JPH0851720A - ゴム、プラスチック電力ケーブルのモールド接続方法 - Google Patents

ゴム、プラスチック電力ケーブルのモールド接続方法

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Publication number
JPH0851720A
JPH0851720A JP6204506A JP20450694A JPH0851720A JP H0851720 A JPH0851720 A JP H0851720A JP 6204506 A JP6204506 A JP 6204506A JP 20450694 A JP20450694 A JP 20450694A JP H0851720 A JPH0851720 A JP H0851720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
temperature
rubber
mold
power cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6204506A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yatsuka
健 八束
Takaaki Hasegawa
隆章 長谷川
Naoki Takeda
直樹 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部半導電層除去後のケーブル絶縁体表面の
凹凸を改善し、ケーブル接続部の電気的性能を向上せし
めたゴム、プラスチック電力ケーブルのモールド接続方
法を提供する。 【構成】 接続部の補強絶縁層7上に設ける外部半導電
層8を、半導電性の熱収縮チューブを用いて形成するゴ
ム、プラスチック電力ケーブルのモールド接続方法にお
いて、ケーブル絶縁体3と熱収縮チューブの界面に架橋
剤を塗布し、加圧下でモールド加熱を行う際に、ケーブ
ル絶縁体3と熱収縮チューブの界面A温度をチューブ材
料とケーブル絶縁体3の融点以上で、かつ塗布した架橋
剤の半減期が10時間以上を要する温度以下で一定時間保
持した後、速やかに架橋温度に昇温するゴム、プラスチ
ック電力ケーブルのモールド接続方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接続部の補強絶縁層上
に設ける外部半導電層を、半導電性の熱収縮チューブを
用いて形成するゴム、プラスチック電力ケーブルのモー
ルド接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は接続部外部半導電層を半導電性の
熱収縮チューブを用いて形成するゴム、プラスチック電
力ケーブルのモールド接続方法の要部の縦断面をあらわ
した説明図である。図面において、1はケーブル導体、
2はケーブルの内部半導電層、3は架橋ポリエチレン等
のケーブル絶縁体、4はケーブルの外部半導電層であ
る。ケーブル導体1を圧縮スリーブ等を用いて接続した
導体接続部5上に接続部内部半導電層6を施し、その上
に、上記導体接続部5を内包して、ケーブルの外部半導
電層4を除去して露出したケーブル絶縁体3上にわたっ
て、押出しモールド等により接続部補強絶縁層7を形成
し、さらにその上に、半導電性の熱収縮チューブを施し
て接続部の外部半導電層8を形成していた。
【0003】この際、ケーブル絶縁体3と熱収縮チュー
ブ8との重なり部の界面Aの接着を良好ならしめるた
め、ケーブル絶縁体3の表面に架橋剤を塗布した後、前
記の熱収縮チューブ8をかぶせ、加熱、加圧して架橋を
速やかに行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来より、ケーブル絶
縁体3上の外部半導電層4を除去する際に、ケーブル絶
縁体3表面には凹凸が存在し、この部分に架橋剤を塗布
して半導電性の熱収縮チューブをかぶせ、速やかな加熱
加圧により架橋を行っていたため、ケーブル絶縁体表面
の凹凸が十分改善されず、電気的な弱点になるという問
題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解消し、外部半導電層除去後のケーブル絶縁体表面の
凹凸を改善し、ケーブル接続部の電気的性能を向上せし
めたゴム、プラスチック電力ケーブルのモールド接続方
法を提供するもので、その特徴は、ケーブル絶縁体と熱
収縮チューブの界面に架橋剤を塗布し、加圧下でモール
ド加熱を行う際に、ケーブル絶縁体と熱収縮チューブの
界面温度をチューブ材料とケーブル絶縁体の融点以上
で、かつ塗布した架橋剤の半減期が10時間以上を要する
温度以下で一定時間保持した後、速やかに架橋温度に昇
温することにある。
【0006】
【実施例】図2(イ)〜(ハ)は本発明の接続方法の手
順の説明図である。図2(イ)に示すように、従来同様
にケーブル絶縁体3と熱収縮チューブの重なり部(図1
のA)のケーブル絶縁体3上に架橋剤9を塗布し、その
上に接続部外部半導電層8を形成する半導電性熱収縮チ
ューブの端部を位置せしめる。
【0007】次に、加圧下でケーブル絶縁体3と熱収縮
チューブとの界面を、ケーブル絶縁体とチューブ材料の
融点以上で、かつ架橋剤9が架橋しない温度、即ち架橋
剤の半減期が10時間以上を要する温度以下で、少なくと
も1時間以上保持して、図2の(ロ)に示すようにケー
ブル絶縁体表面の凹凸を矯正する。このようにすること
により、平滑な内周面をもった熱収縮チューブがケーブ
ル絶縁体3表面に接触し押しつけられ、一定時間保持す
ることにより、平滑な熱収縮チューブの内周面によるア
イロン効果で平滑な界面が得られる。
【0008】その後、速やかに架橋温度に昇温すること
により、架橋剤9が架橋反応を起こし、接着良好な界面
をもった接続部の外部半導電層8が形成される。(図
2、ハ)
【0009】上述した本発明の接続方法を、66kV級架橋
ポリエチレン絶縁電力ケーブルの押出しモールドジョイ
ントの形成に適用したところ、従来の接続方法に比し、
凹凸レベルが図3のように改善された接続部が得られ
た。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接続方法
によれば、ケーブル絶縁体と熱収縮チューブの界面にお
けるケーブル絶縁体表面の凹凸レベルが改善され、接続
部の電気的性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴム、プラスチック電力ケーブルのモールド接
続方法の要部の縦断面をあらわした説明図である。
【図2】(イ)〜(ハ)は本発明の接続方法の手順の説
明図である。
【図3】ケーブル絶縁体と熱収縮チューブとの界面にお
ける凹凸レベルの測定結果図である。
【符号の説明】
1 ケーブル導体 2 ケーブル内部半導電層 3 ケーブル絶縁体 4 ケーブル外部半導電層 5 導体接続部 6 接続部内部半導電層 7 接続部補強絶縁層 8 接続部外部半導電層(半導電性熱収縮チューブ) 9 架橋剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 直樹 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続部の補強絶縁層上に設ける外部半導
    電層を、半導電性の熱収縮チューブを用いて形成するゴ
    ム、プラスチック電力ケーブルのモールド接続方法にお
    いて、ケーブル絶縁体と上記熱収縮チューブの界面に架
    橋剤を塗布し、加圧下でモールド加熱を行う際に、ケー
    ブル絶縁体と熱収縮チューブの界面温度をチューブ材料
    とケーブル絶縁体の融点以上で、かつ塗布した架橋剤の
    半減期が10時間以上を要する温度以下で一定時間保持し
    た後、速やかに架橋温度に昇温することを特徴とするゴ
    ム、プラスチック電力ケーブルのモールド接続方法。
  2. 【請求項2】 保持時間が1時間以上であることを特徴
    とする請求項1記載のゴム、プラスチック電力ケーブル
    のモールド接続方法。
JP6204506A 1994-08-05 1994-08-05 ゴム、プラスチック電力ケーブルのモールド接続方法 Pending JPH0851720A (ja)

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