JP2001342644A - 旋回作業車のフレーム内構造 - Google Patents

旋回作業車のフレーム内構造

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JP2001342644A
JP2001342644A JP2000163253A JP2000163253A JP2001342644A JP 2001342644 A JP2001342644 A JP 2001342644A JP 2000163253 A JP2000163253 A JP 2000163253A JP 2000163253 A JP2000163253 A JP 2000163253A JP 2001342644 A JP2001342644 A JP 2001342644A
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和也 保木本
Mineaki Ogata
峰明 尾形
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水冷式エンジンを搭載した旋回作業車におい
て、旋回体内部の冷却を効率的かつ簡便な構成により行
う。 【解決手段】 エンジン30を旋回台8後部のカウンタ
ウェイト31に沿って配置し、ラジエータ37・ファン
34を旋回台の前後方向の略中央に配置した。ラジエー
タ用ファン34を吸い込み式とし、ラジエータ側からフ
ァン駆動側への冷却風流を発生させ、ラジエータ排風を
旋回作業車の機体後方へ導き、排出させる。ボンネット
15側面の一部を、平面視階段状に構成し、該階段状部
15cの機体後方に面した部分に排風口15bを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回作業車におけ
る旋回体のフレーム内配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、旋回作業車の旋回体内部には、エ
ンジンが配設されており、該エンジンを冷却するための
ラジエータおよび冷却ファンはエンジンの近傍に配設さ
れる構成をとっている。主に、旋回体内の配置構成にお
いては、エンジンには油圧ポンプ、ラジエータおよびフ
ァンが接続されており、油圧ポンプ、ラジエータおよび
ファンがクランク軸上に直列に配置されている。また、
ラジエータの冷却効果を向上させるべく、特開平10−
169440号公報に示されるごとく、ラジエータおよ
び作動油クーラを冷却するファンを駆動する動力源とを
エンジンルーム外に別置きする構成も知られている。冷
却風の排出構成としては、旋回体の側方に排出してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の旋回体内の配置
構成においては、油圧ポンプ、ラジエータおよびファン
がクランク軸上に直列に配置されるため、エンジンおよ
びエンジンに接続された構成のクランク軸方向の長さが
長くなる。運転席はエンジンと重なる位置に配置するこ
とが困難であり、旋回体において、運転席の配置位置が
限定される場合がある。旋回体内部をコンパクトに構成
する、旋回作業車においては、エンジン近傍に配設され
たラジエータを冷却する場合、高い冷却効率を得ること
が難しい。特開平10−169440号公報に示される
技術においては、他の動力源を配設する必要があり、旋
回体内部をコンパクトに構成しにくい。また、駆動機構
が複雑になり、耐久性が低下する可能性がある。冷却風
を旋回体の側方に排出する場合には、該旋回体の側方に
与える影響が大きくなる。例えば、旋回体の側方に植え
込みがある場合などには、植え込みに直接冷却風を吹き
かける可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。請求項1に記載のごとく、ラジエー
タ、ラジエータファン中心をエンジンクランク軸から平
面視でオフセットさせて配置した旋回作業車において、
エンジンを旋回台中心より後方に配置した。
【0005】請求項2に記載のごとく、ラジエータおよ
びラジエータファン中心をエンジンクランク軸から平面
視でオフセットさせ、エンジン側方に配置した旋回作業
車において、ラジエータを旋回台中央寄りに配置して、
ファンと旋回台周囲の空間およびエンジンと旋回台周囲
の空間を冷却風流路とした。
【0006】請求項3に記載のごとく、ラジエータ用フ
ァンを吸い込み式とし、ラジエータ側からファン駆動側
への冷却風流を発生させ、ラジエータ排風を旋回作業車
の機体後方へ導き、排出させる。
【0007】請求項4に記載のごとく、ボンネット側面
の排風ダクト部は、機体後方ほど幅が減少する形状とし
て、機体後方に向け開口部を設けた。
【0008】請求項5に記載のごとく、作業油クーラを
ラジエータ側面に併設した。
【0009】請求項6に記載のごとく、ラジエータおよ
びラジエータファン中心をエンジンクランク軸からオフ
セットさせ、エンジン側方に配置した旋回作業車におい
て、ラジエータをスイングシリンダ上方に配設した。
【0010】請求項7に記載のごとく、エンジンの動力
取出側の反対側に作動油タンクを配設し、該作動油タン
クの反エンジン側の側面をラジエータ冷却風のダクト面
とした。
【0011】請求項8に記載のごとく、ラジエータおよ
びラジエータファン中心をエンジンクランク軸からオフ
セットさせ、エンジン側方に配置した旋回作業車におい
て、エンジンの反動力取出側に作動油タンクを配設し
て、該作動油タンクのエンジンクランク軸の延長相当部
を切り欠き、ラジエータファン駆動部を通す空間を設け
た。
【0012】請求項9に記載のごとく、エンジンンの反
動力取出側に作動油タンクを配設し、ギア作動油タンク
の上部を利用して、キャノピマウントを支持する構造と
した。
【0013】請求項10に記載のごとく、エンジンの反
動力取出側に作動油タンクを配設し、該作動油タンクの
側面を軸継手、軸受およびプーリ等からなるブラケット
一体組み込みのファン駆動装置を支持する構造とした。
【0014】請求項11に記載のごとく、エンジンの反
動力取出側に作動油タンクを配設し、該作動油タンク前
方下部のスイングシリンダ側面に沿って燃料タンクを配
設し、かつ該燃料タンク上面をラジエータ下部タンクの
上面位置におさめた。
【0015】請求項12に記載のごとく、燃料タンク上
に冷却風ダクトとバッテリを配設した。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は旋回作業車の全体構成を
示す側面図、図2は旋回体の側面図、図3は同じく内部
構成を示す平面図、図4は同じく側面図、図5はファン
駆動機構の構成を示す側面図、図6は同じく平面一部断
面図、図7は旋回体の内部構成を示す後面図、図8はラ
ジエータの配置構成を示す後面図、図9は同じく側面
図、図10はダクトの構成を示す平面図、図11は同じ
く側面図、図12は同じく正面図、図13は図12にお
けるA−A線断面図、図14は導風板の構成を示す平面
図、図15は同じく内側面図、図16はボンネットの構
成を示す側面図、図17は同じく平面図、図18は冷却
風の経路を示す模式図、図19は外側に突出した案内板
を設けたボンネットの構成を示す平面断面図、図20は
内側に突出した案内板を設けたボンネットの構成を示す
平面断面図である。
【0017】まず、本発明の作業車両の実施例として、
クローラ式走行装置を搭載した旋回作業車の構成につい
て説明する。図1において、旋回作業車は、クローラ式
走行装置1の上部中央に旋回台軸受7を配置し、該旋回
台軸受7により旋回体8を左右旋回可能に軸受支持する
ことによって構成されている。該クローラ式走行装置1
の前後一端部において、排土板10を上下回動自在に配
設している。
【0018】旋回体8の上方にはエンジンを被覆するボ
ンネット15と運転席21が配設されている。旋回体8
の前端部へ左右回動自在に取り付けられたブームブラケ
ット12には、ブーム6の下端部が上下回動自在に枢支
されている。該ブーム6の先端部はアーム5の基部が枢
支されており、該アーム5の先端部にはバケット4等の
アタッチメント機器が装着されるものである。また、旋
回体8の後部にはキャノピー70が立設されている。
【0019】次に、旋回体8の構成について、図2乃至
図5を用いて説明する。旋回体8の下部は旋回フレーム
32により構成されており、旋回フレーム32上には、
エンジン30および油圧ポンプ41が配設されている。
そして、旋回フレーム32の上部はボンネット15・1
5により被装されるものである。ボンネット15には排
風口15bが設けられており、該排風口15bより旋回
体8内の熱気が排出される。そして、旋回体8の後部に
はカウンタウェイト31が配設され、左右側部はサイド
カバー11・11により被装されるものである。また、
旋回体8の斜後部には運転席21が配設されるものであ
る。
【0020】エンジン30は、旋回フレーム32の中心
より後方に配設されており、前記カウンタウェイト31
の内側に沿って配設されるものである。エンジン30に
は油圧ポンプ41が接続されており、エンジン30によ
り油圧ポンプ41が駆動されるものである。油圧ポンプ
41は、エンジン30のクランク軸方向の側部に接続さ
れており、該油圧ポンプ41において、エンジン30の
反対側には、油圧ポート42が接続されている。そし
て、該油圧ポンプ41がエンジン30により駆動される
と、油圧ポート42を介して、作動油が作業機のシリン
ダや、走行装置1の油圧モータ等に供給されるものであ
る。
【0021】エンジン30は旋回フレーム32の後部
に、防振装置を介して載置されて、該エンジン30はク
ランク軸を機体左右方向にして配設されている。エンジ
ン30と旋回フレーム32との間に配設される防振装置
としては、ラバーマウントや積層ゴムを利用したもの、
エアーもしくはオイルダンパーにより振動を吸収するも
の等を利用することができる。エンジン30は水冷式で
あり、該エンジン30の冷却水はラジエータ37に供給
され、該ラジエータ37において冷却されるものであ
る。前記油圧ポンプ41より吐出された作動油も、オイ
ルクーラ38において冷却される構成になっている。
【0022】ラジエータ37およびオイルクーラ38は
共に、旋回フレーム32上に配設されるものである。オ
イルクーラ38はラジエータ37の側面に配設されるも
のであり、該ラジエータ37に着脱自在もしくは一体的
に構成することができる。オイルクーラ38をラジエー
タ37に一体的もしくは着脱自在に構成することによ
り、オイルクーラ38とラジエータ37の共通部材を省
略し、部品点数を減少することができ、組立性および整
備性が向上する。
【0023】旋回フレーム32には、このほかにも、作
動油を貯蔵するリザーバタンク33、冷却風を起こすフ
ァン34、ブームブラケット12を回動するスイングシ
リンダ13が配設されている。旋回フレーム32の中央
にはスイベルジョイントを配設するための開口部39が
設けられており、該開口部39の近傍には旋回モータ4
0が配設されているものである。旋回フレーム32上に
おいて、該旋回フレーム32に後部に配設されたエンジ
ン30の側方には、リザーバタンク33が配設されてい
る。該リザーバタンク33は、図3に示すごとく、エン
ジン30に対して油圧ポンプ41の反対側に配設されて
いるものである。すなわち、作動油のリザーバタンク3
3はエンジン30の反動力取出側に配設し、エンジン3
0の動力取出側には油圧ポンプ41を配設するものであ
る。エンジン30は左右側方を、作動油を豊富に保有す
る油圧ポンプ41とリザーバタンク33に挟まれた構成
となっている。
【0024】リザーバタンク33の前方には、ファン3
4が配設されており、該ファン34の旋回体内側にはオ
イルクーラ38およびラジエータ37が配設されてい
る。そして、ファン34を回動することにより、冷却風
を発生させ、ラジエータ37およびオイルクーラ38を
冷却するものである。該ラジエータ37およびオイルク
ーラ38はファン34に対して、冷却風の風下側に位置
しており、ラジエータ37およびオイルクーラ38を介
した冷却風が、ファン34によりボンネット15外に排
出されるものである。すなわち、ファン34はラジエー
タ37およびオイルクーラ38に対して吸い込み式に構
成されており、ラジエータ37側からファン34側に冷
却風流をつくり出すものである。
【0025】ラジエータ37およびオイルクーラ38に
供給される空気の吸気経路は、主に、旋回体8の前部に
設けられたスイングシリンダ13を配設するための開口
部および機体中央に設けた開口部39であり、旋回体8
に設けたその他の開口部よりも冷却気が導入されるもの
である。
【0026】吸気口となるスイングシリンダ13を配設
するための開口部および、スイベルジョイントを配設す
るための開口部39は旋回式掘削作業車を構成する上で
必要な開口部であり、該開口部を利用することにより、
旋回体8の基本的な構成を有効に利用できる。このこと
により、該旋回体8をコンパクトかつ簡便な構成とする
ことができるものである。ファン34に対して機体前方
には冷却風ダクト17の隔壁43が配設されており、該
隔壁43の前方にはバッテリ45および燃料タンク46
が配設されている。
【0027】隔壁43は旋回体8の左右方向に配設され
ており、該隔壁43の外側部は斜め後方に延出された構
成となっている。隔壁43をファン34の前方に配設
し、該隔壁43の前方にバッテリ45および燃料タンク
46を配設するので、ラジエータ37およびオイルクー
ラ38により暖められた空気に、バッテリ45および燃
料タンク46がさらされることがない。このため、バッ
テリ45および燃料タンク46に熱の影響を与えること
がない。
【0028】冷却風ダクト17は燃料タンク46の上方
に配設されており、ファン34に上下および前方を覆う
構成になっている。このため、燃料タンク46にあたた
められた空気が送られることがない構成になっているも
のである。冷却風ダクト17さらに、バッテリ45も冷
却風ダクト17の前方かつ燃料タンク46の上方に配設
されており、ラジエータ37およびオイルクーラ38に
より暖められた空気にさらされることがない。
【0029】燃料タンク46の上面は、ラジエータ37
の下部タンク37b略上面位置にまで位置するものであ
る。ラジエータ37の下部には、該ラジエータ37の熱
交換器に冷却水を均等に供給すべく、下部タンク37b
が設けられている。そして、ファン34により発生する
冷却風は、ラジエータ37のフィンを有する熱交換器部
分を通過するが、ラジエータ37の下部タンク37bを
通過することはないのである。このため、冷却風ダクト
17の下面をラジエータ37の熱交換器の下面位置もし
くは、下部タンク37bの略上面位置にまで位置させる
とともに、燃料タンク46の上面を冷却風ダクト17の
下面直下に位置させることにより、燃料タンク46の上
面を、ラジエータ37の下部タンク略上面位置にまで位
置させ、冷却風の効率的な利用と、燃料タンク46の容
量増大を行うことができるものである。
【0030】燃料タンク46はスイングシリンダ13の
側方に配設されており、旋回フレーム32の側部形状に
沿った形状に構成されている。燃料タンク46は旋回体
8の中央以前に配設されるラジエータ37、オイルクー
ラ38およびバッテリ45の下方に配設されるものであ
り、前述のごとく、旋回体8において、エンジン30は
後部かつ、左右中央に配設されている。このため、旋回
体8内において、燃料タンク46はエンジン30より離
れた位置に配設されると共に、旋回体8の側部に配設さ
れるので、旋回体8内の熱の影響を受けにくい構成とな
っている。さらに、スイングシリンダ13の側方に配設
されるため、スイングシリンダ13の配置位置の開口部
を介して旋回体8内に導入される空気により冷却するこ
とも可能となる。
【0031】ファン34は旋回体8の前後方向の略中央
に配置されており、該ファン34は冷却ダクト17内に
配置されるものである。ファン34の後方には導風板4
4が配設されており、該導風板44は旋回体8の前後方
向に配設されている。そして、導風板44によりファン
34より排出された冷却風を機体後方に向けるものであ
る。ボンネット15の該導風板44の後方部分には開口
部が設けられており、該開口部より冷却風が旋回体8の
外部に排出されるものである。
【0032】また、導風板44を介した冷却風はリザー
バタンク33の側方を介してボンネット15の外に排出
されるものである。ここにおいて、リザーバタンク33
の外側面は冷却風のダクト面としての役割を果たすもの
である。リザーバタンク33の外側面は、前後方向に構
成されており、導風板44を介した冷却風の方向に一致
するものである。さらに、冷却風ダクト17の後部外側
端とリザーバタンク33の外側面が略一致する構成とな
っている。このため、冷却風ダクト17より排出される
冷却風は、導風板44およびリザーバタンク33の外側
面により、旋回体8の後方に向け排出される。
【0033】旋回体8の側部を被装するボンネット15
には排気口15bが設けられており、該排気口15bよ
りラジエータ37およびオイルクーラ38を介した冷却
風が旋回体8の後方に向け排出されるものである。な
お、排気口15b近傍において、ボンネット15は平面
視階段状に構成されており、該ボンネット15の階段状
部分の後方に面した部分に排気口15bが設けられてい
るものである。これにより、排気口15bを介した排風
は機体後方に向けられるものである。
【0034】旋回体8において、スイングシリンダ13
はラジエータ37およびオイルクーラ38の下方に配設
されるものである。該スイングシリンダ13は後端を旋
回フレーム32に回動自在に枢支されており、機体前後
方向に配設されるものである。そして、旋回体8の右側
(ラジエータ配設側)前部に設けた開口部より、旋回体
8の外側に延出され、ブームブラケット12に接続され
る。
【0035】上記のごとく、ラジエータ37を旋回体8
の中央よりに配置するとともに、旋回体8において、フ
ァン34より外側の空間およびエンジン30より外側の
空間を冷却風路とするものである。すなわち、ラジエー
タ37を旋回フレームの中央よりに配置して、ファン3
4と旋回フレーム32周囲の空間およびエンジン30と
旋回フレーム32周囲の空間を冷却風とするものであ
る。これにより、旋回体8内における冷却効果を向上で
きるものである。
【0036】従来、エンジン30の長手方向に配設され
ていたラジエータ37を、旋回体8の中央よりに配置す
ることにより、エンジン30を旋回体8の側方に移動さ
せ、空いた空間に運転席21を配設することが可能とな
る。すなわち、エンジン30を側方に移動することによ
り、該エンジン30に接続した油圧ポート42上に運転
席21を配設することができ、運転席21の操作スペー
スを大きくとることができる。
【0037】次に、ファン34の構成について、図5お
よび図6を用いて説明する。エンジン30のクランク軸
の端部にはプーリ51が固設されており、該プーリ51
にはユニバーサルジョイント52の一端が接続されてい
る。ユニバーサルジョイント52の他端にはプーリ53
が固設されている。これにより、エンジン30のクラン
ク軸の回転がプーリ53に伝達されるものである。プー
リ53にはファンベルトが巻架されており、該ファンベ
ルトはプーリ54にも巻架されるものである。プーリ5
4はファン34の回動軸の一端に固設されており、ファ
ン34の回動軸はエンジン30のクランク軸に対してオ
フセットされているものである。
【0038】ユニバーサルジョイント52はエンジン3
0のクランク軸の軸心方向に配設され、エンジン30よ
り旋回体8の外側に向け配設されている。エンジン30
の外側に配設されたリザーバタンク33の下部後ろ側
は、ユニバーサルジョイント52を配設するべく、切り
欠いた構成となっている。そして、リザーバタンク33
の旋回体8外側には、前記プーリ54およびプーリ53
を回動自在に支持するブラケット48が配設される。ブ
ラケット48の外側面にはプーリ54・53および該プ
ーリ54・53に巻架されたベルトのテンショナー56
が配設されており、ブラケット48の内側にはファン3
4が配設されるものである。
【0039】すなわち、ファン34はエンジン30のク
ランク軸からオフセットされて配置されており、該ファ
ン34の駆動はベルト駆動により行われるものである。
また、ファン34の駆動には、ブラケット48に配設し
たプーリ53・54を介して行うものであり、コンパク
トに構成された旋回体8の内部においても、ファン34
配置の自由度を向上することができる。
【0040】次に、ファン34の駆動機構について説明
する。ブラケット48は平板状に構成されており、周部
には立ち上がり部が構成されている。該立ち上がり部は
ブラケット48のプーリ53・54を配設した外側面垂
直に構成されている。ブラケット48の立ち上がり部
は、ブラケット48の剛性を向上するとともに、プーリ
53・54および該プーリ53・54に巻架されるベル
ト57を保護するものである。ブラケット48のファン
34配設側部分には、開口部48bが設けられている。
該開口部48bを設けることにより、ファン34により
発生する冷却風が該開口部48bを通過するものであ
る。
【0041】ブラケット48には、筒体55および筒体
53cが固設されている。筒体55内には、ベアリング
を介して回動軸54bが配設されており、該回動軸54
bに端部にファン34およびプーリ54が固設されるも
のである。筒体53c内には、回動軸53bが配設さ
れ、該回動軸53bにプーリ53およびユニバーサルジ
ョイント52が接続されるものである。そして、ユニバ
ーサルジョイント52にエンジン30のクランク軸に固
設したプーリ51が固設されるものである。該プーリ5
1には図示しないクーラ用のコンプレッサーがベルトを
介して接続されるものである。このため、エンジン30
のクランク軸よりファン34を駆動する動力とクーラ用
コンプレッサーを駆動する動力を取り出すことが可能と
なる。また、プーリ51がファン駆動力取出し継ぎ手と
クーラ用コンプレッサー駆動プーリを兼用するので、部
品の兼用を行うことができ、製造コストを低減できる。
さらに、仕様の変更にも容易に対応可能となる。
【0042】テンショナー56は、テンションプーリ5
6bおよび該テンションプーリ56bを支持するステー
56cにより構成される。ステー56cは正面視逆「く」
の字形状に構成されており、上端はブラケット48の外
側に屈曲された構成になっている。ステー56cの下端
は、ブラケット48に固設されたステー支軸58に接続
されており、該ステー支軸58を中心に回動自在に構成
されている。
【0043】ブラケット48等により構成されるファン
駆動機構とエンジン30は、ユニバーサルジョイント5
2により接続されるものである。エンジン30は防振機
構を介して旋回フレーム32上に固設されるものであ
り、ブラケット48はステーなどにより旋回フレーム3
2に固定されるものである。すなわち、エンジン30は
旋回フレーム32に対して振動するものであるが、ブラ
ケット48は旋回フレーム32に対して固定されている
ものである。エンジン30が振動することにより、ブラ
ケット48とエンジン30との相対距離が変化する。し
かし、ブラケット48に構成されたファン駆動機構とエ
ンジン30は、ユニバーサルジョイント52により接続
されるので、エンジン30の振動に関係なく、駆動力を
ファン34に伝達することが可能である。
【0044】次に、リザーバタンク33の構成につい
て、図7乃至図9を用いて説明する。リザーバタンク3
3の下部は、ユニバーサルジョイント52を配設すべ
く、切り欠いた構成となっている。リザーバタンク33
はエンジン30の外側に配設されるものであり、エンジ
ン30の油圧ポンプ41が接続される駆動力取出し側と
は反対側に配設されるものである。そして、エンジン3
0の駆動力取出し側とは反対側に、エンジン30のクラ
ンク軸に接続したユニバーサルジョイント52が配設さ
れるものである。
【0045】ユニバーサルジョイント52の配設位置に
おいて、リザーバタンク33の下後部底面は該ユニバー
サルジョイント52より高い位置にあり、リザーバタン
ク33下前部底面はユニバーサルジョイント52より低
い位置にあり旋回フレーム32に固設されているもので
ある。すなわち、リザーバタンク33において、エンジ
ン30のクランク軸の延長線上に位置する部分が切り欠
かれた構成になっており、ファン34の駆動部を通す空
間が設けられている。
【0046】リザーバタンク33は旋回フレーム32上
に固設されるものである。そして、該リザーバタンク3
3の下後部には、遮蔽板61が接続されるものである。
遮蔽板61は、リザーバタンク33の切欠部に配設され
たユニバーサルジョイント52の後方および下方を覆う
ものである。これにより、ダクト面であるリザーバタン
ク33の外側面に沿って、旋回体8内部の後部へ流入す
る冷却風を遮断し、該冷却風をボンネット15の排風口
15bより、旋回体8の外に排出するものである。
【0047】リザーバタンク33の外側面は、冷却風の
ダクト面として利用されるとともに、ファン34の駆動
機構が固設される部位でもある。すなわち、リザーバタ
ンク33の外側面はファン34の駆動機構を取付けるス
テーを兼ねた構成となっている。リザーバタンク33の
外側面には、ネジ溝を刻設したステーが固設されてお
り、該ステーにファン34の駆動機構のブラケット48
を介してボルト等を螺装することにより、ブラケット4
8が固設されるものである。これにより、リザーバタン
ク33の外側面はファン34の駆動機構が固設されるも
のである。
【0048】リザーバタンク33は、旋回体8において
キャノピーマウントの支持部材として用いられるもので
ある。リザーバタンク33は旋回フレーム32上に固設
されており、該リザーバタンク33の上面はボンネット
15の上部位置まで達した構成になっている。該リザー
バタンク33の後方にはキャノピーマウント64が配設
されている。該キャノピーマウント64の下部は旋回フ
レーム23上に固設されており、キャノピーマウント6
4の上部はリザーバタンク33の上部に接続されるとと
もに、旋回体8の左右方向に延出されるものであり、該
キャノピーマウント64にキャノピー70が接続される
ものである。
【0049】リザーバタンク33はキャノピーマウント
64を支持するものであり、該キャノピーマウント64
の補強部材としての役割を果たすものである。すなわ
ち、リザーバタンク33はキャノピーマウント64と共
に、キャノピー70を支持するものである。リザーバタ
ンク33をキャノピーマウントの支持部材として利用す
るので、旋回体8を構成する部品点数を減少できるとと
もに、旋回体8をコンパクトに構成することができるも
のである。
【0050】次に、ダクト17の構成について、図10
乃至図13を用いて説明する。ダクト17は左右方向に
開口した筒状に構成されており、前面を構成する隔壁4
3は内側が左右方向に構成されており、外側が斜め後方
に向けて構成されている。また、ダクト17の底面は前
記隔壁43の外側端位置まで延出された構成となってい
る。ダクト17の上部後端にはステー67が設けられて
おり、該ステー67はリザーバタンク33の上部に接続
されるものである。リザーバタンク33がダクト17の
支持部材として用いられるものである。
【0051】ダクト17の内側部分は、平面視にて前部
が後部より内側に入った構成になっており、該ダクト1
7の内側形状に沿ってラジエータ37およびオイルタン
ク38が固設されるものである。そして、ダクト17の
筒状部分にファン34が配設される。すなわち、ファン
34はダクト17により前後左右面を囲まれた構成とな
る。このため、ラジエータ37およびオイルタンク38
を介した冷却風がダクト17の外側にもれることなく、
該ダクト17の内側を通って旋回体8の外側に導かれる
ものである。
【0052】旋回体8において、ダクト17は燃料タン
ク46上に配設されるものであり、該ダクト17の内側
にはラジエータ37およびオイルクーラ38を介した冷
却風が通過する。ダクト17の底面は前述のごとく、隔
壁43の外側端位置まで延出されており、該底面の外側
は旋回体8の外側部に沿った構成となっている。このた
め、ダクト17の内側を通過した冷却風が燃料タンク4
6にあたることなく、旋回体8の後方に向けて排出され
るものである。ダクト17の前方にはバッテリ45と燃
料タンク46が配設されるため、該ダクト17によりバ
ッテリ45と燃料タンク46を熱から守ることが可能と
なる。
【0053】次に、導風板44について、図14および
図15を用いて説明する。ダクト17の底面には、取付
け孔68・68が設けられており、該取付け孔68・6
8により導風板44がダクト17に固設されるものであ
る。導風板44は二つの導風部44bおよび導風部44
b・44bを接続するプレート44cにより構成され
る。導風部44bは前後方向に配設されており、前部は
外側斜め後方に向けた構成となっており、後部は前後方
向に沿った構成となっている。該導風板44を前述のダ
クト17の底面に固設することにより、ダクト17より
排出された風を旋回体8の後方に向けるものである。
【0054】次に、ボンネット15の構成について、図
16および図17を用いて説明する。ボンネット15は
旋回体8の上側部を被装するものであり、旋回体8の側
部形状に沿った形状に構成されている。旋回体8のラジ
エータ37配置側のボンネット15には、中央部および
後部にかけて、平面視階段状に構成された段付き部15
cが構成されている。段付き部15cはボンネット15
の側面に沿って構成されており、該段付き部15cの後
方に面した部分には排風口15bが設けられている。
【0055】ボンネット15の後部は、旋回体8の後部
に配設されるカウンタウェイト31の側部形状に沿って
構成されており、ボンネット15の後下部は切り欠かれ
た形状になっている。このため、段付き部15cも後部
において、高さが短く構成されており、該段付き部15
cに構成される排風口15bの長さも短く構成されてい
る。すなわち、ボンネット15側面の排風ダクト部であ
る排風口15bは、機体後方ほど幅が減少する形状とし
て、機体後方に向け開口しているものである。
【0056】ボンネット15において、排風口15bは
該ボンネット15の側部に設けられているが、ボンネッ
ト15に段付き部15cを設けることにより、排風口1
5bを後方に向けるとともに、該排風口15bより排出
される排気も機体後方に排出するものである。また、旋
回体8の側部において、後方に排気するので、旋回体8
の側部に沿って、排気が後方に排出されるものである。
これにより、冷却風の排気が旋回体8の側方に噴出する
ことがなく、周囲に与える影響を小さくすることができ
る。さらに、機体後方ほど幅が減少する形状としている
ので、機体の真後ろに強い排気が吐出されることが無
く、周囲に与える影響を減少できる。
【0057】すなわち、本発明に係る旋回体8の内部構
成において、図18に示すごとく、旋回体8の前部開口
部および中央の開口部39より、空気を旋回体8内に取
りこみ、旋回体8の中央部に配設したラジエータ37お
よびオイルクーラ38を冷却するものである。そして、
該ラジエータ37後方に配設したファン34を、エンジ
ン30のクランク軸とオフセットした駆動軸により駆動
し、冷却風を側方に排出すると共に、隔壁43におよび
導風板44により後方に排出する。そして、ボンネット
15の排風口15bより旋回体8の後方に冷却風を排出
するものである。
【0058】これにより、エンジン30、ラジエータ3
7、油圧ポンプ41およびファン34を含む機構の左右
長さを短く構成でき、旋回体8をコンパクトに構成でき
る。また、旋回体8上に構成される運転席21の配置上
の自由度が増すとともに、操作スペースを拡大し、運転
者に快適な作業空間を提供することができる。また、エ
ンジン30とボンネット30の開口部15bの間に、リ
ザーバタンク33が配設されるので、エンジン30の遮
音性を向上できる。ファン34の側方においても、ギア
ファン34の外側方がボンネット15により遮蔽された
構造となり、ファン34の配設位置からの冷却風経路
を、旋回体8内において、長く取ることができるため、
ファン34の騒音を低減できる。さらに、コンパクトに
構成した旋回体8内においても、冷却風の流路を構成で
き、ラジエータ37およびオイルクーラ38を冷却する
ことができる。これと共に、旋回体8内においてエンジ
ン30を後部に配置するにもかかわらず、旋回体8の後
方に冷却風を排出することが可能となる。これにより、
機体周辺に植え込み等がある場合においても、冷却風を
直接植え込み等にかける心配が無く、周囲に与える影響
を減少できる。
【0059】次に、ボンネット15の他の実施例につい
て説明する。図19において、ボンネット15には開口
部51・51・51・・が設けられており、該開口部5
1の周部には、ボンネット15の外側に突出した案内板
52が設けられている。これにより、開口部51より排
出される排気を機体後方に向けるものである。旋回体8
の後方に冷却風を排出することが可能となり、機体周辺
に植え込み等がある場合においても、冷却風を直接植え
込み等にかける心配が無く、周囲に与える影響を減少で
きる。このほかにも、図20に示すごとく、開口部51
の近傍において、ボンネット15が内側に折り曲げられ
ており、内側に折り曲げた部分により案内板53・53
・・を構成しているものである。この場合にも同様に排
気を機体後方に向けることができるものである。なお、
図20に示す構成においては、ボンネット15を打ち抜
いて、開口部51を構成する場合など、打ち抜く部分を
利用して案内板53を構成することができるものであ
る。
【0060】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1に記載の
ごとく、ラジエータ、ラジエータファン中心をエンジン
クランク軸から平面視でオフセットさせて配置した旋回
作業車において、エンジンを旋回台中心より後方に配置
したので、ファン騒音およびエンジン騒音の透過音の低
減を行える。さらに、エンジンを側方に配設できるた
め、運転席を機体後部へ寄せることができる。これによ
り、操作スペースを広くすることができる。
【0061】請求項2に記載のごとく、ラジエータ、ラ
ジエータファン中心をエンジンクランク軸から平面視で
オフセットさせて配置した旋回作業車において、ファン
と旋回台周囲の空間およびエンジンと旋回台周囲の空間
を冷却風流路としたので、ファン騒音およびエンジン騒
音の透過音の低減を行える。さらに、エンジンを側方に
配設できるため、運転席を機体後部へ寄せることができ
る。これにより、操作スペースを広くすることができ
る。
【0062】請求項3に記載のごとく、ラジエータ用フ
ァンを吸い込み式とし、ラジエータ側からファン駆動側
への冷却風流を発生させ、ラジエータ排風を旋回作業車
の機体後方へ導き、排出させるので、排気口より排出さ
れる冷却風により周囲に与える影響を少なくできる。例
えば、機体側方に植え込み等がある場合に、植え込みに
直接、冷却風を当てる事が無くなる。
【0063】請求項4に記載のごとく、ボンネット側面
の排風ダクト部は、機体後方ほど幅が減少する形状とし
て、機体後方に向け開口部を設けたので、排気口より排
出される冷却風により周囲に与える影響を少なくでき
る。
【0064】請求項5に記載のごとく、作業油クーラを
ラジエータ側面に併設したので、製作コストを低減で
き、部品点数を削減できる。
【0065】請求項6に記載のごとく、ラジエータおよ
びラジエータファン中心をエンジンクランク軸からオフ
セットさせ、エンジン側方に配置した旋回作業車におい
て、ラジエータをスイングシリンダ上方に配設したの
で、機体をコンパクトに構成でき、スイングシリンダ上
方の空きスペースを有効に利用できる。
【0066】請求項7に記載のごとく、エンジンの動力
取出側の反対側に作動油タンクを配設し、該作動油タン
クの反エンジン側の側面をラジエータ冷却風のダクト面
としたので、騒音の低減を行うことができ、作動油タン
クがフレーム後部に配設され、旋回体のバランスが向上
する。
【0067】請求項8に記載のごとく、ラジエータおよ
びラジエータファン中心をエンジンクランク軸からオフ
セットさせ、エンジン側方に配置した旋回作業車におい
て、エンジンの反動力取出側に作動油タンクを配設し
て、該作動油タンクのエンジンクランク軸の延長相当部
を切り欠き、ラジエータファン駆動部を通す空間を設け
たので、騒音の低減を行うことができ、作動油タンクが
フレーム後部に配設され、旋回体のバランスが向上す
る。
【0068】請求項9に記載のごとく、エンジンンの反
動力取出側に作動油タンクを配設し、ギア作動油タンク
の上部を利用して、キャノピマウントを支持する構造と
したので、部品点数を削減でき、コストの低減を行え
る。
【0069】請求項10に記載のごとく、エンジンの反
動力取出側に作動油タンクを配設し、該作動油タンクの
側面を軸継手、軸受およびプーリ等からなるブラケット
一体組み込みのファン駆動装置を支持する構造としたの
で、部品点数を削減でき、コストの低減を行える。
【0070】請求項11に記載のごとく、エンジンの反
動力取出側に作動油タンクを配設し、該作動油タンク前
方下部のスイングシリンダ側面に沿って燃料タンクを配
設し、かつ該燃料タンク上面をラジエータ下部タンクの
上面位置におさめたので、旋回体をコンパクトに構成で
きる。
【0071】請求項12に記載のごとく、燃料タンク上
に冷却風ダクトとバッテリを配設したので、旋回体をコ
ンパクトに構成でき、燃料タンク上の空間を有効に利用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回作業車の全体構成を示す側面図。
【図2】旋回体の側面図。
【図3】同じく内部構成を示す平面図。
【図4】同じく側面図。
【図5】ファン駆動機構の構成を示す側面図。
【図6】同じく平面一部断面図。
【図7】旋回体の内部構成を示す後面図。
【図8】ラジエータの配置構成を示す後面図。
【図9】同じく側面図。
【図10】ダクトの構成を示す平面図。
【図11】同じく側面図。
【図12】同じく正面図。
【図13】図12におけるA−A線断面図。
【図14】導風板の構成を示す平面図。
【図15】同じく内側面図。
【図16】ボンネットの構成を示す側面図。
【図17】同じく平面図。
【図18】冷却風の経路を示す模式図。
【図19】外側に突出した案内板を設けたボンネットの
構成を示す平面断面図。
【図20】内側に突出した案内板を設けたボンネットの
構成を示す平面断面図。
【符号の説明】
13 スイングシリンダ 17 ダクト 30 エンジン 31 カウンタウェイト 32 旋回フレーム 33 リザーバタンク 34 ファン 37 ラジエータ 38 オイルクーラ 41 油圧ポンプ 42 油圧ポート 43 隔壁 44 導風板 45 バッテリ 46 燃料タンク 48 ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01P 5/04 F01P 5/04 F 5/06 510 5/06 510B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータ、ラジエータファン中心をエ
    ンジンクランク軸から平面視でオフセットさせて配置し
    た旋回作業車において、エンジンを旋回台中心より後方
    に配置したことを特徴とする旋回作業車のフレーム内構
    造。
  2. 【請求項2】 ラジエータ、ラジエータファン中心をエ
    ンジンクランク軸から平面視でオフセットさせて配置し
    た旋回作業車において、ファンと旋回台周囲の空間およ
    びエンジンと旋回台周囲の空間を冷却風流路としたこと
    を特徴とする旋回作業車のフレーム内構造。
  3. 【請求項3】 ラジエータ用ファンを吸い込み式とし、
    ラジエータ側からファン駆動側への冷却風流れをつく
    り、ラジエータ排風を旋回作業車の機体後方へ導き、排
    出させることを特徴とする請求項2記載の旋回作業車の
    フレーム内構造。
  4. 【請求項4】 ボンネット側面の排風ダクト部は、機体
    後方ほど幅が減少する形状として、機体後方に向け開口
    部を設けたことを特徴とする請求項3記載の旋回作業車
    のフレーム内構造。
  5. 【請求項5】 作業油クーラをラジエータ側面に併設し
    たことを特徴とする請求項1記載の旋回作業車のフレー
    ム内構造。
  6. 【請求項6】 ラジエータ、ラジエータファン中心をエ
    ンジンクランク軸からオフセットさせて配置した旋回作
    業車において、ラジエータをスイングシリンダ上方に配
    設したことを特徴とする旋回作業車のフレーム内構造。
  7. 【請求項7】 エンジンの反動力取出側に作動油タンク
    を配設し、該作動油タンクの反エンジン側の側面をラジ
    エータ冷却風のダクト面としたことを特徴とする請求項
    1または2記載の旋回作業車のフレーム内構造。
  8. 【請求項8】 ラジエータ、ラジエータファン中心をエ
    ンジンクランク軸からオフセットさせて配置した旋回作
    業車において、エンジンの反動力取出側に作動油タンク
    を配設して、該作動油タンクのエンジンクランク軸の延
    長相当部を切欠き、ラジエータファン駆動部を通す空間
    を設けたことを特徴とする旋回作業車のフレーム内構
    造。
  9. 【請求項9】 エンジンンの反動力取出側に作動油タン
    クを配設し、該作動油タンクの上部を利用して、キャノ
    ピマウントを支持する構造としたことを特徴とする旋回
    作業車のフレーム内構造。
  10. 【請求項10】 エンジンの反動力取出側に作動油タン
    クを配設し、該作動油タンクの側面を軸継手、軸受およ
    びプーリ等からなるブラケット一体組み込みのファン駆
    動装置を支持する構造としたことを特徴とする請求項1
    記載の旋回作業車のフレーム内構造。
  11. 【請求項11】 エンジンの反動力取出側に作動油タン
    クを配設し、該作動油タンク前方下部のスイングシリン
    ダ側面に沿って燃料タンクを配設し、かつ該燃料タンク
    上面をラジエータ下部タンクの上面位置におさめたこと
    を特徴とする請求項1記載の旋回作業車のフレーム内配
    置。
  12. 【請求項12】 燃料タンク上に冷却風ダクトとバッテ
    リを配設したことを特徴とする請求項11記載の旋回作
    業車のフレーム内配置。
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