仕込んだ。この混合物を85〜90℃まで窒素雰
囲気下で撹拌しながら加熱して二硫化ナトリウムの均質
な黄橙色の溶液を生成させた。この溶液が生成したら、
20.0g(0.34モル)の塩化ナトリウムをその前
以って生成された二硫化ナトリウム溶液に88℃で加え
た。その後、40.0g(0.166モル)の(3−ク
ロロプロピル)トリエトキシシラン(CPTES)およ
び2.08g(0.0045モル)のアドゲン464
(相転移触媒)の溶液をその熱二硫化ナトリウム溶液に
10分間にわたって添入した。添加が完了して5分後に
その温かい混合物を濾過して不溶性の重合体(1.12
9g)を除去した。濾液を次いで低部の白色の食塩水溶
液と上部の生成物/トルエン相に相分離させた。トルエ
ン相を次いで真空ストリッピングして生成物から過剰の
トルエンを除去した。粗生成物を次いで高真空ストリッ
ピングに付して不純物を除去した。ストリッピング後の
粗生成物の最終重量は25.9g(理論値の65.9重
量%)であった。
【0028】プロトンNMR分析を行ってその生成物の
構造を調べると、3,3′−ビス(トリエトキシシリル
プロピル)ジスルフィドの構造であることが確認され
た。
【0029】実施例4 NaClの添加による3,3′−ビス(トリエトキシシ
リルプロピル)ジスルフィドの合成 機械的撹拌機および窒素導入手段を有する250mLの三
ツ口ガラス反応容器に最初に20.66g(0.086
モル)の硫化ナトリウム9水和物、2.66g(0.0
83モル)の元素硫黄、20mLのトルエンおよび60mL
の水を仕込んだ。この混合物を85〜90℃まで窒素雰
囲気下で撹拌しながら加熱して二硫化ナトリウムの均質
な黄橙色の溶液を生成させた。この溶液が生成したら、
20.0g(0.34モル)の塩化ナトリウムをその前
以って生成された二硫化ナトリウム溶液に88℃で添加
した。その後、40.0g(0.166モル)の(3−
クロロプロピル)トリエトキシシラン(CPTES)お
よび2.08g(0.0045モル)のアドゲン464
(相転移触媒)の溶液をその熱二硫化ナトリウム溶液に
10分間にわたって添入した。添加が完了して5分後
に、その温かい混合物を濾過して不溶性の重合体(1.
78g)を除去した。濾液を次いで下部の白色の食塩水
溶液および上部の生成物/トルエン相に相分離させた。
トルエン相を次いで真空ストリッピングして生成物から
過剰のトルエンを除去した。粗生成物を次いで高真空ス
トリッピングに付して不純物を除去した。ストリッピン
グ後の粗生成物の最終重量は25.5g(理論値の6
4.9重量%)であった。
【0030】プロトンNMR分析を行ってその生成物の
構造を調べると、3,3′−ビス(トリエトキシシリル
プロピル)ジスルフィドの構造であることが確認され
た。
【0031】実施例5 NaClの添加による3,3′−ビス(トリエトキシシ
リルプロピル)ジスルフィドの合成 機械的撹拌機および窒素導入手段を有する250mLの三
ツ口ガラス反応容器に最初に20.66g(0.086
モル)の硫化ナトリウム9水和物、2.66g(0.0
83モル)の元素硫黄、20mLのトルエン、23.46
g(0.40モル)のNaClおよび60mLの水を仕込
んだ。この混合物を85〜90℃まで窒素雰囲気下で撹
拌しながら加熱して二硫化ナトリウムの均質な黄橙色の
溶液を生成させた。この溶液が生成したら、40.0g
(0.166モル)の(3−クロロプロピル)トリエト
キシシラン(CPTES)および2.08g(0.00
45モル)のアドゲン464(相転移触媒)の溶液をそ
の熱二硫化ナトリウム溶液に10分間にわたって添入し
た。添加が完了して5分後に、その温かい混合物を濾過
して不溶性の重合体(0.53g)を除去した。濾液を
次いで下部の白色の食塩水溶液と上部の生成物/トルエ
ン相に相分離させた。トルエン相を次いで真空ストリッ
ピングして生成物から過剰のトルエンを除去した。粗生
成物を次いで高真空ストリッピングに付して不純物を除
去した。ストリッピング後の粗生成物の最終重量は2
4.6g(理論値の62.6重量%)であった。
【0032】プロトンNMR分析を行ってその生成物の
構造を調べると、3,3′−ビス(トリエトキシシリル
プロピル)ジスルフィドの構造であることが確認され
た。
【0033】実施例6 NaClの添加による3,3′−ビス(トリエトキシシ
リルプロピル)ジスルフィドの合成 機械的撹拌機および窒素導入手段を有する250mLの三
ツ口ガラス反応容器に最初に20.66g(0.086
モル)の硫化ナトリウム9水和物、2.66g(0.0
83モル)の元素硫黄、20mLのトルエン、30.0g
(0.51モル)のNaClおよび60mLの水を仕込ん
だ。この混合物を85〜90℃まで窒素雰囲気下で撹拌
しながら加熱して二硫化ナトリウムの均質な黄橙色の溶
液を生成させた。この溶液が生成したら、40.0g
(0.166モル)の(3−クロロプロピル)トリエト
キシシラン(CPTES)および2.08g(0.00
45モル)のアドゲン464(相転移触媒)の溶液をそ
の熱二硫化ナトリウム溶液に10分間にわたって添入し
た。添加が完了して5分後に、その温かい混合物を濾過
してほんの痕跡量(0.1g未満)の不溶性の重合体を
除去した。濾液を次いで下部の白色の食塩水溶液および
上部の生成物/トルエン相に相分離させた。トルエン相
を次いで真空ストリッピングして生成物から過剰のトル
エンを除去した。粗生成物を次いで高真空ストリッピン
グに付して不純物を除去した。ストリッピング後の粗生
成物の最終重量%は25.29g(理論値の64.4重
量%)であった。
【0034】プロトンNMR分析を行ってその生成物の
構造を調べると、3,3′−ビス(トリエトキシシリル
プロピル)ジスルフィドの構造であることが確認され
た。
【0035】実施例7 Na2 SO4 の添加による3,3′−ビス(トリエトキ
シシリルプロピル)ジスルフィドの合成 機械的撹拌機および窒素導入手段を有する250mLの三
ツ口ガラス反応容器に最初に20.66g(0.086
モル)の硫化ナトリウム9水和物、2.66g(0.0
83モル)の元素硫黄、20mLのトルエン、30.0g
(0.21モル)のNa2 SO4 および60mLの水を仕
込んだ。この混合物を85〜90℃まで窒素雰囲気下で
撹拌しながら加熱して二硫化ナトリウムの均質な黄橙色
の溶液を生成させた。この溶液が生成したら、40.0
g(0.166モル)の(3−クロロプロピル)トリエ
トキシシラン(CPTES)および2.08g(0.0
045モル)のアドゲン464(相転移触媒)の溶液を
その熱二硫化ナトリウム溶液に10分間にわたって添入
した。添加が完了して5分後に、その温かい混合物を濾
過して不溶性の重合体(1.8g)を除去した。濾液を
次いで下部の水溶液と上部の生成物/トルエン相に相分
離させた。トルエン相を次いで真空ストリッピングして
生成物から過剰のトルエンを除去した。粗生成物を次い
で高真空ストリッピングに付して不純物を除去した。ス
トリッピング後の粗生成物の最終重量は、29.4g
(理論値の74.8重量%)であった。
【0036】プロトンNMR分析を行ってその生成物の
構造を調べると、3,3′−ビス(トリエトキシシリル
プロピル)ジスルフィドの構造であることが確認され
た。
【0037】実施例8 NaClの添加による3,3′−ビス(トリエトキシシ
リルプロピル)テトラスルフィドの合成 機械的撹拌機および窒素導入手段を有する250mLの三
ツ口ガラス反応容器に最初に20.66g(0.086
モル)の硫化ナトリウム9水和物、8.18g(0.2
55モル)の元素硫黄、20mLのトルエン、30.0g
(0.51モル)のNaClおよび60mLの水を仕込ん
だ。この混合物を85〜90℃まで窒素雰囲気下で撹拌
しながら加熱して四硫化ナトリウムの均質な黄橙色の溶
液を生成させた。この溶液が生成したら、40.0g
(0.166モル)の(3−クロロプロピル)トリエト
キシシラン(CPTES)および2.08g(0.00
45モル)のアドゲン464(相転移触媒)の溶液をそ
の熱四硫化ナトリウム溶液に10分間にわたって添入し
た。添加が完了して5分後に、その温かい混合物を濾過
したが、不溶性の重合体を検出されなかった。濾液を次
いで下部の白色の水溶液と上部の生成物/トルエン相に
相分離させた。トルエン相を次いで真空ストリッピング
して生成物から過剰のトルエンを除去した。粗生成物を
次いで高真空ストリッピングに付して不純物を除去し
た。ストリッピング後の粗生成物の最終重量は36.7
g(理論値の82.3重量%)であった。
【0038】プロトンNMR分析を行ってその生成物の
構造を調べると、3,3′−ビス(トリエトキシシリル
プロピル)テトラスルフィドの構造であることが確認さ
れた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイン・ケントン・パーカー アメリカ合衆国オハイオ州44646,マッシ ロン,ノース・ウエスト,ノーリッチ・ア ベニュー 945 (72)発明者 リチャード・トーマス・マスレヴ アメリカ合衆国オハイオ州44305,アクロ ン,バッテリー・ビー・ストリート 1697 (72)発明者 ロバート・チャールズ・ハースト アメリカ合衆国オハイオ州44313,アクロ ン,グリーンヴェイル・アベニュー 1082 (72)発明者 ロジャー・ジョン・ホッパー アメリカ合衆国オハイオ州44313,アクロ ン,ローリング・ヴュー・ドライブ 4691

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式: 【化1】 Z−Alk−Sn −Alk−Z (I) 〔式中、Zは次の基: 【化2】 (ここで、R1 は炭素原子が1〜4個のアルキル基、シ
    クロヘキシル基またはフェニル基であり;R2 は炭素原
    子1〜8個のアルコキシ基または炭素原子5〜8個のシ
    クロアルコキシ基である。)よりなる群から選ばれ、 Alkは炭素原子1〜18個の2価の炭化水素基であ
    り、そしてnは2〜8の整数である。〕の有機ケイ素化
    合物の製造方法であって、次の式: 【化3】 Z−Alk−X (II) (式中、XはCl,BrまたはIである。)の化合物
    (A)と次の式: 【化4】 Me2n (III) (式中、Meはアンモニウムまたはアルカリ金属であ
    る。)の化合物とを反応させることからなり、 ここで、この反応は相転移触媒、水性相および次の式: 【化5】 XY (IV) または 【化6】 X2 SO4 (V) (式中、XはLi,Na,K,RbおよびCsよりなる
    群から選ばれ、そしてYはF,ClおよびBrよりなる
    群から選ばれる。)の一つの塩の存在下で行われること
    を特徴とする上記方法。
  2. 【請求項2】 Zが次の基: 【化7】 (式中、R2 は炭素原子が2〜4個のアルコキシ基であ
    り、nは2〜4の整数であり、そしてAlkは炭素原子
    が2〜4個の2価の炭化水素基である。)である、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 Rが炭素原子が2個のアルコキシ基であ
    る、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 相転移触媒が次式の化合物: 【化8】 (式中、 Aは窒素、リンまたはヒ素を表わし;R4 ,R5 ,R
    6 ,R7 は同一でも、相違していてもよく、各々、炭素
    原子が1〜16個の、場合によってはフェニル、ヒドロ
    キシル、ハロゲン、ニトロ、アルコキシまたはアルコキ
    シカルボニルなる置換基によって置換されていてもよい
    線状または分枝鎖のアルキル基;炭素原子が2〜12個
    の線状または分枝鎖のアルケニル基;炭素原子が6〜1
    0個の、場合によっては炭素原子が1〜4個のアルキル
    置換基またはアルコキシ置換基、アルコキシカルボニル
    置換基またはハロゲン置換基の1個またはそれ以上によ
    って置換されていてもよいアリール基であり;ただし前
    記の基R4 〜R7 の任意の2個は一緒になって炭素原子
    が3〜6個の単一の、線状または分枝鎖のアルキレン
    基、アルケニレン基またはアルカジエニレン基を形成し
    ていてもよく;R8 ,R9 ,R10,R11は同一でも、相
    違していてもよく、各々、炭素原子が1〜4個の線状ま
    たは分枝鎖のアルキル基であり;ただし基R10とR11
    一緒になって炭素原子が3〜6個のアルキレン基を形成
    していてもよく、また基R9 とR10またはR9 とR11
    一緒になって、かつ窒素原子と一緒になって5員の窒素
    複素環からなる、炭素原子が4個のアルキレン基、アル
    ケニレン基またはアルカジエニレン基を形成していても
    よく;R12は炭素原子が1〜4個の線状または分枝鎖の
    アルキル基またはフェニル基であり;R13は炭素原子が
    1〜4個の線状または分枝鎖のアルキル基および炭素原
    子が2〜12個の線状または分枝鎖のアルケニル基であ
    り、ここでそのアルキル基はR12と同一でも、相違して
    いてもよく;そしてyは1以上、10以下の整数であ
    る。)から選ばれる、請求項1に記載の方法。
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