JPH0851315A - デジタルssb変調器およびデジタルssb変調方法 - Google Patents
デジタルssb変調器およびデジタルssb変調方法Info
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- JPH0851315A JPH0851315A JP18342094A JP18342094A JPH0851315A JP H0851315 A JPH0851315 A JP H0851315A JP 18342094 A JP18342094 A JP 18342094A JP 18342094 A JP18342094 A JP 18342094A JP H0851315 A JPH0851315 A JP H0851315A
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- signal
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- multiplying
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低速動作のデジタル回路を用いてデジタルS
SB変調器を構成することにより低消費電力化を図る。 【構成】 第1のサンプリング周波数をもつデジタル信
号を、移相器13により互いに90°の位相差を有する
第1および第2のデジタル信号に変換し、これら第1お
よび第2のデジタル信号をデジタル補間フィルタ14
a,14bに供給して、第1のサンプリング周波数より
高い第2のサンプリング周波数をもつ第1および第2の
補間デジタル信号を形成し、これらに、互いに直交した
位相差を有し、かつ第2のサンプリング周波数をもつ第
1および第2のキャリア信号を、それぞれ、乗算し、得
た第1および第2の乗算信号を加算して直交変調信号に
変調する。
SB変調器を構成することにより低消費電力化を図る。 【構成】 第1のサンプリング周波数をもつデジタル信
号を、移相器13により互いに90°の位相差を有する
第1および第2のデジタル信号に変換し、これら第1お
よび第2のデジタル信号をデジタル補間フィルタ14
a,14bに供給して、第1のサンプリング周波数より
高い第2のサンプリング周波数をもつ第1および第2の
補間デジタル信号を形成し、これらに、互いに直交した
位相差を有し、かつ第2のサンプリング周波数をもつ第
1および第2のキャリア信号を、それぞれ、乗算し、得
た第1および第2の乗算信号を加算して直交変調信号に
変調する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動無線通信システ
ム、特にその狭帯域通信システムに用いるのに好適なデ
ジタルSSB変調器およびデジタルSSB変調方法に関
するものである。
ム、特にその狭帯域通信システムに用いるのに好適なデ
ジタルSSB変調器およびデジタルSSB変調方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動無線通信システムに用いられ
る通信方式として、SSB(Single side
Band)変調器が提案されている。「移動通信に適用
できる新しい単側波帯波変調技術−RZ SSB」(大
黒一弘、諏訪敬祐、昭和63年電子情報通信学会春季全
国大会、SB−6−16)では、90°移相器としてア
ナログ素子によるヒルベルト変換器を用い、アナログ回
路で構成されていた。この一例を図9に示す。ここで、
情報信号入力をAcosαt、キャリア信号源101か
らのキャリア信号をBcosβtとすると、ヒルベルト
変換器102により入力信号を90°移相し、入力信号
をそれぞれAcosαtおよびAsinαtに変換して
乗算器103および104にそれぞれに供給する。乗算
器103および104では、90°移相器105によっ
て形成した互いに直交するキャリア信号Bcosβtお
よびBsinβtをそれぞれ乗算し、それら両乗算出力
を加減算器106により加算して、変調信号出力を取り
出す。
る通信方式として、SSB(Single side
Band)変調器が提案されている。「移動通信に適用
できる新しい単側波帯波変調技術−RZ SSB」(大
黒一弘、諏訪敬祐、昭和63年電子情報通信学会春季全
国大会、SB−6−16)では、90°移相器としてア
ナログ素子によるヒルベルト変換器を用い、アナログ回
路で構成されていた。この一例を図9に示す。ここで、
情報信号入力をAcosαt、キャリア信号源101か
らのキャリア信号をBcosβtとすると、ヒルベルト
変換器102により入力信号を90°移相し、入力信号
をそれぞれAcosαtおよびAsinαtに変換して
乗算器103および104にそれぞれに供給する。乗算
器103および104では、90°移相器105によっ
て形成した互いに直交するキャリア信号Bcosβtお
よびBsinβtをそれぞれ乗算し、それら両乗算出力
を加減算器106により加算して、変調信号出力を取り
出す。
【0003】すなわち、変調信号出力S(t)は、
【0004】
【数1】 S(t)=Acosαt・Bcosβt +Asinαt・Bsinβt +Bcosβt =A・Bcos (β−α)t+Bcosβt となり、キャリアと単側波帯波のみとなる。
【0005】また、特開昭63−311804号公報で
は、図10に示すように、アナログ入力信号をA/Dコ
ンバータ111に通してアナログ信号をデジタル信号に
変換し、そのデジタル信号出力をデジタル移相器112
および113、デジタル・ハイパス・フィルタ114お
よび115、デジタル乗算器116および117、デジ
タル加減算器118からD/Aコンバータ119を介し
てSSB信号を得ていた。符号120および121はデ
ジタル信号発生器であって、それぞれ、sinωctお
よびcosωctのキャリア信号を発生して乗算器11
6および117に供給する。
は、図10に示すように、アナログ入力信号をA/Dコ
ンバータ111に通してアナログ信号をデジタル信号に
変換し、そのデジタル信号出力をデジタル移相器112
および113、デジタル・ハイパス・フィルタ114お
よび115、デジタル乗算器116および117、デジ
タル加減算器118からD/Aコンバータ119を介し
てSSB信号を得ていた。符号120および121はデ
ジタル信号発生器であって、それぞれ、sinωctお
よびcosωctのキャリア信号を発生して乗算器11
6および117に供給する。
【0006】ここで、デジタル乗算器116および11
7の代わりに、入力信号とキャリア信号との乗算結果を
記憶させたROMを予め用意しておき、入力信号とキャ
リア信号とをアドレスとして、そのROM出力を読み出
して直交変調出力を得ることもできる。
7の代わりに、入力信号とキャリア信号との乗算結果を
記憶させたROMを予め用意しておき、入力信号とキャ
リア信号とをアドレスとして、そのROM出力を読み出
して直交変調出力を得ることもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図9に示したアナログ
回路構成においては、充分にサイドバンド抑圧された直
交変調出力を得るためには、それぞれの乗算器103お
よび104に入力される2つの信号のゲイン誤差、位相
誤差を共に小さくする必要があった。例えば、60dB
の抑圧レベルを得るためには、2つの信号の間にゲイン
誤差で0.1%以下、位相誤差で0.11°以内とする
必要があるが、アナログ素子を用いた回路では、上記誤
差以内に収めるためには、調整が不可欠であり、経時変
化や温度変化等の環境の変化に対応する手段が必要であ
った。
回路構成においては、充分にサイドバンド抑圧された直
交変調出力を得るためには、それぞれの乗算器103お
よび104に入力される2つの信号のゲイン誤差、位相
誤差を共に小さくする必要があった。例えば、60dB
の抑圧レベルを得るためには、2つの信号の間にゲイン
誤差で0.1%以下、位相誤差で0.11°以内とする
必要があるが、アナログ素子を用いた回路では、上記誤
差以内に収めるためには、調整が不可欠であり、経時変
化や温度変化等の環境の変化に対応する手段が必要であ
った。
【0008】そこで、図10に示すようにデジタル回路
によってサイドバンド抑圧効果の高い回路が提案された
が、A/Dコンバータ111、移相器112,113、
デジタルフィルタ114,115、乗算器116,11
7などを高速動作させる必要があり、消費電力が増大し
ていた。しかもまた、上述のように乗算器116,11
7あるいは乗算結果を記憶しておくROMが必要であ
り、回路規模が大きくなり、消費電力が増大するという
問題もあった。
によってサイドバンド抑圧効果の高い回路が提案された
が、A/Dコンバータ111、移相器112,113、
デジタルフィルタ114,115、乗算器116,11
7などを高速動作させる必要があり、消費電力が増大し
ていた。しかもまた、上述のように乗算器116,11
7あるいは乗算結果を記憶しておくROMが必要であ
り、回路規模が大きくなり、消費電力が増大するという
問題もあった。
【0009】以上の点に鑑み、本発明は低速で動作する
デジタル回路を用いて構成することのできるデジタルS
SB変調器およびデジタルSSB変調方法を提供するこ
とを課題とする。
デジタル回路を用いて構成することのできるデジタルS
SB変調器およびデジタルSSB変調方法を提供するこ
とを課題とする。
【0010】さらに、乗算回路として乗算器やROMを
省略して回路規模を縮小できる構成のデジタルSSB変
調器を提供することを課題とする。
省略して回路規模を縮小できる構成のデジタルSSB変
調器を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、第1のサンプリング周波
数で入力信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段
と、そのデジタル信号に変換された入力信号を、互いに
90°の位相差を有する第1および第2のデジタル信号
に変換する移相手段と、これら第1および第2のデジタ
ル信号に、互いに直交した位相差を有し、かつ前記第1
のサンプリング周波数より高い第2のサンプリング周波
数をもつ第1および第2のキャリア信号を、それぞれ、
乗算して第1および第2の乗算信号を得る乗算手段と、
これら第1および第2の乗算信号を加算することにより
直交変調信号に変調する加算手段とを有するデジタルS
SB変調器において、前記移相手段と前記乗算手段との
間に配置され、前記第1および第2のデジタル信号の各
々に基づいて、前記第2のサンプリング周波数をもつ第
1および第2の補間デジタル信号を形成して、前記第1
および第2のデジタル信号の各々に対する補間を行い、
当該第1および第2の補間デジタル信号を前記第1およ
び第2のデジタル信号に代えて前記乗算手段に入力する
ようにした補間手段を設けたことを特徴とするデジタル
SSB変調器である。
に、請求項1に記載の発明は、第1のサンプリング周波
数で入力信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段
と、そのデジタル信号に変換された入力信号を、互いに
90°の位相差を有する第1および第2のデジタル信号
に変換する移相手段と、これら第1および第2のデジタ
ル信号に、互いに直交した位相差を有し、かつ前記第1
のサンプリング周波数より高い第2のサンプリング周波
数をもつ第1および第2のキャリア信号を、それぞれ、
乗算して第1および第2の乗算信号を得る乗算手段と、
これら第1および第2の乗算信号を加算することにより
直交変調信号に変調する加算手段とを有するデジタルS
SB変調器において、前記移相手段と前記乗算手段との
間に配置され、前記第1および第2のデジタル信号の各
々に基づいて、前記第2のサンプリング周波数をもつ第
1および第2の補間デジタル信号を形成して、前記第1
および第2のデジタル信号の各々に対する補間を行い、
当該第1および第2の補間デジタル信号を前記第1およ
び第2のデジタル信号に代えて前記乗算手段に入力する
ようにした補間手段を設けたことを特徴とするデジタル
SSB変調器である。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデジタルSSB変調器において、前記乗算手段を、互
いに直交した位相差を有する多値のキャリア信号を発生
する手段と、該キャリア信号の値に応じて前記第1およ
び第2の補間デジタル信号の極性を切替えて前記第1お
よび第2の乗算信号を得る手段で構成したことを特徴と
するデジタルSSB変調器である。
のデジタルSSB変調器において、前記乗算手段を、互
いに直交した位相差を有する多値のキャリア信号を発生
する手段と、該キャリア信号の値に応じて前記第1およ
び第2の補間デジタル信号の極性を切替えて前記第1お
よび第2の乗算信号を得る手段で構成したことを特徴と
するデジタルSSB変調器である。
【0013】請求項3に記載の発明は、第1のサンプリ
ング周波数で入力信号をデジタル信号に変換するA/D
変換手段と、そのデジタル信号に変換された入力信号
を、互いに90°の位相差を有する第1および第2のデ
ジタル信号に変換する移相手段と、これら第1および第
2のデジタル信号に、互いに直交した位相差を有し、か
つ前記第1のサンプリング周波数より高い第2のサンプ
リング周波数をもつ第1および第2のキャリア信号を、
それぞれ、乗算して第1および第2の乗算信号を得る乗
算手段と、これら第1および第2の乗算信号を加算する
ことにより直交変調信号に変調する加算手段とを有する
デジタルSSB変調器において、前記移相手段と前記乗
算手段との間に配置され、前記第1および第2のデジタ
ル信号の各々に基づいて、前記第2のサンプリング周波
数をもつ第1および第2の補間デジタル信号を形成し
て、前記第1および第2のデジタル信号の各々に対する
補間を行い、当該第1および第2の補間デジタル信号を
前記第1および第2のデジタル信号に代えて前記乗算手
段に入力するようにした補間手段を設け、該補間手段か
らの前記第1および第2の補間デジタル信号を反転する
手段を有し、前記第1の補間デジタル信号、前記第2の
補間デジタル信号、前記第1の補間デジタル信号を反転
した信号、および前記第2の補間デジタル信号を反転し
た信号をこの順序で選択的に取り出して前記直交変調信
号を得る回路により、前記乗算手段と前記加算手段とを
一体的に構成したことを特徴とするデジタルSSB変調
器用回路配置である。
ング周波数で入力信号をデジタル信号に変換するA/D
変換手段と、そのデジタル信号に変換された入力信号
を、互いに90°の位相差を有する第1および第2のデ
ジタル信号に変換する移相手段と、これら第1および第
2のデジタル信号に、互いに直交した位相差を有し、か
つ前記第1のサンプリング周波数より高い第2のサンプ
リング周波数をもつ第1および第2のキャリア信号を、
それぞれ、乗算して第1および第2の乗算信号を得る乗
算手段と、これら第1および第2の乗算信号を加算する
ことにより直交変調信号に変調する加算手段とを有する
デジタルSSB変調器において、前記移相手段と前記乗
算手段との間に配置され、前記第1および第2のデジタ
ル信号の各々に基づいて、前記第2のサンプリング周波
数をもつ第1および第2の補間デジタル信号を形成し
て、前記第1および第2のデジタル信号の各々に対する
補間を行い、当該第1および第2の補間デジタル信号を
前記第1および第2のデジタル信号に代えて前記乗算手
段に入力するようにした補間手段を設け、該補間手段か
らの前記第1および第2の補間デジタル信号を反転する
手段を有し、前記第1の補間デジタル信号、前記第2の
補間デジタル信号、前記第1の補間デジタル信号を反転
した信号、および前記第2の補間デジタル信号を反転し
た信号をこの順序で選択的に取り出して前記直交変調信
号を得る回路により、前記乗算手段と前記加算手段とを
一体的に構成したことを特徴とするデジタルSSB変調
器用回路配置である。
【0014】請求項4に記載の発明は、第1のサンプリ
ング周波数で入力信号をデジタル信号に変換し、そのデ
ジタル信号を、互いに90°の位相差を有する第1およ
び第2のデジタル信号に変換し、前記第1および第2の
デジタル信号の各々に基づいて、前記第1のサンプリン
グ周波数より高い第2のサンプリング周波数をもつ第1
および第2の補間デジタル信号を形成して、前記第1お
よび第2のデジタル信号の各々に対する補間を行い、そ
の第1および第2の補間デジタル信号に、互いに直交し
た位相差を有し、かつ前記第2のサンプリング周波数を
もつ第1および第2のキャリア信号を、それぞれ、乗算
して、第1および第2の信号を取り出し、これら第1お
よび第2の乗算信号を加算して直交変調信号を得ること
を特徴とするデジタルSSB変調方法である。
ング周波数で入力信号をデジタル信号に変換し、そのデ
ジタル信号を、互いに90°の位相差を有する第1およ
び第2のデジタル信号に変換し、前記第1および第2の
デジタル信号の各々に基づいて、前記第1のサンプリン
グ周波数より高い第2のサンプリング周波数をもつ第1
および第2の補間デジタル信号を形成して、前記第1お
よび第2のデジタル信号の各々に対する補間を行い、そ
の第1および第2の補間デジタル信号に、互いに直交し
た位相差を有し、かつ前記第2のサンプリング周波数を
もつ第1および第2のキャリア信号を、それぞれ、乗算
して、第1および第2の信号を取り出し、これら第1お
よび第2の乗算信号を加算して直交変調信号を得ること
を特徴とするデジタルSSB変調方法である。
【0015】
【作用】本発明によれば、アナログ入力信号を第1サン
プリング周波数でデジタル信号に変換し、90°移相し
た第1および第2のデジタル信号を、キャリア信号と乗
算するのに先立って補間手段によって、キャリア信号の
第2サンプリング周波数の第1および第2デジタル信号
に変換するように信号の補間を行うので、A/D変換手
段および移相手段を低速動作させることができる。
プリング周波数でデジタル信号に変換し、90°移相し
た第1および第2のデジタル信号を、キャリア信号と乗
算するのに先立って補間手段によって、キャリア信号の
第2サンプリング周波数の第1および第2デジタル信号
に変換するように信号の補間を行うので、A/D変換手
段および移相手段を低速動作させることができる。
【0016】請求項2または3に記載の本発明によれ
ば、好ましくは互いに直交した位相差を有する2値また
は3値など多値のキャリア信号の値に応じて、第1およ
び第2の補間デジタル信号の極性を切替えることで第1
および第2補間デジタル信号とキャリア信号との各乗算
を行うことができるため、乗算手段を反転回路とスイッ
チ回路のみで構成できる。従って、本発明によれば、乗
算器やROMを省略することができるため、大幅に回路
規模を縮小でき、以て消費電力を小さくすることができ
る。
ば、好ましくは互いに直交した位相差を有する2値また
は3値など多値のキャリア信号の値に応じて、第1およ
び第2の補間デジタル信号の極性を切替えることで第1
および第2補間デジタル信号とキャリア信号との各乗算
を行うことができるため、乗算手段を反転回路とスイッ
チ回路のみで構成できる。従って、本発明によれば、乗
算器やROMを省略することができるため、大幅に回路
規模を縮小でき、以て消費電力を小さくすることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
【0018】図1は、本発明のSSB変調器の一実施例
を示すブロック図である。図1において、11はA/D
コンバータ、12はデジタル・ハイパス・フィルタ、1
3は90°移相器、14aおよび14bはデジタル補間
フィルタ、15aおよび15bは乗算回路、16はキャ
リア信号発生器、17はデジタル加減算器、18はD/
Aコンバータである。
を示すブロック図である。図1において、11はA/D
コンバータ、12はデジタル・ハイパス・フィルタ、1
3は90°移相器、14aおよび14bはデジタル補間
フィルタ、15aおよび15bは乗算回路、16はキャ
リア信号発生器、17はデジタル加減算器、18はD/
Aコンバータである。
【0019】被変調信号としてのアナログ入力信号は、
A/Dコンバータ11によりデジタル信号に変換され、
デジタル・ハイパス・フィルタ12によってそのうちの
直流成分が除去される。デジタル・ハイパス・フィルタ
12の出力は、90°移相器13に入力され、ここで互
いに90°位相のずれた信号が得られる。
A/Dコンバータ11によりデジタル信号に変換され、
デジタル・ハイパス・フィルタ12によってそのうちの
直流成分が除去される。デジタル・ハイパス・フィルタ
12の出力は、90°移相器13に入力され、ここで互
いに90°位相のずれた信号が得られる。
【0020】A/Dコンバータ11、デジタル・ハイパ
ス・フィルタ12、90°移相器13はキャリア信号発
生器16からのキャリア信号より低いサンプリング周波
数で動作しており、サンプリング周波数はFs kHz
である。
ス・フィルタ12、90°移相器13はキャリア信号発
生器16からのキャリア信号より低いサンプリング周波
数で動作しており、サンプリング周波数はFs kHz
である。
【0021】90°移相器13からの互いに90°位相
のずれた出力信号は、デジタル補間フィルタ14aおよ
び14bにそれぞれ入力され、ここでキャリア信号のサ
ンプリング周波数2N ×Fs kHzのデジタル信号に
変換される。なお、デジタル補間フィルタ14aおよび
14bは同一の周波数特性を有しているものとする。
のずれた出力信号は、デジタル補間フィルタ14aおよ
び14bにそれぞれ入力され、ここでキャリア信号のサ
ンプリング周波数2N ×Fs kHzのデジタル信号に
変換される。なお、デジタル補間フィルタ14aおよび
14bは同一の周波数特性を有しているものとする。
【0022】デジタル補間フィルタ14aおよび14b
の各出力信号は、それぞれ、乗算手段15aおよび15
bに入力され、キャリア信号発生器16からの互いに直
交する位相を有するキャリア信号と乗算される。これら
乗算手段15aおよび15bからの出力をデジタル加減
算器17で加算してデジタル変調出力信号を得ることが
できる。このデジタル変調出力信号はD/Aコンバータ
18によりアナログ変調出力信号に変換されて、SSB
信号出力を得る。なお、D/Aコンバータ18を、ΔΣ
技術を用いた1ビット出力の構成とすることで、このA
/Dコンバータから後段の回路を全てデジタル化しても
よい。
の各出力信号は、それぞれ、乗算手段15aおよび15
bに入力され、キャリア信号発生器16からの互いに直
交する位相を有するキャリア信号と乗算される。これら
乗算手段15aおよび15bからの出力をデジタル加減
算器17で加算してデジタル変調出力信号を得ることが
できる。このデジタル変調出力信号はD/Aコンバータ
18によりアナログ変調出力信号に変換されて、SSB
信号出力を得る。なお、D/Aコンバータ18を、ΔΣ
技術を用いた1ビット出力の構成とすることで、このA
/Dコンバータから後段の回路を全てデジタル化しても
よい。
【0023】図2は90°移相器13の一実施例であ
る。この90°移相器13は、図2に示すように、1次
IIR(Infinite Impulse Resp
onse)オールパス・フィルタをN段縦続接続して構
成されている。図2において、21はレジスタ、22は
ゲイン1のバッファ、23はゲイン−1のバッファ、2
4はそれぞれゲインγN1〜γNnのバッファ、25はゲイ
ンγp1〜γpnのバッファ、26はそれぞれ加算器であ
る。ここで、ゲインγN1〜γNn,γp1〜γpnを適当に選
択することにより、入力信号の位相を互いに90°ずら
せた信号を得ることができる。なお、本実施例ではN=
5としている。
る。この90°移相器13は、図2に示すように、1次
IIR(Infinite Impulse Resp
onse)オールパス・フィルタをN段縦続接続して構
成されている。図2において、21はレジスタ、22は
ゲイン1のバッファ、23はゲイン−1のバッファ、2
4はそれぞれゲインγN1〜γNnのバッファ、25はゲイ
ンγp1〜γpnのバッファ、26はそれぞれ加算器であ
る。ここで、ゲインγN1〜γNn,γp1〜γpnを適当に選
択することにより、入力信号の位相を互いに90°ずら
せた信号を得ることができる。なお、本実施例ではN=
5としている。
【0024】この回路構成では、1次IIRフィルタを
基本としているため精度の高い演算が可能であり、また
広帯域の90°移相器を実現することができる。
基本としているため精度の高い演算が可能であり、また
広帯域の90°移相器を実現することができる。
【0025】図3は補間フィルタ14aおよび14bの
一実施例を示すブロック図である。この補間フィルタ
は、レジスタによるサンプルホールド回路31および加
算回路32から構成される。入力Aは、サンプリング周
波数Fsでサンプルホールド回路(レジスタ)31に入
力される。このレジスタ31にはサンプリング周波数F
sの2N 倍のクロック、つまりキャリア信号のサンプリ
ング周波数に等しいクロックが供給されているので、レ
ジスタ出力Bでは同じデータが2N 回繰り返し取り出さ
れる。加算器32はレジスタ31の入力Aと出力Bとを
加算する。
一実施例を示すブロック図である。この補間フィルタ
は、レジスタによるサンプルホールド回路31および加
算回路32から構成される。入力Aは、サンプリング周
波数Fsでサンプルホールド回路(レジスタ)31に入
力される。このレジスタ31にはサンプリング周波数F
sの2N 倍のクロック、つまりキャリア信号のサンプリ
ング周波数に等しいクロックが供給されているので、レ
ジスタ出力Bでは同じデータが2N 回繰り返し取り出さ
れる。加算器32はレジスタ31の入力Aと出力Bとを
加算する。
【0026】図4は図3に示した補間フィルタ14a,
14bの各部の波形の一例を示す図であり、(A)に示
すサンプリング周波数Fsの信号n,n+1,n+2,
n+3が入力されると、サンプルホールド回路31によ
り信号が保持され、かつ(B)に示すようにサンプリン
グ周波数2N ・Fsで保持されている信号を出力する。
すなわち、信号n,n+1,n+2をそれぞれ2N 個の
信号で補間する。実際の回路は、入力タイミングと出力
タイミングを制御できるバッファにより構成され、サン
プリング周波数Fsのタイミングで入力を保持し、かつ
サンプリング周波数2N ・Fsのタイミングで保持した
信号を出力すればよい。
14bの各部の波形の一例を示す図であり、(A)に示
すサンプリング周波数Fsの信号n,n+1,n+2,
n+3が入力されると、サンプルホールド回路31によ
り信号が保持され、かつ(B)に示すようにサンプリン
グ周波数2N ・Fsで保持されている信号を出力する。
すなわち、信号n,n+1,n+2をそれぞれ2N 個の
信号で補間する。実際の回路は、入力タイミングと出力
タイミングを制御できるバッファにより構成され、サン
プリング周波数Fsのタイミングで入力を保持し、かつ
サンプリング周波数2N ・Fsのタイミングで保持した
信号を出力すればよい。
【0027】加算回路32では信号n,n+1,n+2
の2N 個目の信号と信号n,n+1,n+2の2N +1
番目の信号を加算して、(C)に示すような中間の大き
さの信号を得る。
の2N 個目の信号と信号n,n+1,n+2の2N +1
番目の信号を加算して、(C)に示すような中間の大き
さの信号を得る。
【0028】これらをZ変換の式で表すと、サンプルホ
ールド回路31では、
ールド回路31では、
【0029】
【数2】
【0030】となり、加算回路32では、
【0031】
【数3】
【0032】となる。このように、補間フィルタ14
a,14bは、データ保持のためのレジスタ31と、加
算器32のみで構成できる。
a,14bは、データ保持のためのレジスタ31と、加
算器32のみで構成できる。
【0033】図5はキャリア信号発生器16から発生す
るキャリア信号の一例を示す図であり、ここで、(A)
は0,1または±1の2値でキャリア信号を形成した場
合であり、(B)は0と±1の3値でキャリア信号を形
成した場合である。90°の位相ずれは図5に示すよう
に簡単に形成することができる。
るキャリア信号の一例を示す図であり、ここで、(A)
は0,1または±1の2値でキャリア信号を形成した場
合であり、(B)は0と±1の3値でキャリア信号を形
成した場合である。90°の位相ずれは図5に示すよう
に簡単に形成することができる。
【0034】図6は乗算回路15a,15bの回路構成
の一実施例を示す図であり、(A)はキャリア信号が±
1の2値の場合、(B)はキャリア信号が0と±1の3
値の場合である。(A)の場合、61はデータ反転用加
算器、62はキャリア信号が+1または−1に応じて切
り換えられるスイッチであり、そのスイッチを介して乗
算出力が得られる。(B)の場合、63はデータ反転用
加算器、64はキャリア信号が+1,0または−1に応
じて切り換えられるスイッチであり、そのスイッチを介
して乗算出力が得られる。すなわち、上述の90°位相
のずれたキャリア信号を用いて、キャリア信号の値が+
1の場合は乗算回路出力として入力データをそのまま出
力し、キャリア信号の値が0の場合は乗算回路出力とし
て出力を0にし、キャリア信号の値が−1の場合は乗算
回路出力として入力データを反転して出力する。ここ
で、入力データの反転は、入力データが2の補数で表現
される場合、全データを反転させて1を加算すれば−1
の乗算を実現することができる。従って、乗算回路15
a,15bの回路構成はデータ反転用の加算器61また
は63と切換えスイッチ62または64のみで実現で
き、非常に簡単な構成とすることができる。
の一実施例を示す図であり、(A)はキャリア信号が±
1の2値の場合、(B)はキャリア信号が0と±1の3
値の場合である。(A)の場合、61はデータ反転用加
算器、62はキャリア信号が+1または−1に応じて切
り換えられるスイッチであり、そのスイッチを介して乗
算出力が得られる。(B)の場合、63はデータ反転用
加算器、64はキャリア信号が+1,0または−1に応
じて切り換えられるスイッチであり、そのスイッチを介
して乗算出力が得られる。すなわち、上述の90°位相
のずれたキャリア信号を用いて、キャリア信号の値が+
1の場合は乗算回路出力として入力データをそのまま出
力し、キャリア信号の値が0の場合は乗算回路出力とし
て出力を0にし、キャリア信号の値が−1の場合は乗算
回路出力として入力データを反転して出力する。ここ
で、入力データの反転は、入力データが2の補数で表現
される場合、全データを反転させて1を加算すれば−1
の乗算を実現することができる。従って、乗算回路15
a,15bの回路構成はデータ反転用の加算器61また
は63と切換えスイッチ62または64のみで実現で
き、非常に簡単な構成とすることができる。
【0035】図7はキャリア信号が3値の場合に乗算回
路15aおよび15bと加算器17とを一体に構成した
一実施例である。ここで、71よび72はデータ反転用
加算器、73は補間フィルタ14aおよび14bの各出
力信号を所定の順序で取り出す切換えスイッチである。
路15aおよび15bと加算器17とを一体に構成した
一実施例である。ここで、71よび72はデータ反転用
加算器、73は補間フィルタ14aおよび14bの各出
力信号を所定の順序で取り出す切換えスイッチである。
【0036】図6の(B)に示したように3値のキャリ
ア信号を乗算する場合、乗算結果を時系列で考えると、
2つの入力信号の一方が必ず0となる。従って、補間フ
ィルタ14aおよび14bの出力信号をそれぞれAおよ
びBとするとき、A→B→−A→−Bの順でシーケンシ
ャルに信号を選択することにより直交変調信号が得られ
る。
ア信号を乗算する場合、乗算結果を時系列で考えると、
2つの入力信号の一方が必ず0となる。従って、補間フ
ィルタ14aおよび14bの出力信号をそれぞれAおよ
びBとするとき、A→B→−A→−Bの順でシーケンシ
ャルに信号を選択することにより直交変調信号が得られ
る。
【0037】さらに、−Aと−Bとを同時に発生させる
必要がないことを考慮すると、図8の変形例に示すよう
に、反転回路81を1個のみ設けて入力信号をスイッチ
82と83により選択するようにすれば、さらに加算器
の個数を減らすことができる。
必要がないことを考慮すると、図8の変形例に示すよう
に、反転回路81を1個のみ設けて入力信号をスイッチ
82と83により選択するようにすれば、さらに加算器
の個数を減らすことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デジタル移相器とデジタル乗算回路との間に補間フィル
タを設けて、デジタル移相器からの互いに移相された入
力デジタル信号を、たとえば、このデジタル移相器のサ
ンプリング周波数より高速であるデジタル乗算回路のキ
ャリア信号のサンプリング周波数でサンプルホールド
し、そのサンプルホールド出力を入力デジタル信号と加
算する等のように信号処理することによって、より高速
度の信号に変換してからデジタル乗算回路に供給するよ
うに構成したので、デジタル乗算回路の前段であるA/
Dコンバータおよび移相器のサンプリング周波数を大幅
に下げることができる。従って、これにより消費電力を
少なくすることができる。しかもまた、移相器の演算も
多くすることが可能となり、非常に精度の高いデジタル
移相器を実現することができる。
デジタル移相器とデジタル乗算回路との間に補間フィル
タを設けて、デジタル移相器からの互いに移相された入
力デジタル信号を、たとえば、このデジタル移相器のサ
ンプリング周波数より高速であるデジタル乗算回路のキ
ャリア信号のサンプリング周波数でサンプルホールド
し、そのサンプルホールド出力を入力デジタル信号と加
算する等のように信号処理することによって、より高速
度の信号に変換してからデジタル乗算回路に供給するよ
うに構成したので、デジタル乗算回路の前段であるA/
Dコンバータおよび移相器のサンプリング周波数を大幅
に下げることができる。従って、これにより消費電力を
少なくすることができる。しかもまた、移相器の演算も
多くすることが可能となり、非常に精度の高いデジタル
移相器を実現することができる。
【0039】さらにまた、本発明ではデジタル移相器の
精度を非常に高くすることができるので、デジタル・ハ
イパス・フィルタを移相器の前段に配置することがで
き、以てハイパス・フィルタの個数を1個に減らすこと
ができる。
精度を非常に高くすることができるので、デジタル・ハ
イパス・フィルタを移相器の前段に配置することがで
き、以てハイパス・フィルタの個数を1個に減らすこと
ができる。
【0040】さらにまた、本発明によれば、乗算回路お
よび加算回路を、簡単な加算器とスイッチ回路で構成す
ることができ、従って、SSB変調器を非常に簡単な回
路で構成することができ、以て回路規模の縮小、消費電
力の低減を達成することができる。
よび加算回路を、簡単な加算器とスイッチ回路で構成す
ることができ、従って、SSB変調器を非常に簡単な回
路で構成することができ、以て回路規模の縮小、消費電
力の低減を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明デジタルSSB変調器の一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】本発明における90°移相器の一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】本発明における補間フィルタの一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】図3に示した補間フィルタの動作例を示す波形
図である。
図である。
【図5】本発明に用いたキャリア信号の2例を示す波形
図である。
図である。
【図6】本発明における乗算回路の一実施例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】本発明における乗算回路と加算器との一体構成
の一実施例を示すブロック図である。
の一実施例を示すブロック図である。
【図8】本発明における乗算回路と加算器との一体構成
の他の実施例を示すブロック図である。
の他の実施例を示すブロック図である。
【図9】従来のアナログSSB変調器の一例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図10】従来のデジタルSSB変調器の他の例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
11 A/Dコンバータ 12 デジタルハイパスフィルタ 13 90°移相器 14a,14b デジタル補間フィルタ 15a,15b 乗算回路 16 キャリア信号発生器 17 デジタル加減算器 18 D/Aコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 健次 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 第1のサンプリング周波数で入力信号を
デジタル信号に変換するA/D変換手段と、そのデジタ
ル信号に変換された入力信号を、互いに90°の位相差
を有する第1および第2のデジタル信号に変換する移相
手段と、これら第1および第2のデジタル信号に、互い
に直交した位相差を有し、かつ前記第1のサンプリング
周波数より高い第2のサンプリング周波数をもつ第1お
よび第2のキャリア信号を、それぞれ、乗算して第1お
よび第2の乗算信号を得る乗算手段と、これら第1およ
び第2の乗算信号を加算することにより直交変調信号に
変調する加算手段とを有するデジタルSSB変調器にお
いて、 前記移相手段と前記乗算手段との間に配置され、前記第
1および第2のデジタル信号の各々に基づいて、前記第
2のサンプリング周波数をもつ第1および第2の補間デ
ジタル信号を形成して、前記第1および第2のデジタル
信号の各々に対する補間を行い、当該第1および第2の
補間デジタル信号を前記第1および第2のデジタル信号
に代えて前記乗算手段に入力するようにした補間手段を
設けたことを特徴とするデジタルSSB変調器。 - 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルSSB変調器
において、 前記乗算手段を、互いに直交した位相差を有する多値の
キャリア信号を発生する手段と、該キャリア信号の値に
応じて前記第1および第2の補間デジタル信号の極性を
切替えて前記第1および第2の乗算信号を得る手段で構
成したことを特徴とするデジタルSSB変調器。 - 【請求項3】 第1のサンプリング周波数で入力信号を
デジタル信号に変換するA/D変換手段と、そのデジタ
ル信号に変換された入力信号を、互いに90°の位相差
を有する第1および第2のデジタル信号に変換する移相
手段と、これら第1および第2のデジタル信号に、互い
に直交した位相差を有し、かつ前記第1のサンプリング
周波数より高い第2のサンプリング周波数をもつ第1お
よび第2のキャリア信号を、それぞれ、乗算して第1お
よび第2の乗算信号を得る乗算手段と、これら第1およ
び第2の乗算信号を加算することにより直交変調信号に
変調する加算手段とを有するデジタルSSB変調器にお
いて、 前記移相手段と前記乗算手段との間に配置され、前記第
1および第2のデジタル信号の各々に基づいて、前記第
2のサンプリング周波数をもつ第1および第2の補間デ
ジタル信号を形成して、前記第1および第2のデジタル
信号の各々に対する補間を行い、当該第1および第2の
補間デジタル信号を前記第1および第2のデジタル信号
に代えて前記乗算手段に入力するようにした補間手段を
設け、 該補間手段からの前記第1および第2の補間デジタル信
号を反転する手段を有し、前記第1の補間デジタル信
号、前記第2の補間デジタル信号、前記第1の補間デジ
タル信号を反転した信号、および前記第2の補間デジタ
ル信号を反転した信号をこの順序で選択的に取り出して
前記直交変調信号を得る回路により、前記乗算手段と前
記加算手段とを一体的に構成したことを特徴とするデジ
タルSSB変調器用回路配置。 - 【請求項4】 第1のサンプリング周波数で入力信号を
デジタル信号に変換し、そのデジタル信号を、互いに9
0°の位相差を有する第1および第2のデジタル信号に
変換し、 前記第1および第2のデジタル信号の各々に基づいて、
前記第1のサンプリング周波数より高い第2のサンプリ
ング周波数をもつ第1および第2の補間デジタル信号を
形成して、前記第1および第2のデジタル信号の各々に
対する補間を行い、 その第1および第2の補間デジタル信号に、互いに直交
した位相差を有し、かつ前記第2のサンプリング周波数
をもつ第1および第2のキャリア信号を、それぞれ、乗
算して、第1および第2の信号を取り出し、これら第1
および第2の乗算信号を加算して直交変調信号を得るこ
とを特徴とするデジタルSSB変調方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18342094A JPH0851315A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | デジタルssb変調器およびデジタルssb変調方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18342094A JPH0851315A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | デジタルssb変調器およびデジタルssb変調方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0851315A true JPH0851315A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16135474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18342094A Pending JPH0851315A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | デジタルssb変調器およびデジタルssb変調方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0851315A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274217A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Sharp Corp | Ofdm復調装置、ofdm復調方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61293006A (ja) * | 1985-06-20 | 1986-12-23 | Nec Corp | 二次元残留側帯波変調器 |
JPH01212108A (ja) * | 1988-01-06 | 1989-08-25 | Philips Gloeilampenfab:Nv | Ssb信号発生器 |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP18342094A patent/JPH0851315A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61293006A (ja) * | 1985-06-20 | 1986-12-23 | Nec Corp | 二次元残留側帯波変調器 |
JPH01212108A (ja) * | 1988-01-06 | 1989-08-25 | Philips Gloeilampenfab:Nv | Ssb信号発生器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274217A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Sharp Corp | Ofdm復調装置、ofdm復調方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980619 |