JPH0852504A - クラスタミル - Google Patents
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- JPH0852504A JPH0852504A JP7006113A JP611395A JPH0852504A JP H0852504 A JPH0852504 A JP H0852504A JP 7006113 A JP7006113 A JP 7006113A JP 611395 A JP611395 A JP 611395A JP H0852504 A JPH0852504 A JP H0852504A
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
- B21B13/147—Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/02—Shape or construction of rolls
- B21B27/03—Sleeved rolls
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Abstract
ル間の間隙の複雑な制御が可能なBおよびC裏当て軸と
第2中間ロールのアイドラロールの横剛性を大きく低減
する機構の提供。 【構成】 BおよびC裏当て軸受組立体の各に、ローラ
軸受30と軸偏心体66との間に隙間を作るための離間
手段67があり、締め付けたときにそれらが軸の周りに
剛い管とならない分断した橋絡手段61,64が負荷を
各ローラ軸受の中央から各側に伝える。全ての部品を軸
方向に連結する連結手段60,42,43,44が横曲
げに柔軟な形で設けられ、これらの軸受組立体の横剛性
を低減する。第2中間ロールは中実でロッド状のコア
が、一連の僅かに離間し、1部がコアーに接触するよう
なスリーブを備え、一端または両端からの沈みを備えた
構造により横柔軟性を備える。
Description
20段クラスタミルに関し、更に詳しくは、より複雑な
ロール隙間輪郭の達成を可能にすべく横剛性をかなり減
少した、裏当て組立体の構成および第2中間アイドラロ
ールの改良に関する。
使用し、米国特許明細書2,169,711;2,18
7,250;2,479,974;2,776,586
および4,289,013に示されているような、1−
2−3−4ロール配列の20段クラスタミルに適用し、
そのようなミルは、普通“センジミアミル”、“Zミ
ル”または“センジミア”として知られている。
点で均一な伸びを得、それによって均一な張力分布と平
面度のよいストリップを可能にするために、圧延ミルの
形状をストリップの形状に適合するための改良された手
段に関係する。
ミルにおいては、図1乃至図5に示すように、圧延工程
中、間をストリップ8が通る1対の加工ロール12が四
つの第1中間ロール13の組によって支持され、次にこ
れらの中間ローラが、四つの被駆動ロール15と二つの
非被駆動アイドラロール14から成る六つの第2中間ロ
ールの組によって支持される。第2中間ロールは、次に
各々軸18に取り付けられた複数のローラ軸受30から
成る八つの裏当て組立体によって支持される。軸18
は、その長さに沿って間隔をおいてサドルによって支持
され、各サドルは、リング31とシュー29(これらの
部品は互いにボルト止めされている)から成る。これら
のサドルシュー29は、米国特許明細書3,815,4
01に一般的に説明されている種類の、ミルハウジング
10の一連の穴に設けられている。
図5に示すように、作業者の側またはミルの前方から見
た図で、最左上組立体を“A”と名付け、このミルの周
りに時計回りに進んで、残りの組立体を“B”から
“H”と名付けることは、慣例となっている。この明細
書では、この慣行に従い、その名付けを組立体と構成部
品の両方に適用する。
全てのサドルは、それぞれの軸にキー止めされた(図3
に24で示すものに類似)偏心体23を含み、この偏心
体23外径上に軸受面が備えられ、サドルリング31の
穴と係合し、それでそれぞれの軸の回転により軸および
その上に取り付けられた軸受の半径方向運動を生ずる。
合、サドルは“平凡なサドル”として知られ、偏心体2
3がサドルリング31内に直接取付き、それぞれの軸が
回転するとき、これらのリング内を滑る。そのような場
合、滑り面間の摩擦が高いので、負荷のある場合は(即
ち、圧延中)軸の調整をしない。A,D,EおよびH軸
の偏心体は、“副偏心体”として知られる。これらの軸
の回転は、ロール12乃至15の摩耗を吸収するために
行われる。
心体”として知られる。FおよびG軸とそれらの偏心体
の回転は、ロールの摩耗に吸収するためにも使われる
が、下加工ロール12の上面の高さを調整するためより
頻繁に使われる。これは、“通過線高さの調整”または
“通過線調整”として知られる。
ラサドル”として知られる。小さいミル(中高調整のな
い)では、構成は、各偏心体23の外側とサドルリング
31の内側の間に1列のローラ(図3に37で示すもの
と類似)を介在させることを除いて、通常のサドルと同
じになる。これは、軸と偏心体(これらは、図3に示す
ものと同様に一緒にキー止めされている)がサドルリン
グ31内で回動できるようにする。このときの摩擦は、
負荷がかかっている状態で調整できるほど十分低い。こ
の調整は、“上ねじ込み”または“ねじ込み”として知
られ、負荷のある場合でのロール隙間(加工ロール12
間の隙間)を調整するために使われる。採用した方法
は、この技術分野でよく知られるように、一つは作業者
側で軸BおよびCの歯車22と噛み合い、一つは駆動側
で軸BおよびCの歯車22(図4参照)と噛み合う二つ
の複式ラック(図示せず)を使うことである。各複式ラ
ックは、直接作用する油圧シリンダで作動され、これら
の油圧ピストンの位置を制御するために位置サーボが使
われ、よってロール隙間が制御できる。
いミル)の場合は、各サドル位置での軸、軸受および偏
心リングの半径方向位置が個々に調整される。この調整
は、“中高調整”として知られ、これを行うために使わ
れる従来技術の構成を一般的に図1乃至図4に示す。
サドルリング31が設けられ、それでサドルリング31
とローラ37の間に第2の組みのローラ33とリング3
4(その外径はその内径に対して偏心している)を挿入
することができる。リング34は、“偏心リング”とし
て知られる。歯40をもつ歯車リング38が各偏心リン
グ34の各側に取り付けられ、歯車リング38、偏心体
23、偏心リング34、サドルリング31およびシュー
29を二組のローラ33および37と共に、サドル組立
体として知られる一つの組立体として一緒に保持するた
めに、リベット39が使われる。
両方のサドル組立体の各歯車リング38の両組の歯40
と、各サドル位置で噛み合うように、複式ラック41が
使われる。各サドル位置で、このラックを併進させるた
めに、油圧シリンダーまたはモータ駆動ジャック(図示
せず)が使われる。図4の例では、各サドル位置に一つ
ずつ、七つの駆動装置が設けられるだろう。これらは、
“中高調整”駆動装置として知られる。もしある駆動装
置が作動すると、そのそれぞれの複式ラック41が垂直
方向に動き、関連する歯車38および偏心リング34を
回転する。これにより、偏心リングが回転するサドル位
置で軸BおよびC上の偏心体23を半径方向に動かし、
その位置でのロール隙間に対応する変化を生じ、この局
部調整を可能にするように軸18が曲がる。
が、各軸18の横剛性(即ち、曲げに対する抵抗)のた
めに、調整は真に独立ではない。この剛性は、全ての偏
心体23および軸受け30の内輪を、ねじ込み歯車22
の間の軸の長さ方向に締め付けることにより増大し、そ
れによって各軸18の外側に沿った管が効果的に形成さ
れ、それがこの軸を剛くしてこの軸をまげることを更に
困難にさえする。この剛性は、十分高くて、近くの駆動
装置の位置から遠く離れ過ぎた位置へ駆動される駆動装
置の失速を起こさせる程である。
て得られる裏あて組立体の形状は、組立体BおよびCと
加工ロールの間の中間ロールの横剛性のために、ロール
隙間で完全に有効ではない。加工ロール12と第1中間
ロール13は、直径が比較的小さいので、それらは柔軟
で、問題を起こさない。駆動ロール15は、主として力
を第1中間ロール13と裏当て組立体AおよびD(また
はEおよびH)の間に伝達し、裏当て組立体BおよびC
(またはFおよびG)によって斜めに支持されるだけで
ある。裏当て組立体BおよびCによって与えられる支持
力の主たる経路は、上アイドラロール14を通ってお
り、この上アイドラロール14がBおよびC組立体の形
状調整の効果を弱めてしまう。特にもし、単純な中高
(即ち、単一曲率)ではなく、二つまたは三つの曲率を
もつ形状を試みるならばこの現象は、はなはだしいもの
となる。
手段は、この技術分野でミルを“傾ける”ため、即ち、
加工ロールの一端で他端より大きい、テーパ形状のロー
ル隙間を与えるために用いる手段としてよく知られる中
高調整の手段である。そのような“傾斜”は、裏当て軸
18の曲げは必要としないことに注意すべきである。
は、横剛性が従来技術よりはるかに小さい、裏当て軸と
アイドラロールの新規な形を提供することによって、そ
のようなミルで、より複雑なロール隙間形状を達成でき
る手段を提供すること、および横剛性の増加をさせずに
裏当て軸上の軸受および偏心体のための新規な取り付け
装置を提供することである。
スタミル用の横剛性の小さいBおよびC裏当て軸受組立
体が得られる。
立体の各々は、軸、この軸に沿って離間し、同相で当該
軸にキー止めされた、複数の偏心体、およびこの軸上で
偏心体の間に取り付けられた複数のローラ軸受(各々内
輪、複数のローラ、および外輪を含む)で構成される。
軸は、シューおよびそれに固定されたリングを含む各サ
ドルによって支持されている。各サドルリングは、軸偏
心体の一つ、偏心リング、およびこの偏心体と偏心リン
グの間のローラ並びにこの偏心リングとサドルリングの
間の付加的ローラを受けるようになった開口を有する。
歯車リングが、中高調整用偏心リングのどちらかの側に
取り付けられ、中高調整を行っている。軸は、最外偏心
体に隣接してそれにキー止めされたねじ込み歯車も有す
る。
ローラ軸受とサドルを互いに離間する手段を設けること
によってBおよびC裏当て軸受組立体の軸の周りに剛い
管を形成しないようにして、低減される。負荷を各ロー
ラ軸受の中央から各側へ伝えるために、分断橋絡手段が
設けられる。更に、全ての部品(ローラ軸受、偏心体、
橋絡手段および離間手段を含む)を軸方向に一緒に連結
する連結手段が、横曲げに柔軟な態様で設けられる。
心体の間に隙間を形成するために、その間にOリングが
取り付けられる。各軸受内輪は、壁厚が厚く、その内面
に中央環状くぼみを有し、このくぼみにより長い支持縁
部を形成する。各偏心体は、そのどちらの側にも伸びる
取り付けリングに取り付けられ、キー止めされて、各隣
接する軸受内輪の長い縁部を支持する。各取り付けリン
グは、偏心体と位相を合わせて軸にキー止めされる。こ
の軸は、直径が半分以上小さくされ、軸受ローラに潤滑
剤を向けるために、軸受内輪の半径方向穴に接続する縦
外溝を備える。
れぞれの偏心体が合成した一体構成であることを除い
て、第1と同様である。
除かれ、軸受内輪の長い支持縁部が、同相でキー止めさ
れた偏心体がなしたように、この軸に直接当たるよう
に、軸の直径を大きくしたことを除いて、第1および第
2実施例と同様である。この実施例の軸の直径は、約3
0%減少させている。
の間のスペーサとして作用することを除いて、偏心体と
軸受けは本質的に従来通りである。軸は、ほぼ従来の直
径と同じであるが、各端軸受の下に分離した端部分を有
するとともに各中間軸受の下に分離した中間部分を有す
る組立体を含む。これらの軸部は、管に取り付けられ、
管上でOリングによって分離される。これらの部分は、
整列とトルク伝達のために、さらにだぼによって一緒に
結合される。この軸は、管の半径方向穴、軸部分および
軸受内輪によって軸受ローラまで接続された給油導管と
しても作用する。これらの軸部分は、ねじ込み歯車およ
び偏心体が互いにおよびこれらの軸部分に対して正しい
方向にキー止めされたキー溝を備える。
され、径方向に対向する二つの大きな縦方向のキーによ
って互いに連結されていることを除いて、第4実施例と
同様である。軸部分の端に、それらの間に狭い隙間を与
えるために、ばねが取り付けられている。中央給油通路
がこれらの軸部分に設けられ、中空スリーブとOリング
が軸部分間の隙間を封止する。軸部分と軸受内輪の半径
方向油穴が軸受ローラに導かれている。最端のものを除
く全ての偏心体のポケットの中のばねが、こららの偏心
体と隣接する軸受内輪の間の隙間を確保する。ねじ込み
歯車と偏心体は、この軸組立体へ、そこに作られたキー
溝にキー止めされる。
似する寸法の軸を備える。この軸は、後に説明するよう
に、横に伸びるT形のスロットの対を備える。これらの
T形スロットは、この軸内で異なる領域の境界を画定
し、この軸をより柔軟にする。偏心体と軸受は、図10
に示すものとほぼ同じである。軸は、T形スロット対に
かち合わないように、一つの大きな穴ではなく、1対の
小さな縦に伸びる給油穴を備える。これらの給油穴は、
軸の一端から他端の方へ伸びるが、他端には貫通してい
ない。半径方向油穴は、油をこれら二つの穴から軸の外
面の外周溝に送り、よって油は、軸受内輪の半径方向穴
を介して軸受の中へ流れ込むことができる。
のわずかに離間したリングを取り付ける、むくで、ロッ
ド状の横に柔軟なコアを含む複合ロールの形の第2中間
ロールのアイドラロールを備えることも意図する。各リ
ングは、各リングの短い部分だけがコアに接触するよう
に、一端または両端からの皿穴を備え、この構造のゆえ
横方向柔軟性が得られる。
す。裏当て組立体Cは、ほぼ同じであることが分かるだ
ろう。加工ロール12間の加工物の変形によりこれらの
ロール間に作用するロール分離力Pの結果として生ずる
分布力U(図5参照)は、回転するアイドラロール14
から裏当て組立体BおよびCを経てミルハウジング10
に伝達されねばならない。各裏当て組立体B、Cは軸受
30、軸18並びにサドル組立体を含み、各サドル組立
体は偏心体23、偏心リング34、サドルリング31、
サドルシュー29、ローラ33および37、歯車38お
よびリベット39を含んでいる(図1および図2も参
照)。
全ての種類がローラ92、内輪91および外輪96で構
成されるものとする。保持器93、94および間座リン
グ95を含んでもよい。全ての種類で、外輪96は、そ
の外周の1点か2点にのみ負荷が掛かるので、断面が厚
くきれ(図1または図4参照)、この厚い断面により各
列のローラ92間の負荷の分担をよくする。これらの軸
受は、1列、2列、3列、更には4列のローラ92をも
ってもよい。3列の図示の例は最も普通の形式である。
内輪91は、常に断面が薄く、即ち半径方向の厚さが小
さく作られる。これは、ローラ92をできるだけ大きく
でき、それでこの軸受の負荷容量を大きくとれる。内輪
91は、その長さ全体に亙って軸18によって完全に支
持されるので、その断面を厚くする必要はない。
一緒に回転することによる通常のねじ込みを達成できる
ようにしながら、アイドラローラからミルハウジングへ
の所望の負荷伝達を達成するために、この構成によって
以下の機能が与えられる。 機能1: 軸受と偏心体の間隔設定する。これは、軸1
8にねじ込むねじ44によってしっかりと締め付けられ
クランプリング43を使って、軸18上のねじ込み歯車
22、軸受30および偏心体23を、スナップリング4
2に対して締め付けることによって達成される。 機能2: 各軸受30の全ローラ92の列にかかる力を
該軸受の各側へ伝達するための橋絡装置。この目的は軸
18によって満たされる。 機能3: 軸受力を各軸受30の各側の偏心体23に伝
達するためのボス装置。この目的は軸18によって満た
される。 機能4: 全ての偏心体23と両ねじ込み歯車22を整
合および同期するための整列装置。この装置は、ねじ込
み歯車22から全ての偏心体23へトルクを無視できる
ねじれで伝達するに十分なねじり剛性と強度をもたねば
ならない。この目的は、全長にわたるキー溝25に嵌ま
るキー24を備えた軸18によって満たされ、該キーは
各々偏心体23またはねじ込み歯車22と係合する。 機能5: ねじ込み歯車22に作用するねじ込みラック
の片持ち負荷を支持するビーム装置。この目的は軸18
によって満たされる。 機能6: 全ての部品を軸方向に一緒に連結するための
連結装置。この目的は軸18によって満たされる。
とが容易に理解できる。この組立体の効果的形状制御を
行うためには、軸18が非常に柔軟であることが必要で
ある。しかし、この軸は、歯車および偏心体の回転中心
に偏心して作用する力UおよびVを受けるために、高次
の大きさのトルクを伝達しなければならない。従って、
この軸は、通常軸受30の外径の約44%から約46%
程度の直径で鍛造合金鋼から造られ、それで非常に剛
い。その上、この軸の剛性は、上述のように、この軸上
に一緒にしっかりと締め付けられる、偏心体23と軸受
内輪91からなる一連のリングによって増強される。
ので、一般に偏心リングの回転を使って単純な湾曲形状
または単純な傾斜形状を得ることのみが可能である。曲
率反転(変曲点)を含むより複雑な形状を得るには、一
般にこの構造の曲げに対する抵抗によって生ずる調整駆
動装置の失速があるので困難である。
介な平面度欠陥のいくつかが、それらを矯正するために
より複雑なミル形状を要するので、裏当て組立体構造に
より複雑な形状を与えられるようにするために、より多
くの柔軟性を与える強い要求がある。
に、機能を次のように修正すべきである。機能1に関し
て、軸受と偏心体の間隔設定に使用する手段は横曲げに
柔軟でなければならない。機能2に関して、各軸受30
の全ローラ92の列にかかる力を各側へ伝達するための
橋絡装置は分断しなければならない、即ち各軸受に別々
の橋絡装置を使わねばならない。機能6に関して、連結
装置は横曲げに柔軟でなければならない。
施例で、軸受と偏心体との間隔を設ける機能(機能1)
は、各軸受内輪61の各側と各偏心体66の間にOリン
グを取り付け、クランプねじ44を締めた後に、各軸受
30のどちらの側にも、該内輪61と隣接する偏心体6
6との間に隙間が残るようにすることを除いて、従来技
術(図4)と同様な方法で達成される。このOリングに
弾力があるので、軸60は、スムーズに曲がる。同じ機
能を遂行するためにOリング67の代わりに波形座金ま
たは円板ばねを使うことも可能である。
内輪91に換えて、軸受用の新しい内輪61を設けるこ
とによって達成される。この内輪61は、端で支えるだ
けでよいように、かなり厚い壁に作られる。この支持
(機能3)は、軸受力を偏心体66に伝達するリング6
4によって与えられる。これらの偏心体は、図4の従来
技術の偏心体23に類似するが、内輪61と偏心体66
の両方がリング64の外径に嵌まるので、内輪61の内
径に相当する小さな内径をもっている。
全長に亙って伸びる1本のキー63によってねじ込み歯
車22およびリング64にキー止めされることによっ
て、整列機能(機能4)を提供する。リング64は、キ
ー68によってそれぞれの偏心体66にキー止めされ
る。軸60は、また各ねじ込み歯車22の垂れ下がり負
荷を支持することによってビーム機能(機能5)も提供
する。
30に供給される。これは、該軸の半径方向穴72とつ
ながり、油はこれらの穴を通ってヘッダ77の内側に流
れ、そこから軸60の追加の溝62(キー溝63aに類
似)を通り、次に軸受内輪61の半径方向穴73を通っ
て軸受ローラ92へ流れる。
体66を一体にして新しい端および中間偏心体74およ
び75を作り、それによって図6のキー68を除去した
ことを除いて、図6のそれと類似である。これらの新規
な偏心体は、機能3とそれらの通常の偏心機能を組み合
わせ、それで軸受負荷を軸受内輪61から偏心体74お
よび75へ直接伝達することができる。図6および図7
の実施例で、ピン78は、軸方向クランプ力が軸受内輪
61の回転を防ぐに十分ではないので、そのような回転
を防ぐために使われる。
に細い。それは、図4の従来技術の軸18の直径の半分
以下である。高い負荷を受けるミルでは、過度のねじり
が生じるおそれがある。そのような場合、図8の実施例
が採用されるだろう。この実施例で、軸受内輪61は、
図6および図7の実施例で使ったものと同じで、機能2
(即ち、軸受の中間から側への橋絡)を満たす。また、
偏心体66とキー68は、図6のものと同じである。ボ
ス機能(機能3)は、今度は、同じ直径の偏心体66と
軸受内輪61の内径に嵌まる大きさである軸80によっ
て与えられる。内輪61のボスのくぼみ82は、軸80
が軸受内輪による屈曲に対して束縛されないこと、およ
び軸80が剪断負荷を内輪61から偏心体66へ伝達す
る(従って、ボス機能を提供する)所で、内輪61が軸
受負荷を軸受の側に伝達する際の橋絡機能を提供するこ
とができることを保証する。
内輪61と偏心体66の間に柔軟なスペーサを形成し、
それぞれの部品の間に小さな隙間を保証し、全ての部品
43、22、66、61および84を軸上に固定するた
めに、クランプねじ44をスナップリング85に対して
締めた後にこの構造が自由に屈曲することを保証する。
61の回転を防ぐに十分ではないので、そのような回転
を防ぐために使用する。軸80は、この軸の殆ど全長に
亙って伸びるキー溝86、並びにそれぞれ偏心体66お
よびねじ込み歯車22をそれぞれ位置付けるキー68お
よび83によって整列機能(機能4)も提供する。この
軸80は、ねじ込み歯車22に作用する片持負荷を支持
するビーム機能(機能5)も提供する。図6および図7
の実施例と同様に、この軸80は、大きさがキー溝86
に類似する追加のスロット87を備え、これらのスロッ
ト87は、潤滑油にこの軸の一端の穴71から軸受内輪
61の半径方向穴73への流路を提供するために使用す
る。
の直径のほぼ50%の減少を達成し、それで柔軟性を2
4 または16倍増加する。図6および図7の軸60は、
図4の軸18の直径の半分以下であるが、少なくとも高
負荷下のミルに対して、軸60が負荷を受けて過度に捩
れるかもしれない。図8の実施例は、軸の直径を図4の
軸18のそれの70%にし、それで図6および図7の軸
60より捩れを小さくしながら、柔軟性を(1/0.
7)4 または4倍に増す。
の従来技術の軸18の半径方向油穴97および溝98
は、これらにより生ずる応力集中を避けるために除去さ
れている。図4の中心穴99も必要ない。軸受への給油
は、上述のように、この軸の外側のキー溝を通して供給
される。いずれにしても、1本のキー溝でよいので、油
が流れるための追加のスロットで軸の最大応力が増大さ
れることはない。
来技術の構造のように薄壁になっている。橋絡機能(機
能2)は、各端軸受の下の部分101および102、並
びに各中間軸受の下の部分104に、軸を軸方向に短く
分断することによって得られる。これらの部分は、軸部
分から軸部分へ、従って、図4の従来技術のねじ込み歯
車22および偏心体23と同じであるねじ込み歯車22
から偏心体23へ、トルクを伝達するためにだぼ103
を使って、一緒にピン結合されている。
端に切られたねじにナット108がねじ込まれた管10
5によって互いに結合される。これらの軸部分は、Oリ
ング109によって分離され、それがナット108を完
全に締めたときに隣接する軸端間に小さな隙間を残し
て、それらの間の柔軟な継手となる。管105は、一端
が栓107によって塞がれ、油がこの管105の他端か
ら該管を通り、管105の半径方向穴115並びに軸部
分101、102および104を通って軸受に供給され
る。
々キー溝111を備え、キー110および116は、偏
心体23および歯車22をそれぞれ互いにおよび軸に対
して正しい方向に位置付けるために使われ、並びに隣接
する軸を整列して位置付ける役目もする。軸受内輪91
の壁が薄いので、内輪の下にある各キー溝111の部分
にフィラー112を使うという従来技術の方法を採用す
る。フィラーをねじ113によってそれぞれの軸部分に
固定する。
7が、軸受内輪91と偏心体23の間に柔軟なスペーサ
を形成し、それぞれの部品間に小さな隙間を確保して、
全ての部品43、22、23、91をこの軸上に固定す
るために、スナップリング114に対してクランプねじ
44を締め付けた後に、この構造が自由に屈曲できるよ
うにする。内輪91の回転を防ぐために、ピン78をキ
ー110に固着する。
施例を示す。この実施例では、軸が、図9の実施例と同
様に部分に分断されている。これらの軸部分の、軸端部
分130および132間に四つの内軸部分131が同軸
に取り付けられている。これらの軸部分は、この軸組立
体のほぼ全長に亙って伸びる二つの大きなキー146に
よって互いに連結されている。割りリング135が、軸
部分132の溝に嵌まり、ボルト137を使ってキー1
46にボルト止めされている(その一つを図10に示
す)。キー146の他端に、保持板134が軸部分13
0の端およびキー146の端に、肩付きねじを使ってボ
ルト止めされ、その一つを図10に136で示す。円板
ばね149がこの肩付きねじ136の頭の下に取り付け
られていて、キーが負荷を受けて曲がるときに、軸部分
とキー146の間の相対運動を吸収する。これは、軸部
分を一体に連結する。隣接する軸部分端のポケットに取
り付けられたばね143は、隣接する軸部分端間の隙間
がほぼ等しいことを保証するために使われる。これらの
隙間は、通常約0.5mmに設定されるだろう。キー1
46には、隣接する軸部分間の継ぎ目領域に短い逃げ1
50が設けられている。これは、中高調整が隣接する軸
部分を動かして互に一線とならない場合に、キー146
が曲がるようにするためである。
して設けられ、Oリング142の嵌まった中空スリーブ
141が、隣接する軸部分間の隙間を密封するがこれら
の軸部分間に油は流すために使われる。半径方向油穴9
7が油をこの中心穴148から軸受30へ送り出す。
立体について示した順序で組み立てられる。すなわち始
めに右ねじ込み歯車22を、端軸部分132の溝に位置
する割りリング135に取り付けるボルト138によっ
て、端軸部分132に固定する。
に取り付けられる保持板139は、左ねじ込み歯車22
並びに全ての軸および軸受を一緒に締め付ける。この締
付力は、中央偏心体147の適当なポケットに嵌まるば
ね145によって決まる。これらの偏心体は、約0.5
mm狭く、上記のポケットを含むことで、端偏心体23
とは異なる。ボルト140を完全に締めたとき、約0.
25mmの隙間が各偏心体147の各側にあり、これは
ばね145によって保証される。
小さなキー溝111aが設けられている。これは、図4
の従来技術のキー溝25に相当し、ねじ込み歯車22と
偏心体23がキー溝111aに取り付けられるキー11
6aおよび110aを使ってこの軸組立体にキー止めさ
れる。フィラー112は、従来技術のように、キー溝1
11aが軸受内輪91を通過する領域に、それを埋める
ために使われる。この軸受内輪91の回転を防ぐために
ピン手段が設けられている。これらのピンは、図10で
は明確化のため省略されているが、それらは図8または
図9に関して図示し説明した種類のものでよい。
間隔空け)は、偏心体147と軸受130をこの軸組立
体上の適当な位置に保持するねじ140を締めることに
よって誘起される圧縮力のために各軸受の各側と隣接す
る偏心体との間の隙間をほぼ一様にするばね145によ
り達成される。
は、軸部分130、131および132並びにキー11
6aおよび110aにより提供される。整列装置(機能
4)も、軸部分130、131および132と組合わさ
ったキー146によって提供される。
30および右端の軸部分132によって提供される。連
結装置(機能6)は、キー146によって提供される。
この実施例は、柔軟間隔空け手段(機能1)、柔軟連結
装置(機能6)および別々の橋絡装置(機能2)の要求
を達成することがはっきりと分かる。
軸受の中央からの負荷を側へ伝達するための、各軸受の
別々の橋絡手段で、個々の偏心リング34の回転によっ
て生ずる隣接する偏心体の独立の半径方向運動に追従す
るために傾斜できる手段;および軸受内輪と偏心体を一
緒に締め付けたとき、それらが剛い管となることを防ぐ
柔軟な締め付け手段である。
図5を調べ、BおよびC裏当て組立体の形状の変化の効
果を考慮するとき、そのような形状の変化は、もしロー
ル14、13および12がこれらのBおよびC裏当て組
立体の形状に追従して曲がるならば、加工ロール12の
間で圧延される加工物に転移されるだけであることが分
かる。
非常に細く、圧延力の作用の下で容易に曲がるだろう。
しかし、第2中間アイドラロール14は、直径が大き
く、それで比較的剛い。
で、アイドラロール14の柔軟性を増すために使うこと
ができるかを示す。従来技術のむくの鍛造ロールは、複
合ロールで置き換えられ、その複合ロールは、このロー
ル本体の全長を貫通し、両端が更に伸びてロール首を形
成するソリッドコア120とその上に焼きばめされてこ
のロール本体を形成する一連のリング121から成る。
これらのリングは、皿穴122を備え、よって各リング
は短い部分でのみコアに嵌まる。このようにして、コア
120は、その長さの殆どに渡り自由に曲がる。同じこ
とが、コアに皿穴122の代りに逃げ(図示せず)を形
成することによっても達成できる。コア120はトルク
を伝達しなくてもよいので、非常に小さく作れ、従って
非常に柔軟である。事実、この軸が小さければ小さいほ
ど、焼きばめリング(それは、BおよびC裏当て軸受か
らの半径方向力を上の第1中間ロール13に伝えなけれ
ばならない)は強くなるだろう。
常の屈曲を制限しないように、小さな量(約0.25m
m)だけ離間している。この間隔は、連続するリングを
焼きばめするときにそれらの間にスペーサシムを挿入し
て後に取り除くか、連続するリングの間に波形座金また
は円板ばね123を使うことによって達成できる。この
場合Oリングを使うことは、焼きばめリング(この技術
分野でよく知られているように、それらを設置するため
に、およびこの方法により得られる正常な干渉または収
縮ばめを達成するために、組み立てる前に加熱される)
が高温となるので好ましくない。
て設置することも可能である。この場合、円板ばね12
3は必須であり、次に連続するリングの間に所望の隙間
が得られるまで締付けナット124(好ましくは、もど
り止め型の)を締める。
12の上半分および図13に示すように、BおよびC組
立体のサドルと整列した隙間を与えるように位置する。
この配置は、このロール14の隙間領域がBおよびC軸
受と接触せず、従ってそれらに傷をつけることがないと
いう利点を有する。更に、第1中間ロール13とアイド
ラロール14の間の圧力は、これらの隙間領域で、この
ロール14に沿った他のところより少し低いので、これ
らの領域が第1中間ロール13を傷つける傾向は最小で
ある。
2の下半分および図14に示すように、BおよびC軸受
30の中心線と整列した隙間を与えるように位置する。
この配置は、アイドラロール14の半径方向の強くない
部分(即ち、隙間部分)が裏当て組立体BおよびCの強
い部分(即ち、軸受部分)と整列し、強い部分(即ち、
リング121の中央部分)が裏当て組立体BおよびCの
半径方向の強くない部分(即ち、サドル部分)と整列す
るという利点を有する。それで、アイドラロール14お
よびBおよびC裏当て組立体から成るこの構造の剛性の
変動を最小とする打ち消し効果がもたらされる(即ち、
このミルを横切る半径方向剛性がより均一である)。
と、又は剛性の均一性を最大にすることの重要性によ
り、図13の実施例か、図14の実施例が採用される。
例を図15、図16および図17に示す。この実施例
で、裏当て組立体は、図4の従来技術の軸18と全体の
寸法が類似する軸164を含む。この軸164は、対向
して、横に伸びるT形スロット160の対を備える。ス
ロット160の幅は、重要ではない。約0.25mmか
ら約0.5mmまでの範囲に入る幅のスロットで、秀れ
た結果が得られている。スロット160は、例えば“ワ
イヤEDM”(即ち、ワイヤ電極を使った放電加工)と
して知られる機械加工法のような、何か適当な方法で軸
164に形成することができる。図15から明らかなよ
うに、T形スロット160の対は、最端サドルを除い
て、各サドルに位置する。
0は、軸164内の異なる領域の境界を画定する。最初
に、T形スロットの各対の間に形成された領域161が
ある(図17も参照)。この領域161は、比較的狭い
柔軟な部材を形成する。T形スロット160の対はま
た、橋絡領域162と偏心体147の中で橋絡領域を支
持し、橋絡領域162は、軸受30が取り付けられる剛
い橋となる部分163を有する。スロット160は、軸
164の端領域165および166も画定する。端領域
165および166の各は、一つの偏心体23と一つの
偏心体147で支持され、各端領域165および166
は、上にローラ軸受30が取り付けられる剛い橋を形成
する。偏心体23と147は、それぞれ図10の実施例
に現れる同じ参照番号のものと同じである。図15から
明らかなように、板161は、橋162、165および
166の全てを一緒に連結する柔軟な連結手段も形成す
る。軸164にスロット160を切ることによって、こ
の軸に区分された橋絡手段162、165および166
が作られ、同じ切れ目160によって、板161から成
る柔軟な連結手段が作られることが分かる。
167および168によって与えられる。これらの穴1
67および168は、直径が小さく、従来技術の設計お
よびこの発明の他の実施例で使った一つの大きな穴の代
わりに設けられる。板161の中心を通せるようにする
ために、二つの小さな穴を使い、それによって、必要な
油量が軸受30に流れられるように、十分な流れ面積を
与えながら、板161をできるだけ細く(従って、柔軟
に)できる。ここで説明した他の実施例のように、半径
方向油穴を使って油を穴167および168から、この
軸の外面に作られた外周溝98へ送り、そこから油が軸
受内輪の半径方向穴98aを通って軸受30へ給油する
ことができる。
の離間手段が、端偏心体23より約0.5mm狭い中央
偏心体147のポケットに位置する。締め付け板43に
ボルト44を締めることによってこの組立体を完成した
とき、ばね145は、各中央偏心体147の各側に約
0.25mmの隙間があることを保証し、このようにし
て各軸受30の内輪の側面と隣接する偏心体147の間
に柔軟な離間手段を提供する。
はその代わりに、だぼ状ボタンスペーサを設けることは
この発明の中である。各だぼ状スペーサボタンは、長さ
約0.5mmで、このだぼ状ボタンの丸くなった端を露
出して、それぞれの偏心体147のそれぞれのポケット
に取り付けられる。各偏心体147は、偏心体の各側に
二つずつ、四つのそのようなだぼ状ボタンを備えるだろ
う。各側のだぼ状ボタンは、直径上に位置し、各偏心体
147の四つのボタン全てが、軸164の縦軸線を通り
対向するT形スロットの隣接する組みの交差部分に平行
な面A−A(図17参照)にあるだろう。そのようなだ
ぼ状ボタンの二つを図17に概略的に169で示す。各
偏心体147の四つのボタンは、その偏心体147に隣
接する軸受の内輪と接触する。
形状調節を設けることも可能である。これは、ミルハウ
ジングの下になるであろう形状調節駆動装置に接近する
ことが困難であるので、当該技術分野ではなされていな
かった。“クラスタミル用付加的形状制御装置”という
名称で、ミカエル G センドチンマー、ジョン Mタ
ーリーおよびアレクサンダー ダツクの名前で、199
2年7月20日に出願した出願中の米国特許出願第07
/016,909号で、その問題が扱われ、それに対す
る新規な解決が教示されている。
の調整だけのために使われるので、これらのサドルは平
坦(即ち、ローラがない)である。これらのサドルに中
高調整をするため、上記の出願中の一実施例では、Bお
よびC軸のものに類似するサドル組立体(即ち、形状調
整のために使用する偏心リングを組み込んだ)を備える
が、ローラ33および37は省略され、偏心リング23
は適当に厚く作られ、それでそれがサドルリング23と
偏心体23の間に直接嵌まる。
らの滑り面の摩擦が高過ぎるので、自動的にもどりどめ
がなされる(即ち、偏心リングも偏心体も負荷を受けて
は回転しない)。そのような場合、歯車22により偏心
体および軸または軸部分の回転による通過線高さの調
整、並びにラック41による個々の偏心リング23の回
転での形状の調整は、負荷のない状態(即ち、ロール分
離力がないかまたは二つの加工ロール間に“隙間”があ
るとき)にのみ達成することができる。これは、通過線
調整に関して何も問題を表さないが、理想的には負荷下
でも調整できるという形状調整の可能性を制限してしま
う。しかし、もし20段クラスタミルが、ローラサドル
によって負荷状態での調整ができる、上記実施例の一つ
によるBおよびC組立体での形状調整をも備えるなら、
FおよびG組立体の形状調整は、圧延前の形状を与える
ために使うことができ、BおよびC組立体の形状調整
は、圧延中に形状を調整するためにも使うことができ
る。
重になることだけでなく、通過線調整が負荷なしでだけ
行われるので、この軸または軸部分および偏心体を回転
するために要するトルクが非常に小さいことである。従
って、FおよびG組立体用の実施例は、直径が非常に小
さく、従って高度に柔軟な中心軸を採用した、図6の実
施例または図7のそれと類似であることができる。その
代わりに、もしFおよびG組立体用の実施例が図9のそ
れと類似するならば、だぼ103と軸101、102の
間の摩擦(トルクに比例)は、調整が負荷なしでだけ行
われるので、非常に低い。従って、隣接するアイドラロ
ールでの曲率に関して測定した、FおよびG組立体の形
状を調整するための能力は、圧延中にねじ込みを行うた
めに、この組立体を介してねじ込み歯車から偏心体へト
ルクを伝達する必要性によって能力が制限される、Bお
よびC組立体の形状を調整するための対応する能力より
大きくできる。
材料は、伝統的に焼入れ合金鋼である。それらを、アル
ミ合金または非金属複合材料のような、弾性係数の低い
材料で作ることによって軸またはコアの柔軟性を増すこ
とも可能である。上記の実施例をそのような材料で実現
することもできる。
BおよびCを示す、破断立面図である。
を示す、図1の切断線2−2による破断断面図である。
体を示す断面図である。
来技術のBまたはC裏当て組立体を示す縦断面図であ
る。
段ロールクラスタミルを示す破断、概略、立面図で、裏
当て組立体用の命名術語を示す。
面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
示す縦断面図である。
る。
断、縦断面図である。
中間アイドラロールを示す破断、立面図である。
ドラロールの第2実施例の破断、立面図である。
示す縦断面図である。
面図である。
である。
Claims (21)
- 【請求項1】 ロール上群と下群を含むロール空洞を備
えたミルハウジング(10)を有する20段(1−2−
3−4)クラスタミル用中高調整システムであって、該
群の各々が一つの加工ロール(12)、二つの第1中間
ロール(13)、三つの第2中間ロール、および四つの
裏当て軸受組立体を含み、各群の該第2中間ロールが一
つの内アイドラロール(14)と二つの外被駆動ロール
(15)を含み、該上群裏当て軸受組立体が、該ミルハ
ウジングの作業者側から見たときに、時計回りの方法
で、AからDと称され、および該下群裏当て軸受組立体
がEからHと称され、各裏当て軸受組立体が1対の最端
負荷支持軸受と複数の中間負荷支持軸受を取り付ける軸
を含み、各軸受が内輪、外輪およびその間のロールを含
み、各軸受が中間部を有し、両側で終端し、該軸が該軸
受を挟んで複数の偏心体を支持し、該偏心体が該軸に関
して回転不能であり、該軸は、該偏心体に等しい数のサ
ドル組立体によって該ミルハウジングに対して支持さ
れ、各サドル組立体は、中に該偏心体の一つが回転可能
に取り付けられたサドルリングを支持するサドルシュー
を含み、裏当て軸受組立体の該上群B−C対および裏当
て軸受組立体の該下群F−Gの少なくとも一対の該サド
ル組立体がその軸を曲げるための中高調整手段を備え、
中高制御形状調整に使われる該少なくとも1対の裏当て
軸受組立体が各々該負荷を該中間部からその軸受の各々
の該両側へ伝達するために分割された橋絡手段を有し、
該少なくとも1対の裏当て軸受組立体が各々該偏心体と
その上の該軸受の該内輪の間に柔軟な離間手段を有し、
並びに該少なくとも1対の裏当て軸受組立体が各々該軸
受、偏心対、橋絡手段および離間手段を一緒に連結する
ための柔軟な連結手段を有するシステム。 - 【請求項2】 請求項1に記載する中高調整システムに
おいて、該少なくとも1対の裏当て軸受組立体に隣接し
て位置する、該第2中間ロールの該内アイドラロール
が、むくで、棒状で、横に柔軟なコア(120)、およ
び隣接するリング間に狭い隙間をもって該コア上に取り
付けられた一連の焼き入れしたリング(121)を含
み、該リングが各々軸方向長さを有し、該リングが、該
リングの皿穴(122)の一つと該コアの環状くぼみに
よって、該リングの該軸方向長さ以下の長さで該コアと
接触しているシステム。 - 【請求項3】 請求項1に記載する中高調整システムに
おいて、該少なくとも1対の該裏当て軸受組立体の各々
が各軸受内輪の各側と隣接する偏心体の間に取り付けら
れた弾性スペーサを有し、該弾性スペーサがOリング
(67)、波形座金および円板ばねから成る部類から選
ばれ、各軸受内輪がその内面に環状くぼみを有して、そ
の上に延長支持縁部を形成し、各偏心体が、該裏当て軸
受組立体軸上に、取り付けリングに回転しないように固
定して取り付けられ、各取り付けリングがその上の該偏
心体のどちらの側にも伸びて隣接する軸受内輪の延長支
持縁部を支持し、各取り付けリングがその上の該偏心体
と位相を合わせて該軸にキー止めされ、各軸受の内輪の
該軸周りの回転を防ぐための手段が設けられ、各軸受が
同じ外径を有し、1対のねじ込み歯車が各々該軸にその
端に近く位相を合わせてキー止めされ、該軸が標準の半
分以下の直径を有し、該標準が該軸受の該外径の約44
%乃至約46%であるシステム。 - 【請求項4】 請求項1に記載する中高調整システムに
おいて、該少なくとも1対の該裏当て軸受組立体の各々
が各軸受内輪の各側と隣接する偏心体の間に取り付けら
れた弾性スペーサを有し、該弾性スペーサがOリング
(67)、波形座金および円板ばねから成る部類から選
ばれ、各軸受内輪がその内面に環状くぼみを有して、そ
の上に延長支持縁部を形成し、該偏心体および該軸受内
輪が該裏当て軸受組立体軸上に直接取り付けられ、該偏
心体がそれに位相を合わせてキー止めされ、各軸受の該
内輪の該軸周りの回転を防ぐための手段が設けられ、各
軸受が同じ外径を有し、1対のねじ込み歯車が各々該軸
にその端に近く位相を合わせてキー止めされ、該軸が標
準の約70%の直径を有し、該標準が該軸受の該外径の
約44%乃至約46%であるシステム。 - 【請求項5】 請求項1に記載する中高調整システムに
おいて、該少なくとも1対の該裏当て軸受組立体の各々
が各軸受内輪の各側と隣接する偏心体の間に取り付けら
れた弾性スペーサを有し、該弾性スペーサがOリング
(67)、波形座金および円板ばねから成る部類から選
ばれ、該裏当て軸受組立体軸が、横方向に、該軸受の最
端のものの下方にそれぞれ配置される二つの端部分(1
01、102)および該中間軸受の各々の下にそれぞれ
配置される中間部分(104)とに分割され、該軸部分
の各々が、軸方向穴を有し、両端にねじとナット(10
8)とを有する長い管(105)上に、該軸部分が端と
端を接して配置され、該長い管の両端の前記ナットを締
めたとき、該軸部分間に位置するOリング(109)に
よって該軸部分は互にわずかに離間して取り付けられ、
該軸部分は、トルク伝達と整列のために、だぼ手段(1
03)によって互にピン結合され、該軸部分に整列用キ
ー溝(111)を有し、該偏心体(23)が該軸部分に
位相を合わせてキー止めされ、および1対のねじ込み歯
車(22)が各々該軸部分の最端のものに位相を合わせ
てキー止めされ、各軸受が同じ外径を有し、各軸受の該
内輪のそれぞれの軸部分周りの回転を防ぐための手段が
設けられ、該軸部分が該軸受の外径の約44%乃至約4
6%の直径を有するシステム。 - 【請求項6】 請求項1に記載する中高調整システムに
おいて、該少なくとも1対の該裏当て軸受組立体の各々
の各軸が、横方向に、前記該最端軸受のそれぞれの下の
二つの端部分(130、132)と該中間軸受のそれぞ
れ下に一つずつの中間部分(131)に分割され、該軸
部分が、該軸部分の直径上で対向するキー溝の中をほぼ
軸全体に沿って伸びる二つのキー(146)によって一
緒に連結され、該キーが、該軸にその一端近くで固定さ
れた割りリング(135)にボルト止めされ、該キーが
該軸の他端でリテーナ(139)にボルト止めされ、円
板ばね手段(149)が、該軸部分と該キーの間の相対
運動を止めるべく、該最後に記述したボルト上に取り付
けられ、ばね手段(143)が、隣接する軸部分端に設
けたポケットに配置され、該隣接する軸部分の間に隙間
を与え、該軸上の該偏心体と該軸受が、該軸端に最も近
い偏心体を除く全てのポケットの中のばね手段によって
離間され、第3キー溝(111a)が軸全体に伸び、該
偏心体がそこに位相を合わせてキー止めされ、該軸の各
端近くに一つずつの1対のねじ込み歯車(22)があ
り、該ねじ込み歯車が該最後に記述したキー溝に位相を
合わせてキー止めされ、各軸受の該内輪の軸部分周りの
回転を防ぐための手段が設けられ、各軸受が同じ外径を
有し、該軸部分が該軸受の外径の約44%乃至約46%
の直径を有するシステム。 - 【請求項7】 請求項2に記載する中高調整システムに
おいて、該リングが焼きばめによって該棒状コアに固定
されるシステム。 - 【請求項8】 請求項2に記載する中高調整システムに
おいて、該棒状コアが両端にねじを切られてナット(1
24)を備え、該リング(121)が該コア(120)
にすべりばめで設置され、各リング間に位置する弾性ス
ペーサが波形座金または円板ばねから成る部類から選ば
れ、該リング間の該隙間が該ナットを締めることによっ
て決められるシステム。 - 【請求項9】 請求項2に記載する中高調整システムに
おいて、該少なくとも1対の該裏当て軸受組立体の該軸
受の中心線と前記リング間の該隙間が整列されているシ
ステム。 - 【請求項10】 請求項2に記載する中高調整システム
において、該リング間の該隙間が該少なくとも1対の該
裏当て軸受組立体のサドル組立体と整列されているシス
テム。 - 【請求項11】 請求項3に記載する中高調整システム
において、各偏心体と隣接する取り付けリングが、一体
構造(74、75)で構成されているシステム。 - 【請求項12】 請求項3に記載する中高調整システム
において、該軸受内輪が、該裏当て軸受軸の周りに回転
するのを防ぐために該偏心体の隣接する一つにピン止め
されているシステム。 - 【請求項13】 請求項3に記載する中高調整システム
において、該裏当て軸受軸(60)が一端に、該軸の半
径方向穴(72)に接続する、潤滑油用軸方向穴(7
1)を有し、該軸にヘッダ(77)が取り付けられてい
て、該半径方向穴が該ヘッダへ通じて該ヘッダに指向
し、該軸がそこに作られた複数の縦溝(62)を有し、
該ヘッダが該溝に接続されて油を該溝に指向され、該溝
が、該軸受内輪(61)の穴(73)によって、該潤滑
油を向けるために軸受ローラ(92)に接続されている
システム。 - 【請求項14】 請求項4に記載する中高調整システム
において、該軸受内輪が、該裏当て軸受軸の周りに回転
するのを防ぐために該偏心体の隣接する一つに各々ピン
止めされているシステム。 - 【請求項15】 請求項4に記載する中高調整システム
において、該裏当て軸受軸(60)が一端に、該軸の半
径方向穴(72)に接続する、潤滑油用軸方向穴(7
1)を有し、該軸にヘッダ(77)が取り付けられてい
て、該半径方向穴が該ヘッダに通じて油を該ヘッダに指
向し、該軸に複数の縦溝(62)が設けられ、該ヘッダ
が該溝に接続されて油を該溝に指向し、該溝が、該軸受
内輪(61)の穴(73)によって、該潤滑油を指向す
るために軸受ローラ(92)に接続されているシステ
ム。 - 【請求項16】 請求項5に記載する中高調整システム
において、該軸受内輪の各々が、該軸の周りに回転する
のを防ぐために該偏心体の隣接する一つの該キーにピン
止めされているシステム。 - 【請求項17】 請求項5に記載する中高調整システム
において、該管(105)の一端が栓をされ、該管の他
端が潤滑油源に接続され、該軸部分に半径方向穴(11
5、97)が設けられ、該油を該軸受に導くシステム。 - 【請求項18】 請求項6に記載する中高調整システム
において、該軸部分の各々が軸方向潤滑穴(148)を
有し、該軸方向穴は同軸で潤滑油通路を形成し、該通路
は一端が閉じられ、Oリング(142)の嵌まった中空
スリーブ(141)が該軸部分間の該隙間を封じて該潤
滑油通路を連続にし、該軸部分に設けた半径方向穴(9
7)が該潤滑油通路を該軸受(30)に接続するシステ
ム。 - 【請求項19】 請求項1に記載する中高調整システム
において、該少なくとも1対の該裏当て軸受組立体の各
々の該軸(164)が最端偏心体(23)と該最端偏心
体の間の中間偏心体(147)を備え、該中間偏心体の
各々に関して中心を一致させた、T形スロット(16
0)の対向する対が該軸に形成され、各対の各T形スロ
ットが、該軸の横に伸びて、該軸内で該軸の軸線に平行
でそれから離間した平面内に横たわる交差部分で終わる
脚部分を有し、各対の該スロットの該脚部分が該軸の軸
線に垂直な同一横平面内に横たわり、該スロットの各々
の該交差部分が該軸の軸線の両側の平行な平面内に横た
わり、各対向するスロット対の該交差部分がそれらの間
に柔軟な板部材(161)を含む該軸の領域を画定し、
対向するスロットの隣接する対がそれらの間に橋絡領域
(162)を画定し、該スロット対の一つと整列された
これらの偏心体の各々にこの橋絡領域を支持する部分を
備え、該橋絡領域は該中間軸受が取り付けられる剛い橋
を構成し、該軸の各端に最も近いこれらのスロット対が
該軸の端領域(165、166)も画定し、該端領域の
各々が該最端偏心体の一つおよび該中間偏心体の隣接す
る一つに支持され、該端領域の各々が該最端軸受(3
0)の一つを支持する剛い橋を形成し、該柔軟な板部材
が該橋を一緒に連結する連結手段を含むシステム。 - 【請求項20】 請求項19に記載する中高調整システ
ムであって、平行関係に該軸端の一つから縦に伸びて該
他の軸端から離れて終わる1対の穴(167、168)
を含み、該穴が潤滑剤源に接続されていて、該縦穴が、
該軸の外周に形成された環状溝(98)に通じる半径方
向穴(97)を有し、該軸受の該内輪が該溝に通じる半
径方向穴(98a)を有し、該縦穴が前記柔軟な板部材
を通過し、該縦穴は、適切な潤滑剤流を与えるに十分で
あって該板部材をできるだけ細く且つ柔軟にするに十分
小さい直径を有するシステム。 - 【請求項21】 請求項19に記載する中高調整システ
ムにおいて、該中間偏心体(147)の各々が該偏心体
の各側で直径上に互いに対向して取り付けられた1対の
だぼ状スペーサ(169)を備え、該だぼ状スペーサの
各々が、該偏心体のくぼみに取り付けられ、該くぼみか
ら伸びる丸い鼻部を有して該軸受の隣接する一つの内輪
と接触し、各中間偏心体の各側の該だぼ状スペーサは、
該軸線の縦軸線が直線であるとき、該軸の縦軸線を通り
該T形スロットの該交差部分に平行な面内に位置する軸
線を有するシステム。
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