JPH06210310A - 20段クラスターミルのクラウン調整システム - Google Patents

20段クラスターミルのクラウン調整システム

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JPH06210310A
JPH06210310A JP5178266A JP17826693A JPH06210310A JP H06210310 A JPH06210310 A JP H06210310A JP 5178266 A JP5178266 A JP 5178266A JP 17826693 A JP17826693 A JP 17826693A JP H06210310 A JPH06210310 A JP H06210310A
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Japan
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bearing
shaft
adjustment system
eccentric
rings
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JP5178266A
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Michael G Sendzimir
ジー.センジミア マイクル
John W Turley
ダブリュ.ターリィ ジョン
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Sojitz Corp
T Sendzimir Inc
Original Assignee
Nissho Iwai Corp
T Sendzimir Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/14Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
    • B21B13/147Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/02Shape or construction of rolls
    • B21B27/03Sleeved rolls

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて小さい横剛性を有する支えシャフトお
よび遊びロールによって20段クラスターミルの複雑な
ロールギャップ輪郭の調整を可能にする。 【構成】 BおよびC支えベアリング組立体において、
Oリング67が各ベアリング内リング61の各側と隣接
偏心器74、75との間にギャップを形成するように取
付けられ、従ってシャフト60はOリング67の弾性に
よって自由に曲がり得る。各偏心器74、75は取付リ
ングにキー留めされる。セグメント化されたブリッジ要
素が各ローラーベアリングの中央から各側へ荷重を移す
ように設けられる。第2の中間ロールの遊びロール14
は一体の、棒状の、横断方向に可撓のコアを有し、該コ
アにはロール本体を形成する一連の僅かに互いに離され
た複数のリングが据付けられる。各リングはその短い中
心部分のみがコアと接触するようにその各端からカウン
タボアを設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1−2−3−4ロール配
列を有する20段(20−high)クラスターミルに
係り、そして特に著しく減じられた横剛性を有しより複
雑なロールギャップ輪郭が達成されることを可能にする
支えベアリング組立体および第2の中間遊びロールの構
造における改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】本発
明は米国特許第2169711号、第2187250
号、第2479974号、第2776586号および第
4289013号に開示されるごとき1−2−3−4ロ
ール配列を有する、金属ストリップの冷間圧延のために
使用される20段クラスターミルであって、一般に“セ
ンジミア”ミル、“Z”ミルまたは“センジミア”とし
て知られるものに関する。
【0003】本発明は特に金属ストリップの幅を横切る
あらゆる点において均一の延伸を達成し、かくして均一
の緊張分布を可能にし、そして良好な平面度を有する金
属ストリップを提供するために、圧延ミルの輪郭を金属
ストリップの輪郭に形づくるための改良された手段に関
するものである。
【0004】本発明が指向されるタイプのクラスターミ
ルにおいては、図1から図5に示されるように、圧延工
程間金属ストリップ8がその間を通過する1対の圧延ロ
ール12は4個の第1の中間ロール13の一組によって
支持され、これら中間ロール13は4個の被動ロール1
5および2個の非被動遊びロール14から成る6個の第
2の中間ロールの一組によって支持される。第2の中間
ロールはシャフト18上に据付けられる複数のローラー
ベアリング30からおのおの構成される8個の支え組立
体によって支持される。シャフト18はその全長に沿っ
て幾つかの間隔をおいてサドルによって支持される。各
サドルはサドルリング31およびサドルシュー29(こ
れら部品は互いにボルト留めされる)から構成される。
サドルシュー29は米国特許第3815401号に全般
的に説明されるタイプの、ミルハウジング10の一連の
部分穴内に配置される。
【0005】支え組立体およびそれらの構成要素を図5
に示されるように呼称を付与することは普通の慣例であ
り、クラスターミルの操作者側即ちフロントから見たこ
の図面において、最も左の上の組立体は“A”と呼称さ
れ、そしてミルに沿って時計回りに、残りの支え組立体
は“B”から“H”までの呼称をそれぞれ付与される。
この呼称付与の慣例は本明細書において踏襲され、その
ような呼称が支え組立体およびそれらの構成部品に対し
ともに適用される。
【0006】一般に、すべての8個の支え組立体におけ
るサドルは、すべて、それぞれのシャフトにキー留めさ
れた偏心器23を有し(図3に24で示されるものと同
様)、そしてこれら偏心器はそれらの外径上にサドルリ
ング31の孔と係合する支え面を設けられ、それによっ
て、それぞれのシャフトの回転はシャフトおよびそれら
に据付けられたベアリングの半径方向運動を生じるよう
にされている。
【0007】組立体A、D、E、F、GおよびHの場
合、サドルは“プレーンサドル”として知られておりそ
して偏心器23は直接にサドルリング31内に据付けら
れそしてそれぞれのシャフトが回転されるにつれてサド
ルリング31内で摺動する。そのような場合、摺動面間
の摩擦が大きいから、シャフトは荷重下(即ち、圧延
間)においては調整されない。A、D、EおよびHシャ
フト偏心器は“側偏心器”として知られる。これらシャ
フトを回転させることはロール12から15上の摩耗を
吸収するそれらのベアリングの半径方向位置を調整する
のに使用される。
【0008】FおよびGシャフト偏心器は“下ねじ締め
偏心器”として知られる。FおよびGシャフトおよびそ
れらの偏心器の回転はやはりロール摩耗を吸収するのに
使用され得るが、下圧延ロール12の頂面のレベルを調
整するのによりしばしば使用される。これは“パスライ
ン高さを調整すること”または“パスライン調整”とし
て知られる。
【0009】組立体BおよびCの場合において、サドル
は“ローラーサドル”として知られる。小型ミル(クラ
ウン調整装置を有しない)の場合、単一列のローラ(図
3に37で示されるものと同様)が各偏心器23の外側
と、組み合うサドルリング31の内側との間に配置され
ることを例外として、構造はプレーンサドルのそれと同
じである。これはシャフトおよび偏心器(それらは図3
に示されるものに同様に一緒にキー留めされる)がサド
ルリング31内で転動することを可能にする。従って摩
擦は荷重下で行われる調整にとって十分に小さい。この
調整は“上ねじ締め”または“ねじ締め”として知られ
そして荷重下でロールギャップ(圧延ロール間のギャッ
プ)を調整するのに使用される。採用される方法は、当
業者によく知られるように、2個のダブルラック(図示
されない)、即ち操作者側でシャフトBおよびC上の歯
車22と係合する一つおよび駆動側でシャフトBおよび
C上の歯車22と係合する一つ(図4参照)、を使用す
ることである。各ダブルラックは直動油圧シリンダによ
って作動され、そして位置サーボが油圧ピストンの位置
を制御しそしてそれによってロールギャップを制御する
のに使用される。
【0010】比較的大きいミル(および比較的新式の小
型ミル)の場合、各サドル位置におけるシャフト、ベア
リングおよび偏心リングの半径方向位置の個別調整のた
めの用意が為される。この調整は“クラウン調整”とし
て知られそしてそれを達成するのに使用される先行技術
構造が図1から図4に全般的に示される。
【0011】BおよびCサドルにおいて、サドルリング
31は、第2の組のローラ33およびリング34(その
外径はその内径に対して偏心している)がサドルリング
31とローラ37との間に配置され得るように、より大
きい直径の孔を設けられる。リング34は“偏心リン
グ”として知られる。歯40を有する歯車リング38が
各偏心リング34の各側に取付けられ、そして複数のリ
ベット39が、歯車リング38、偏心器23、偏心リン
グ34、サドルリング31およびサドルシュー29を、
2組のローラ33および37と共に、サドル組立体とし
て知られる一組立体として一緒に保持するように使用さ
れる。
【0012】図1および図2に示されるように、ダブル
ラック41がBおよびCサドル組立体の両方において各
歯車リング38の歯40の2組と係合するように各サド
ル位置において使用される。油圧シリンダ、またはモー
タ駆動されるジャッキ(図示せず)、がラックを並進さ
せるために各サドル位置において使用される。図4の例
においては、7個の独立した駆動装置が、各サドル位置
にそれぞれ1個あて、設置される。これらは“クラウン
調整”駆動装置として知られる。もし1個の駆動装置が
作動されるならば、そのダブルラック41は垂直方向に
運動し、そして関連歯車リング38および偏心リング3
4を回転させる。これはそこで偏心リング34が回転す
るサドル位置におけるシャフトBおよびC上の偏心器2
3の半径方向運動と、前記位置におけるロールギャップ
の対応する変化とを生じさせ、シャフト18はこの局部
的調整を可能にするように曲がる。
【0013】独立した複数の駆動装置が各サドル位置に
設置されるが、調整は各シャフト18の横剛性(即ち、
曲げに対する抵抗)によって真に独立していない。この
剛性はねじ締め歯車22間のシャフトの長さに沿って軸
方向にすべての偏心器23およびベアリング30の内リ
ングを締付け、かくして実際上各シャフト18の外側に
沿って管を形成する慣行によって増大され、それにより
シャフトが剛化されそしてシャフトの曲げがより一層困
難にされる。この剛性は近隣の駆動装置の位置からあま
りにも遠い位置へ駆動される駆動装置のストール(st
all)を生じさせるに十分なほど高い。
【0014】さらに、クラウン調整駆動装置の運転によ
って達成される支え組立体のいかなる輪郭も、支え組立
体BおよびCと圧延ロールとの間の中間ロールの横剛性
の故に、ロールギャップにおいて完全には有効でない。
圧延ロール12と第1の中間ロール13の直径は比較的
小さいから、それらは可撓であり、従って問題を生じな
い。被動ロール15は主として第1の中間ロール13と
支え組立体AおよびD(またはEおよびH)との間で力
を移転し、そして支え組立体BおよびC(またはFおよ
びG)によって斜めに支持されるにすぎない。支え組立
体BおよびCによって提供される支持力の主経路は上遊
びロール14を通り、そして特にもし単純クラウン(即
ち単一湾曲)ではなくて二重または三重湾曲を有する輪
郭が企図されるならば、BおよびC支え組立体における
輪郭調整の効果を減衰させ得るのは、上遊びロール14
の剛性である。
【0015】実際上、先行技術は、図1から図4に示さ
れる手段はクラウン調整の手段であるが、該手段はミル
を“傾斜”させる、即ち、圧延ロールの一端において他
端におけるよりも大きいテーパ形状にされるロールギャ
ップを画成するのに使用され得ることが当業者によく知
られていることを教える。そのような“傾斜”はシャフ
ト18の曲げを必要としないことに留意すべきである。
【0016】本発明の目的は、新規の形式の支えシャフ
トおよび遊びロールであって先行技術の形式より著しく
小さい横剛性を有するものを提供することによってより
複雑なロールギャップ輪郭がそのようなミルにおいて達
成されることを可能にする手段を提供することと、支え
シャフトにおけるベアリングおよび偏心器のための新規
の取付手段であって横剛性の増大を生じさせないものを
提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、20段
クラスターミルのための減少された横剛性を有するBお
よびC支えベアリング組立体が提供される。
【0018】すべての実施例において、BおよびC支え
ベアリング組立体は、おのおの、シャフト、複数の偏心
器であってシャフトに沿って互いに離されそしてシャフ
トに同位相にキー留めされたもの、および複数のローラ
ーベアリング(おのおの内リング、複数のローラーおよ
び外リングを有する)であって偏心器間でシャフトに取
付けられたものを有する。シャフトはサドルによって支
持され、各サドルはシューおよびそれに取付けられたリ
ングを有する。各サドルリングはシャフト偏心器の一
つ、偏心リング、およびシャフト偏心器と偏心リングと
の間のローラーおよび偏心リングとサドルリングとの間
の付加的ローラーを受容するようにされた開口を有す
る。歯車リングがクラウン調整のため偏心リングの両側
に取付けられる。また、シャフトは最も外側の偏心器に
隣接してねじ締め歯車をそれにキー留めされる。
【0019】BおよびC支えベアリング組立体の横剛性
の減少は、ローラーベアリングとサドルをそれらがBお
よびCベアリング組立体のシャフトを中心として剛性の
管を形成しないように互いから離す手段を設けることに
よって達成される。各ローラーベアリングの中央から各
側へ荷重を移転するため、セグメント化されたブリッジ
手段が設けられる。さらに、全部品(ローラーベアリン
グ、偏心器、ブリッジ手段およびスペーシング手段を含
む)を一緒に軸方向に固定するための固定手段が、横曲
げにおいて可撓である形式で設けられる。
【0020】一実施例において、Oリングが各ベアリン
グ内リングの各側と隣接偏心器との間にそれらの間にギ
ャップを形成するように取付けられる。各ベアリング内
リングは増大された壁厚さを有しそして突出した支持縁
部分を形成するその内面に中央環状凹所を有する。各偏
心器はその各側へ延びそして各隣接ベアリング内リング
の突出縁部分を支持する取付リングに取付けられそして
それにキー留めされる。各取付けリングは偏心器と同位
相を以てシャフトにキー留めされる。シャフトは二分の
一以上直径を減少されそして長手方向の外溝を有する。
前記外溝は潤滑油をベアリングローラーへ導くためベア
リング内リングの半径方向の穴と接続している。
【0021】第2の実施例は各取付リングおよびそのそ
れぞれの偏心器が一体単片構造を有することを除いて第
1の実施例と同様である。
【0022】第3の実施例は偏心器の取付リングが排除
されそしてベアリング内リングの突出支持縁部分がシャ
フトに同位相にキー留めされた偏心器と同様にシャフト
に直接当接するようにシャフトの直径が増大されている
ことを除いて第1および第2の実施例と同様である。こ
の実施例のシャフト直径は約30%減じられた。
【0023】第4の実施例において、偏心器およびベア
リングはOリングがそれらの間のスペーサとして働くこ
とを除いて本質的に在来的である。シャフトは実質的に
在来の直径を有するが、各端ベアリングの下の分離した
端セクションと各中間ベアリングの下の分離した中間セ
クションとの組立体から成る。これらシャフトセクショ
ンは管上に取付けられそしてOリングによって分離され
る。シャフトセクションはさらに整合およびトルク伝達
のためにダウエルによって互いに結合される。また、シ
ャフトは管、シャフトセクションおよびベアリング内リ
ングの半径方向の穴によってベアリングローラーに接続
される潤滑導管としても役立つ。シャフトセクションは
複数のキー溝を設けられ、それらキー溝にねじ締め歯車
および偏心器が互いにそしてシャフトセクションに対す
る正しい特定の向きを以てキー留めされる。
【0024】最後の実施例は、シャフト組立体が2個の
大きな長手方向に延びる正反対のキーによって互いに結
合される複数のセクションに分割されることを除いて第
4の実施例と同様である。ばねがシャフトセクション間
にギャップを設けるためにシャフトセクション端に取付
けられる。中央潤滑通路が中空のスリーブとセクション
間のギャップを密閉するOリングとによってシャフトセ
クションに設けられる。シャフトセクションおよびベア
リング内リングの半径方向の油穴がベアリングローラー
に達する。最も端の偏心器を除くすべての偏心器のポケ
ット内のばねが、これら偏心器と隣接ベアリング内リン
グとの間のギャップを保証する。ねじ締め歯車および偏
心器はシャフト組立体にそこに形成されたキー溝によっ
てキー留めされる。
【0025】また、本発明は遊びロール本体を形成する
ための一連の互いに僅かに離された複数のリングを取付
けられる一体の、棒状の、横断方向に可撓であるコアを
有する複合ロールの形式にされた第2の中間ロールの遊
びロールを設けることを意図する。各リングは単にその
短い部分がコアと接触し、それにより構造の横断方向可
撓性を保証するように一端からまたは両端からカウンタ
ボアを設けられる。
【0026】
【実施例】図4において、先行技術によるB支え組立体
が示される。C支え組立体は実質的に同じであることは
理解されるであろう。圧延ロール12間の被加工物の変
形によって圧延ロール12間に働くロール分離力Pの結
果として生じる被分配力U(図5参照)は、おのおの偏
心器23、偏心リング34、サドルリング31、サドル
シュー29、ローラ33、37、歯車リング38および
リベット39を有するサドル組立体、シャフト18およ
びベアリング30をおのおの有する支え組立体Bおよび
Cを介して、回転する遊びロール14からミルハウジン
グ10へ移転されなくてはならない(図1および図2参
照)。
【0027】ベアリング30は様々のタイプであり得る
が、すべてのタイプはローラ92、内リング91および
外リング98を有する。ケージ93、94およびスペー
サリング95が含まれる。全タイプにおいて、外リング
96は重横断面(heavycross sectio
n)を有する。それは単にその円周上の一つまたは二つ
の点において荷重をかけられるに過ぎずそして重横断面
は各列においてローラ92間のより良い荷重分担を可能
にするからである。ベアリングは1、2、3または4列
ものローラ92を有し得る。3列を有する図示例が最も
普通のタイプである。内リング91は常に軽横断面、即
ち小さい半径方向の厚さ、から作られる。これはローラ
92が可能なかぎり大きくされ、それにより、ベアリン
グの荷重能力を最大化すことを可能にする。内リング9
1はその全長にわたってシャフト18によって完全に支
持されるから、それが重横断面を有することを必要とし
ない。
【0028】原則的に、遊びロール14からミルハウジ
ングへの要求荷重移転を達成するとともに、ねじ締め歯
車22と偏心器23との一緒の回転によって通常のねじ
締めが達成されることを可能にするために、下記諸機能
が本構成によって提供される。
【0029】機能 1: ベアリング30と偏心器2
3のスペーシング−これはシャフト18内にねじこまれ
るねじ44によってきつく締付けられるクランプリング
43を使用して、シャフト18上においてスナップリン
グ42に対してねじ締め歯車22、ベアリング30およ
び偏心器23を締付けることによって達成される。
【0030】機能 2: 各ベアリング30内のロー
ラ92の全列上の力を前記ベアリングの各側に移転する
ためのブリッジ装置。この目的はシャフト18によって
達成される。
【0031】機能 3: 各ベアリング30の各側に
おける偏心器23にベアリングの力を伝達するためのボ
ス装置。この目的はシャフト18によって達成される。
【0032】機能 4: 全偏心器23と両ねじ締め
歯車22とを整列して同相に据付けるための整合装置。
この装置はねじ締め歯車22から全偏心器23へ無視で
きるねじれを以てトルクを伝達するのに十分なねじり剛
性および強さを有しなくてはならない。この目的はその
全長にわたるキー溝25にキー24が嵌合することによ
ってシャフト18によって達成される。前記キーはおの
おの偏心器23またはねじ締め歯車22と係合する。
【0033】機能 5: ねじ締め歯車22に対し作
用するねじ締めラックのオーバーハング荷重(over
hung load)を支えるビーム。この目的はシャ
フト18によって達成される。
【0034】機能 6: 全部品を一緒に軸方向に固
定するための固定装置。この目的はシャフト18によっ
て達成される。
【0035】かくしてシャフト18は数個の機能を遂行
することが容易に理解され得る。
【0036】この組立体の効果的な輪郭制御を達成する
ために、シャフト18は極めて撓みやすいことが必要と
される。しかし、このシャフト18は偏心器およびねじ
締め歯車の回転中心に対し偏心的に働く力UおよびVの
作用を支えるために高オーダーの大きさのトルクを伝達
しなくてはならない。従って、シャフト18は普通はベ
アリング30の外径の約44%から約46%に近い直径
を以て鍛造合金鋼から作られそして極めてこわい。さら
に、シャフトこわさは、上に説明されたように、シャフ
ト18に一緒にきつく締付けられる偏心器23および内
リング91から構成される一連のリングによって増進さ
れる。
【0037】この組立体はそのような高い横剛性を有す
るから、一般に簡単な曲がった輪郭、または偏心リング
の回転を用いる簡単な傾斜輪郭を達成することが可能で
あるにすぎない。曲率反転(湾曲点)を含むより複雑な
輪郭を形成する試みは、曲げに対する組立体の抵抗によ
って生じる調整駆動装置のストールによって一般に挫折
するであろう。
【0038】そのようなミルで圧延されるストリップ上
に生じる最も厄介な平面度欠陥の或るものは、それらを
修正するために一層複雑なミル輪郭を必要とするから、
より複雑な輪郭が達成されることを可能にするため、支
え組立体の構造に、より大きい可撓性を付与することが
強く要望される。
【0039】ベアリングの支持に必要な可撓性を達成す
るためには、前記諸機能は次ぎのように修正さるべきで
ある:
【0040】機能1に関して、ベアリングと偏心器のス
ペーシングのため使用される手段は横曲げにおいてたわ
み自在でなくてはならない。
【0041】機能2に関して、各ベアリング内のローラ
92の全列上の力を各側に移転するブリッジ装置は分割
されなくてはならない、即ち、別々のブリッジ装置が各
ベアリングにおいて使用されなくてはならない。
【0042】機能6に関して、固定装置は横曲げにおい
て可撓でなくてはならない。
【0043】本発明の一実施例が図6に示される。この
実施例においては、ベアリングと偏心器のスペーシング
の機能(機能1)は、Oリング67が各ベアリングの内
リング61の各側と各偏心器66との間に据付けられ、
従ってクランプねじ44が締付けられた後、ギャップが
各ベアリング30の両側において前記内リング61と隣
接偏心器66との間に残ることを除いて、先行技術(図
4)と同じ態様で達成される。これらOリングは弾性で
あるから、シャフト60は制限されることなしに自由に
曲がる。また、同じ機能を遂行するためにOリング67
に代えて波形座金または円板ばねを使用することも可能
である。
【0044】ブリッジ機能(機能2)は図4の先行技術
による内リング91に代えて、ベアリングのため新規の
内リング61を作ることによって達成される。この内リ
ング61は極めてより厚い壁によって形成され、従って
それをその両端において支持することが必要とされるに
すぎない。この支持(機能3)はベアリングの力を偏心
器66に移転するリング64によって提供される。これ
ら偏心器は図4の先行技術による偏心器23と同様であ
るが、内リング61の内径と合致するより小さい孔を有
する。内リング61と偏心器66はともにリング64の
外径にぴったりと合うからである。
【0045】シャフト60はキー溝63aに係合してシ
ャフト60の全長にわたって延びる単一のキー63によ
ってねじ締め歯車22およびリング64にキー留めされ
ることによって整合機能(機能4)を提供する。リング
64はキー68によってそれらのそれぞれの偏心器66
にキー留めされる。
【0046】また、シャフト60は各ねじ締め歯車22
上にオーバーハング荷重を支えることによってビーム機
能(機能5)を提供する。
【0047】潤滑油がシャフト60の一端部の穴71を
通じてベアリング30に供給される。穴71はシャフト
60内の半径方向の穴72と接続し、そして潤滑油はこ
れら穴を通ってヘッダー77の内部へ流れ、そしてヘッ
ダー77からシャフト60内の付加溝62(キー溝63
aと同様)を通って流れ、次いで内リング61の半径方
向の穴73を通ってベアリングのローラ92に達する。
【0048】図7の実施例は、図6のリング64および
偏心器66が一体に作られて新規の端部と中間の偏心器
74、75とを形成し、かくして図6のキー68を排除
することを例外として、図6のそれと同様である。これ
ら新規の偏心器は機能3をそれらの通常の偏心機能と統
合し、従ってベアリング荷重はベアリングの内リング6
1から偏心器74、75へ直接に移転され得る。図6お
よび図7の実施例においては、軸方向締付け力が内リン
グ61の回転を防ぐのに十分でないから、ピン78がそ
のような回転を防ぐために使用される。
【0049】図6および図7の実施例において、シャフ
ト60は極めて細い。それは図4の先行技術によるシャ
フト18の二分の一以下である。高荷重を受けさせられ
るミルにおいては過度に捩れる可能性がある。そのよう
な場合には、図8の実施例が採用されるであろう。この
実施例においては、内リング61は図6または図7の実
施例において使用されるそれらと同じであり、そして機
能2(即ち、ベアリングの中央から端側への橋架け)を
遂行する。また、偏心器66およびキー68は図6のそ
れらと同じである。ボス機能(機能3)は同じ直径を有
する内リング61および偏心器66の孔に嵌合するよう
な寸法に作られたシャフト80によって提供される。内
リング61の孔内の凹所82は、シャフト80が内リン
グ61による曲げに抵抗するように強制されないこと
と、内リング61がベアリング荷重をベアリングの端側
へ移転するときブリッジ機能を提供し得ることと、そこ
でシャフト80が内リング61から偏心器66へ剪断荷
重を移転する(そしてかようにしてボス機能を提供す
る)ことを保証する。
【0050】他の実施例の場合と同じように、0リング
が内リング61と偏心器66との間に可撓のスペーサを
形成し、それぞれの部品間に小さいギャップを保証し、
シャフト80上の全部品43、22、66、61、84
を固定するため、クランプねじ44がスナップリング8
5に対して締付けられた後、組立体が自由に曲がること
を可能にする。
【0051】ピン78が内リング61の回転を阻止する
ため使用される。軸方向締付け力はこれを保証するには
十分でないからである。また、シャフト80はその概ね
全長にわたって延びるキー溝86および偏心器66およ
びねじ締め歯車22をそれぞれシャフト80上に位置決
めするキー68、83によって整合機能(機能4)を提
供する。さらに、シャフト80はねじ締め歯車22に働
くオーバーハング荷重を支えるためビーム機能(機能
5)を提供する。図6および図7の実施例におけるがご
とく、キー溝86と同じ寸法の付加スロット87を設け
られ、これらスロット87はシャフト80の一端部の穴
71から内リング61の半径方向の穴73まで潤滑油の
ための流路を設けるため使用される。
【0052】図6および図7の実施例はシャフトの直径
の50%を少し超える削減を達成し、従って24 すなわ
ち16の係数によって可撓性を増加させる。図6および
図7のシャフト60は図4のシャフト18の直径の半分
より小さいが、少なくとも高荷重下のミルの場合、シャ
フト60は荷重下で過度に捩れるかもしれない。図8の
実施例は図4のシャフト18の直径の70%のシャフト
径を有し、従って(1/0.7)4 即ち4の係数によっ
て可撓性を増し、一方、6図および7図のシャフト60
より小さい捩れを生じる。
【0053】図6、図7および図8の実施例において、
図4の先行技術によるシャフト18の半径方向の潤滑油
の穴97および溝98はこれらによって生じる応力集中
を回避するため除かれる。図4の中心の穴99も必要と
されない。上に説明されたように、ベアリングに送られ
る油はシャフトの外側のキースロットを通じて供給され
る。単一のキー溝が何れにせよ必要とされるから、油流
のための付加スロットはシャフトにおける最大応力の増
加を生じない。
【0054】図9の実施例において、ベアリングの内リ
ングは図4の先行技術による組立体におけるがごとく薄
壁によって形成される。ブリッジ機能(機能2)は各端
ベアリングの下でセクション101、102に、そして
各中間ベアリングの下でセクション104に軸方向に分
割されるシャフトの短セクションによって提供される。
これらセクションはシャフトセクションからシャフトセ
クションへ、したがって、図4の先行技術によるねじ締
め歯車22および偏心器23と同じであるねじ締め歯車
22から偏心器23へ、トルクを伝達するためにダウエ
ル103を使用して一緒にピン留めされる。
【0055】シャフトセクション101、102および
104は管105によって一緒に結合される。管105
は各端部にねじを切られ、その上にナット108が螺合
される。これらシャフトセクションは、ナット108が
完全に締付けられたとき隣接シャフト端間に小さいギャ
ップが残るようにして、シャフトセクション間に可撓継
目を構成するOリング109によって分離される。管1
05は栓107によって一端において閉塞され、そして
潤滑油が管105の他端から管105を通ってそして管
105の半径方向の穴115およびシャフトセクション
101、102および104の半径方向の穴97を通じ
てベアリングへ給送される。
【0056】シャフトセクション101、102および
104はおのおのキー溝111を設けられ、そしてキー
110および116が偏心器23およびねじ締め歯車2
2を互いに対しそしてシャフトに対しそれぞれ正確な特
定方向に位置決めするために使用され、そしてまた隣接
シャフトを一線に位置決めするのに役立つ。ベアリング
の内リング91は薄壁によって形成されるから、各キー
溝111の内リングの下に位置する部分にフィルタ11
2を使用する先行技術の慣行が採用される。それぞれの
シャフトセクションに対して充填材がねじ113によっ
て固定される。
【0057】他の実施例の場合と同様に、Oリング67
が、内リング91と偏心器23との間に可撓スペーサを
形成し、それぞれの部品間に小さいギャップを保証し、
クランプねじ44が全部品43、22、23、91をシ
ャフト上に固定するためスナップリング114に対して
締付けられた後、組立体が自由に曲がることを可能にす
る。ピン78が内リング91をキー110に固定するこ
とによって内リング91の回転を阻止するように使用さ
れる。
【0058】図10および図11には本発明の他の一実
施例が示される。この実施例においては、シャフトは図
9の実施例と同様に数個のセクションに分割される。こ
れらセクションは端シャフトセクション130、132
と、それらの間に同軸に取付けられた4個の内シャフト
セクション131とを含む。これらシャフトセクション
はシャフト組立体の実質的に全長にわたって延びる2本
の大きなキー146によって一緒に結合される。割りリ
ング135が端シャフトセクション132の溝に嵌合し
そしてボルト137(その1本が図10に示される)を
使用してキー146にボルト留めされる。キー146の
他端において、保持器134が肩ねじ、その一つが10
図に136を以て示される、を使用して端シャフトセク
ション130端とキー146の端とに固定される。キー
146が荷重下で曲がるにつれてシャフトセクションと
キー146との間の相対運動を吸収するために円板ばね
149が肩ねじ136の頭の下に据付けられる。これに
よってシャフトセクションは互いに結び付けられる。隣
接シャフトセクション端内のポケットに据付けられるば
ね143が、隣接シャフトセクション端間のギャップが
実質的に同等であることを保証するために使用される。
これらギャップは通常は約0.5mmに設定される。キ
ー146は隣接シャフトセクション間の継目の区域に短
いレリーフ150を設けられる。これはクラウン調整が
隣接シャフトセクションを互いとの整列から脱するよう
に運動させるときキー146が曲がるのを許すためであ
る。
【0059】中央油潤滑穴148がシャフトセクション
を貫いて設けられ、そしてOリング142を取付けられ
た中空のスリーブ141が隣接シャフトセクション間の
ギャップを密閉するが潤滑油がシャフトセクション間を
流れるのを許すように使用される。半径方向の油穴97
が中央油潤滑穴148からベアリング30へ潤滑油を給
送する。
【0060】サドル組立体およびベアリングは示される
順序でシャフトセクション組立体上に組立てられる。ま
ず、右のねじ締め歯車22がボルト138によって端シ
ャフトセクション132に固定される。ボルト138は
それを端シャフトセクション132の溝に位置される割
りリング135に結合する。
【0061】ボルト140を使用して左側において端シ
ャフトセクション130に結合された保持板139が、
左のねじ締め歯車22、すべてのシャフトおよびベアリ
ングを一緒に締付ける。締付け力は中央の偏心器147
内の好適なポケット内に嵌装されるばね145によって
決定される。これら偏心器147はそれらが約0.5m
m狭くそして前記ポケットを有することにおいて偏心器
23と異なる。ボルト140が完全に締付けられたと
き、約0.25mmのギャップが各偏心器147の各側
に存在し、これはばね145によって保証される。
【0062】全シャフトセクションの全長に沿って延び
る第3のより小さいキー溝111aが設けられる。これ
は図4の先行技術によるキー溝25に相当し、そしてね
じ締め歯車22および偏心器23が、キー溝111aに
取付けられたキー116aおよび110aを使用してシ
ャフト組立体にキー留めされる。先行技術におけるがご
とく、充填材112がキー溝111aが内リング91を
通過する区域においてキー溝111aを充填するのに使
用される。内リング91の回転を阻止するためにピン手
段が設けられる。これらピン手段は図10においては明
瞭化のため除かれているが、それらは図8または図9を
参照して例示されそして説明されたタイプであり得る。
【0063】この実施例においては、機能1(偏心器と
ベアリングのスペーシング)は、偏心器147およびベ
アリング30をシャフト組立体の適所に確保するボルト
140を締付けることによって各ベアリングおよび隣接
偏心器において生じさせられる圧縮力によって各ベアリ
ングの各側と隣接偏心器との間のギャップを実質的に同
等化するばね145によって達成される。
【0064】ブリッジ装置(機能2)およびボス装置
(機能3)はシャフトセクション130、131、13
2およびキー116a、110aによって構成される。
【0065】整合装置(機能4)もシャフトセクション
130、131および132と協働してキー146によ
って構成される。
【0066】ビーム装置(機能5)は左端においてシャ
フトセクション130によってそして右端においてシャ
フトセクション132によってそれぞれ構成される。
【0067】固定装置(機能6)はキー146によって
構成される。
【0068】この実施例は可撓のスペーシング手段(機
能1)、可撓の固定装置(機能6)および分離したブリ
ッジ装置(機能2)の諸要求を満たすことは明らかに認
められ得る。
【0069】図6から図11の実施例の共通の特徴は:
ベアリングの中央から端側へ荷重を移転するため各ベア
リングに配置される分離したブリッジ手段であって個々
の偏心リング34の回転によって生じる隣接偏心器の独
立した半径方向運動に追随するため傾斜し得るもの;お
よびベアリング内リングと偏心器がそれらが互いに締付
けられるとき剛管を形成するのを防ぐ可撓の締付け手段
を有することである。
【0070】1−2−3−4配列の20段ロールクラス
ターを示す図5が検討されそしてBおよびC支え組立体
の輪郭変更の効果が考慮されるとき、そのような輪郭変
更は、もしロール14、13および12がBおよびC支
え組立体の輪郭に従うように曲がるならば、圧延ロール
12間で圧延される加工物に単に移転され得ることが理
解され得る。
【0071】第1の中間ロール13および圧延ロール1
2は極めて細く従って圧延力の作用下で容易に曲がる。
しかし、第2の中間ロール即ち遊びロール14は大きい
直径を有し従って比較的剛性である。
【0072】図12において、本発明は、もう一つの局
面において、遊びロール14のための可撓性を増すのに
使用され得ることが示される。先行技術による一体鍛造
ロールに代えて、ロール本体の全長を貫いて延びそして
両端においてロール首を形成するように延びる一体のコ
ア120であってそのまわりに一連のリング121がロ
ール本体を形成するように焼きばめされるものから構成
される複合ロールが採用される。これらリング121は
カウンタボア122を設けられ、従って各リング121
の短部分のみがコア120上に嵌合する。このようにし
て、コア120はその全長の大部分にわたって自由に曲
がる。これと同じことはカウンタボア122に代えてレ
リーフをコアに形成する(図示せず)ことによっても達
成され得る。コア120はトルクを伝達することを全く
要求されないから、それは極めて細くされ得、従って極
めて可撓にされ得る。実際上、シャフトが細いほど、焼
きばめされたリング(それらはBおよびC支えベアリン
グから第1の中間ロール13へ半径方向力を伝達しなく
てはならない)は強い。
【0073】焼きばめされるリング121は、コア12
0の正常のたわみを制限しないように小さい量(概ね
0.25mm[0.01インチ])によって互いから離
される。この離間は連続するリング121の間にそれら
の焼きばめ間に挿入されそしてあとで取り外されるスペ
ーサシムを使用することによって、または、連続するリ
ング121間に波形座金または円板ばねを使用すること
によって達成され得る。この場合、焼きばめリング(そ
れらを据付けそしてこの方法によって得られる通常の干
渉即ち“焼き”ばめを達成するためそれらは当業者によ
く知られるように組立てに先立って加熱される)の高温
度の有害な効果の故に、Oリングを使用することは良い
考えではない。
【0074】また、滑りばめによってリング121をコ
ア120に据付けることも可能である。この場合は円板
ばね123が必要であり、次いでクランプナット124
(もどり止めタイプであることが好ましい)が所望ギャ
ップが連続するリング121間に得られるまで締付けら
れる。
【0075】一実施例において、リング121は図12
の上半部と図13とに示されるようにBおよびC組立体
のサドルと一直線にギャップを設けるように位置され
る。この配列は遊びロール14のギャップ区域がBおよ
びCベアリングと接触せず従ってそれらにあとを付け得
ないという利点を有する。さらに、第1の中間ロール1
3と遊びロール14との間の圧力は、これらギャップ区
域においては、遊びロール14に沿う他の点より少し低
いから、これら区域が第1の中間ロール13にあとを付
ける傾向は最小である。
【0076】もう一つの実施例において、リング121
は図12の下半部と図14とに示されるように、Bおよ
びCベアリング30の中心線と一直線にギャップを設け
るように位置される。この配列は遊びロール14のより
小さい半径方向剛性を有する部分(即ち、ギャップ部
分)がBおよびC支え組立体のより大きい剛性を有する
部分(即ち、ベアリング部分)と一直線であり、そして
より大きい剛性を有する部分(即ち、リング121の中
心部分)がBおよびC支え組立体のより小さい半径方向
剛性を有する部分(即ち、サドル部分)と一直線である
という利点を有する。かくして、遊びロール14および
BおよびC支え組立体から成る構造体の剛性の変化を最
小にする消去効果が得られる(即ち、ミルの半径方向剛
性がより均等である)。
【0077】特定の適用においてロールの痕跡の最小化
または剛性均等度の最大化の何れがより重要であるかに
依って、図13の実施例または図14の実施例のどちら
かが採用され得る。
【0078】20段クラスターミルのFおよびG支え組
立体の輪郭調整を行うことも可能である。これはミルハ
ウジングの下に位置されなくてはならない輪郭調整駆動
装置に接近することの困難性の故に当業界においてはま
だ行われていない。M.G.センジミア、A.ダットズ
ックおよびJ.W.ターリィによって1992年月
日出願された同時係属出願である米国特許願(発明の名
称:20段クラスターミルのクラウン調整システム)に
おいて、前記問題は取り組まれそしてそれに対する新規
の解決が開示される。
【0079】FおよびG支え組立体は通常はパスライン
調整のためのみに使用されるから、サドルは“プレー
ン”である(即ち、それらはローラを組込まれない)。
これらサドルにおいてクラウン調整を達成するため、前
記併願中の特許願の一実施例においては、BおよびCシ
ャフト上のそれらと同様のサドル組立体(即ち、輪郭調
整のために使用される偏心リングを組込まれている)が
設けられるが、ローラ33および37は除かれ、そして
偏心リング34は好適により厚く作られ、従ってそれは
直接にサドルリング31と偏心器23との間に嵌まる。
【0080】そのような場合、サドルはそれらの摺動面
における摩擦があまりにも大きいから“自己ロック式”
である(即ち、偏心リングも偏心器も荷重下で回転しな
い)。ねじ締め歯車22による偏心器およびシャフトま
たはシャフトセクションの回転によるパスライン高さの
調整およびラック41による個々の偏心リング34の回
転による輪郭の調整は、無荷重状態下で(即ち、ロール
分離力が存在しないときまたは2個の圧延ロール12間
に“日光”が存在するとき)達成され得るにすぎない。
これはパスライン調整に関しては問題を生じさせない
が、理想的には荷重下で調整できる輪郭調整の融通性を
制限する。しかし、もし20段クラスターミルがローラ
ーサドルによって荷重下で調整され得る前記諸実施例の
一つに従ってBおよびC支え組立体においても輪郭調整
手段を設けられるならば、FおよびG支え組立体におけ
る輪郭調整手段は圧延前に輪郭を予設定するため使用さ
れ得そしてBおよびC支え組立体における輪郭調整手段
は圧延間に輪郭を単に整えるのに使用され得る。
【0081】この配列の利点は輪郭調整の総範囲が2倍
にされるだけではなく、パスライン調整が単に無荷重下
で遂行されるから、シャフトまたはシャフトセクション
および偏心器を回転させるのに要求されるトルクが極め
て小さいことである。従って、FおよびG支え組立体の
ための実施例は、極めて小さい直径を有し従って著しく
可撓の中心シャフトが採用される図6の実施例または図
7の実施例と同様であり得る。代替的に、もしFおよび
G支え組立体のための実施例が図9のそれと同様である
ならば、ダウエル103とシャフト101、102との
間の摩擦(トルクに比例する)は調整が単に無荷重下で
遂行されるから極めて小さい。従って、隣接遊びロール
14において発生され得る曲がりの量に基づいて測定さ
れるFおよびG支え組立体の輪郭を調整する能力は、圧
延間にねじ締めを行うため支え組立体を通じてねじ締め
歯車から偏心器へトルクを伝達する必要によって制限さ
れる、BおよびC支え組立体の輪郭を調整する対応能力
よりも大であり得る。
【0082】上に説明されたすべてのシャフトおよびコ
アのために使用される材料は伝統的に硬化合金鋼であ
る。また、シャフトまたはコアをアルミ合金または非金
属複合物のごとき比較的低い弾性率を有する材料から作
ることによってシャフトまたはコアの可撓性を増すこと
も可能である。説明された実施例は、また、そのような
材料を以て実現され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】20段クラスターミルの先行技術による支え組
立体BおよびCの、部分的に横断面で示される、断片立
面図。
【図2】先行技術による、一クラウン調整ラックとその
それぞれの歯車との係合を示す、図1の切断線2−2に
沿って取られた断片横断面図。
【図3】先行技術による典型的なサドル組立体Bおよび
Cの横断面図。
【図4】6個のベアリングと7個のサドルとを有する典
型的な先行技術によるBおよびC支え組立体の縦断面
図。
【図5】操作者側から見たときの典型的な先行技術によ
る20段クラスターミルの、支え組立体のための呼称用
語を示す、断片概略立面図。
【図6】本発明の一実施例による支え組立体の縦断面
図。
【図7】本発明の支え組立体の第2の実施例の縦断面
図。
【図8】本発明による支え組立体のもう一つの実施例の
縦断面図。
【図9】本発明の支え組立体のもう一つの実施例の縦断
面図。
【図10】本発明の支え組立体のさらにもう一つの実施
例の縦断面図。
【図11】図10の切断線11−11に沿って取られた
横断面図。
【図12】本発明の第2の中間遊びロールの断片縦断面
図。
【図13】本発明による支え組立体および第2の中間遊
びロールの第1の実施例の断片立面図。
【図14】本発明による支え組立体および第2の中間遊
びロールの第2の実施例の断片立面図。
【符号の説明】
10 ミルハウジング 12 圧延ロール 13 中間ロール 14 遊びロール 18 シャフト 22 ねじ締め歯車 23 偏心器 24 キー 25 キー溝 29 サドルシュー 30 ベアリング 31 サドルリング 34 偏心リング 38 歯車リング 43 クランプリング 60 シャフト 61 内リング 64 リング 66 偏心器 74 偏心器 77 ヘッダー 91 内リング 120 コア 121 リング 123 円板ばね 124 クランプナット 145 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ダブリュ.ターリィ アメリカ合衆国コネチカット州オックスフ ォード,パイン ストリート 14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1−2−3−4ロール配列の20段クラ
    スターミルのためのクラウン調整システムにおいて、前
    記ミルが上および下クラスターを収容するロール空所を
    有するミルハウジングを有し、前記クラスターのおのお
    のが圧延ロール、2個の第1の中間ロール、3個の第2
    の中間ロールおよび4個の支えベアリング組立体から成
    り、各クラスターの前記第2の中間ロールが内遊びロー
    ルおよび2個の外被動ロールから成り、前記ミルハウジ
    ングに操作者側および駆動側があり、前記操作者側から
    見たとき前記上クラスター支えベアリング組立体がA、
    B、CおよびDと呼称されそして前記下クラスター支え
    ベアリング組立体がE、F、GおよびHと呼称され、各
    支えベアリング組立体が複数のベアリングを支持するシ
    ャフトを有し、各ベアリングが内リング、外リングおよ
    びそれらの間に位置するローラを有し、間に前記ベアリ
    ングが据付けられる複数の偏心器を前記シャフトが支持
    し前記偏心器は前記シャフトに対して回転され得ず、前
    記シャフトが前記偏心器と等しい個数のサドル組立体に
    よって前記ミルハウジングに対して支持され、各サドル
    組立体がサドルリングを支持するサドルシューを有し前
    記サドルリング内に前記偏心器の一つが回転可能に据付
    けられ、支えベアリング組立体の前記上クラスターB−
    C対および支えベアリング組立体の前記下クラスターF
    −G対の少なくとも一つの前記サドル組立体がそのシャ
    フトを曲げるためのクラウン調整手段を備え、クラウン
    制御輪郭調整のために使用される前記少なくとも1対の
    支えベアリング組立体のおのおのが、その各ベアリング
    の中央から側部へ荷重を移すためのセグメント化された
    ブリッジ手段を有し、前記少なくとも1対の前記支えベ
    アリング組立体のおのおのが、そのベアリングのその偏
    心器とその内リングとの間に可撓のスペーシング手段を
    有し、そして前記少なくとも1対の前記支えベアリング
    組立体のおのおのが、前記ベアリング、偏心器、ブリッ
    ジ手段およびスペーシング手段を一緒に固定し、それに
    より、前記少なくとも1対の支えベアリング組立体の横
    剛性を減らしてより複雑なロールギャップ輪郭が達成さ
    れることを可能にするための可撓固定手段を有する20
    段クラスターミルのためのクラウン調整システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されるクラウン調整シス
    テムにおいて、前記少なくとも1対の支えベアリング組
    立体に隣接する前記第2の中間遊びロールが一体の、棒
    状の、横方向に可撓であるコアと、一連の硬化されたリ
    ングであって隣接リング間に狭いギャップを画成して前
    記コアに据付けられたものとを有し、前記リングがそれ
    らのカウンタボアの一つおよび前記コアの環状の凹所と
    によってそれらの全長より短い長さにわたって前記コア
    と接触し、それにより、前記少なくとも1個の遊びロー
    ルの横剛性が著しく減じられるクラウン調整システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されるクラウン調整シス
    テムにおいて、前記少なくとも1対の前記支えベアリン
    グ組立体のおのおのが、各ベアリング内リングの各側と
    隣接偏心器との間に弾性のスペーサを取付けられ、選ば
    れる前記弾性のスペーサがOリング、波形座金および円
    板ばねから構成される部類に属し、各ベアリング内リン
    グが増加された厚さを有しそして延ばされた支持縁部分
    を形成するその内面に環状の凹所を有し、各偏心器は前
    記支えベアリング組立体のシャフト上の取付リングに取
    付けられそしてそれに回転しないように固定され、各取
    付リングはそのそれぞれの偏心器の両側へ延びそして隣
    接するベアリング内リングの突出部分を支持し、各取付
    リングはその偏心器と同位相を以て前記シャフトにキー
    留めされ、前記シャフトを中心とする各ベアリングの前
    記内リングの回転を阻止するための手段が設けられ、1
    対のねじ締め歯車が前記シャフトにその端の近くで同位
    相を以ておのおのキー留めされ、前記シャフトが前記ベ
    アリングの外径の約44%から約46%の標準の二分の
    一より小さい直径を有するクラウン調整システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されるクラウン調整シス
    テムにおいて、前記少なくとも1対の前記支えベアリン
    グ組立体のおのおのが、各ベアリング内リングの各側と
    隣接偏心器との間に弾性のスペーサを取付けられ、選ば
    れる前記弾性のスペーサがOリング、波形座金および円
    板ばねから構成される部類に属し、各ベアリング内リン
    グが増加された厚さを有しそして延ばされた支持縁部分
    を形成するその内面に環状の凹所を有し、前記偏心器お
    よび前記ベアリング内リングがそれらのそれぞれの支え
    ベアリング組立体のシャフト上に直接に取付けられ、前
    記偏心器が前記シャフトに同位相でキー留めされ、前記
    シャフトを中心とする各ベアリングの前記内リングの回
    転を阻止するための手段が設けられ、1対のねじ締め歯
    車が前記シャフトにその端の近くで同位相でおのおのキ
    ー留めされ、前記シャフトが前記ベアリングの外径の約
    44%から約46%の標準の約70%の直径を有するク
    ラウン調整システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載されるクラウン調整シス
    テムにおいて、前記少なくとも1対の前記支えベアリン
    グ組立体のおのおのが、各ベアリング内リングの各側と
    隣接偏心器との間に弾性のスペーサを取付けられ、前記
    弾性のスペーサがOリング、波形座金および円板ばねか
    ら構成される部類から選ばれ、前記支えベアリング組立
    体のシャフトが複数のセクションに横断方向に分割さ
    れ、それらの1個は前記ベアリングの最も端のもののお
    のおのの下に位置されそして1個は前記ベアリングの各
    中間のものの下に位置され、前記シャフトセクションの
    おのおのが軸方向の孔を有し、ねじおよびナットをその
    端部に配置された細長い管が設けられ、前記シャフトセ
    クションは前記管上にその端から端まで据付けられそし
    て前記管上の前記ナットが締付けられるときセクション
    間に位置されるOリングによって互いから僅かに離さ
    れ、さらに前記シャフトセクションがトルク伝達および
    整合のためダウエル手段によって互いにピン結合され、
    前記シャフトセクションが整合されたキー溝をその内部
    に形成され、前記偏心器がそれらのそれぞれのシャフト
    セクションに同位相でキー留めされそして1対のねじ締
    め歯車がおのおの前記シャフトセクションの最も端の一
    つに同位相でキー留めされ、そのそれぞれのシャフトセ
    クションを中心とする各ベアリングの前記内リングの回
    転を阻止する手段が設けられ、前記シャフトセクション
    が前記ベアリングの外径の約44%から約46%の直径
    を有するクラウン調整システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載されるクラウン調整シス
    テムにおいて、前記少なくとも1対の前記支えベアリン
    グ組立体のおのおのの各シャフトが、最も端のベアリン
    グの一つの下におのおの位置する2個の端セクションお
    よび残余のベアリングの一つの下におのおの位置する中
    間セクションに横断方向に分割され、前記シャフトセク
    ションがそれらの正反対に位置されるキー溝に沿って前
    記シャフトの実質的に全長にわたって延びる2個のキー
    によって互いに固定され、前記キーが前記シャフトにそ
    の一端に近接して取付けられた割リングにボルト結合さ
    れ、前記キーが前記シャフトの他端において保持具にボ
    ルト結合され、前記キーが荷重下で曲がるにつれて前記
    シャフトセクションと前記キーとの間の相対運動を吸収
    するため円板ばね手段が前記ボルトに配置され、隣接す
    るシャフトセクション間にギャップを生じさせるため隣
    接シャフトセクション端部のポケット内にばね手段が取
    付けられ、前記偏心器と前記シャフト上の前記ベアリン
    グが最も端の偏心器を除くすべての偏心器のポケット内
    のばね手段によって互いから離され、第3のキー溝が前
    記シャフトの全長にわたって延び、それに前記偏心器が
    同位相でキー留めされ、1対のねじ締め歯車が前記シャ
    フトの各端に近接して1個あて配置され、前記ねじ締め
    歯車が前記第3のキー溝に同位相でキー留めされ、その
    それぞれのシャフトセクションを中心とする各ベアリン
    グの前記内リングの回転を阻止するための手段が設けら
    れ、前記シャフトセクションが前記ベアリングの外径の
    約44%から約46%の直径を有するクラウン調整シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載されるクラウン調整シス
    テムにおいて、前記リングが加熱収縮によって前記棒状
    のコアに取付けられるクラウン調整システム。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載されるクラウン調整シス
    テムにおいて、前記棒状のコアが両端部においてねじを
    切られそしてナットを螺合され、前記リングが弾性のス
    ペーサを各リング間に位置させて前記コアにすべり嵌め
    によって据付けられ、前記スペーサが波形座金または円
    板ばねから構成される種類から選ばれ、前記リング間の
    ギャップが前記ナットの締付けによって決定されるクラ
    ウン調整システム。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載されるクラウン調整シス
    テムにおいて、前記第2の中間遊びロール上のリング間
    の前記ギャップが、前記少なくとも1対の前記支えベア
    リング組立体のベアリングの中心線と整合されるクラウ
    ン調整システム。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載されるクラウン調整シ
    ステムにおいて、前記第2の中間遊びロールの前記リン
    グ間の前記ギャップが、前記少なくとも1対の前記支え
    ベアリング組立体のサドルと整合されるクラウン調整シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 請求項3に記載されるクラウン調整シ
    ステムにおいて、各偏心器およびそのそれぞれの取付リ
    ングが一体の単片構造体から成るクラウン調整システ
    ム。
  12. 【請求項12】 請求項3に記載されるクラウン調整シ
    ステムにおいて、前記ベアリング内リングがそれらの支
    えベアリングのシャフトを中心とする前記ベアリング内
    リングの回転を阻止するため前記偏心器の隣接する一つ
    におのおのピン留めされるクラウン調整システム。
  13. 【請求項13】 請求項3に記載されるクラウン調整シ
    ステムにおいて、前記支えベアリングのシャフトがその
    半径方向の穴と接続する潤滑油のための軸方向の穴を一
    端に有し、前記シャフトにヘッダーが取付けられ、前記
    半径方向の穴が前記ヘッダーまで延びそしてそれに潤滑
    油を導き、前記シャフトが複数の長手方向の溝を形成さ
    れ、前記ヘッダーが前記溝に接続されていてそれに潤滑
    油を導き、前記溝が前記潤滑油をベアリングローラーに
    導くため前記ベアリング内リングの穴によってそれに接
    続されているクラウン調整システム。
  14. 【請求項14】 請求項4に記載されるクラウン調整シ
    ステムにおいて、前記ベアリング内リングがそれらの支
    えベアリングのシャフトを中心とする前記ベアリング内
    リングの回転を阻止するため前記偏心器の隣接する一つ
    におのおのピン留めされるクラウン調整装置。
  15. 【請求項15】 請求項4に記載されるクラウン調整シ
    ステムにおいて、前記支えベアリングのシャフトがその
    半径方向の穴と接続する潤滑油のための軸方向の穴を一
    端に有し、前記シャフトにヘッダーが取付けられ、前記
    半径方向の穴が前記ヘッダーまで延びそしてそれに潤滑
    油を導き、前記シャフトが複数の長手方向の溝を形成さ
    れ、前記ヘッダーが前記溝に接続されていてそれに潤滑
    油を導き、前記溝が前記潤滑油をベアリングローラーに
    導くため前記ベアリング内リングの穴によってそれに接
    続されているクラウン調整システム。
  16. 【請求項16】 請求項5に記載されるクラウン調整シ
    ステムにおいて、前記内リングのおのおのが前記シャフ
    トを中心とする前記内リングの回転を阻止するため前記
    偏心器の隣接する一つの前記キーにピン留めされるクラ
    ウン調整システム。
  17. 【請求項17】 請求項5に記載されるクラウン調整シ
    ステムにおいて、前記管が一端において閉塞され、前記
    管がその他端において潤滑油の給源に接続され、前記管
    および前記シャフトセクションが前記潤滑油を前記ベア
    リングに導く半径方向の穴を有するクラウン調整システ
    ム。
  18. 【請求項18】 請求項6に記載されるクラウン調整シ
    ステムにおいて、前記シャフトセクションのおのおのが
    軸方向潤滑穴を有し、前記軸方向潤滑穴が潤滑油通路を
    形成するため同軸であり、前記潤滑油通路が一端におい
    て閉鎖され、中空のスリーブが前記シャフトセクション
    間のギャップを密閉しそして前記潤滑油通路を連続化す
    るOリングを取付けられ、前記シャフトセクションの半
    径方向の穴が前記潤滑油通路を前記ベアリングと接続す
    るクラウン調整システム。
  19. 【請求項19】 1−2−3−4ロール配列の20段ク
    ラスターミルにおいて使用するための第2の中間遊びロ
    ールにおいて、前記第2の中間遊びロールが中実で、棒
    状の、横断方向に可撓であるコアと、一連の硬化された
    リングであって隣接リング間に狭いギャップを画成して
    前記コアに取付けられるものとを有し、前記リングがそ
    れらのカウンタボアの一つと前記コアに形成された環状
    の凹所とによってそれらの全長より短い長さにわたって
    前記コアと接触し、それにより前記第2の中間遊びロー
    ルの剛性が著しく減じられる20段クラスターミルにお
    いて使用するための第2の中間遊びロール。
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