JPH085261Y2 - 車両のドアオープンストッパ装置 - Google Patents

車両のドアオープンストッパ装置

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JPH085261Y2
JPH085261Y2 JP627290U JP627290U JPH085261Y2 JP H085261 Y2 JPH085261 Y2 JP H085261Y2 JP 627290 U JP627290 U JP 627290U JP 627290 U JP627290 U JP 627290U JP H085261 Y2 JPH085261 Y2 JP H085261Y2
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JP
Japan
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door
open stopper
open
stopper device
stopper
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JP627290U
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吉信 酒井
通溶 鈴木
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Araco Corp
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主としてバン型車両において、車室内を運
転室と荷物室とに区分する区画部(ルームセパレータ)
に設置されるドアを開放位置に保持するときに使用され
るドアオープンストッパ装置に関する。
(従来の技術) 第6図及び第7図は車室内がドア12を備えたルームセ
パレータ10によって運転室Fと荷物室Rとに区画された
バン型車両を示し、また第8図はルームセパレータ10の
拡大図であり、該ルームセパレータ10はセパレータパネ
ル11とドア12とからなり、セパレータパネル11は、フロ
アパネル15とルーフパネル16とサイドパネル14とに固定
され、ドア12は第9図に示すようにルーフパネル16に固
定されたチャンネル状のアッパレール17とフロアパネル
15に固定されたロアレール18とに案内されて開閉し得る
ようになっている。
そして、このようなルームセパレータ10にあっては、
ドア12を第10図に示す開放位置に確実に保持したいとき
(たとえば傾斜地等でドア12を放置すると自然に閉じて
しまうようなとき)のために、ドアオープンストッパ装
置を備えている。従来のドアオープンストッパ装置とし
ては、たとえば第11図に示すローラ式と第12図に示すロ
ッド式とが知られている。前者のローラ式はドア12の上
端に取り付けられてアッパレール17内を転動するローラ
19がドア開放時にアッパレール17に取り付けられた板ば
ね20の突部21を乗り越えることによって同位置に保持さ
れるようにしたものであって、通常の場合第10図に示す
A部付近に設置される。
また、後者のロッド式はセパレータパネル11に回動可
能に取付けたストッパ棒22の先端をドア開放時にドア12
側に設けたストッパプレート23の孔に係合することによ
ってドア12を開放位置に保持するようにしたもので、通
常時(ドア閉止時)にはストッパ棒22はホルダ24によっ
て邪魔にならないよう格納されるようになっており、そ
して通常の場合第10図に示すB部付近に設置される。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述した従来のドアオープンストッパ装置
の場合、下記のような不具合がある。
前者のローラ式の場合は、板ばね20のばね力の設定が
難しいものであり、弱すぎるとストッパ機能が甘くなっ
て十分な保持力が得られなくなり、強すぎるとドア開閉
操作時に板ばね12を乗り越えるときのゴツゴツ感が強く
なって開閉操作フィーリングが悪いものとなる。また、
開閉操作時の騒音の低減化のためにローラ19を樹脂製と
したときは、該ローラ19が板ばね20によって摩耗し易
く、また板ばね20が経年によって折損し易い等の点に問
題がある。
後者のロッド式の場合は、ストッパ棒22をその都度ホ
ルダ24に格納しなければならないという煩わしさがある
上に外観状の見栄えが悪いものであり、しかもセパレー
タパネル11の表面に剛体の突起物として存在する関係で
ケガをするおそれがあるという点に問題がある。
そこで本考案は、上述した従来装置に見受けられる不
具合を解決する上で有効な車両のドアオープンストッパ
装置を提供することを、その目的とする (課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために次のように構成
している。
すなわち、本考案に係るドアオープンストッパ装置
は、開閉可能なドアを開放位置に保持するためのものに
して、ドア側とボデー側とのいずれか一方に設けられる
係止片と、他方に取り付けられるオープンストッパとを
備えており、このオープンストッパは適度の伸縮性を有
する弾性材料によりほぼプレート状又は棒状に形成され
るとともに、前記ドアの開放状態で前記係止片に対して
その伸縮性を利用して係脱し得る係止孔を備えた構成と
したものである。
(作用) 従って、上述のように構成された本考案のドアオープ
ンストッパ装置は、ドアを開放した状態でオープンスト
ッパを掴みこれを引き伸ばしてその係止孔をドア側の係
止片に挿入して係止することによってドアを開放位置に
保持することができ、この係止はオープンストッパを引
き伸ばしことで解除することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。第1図及び第2図にドアオープンストッパ装置の
主要部であるオープンストッパを示している。オープン
ストッパ1は合成ゴムのような適度の伸縮性を有する軟
質の弾性材料によって横長のほぼ長方形状のプレート状
に形成されている。オープンストッパ1の長手方向の一
端側には裏面側に回り止め用としての突起片2を備えた
取付部3が形成されており、この取付部3の裏面側には
補強用としてほぼL字形に形成された金属製のインサー
トプレート4が加硫接着によって固着されている。な
お、インサートプレート4には取付ねじの通し孔4aが、
また取付部3にはそれよりも大きい孔3aが形成されてい
る。
また、オープンストッパ3は長手方向のほぼ中央部に
矩形の開口部5を有しており、この開口部5の大きさの
設定により伸縮の程度が適当となるよう調整される。ま
た、オープンストッパ3の他端側には操作用の取手部6
が形成され、この取手部6は指で握り易いように、手前
側に向けて適当な角度θ(たとえば、15〜60°)に傾斜
されるとともに、先端が膨出状に形成されている。さら
に、取手部6と開口部5との間にはドア側に取付けられ
るフックプレート9を挿入係止するための複数個(本実
施例では2個の場合を示す)の縦長の係止孔7が形成さ
れている。
そして、上記のように構成されたオープンストッパ3
は、第2図あるいは第3図、第4図に示すようにルーム
セパレータ10におけるセパレータパネル11の自由端側端
縁にその突起片2を突き当てた状態で取付ねじ8によっ
て固定される。
一方、係止片としてのフックプレート9は、たとえば
合成樹脂あるいは金属等の剛体から形成されており、第
3図に示すようにドア12に対して止めねじやその他の適
当な固定手段により固定されている。また、第4図にお
いて、13はドア12の全開位置を規制するための1個又は
2個のクッションゴムであり、サイドパネル14側に固定
されている。
本実施例のドアオープンストッパ装置は上述のように
構成したものであり、従って第3図に示す閉止状態のド
ア12を開放して、これを開放位置に保持したい場合に
は、第4図に示すようにドア12を開放したときにフック
プレート9がオープンストッパ1の取手部3の裏面側に
入り込むので、その状態で取手部3を指で掴んでオープ
ンストッパ1を引き伸ばしてその係止孔7内にフックプ
レート9の先端を挿入係止することによりドア12を開放
位置に保持することができる。
そしてこのとき、オープンストッパ1には引張力が作
用しており、従ってフックプレート9に対する確実な係
止状態が得られ、とくに全開状態ではクッションゴム13
とオープンストッパ1との弾力的な共動によってガタツ
キのない状態に保持することができる。
また、この場合、本実施例では2個の係止孔7を備え
ているので、そのいずれか一方を選択して係止し得る
が、さらに必要に応じて係止孔7を増設したときは、ド
ア12をより広範囲の希望位置に保持することが可能とな
る。
なお、フックプレート9に対するオープンストッパ1
の係止は、該オープンストッパ1を係止時と同様に引き
伸ばすことによって解除することができる。
そして、以上のように構成されかつ作用するドアオー
プンストッパ装置は、ドア開閉時の邪魔にならないよう
に第10図に示すC部付近に設置することが望ましい。
なお、本実施例はルームセパレータ10のドア12が引き
戸の場合で説明したが、これに限るものではなく、第5
図に示すような回転タイプのドア12に対しても適用可能
であり、さらには図示はしないが、板状のドア以外の、
たとえばパイプ材によって構成された間仕切棒であつて
も適用可能である。
また、オープンストッパ1としては図示のプレート状
に限らず、たとえば棒状のものであっても差支えなく、
さらにはオープンストッパ1をボデー側に取り付け、係
止片としてのフックプレート9をドア12に取り付ける構
成に変更しても実施可能である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案のドアオープンストッパ
装置は、従来のローラ式に見受けられるドア開閉の操作
フィーリングに悪影響を及ぼすことなくドアを開放位置
に確実に保持し得るものであって、オープンストッパが
弾性体であることから、錆の発生あるいは異音の発生が
なく、かつケガ防止の面からも有効であり、さらには従
来のロッド式のようなストッパ解除後の格納作業も必要
なく、操作上の煩わしさが少ない。また、ロッド式のも
のに比べると外観を見栄え良く形成することが可能であ
り、しかも構造が簡単でかつコストを安価にできるとい
う特徴もある。
なお、このような本考案のドアオープンストッパ装置
は、バン型車両におけるルームセパレータのドアに限ら
ず、ワゴン車あるいは特装車両等のドアに適用し得るこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドアオープンストッパ装置におけ
るオープンストッパの実施例を示す斜視図、第2図は同
じく平断面図、第3図及び第4図はルームセパレータに
組み付けられたドアオープンストッパ装置の説明図であ
り、第3図はドア閉止時、第4図はドア開放時を示す。
第5図はスイング式ドアへの適用例を示す説明図、第6
図はドアオープンストッパ装置の適用車両の一例である
バン型車両の概略斜視図、第7図は同じく縦断面図、第
8図はルームセパレータの概略斜視図、第9図はドアの
開閉を案内するレールの説明図、第10図はドアオープン
ストッパ装置の取付け箇所を示す説明図、第11図は従来
のローラ式ドアオープンストッパ装置の断面図、第12図
は従来のロッド式ドアオープンストッパ装置の斜視図で
ある。 1…オープンストッパ、3…取付部 6…取手部、7…係止孔 9…フックプレート、10…ルームセパレータ 12…ドア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能なドアを開放位置に保持するため
    のストッパ装置であって、ドア側とボデー側とのいずれ
    か一方に取り付けられる係止片と、他方に取り付けられ
    るオープンストッパとを備え、このオープンストッパは
    適度の伸縮性を有する弾性材料によりほぼプレート状又
    は棒状に形成されるとともに、前記ドアの開放状態で前
    記係止片に対してその伸縮性を利用して係脱し得る係止
    孔を備えていることを特徴とする車両のドアオープンス
    トッパ装置。
JP627290U 1990-01-26 1990-01-26 車両のドアオープンストッパ装置 Expired - Fee Related JPH085261Y2 (ja)

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JPH0398280U JPH0398280U (ja) 1991-10-11
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