JPH085333B2 - トラクタにおけるエンジン部の防音構造 - Google Patents

トラクタにおけるエンジン部の防音構造

Info

Publication number
JPH085333B2
JPH085333B2 JP63192259A JP19225988A JPH085333B2 JP H085333 B2 JPH085333 B2 JP H085333B2 JP 63192259 A JP63192259 A JP 63192259A JP 19225988 A JP19225988 A JP 19225988A JP H085333 B2 JPH085333 B2 JP H085333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
outside air
tractor
bonnet
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63192259A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0241931A (ja
Inventor
啓文 入谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP63192259A priority Critical patent/JPH085333B2/ja
Publication of JPH0241931A publication Critical patent/JPH0241931A/ja
Publication of JPH085333B2 publication Critical patent/JPH085333B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトラクタにおけるエンジン部の防音構造に係
わり、詳しくは、運転部の前方にエンジンボンネットを
配置し、このエンジンボンネットと操縦パネルによって
覆われるエンジンルーム内にエンジンとエアークリーナ
を配備するとともに、ボンネットの後方に吸気口を、前
方に排気口をそれぞれ設け、吸気口から吸い込んだ外気
をエンジンルーム内を通して前方に送り、排気口から排
出するように構成したものに関する。
〔従来の技術〕
かかるトラクタのエンジン部では、吸気口から吸い込
んでエンジンルーム後方の外気導入室に取り入れた外気
を、エンジンルームを通して前方に送るとともにエアー
クリーナに吸入し、排気口から機体前方に排出するよう
に構成してある。そして、ボンネット後端と操縦パネル
前端との間に1枚の防音壁を設けてあり、エンジンルー
ム内で発生するエンジン振動音などの騒音をこの防音壁
で遮ることで、大きな騒音が運転部に伝わらない防音構
造にしてある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述したような防音構造では、1枚の防音壁
だけでエンジンルーム内の騒音を遮っているので十分な
効果が得がたく、また、エアークリーナの吸気音が吸気
口を介して外部に洩れ、近傍にある運転部に伝わるとい
う問題点もあった。
このような実情に着目し、本発明では、防音壁を介し
て伝わる騒音と吸気口から洩れる騒音を極力小さくし、
作業環境を改善することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明では、エンジンと操
縦パネルとの間に箱形に構成した遮音用の隔壁を設け、
この隔壁に、外気を内部に取り入れるための外気取入口
と、取り入れた外気をエアークリーナへ供給するための
外気供給口を設けてある。
〔作 用〕
外気取入口を介して遮音用の隔壁内に外気が取り入れ
られ、取り入れられた隔壁内の外気を、外気供給口から
エアークリーナが吸い込んでいく。そのため断面積の小
さい場所と大きい場所とを外気が交互に通るようにな
り、吸気騒音が低下する。また、この箱形の隔壁は、空
間を介した2重の防音壁にもなるため、エンジンルーム
内で発生する騒音を効果的に遮断する。
〔発明の効果〕
本発明によって、吸気口から洩れるエアークリーナの
吸気騒音を小さくすることが可能になった。また、隔壁
を介して伝わるエンジンルーム内での騒音を効果的に遮
断できるようになった。その結果、騒音に関する作業環
境を改善できた。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図に示されているのは本発明を適用したトラクタであ
る。このトラクタの運転部の前方には、開閉可能なエン
ジンボンネット(1)を設けてあり、このエンジンボン
ネット(1)と操縦パネル(1A)で囲まれるエンジンル
ーム(R)に、エンジン(E)を配備してある。エンジ
ン(E)の前方には吸気ファン(2)を、後方にはラジ
エータ(3)をそれぞれ配設してある。また、エンジン
ボンネット(1)後方の横側面と上面には吸気口(4)
を、エンジンボンネット(1)の前面には排気口(5)
を設けてあり、吸気口(4)の内側の空間を外気導入室
(S)としてある。そして、吸気ファン(2)によって
吸気口(4)から外気導入室(S)に取り入れた外気
を、エンジンルーム(1)内のラジエータ(3)からエ
ンジン(E)の周囲を通して冷却風として前方へ送り、
排気口(5)から車外に排出する冷却構造になってい
る。
前記外気導入室(S)の後方には、箱形に構成した遮
音用の隔壁(6)を設けてあり、エンジンルーム(R)
で発生する騒音、例えばエンジン(E)の振動音などを
効果的に遮り、大きな騒音となって運転部(A)に伝わ
らないようにしてある。この隔壁(6)の後面(6b)に
は外気取入口(7)を、前面(6a)には外気供給口
(8)をそれぞれ形成してある。
前記外気導入室(S)にエアークリーナ(9)を配備
してあり、このエアークリーナ(9)を外気供給口
(8)に連通してある。外気取入口(7)から隔壁
(6)内に取り入れられた外気を、外気供給口(8)か
らエアークリーナ(9)が吸い込むようになっている。
前記エンジン(E)の後部にフロントミッション(F
M)を連接してあり、このフロントミッション(FM)か
ら出力された動力を、機体後部に搭載されたリヤミッシ
ョン(RM)に伝動軸(10)を介して伝達するようにして
ある。フロントミッション(FM)にはL字形の中間リン
ク(11)を軸支してある。ブレーキペダル(12)に連係
した操作ロッド(13)をこの中間リンク(11)の一端に
枢支してあり、リヤミッション(RM)の操作リンク(1
4)に連係した操作ロッド(15)を、中間リンク(11)
の他端に枢支してある。中間リンク(11)の支軸(16)
をフロントミッション(FM)に貫通支持させることによ
って、フロントミッション(FM)内の潤滑油を支軸(1
6)に常時供給し、ベアリングや給油の必要ない簡単か
つ安価な構造を実現している。
尚、前記フロントミッション(FM)内にはエンジン出
力を一段低い位置で伝動軸(10)に導出するためのギヤ
機構や、リヤミッション(RM)での変速動力を前輪駆動
部に導くための中継ギヤ機構が組込まれている。
特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするため
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るトラクタにおけるエンジン部の防音
構造の実施例を示すトラクタの縦断側面図である。 (1)……エンジンボンネット、(1A)……操縦パネ
ル、(4)……吸気口、(5)……排気口、(6)……
隔壁、(7)……外気取入口、(8)……外気供給口、
(9)……エアークリーナ、(A)……運転部、(E)
……エンジン、(R)……エンジンルーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転部(A)の前方にエンジンボンネット
    (1)を配置し、このエンジンボンネット(1)と操縦
    パネル(1A)によって覆われるエンジンルーム(R)内
    にエンジン(E)とエアークリーナ(9)を配備すると
    ともに、ボンネット(1)の後方に吸気口(4)を、前
    方に排気口(5)をそれぞれ設け、吸気口(4)から吸
    い込んだ外気をエンジンルーム(R)内を通して前方に
    送り、排気口(5)から排出するように構成してあるト
    ラクタにおけるエンジン部の防音構造であって、エンジ
    ン(E)と操縦パネル(1A)との間に箱形に構成した遮
    音用の隔壁(6)を設け、この隔壁(6)に、外気を内
    部に取り入れるための外気取入口(7)と、取り入れた
    外気をエアークリーナ(9)へ供給するための外気供給
    口(8)を設けてあるトラクタにおけるエンジン部の防
    音構造。
JP63192259A 1988-08-01 1988-08-01 トラクタにおけるエンジン部の防音構造 Expired - Lifetime JPH085333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63192259A JPH085333B2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01 トラクタにおけるエンジン部の防音構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63192259A JPH085333B2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01 トラクタにおけるエンジン部の防音構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0241931A JPH0241931A (ja) 1990-02-13
JPH085333B2 true JPH085333B2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=16288313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63192259A Expired - Lifetime JPH085333B2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01 トラクタにおけるエンジン部の防音構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085333B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6226816B2 (ja) * 2014-05-26 2017-11-08 株式会社クボタ 作業機
EP3375669B1 (en) 2017-03-15 2019-11-06 Kubota Corporation Work vehicle

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2025520A (en) 1978-07-15 1980-01-23 Fendt & Co Xaver Cooling air conveying system for internal combustion engines

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822453U (ja) * 1981-08-06 1983-02-12 株式会社クボタ 車両搭載エンジンの吸気装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2025520A (en) 1978-07-15 1980-01-23 Fendt & Co Xaver Cooling air conveying system for internal combustion engines

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0241931A (ja) 1990-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4114714A (en) Motor vehicle having sound-suppressing engine enclosure
US4382481A (en) Dual fan engine cooling system
JP3728144B2 (ja) 防音型エンジン駆動作業機
JPH085333B2 (ja) トラクタにおけるエンジン部の防音構造
JP4224172B2 (ja) トラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造
JP2005146741A (ja) キャブおよび作業機械
JP2001342644A (ja) 旋回作業車のフレーム内構造
JP4547589B2 (ja) 作業車両のコントロールボックス冷却構造
JPH0716040Y2 (ja) エアクリーナの配置構造
JP2571757Y2 (ja) バックホーにおけるラジエータ用シロッコファンの駆動構造
JP3271831B2 (ja) 作業車におけるエンジンの周辺部構造
JP3177717B2 (ja) コンバインのエンジン装置
JP2538043Y2 (ja) 乗用運搬車
JPH0216022Y2 (ja)
JPH079686Y2 (ja) トラクタの操縦室冷房装置
JPH0218290Y2 (ja)
JPH07322741A (ja) コンバインのエンジンルーム内排熱装置
JPH085334B2 (ja) 作業車のエンジンボンネット構造
JPH0720205Y2 (ja) 土工機の座席構造
JPS5921056Y2 (ja) 車輌用エンジン
JPS6131135Y2 (ja)
JP2002081034A (ja) 清掃車
JPS62113616A (ja) 作業車両
JPS5827605Y2 (ja) コウウンキノ ボウオンソウチ
JPH0227114A (ja) 農用トラクタの原動部構造