JPH085109Y2 - 貨物自動車荷台のゲート構造 - Google Patents

貨物自動車荷台のゲート構造

Info

Publication number
JPH085109Y2
JPH085109Y2 JP12952089U JP12952089U JPH085109Y2 JP H085109 Y2 JPH085109 Y2 JP H085109Y2 JP 12952089 U JP12952089 U JP 12952089U JP 12952089 U JP12952089 U JP 12952089U JP H085109 Y2 JPH085109 Y2 JP H085109Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
sealer
panel
bent portion
bottom rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12952089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0368182U (ja
Inventor
啓之 景井
博明 垂水
俊二 永坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP12952089U priority Critical patent/JPH085109Y2/ja
Publication of JPH0368182U publication Critical patent/JPH0368182U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH085109Y2 publication Critical patent/JPH085109Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,貨物自動車の荷台に設けるゲートの構造,
特にそのボトムレール近傍の構造に関する。
〔従来技術〕
第6図及び第9図に示すごとく,貨物自動車の荷台9
は,フロアパネル93と,該フロアパネル93の側端及び後
端に設けたゲート90,90を有する。該ゲート90は,フロ
アパネル93に対してヒンジ98により枢着され,荷物の積
み降ろし時に下方へ回動される。
また,上記ゲート90は,ゲートパネル92と,その上方
に被冠固着したトップレール96と,その下方に固着した
ボトムレール95とよりなる。なお,同図において符号94
はフロントパネル,97はゲートロック機構である。
ところで,上記ゲート90においては,第6図に示すご
とく,一般に,ゲートパネル92の下端縁921と,ボトム
レール95の先端部951とが互いに面接触して溶接されて
いる。そのため,ゲート90の下端部分,つまり上記の下
端縁921,先端部951の部分に錆が発生し,腐食を生ず
る。
そこで,従来は,第7図に示すごとく,上記下端縁92
1に対して,ボトムレール95の先端部951を上方にヘミン
グ(はぜ折り)して,下端縁921と先端部951との間にゴ
ム,プラスチック等のシーラ80を塗布している。そし
て,このシーラ80により,下端縁921と先端部951の間に
雨水,塩水等が浸入することを防止し,上記発錆を防止
している。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記従来のゲート90においては,下端
縁921及び先端部951の内面(フロアパネル側)が同一面
上にあり,両者の間にシーラ80が突出した状態で装着さ
れている。
そのため,シーラ80に荷物等が当接し易く,シーラ80
が剥がれ落ちるおそれがある。また,第8図に示すごと
く,フロアパネル93から荷物85を降ろす際に,該荷物85
がシーラ80に接触することがある。そして,かかる荷物
の繰り返し接触により,シーラ80が摩耗したり,剥がれ
落ちることもある。
また,ボトムレール95のヘミング部952も,上記荷物8
5と接触するが,その剛性が充分でないため,変形損傷
を生ずることがある。
本考案は,かかる従来の問題点に鑑み,シーラの剥が
れ落ちがなく,ボトムレール下端部が大きい剛性を有す
る,貨物自動車荷台のゲート構造を提供しようとするも
のである。
〔課題の解決手段〕
本考案は,貨物自動車の荷台の側端又は後端にヒンジ
により枢着されてなるゲートにおいて,該ゲートのボト
ムレールは,その下方の先端部を延在させて,該先端部
をゲートパネルの内面よりも内側方向に屈曲させて屈曲
部を形成すると共に該先端部を上記内側方向からゲート
パネルの下端縁に近接させ,また該下端縁と上記先端部
との間にシーラを配設してなり,かつ上記屈曲部の内端
は上記ゲートパネルの内面よりも内側方向にオフセット
していることを特徴とする貨物自動車荷台のゲート構造
にある。
本考案において最も注目すべきことは,ボトムレール
の先端部をゲートパネルの内側方向に屈曲させて屈曲部
を形成すると共に該先端部を内側方向からゲートパネル
の下端縁に近接させること,該下端縁とボトムレールの
先端部との間にシーラを塗布すること,及び上記屈曲部
の内端(フロアパネル側)は上記ゲートパネルの内面よ
りもオフセットしていることにある。
上記オフセットとは,第1図及び第4図に示すごと
く,ボトムレールの下方に形成した屈曲部の内端位置
を,ゲートパネルの内面よりもフロアパネル側(内側方
向)に位置させることをいう。
また,上記屈曲部の形成は,円形中空状とすること
(第1図),或いはボトムレールの下方を内側方向に
「くの字」状に曲げると共にその先端部をヘミングする
こと(第4図),或いは楕円状に屈曲させること(第5
図)などがある。
〔作用〕
本考案のゲート構造においては,上記屈曲部の内端
が,ゲートパネルの内面よりもフロアパネル側にオフセ
ットさせてあるので,シーラは上記内端とゲートパネル
下端縁との間の凹所に位置することとなる。それ故,シ
ーラが保護され,剥がれ落ちを生ずることがない。
また,ボトムレールの先端部を内側方向からゲートパ
ネルの下端縁に近接させて,両者間にシーラを塗布して
いるので,シーラを確実に保持でき,シーラの剥がれ落
ちが生じないと共に,シール性も向上する。また,その
ため,上記先端部,下端縁に発錆も生じない。
また,上記オフセット状態にあるため,ボトムレール
の屈曲部の剛性が向上し,したがってゲート下端部の剛
性が高く,変形,損傷を生じ難い。
また,ボトムレールの下端部が屈曲部されているの
で,荷役時に荷物を損傷させることがなく,また安全で
ある。
〔効果〕
したがって,本考案によれば,シーラの剥がれ落ちが
なく,シール性,防錆性に優れ,またボトムレール下端
部が大きい剛性を有する,貨物自動車荷台のゲート構造
を提供することができる。
〔実施例〕
第1実施例 本考案の実施例にかかる,貨物自動車荷台のゲート構
造につき,第1図〜第3図を用いて説明する。
即ち,本例におけるゲート90のボトムレール1は,そ
の下方の先端部11を延在させて,該先端部11をゲートパ
ネル92の内面925よりも内側方向(フロアパネル93側)
に屈曲させて屈曲部10を形成している。また,先端部11
は上記内側方向からゲートパネル92の下端縁921に向け
て近接している。
そして,該下端縁921と上記先端部11との間に,ゴム
性のシーラ4を塗布している。また,ここに重要なこと
は,屈曲部10の内端12は,上記ゲートパネル92の内面92
5よりも内側方向にオフセットAしていることである。
また,上記屈曲部10は,ほぼ円形状にカールして形成
され,その内部は中空である。そのため,屈曲部10はゲ
ートの長手方向(横方向)において円筒形状を呈してい
る。
その他は,前記従来技術(第6図〜第9図)と同様で
ある。
次に,作用効果につき説明する。
上記のごとく,本例によれば,ボトムレール1の下方
には屈曲部10を設け,該屈曲部10の内端12を,ゲートパ
ネルの内面925よりもオフセットAさせてある。そのた
め,該内端12とゲートパネル下端縁921との間には凹所
が生じ,シーラ4は該凹所内に位置することとなる。
それ故,シーラ4を塗布した後,硬化するまでの間
に,シーラ4が落ちることがない。
また,上記先端部11を内側方向からゲートパネル92の
下端縁921に近接させ,両者間にシーラ4を塗布してい
るので,シーラを確実に保持でき,シール性も向上す
る。また,そのため発錆もない。
また,上記オフセットのために,ボトムレール1の屈
曲部10の剛性が向上し,したがってゲート90下端の剛性
が高い。それ故,第2図に示すごとく,ゲート90を開い
て荷物の積み,降ろしを行う際に,荷物がゲート90の下
端部に当接,摺動しても,該下端部が変形,損傷を生じ
ない。また,シーラ4は屈曲部10より内側にあるため,
従来のごとく,荷物85がシーラ4に接触することもな
い。
また,ボトムレールの下端部が上記屈曲部11を形成し
ているので,荷役時に荷物を損傷せず,安全である。
また,第3図に示すごとく,大型,大重量の荷物87を
積み降しする際には,ボトムレール1の屈曲部10に導板
86の上方係止部861を係合させることがある。かかる場
合においても,屈曲部10は上記のごとく剛性が高いの
で,大型,大重量荷物87の荷役作業にも充分に耐えるこ
とができる。
第2実施例 本例は,第4図に示すごとく,ボトムレール2の先端
部21は,第1実施例と同様にゲートパネル92の内面より
も内側方向に屈曲させて屈曲部20を形成している。この
屈曲部はヘミング(はぜ折り)により形成してある。そ
して屈曲部20の内端22はゲートパネルの内面925よりも
オフセットAさせてある。シーラ4は,ゲートパネル下
端縁921と先端部21との間に塗布する。
その他は,第1実施例と同様である。
本例においても,第1実施例と同様の効果を得ること
ができる。
第3実施例 本例は,第5図に示すごとく,ボトムレール3の屈曲
部30を,第1実施例の場合に比して長円形状としたもの
である。屈曲部30の内端32は,ゲートパネル下端縁925
よりもオフセットAしている。
また,シーラ4は,ボトムレール3の先端部31とゲー
トパネル下端縁925との間に塗布する。
本例においても,第1実施例と同様の効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は第1実施例のゲート構造を示し,第1
図はその要部断面図,第2図及び第3図は荷物の積み降
ろし時の作用効果の説明図,第4図及び第5図は第2実
施例及び第3実施例のゲート構造の断面図,第6図〜第
8図は従来のゲート構造を示す断面図,第9図は貨物自
動車の荷台の斜視図である。 1,2,3……ボトムレール,10,20,30……屈曲部,11,21,31
……内端,4……シーラ,90……ゲート,92……ゲートパネ
ル,921……下端縁,925……ゲートパネルの内面,A……オ
フセット,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨物自動車の荷台の側端又は後端にヒンジ
    により枢着されてなるゲートにおいて, 該ゲートのボトムレールは,その下方の先端部を延在さ
    せて,該先端部をゲートパネルの内面よりも内側方向に
    屈曲させて屈曲部を形成すると共に該先端部を上記内側
    方向からゲートパネルの下端縁に近接させ,該下端縁と
    上記先端部との間にシーラを配設してなり, かつ上記屈曲部の内端は上記ゲートパネルの内面よりも
    内側方向にオフセットしていることを特徴とする貨物自
    動車荷台のゲート構造。
JP12952089U 1989-11-06 1989-11-06 貨物自動車荷台のゲート構造 Expired - Lifetime JPH085109Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12952089U JPH085109Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06 貨物自動車荷台のゲート構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12952089U JPH085109Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06 貨物自動車荷台のゲート構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0368182U JPH0368182U (ja) 1991-07-04
JPH085109Y2 true JPH085109Y2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=31677145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12952089U Expired - Lifetime JPH085109Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06 貨物自動車荷台のゲート構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085109Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0368182U (ja) 1991-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4470619A (en) Automobile seat belt anchor attachment structure
CN101456344B (zh) 用于车辆滑动门的约束结构
US5069493A (en) Door lock device
JPH085109Y2 (ja) 貨物自動車荷台のゲート構造
JPS5889418A (ja) 自動車のリアバンパ
JP2717275B2 (ja) バックドアロック用ストライカ取付け部の車体構造
JPH0115530Y2 (ja)
JPS5830733Y2 (ja) 開閉式屋根を有する自動車屋根のシ−リング構造
JPH043094Y2 (ja)
JPH0533412Y2 (ja)
JP2501631Y2 (ja) 自動車のル―フ構造
JPS6234815Y2 (ja)
JPH042105Y2 (ja)
JPH0210022Y2 (ja)
JPH0219317Y2 (ja)
JPH0546522U (ja) サンルーフ車のルーフ開口縁部構造
JPH0347005Y2 (ja)
JPS64381Y2 (ja)
JPH0139344Y2 (ja)
JP4131299B2 (ja) 車両用キャリア装置
JPS6230840Y2 (ja)
KR200234162Y1 (ko) 차량용트렁크백패널의파손방지장치
JPH0715781Y2 (ja) ドアウェザストリップ
JP2581612Y2 (ja) デッキサイドトリムの取付け構造
JPH051496Y2 (ja)