JPH08511451A - 確認システムを有する放射治療用の多重薄片放射線減衰器 - Google Patents

確認システムを有する放射治療用の多重薄片放射線減衰器

Info

Publication number
JPH08511451A
JPH08511451A JP7502084A JP50208495A JPH08511451A JP H08511451 A JPH08511451 A JP H08511451A JP 7502084 A JP7502084 A JP 7502084A JP 50208495 A JP50208495 A JP 50208495A JP H08511451 A JPH08511451 A JP H08511451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flakes
radiation
closed
patient
fluence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7502084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3553943B2 (ja
Inventor
スベルドロフ,スチユアート
ロツクウエル マツキー,トーマス
ホルメス,テイモシー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wisconsin Alumni Research Foundation
Original Assignee
Wisconsin Alumni Research Foundation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wisconsin Alumni Research Foundation filed Critical Wisconsin Alumni Research Foundation
Publication of JPH08511451A publication Critical patent/JPH08511451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3553943B2 publication Critical patent/JP3553943B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N5/1042X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy with spatial modulation of the radiation beam within the treatment head
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N5/1048Monitoring, verifying, controlling systems and methods
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F234/00Copolymers of cyclic compounds having no unsaturated aliphatic radicals in a side chain and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a heterocyclic ring
    • C08F234/02Copolymers of cyclic compounds having no unsaturated aliphatic radicals in a side chain and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a heterocyclic ring in a ring containing oxygen
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/02Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators
    • G21K1/04Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using variable diaphragms, shutters, choppers
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/02Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators
    • G21K1/04Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using variable diaphragms, shutters, choppers
    • G21K1/046Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using variable diaphragms, shutters, choppers varying the contour of the field, e.g. multileaf collimators
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K5/00Irradiation devices
    • G21K5/04Irradiation devices with beam-forming means
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K5/00Irradiation devices
    • G21K5/10Irradiation devices with provision for relative movement of beam source and object to be irradiated

Abstract

(57)【要約】 放射治療装置が、放射線ビームを減衰する移動薄片を有する補整装置と、減衰薄片が所望の位置信号に従って運動しているかどうかを測定する補整装置確認システムとを含む。2つの放射線強度モニタチャンバが、一方のチャンバを放射ビーム内の患者のいずれかの側に位置させていて、コンピュータにより用いられるビームフルエンスデータをつくりだし、補整装置の機能性を評価する。吸収像が、放射線量の確認と適当な後続する治療器間の立案との両方に使用される。補整装置が、第1の複数の放射線を減衰する薄片と第2の複数の放射線を減衰する薄片とを含む。第1の複数の薄片は、薄片とその間のギャップとが放射線ビームを光線に分割するように放射線ビーム内の隣接薄片の間にギャップを有して離隔される。第2の複数の薄片は、ビームの各光線が第1または第2の複数にある薄片により閉ざされるように第1の複数の薄片のギャップのすぐ下に配置される。ギャップは、薄片の間の干渉を排除し、揺動が、薄片の間の放射線漏れを防ぐ。両方のグループの各薄片は、ビームの一方の側の第1の開いた状態と、ビームの1つの光線を閉ざすビーム内の閉じた状態と、ビームの他方の側の第2の開いた状態との間で運動される。

Description

【発明の詳細な説明】 確認システムを有する放射治療用の多重薄片放射線減衰器 背景 発明の分野 本発明は、腫瘍などの治療用の放射治療機器一般に関し、さらに詳細には、患 者内部の不規則な形状の区画内の放射線量を調節する機構および患者の不規則な 形状の区画に向けられた放射強度並びに患者の不規則な形状の区画内の吸収され た放射量を確認する機構に関する。技術の説明 放射治療用の医療機器は、高いエネルギー放射線で腫瘍組織を治療する。線量 と線量のプレイスメント(placement)とは、正確に制御して、腫瘍が 、破壊されるのに十分な放射線を受けること、また、周囲にあるおよび隣接する 非腫瘍組織に対する損傷を最小にすることの両方を確実にしなくてはならない。 内部給源放射線治療は、放射性物質のカプセルを腫瘍細胞の近傍に位置するよ うに患者内部に入れる。線量とプレイスメントは、アイソトープの物理的な位置 決めにより正確に制御される。しかしながら、内部給源放射線治療は、患者の不 快感および感染の危険を含む外科的な侵入手順の不都合を持っている。 外部給源放射線治療は、患者の外部の放射線給源を使用し、典型 的には、放射線アイソトープ例えば60Coまたは高エネルギーX線給源例えば直 線加速装置を用いる。外部給源は、患者の腫瘍部位に向けた平行化した(col limated)ビームを発生する。外部給源放射線治療は、内部給源放射線治 療の問題のうちのいくつかを避けるが、腫瘍組織に沿う放射線ビームの通路でか なりの容量の非腫瘍細胞すなわち健康な細胞を無用にも必然的に照射する。 健康な組織の照射の悪影響は、ビームを腫瘍部位に集中させてさまざまな『ガ ントリー』角度で患者に外部放射線ビームを発射することにより与えられた線量 を腫瘍細胞に保つようにすることにより減少され得る。放射線ビームの通路に沿 う健康な組織の特定の容量の要素(element)は、変化し、全治療中の健 康な組織のそれぞれのそのような要素への総線量を減少する。 健康な組織の照射は、また、放射線ビームの軸線に垂直にとった腫瘍の全体的 な断面に放射線ビームをしっかりと平行化することにより減少され得る。そのよ うな周囲平行化をつくりだす多くのシステムが存在し、そのいくつかは、恣意的 な輪郭の放射線不透過性のマスクをそれぞれの部分に関して発生し得る多重スラ イドシャッターを用いる。 腫瘍の輪郭へのビームを平行化する部分として、放射線給源と放射線給源の回 転中心との間の半径線に関し、放射線ビームのオフセット(offset)は、 調節されて、治療された領域が回転中心以外とされることを可能とする。ガント リー角度の関数として放射線ビームの幅とオフセットとを同時に変化させること は、放射線ビームに平行な平面にある不規則な断面を有する腫瘍組織が正確に標 的とされることを可能とする。放射線ビームのオフセットと幅は、 多重薄片周囲コリメータ(multiple-leaf circumferential collimator)の使用 により制御され得る。 さまざまなガントリー角度での放射線ビームのオフセットと寸法の調節は、線 量の制御のかなりの寛容度を可能とする。それにもかかわらず、これらの技術を 使用しても、かなりの量の不要な線量が健康な組織に与えられ、特に、治療容量 が、放射線ビームに平行な平面で凹形であるかまたはかなり不規則である場合に このことが言える。 健康な組織の照射をより減少させた放射線治療装置が、1992年5月19日 出願のStuart Swerdloffらの同時係属中の米国特許出願第07 /865,521号に示されている。上記出願に記載された構成は、患者につい て単一ガントリー平面で回転するように強制されていて、放射線ビームの個々の 光線の強度が、放射線ビームに出入りする1組の不透明な薄片(leaf)によ り調整される放射線給源を使用している。 薄片は、閉じられた状態で放射線ビームに滑り込み、開いた状態で放射線ビー ムを滑り出て、ビームの与えられた光線の妨害されない進行を可能とする。適当 な立案した技術を用いることにより、腫瘍の各スライスにより吸収された線量は 、ガントリー平面内の凹断面を有する一様な腫瘍を照射するように制御され得る 。放射線の輪郭だけでなくそれぞれの個々の光線の強度をも制御するこの能力は 、照射容量の顕著に正確な制御を可能とする。 全腫瘍容量は、ガントリー平面に関して患者を動かし、それぞれの腫瘍スライ スを別個に照射することにより治療され得る。補整装置(compensato r)とガントリー構成(configu ration)とが共に、単純化した二次元プロトコールを用いて恣意的形状の 腫瘍に放射線量を一致させる能力を実質的に増加させる。 照射プロトコールを単純化する以外に、単一平面構成は、多くのほかの利益を 与える。これらの利益には、CTシステムと放射線給源の両方を支持する単一リ ングガントリーを用いる能力、放射線給源と患者(またはテーブル)との間の減 少した干渉の利点および単純化した遮蔽要件の利点を含む。さらに、単純化した 構成は、療法士が、螺旋走査法を用いることを可能とさせ、照射熱スポットまた は照射ギャップを避けるように腫瘍の長さに沿う円滑な照射を可能とする。 単一平面での操作に治療装置を拘束する利点にもかかわらず、単一平面装置は さまざまな問題を呈する。 第1に、線量確認(dose verification)の必要がある。腫 瘍組織が十分な放射線を受けることを確実にする必要と健康な組織への放射線ビ ームの破壊的可能性は、治療確認を放射線治療の必要部分とさせる。従来の治療 装置では、フィルムは、治療活動の間照射されて照射された領域の位置を確認し 、照射線量の記録を与えるようにされ得る。上記に説明のガントリー構成により 使用される放射線給源が、ガントリーの回りを常に掃引して移動ビームをつくり だすので、従来のフィルム移動法を用いるフィルム確認システムは、働くことが できない。確認問題は、走査が、螺旋状に行われるとより深遠である。 加えて、単一平面システムは、腫瘍を適切に治療するため、ビームの個々の光 線の強度を変え得る補整装置を使用せねばならない。 そのような補整装置の信頼性は、極めて高くなくてはならない−−うまくいかな い補整装置部品に起因し検知されず健康な組織を照射する補整装置を通る単一の 不適切に減衰したビーム光線でも健康な組織にひどい損傷をもたらす。 実際問題として、正確な機械加工技術にもかかわらず、減衰してない光線が通 ることを許容する上記の補整装置の薄片の間の小さなギャップが、摩擦接触を防 ぐために必要とされる。薄片ギャップの大きさを最小にするのに必要な厳しい許 容度は費用がかかり、そのような高い許容度の部品は、うまくいかない傾向があ る。 上記の補整装置にまつわるもう1つの問題は、薄片が、即時に動かされ得ない ので光線が運動する薄片により均一に減衰されないことである。薄片は、初めに 、ビーム内のその関連する光線の全深さを閉ざす(occlude)。薄片が、 ビームからはずれ始めると、光線の一部が、閉ざされ、もうひとつの部分が、妨 害されないままとなる。最終的に、全光線が、妨害されない。薄片が、ビームに 戻るように運動すると、同じ一様でないビームの減衰が再び遭遇される。 減衰のこの漸次的移行(gradation)は、薄片をファンビーム深さに 対してより迅速に出入りするように駆動するより強力なアクチュエータを補整装 置に持たせることにより最小限化され得る。しかしながら、より大きなアクチュ エータは、利用と維持により費用がかかる。別法として、より迅速に運動され得 るように重さの軽いより薄い薄片が使用され得る。しかしながら、このことは、 さらにアクチュエータを要求し、さらに薄片ギャップをつくりだし、さらにより 複雑な制御システムにより適合されねばならない。 発明の要約 本発明は、非腫瘍組織を照射する未制御ビーム光線の可能性を最少とする放射 線強度補整装置と共に用いられ得る確認システムを提供する。1つの実施態様で は、確認システムは、患者の内部の吸収された放射線についての断層X線写真撮 影のデータを集め、それから断層X線写真撮影の吸収像をつくり得る。これらの 像は、放射線量確認とその後の治療期間を立案することとに使用され得る。 特に、放射線補整装置は、ガントリー角度で患者に向けた放射線ビームを生じ る放射線給源を有し、ビームは、複数の隣接光線を含む。放射線給源と患者との 間に配置した減衰器は、所望の光線フルエンスを示す信号に従ってビームのそれ ぞれの光線のフルエンスを独立的に制御する。 ビームの隣接光線により画定(subtend)される多数の隣接モニターセ グメントを有する減衰手段と患者との間に配置されたプリ患者モニターが、セグ メントを確定しているフルエンスに比例するそれぞれのモニターセグメントに対 する測定された信号を発生する。コンパレーターが、所望の信号を測定された信 号と比較して差の値を発生させる。差の値が、予め定めた誤差範囲外であると、 リミッタが、誤り信号を出す。 よって、本発明の第1の目的は、ビームのそれぞれの光線の強度が補整装置に よりいかに正確に制御させているかを確認することである。測定された信号と所 望の信号との間の大きな食い違いは、不調を示す。 測定された信号が所望の信号と比較して高すぎるが予め定めた誤 差範囲内であることを示す高い信号も発生され得、また、測定された信号が所望 の信号と比較して低いが予め定めた誤差範囲内であることを示す低い信号も発生 され得る。これらの信号を受ける補整装置制御装置は、減衰手段を調節して高い 信号の受信に応答して第2のガントリー角度で第2の光線フルエンスを減少させ そして低い信号に応答して第2のガントリー角度に二次的な光線フルエンスを増 加させる得る。 本発明のもう1つの目的は、より後の角度で光線フルエンスを調節することに より光線フルエンスのずれを補償し得るシステムを提供することである。所望の 信号と測定された信号との間の差の効果は、2つの信号からの放射線が組み合わ さると減少され得る。 1つの実施態様では、減衰手段は、放射線給源と患者との間にほぼ位置決めし た支持構造体の中の複数の放射線減衰薄片である。支持構造体は、放射線ビーム 内の閉じた状態(各薄片はビームの1つの光線を閉ざす)と放射線ビームの外の 開いた状態との間に薄片を案内して光線の妨害されない進行を可能とする。 モチベータは、開いた状態と閉じた状態との間で各薄片を独立的に運動させて それぞれの光線のフルエンスを発生させる開−閉所望比を達成する。モチベータ ーは、電気子の運動と共に薄片を運動させる個々の薄片へリンク装置により接続 された第1の組のアクチュエータであってよい。 位置センサーは、いつそれぞれの薄片が、開いた状態にあるか、またいつそれ ぞれの薄片が閉じた状態にあるかを測定し、そして薄片が開いた状態にある時間 の期間の、薄片が閉じた状態にある時間の期間に対する実際の比を発生する。誤 り検出器は、実際の比を所 望の比と比較することにより誤り信号を発生する。 本発明のもう1つの目的は、極めて高い信頼性を有する機械的な補整装置シス テムを提供することである。誤り検出器により発生された誤り信号が不調を示す のに使用され得る。 もう1つの実施態様では、支持構造体は、放射線ビーム内の中心の閉じた状態 (ビームの1つの光線を薄片が閉ざす)と、薄片が1つの光線の第1の側の放射 線ビームからはずれた第1の開いた状態と、薄片が1つの光線の第2の側の放射 線ビームからはずれた第2の開いた状態との間で薄片を案内し得る。この実施態 様では、モチベーション手段は、各薄片を、第1の開いた状態と閉じた状態との 間および閉じた状態と第2の開いた状態との間で交互に運動させる。 したがって、本発明のもう1つの目的は、ファンビームの厚みを横断して均一 な減衰を与える高いエネルギーファンビームの個々の光線を減衰する補整装置を 提供することである。それぞれの方向での薄片の加速度と速度が同一であると仮 定して、1つの方向での薄片の運動により起こされる一様でない放射線が、第2 の方向の薄片の運動により起こされる放射線により相殺される。 さらにもう1つの実施態様では、上記の減衰手段の複数の減衰薄片は、第1の 複数の放射線減衰薄片と第2の複数の放射線減衰薄片とを含み、支持構造体が、 閉じた状態(それぞれの薄片がビームの1つおきの光線を閉ざす)と、放射線ビ ームの外の開いた状態との間で第1の複数の薄片を案内する第1の支持構造体と 、閉じた状態(それぞれの薄片は、後者が閉じられた状態にないとき第1の複数 の薄片により閉ざされていないビームの光線を閉ざす)と、閉じら れた状態の第1の複数の薄片が閉じられた状態の第2の複数の薄片よりも放射線 給源により近く位置決めされている放射線ビームの外の開いた状態との間で第2 の複数の薄片を案内する第2の支持構造体とを含む。 本発明のさらにもう1つの目的は、高い許容度の機械加工を必要とせずまたは 隣接薄片の間の干渉の可能性の危険を伴わずに補整装置の薄片間の放射線漏れの 可能性を排除する補整装置を提供することである。2つのレベルの使用は、薄片 の間の間隙を増加し、それらの干渉を排除し、2つのレベルの薄片の間のわずか な重なりが意図されない放射線の通過を排除する。 ポスト患者モニターが、患者に関してプリ患者モニターに対向してかつファン ビーム内に配置され得て、患者からはずれるビームのそれぞれの光線のポスト患 者フルエンスを測定する。吸収計算機が、プレ患者フルエンスをポスト患者フル エンスと比較してそれぞれの光線についての吸収値をつくり、吸収値が一緒にな って与えられたガントリー角度でファンビームに吸収プロファイルを与える。 本発明のもう1つの目的は、腫瘍部位に分布した放射線量の記録を与えること である。この線量記録は、腫瘍の容量全体の放射線量を確認するために放射線療 法士により使用され得る。加えて、線量記録は、治療期間の中断が、期間の終了 を必要とするであろう可能性を減ずる。中断された治療期間が再開され得る。さ らに、線量記録は、適当な後続する治療活動の立案に使用され得る。 本発明の上記の目的及びほかの目的は以下の説明から明らかとなろう。以下の 説明では、添付の図面を参照するものであり、図面は説明の一部をなすものであ り、本発明のいくつかの好ましい実施態 様を示すものである。そのような実施態様は、本発明の全部の範囲を必ずしも示 すものではなく、よって、本発明の範囲を示す請求の範囲を参照しなくてはなら ない。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に使用される補整装置アセンブリの斜視図であり、補整装置薄 片とそれに関連する電磁アクチュエータとを示している。 図2は、線2−2に沿う図1の補整装置アセンブリの断面図であり、放射線の ファンビームのための各補整装置薄片の台形外観と、動かされる際の補整装置薄 片を支持する案内レールとを示している。 図3は、図2の1つの薄片と1組の案内レールの切断斜視図であり、薄片を支 持するカラーを示している。 図4は、図1の1つの薄片と装着ラックの一部の平面図であり、トリガー穴、 トリガーおよび発光ダイオードと光検出器の対を薄片を完全に閉じた位置として 示している。 図5は、慣用のCTスキャナーと本発明の補整装置とを組み入れ、本発明によ り前記補整装置を制御するのに適したコンピューターを含む放射線治療装置の各 要素を示すブロックダイアグラムである。 図6(a)−(d)は、仮想腫瘍領域の線量分布であり同じ線量の線により線 量強度を示していて、図6(a)は、所望の線量分布を示し、図6(b)、(c )および(d)は、本発明による2回、3回及び10回反復の後の累進的な実際 の線量分布を示している。 図7は、放射線治療を受けている患者の図式の表現であり、本発 明を説明するために用いた座標系とばらつき核(scatter kernel )とを示している。 図8は、1つのガントリー角度での放射線ビームと関連した1方向のばらつき 核の斜視表現である。 図9は、多重ガントリー角度での複数の放射線ビームと関連した複合多方向の ばらつき核の斜視表現である。 図10は、所望の線量地図をとりフルエンスプロフィールを計算するフルエン スプロフィール計算機を示すブロックダイアグラムである。 図11は、図10のフルエンスプロフィール計算を用い本発明の補整装置を制 御する全体的反復法を示すブロックダイアグラムである。 図12(a)−(c)は、それぞれ反復の1段階、2段階及び4段階について 本発明で得られた実際の線量分布と所望の線量分布との間の誤りを示すプロット の斜視図である。 図13(a)−(c)は、放射線給源がガントリーを中心として0°から90 °さらに180°回転した時の隣接腫瘍スライスと照射窓との間の関係を示す概 略図である。 図14は、補整装置及び患者と関連するモニターチャンバの一般的配向を示す 概略図である。 図15は、光線フルエンスを調節するため薄片比を変えるフルエンス調整法を 示すブロックダイアグラムである。 図16は、本発明で用いられるアセンブリの第2の実施態様の斜視図であり、 補整装置薄片の2つのレベルと、その関連した空気圧シリンダーと、その関連し たソレノイドアセンブリとを示す。 図17は、線17−17に沿う図16の補整装置アセンブリの断面図であり、 補整装置薄片の両方のレベル、それぞれの補整装置薄片の台形外観、関連したソ レノイド停上アセンブリ及びそれらが運動する時補整装置の薄片を支持する案内 レールを示している。 図18は、図6の第1のレベルからの1つの薄片と第2のレベルからの1つの 薄片と1組の案内レールの切断斜視図である。 図19(a)−(c)は、薄片が第1の開いた図19(a)状態、閉じた図1 9(b)状態および第2の開いた図19(c)の状態にあるときの、薄片、ビー ム及びソレノイドアセンブリの間の関係を示す薄片の側面図である。 図20は、線20−20に沿って取った図17に示したソレノイド停止アセン ブリの詳細な断面図である。 図21(a)−(g)は、薄片が図21(a)の閉じた状態から、図21(c )の第1の開いた状態に移動され、図21(e)の閉じた状態に戻され、第2の 開いた状態に移動され、そして図21(g)の閉じた状態に再び戻される時のビ ームを横断する変化するフルエンス勾配を示すグラフである。 好ましい実施態様の詳細な説明 図1を参照して説明すると、本発明で使用するのに適当な放射線治療ユニット 10は、焦点スポット18から発せられ患者17(図1には示してない)に向け られる全体的に円錐形の放射ビーム14’を生じる放射線給源12を含む。円錐 形のビーム14’は、1組の矩形コリメータブレードからなる放射線不透明マス ク16により平行化されファンビーム平面20を中心とした全体的に平面のファ ンビーム14を形成する。 I.補整装置 補整装置22は、放射線が患者17により受け取られるのに先立ち、ファンビ ーム14の中心でファンビーム平面20を中心として置かれ、焦点スポット18 の回りに一定の半径の弧を一緒に形成する複数の隣接台形薄片30を含んでいる 。薄片30は、スリーブ24内に保持されている。スリーブ24は、放射線半透 過性の材料からつくられていて、その内部端23で、焦点スポット18に関して 固定された装着板26に取りつけられている。装着板26は、丈矢な放射線不透 過性の材料からつくられていて、ファンビーム14のすぐ外に位置決めされてフ ァンビーム14についての干渉を防止する。 好ましくは、補整装置22の薄片30は、全ファンビーム14を画定していて ファンビーム14を分割してオフセット角1で1組の隣接スラブ様光線28にす る。また、図2を参照して述べると、それぞれのスリーブ24は、その外端27 で解放していて例えば鉛、タングステン、セリウム、タンタルまたは関連した合 金のような密な放射線不透過性の材料からつくられた相対的な寸法とした台形薄 片30を滑動により受け入れる。 それぞれの薄片30は、その対応するスリーブ24内で完全に滑動し得て、ス リーブ24と関連する光線28を遮断する。薄片30が、その対応する光線28 を遮断する時、それを『閉じた状態』にあると呼ぶ。スリーブ24は、十分な長 さを有しそれぞれの薄片30がファンビーム14の通路から滑動するのを許容し 、その対応する光線28が完全に妨害されずになっていてしかもスリーブ24に より案内される。この非遮断位置で、薄片は、『開いた状態』にあると呼ばれる 。 それぞれの薄片30は、スライダ部材34により薄片30に接続された主要対 応リレー様電磁アクチュエータ32の手段によりその開いた状態と閉じた状態と の間で迅速に運動する。アクチュエータ32は、ソレノイド電磁石内に受け入れ られた内部電機子(図示せず)を有している。電機子は、その関連した電磁石の 変化する電気的な励起により高速度で運動し得る。電気的な励起は、後に説明す ることになる補整装置制御装置(図1または2には示してない)により設けられ る。アクチュエータ32は、強い力を薄片30に加え得て、薄片30を開いた状 態と閉じた状態との間で迅速にかつ独立的に運動させる。 それぞれの薄片30は、また、薄片30の上縁のその主要アクチュエータ32 の下に位置するバックアップアクチュエータ35を備えている。二次的なアクチ ュエータ35は、後で詳述するように主要アクチュエータ32が不具合となった 時、使用される。 図2及び3を参照して述べると、薄片30は、薄片30の縁に沿って形成され た切欠き38に嵌合する案内レール38によりスリーブ24内で支持されて案内 される。切欠き38は、ガイドレール36が、スリーブ24内に薄片30を滑動 可能に保持するのを、開いた状態と閉じた状態との間での運動の間、許容する。 閉じた状態で、それぞれの薄片30の内端40は、装着板に取りつけられた硬 質カラー42により捕捉されていて、硬質カラー42は、薄片30を、案内レー ル36により行われるよりもより正確に、装着板26と、したがって、ファンビ ーム14と整合させる。理 想的には放射線半透明である案内レール36が、比較的に強固でない(insu bstantial)のに対して、装着板26上でファンビーム14をはずれて 位置するカラー42は、放射線半透明である必要はなく、よって、構造がより強 固(sustantial)ある。カラー42に類似するカラー(図示せず)が 、完全に開いた状態にある時のそれぞれの薄片30を支持する。薄片30は、そ のほとんどの時間を開いた状態または閉じた状態にすべて費やすので、それらは 、ほとんどの時間、支持カラー42によりしっかりと位置決めされる。 薄片30のスイッチングの信頼性が重要であるのは、1つの働かない薄片30 が治療を妨げるからである。1年でのスイッチングサイクルS(開くことと閉じ ること)の数は、次の式により与えられる: ここで250は、北米の1年あたりの治療日数の典型であり、Pは、1日あたり の患者の数である。Sは、1年での百万のオーダーのサイクルになろう。 1年に単一の薄片30が不具合となる確率が、P1であるなら、システムの不 具合となる薄片の確率Pは、以下により与えられる: p=1−(1−P1n ここで、nは、薄片の数である。薄片30は軽いので、スライド部材34は応力 をほとんど受けず、よって、不具合の低い確率Pslid e を有する。 図3及び4を参照して説明すると、光不透明トリガ部材19は、それぞれの薄 片30の内端40に一体的に取りつけられていて、トリガ部材19は、それぞれ の薄片30の運動軸線に平行に横方向で外側に延長している。薄片30が閉じた 状態にある時(図4参照)トリガ部材19は、装着板26のバック壁29のトリ ガ穴31を通る。 複数の発光ダイオード21と光検出器15の対は、バック壁29の外表面上に 位置していて、各対の要素は、関連するトリガ穴31の両側で互いに対向してい る。薄片30が閉じた状態にあると、その関連したトリガ部材19は、トリガ穴 31を貫通して延長し、光ダイオード21と光検出器15との間の光路33を遮 断する。図3を参照して述べると、薄片30が閉じた状態にないと、トリガ部材 19は、トリガ穴31を貫通して延長せず、よって、光が、発光ダイオード21 から光検出器15に進む。光検出器15の不具合の確率は、Pverifyである。 軸線方向に圧縮可能なばね39は、各薄片30の外縁41と装着板26の前壁 (図示せず)との間に設けられていて、薄片30をそのアクチュエータ32から の力のない閉じた位置に移動させる。光検出器15を用いるシステムである主要 アクチュエータとバックアップアクチュエータ32、35(定期的に修理されて いる)は、次に示す確率式に従い薄片30の不具合に起因してダウンタイムを持 つ: ここで、Pactuatorは、1年の間に不具合となるアクチュエータまたは制御電子 工学の確率であり、Nmaintは、1年の保守サービスの回数(例えば、毎日であ り得る)である。指数2は、保守期間の両方のアクチュエータの不具合を意味す る。この式は、基本的には、薄片30の不具合は、システムが修理される前に、 スライダ34が不具合だと、または確認システムが不具合だと、またはアクチュ エータ32、35の両方が不具合だと、起こり得ることを述べている。 図5及び14を参照して述べると、プレ患者多重セグメントイオンチャンバ4 7が、補整装置22と患者17との間に位置決めされている。ファンビーム14 のそれぞれの光線28は、それがイオンチャンバ47を通る時、別個のモニタセ グメント49を画定する。ポスト患者多重セグメントイオンチャンバ53は、そ れが患者17を出る時ファンビーム14をさえぎるようにガントリ44上の放射 線給源12に直接対向して位置決めされている。第1のイオンチャンバ47のモ ニタセグメント49のように、第2のイオンチャンバ53の別個のモニタセグメ ント54は、ファンビーム14の個々の光線28によりそれぞれ画定されている 。イオンチャンバ47、53は、(本分野で通常理解されるように)またコンピ ュータ51により用いられるように、光線28のフルエンスを示す信号を出し、 下記に説明するように放射線量を測定する。 II.放射線治療ハードウェアー 図5を参照して述べると、放射線給源12は、ガントリ44に装着されていて 、後者は、患者17の回転中心45を中心としてファンビーム20内で回転して ファンビーム14がさまざまなガントリ角度θから患者17のスライスを照射す る。放射線給源12は、放射線ビーム14をコンピュータ51の制御下でオンオ フする放射線制御モジュール48により制御される。 所望の位置信号を発生するタイマーにより指示される補整装置制御装置52は 、それぞれの電磁石に電気的励起を与え、個別的に、アクチュエータ32を制御 し、薄片30のそれぞれを、その対応するスリーブ24と光線28に出入りさせ る(図1も参照)。補整装置制御装置52は、その開いた状態と閉じた状態との 間で迅速に補整装置22の薄片30を運動させて、完全に減衰させるたまたはそ れぞれの光線28に減衰を与えない。それぞれのフルニンスプロフィールに必要 とされるようにそれぞれの光線のフルエンスの漸次的移行は、それぞれのガント リ角について、相対的な期間(この間、それぞれの薄片30が開いた位置にある 相対的な期間に比較される閉じた位置にある)を調節することにより得られる。 閉じた状態と開いた状態との間の比率すなわち各薄片30についての『負荷サ イクル(duty cycle)』は、各ガントリ角での与えられた薄片30に より通された全エネルギーに影響し、よって、それぞれの光線28の平均フルエ ンスを制御する。各ガントリ角での平均フルエンスを制御する能力は、下記に説 明する治療立案法により患者17の照射された容量を介する放射線ビーム14に より与えられる線量の正確な制御を可能とする。補整装置制御装置 52はまたコンピュータ51と接続していて、説明されるように補整装置22の プログラム制御を可能とする。 X線給源46および対向した検出器アレー50を用いる断層X線写真撮影像形 成システム(tomographic imaging system)11は 、放射線給源12と同じガントリ44に有利に装着され得て、立案の目的で放射 線治療に先立ち患者17の照射済スライスのスライス像または断層X線写真撮影 像をつくる。別法として、そのような断層X線写真撮影像形成は、患者17上の 起点にしたがって整合したスライスと別個の装置とで行われてもよい。 ガントリ制御モジュール9は、ガントリ44を回転させるのに必要な、よって 、放射線治療についての、および算出された断層X線写真撮像X線給源46およ びガントリ44に取りつけた検出器アレー50についてのファンビーム14の角 度θと放射線給源12の位置を変化させるのに必要な信号を与える。ガントリ制 御モジュール9は、コンピュータ51に接続していて、ガントリがコンピュータ 制御の下に回転され得、その制御を補助するようにガントリ角度θを示す信号を コンピュータ51に与える。 断層X線写真撮影像形成システム11のための制御モジュールは、X線給源4 6をオンオフするX線制御モジュール56および断層X線写真撮影像をつくるた め検出器アレー50からデータを受けるデータ収集システム58を含んでいる。 像再形成装置60は、本分野で周知の方法によりデータから断層X線写真撮影 治療像を再形成するのを補助するため、データ収集システム58からデータを受 け取る。像再形成装置60は、また、コ ンピュータ51と連絡していて、下記に説明するように本発明で用いる高速度計 算を補助する。断層X線写真撮影治療像は、放射線療法治療のすぐ前の患者セッ トアップ(setup)の確認を可能とする。高速度アレープロセッサーなどを 典型的には含んでなる像再形成装置60は、実際のフルエンス信号57およびバ リアー信号59を用い得て、下記に詳述するように確認と将来の治療立案目的に 用いられる断層X線写真撮影吸収像をつくる。 キーボード/ディスプレーユニット63を含んでなるターミナル62は、操作 者がプログラムとデータをコンピュータ51に入力することを許容し、放射線治 療と断層X線写真撮影像形成装置10及び11を制御することを許容し、像再形 成装置60によりディスプレー63上に断層X線写真撮影像を表示することを許 容する。 磁気ディスクユニットまたはテープドライブであるマスストーレッジシステム 64は、後で用いるように多重セグメントイオンチャンバ47、53及び断層X 線写真撮影像形成システム11により集められたデータの記憶を可能とする。放 射線治療システム10を働かせるコンピュータプログラムは、通常は、マススト ーレッジユニット64に記憶され、そしてシステム10の使用中迅速処理のため コンピュータ51の内部メモリーにロードされる。 放射線治療ユニット10の運転中、補整装置制御装置52は、コンピュータ5 1からそれぞれのガントリ角に対するフルエンスプロフィールを受ける。フルエ ンスプロフィールは、放射線ビーム14を通って並進される患者支持テーブル( 図示せず)の与えられた位置でガントリ角θに必要とされる放射線ビーム14の 各光線28のフルエンスまたは強度を説明する。放射線ガントリ角の範囲にわた るフルエンスプロフィールの収集は、『治療シノグラム(tretment s inogram)』と呼ばれる。 III.治療立案ソフトウエアー 上記に説明した補整装置の十分な利益を得るのに必要な治療シノグラムの生成 (generation)は、コンピュータ51および再形成装置60で走る特 別に開発されたソフトウエアーにより行われる。治療立案は、ソフトウエアーで 行われるが、立案は、また、この操作に献じられた不連続の電子的な電気回路の 構成部分に実施され得るし、また、そのように献じられた電気回路の構成部分が 、このプロセスにより大きな速さを与えるように使用され得ることが認められよ う。 図6(a)を参照して説明すると、コンピュータ22を制御する所望の治療シ ノグラムの生成は、所望の線量の地図66の定義で開始する。典型的な所望の線 量地図66は、線量拘束(dose constraint)内の比較的に高い 放射線量を腫瘍組織68の区域に割り当て、第2の低い放射線量をその領域の外 の健康な組織70の区域に第2の低い放射線量を割り当てる。健康な組織70は 、より低い放射線量が割り当てられる放射線に敏感な器官などを含む区域72を 含み得る。 所望の線量地図66は、各要素が1つのディジタル値を持つ要素のアレーとし てコンピュータ51のメモリー内に記憶されるか、または、ターミナル62のデ ィスプレー63に患者17のスライスの断層X線写真撮影像を示すことと本分野 でよく理解されるようにトラックボールまたは同様なインプット装置を用いて腫 瘍区域68の周囲を追跡することにより最も容易に記録され得る。標準的な区域 ファイリングコンピュータプログラムが、用いられ得て、各追跡された領域に割 り当てられた線量値を、所望の線量地図65を表すメモリーのアレーの適当な要 素に転送する。 このように線量地図66の各要素は、患者17のスライス内の複数の容量要素 74(『ボエクセル』(voxel))のそれぞれで所望される線量を定義する 。図7を参照して説明すると、患者17のそれぞれのボエクセル74は、与えら れた参照点76から定義さ A.線量をtermaに変換 1.terma わち、放射線給源12から直接受け取られる放射線を含む)。与え れる: 、『terma』(単位質量あたりに放出される全エネルギー)と呼ばれる。 衰値であり、Eは、ジュールで表した放射線フォトンのエネルギー ネルギーXフルエンス比/時間の積分は、エネルギーフルエンス よって、 式(4)は、光線47からどれだけのエネルギーがボエクセルr’と相互に作 用するかを基本的に述べている。 2.コンボルーション核 ンテカルロ法を用いて生成され得る。述べたように、それは、ボエ 吸収されるエネルギーの部分を示す3次元関数である。各ボエクセ 12からの方向づけられた光線47にその給源を見いだし、よって 8に示唆されるように通常異方性である。エネルギー保存は、次を必要とする: すなわち、主相互作用により伝達されたエネルギーが、相互作用点にすべてデ ポジットされるなら、核は、デルタ関数として近似されよう。 に関連づけられる。患者が照射されるガントリ角θが予め決定され rimposition)から生じるであろう。 図9を参照して説明すると、放射線の広がりが、すべてのビームの方向につい てほぼ等しく、各ガントリ角θからの光線28がボエ コンボルーション核が、次のように『異方性』型になる: ここで、nは、光線28が投射される不連続ガントリ角の数である。 異なるガントリ角での多重光線28について、与えられたボエク たがって、 目のガントリ角についてのtermaの寄与した部分である。 この簡略化は、各光線28からtermaへの寄与が同等でありコンボルーシ ョンの分布特性を利用することを仮定する。この仮定の誤差は、後述の濾過(f iltration)により減少される。 式(7)は、termaからの線量の計算を実質的に簡略化する の全部の数を必要として全患者容量にわたる線量を計算する。したがって、好ま しくは、高速フーリエ変換の計算上の能率が、用いられ得、式(7)が次のよう に変換される: ここでFおよびF-1は、フーリエ変換および逆フーリエ変換をそ 空間的に不変であることを必要とし、空間ドメインの2つの空間的に不変な量の コンボルーションが周波数ドメインの乗法(mult iplication)と同等であると述べるコンボルーション定理に依存する 。 ’)は、次の(1)、(2)および(3)の複素関数である:(1)多エネルギ ーX線ビームの硬化(すなわち、高周波数または高いエネルギー放射線成分の割 合を増加する患者17の濾過の効果)、(2)各ボエクセルを横断する光線28 の数および(3)患者の質量の指数減衰。 好ましい実施態様では、この第1の因子であるビーム硬化は、減衰問題よりも 小さな効果なので無視される。よって、患者17のフォトンエネルギースペクト ルは、外部放射線給源12のそれと同じであると仮定され得る。しかしながら、 この簡略化は、必要でなく、ビーム硬化は、別個に巻き込まれたエネルギー間隔 の有限の数によりフォトンエネルギースペクトルを表すことにより正確に説明さ れ得ると理解されよう。 第2の因子であるビーム14のファン配向のガントリ角の有限数の幾何学によ り起こされる各ボエクセルを横断する光線28の配向と数の差は、空間不変性に 影響を及ぼす。(平行ビーム幾何学と対照する)ビームのファン配向から持ち上 がる問題は、ガントリ44の完全な回転があると多くは解決される。照射がガン トリ角の有限数でのみ行われる事実から生じる誤りは、受け入れられるものと測 定された。 空間不変性の仮定に影響する第3の因子は、媒質の減衰である。 これは、各ガントリ角でのビームからの全termaの断片的な寄与に影響する 。線量の正確な計算が臨界的である下記のような立案手順の各段階で、線量分布 は、ボエクセルの上になる減衰に基づき各ビームについて別個に計算され、この ような減衰は、断層X線写真撮影像のパラメータから推論される。この場合、式 (8)の簡略化は、使用され得ず、繰り返されるコンボルーションが行われねば ならない。しかしながら気づくであろうように立案プロセスでのあ )が空間的に不変であると仮定され、式(8)に従い線量が計算される。 所望の線量図75からのterma値の生産は、単なる、次のような式(8) を逆にするプロセスである。 『ゼロ』(典型的な高い周波数で)がないということ、またはより 空間的にコンパクトな核のフーリエ変換が有意的に高い周波数内容(frequ ecy content)を有し得る)ということを必要とする。患者59に対 して指令される核が十分にコンパクトであってこのフーリエデコンボルーション を可能とするということが本発明者により測定された。 図10を参照として説明すると、所望の線量地図66から各ボエ るこのデコンボルーションは、プロセスブロック80により示される。 B.ボエクセルエネルギーフルエンスへのtermaの変換 terma地図82を知ると、ビーム強度の尺度であるエネルギ によりそれぞれの相当するボエクセルで測定され得る: μ/ρの値は、概算され得、一定と考えられ、あるいは、実際のm/rが、断 層X線写真撮影像形成システム60(図5に示されている)の手段により集めら れた断層X線写真撮影走査データから推測され得る。このようにして、また、図 10のプロセスブロック84により説明されるように、terma地図の各点で フルエンスを与えるフルエンス地図86が測定され得る。 C.ボエクセルエネルギーフルエンスをエネルギープロフィールに変換すること 関係により補整装置22を去る光線28のエネルギーに関連される : ギーフルエンスであり、補整装置のフルエンスプロフィールを定反るように働き 、θおよびφは、前記したようにガントリ角と光線28のオフセット角とである 。 う単位ベクトルであり(ここで、領域が、ガントリ44の回転の中心であると仮 定される)、そしてpは、光線28とガントリの回転中心45からの垂直距離で ある。ベクトルは、光線28に沿う単なるベクトルであり積分変数を与える。 2から発射される放射ビーム14のフルエンスに関連づけられる。 断層X線写真撮影像再形成の数学的処理から借りることにより、フルエンス地図 86は、プロジェクタ85により『逆』戻し投射され(すなわち投射され)得、 所望のフルエンス地図、よって、線量を発生するのに必要な外部給源によりつく られるべきフルエンスプロフィールを測定する。 この投射は、断層X線写真撮影像形成システムで取った一連の投射からの患者 17の断層X線写真撮影スライスの像を形成するために用いた単なる典型的な戻 し投射の反対である。投射(projection)は、分布を横断する線積分 あるので、各ボエクセルに対するエネルギーフルエンス分布(式(11))は、 レイライン( /dtの線積分は、投射操作とΨo(φ、θ)を示し、各ガントリ角θの相殺角 (offset angle)θについてのフルエンスプロフィールは次のよう になる: 式(13)の投射は、図10のプロジェクタ85により表される。 補整装置22についてのフルエンスプロフィールを計算する目的で投射プロセ スは、断層X線写真撮影バック投射の単なる逆とは基本的に異なる。差は、照射 された腫瘍組織68と健康な組織70との間の線量の移行の鋭敏さに主に関する 。この移行領域の鋭敏さは、健康な組織70の照射を減少し、所望の線量地図6 6に対する線 量の実際の忠実度に対し好ましい。 この理由から、フルエンス計算機84からのフルエンス地図86は、プロセス ブロック88により示されるように予め濾過され、次のように濾過されたフルエ ンス地図Ψ’(φ、θ)を生じる: ここで、Ψ(φ、θ)は、フルエンス地図86であり、|ω|は、周波数空間 のランプフィルターであり、『+』添え字は、濾過結果の正の成分を示す。この フィルター88は、フルエンス地図86の高周波数成分を増加させ、よって、腫 瘍/非腫瘍境界面での線量の迅速な移行を助ける。 このプレフィルター88は、断層X線写真撮影像形成の『濾過された』戻り投 射で用いられたフィルターと同様である。すなわち、断層X線写真撮影像形成の ように、フィルターは、像データを生じる投射の低周波数成分の重要性を減じる 。さらに、ほかのプレフィルターが適用されてフルエンスプロフィールからつく られるterma地図から線量地図を計算する半径方向で対称な核(式(6)) の使用のために補正され得る。 実際、terma地図の計算、フルエンス地図の発生およびフルエンスプロフ ィールの計算は、不連続な段階として行われる必要がないが、適当な濾過を伴う 線量地図の直接投射により達成され得る。濾過は、投射空間でデコンボルーショ ンの操作とランプ濾過とを組み合わせる『迅速逆フィルター』により達成される 。 このことは、次の式により象徴的に特定化され得る: リエ空間で通常なされるようなコンボルーション演算に関する。 図10を参照してさらに説明すると、デコンボルバー80、フルエンス計算機 84、プレフィルター88(これは、投射空間フィルター(例えば、ランプフィ ルター、ゼロの截断を後続させる迅速逆フィルター)を含んでいる)およびプロ ジェクタ85を含むブロック78のフルエンスプロフィール計算は、所望の線量 地図66から見積もられた治療シノグラム87’を一緒につくるフルエンスプロ フィールを生じる。フルエンスプロフィール計算機78は、この段階でのフルエ ンスプロフィールの見積もりで式(9)のフーリエコンボルーションを使用し得 、そのプロセスで重要でない誤りを受け入れ、下記するように後の段階で補正さ れる。 D.繰返し 図11を参照して説明すると、フルエンスプロフィール計算機78は、所望の 線量地図66を見積もられた治療シノグラム87’に変換するが、この見積もら れた治療シノグラム87’は、補整装置22を制御するために用いられ得なく、 その理由は、通常、見積もられた治療シノグラム87’が、フルエンスの正の値 と負の値を含むであろうからである。フルエンスの正の値だけが、補整装置22 により物理的に実現可能であり、フルエンスの負の値は、物理的に実現不可能な その通路に沿い放射線を吸収した光線28を表す。 したがって、プロセスブロック88で、見積もられた治療シノグ ラム87’のフルエンス値が、正のフルエンス値89に截断される。この截断の 結果として、見積もられた治療シノグラム87’は、もはや所望の線量地図を生 じない。 正のフルエンスプロフィール89を生じる截断からの結果として生じる誤りの 量は、所望の線量地図66からはずれる実際の線量地図90に正のフルエンス値 89を戻し投射することにより決定される。この戻し投射は、式(11)による 正のフルエンス値89および式(4)によるterma地図からフルエンス地図 を計算し、次に、式(7)による核を有するterma地図をたたみ込むことに より達成され、図11のプロセスブロック92により実際の線量地図90を確立 する。 性の仮定は、より正確な実際の線量地図90をつくるようにされない。 線量地図を計算するための患者17へのフルエンスプロフィールの投射は、本 分野での通常の技術を有するものに公知のほかの多くの手順により行われ得る。 実際の線量地図90は、所望の線量地図66と比較されてプロセスブロック9 4により示されるような残りの線量地図96を生じる。好ましい実施態様では、 比較は、実際の線量地図90のそれぞれ :a)所望の線量地図66の対応する値、b)予め定めた上方線量制約数。予め 定めた上方線量制約数は、腫瘍組織76への受け入れられる線量とみなされるし きい数である。明らかに、所望の線量地 図と実際の線量地図との間の差を量的に定めるほかの方法は、当業者にこの説明 から明白であろう。 この比較プロセス94の結果は、図12(a)に示した残りの線量地図96を 生じる。この残りの線量地図96もまたフルエンスプロフィール計算機78(所 望の線量地図66の代わりに)により働かされ得て、誤りフルエンスプロフィー ル98(見積もられた治療シノグラム87の代わりに)を生じ得る。 このようにして生じた誤りフルエンスプロフィール98は、見積もられた治療 シノグラム87’から減算器100により差し引かれて新たな見積もられた治療 シノグラム90が生じる。 図11に示されるように、この新たな見積もられた治療シノグラム87は、予 め定めた繰返回数、プロセスブロック88、92、94および78により繰返し 働かされる。誤りフルエンスプロフィール98の値の大きさは、適当な低い誤り フルエンスプロフィール98が得られるまで図12(b)−(c)に示されるよ うに各繰返しで減少する。 新たな見積もられたフルエンスプロフィール87は、次にプロセスブロック8 8により截断されて上記したように補整装置22を制御するのに用いるように最 終シノグラム91を生じる。 もう一度図6(b)、(c)および(d)を参照して説明すると、図6(a) の所望の線量地図66に従い本発明により得られる線量地図は、1回の繰り返し (図6(b))、2回の繰り返し(図6(c))および複数回の繰り返し(図6 (d))の後示される。図6(d)に示される標的容量の線量の変化は、100 0Cgyのおよその予め定めた上限±2%である。 E.スライスデータを螺旋データに変換 放射線ホットスポットおよび腫瘍に沿う放射線地図を排除するため、螺旋走査 (これでは、放射線ファンビーム14が腫瘍部位を通る螺旋パターンを掃引する ようにガントリ44が回転する時ガントリ44を通る『z軸』に沿って連続的に 並進テーブルが移動される)が、望ましい。螺旋スキャナーも照射時間を減少さ せる:その理由は、並進テーブルの始動と停止の運動が排除されるからである。 それにもかかわらず、螺旋走査の間、患者の一定した並進のため、上記したよう に治療シノグラムが修正されねばならない。 図13(a)−(c)を参照して説明すると、その軸線をガントリ44の回転 軸線45と一致させた簡略化したシリンダ状腫瘍97は、別個のスライス107 、108に分割されている。不透明なマスク16(図1に示してある)により平 行化された照射ウインド109は、腫瘍97がガントリ44を通じて並進される 時腫瘍97のさまざまな部分を画定していて、放射線給源12は、腫瘍97を中 心として回転する。 螺旋走査では、照射ウインド109は、多重隣接スライス(すなわち、スライ スを特定しない)を画定する。0ガントリ位置での図13(a)を参照して説 明すると、照射ウインド109は、スライス107だけを照射し得る。腫瘍97 が並進され、放射線給源12が回転されると、照射ウインド109は、スライス 107と隣接スライス108の両方の一部を画定し始める。図13(b)を参照 して説明すると、90の回転の後、照射ウインド109は、スライス107の 半分とスライス108の半分を画定し得る。図13( c)を参照して説明すると、180の回転の後、照射ウインド109は、スラ イス108を画定するだけである。したがって、螺旋または非スライスの特定の データが、螺旋照射の間補整装置薄片30を制御するようにスライスシノグラム 91から発展されなくてはならない。 腫瘍のさまざまな部分が、さまざまな断面または密度分布を有し得るが、多く の薄い腫瘍スライスに対応するスライスデータが発生されると、隣接スライスの 間の腫瘍の変化は小さくなろう。これらの状況下で、同じガントリ角θに沿って 方向づけられた隣接腫瘍スライスについてのフルエンスプロファイルは実質的に 同様であろう。したがって、同じガントリ角θを共有する隣接フルエンスプロフ ィールの間の内挿は、照射正確性をかなり犠牲にすることなくなさされ得る。 螺旋走査に容易に使用するため連続フルエンスプロフィール『リボン』93へ 最終スライスシノグラム91を変換するのには、螺旋変換モジュール95(図1 1を参照)が、次の加重平均式を用いて適当な螺旋フルエンスプロフィール近似 をつくることができる: ここで、z1は、2つの隣接スライスの1番目であり、z2は、二番目の隣接ス ライスであり、θjは、ガントリ角であり、Ψ(z1、z2、θj)は、ガントリ角 θjから腫瘍スライスz1およびz2の隣接部分を画定するように方向づけられた ファンビーム14のフルエンスプロフィールであり、Ψ(z1、θj)は、ガント リ 角θjからスライスz1に対応する最終スライスシノグラム91からのフルエンス プロフィールであり、Ψ(z2、θj)は、ガントリ角θjからのスライスz2に対 応するスライスシノグラム91からのフルエンスプロファイルである。ファンビ ームが180°の回転後隣接スライスz2のみを画定するまで、ファンビームが 、スライスz1のみを画定して、ガントリが回転する時、変化すると、θj=0° である。したがって、θj=0°(図13(a))で、Ψ(z1、θj)のみΨ( z1、z2、θj)に影響し得る。θj=90°で、(図13(b)を参照)ファン ビーム14の半分がスライスz2に向けられるようにスライスの厚さの半分だけ 並進テーブルが、腫瘍97を移動させると、Ψ(z2、θj)の半分とΨ(z1、 θj)の半分が、Ψ(z1、z2、θj)に影響し得る。 フルエンスプロフィールリボン93が、生成された後、それは、治療活動の間 のほかの利用のためにマスストーレッジシステム64に記憶される。 IV.確認システムの働き 治療活動に先立ち、補整装置22を制御するフルエンスプロフィールリボン9 3が、補整装置制御装置52にロードされる。リボン93は、並進テーブルがガ ントリ44を通って運動する時一連のガントリ角θから腫瘍に向けられるべき複 数のフルエンスプロフィールからなる。それぞれのフルエンスプロフィールが、 ファンビーム14の各光線28についての所望の強度データからなる。フルエン スプロフィールリボン93データにより指示される補整装置制御装置52は、下 記するようにさまざまな放射線強度をもたらす放射線ビーム14から薄片30を 出入りするように駆動する。 図3、4および5を参照して説明すると、補整装置制御装置52が、開いた状 態と閉じた状態との間で薄片30を駆動すると、各薄片30のトリガ部材19が その関連する光路33から出入りするように駆動される。トリガ部材19が光路 33をさえぎると(すなわち、薄片30が閉じた状態にあると)、光検出器15 は、薄片30が閉じた位置にあることを示す実際の位置信号を発生させる。トリ ガ部材19が光路33の外にあると(すなわち、薄片30が開いた状態にあると )、光検出器15は、薄片30が開いた状態にあることを示す実際の位置信号を 発生させる。 ソフトウエアーで実現される誤り検出器(図示せず)は、コンピュータ51で 走り、実際の位置信号を、補整装置制御装置52により発生された所望の位置信 号と比較して薄片30の動きの誤りを確認する。薄片30が所望の位置信号によ り示される位置を想定できないと、補整装置制御装置52はアクチュエータ32 が働かなかったと推定する。 アクチュエータ32が働かないと、主要アクチュエータ32を迂回させバック アップアクチュエータ35を指示することを開始するように補整装置制御装置5 2がその信号を指示する。このように、薄片の運動手段が治療プロトコールの遅 れを必要としないであろうシステムに、あるレベルの冗長度が、加えられる。 両方のアクチュエータ32、35が働かない場合、ばね39が、薄片30を閉 じた状態に偏倚し、薄片30がその関連した光線28を閉ざす。このようにして 、制御されない光線28が患者に方向づけられる開いた状態で動かなくなる薄片 30の可能性は減少される。 システムは、アラームを備えて、アクチュエータ32、35の一方または両方 が働かない時を示すようにしてもよい。しかしながら、同じ薄片30と関連した 両方のアクチュエータ32、35の不作動でも、薄片30がその閉じた位置に偏 倚されると、治療活動は、継続し得る。閉じた薄片30は、関連したビーム光線 28がまったくは閉ざされてないので放射線に過剰被爆する危険をもたらさない 。薄片30の不具合により腫瘍により吸収された実際の放射線の不足は、後の治 療活動に補償され得る。 図14を参照して説明すると、簡略化した補整装置22が示されていて、確認 システム71では、補整装置22がファンビーム14を8つの隣接光線に分割す る8つだけの減衰薄片30を有している。 治療確認システム59の一部として、補整装置22と患者17との間に配置さ れた第1の多重セグメントイオンセグメント47は、8つのチャンバセグメント 49を有していて、各セグメント49は 、ファンビーム14の8つの光線28のうちの1つの直接内部にある。各セグメ ント49は、それにより遭遇した光線フルエンスを示すプレ患者フルエンス信号 または測定された光線フルエンス信号55を生じる。 患者17の反対側の放射線給源12に向き合うファンビーム14内に配置され た第2の多重セグメントイオンチャンバ53は、第2のグループの8つのチャン バセグメント54からなり、各セグメント54は、患者17を通る1つの光線28 cをさえぎる。これらのセグメント54は、患者17の厚さを横断した光線28 ’のフルエンスを示すポスト患者フルエンス信号57を生じる。 測定された光線フルエンス55が、2つの明確な目的に対して確認システム7 1により用いられる。まず、図15を参照して説明すると、比較器モジュール1 01は、コリメータ22の各薄片30により発生される所望の光線フルエンスを コンピュータ51から受け取る。さらに、比較器モジュール101(図15を参 照)は、第1のイオンチャンバ49により発生された測定された光線フルエンス 55を受け取る。所望の光線フルエンスを測定された光線フルエンス55と比較 することにより、比較器モジュール101は、各ガントリ角θで各薄片30に対 して異なる値102を発生する。 リミットモジュール104は、異なる値102が穏当な限界外にあり患者17 に対して危険であるかどうかを決定する。その場合、補整装置制御装置52は、 治療活動の間主要アクチュエータ32とバックアップアクチュエータ35の両方 を止める。アクチュエータ32、35を止めておいて、偏倚ばね39(図4を参 照)は、薄片を閉じた位置に押しやり、光線28を閉ざし、起こり得る放射線の 危険を排除する。 差の値102が最少であると、または、測定された光線フルエンス55が、所 望の光線フルエンスよりも少ないと、差は、第2の光線28の光線強度と異なる ガントリ角とを調節することにより補正され得る。 図7を参照して説明すると、上記したように、腫瘍のボエクセル74により吸 収された全放射線がボエクセル74に向け多くの光線28に沿って向けられた放 射線の合計であり、所望の光線フルエンスと測定された光線フルエンス55との 間の不一致は、第1の光線に隣接する第2の光線28のフルエンスを調節するこ とにより補正され得る。第2の光線28のフルエンスを減少させることは、ボエ クセル74に伝えられる全放射線の量子を減少させる。同様に、第2の光線28 のフルエンスを増加させることは、ボエクセル74に伝えられる全放射線の量子 を増加させる。このようにして、所望の光線フルエンスと測定された光線フルエ ンスとの間の比較的に小さな不一致は、除去され得て、より正確な治療活動をも たらす。 第2に、測定された光線フルエンス信号55は、ポスト患者フルエンス信号5 7と関連して用いられて断層X線写真撮影吸収像を減ずる。患者17に入る各光 線28のフルエンスと患者17をでる各光線28’のフルエンスを知ることによ り、簡単な引き算の計算が、どのぐらいの放射線が光線28の通る患者17内の 組織により吸収されるかを示す吸収値を生じる。並進テーブルが単一位置にある 間ガントリ角に沿って方向づけられた光線28をすべて一緒にすることにより、 テーブルオリエンテーションとその角θについての吸収プロフィールが構成され 得る。 ファンビーム14が腫瘍部位を通る螺旋パターンを掃引する螺旋治療活動の間 に集められるデータは、スライスについて特異的でない。螺旋としてではなくス ライスとして断層X線写真撮影像を見ることが最も有利なので、螺旋データは、 スライス特異性データに変換される。 コンピュータ51は、2回目に螺旋変換モジュール95を用いて螺旋データを スライスフルエンスデータに変換する。それぞれの腫瘍スライスは、2つの隣接 腫瘍スライス(1つは前で1つは後)と吸収プロフィールを共有するので、次の 加重平均式が用いられ得る: ここで、z1は、第1の主要スライスであり、Z3は、第2の主要スライスであ り、z2は、z1とz3との間の第3の主要スライスであり、Ψ(z2、θj)は、 ガントリ角θjでの腫瘍スライスについての吸収プロフィールであり、Ψ(z1、 Z2、θj)は、ガントリ角θjでのスライスz1とz2の隣接部分の間に検出され る吸収プロフィールであり、Ψ(z2、z3、θj)は、θjが0°と360°との 間で変化するガントリ角θjでのスライスz2とz3との間で検出される吸収プロ フィールである。 各種ガントリ角θに相当するスライス吸収プロフィールが各腫瘍について計算 された後、断層X線写真撮影再形成技術が用いられてディスプレイユニット63 上に見られるように複数のスライスの特定の断層X線写真撮影吸収像を生じるよ うに用いてもよい。 治療立案目的に対して本分野で用いられる標準的等線量曲線がコンピュータ5 1により用いられ得て各光線28の通る組織の深さに沿う放射線吸収のさまざま なレベルが確立され得る。 複数の吸収プロフィールを戻し投射し(ビーム14がスライスに向けられる各 ガントリθについて1つのプロフィール)、各光線28内の放射線吸収のレベル を同時に受け入れる(account for)ことにより、断層X線写真撮影 吸収像が、断層X線写真撮影X線像形成で用いられるのと同様にして構成され得 る。 放射線学者が、腫瘍のスライス内の放射線量吸収を測定する断層X線写真撮影 吸収像を用いることができる。これらの像は、さらに正確な診察技術を開発する ためおよび腫瘍の大きさおよび寿命への放射線の特別な影響を研究するためにも 使用され得る。 図16を参照して説明すると、本発明により用いるのに適当な放射線治療ユニ ット110の第2の実施態様は、焦点118から出て患者(図示せず)に向けら れた全体的に円錐の放射線ビーム114’を生じる放射線給源112を含む。円 錐ビーム114’は、平行化されてファンビーム平面120を中心とした全体的 に平面のファンビーム114を形成する。 第1の実施態様の場合のように、補整装置122は、患者により放射線が受け いられるのに先立って、ファンビーム114の中にありファンビーム平面120 を中心としている。しかしながら、第2の実施態様の補整装置122は、ビーム 114の両側でその厚み部分(thicikness)115の縁123を十分 越えて延長して上方レベル125を有するラック124を含んでいる。 図17を参照して説明すると、ラック124の上方レベル125 は、対応する数の等間隔の台形薄片128を滑動可能に受け入れる1組のスリー ブ126を有している。各薄片128は、密な、放射線不透過性材料、例えば、 鉛、タングステン、セリウム、タンタルまたは関連する合金からつくられている 。 スリーブ126は、放射線半透過性材料からつくられていて、焦点118に関 して固定された装着板136に一体的に取りつけられている。装着板136は、 丈夫な放射線不透過性材料からつくられていて、ファンビーム114の外に位置 していて、ファンビーム114を干渉するのを防ぐ。 上方のレベルの薄片128は、一緒になって焦点118の回りで一定の半径の 弧を形成している。薄片128が閉じた位置にあると、1つの薄片128の幅よ りもわずかに薄い薄片ギャップ130が、各2つの隣接薄片128の間に存在す る。薄片128と薄片ギャップ130は、ファンビーム114をオフセット角で 1組の隣接するスラブ様光線138に分割する。薄片128を照射する光線13 8は減衰され、薄片128の間に向けられたものは、減衰されずに上方レベル1 25を通る。 図16と17を参照して説明すると、ラック124は、また、ビーム114の 厚み部分115の縁を通って延長する下方レベル132を含む。下方レベル13 2は、上方レベル125と患者との間に配置されている。上方レベル125のよ うに、下方のレベル132は、対応する第2の数の等間隔の台形薄片134を受 け入れる第2の組のスリーブ135を有する。スリーブ134は、スリーブ12 8と同じ材料からつくられている。 第2のラック132の各スリーブ135は、上方レベル125の 薄片ギャップ130の下に配置され、ビーム114の中心に位置している。下方 レベル132の各薄片134は、その上方の側面に並んだ薄片128に重なる寸 法とされ焦点118から見た時それは放射線漏れを防ぐようになっている。しか しながら、上方レベル125の薄片128と下方レベル132の薄片との重なり は、わずかであるので、非常にわずかな光線138が両方の薄片により減衰され る。両方のレベルの薄片128、134は実質的に同じ厚さであるか、あるいは 、閉じた位置にある時のその関連した光線138を完全に閉ざすのに少なくとも 十分な厚みである。 図16および19(a)−(c)を参照して説明すると、両方のレベル125 のスリーブ126は、ファンビーム114の通路から完全にはずれてファンビー ム114のいずれかの側に薄片128が滑動可能でかつスリーブ126を案内可 能な寸法となっている。スリーブ126は、『第1の開いた状態』(図19(a ))(この場合、薄片128がビーム114の一方の側に位置していてビームの 1つの光線138の遮断されない進行を許容する)と、『閉じた状態』(図19 (b))(この場合、薄片128はビームの1つの光線138を閉ざしてスリー ブ126の中央に位置される)と、『第2の開いた状態』(図19(c))(こ の場合、ビーム114の向かい合う側の薄片128が、ビームの光線138の遮 断されない進行を許容する)との間で薄片128を案内する。 図18を参照して説明すると、薄片128、134は、薄片128、134の 縁に沿って形成された切欠き142に嵌合した案内レール137によりスリーブ 126、135内で案内される。切欠き142は、案内レール137が2つの開 いた状態と1つの閉じた状 態の間の運動中スリーブ126、135内で薄片128、134を滑動可能に保 持するのを許容する。 図16を再度参照して説明すると、各薄片128および134は、柔軟なリン ク140により薄片128および134に接続された対応するエアシリンダ13 9の手段によりその開いた状態と閉じた状態との間で迅速に運動させられ得る。 エアシリンダ139は、供給ホース141を通じてシリンダ139に圧縮空気に より連結されたシリンダ139の両端の間で高速に運動され得る内部ピストン( 図示せず)を有している。供給ホース141は、下記の補整装置制御装置(図1 6または17に示してない)により供給される。エアシリンダ139は強い力を 薄片128、134に供給し得て、閉じた状態と2つの開いた状態の間でそれら を迅速にかつ独立的に運動させる。 図16および17に最もよく見られるように、2つのソレノイドストップ14 3がそれぞれの薄片128、134と関連づけられている。1対のソレノイドス トップ143は、1つのストップ143をビーム厚み部分115のそれぞれの縁 123の外にして、上方レベル125上の各スリーブ126の上に配置されてい る。同様なアセンブリ143は、1つをビーム厚み部分115のそれぞれの縁1 23の外にして、下方レベル132上の各スリーブ135の下に配置されている 。ソレノイドストップ143は、下記に詳述するように、ファンビーム114内 の薄片128、134の正確な位置決めを確実にするように用いられる。 図20を参照して説明すると、各ストップ143は、付勢されるとばね150 の力に抗して同心的に位置した電機子145を吸引す る電気ソレノイドコイル144を有している。柔軟なコネクタ147は、コイル が付勢されたとき電機子により引っ込められるようにストップ143から突出し ている停止シャフト148に電機子145を接続する。各ソレノイドストップ1 43は装着ブラケット146によりラック124のそのそれぞれのストップ14 3にしっかりと固着されている。電機子145上のフランジ149は、それ自体 とコイル145の下側との間でばね150を保ち、コイル144が付勢を解かれ るとストップ143から停止シャフト148がはずれるように偏倚する。 柔軟なコネクタ147は、長手方向に剛直であるが横方向に柔軟であり、説明 されるようにその関連する薄片128、134による衝撃により停止シャフト1 48に加えられるトルクを吸収する。停止シャフト148は、コリメータ薄片1 28、134との繰り返される衝突の圧力の下で曲がらないような硬質だが弾力 性の材料からつくられている。 図19(b)に見られるように、ソレノイドコイル144が付勢されないと、 ばね150は、ラック124のシャフト穴153を通りスリーブ126、薄片の 運動の通路へと停止シャフト148を強制するコイル144からはずれるように 電機子145を偏倚する。ソレノイドコイル144が付勢されると、電機子14 5がコイル144の中へそして薄片の通路の外へと引っ込む。 図19(a)−(c)を参照して説明すると、放射線治療の間、ストップ14 3は、停止シャフト148をスリーブ中に突出させ、その関連した薄片128を その3つの定常状態位置(閉じた位置(19(b))、第1の開いた位置(19 (a))および第2の開い た位置(19(c)))の1つに施錠させて、ほとんどの時間付勢されないでい る。 薄片が、第1の開いた位置(図19(a))から閉じた位置(図19(b)) に運動すると、補整装置制御モジュール158は、ストップシャフト148aを スリーブ126の上方で外側へと出るように運動させて薄片を閉じた位置に運動 させる第1のソレノイドストップ143aをまず付勢する。高圧空気がエアシリ ンダ139に向けられ薄片128を閉じた位置に向け押しやる(図19(b)を 参照)。薄片128は、光線138の全厚み部分115を閉ざす閉じた位置に止 められた第2の停止シャフト148bを打つ。停止シャフト148bは、薄片1 28が正確に位置決めされることを確実にする。次に第1のソレノイドストップ 143aが、付勢が解かれ、圧縮負荷のかけられたばね150が広がりスリーブ 126の中へと停止シャフト148aを押し下げて戻す。この時点で、両ソレノ イドストップ143a、143bの停止シャフト148a、148bは、スリー ブ126内にあり、薄片128の縁に当接している。両方のソレノイドストッブ 143a、143bを付勢を解いておいて、薄片128がかく乱力に抗して閉じ た位置に確保される。 同様に、第2の開いた位置に薄片128を運動させるため、第2のストップ1 43bが付勢され、停止シャフト148bがスリーブ126から引き出される。 薄片128が第2の開いた位置に押しやられる(図19(c)参照)。第2のス トップ143bが、付勢を解かれ、停止シャフト148bがスリーブ126の中 へ押されて薄片128をビームの外へ施錠する。 次に説明するように、ビーム厚み部分115の一方の側から他方 の側に開いた状態を交互させることにより、光線138(すなわちビーム114 )の厚み部分115に沿う特徴的な勾配減衰が排除され得る。 図21(a)を参照して説明すると、薄片128が閉じた状態にあると、ファ インビーム厚み部分115を全部閉ざすことにより、患者により受け入れられる 放射線の初期的な累積強度はゼロである。薄片128が第1の開いた状態に移動 している時(図21(b)参照)、受け入れられた放射線の累積強度は暴露(e xposure)されるべき第1の区域での開始を増加する。薄片128が図2 1(c)の第1の開いた状態に達する時間までに、ビーム厚み部分115を横断 する受け入れられた放射線121の勾配がある。 薄片128が図21(d)のような閉じた状態に戻り始めると、勾配減衰12 1は、第1の開いたサイクルの後にあった2倍の急勾配となるまでより急勾配と なる(図21(e)参照)。 次のサイクルで、薄片128が図21(f)のような第2の開いた状態に動か されると、前のサイクルのように正確な方向が、反対の勾配121を生じる。2 つのサイクルの勾配が、合わさると、ビーム厚み部分115を横断して方向づけ られる光線の生じる累積強度119が図21(g)のように均一となる。 図19(a)−(c)を再び参照して説明すると、薄片128がビーム厚み部 分115を通って進む時に薄片128の速度が一定の時のみ、薄片128の交互 する運動がビーム115の厚みを横断する均一な放射線暴露をもたらすことに注 目されるべきである。一定の薄片速度なしで、ビーム厚み部分115を横断する 放物線状暴露プロフィールが、交互する開いたサイクルの暴露が加えられた時に もたらされる。 実際上、薄片128がビーム幅を通って進行するときの薄片128のいくらか の加速を受け入れられる得るが、理想的には、ビーム114が完全に閉ざされる かまたはまったく減衰されないで薄片128の加速のほとんどが起こるであろう 。薄片の加速は、ビーム厚み部分115の両側の第1の加速度ギャップ133a および第2の加速度ギャップ133bに備えるようにソレノイドストップ143 をビーム厚み部分115の外に位置させ、薄片128をビーム厚み部分115よ りも幅広い形状とさせることによりこれら2つの条件に限定され得る。 さらに図19(a)−(c)を参照して説明すると、薄片128が第1の開い た状態(図19(a))から閉じた状態(図19(b))に運動すると、薄片1 28の先導縁129が第1の加速度ギャップ133aを通りビーム厚み部分11 5に入る前に、それは、静止位置から一定の速度まで加速される。先導縁129 が、ビーム厚み部分115を横断して運動すると、それが第2の停止シャフト1 48bを打つまでその速度は一定である。先導縁129が第2の加速度ギャップ 133b内にきて、追尾縁131が第1の加速度ギャップ133a内にくる後に 、薄片128が減速される。 閉じた位置(図19(b))で、薄片128が全ビーム厚み部分115および 両速度ギャップ133a、133bを閉ざす。閉じた状態(図19(b))から 開いた状態(図19(c))に運動し、薄片128は、追尾縁131が第1の加 速度ギャップ133aを出る前に、その閉じた静止位置から一定の速度まで加速 される。薄片縁129、131が加速度ギャップ内にある期間まで加速と減速を 制限することは、第2の開いた状態から閉じた状態までの運動時と、閉じた状態 から第1の開いた状態までの運動時にも守られる。 最適加速度ギャップ寸法133が加速度ポテンシャルとは無関係であり、ビー ム厚み部分115の1/4であることが分かった(追加参照)。したがって、閉 じた状態の時に薄片128が両ビーム厚み部分115および両加速度ギャップ1 33を閉ざすのには、薄片128がビーム厚み部分115の1.5倍の長さに理 想的にはつくられる(図19(a)−(c)参照)。 ビーム厚み部分115よりも幅の広い薄片128の使用は、ストップ143が 簡単な薄片減速機構を与えることを可能とする。薄片128がその第1の開いた 状態(図19(a))から閉じた状態(図19(b))に移動される時、停止シ ャフト148bによる衝撃で、薄片128が、一時的に、停止シャフト148b から跳ね返る。ピストン圧力は、衝撃薄片縁129がその関連した薄片ギャップ 133b内にとどまる位置へ『薄片跳ね返り』を制限し続ける。このように、減 速は、受け入れられる薄片128の位置に制限されよう。 好ましくは、この第2の補整装置実施態様110は、図5と関連して上記した 放射線治療ハードウエアーを使用し、図10と11と関連して上記した治療立案 ソフトウエアーを用いる。 以上の説明は、本発明の好ましい実施態様についての説明である。多くの変形 が本発明の精神と範囲から逸脱することなくなされ得ることが当業者に思い浮か ぼう。例えば、像再形成装置60は、断層X線写真撮影放射線誤り像を形成する ように断層X線写真撮影吸収像と比較するために断層X線写真撮影所望フルエン スをつくり得 る。誤り像は、不十分な放射線を訂正するために螺旋照射プロセスを繰り返すよ うに使用され得る。明らかに、放射線治療を立案する方法は、特定の放射線給源 に限定されずに、個々の減衰された放射線光線に分解され得る放射線給源と共に 使用され得る。さらに、計算された断層X線写真撮影システムは、放射線治療機 器と共に組み入れられる必要はないが、別個のそのような機器が使用され得る。 ターマ値とフルエンス値との間の関係は、患者の一定の密度を仮定し得て照射さ れた区域の正確な断層X線写真撮影走査の必要を排除する。 第2の実施態様のエアシリンダ139は、薄片128、134を減速させ、状 態間の薄片の運動中の停止シャフト衝突での薄片摩滅(leaf wear)と 『薄片跳ね返り』の影響を制限するように構成され得る。図19(a)−(c) を参照して説明すると、薄片128が第1の開いた状態(図19(a))から閉 じた状態(図19(b))に移動される時、先導縁129がビーム厚み部分11 4を通ると、関連したエアシリンダ139は、先導縁129が停止シャフト14 8bに当たる前に、薄片128を遅くさせる遮断パルスを発生させ得る。同様な 減速パルスが各薄片運動の終わりで使用され得て薄片と停止シャフトの摩滅を制 限する。本発明の範囲に入るであろうさまざまな実施態様を一般国民に通知する ため、以下に請求の範囲を示す。 追加 加速と最適加速度ギャップ 治療立案は、与えられたガントリ角で定まった強度を持つ多数の不連続なビー ムを仮定している。事実、放射線治療は、一定のガントリ回転を伴う連続性を基 礎として行われる。1組の不連続ビームに近似する照射を生じさせる薄片コリメ ータについて、薄片サイクル時間は、理論的不連続ビームの角の間でガントリが 運動するのに必要な時間と比較される小ささでなくてはならない。そのガントリ 運動についての時間tbeamは、次により与えられる: ここで、Tは、全治療ビームオン時間(beam−on time)、ΔZは、 アイソセンタでのスライスの厚みであり、Lは、フィールド(多くのスライスの 合計である)の長さであり、Bは、完全回転についての不連続なガントリ角の数 (これは、CTデータ獲得(acquisition)での投射角の数に相当す る)である。 伝達され得る最少ビーム強度(時間tbeamのすべてに対し閉じられた薄片を有 する以外)は、フィールドを開き次にすぐそれを閉じるのに要する時間である最 少スイッチング時間(switching time)Δtに依存する。最も早 いスイッチングについては、閉じ時間は、開き時間と同じであるべきである。コ リメータ運動の速度が一定であるなら、図21(c)に示されるようなフィール ドでより一様性があり得る。スイッチングの間の平均ビーム強度は 、ビームが開いている時の強度の1/2である。一定速度は、フィールドが暴露 される前にコリメータが所望の速度まで加速しなくてはならないことを意味する 。 最少スイッチング時間は、3つの成分からなる: 1.速度まで加速するに要する時間。 2.コリメータがフィールドを完全に横断するに要する時間。 3.ゼロ速度に減速する時間。 一定加速の大きさについて、減速時間は加速時間に等しい。 最少強度は、次式により与えられる: sは、コリメータが開いているフィールドを横断するのに要する時間であり、ta ccel は、コリメータが一定速度まで加速する(または静止するまで減速する)の に要する時間である。一定横断速度vおよび加速度a、時間tcrossおよびtacc el は、簡単な運動学上の比により説明される。式2は次のようになる: ここで、Δzは、コリメータジョーの物理的な距離である。これは、イソセンタ ーに投射されたスライス厚みΔZで表わすことができる。 ここで、SCDは、給源−コリメータ距離であり、SADは、給源−軸線距離で ある。式3を速度に関して微分すると、最適速度υoptに関してとくことができ る: 最適速度に代入すると、最少強度Φminは、次により与えられる: 不連続ビーム位置で出される最大フルエンスは、ちょうど、次に 最少フルエンスの最大フルエンスに対する比は、式6の式7に対する比である : 最適スイッチング時間toptは、次により与えられる: υoptでの代入は、次を与える: 最適スイッチング時間は、一定速度でフィールドを完全に開き、一定加速で静止 するまで減速し、フィールドを閉じる働きを直ちに逆転させてこのシーケンスの 間に出される最少量のフルエンスがある時間であることに気づかれたい。 コリメータがビームを横断する前に一定の加速が起こる最適距離が次により与 えられる: したがって、図4(a)−(c)を参照して説明すると、ファンビーム厚み部分 115のいずれかの側の加速度ギャップ133(Z’opt)は、ファンビーム1 15の厚みの1/4であるべきである。最適距離Z’optは加速度と無関係であ ることに注目されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,JP (72)発明者 マツキー,トーマス ロツクウエル アメリカ合衆国 53711 ウイスコンシン マデイソン ラベンスウツド ロード 2310 (72)発明者 ホルメス,テイモシー アメリカ合衆国 53717 ウイスコンシン マデイソン オーク グレン コート 18 【要約の続き】 ざすビーム内の閉じた状態と、ビームの他方の側の第2 の開いた状態との間で運動される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.所定のガントリ角で患者に向けられた放射線ビームを生じさせる放射線給 源を有する放射治療装置において、前記ビームが複数の隣接光線を含み、制御装 置が: 放射線給源と患者との間に配置されていてビームのそれぞれの光線のフルエン スを独立的に制御する減衰手段; 第1のガントリ角で第1の所望の光線フルエンスに従って減衰手段を制御する 補整装置制御装置; 複数のモニタセグメントを有し患者と減衰手段との間に配置されたプレ患者モ ニタであり、隣接モニタセグメントがビームの隣接光線により画定されていて、 各セグメントがセグメントを画定する光線の測定されたフルエンスに比例するフ ルエンス信号を発生するプレ患者モニタ: 光線の所望のフルエンスを測定されたフルエンスと比較して差の値を発生させ る比較手段;および 差の値が予め定めた誤差の範囲外にあるときに誤り信号を発生するリミット手 段 を具備してなる制御装置。 2.リミット手段が、また: 測定されたフルエンスが所望のフルエンスに関して高すぎるが予め定めた誤差 の範囲内であることを示す高い信号;および 測定されたフルエンスが所望のフルエンスに関して低すぎるが予め定めた誤差 の範囲内であることを示す低い信号 を発生する請求項1記載の制御装置。 3.補整装置制御装置がリミット手段から信号を受け取り、減衰手段と連絡し て: 高い信号の受け取りに応答して第2のガントリ角で第2の所望のフルエンスを 減少させ;そして 低い信号に応答して第2のガントリ角で第2の所望のフルエンスを増加させる 請求項2記載の制御装置。 4.減衰手段が: 複数の放射線減衰薄片; 放射線給源と患者との間に全体的に位置決めされていて、各薄片がビームの1 つの光線を閉ざす放射線ビーム内の閉じた状態と、光線の遮断されていない通路 を許容する放射線ビームをはずれた開いた状態との間で薄片を案内するための支 持構造体;および 開いた状態と閉じた状態との間でそれぞれの薄片を独立的に運動させて、各光 線の所望のフルエンスを生じる開−閉比をもたらすための、制御手段と連絡した モチベーション手段 を含む請求項1記載の制御装置。 5.支持構造体が: 薄片がビームの1つの光線を閉ざす放射線ビーム内で中心に位置した閉じた状 態と; 薄片を1つの光線の第1の側の放射線ビームの外側にずらした第 1の開いた状態と; 薄片を1つの光線の第2の側の放射線ビームの外側にずらした第2の開いた状 態と; の間で薄片を案内し;そして ここで、モチベーター手段が各薄片を第1の開いた状態と閉じた状態の間およ び閉じた状態と第2の開いた状態との間で交互に運動させる 請求項4記載の制御装置。 6.第1の開いた状態と第2の開いた状態にある薄片が予め定めた加速距離だ けビームから離隔されている請求項5記載の補整装置。 7.加速距離が、薄片の運動の通路に沿って測定したビームの厚みの1/4に 等しい請求項6記載の補整装置。 8.薄片の運動の通路に沿って測定した薄片の幅が、ビームの厚みの11/2倍 の長さである請求項7記載の補整装置。 9.複数の放射線を減衰する薄片が、第1の複数の放射線を減衰する薄片と第 2の複数の放射線を減衰する薄片とを含み、支持構造体は、各薄片がビームの1 つおきの光線を閉ざす閉じた状態と放射線ビームをはずれた開いた状態との間で 第1の複数の薄片を案内する第1の支持構造体、および第1の複数の薄片が閉じ た状態にあるときに第1の複数の薄片により閉ざされていないビームの光線を各 薄片が閉ざす閉じた状態と閉じた状態の第1の複数の薄片が閉じた状態の第2の 複数の薄片よりも放射線給源に近く位置している放射線ビームの外側の開いた状 態との間で第2の複数の薄片を案内する第2の支持構造体を含んでいる請求項4 記載のコリメータ。 10.ガントリ角で患者に向けられた放射線ビームを生じる放射線給源を有す る放射治療装置において、前記ビームが複数の隣接光線を含み、制御装置が: 複数の放射線を減衰する薄片; 放射線給源と患者との間に全体的に位置決めされていて、各薄片がビームの1 つの光線を閉ざす放射線ビーム内の閉じた状態と、光線の遮断されてない通行を 許容する放射線ビームをはずれた少なくとも1つの開いた状態との間で薄片を案 内するための支持構造体; 各薄片に力を独立的に働かせて開いた状態と閉じた状態との間で各薄片を動か すモチベーション手段; 各薄片が閉じた状態にある期間の各薄片が開いた状態にある期間に対する所望 の比を制御してビームの各光線の平均フルエンスを制御するモチベーション手段 と連絡している補整装置制御装置; いつ各薄片が複数の開いた状態のうちの1つにあるか、また、いつ各薄片が閉 じた状態にあるかを測定し、そして薄片が開いた状態にある期間の各薄片が閉じ た状態の期間に対する実際の比を生じる位置センサ;および 実際の比を所望の比と比較して誤り信号を発生する誤り検出器を具備してなる 制御装置。 11.支持構造体が: 薄片がビームの1つの光線を閉ざす放射線ビーム内で中心に位置した閉じた状 態と; 薄片を1つの光線の第1の側の放射線ビームの外側にずらした第1の開いた状 態と; 薄片を1つの光線の第2の側の放射線ビームの外側にずらした第2の開いた状 態と; の間で薄片を案内し;そして モチベーター手段が各薄片を第1の開いた状態と閉じた状態の間および閉じた 状態と第2の開いた状態との間で交互に運動させる請求項10記載の制御装置。 12.第1の開いた状態と第2の開いた状態にある薄片が予め定めた加速距離 だけビームから離隔されている請求項11記載の補整装置。 13.加速距離が、薄片の運動の通路に沿って測定したビームの厚みの1/4 に等しい請求項12記載の補整装置。 14.薄片の運動の通路に沿って測定した薄片の幅が、ビームの厚みの11/2 倍の長さである請求項13記載の補整装置。 15.複数の放射線を減衰する薄片が、第1の複数の放射線を減衰する薄片と 第2の複数の放射線を減衰する薄片とを含み、支持構造体は、各薄片がビームの 1つおきの光線を閉ざす閉じた状態と放 射線ビームをはずれた開いた状態との間で第1の複数の薄片を案内する第1の支 持構造体、および第1の複数の薄片が閉じた状態にあるときに第1の複数の薄片 により閉ざされていないビームの光線を各薄片が閉ざす閉じた状態と閉じた状態 の第1の複数の薄片が閉じた状態の第2の複数の薄片よりも放射線給源に近く位 置している放射線ビームの外側の開いた状態との間で第2の複数の薄片を案内す る第2の支持構造体を含んでいる請求項14記載のコリメータ。 16.各薄片をモチベーション手段からの力のない閉じた状態に保つ複数の偏 倚手段をも含んでいる請求項10記載の制御装置。 17.ガントリ角で患者に向けられた放射線ビームを生じる放射線給源を有す る放射治療装置において、前記ビームが複数の隣接する光線を含んでなり、前記 装置が放射線給源と患者との間に配置されていて、ビームのそれぞれの光線のフ ルエンスを独立的に制御する減衰手段を有し、確認システムが: 減衰手段と患者との間に全体的に配置されていて患者に入る前のビームの各光 線のプレ患者フルエンスを測定するためのプレ患者モニタ;および 患者に関してプレ患者モニタに対向していてファンビーム内に全体的に配置さ れ、患者を出るビームの各光線のポスト患者フルエンスを測定するためのポスト 患者モニタ を具備してなるシステム。 18.プレ患者フルエンスをポスト患者フルエンスと比較して各 光線についての吸収値を生じる吸収計算機をさらに含み、前記吸収値が与えられ たガントリ角でファンビームについての吸収プロフィールを一緒に与える請求項 17記載のシステム。 19.患者の断層X線写真撮影吸収像をつくりだす複数のガントリ角からの吸 収プロフィールを受け取る再形成手段 をさらに含む請求項18記載のシステム。
JP50208495A 1993-06-09 1994-06-08 確認システムを有する放射治療用の多重薄片放射線減衰器 Expired - Lifetime JP3553943B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/071,743 US5351280A (en) 1992-03-19 1993-06-09 Multi-leaf radiation attenuator for radiation therapy
US08/074,185 US5394452A (en) 1992-03-19 1993-06-09 Verification system for radiation therapy
US08/074,185 1993-06-09
US08/071,743 1993-06-09
PCT/US1994/006487 WO1994028974A2 (en) 1993-06-09 1994-06-08 Multi-leaf radiation attenuator for radiation therapy with verification system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08511451A true JPH08511451A (ja) 1996-12-03
JP3553943B2 JP3553943B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=26752614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50208495A Expired - Lifetime JP3553943B2 (ja) 1993-06-09 1994-06-08 確認システムを有する放射治療用の多重薄片放射線減衰器

Country Status (6)

Country Link
US (2) US5394452A (ja)
EP (3) EP0773042B1 (ja)
JP (1) JP3553943B2 (ja)
DE (3) DE69410463T2 (ja)
IL (1) IL109962A (ja)
WO (1) WO1994028974A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5338000B1 (ja) * 2012-06-15 2013-11-06 株式会社アキュセラ リアルタイム3次元放射線治療装置
JP2018518675A (ja) * 2015-06-10 2018-07-12 リフレクション メディカル, インコーポレイテッド 高帯域幅バイナリマルチリーフコリメータ設計

Families Citing this family (154)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5317616A (en) * 1992-03-19 1994-05-31 Wisconsin Alumni Research Foundation Method and apparatus for radiation therapy
US5596619A (en) * 1992-08-21 1997-01-21 Nomos Corporation Method and apparatus for conformal radiation therapy
US5418827A (en) * 1993-06-18 1995-05-23 Wisconsin Alumino Research Foundation Method for radiation therapy planning
US5528651A (en) * 1994-06-09 1996-06-18 Elekta Instrument Ab Positioning device and method for radiation treatment
DE19508228B4 (de) * 1995-03-08 2005-12-29 Brainlab Ag Verfahren zur Bestrahlung eines in einem Zielobjekt liegenden Zielpunktes
US5555283A (en) * 1995-06-07 1996-09-10 Board Of Regents Of The University Of Texas System Computer-controlled miniature multileaf collimator
US6345114B1 (en) * 1995-06-14 2002-02-05 Wisconsin Alumni Research Foundation Method and apparatus for calibration of radiation therapy equipment and verification of radiation treatment
US5754622A (en) * 1995-07-20 1998-05-19 Siemens Medical Systems, Inc. System and method for verifying the amount of radiation delivered to an object
US5591983A (en) * 1995-06-30 1997-01-07 Siemens Medical Systems, Inc. Multiple layer multileaf collimator
US5847403A (en) * 1995-06-30 1998-12-08 Siemens Medical Systems, Inc. System and method for reducing radiation leakage with intensity modulated treatments
US5724403A (en) * 1995-07-20 1998-03-03 Siemens Medical Systems, Inc. Virtual compensator
GB9520564D0 (en) * 1995-10-07 1995-12-13 Philips Electronics Nv Apparatus for treating a patient
US5818902A (en) * 1996-03-01 1998-10-06 Elekta Ab Intensity modulated arc therapy with dynamic multi-leaf collimation
US5602892A (en) * 1996-03-21 1997-02-11 Llacer; Jorge Method for optimization of radiation therapy planning
IL119283A0 (en) * 1996-09-19 1996-12-05 Elscint Ltd Adaptive filtering
JP2001507954A (ja) * 1996-10-24 2001-06-19 ノモス・コーポレーシヨン 放射照射線量決定の立案法およびその装置
US6005919A (en) 1996-10-25 1999-12-21 Radionics, Inc. Jaw and circular collimator
WO1998030980A1 (en) * 1997-01-14 1998-07-16 Edholm, Paul Technique and arrangement for tomographic imaging
US5771270A (en) * 1997-03-07 1998-06-23 Archer; David W. Collimator for producing an array of microbeams
US6052430A (en) * 1997-09-25 2000-04-18 Siemens Medical Systems, Inc. Dynamic sub-space intensity modulation
IL121866A (en) 1997-09-29 2000-11-21 Ein Gal Moshe Multiple layer multileaf collimator
US6636622B2 (en) 1997-10-15 2003-10-21 Wisconsin Alumni Research Foundation Method and apparatus for calibration of radiation therapy equipment and verification of radiation treatment
US6222544B1 (en) * 1997-10-17 2001-04-24 Siemens Medical Systems, Inc. Graphical user interface for radiation therapy treatment apparatus
WO1999036885A1 (de) * 1998-01-13 1999-07-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Computertomographie-verfahren mit helixförmiger abtastung eines untersuchungsbereichs
US6393096B1 (en) 1998-05-27 2002-05-21 Nomos Corporation Planning method and apparatus for radiation dosimetry
CA2339370C (en) * 1998-08-06 2003-10-07 Wisconsin Alumni Research Foundation Radiotherapy verification system
EP1020204A1 (en) * 1999-01-15 2000-07-19 Scanditronix Medical AB Method for calibrating a detector means for radiation dosimetry
DE19904972A1 (de) * 1999-02-06 2000-08-17 Deutsches Krebsforsch Konturenkollimator für die Strahlentherapie
DE19912708A1 (de) * 1999-03-20 2000-09-28 Deutsches Krebsforsch Verfahren und Vorrichtung zur Kontrolle der Positionierung eines Objektes relativ zum Strahlungsfeld eines Bestrahlungsgerätes
US6459769B1 (en) 1999-05-03 2002-10-01 Sherwood Services Ag Movable miniature multi-leaf collimator
US6466644B1 (en) * 1999-10-06 2002-10-15 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Method and system for verification of different types of beam limiting devices in a linear accelerator utilized for radiotherapy
US6298115B1 (en) 2000-01-13 2001-10-02 Scanditronix Medical Ab Method for calibrating a detector means
JP2003522576A (ja) 2000-02-18 2003-07-29 ウィリアム・ボーモント・ホスピタル 平坦なパネル画像装置を有するコーンビームコンピュータ断層撮像装置
US6504898B1 (en) * 2000-04-17 2003-01-07 Mds (Canada) Inc. Product irradiator for optimizing dose uniformity in products
GB2362080B (en) 2000-04-28 2003-12-10 Elekta Ab Multi-leaf collimator
US20020021830A1 (en) * 2000-08-17 2002-02-21 Ritt Daniel M. Interrupted treatment quality assurance
DE10100958C2 (de) * 2000-09-15 2003-05-15 Deutsches Krebsforsch Vorrichtung zur Verifikation einer therapeutischen Bestrahlung
US6853702B2 (en) * 2000-12-15 2005-02-08 Wendel Dean Renner Radiation therapy dosimetry quality control process
US6661870B2 (en) 2001-03-09 2003-12-09 Tomotherapy Incorporated Fluence adjustment for improving delivery to voxels without reoptimization
US7046831B2 (en) 2001-03-09 2006-05-16 Tomotherapy Incorporated System and method for fusion-aligned reprojection of incomplete data
CN100464377C (zh) * 2001-10-23 2009-02-25 深圳市一体智能技术有限公司 多叶片准直器的叶片调整方法及多叶片准直器
US6888919B2 (en) * 2001-11-02 2005-05-03 Varian Medical Systems, Inc. Radiotherapy apparatus equipped with an articulable gantry for positioning an imaging unit
DE10154481B4 (de) * 2001-11-08 2005-02-10 Siemens Ag Medizinische Röntgenanlage mit einer Vorrichtung zum Filtern eines Röntgenstrahlenbündels
US7016522B2 (en) * 2002-01-15 2006-03-21 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Patient positioning by video imaging
WO2003076003A2 (en) * 2002-03-06 2003-09-18 Tomotherapy Incorporated Method for modification of radiotherapy treatment delivery
US7227925B1 (en) 2002-10-02 2007-06-05 Varian Medical Systems Technologies, Inc. Gantry mounted stereoscopic imaging system
US7657304B2 (en) 2002-10-05 2010-02-02 Varian Medical Systems, Inc. Imaging device for radiation treatment applications
US7945021B2 (en) 2002-12-18 2011-05-17 Varian Medical Systems, Inc. Multi-mode cone beam CT radiotherapy simulator and treatment machine with a flat panel imager
US20040254448A1 (en) * 2003-03-24 2004-12-16 Amies Christopher Jude Active therapy redefinition
GB0310596D0 (en) * 2003-05-08 2003-06-11 Cancer Res Inst Method and apparatus for producing an intensity modulated beam of radiation
AU2004246641B2 (en) * 2003-06-02 2009-03-12 Fox Chase Cancer Center High energy polyenergetic ion beam systems
US7412029B2 (en) 2003-06-25 2008-08-12 Varian Medical Systems Technologies, Inc. Treatment planning, simulation, and verification system
CN1946339A (zh) 2004-02-20 2007-04-11 佛罗里达大学研究基金会公司 用于提供适形放射治疗同时对软组织进行成像的系统
US7366279B2 (en) * 2004-07-29 2008-04-29 General Electric Company Scatter control system and method for computed tomography
US7957507B2 (en) * 2005-02-28 2011-06-07 Cadman Patrick F Method and apparatus for modulating a radiation beam
US7983380B2 (en) * 2005-04-29 2011-07-19 Varian Medical Systems, Inc. Radiation systems
US8232535B2 (en) 2005-05-10 2012-07-31 Tomotherapy Incorporated System and method of treating a patient with radiation therapy
EP1907064B1 (en) 2005-07-22 2011-06-08 TomoTherapy, Inc. Method of defining a region of interest using a dose volume histogram
WO2007014109A2 (en) * 2005-07-22 2007-02-01 Tomotherapy Incorporated System and method of remotely directing radiation therapy treatment
EP1907065B1 (en) * 2005-07-22 2012-11-07 TomoTherapy, Inc. Method and system for adapting a radiation therapy treatment plan based on a biological model
JP2009502254A (ja) * 2005-07-22 2009-01-29 トモセラピー・インコーポレーテッド 医療デバイスの動作を監視するためのシステム及び方法。
EP1907981A4 (en) 2005-07-22 2009-10-21 Tomotherapy Inc METHOD AND SYSTEM FOR DOSE EVALUATION ADMINISTERED
EP1907984A4 (en) * 2005-07-22 2009-10-21 Tomotherapy Inc METHOD AND SYSTEM FOR DATA PROCESSING IN THE CONTEXT OF A RADIATION THERAPY TREATMENT PLAN
WO2007014092A2 (en) 2005-07-22 2007-02-01 Tomotherapy Incorporated Method of placing constraints on a deformation map and system for implementing same
ATE507879T1 (de) * 2005-07-22 2011-05-15 Tomotherapy Inc System zur verabreichung einer strahlentherapie auf ein sich bewegendes zielgebiet
JP2009502255A (ja) 2005-07-22 2009-01-29 トモセラピー・インコーポレーテッド 治療プランのデリバリにおける品質保証基準を評価するための方法およびシステム
US7839972B2 (en) 2005-07-22 2010-11-23 Tomotherapy Incorporated System and method of evaluating dose delivered by a radiation therapy system
WO2007014106A2 (en) * 2005-07-22 2007-02-01 Tomotherapy Incorporated System and method of delivering radiation therapy to a moving region of interest
US8442287B2 (en) * 2005-07-22 2013-05-14 Tomotherapy Incorporated Method and system for evaluating quality assurance criteria in delivery of a treatment plan
AU2006272730A1 (en) * 2005-07-22 2007-02-01 Tomotherapy Incorporated Method of and system for predicting dose delivery
US20090041200A1 (en) * 2005-07-23 2009-02-12 Tomotherapy Incorporated Radiation therapy imaging and delivery utilizing coordinated motion of jaws, gantry, and couch
KR20080044250A (ko) 2005-07-23 2008-05-20 토모테라피 인코포레이티드 갠트리 및 진료대의 조합된 움직임을 이용하는 방사선치료의 영상화 및 시행
US7880154B2 (en) 2005-07-25 2011-02-01 Karl Otto Methods and apparatus for the planning and delivery of radiation treatments
EP1747799A1 (en) * 2005-07-27 2007-01-31 Ion Beam Applications S.A. Dosimetry device for verification of a radiation therapy apparatus
US7298821B2 (en) * 2005-12-12 2007-11-20 Moshe Ein-Gal Imaging and treatment system
JP4703421B2 (ja) * 2006-02-02 2011-06-15 株式会社東芝 マルチリーフコリメータ及びこれを備えた放射線治療装置
US8983024B2 (en) 2006-04-14 2015-03-17 William Beaumont Hospital Tetrahedron beam computed tomography with multiple detectors and/or source arrays
US9339243B2 (en) 2006-04-14 2016-05-17 William Beaumont Hospital Image guided radiotherapy with dual source and dual detector arrays tetrahedron beam computed tomography
CN102988074A (zh) * 2006-04-14 2013-03-27 威廉博蒙特医院 扫描狭槽锥形束计算机断层摄影以及扫描聚焦光斑锥形束计算机断层摄影
WO2008013598A2 (en) * 2006-05-25 2008-01-31 William Beaumont Hospital Real-time, on-line and offline treatment dose tracking and feedback process for volumetric image guided adaptive radiotherapy
JP2008006032A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ct装置およびx線ct撮影方法
CN101610811A (zh) * 2006-07-28 2009-12-23 断层放疗公司 用于校准放射治疗处理系统的方法和设备
US20080043910A1 (en) * 2006-08-15 2008-02-21 Tomotherapy Incorporated Method and apparatus for stabilizing an energy source in a radiation delivery device
EP1917998A1 (en) * 2006-11-03 2008-05-07 Ion Beam Applications S.A. Method and device for online IMRT verification
EP1917999A1 (en) * 2006-11-03 2008-05-07 Ion Beam Applications S.A. Method and device for IMRT verification
WO2008063573A2 (en) 2006-11-17 2008-05-29 Varian Medical Systems Technologies, Inc. Dynamic patient positioning system
US8129701B2 (en) * 2007-02-27 2012-03-06 Al-Sadah Jihad H Areal modulator for intensity modulated radiation therapy
WO2008106492A1 (en) * 2007-02-27 2008-09-04 Wisconsin Alumni Research Foundation Scanning aperture ion beam modulator
US8093568B2 (en) * 2007-02-27 2012-01-10 Wisconsin Alumni Research Foundation Ion radiation therapy system with rocking gantry motion
WO2008106483A1 (en) * 2007-02-27 2008-09-04 Wisconsin Alumni Research Foundation Ion radiation therapy system with distal gradient tracking
US8076657B2 (en) 2007-02-27 2011-12-13 Wisconsin Alumni Research Foundation Ion radiation therapy system having magnetic fan beam former
US7714309B2 (en) * 2007-02-27 2010-05-11 Wisconsin Alumni Research Foundation Phantom for ion range detection
US9006677B2 (en) * 2007-02-27 2015-04-14 Wisconsin Alumni Research Foundation Fan beam modulator for ion beams providing continuous intensity modulation
US7856082B2 (en) * 2007-02-27 2010-12-21 Wisconsin Alumni Research Foundation System and method for optimization of a radiation therapy plan in the presence of motion
US7763873B2 (en) * 2007-02-27 2010-07-27 Wisconsin Alumni Research Foundation Ion radiation therapy system with variable beam resolution
US8269196B2 (en) * 2007-02-27 2012-09-18 Wisconsin Alumni Research Foundation Heavy ion radiation therapy system with stair-step modulation
USRE46953E1 (en) 2007-04-20 2018-07-17 University Of Maryland, Baltimore Single-arc dose painting for precision radiation therapy
CN101815470A (zh) * 2007-09-04 2010-08-25 断层放疗公司 患者支承装置
JP2011500293A (ja) * 2007-10-25 2011-01-06 トモセラピー・インコーポレーテッド 放射線療法線量の分割を適応させるための方法
US20090121155A1 (en) * 2007-11-09 2009-05-14 Elekta Ab (Publ) Radiotherapy apparatus and parts thereof
US8130905B1 (en) * 2007-11-21 2012-03-06 Sun Nuclear Corporation Dosimetry system and method for radiation therapy
GB2457483A (en) * 2008-02-15 2009-08-19 Elekta Ab Multi-leaf collimator
EP2249702A4 (en) * 2008-03-04 2012-01-25 Tomotherapy Inc METHOD AND SYSTEM FOR ENHANCED IMAGE SEGMENTATION
US8017915B2 (en) 2008-03-14 2011-09-13 Reflexion Medical, Inc. Method and apparatus for emission guided radiation therapy
WO2010025372A2 (en) * 2008-08-28 2010-03-04 Tomotherapy Incorporated System and method of contouring a target area
EP2319002A2 (en) * 2008-08-28 2011-05-11 Tomotherapy Incorporated System and method of calculating dose uncertainty
JP5610441B2 (ja) * 2008-11-12 2014-10-22 国立大学法人 筑波大学 放射線治療システム
US20100228116A1 (en) * 2009-03-03 2010-09-09 Weiguo Lu System and method of optimizing a heterogeneous radiation dose to be delivered to a patient
CN101989468B (zh) * 2009-08-06 2015-04-22 连卫东 一种矩阵调强准直器
WO2011041412A2 (en) * 2009-09-29 2011-04-07 Tomotherapy Incorporated Patient support device with low attenuation properties
WO2011053802A2 (en) * 2009-10-30 2011-05-05 Tomotherapy Incorporated Non-voxel-based broad-beam (nvbb) algorithm for intensity modulated radiation therapy dose calculation and plan optimization
BR112012016558A2 (pt) 2010-01-05 2016-04-26 Beaumont Hospital William terapia de arco de intensidade modulada com rotação/deslocamento de cama de exame e formação de imagem de feixe de cone simultânea
WO2011160235A1 (en) 2010-06-22 2011-12-29 Karl Otto System and method for estimating and manipulating estimated radiation dose
CN103650095B (zh) 2011-03-31 2016-12-07 反射医疗公司 用于在发射引导的放射治疗中使用的系统和方法
US10561861B2 (en) 2012-05-02 2020-02-18 Viewray Technologies, Inc. Videographic display of real-time medical treatment
EP3460529A1 (en) 2012-05-29 2019-03-27 Sun Nuclear Corporation Method and system for calorimetry probe
EP2687260A1 (en) 2012-07-19 2014-01-22 Deutsches Krebsforschungszentrum Leaf assembly for a multi-leaf collimator and multi-leaf collimator
EP2687259A1 (en) * 2012-07-19 2014-01-22 Deutsches Krebsforschungszentrum Leaf module for a multi-leaf collimator and multi-leaf collimator
US9097642B2 (en) * 2012-10-11 2015-08-04 General Electric Company X-ray dose estimation technique
JP6382208B2 (ja) 2012-10-26 2018-08-29 ビューレイ・テクノロジーズ・インコーポレイテッドViewRay Technologies, Inc. システム及びコンピュータプログラム製品
US9443633B2 (en) 2013-02-26 2016-09-13 Accuray Incorporated Electromagnetically actuated multi-leaf collimator
JP5805689B2 (ja) * 2013-03-08 2015-11-04 株式会社モリタ製作所 X線ct撮影装置及びx線ct撮影方法
US9446263B2 (en) 2013-03-15 2016-09-20 Viewray Technologies, Inc. Systems and methods for linear accelerator radiotherapy with magnetic resonance imaging
US9844358B2 (en) 2014-06-04 2017-12-19 Varian Medical Systems, Inc. Imaging-based self-adjusting radiation therapy systems, devices, and methods
WO2016100739A1 (en) 2014-12-19 2016-06-23 Sun Nuclear Corporation Radiation therapy dose calculation
US10617891B2 (en) 2015-04-23 2020-04-14 Sun Nuclear Corporation Radiation detector calibration
US9795805B2 (en) * 2015-09-25 2017-10-24 Varian Medical Systems, Inc. Proton therapy multi-leaf collimator beam shaping
WO2017091621A1 (en) * 2015-11-24 2017-06-01 Viewray Technologies, Inc. Radiation beam collimating systems and methods
EP3423153B1 (en) 2016-03-02 2021-05-19 ViewRay Technologies, Inc. Particle therapy with magnetic resonance imaging
WO2017156316A1 (en) 2016-03-09 2017-09-14 Reflexion Medical, Inc. Fluence map generation methods for radiotherapy
KR20190043129A (ko) 2016-06-22 2019-04-25 뷰레이 테크놀로지스 인크. 약한 필드 강도에서의 자기 공명 영상화
WO2018023049A1 (en) 2016-07-28 2018-02-01 Sun Nuclear Corporation Beam angle direction determination
US10806409B2 (en) 2016-09-23 2020-10-20 Varian Medical Systems International Ag Medical systems with patient supports
WO2018093849A1 (en) 2016-11-15 2018-05-24 Reflexion Medical, Inc. Methods for radiation delivery in emission-guided radiotherapy
CN116943051A (zh) 2016-11-15 2023-10-27 反射医疗公司 放射治疗患者平台
US10695586B2 (en) 2016-11-15 2020-06-30 Reflexion Medical, Inc. System for emission-guided high-energy photon delivery
EP3554635B1 (en) 2016-12-13 2021-01-20 ViewRay Technologies, Inc. Radiation therapy systems
US10850120B2 (en) 2016-12-27 2020-12-01 Varian Medical Systems International Ag Selecting a dose prediction model based on clinical goals
US10512790B2 (en) 2017-01-11 2019-12-24 Varian Medical Systems International Ag. Systems and methods for generating radiation treatment plans
WO2018160763A1 (en) 2017-02-28 2018-09-07 Sun Nuclear Corporation Radiation therapy treatment verification with electronic portal imaging device transit images
US10188873B2 (en) * 2017-03-22 2019-01-29 Varian Medical Systems International Ag Systems and methods for dose calculation in generating radiation treatment plans
WO2018183748A1 (en) 2017-03-30 2018-10-04 Reflexion Medical, Inc. Radiation therapy systems and methods with tumor tracking
CN114699655A (zh) 2017-07-11 2022-07-05 反射医疗公司 用于pet检测器余辉管理的方法
JP7315961B2 (ja) 2017-08-09 2023-07-27 リフレクション メディカル, インコーポレイテッド 放出誘導放射線療法における異常検出のためのシステムおよび方法
JP6918388B2 (ja) 2017-09-22 2021-08-11 リフレクション メディカル, インコーポレイテッド シャトルモード放射線送達のためのシステムおよび方法
US11369806B2 (en) 2017-11-14 2022-06-28 Reflexion Medical, Inc. Systems and methods for patient monitoring for radiotherapy
CN116036499A (zh) 2017-12-06 2023-05-02 优瑞技术公司 多模态放射疗法的优化
WO2019160958A1 (en) * 2018-02-13 2019-08-22 Reflexion Medical, Inc. Beam station treatment planning and radiation delivery methods
US11209509B2 (en) 2018-05-16 2021-12-28 Viewray Technologies, Inc. Resistive electromagnet systems and methods
US11278744B2 (en) 2018-09-28 2022-03-22 Sun Nuclear Corporation Systems and methods to account for tilt of a radiation measurement system
US10888713B2 (en) * 2018-12-28 2021-01-12 Varian Medical Systems, Inc. Multileaf collimator with alternating trapezoidal leaf geometry design
US11600004B2 (en) 2019-07-10 2023-03-07 Sun Nuclear Corporation Image-based radiation therapy quality assurance
US11378700B2 (en) 2019-07-10 2022-07-05 Sun Nuclear Corporation Scintillator-based radiation therapy quality assurance
IL292089A (en) * 2019-10-30 2022-07-01 Fieldpoint Cyprus Ltd Therapeutic radiation device

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4247774A (en) * 1978-06-26 1981-01-27 The United States Of America As Represented By The Department Of Health, Education And Welfare Simultaneous dual-energy computer assisted tomography
JPS5755124A (en) * 1980-09-18 1982-04-01 Olympus Optical Co Endoscope
US4638436A (en) * 1984-09-24 1987-01-20 Labthermics Technologies, Inc. Temperature control and analysis system for hyperthermia treatment
NL8501795A (nl) * 1985-06-21 1987-01-16 Optische Ind De Oude Delft Nv Inrichting en werkwijze voor spleetradiografie met verschillende roentgenstralingsenergieen.
US4905268A (en) * 1985-10-25 1990-02-27 Picker International, Inc. Adjustable off-focal aperture for x-ray tubes
US4726046A (en) * 1985-11-05 1988-02-16 Varian Associates, Inc. X-ray and electron radiotherapy clinical treatment machine
US4754147A (en) * 1986-04-11 1988-06-28 Michigan State University Variable radiation collimator
DE3616141A1 (de) * 1986-05-14 1987-11-19 Siemens Ag Konturenkollimator fuer die strahlentherapie
NL8601678A (nl) * 1986-06-26 1988-01-18 Optische Ind De Oude Delft Nv Werkwijze en inrichting voor spleetradiografie.
DE3621868A1 (de) * 1986-06-30 1988-01-14 Siemens Ag Roentgendiagnostikeinrichtung mit einer blende
DE3762944D1 (de) * 1986-07-14 1990-07-05 Heimann Gmbh Roentgenscanner.
US4868843A (en) * 1986-09-10 1989-09-19 Varian Associates, Inc. Multileaf collimator and compensator for radiotherapy machines
EP0286858A1 (en) * 1987-03-31 1988-10-19 Siemens Aktiengesellschaft Collimator for a linear electron accelerator
GB2211710A (en) * 1987-10-28 1989-07-05 Philips Nv Multileaf collimator
EP0371303B1 (de) * 1988-11-29 1994-04-27 Varian International AG. Strahlentherapiegerät
US4998268A (en) * 1989-02-09 1991-03-05 James Winter Apparatus and method for therapeutically irradiating a chosen area using a diagnostic computer tomography scanner
CH678921A5 (ja) * 1989-03-02 1991-11-29 Peter Suremann
JP3119881B2 (ja) * 1991-02-07 2000-12-25 株式会社東芝 X線診断装置
GB9111074D0 (en) * 1991-05-22 1991-07-17 Philips Electronic Associated A method for verifying a target position
CA2116244A1 (en) * 1991-08-22 1993-03-04 Roberto Enzo DI BIAGGIO Medical light treatment apparatus
US5317616A (en) * 1992-03-19 1994-05-31 Wisconsin Alumni Research Foundation Method and apparatus for radiation therapy

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5338000B1 (ja) * 2012-06-15 2013-11-06 株式会社アキュセラ リアルタイム3次元放射線治療装置
JP2018518675A (ja) * 2015-06-10 2018-07-12 リフレクション メディカル, インコーポレイテッド 高帯域幅バイナリマルチリーフコリメータ設計
US11285340B2 (en) 2015-06-10 2022-03-29 Reflexion Medical, Inc. High bandwidth binary multi-leaf collimator design
US11878185B2 (en) 2015-06-10 2024-01-23 Reflexion Medical, Inc. High bandwidth binary multi-leaf collimator design

Also Published As

Publication number Publication date
EP0832669B1 (en) 2004-08-18
DE69434055D1 (de) 2004-11-11
US5351280A (en) 1994-09-27
IL109962A (en) 1998-10-30
DE69410463T2 (de) 1998-11-12
JP3553943B2 (ja) 2004-08-11
DE69434055T2 (de) 2006-02-23
US5394452A (en) 1995-02-28
EP0773042A2 (en) 1997-05-14
EP0832669A2 (en) 1998-04-01
EP0703806A1 (en) 1996-04-03
DE69410463D1 (de) 1998-06-25
DE69433954T2 (de) 2005-11-17
DE69433954D1 (de) 2004-09-23
EP0773042A3 (en) 1999-04-28
IL109962A0 (en) 1994-10-07
EP0773042B1 (en) 2004-10-06
EP0703806B1 (en) 1998-05-20
EP0832669A3 (en) 1999-06-16
WO1994028974A2 (en) 1994-12-22
WO1994028974A3 (en) 1995-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08511451A (ja) 確認システムを有する放射治療用の多重薄片放射線減衰器
US5317616A (en) Method and apparatus for radiation therapy
EP0702839B1 (en) Radiation therapy machine for producing a desired fluence profile
US5724400A (en) Radiation therapy system with constrained rotational freedom
US5661773A (en) Interface for radiation therapy machine
US7688938B2 (en) Method and apparatus for low dose computed tomography
Mackie et al. Tomotherapy: optimized planning and delivery of radiation therapy
Ma et al. Helical Electron Avoidance Radiation Therapy (HEART) for Breast Cancer Treatment

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term