JPH08511288A - 懸濁ペルオキシゲン漂白剤、有機溶媒および5〜20%の水を含有する濃縮液体洗剤 - Google Patents
懸濁ペルオキシゲン漂白剤、有機溶媒および5〜20%の水を含有する濃縮液体洗剤Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、良好な化学的、物理的安定性を発現させるために、ニート相として調製されてなる漂白剤含有液体洗剤組成物に関する。
Description
【発明の詳細な説明】
懸濁ペルオキシゲン漂白剤、有機溶媒および
5〜20%の水を含有する濃縮液体洗剤
技術分野
本発明は、懸濁した固体ペルオキシゲン化合物を含有する、濃縮液体洗剤組成
物に関する。
背景技術
ペルオキシゲン漂白剤を含む水性液体洗剤の長年の間要望されていた課題に答
え、同時に安定かつ効果的であるべく、EP−A−293040およびEP−A
−294904には、pH8超であって、陰イオン界面活性剤を通常の量で、つ
まり5重量%超、典型的には15〜40重量%、および水溶性固体ペルオキシゲ
ン漂白剤、を含み、特定の水/溶媒媒体に懸濁させた水性液体洗剤組成物が開示
されている。
このような組成物では、液体媒体中の懸濁粒子の物理的安定性に特に注意がな
されてきている。一つの選択が、EP−A−0430330に示され、ペルオキ
シゲン化合物の特定粒子である固体粒子を構造化された相(界面活性剤「ニート
相」)によって懸濁させた液体洗剤組成物が記載されている。
洗剤構造(ニート)相は、ゼオライトといった、固体粒子を液体洗剤組成物に
分散させる手段として知られている。EP−A−79646、EP−A−170
091、EP−A−295021参照。
漂白剤含有の液体洗剤組成物では、化学的安定性も重要な関心事であり、最適
な化学安定性を達成するためには、高レベルの有機溶媒が一般原則として必要と
されるべきである。しかしながら、高レベルの有機溶媒は、洗剤のニート相形成
に損失効果があることが判明しているので、ペルオキシゲン漂白剤化合物を分散
させる構造相を用いるときには、化学的安定性と物理的安定性との間の妥協を得
ることは容易ではない。
この問題は、特にペルカルボネートの場合において深刻であり、ペルボレート
と比べて、化学的に安定させるのがより難しい。
本発明は、ペルボレートまたはペルカーボネート、特にペルカーボネートとい
った固体分散ペルオキシゲン化合物が化学的および物理的に安定化させることが
できるニート層として調製されてなる濃縮液体洗剤組成物を提供するものである
。実際、本発明は、極めて良好な化学的安定性を示す漂白剤含有液体洗剤組成物
を提供するものであり、これは完全に安定化された構造相の形態にある。
発明の概要
本発明は、界面活性剤、水、有機溶媒、懸濁粒子の形態の固体ペルオキシゲン
化合物を含有する液体洗剤組成物に関する。前記組成物は、組成物全体の少なく
とも10重量%の下記の式の化合物を含有してなる。
RO(CH2CH2O)yH
(式中、
RはCnアルキル、アルケニル、アリールまたはアルキルアリール基
およびnは、4〜22の整数
およびyは0〜4
およびy≠0の場合n/y≧2)
本発明の組成物によれば、水の含有率は、組成物全体に対し5〜20重量%で
あり、有機溶媒と水の比率は少なくとも0.8とする。
詳細な説明 構造相
以下のように、「構造相」という表現は、基本的には、ラメラ構造または、球
状の組成物であって、水性層が疎水性材料の2重層によって分けられ、このよう
なラメラ構造は、光学顕微鏡の交差ニコルのプリズム間で製造物を観察すること
によって同定できる。この構造層は、特定の組織によっても特徴付けられ、例え
ばエフ・ビー・ローゼベアー、ジャーナル オブ ザ アメリカン オイル ケ
ミスツ ソサイティー、第3巻第628頁、1954年発行にも記載されている
。
重要なことに、本発明の組成物は、界面活性剤と有機溶媒を必ず含有する。本
発明の前記組成物は、少なくとも10重量%の下式の化合物またはその混合物を
含有することにより構造相として調製できる。
RO(CH2CH2O)yH
(式中、
RはCnアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールまたはアルキルアリー
ル基
nは、4〜22の整数
yは0〜4
およびy≠0の場合n/y≧2)
この定義による好ましい化合物は、酸または塩基触媒存在下における、脂肪族
アルコールとエチレンオキシドの縮合生成物を含有する非イオン界面活性剤であ
る。このような縮合生成物の製造には炭素数13〜15の脂肪族アルコールが好
ましく使用される。
また、上記定義による好ましい化合物は、ブタノール、ブトキシエタノール、
ベンジルアルコール、ヘキシルジグリコールエーテル、ブチルジグリコールエー
テル、およびそれらの混合物などの溶媒である。
本発明の好ましい組成物はさらに、少なくとも1種の上記有機溶媒を含み、ま
たは、上に定義した非イオン界面活性剤、または両タイプの化合物を含む。
最も好ましくは、上記の有機溶媒は、例えばここに記載された他の溶媒と互い
に組み合わせて用いられるべきである。同様に、上記の非イオン界面活性剤は、
好ましくは陰イオン界面活性剤および/またはここで記載した以外の非イオン界
面活性剤を含む他のタイプの界面活性剤、との組み合わせで用いられる。水の量と、水対有機溶媒の比率
本組成物の2つの臨界的な側面が、水の量と水対有機溶媒の重量比率によって
表される。
水の量は、本組成物の5〜20重量%である。つまり、本組成物は、比較的濃
縮されている。
有機溶媒対水の重量比率は少なくとも0.8好ましくは少なくとも1.0であ
る。
これらの2つの側面の組合せが、本液体洗剤組成物において化学的および物理
的共に良好な安定性を達成することは、特に、懸濁ペルオキシゲン化合物がペル
カーボネートの場合である。固体ペルオキシゲン化合物
好適な固体ペルオキシゲン化合物には、ペルボレート、ペルサルフェート、ペ
ルオキシジサルフェート、ペルホスフェートおよび過酸化水素と炭酸ナトリウム
(ペルカーボネートを形成)または尿素を反応させて形成された結晶ペルオキシ
ハイドレートが含まれる。好ましいペルオキシゲン漂白剤化合物は、ペルボレー
トおよびペルカーボネートである。ペルカーボネートは安定化が困難なことが知
られているが、本組成物においては完全に安定化されることがわかり、したがっ
て、ここに用いるにあたり最も好ましい種類である。
ペルオキシゲン化合物の重量平均粒子径はここでは0.1〜350μmであり
、好ましくは0.5〜20μmである。
必要な小さな粒径は、粉砕するといった物理的手段または、その場での(in
−situ)結晶化といった他の好適な化学的手段によって、特にペルボレート
についてEP−A−294904に詳細が記載されているようにして得ることが
できる。
ペルオキシゲン化合物は、この組成物の中では5〜40重量%含有する。好ま
しくは10〜30重量%、最も好ましくは15〜25重量%とする。有機溶媒
有機溶媒は、上記のように好ましくは少なくとも式、
RO(CH2CH2O)yH、で表される少なくとも一種の溶媒を含み、構造相形
成には、ブチルジグリコールエーテルおよびヘキシルジグリコールエーテルが好
ましく、そのような必要溶媒との組み合わせで用いてもよい好ましい他の有機溶
媒は以下の群より選択することができる。すなわち、ビシナルヒドロキシ基を有
するポリアルコール(例えば、1、2−プロパンジオールおよびグリセロール)
、低級モノ脂肪族モノアルコール、特にエタノール、n−プロパノール、イソプ
ロパノール、ポリエチレングリコール(例えばPEG150、200、300、
400)、ジプロピレングリコール、エトキシメタノール、メトキシエタノール
、エトキシエタノール、エチルジグリコエーテル、ベンジルアルコール、ブトキ
シプロパノール、ブトキシプロポキシプロパノール、およびそれらの混合物、で
ある。
好ましくは、ペルオキシゲン漂白剤化合物がペルカルボネートの場合、エタノ
ール、プロパンジオールおよび、それらの混合物、およびペルオキシゲン漂白剤
化合物がペルボレートの場合は、エタノールである。
本液体漂白剤組成物のpHは(蒸留水中1%溶液で)少なくとも8を示す。好
ましくは少なくとも9、より好ましくは少なくとも9.5である。アルカリのp
Hによって、特にペルオキシゲンがペルカーボネートまたはペルボレートの場合
にペルオキシゲン化合物による良好な漂白作用が得られる。界面活性剤
本発明の組成物は、陰イオン、非イオン、双性イオン、陽イオン界面活性剤、
およびそれらの混合物、から選択された界面活性剤を含む。
好ましくは、ここでは合成または天然の陰イオン界面活性剤を含む。
合成陰イオン界面活性剤は、一般式R1SO3Mとして表され、R1は炭素数約
8〜約24の直鎖または分枝アルキル基および炭素数約9〜15のアルキル基を
有するアルキルフェニル基からなる群より選ばれた基である。Mは、塩を形成す
る陽イオンであって、典型的には、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、およ
びそれらの混合物からなる群より選ばれる。
陰イオン合成界面活性剤のなかで好ましいものは、アルキルベンゼンスルホン
酸の水溶性塩、好ましくは、炭素数約10〜13のアルキル基を有するアルキル
ベンゼンスルホネートナトリウムである。
他の適切な陰イオン界面活性剤は、炭素数約8〜約24、好ましくは炭素数約
10〜約20、およびアルキルポリエトキシレートエーテルサルフェートについ
ては、好ましくは約1〜約12のエトキシ基、を有するアルキルポリエトキシレ
ートエーテルサルフェートまたはアルキルサルフェートの水溶性塩が挙げられる
。
特に好ましくは、炭素数12〜15のアルキル鎖を有するアルキルサルフェー
トである。天然ココナツまたはヤシ核のアルキルサルフェートが特に好ましい。
他の適切な陰イオン界面活性剤は、1979年10月9日にフレシャーらに発
行された米国特許第4,170,565号明細書に開示されている。
非イオン界面活性剤は、通常、エチレンオキシドを、反応性水素原子、例えば
、ヒドロキシル、カルボキシルまたはアミド基を有する炭化水素とともに酸また
は塩基触媒存在下において縮合して製造され、一般式RA(CH2CH2O)nH
(式中Rは、疎水性の部分を示し、Aは反応性水素原子を有する基を示し、nは
エチレンオキシド部の平均数を示し、nは約4〜24まで変化する。)を有する
化合物を含む。
Rは、炭素数約8〜約24好ましくは約12〜約20のアルキル、アルケニル
、アリールまたはアルキルアリール基である。
好適な非イオン界面活性剤のより完全な開示は、米国特許第4,111,85
5号明細書に見出すことができる。非イオン界面活性剤の混合物も望ましい。
双性イオン界面活性剤は、脂肪族第4級アンモニウム、ホスホニウム、および
スルホニウム化合物を含み、脂肪族部分は直鎖または分枝であってもよく、脂肪
族置換基の1つは炭素数約8〜約24を含み、他の置換基は少なくとも陰イオン
水溶性化基を有する。
半極性非イオン界面活性剤は、炭素数約8〜約28の1つのアルキルもしくは
ヒドロキシアルキル部分および所望により結合してリング構造にすることができ
る炭素数1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基から選ばれた2つの
部分を有する、水溶性アミンオキシドを含む。
陽イオン界面活性剤の好適例は、式R1R2R3R4N+X-(式中、R1はC12〜
C20のアルキルまたはヒドロキシアルキル、R2は、C1〜C4のアルキルまたは
C12〜C20のアルキルまたはヒドロキシアルキルまたはC1〜C4のヒドロキシア
ルキル、R3およびR4は、各々C1〜C4のアルキルまたはヒドロキシアルキル、
またはC6〜C8のアリールまたはアルキルアリール、およびX-はハロゲン)の
第4級アンモニウム化合物である。好ましくは、単一長鎖の第4級アンモニウム
化合物(つまり、上式でR2がC1〜C4のアルキルまたはヒドロキシアルキル)
である。
組成物中の界面活性剤の全量は、組成物全量の、5重量%〜60重量%、好ま
しくは15重量%〜40重量%である。任意成分
本発明の組成物は、さらにビルダーを含有していてもよい。好ましくは、C10
〜C16アルキル(アルケニル)置換コハク酸であり、典型的には全組成物の5重
量%〜30重量%の量を存在させる。ここで用いるのに好ましいビルダーは、ド
デセニル置換コハク酸およびテトラドデセニル置換コハク酸の混合物である。
ここで用いる他の好適な有機ビルダーの例として、コハク酸、ニトリロトリ酢
酸、および酒石酸モノサシネートと酒石酸ジサシネートとの混合物といったポリ
酸が挙げられる。カルボキシレート重合体ビルダーには、ポリアクリレート、ポ
リヒドロキシアクリレートおよびポリアクリレート/ポリマレエート、コポリマ
ーも用いることができる。
しかしながら、上記の水溶性ビルダーは、全組成物の1重量%を超えない量だ
け用いることが好ましい。
他の任意成分として、洗剤酵素が挙げられる。好適な酵素は、洗剤プロテアー
ゼ、アミラーゼ、リパーゼおよびセルラーゼが含まれる。水性液体洗剤に用いる
酵素安定剤もここで用いることができる。
しかしながら、ギ酸ナトリウムといったギ酸の塩(これは、典型的な酵素安定
剤である)を全組成物の0.5重量%を超えない量で用いることが好ましい。
本発明の組成物はさらにキレート剤、特に、遷移金属イオンのためのキレート
剤を含んでいてもよい。なぜなら、そのようなイオンは組成物の化学的安定性に
悪影響を与え、ペルオキシゲン漂白剤はそれらのイオンに敏感であるからである
。このようなキレート剤には、エチレンジアミン4酢酸、ジメチレントリアミノ
5酢酸、エチレンジアミノ2コハク酸または、それらの水溶性アルカリ金属を含
む。他のキレート剤としては、有機ホスホン酸、特に好ましくはエチレンジアミ
ノテトラメチレンホスホン酸、ヘキサメチレンジアミノテトラメチレンホスホン
酸、ジエチレントリアミノペンタメチレンホスホン酸、アミノトリメチレンホス
ホン
酸、およびヒドロキシエチリデン1、1ジホスホン酸が含まれる。
しかしながら、この文脈においては、キレート剤を極少量、典型的には0.2
%含むだけで組成物の極めて良好な化学的安定性が得られる。
さらに本発明の組成物においては、任意的な成分(それらは多くの場合添加物
レベル、通常約5%未満で使用される)を含有していてもよい。添加物の例には
、泡制御剤、乳濁剤、エナメルコーティング表面に関連して機械との相容性を改
善する試薬、殺菌剤、染料、芳香剤、光沢剤などを含んでいてもよい。
特許請求の範囲記載の組成物の様々な使用条件での有益な利用状態は、ジメチ
ルポリシロキサンなどのポリシロキサンのような泡制御剤の利用によって満足さ
せることができ、頻繁に用いるのは、1.5%以下、最も好ましくは0.1%な
いし1.0%の量である。
任意成分を選ぶにあたっては、組成物中の電解質の量は、ここでは最小限に保
持するのが好ましい。例えば、本発明による好ましい組成は、臭化物、塩化物、
ヨウ化物、ニトレートおよびC1〜4のアルキルカルボキシレートのナトリウム塩
、カリウム塩といった、添加電解質が全組成の0.5重量%を超えない。したが
って、本発明の液体洗剤は実質的に電解質を含まない。組成物の使用
本発明の濃縮組成物は、そのまま用いられるように設計され、使用前に希釈さ
れるものではない。実施例
成 分 組成 重量%
直鎖アルキルベンゼンスルホネート 10
エトキシ化C13−C15アルコール(E03) 10
ドデセニル/テトラデセニルコハク酸* 19
ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸 0.2
プロパンジオール 5
エタノール 6
ブチルジグリコールエーテル 5
ナトリウムペルカーボネート 21
プロテアーゼ 0.5
乳濁剤 0.6
染料(1%) 0.4
香料 0.5
水 残部100まで
水量 13.9
溶媒量 16.5
溶媒/水量 1.18
* 75%ドデセニルコハク酸、25%テトラデセニルコハク酸
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 界面活性剤、水、有機溶媒、懸濁粒子の形態の固体ペルオキシゲン化合 物を含有する液体洗剤組成物であって、前記組成物は全組成物の少なくとも10 重量%の下記の式、 RO(CH2CH2O)yH (ここで、式中、 RはCnアルキル、アルケニル、アリールまたはアルキルアリール基 およびnは、4〜22の整数 およびyは0〜4 およびy≠0の場合n/y≧2) の化合物を含み、 水の含有率が、全組成物の5〜20重量%であり、有機溶媒の水に対する重量 比率が少なくとも0.8であることを特徴とする、液体洗剤組成物。 2. 式(ROCH2CH2O)yHの前記化合物が、ブチルジグリコールエー テル、ヘキシルジグリコールエーテル、およびC13〜C15の脂肪族アルコールと 脂肪族アルコール1モルあたりエチレンオキシド3モルとの縮合生成物、または それらの混合物から選ばれる、請求項1に記載の組成物。 3. 前記ペルオキシゲン化合物が、直径0.1〜350μmを有する、粒子 形態である、請求項2に記載の組成物。 4. 前記ペルオキシゲン化合物がペルカーボネートである、請求項3に記載 の組成物。 5. 前記有機溶媒が、エタノールまたはプロパンジオールを含有する、請求 項1に記載の組成物。 6. 前記有機溶媒が、エタノールまたはプロパンジオールおよびブチルジグ リコールエーテルまたはヘキシルジグリコールエーテルの混合物である、請求項 1または2に記載の組成物。 7. 前記界面活性剤を5〜30重量%、陰イオン界面活性剤として含有する 、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。 8. 前記界面活性剤が、陰イオン界面活性剤と、C13-15脂肪族アルコール と3モルのエチレンオキシドとの縮合生成物からなる非イオン界面活性剤との混 合物を含有する、請求項7に記載の組成物。 9. 全組成物の5〜30重量%がコハク酸置換C10〜C16アルキルまたはア ルケニルからなる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。 10. 全組成物の0.5重量%を超えない量で、臭化ナトリウム、塩化ナト リウム、ヨウ化ナトリウム、硝酸ナトリウム、酢酸ナトリウムまたはギ酸ナトリ ウムのような電解質が添加されてなる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組 成物。
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