JPH07322741A - コンバインのエンジンルーム内排熱装置 - Google Patents

コンバインのエンジンルーム内排熱装置

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Publication number
JPH07322741A
JPH07322741A JP6141194A JP14119494A JPH07322741A JP H07322741 A JPH07322741 A JP H07322741A JP 6141194 A JP6141194 A JP 6141194A JP 14119494 A JP14119494 A JP 14119494A JP H07322741 A JPH07322741 A JP H07322741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
engine room
soundproof
seat
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6141194A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Shimizu
明彦 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP6141194A priority Critical patent/JPH07322741A/ja
Publication of JPH07322741A publication Critical patent/JPH07322741A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンバインの座席の下方に装備する防音型の
エンジンケーシングによって騒音がでないように囲んだ
エンジンルーム内の熱気を、オペレータが火傷をしない
ように外方に有効に排除可能とする。 【構成】 エンジンEを囲んでエンジンルームaを形設
する防音型のエンジンケーシングAの上方に座席1を装
備して構成するコンバインにおいて、前記エンジンルー
ムa内の上方位となる防音型のエンジンケーシングAの
天井部には排気ファン2を内装した換気口3を設け、前
記排気ファン2に連通する排気ダクト4を前記防音型の
エンジンケーシングAから前記座席1より離れる外方へ
延設して構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの騒音がもれ
ないようにエンジンルームを防音型のエンジンケーシン
グ(以下エンクローヂャーと呼ぶことがある)により囲
んで、エンジンルーム内に発生する熱気を排除できるよ
うにしたコンバインのエンジンルーム内排熱装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、本出願人が既に提案しているよう
に、エンジンを囲んでエンジンルームを形設する防音型
のエンジンケーシングの上方に座席を装備して、エンジ
ンの騒音がもれないように構成するコンバインは知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造では、とくにエンジン停止時に、エンジンルー
ム内の温度が約140°Cと高温になり、防音型のエン
ジンケーシングの外壁が熱くなって座席のオペレータが
火傷をするような危険な状態となってしまい、防音型の
エンジンケーシングをいちいち開閉させるにもいかず、
防音型のエンジンケーシングの周囲に窓を設けていちい
ち開閉させるにしても面倒であって、しかも、エンジン
ルーム内の温度を充分に下げることはできない、といっ
た不具合を呈している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、そのような不
具合を課題として解決し、エンジンルーム内の熱気を排
気とともに有効に排除可能とするものであり、そのた
め、エンジンを囲んでエンジンルームを形設する防音型
のエンジンケーシングの上方に座席を装備して構成する
コンバインにおいて、前記エンジンルーム内の上方位と
なる防音型のエンジンケーシングの天井部には排気ファ
ンを内装した換気口を設け、前記排気ファンに連通する
排気ダクトを前記防音型のエンジンケーシングから前記
座席より離れる外方へ延設して構成したものである。
【0005】
【作用】したがって、エンジンが停止した場合とか、運
転中であっても、エンジンの高熱化に応じて排気ファン
を回転させると、排気ファンの吸排気作用により、エン
ジンルーム内の熱気を上方の換気口に吸気させて排気ダ
クトより、座席から離れる外方へ排除することができる
ことになって、防音型のエンジンケーシングの外壁が高
熱を帯びてオペレータが火傷するようなことのないよう
に、エンジンルーム内の熱気を有効に排除できる。
【0006】
【実施例】図2はコンバインを概略示した平面図であ
り、該コンバインは、刈取部B、脱穀部C、藁カッタ部
D、操縦コラム5a、サイドコラム5b、ステップ6、
座席1、グレンタンク7、縦オーガ筒8a、排出オーガ
筒8bなどを配備して従来形構造同様に構成されたもの
であるが、前記座席1の下方側となる各シャーシフレー
ム9の上方には、下部にオイルパン10を装備するとと
もに上部に吸気チャンバー11a、エアクリーナ11b
およびマフラー12などを装備した出力軸が機体の横方
向となるエンジンEを搭載し、該エンジンEの機体内側
方端部にはHSTポンプ13を伝動連結し、該HSTポ
ンプ13の出力軸をユニバーサルジョイント14を介し
て油圧タンク兼ギヤボックス15に伝動連結し、該油圧
タンク兼ギヤボックス15の直交する両側面には前記脱
穀部Cに伝動する扱胴駆動用プーリ16aおよび選別駆
動用プーリ16bをそれぞれ軸架して構成する。
【0007】前記エンジンEやHSTポンプ13を音も
れがしないように囲んでエンジンルームaを形設する箱
形の防音型のエンジンケーシングAを被着するが、該防
音型のエンジンケーシングAの機体外側方端部には、上
方外側面に外気吸引口17を有して中空状となるサイド
コラム18を一体的に形設するとともに、該サイドコラ
ム18の下部内側面と、サイドコラム18の下部より前
方へ延出する延出部18aの内側面には外気吸引口19
と20をそれぞれ形設し、前記防音型のエンジンケーシ
ングAの下部と前方のラジエータ21の間で前記ステッ
プ6の下方となる部位には前記ラジエータ21に送風す
ることができる送風胴22を配備し、該送風胴22の内
部には、一側方が前記外気吸引口20に連通して他側方
が前記エンジンルームa内に通風ケース23を介して連
通するとともに前記エンジンEよりプーリベルト24な
どを介し駆動されるシロッコファン25を軸架して構成
する。
【0008】前記エンジンEの上部に装備した前記マフ
ラー12の機体後方側となる前記防音型のエンジンケー
シングAの後面には丸孔26を形設し、前記マフラー1
2から延出するマフラーパイプ27を前記丸孔26に通
すとともに、機体の下部側に設けた2段マフラー12a
に連通連設し、前記マフラー12の上方側となる防音型
のエンジンケーシングAの天井部には下面に下向きの換
気口3を有する吸気胴4aを装着して、該吸気胴4aの
内部にはモータ28によって駆動する吸排気式の排気フ
ァン2を軸架し、前記吸気胴4aより延出する吸音性の
排気ダクト4を防音型のエンジンケーシングAの後面に
貫通させるとともにその先端の排出口4bが上方の前記
座席1より離れる機体後方の外方に位置するよう延設
し、前記マフラー12の上方側となる防音型のエンジン
ケーシングAの天井部には、エンジンルームa内の温度
が上昇すると前記モータ28を駆動させる温度センサ3
0を配備して構成するが、前記モータ28は図示省略の
バッテリに接続し、また、前記実施例では排気ダクト4
の基端部を吸気胴4aにしたが、吸気胴4a別体にし
て、排気ダクトを連結して構成しても良い。
【0009】したがって、運転中には、防音型のエンジ
ンケーシングAの囲いによりエンジンE音の騒音もれを
防止できることになり、ラジエータ21に送風するシロ
ッコファン25の一側方からは外気吸入口17,20を
通して吸気されるとともに、他側方からは、外気吸入口
17,19や丸孔26から吸気されてエンジンルームa
内を通しながら通風ケース23より吸気されることにな
るが、このようなエンクローズタイプではエンジンルー
ムa内がどうしても高温となってしまい、エンジンEが
停止した場合とか、運転中であっても、エンジンEやマ
フラーが高熱化してエンジンルームa内の温度が上昇す
ると、温度センサ30が検知してモータ28を起動さ
せ、排気ファン2の回転により、エンジンルームa内の
熱気を上方の換気口3に吸気させて排気ダクト4より、
座席1より離れる外方へ排除することができるようにな
って、防音型のエンジンケーシングAの外壁が高熱を帯
びてオペレータが火傷することのないように、エンジン
ルームa内の熱気を有効に排除できる。
【0010】前記実施例のように、換気口3を防音型の
エンジンケーシングAの天井部に、しかもマフラー12
の上方位に設けると、エンジンルームa内の上部に集ま
る熱気や、とくにエンジン停止時に最も発熱するマフラ
ー12の熱気を有効に吸気できることになり、また、排
気ダクト4を吸音性にすることにより、排気ダクト4か
らの騒音もれを少なくすることができる。
【0011】また、エンジンが停止すると所定時間だけ
起動するエンジンストップモータを使用して、エンジン
停止時に、換気口3を開口させたり、排気ファン2が回
転するように構成することもできる。
【0012】
【発明の効果】このように本発明は、エンジンEが停止
した場合とか、運転中であっても、エンジンEの高熱化
に応じて排気ファン2を回転させると、排気ファン2の
吸排気作用により、防音型のエンジンケーシングAによ
って騒音もれを無くしたエンジンルームa内の熱気を上
方の換口3に吸気させて排気ダクト4より、座席1から
離れる外方へ排除することができることになって、防音
型のエンジンケーシングAの外壁が高熱を帯びてオペレ
ータが火傷するようなことのないように、エンジンルー
ムa内の熱気を有効に排除できることになり、簡単な構
造にして好適に実施できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の要部を概略示した側断面図であ
る。
【図2】コンバインを概略示した平面図である。
【図3】要部を概略示した斜視図である。
【図4】要部を概略示した平面図である。
【符号の説明】
E エンジン a エンジンルーム A 防音型のエンジンケーシング 1 座席 2 排気ファン 3 換気口 4 排気ダクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンEを囲んでエンジンルームaを
    形設する防音型のエンジンケーシングAの上方に座席1
    を装備して構成するコンバインにおいて、前記エンジン
    ルームa内の上方位となる防音型のエンジンケーシング
    Aの天井部には排気ファン2を内装した換気口3を設
    け、前記排気ファン2に連通する排気ダクト4を前記防
    音型のエンジンケーシングAから前記座席1より離れる
    外方へ延設して構成したことを特徴とするエンジンルー
    ム内排熱装置。
JP6141194A 1994-05-30 1994-05-30 コンバインのエンジンルーム内排熱装置 Pending JPH07322741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6141194A JPH07322741A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 コンバインのエンジンルーム内排熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6141194A JPH07322741A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 コンバインのエンジンルーム内排熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07322741A true JPH07322741A (ja) 1995-12-12

Family

ID=15286350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6141194A Pending JPH07322741A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 コンバインのエンジンルーム内排熱装置

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JP (1) JPH07322741A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013231443A (ja) * 2013-07-05 2013-11-14 Yanmar Co Ltd コンバイン搭載用のエンジン装置
JP2013241938A (ja) * 2013-07-05 2013-12-05 Yanmar Co Ltd コンバイン搭載用のエンジン装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013231443A (ja) * 2013-07-05 2013-11-14 Yanmar Co Ltd コンバイン搭載用のエンジン装置
JP2013241938A (ja) * 2013-07-05 2013-12-05 Yanmar Co Ltd コンバイン搭載用のエンジン装置

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