JPH08508200A - 閉鎖用装置及び鍵穴結合部を備えたフィルタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、液体用の結合部を有するハウジング（１０）を備えたフィルタ装置に関し、結合部は、保持部（１８）によって締結された少なくとも一つのフィルタ要素（２０）を有するフィルタ容器（１６）に締結可能であり、望まれない液体の漏れを防止する閉鎖部を有する。閉鎖部（２２）は少なくとも二つの密閉用板（３６ａ、ｂ）を有し、密閉用板（３６ａ、ｂ）は、少なくとも一部分の範囲の穴（４０ａ、ｂ）を互いに二つの異なる面に配列され、動力貯蔵部（５０）の影響の下で、以下のような方法で穴（４０ａ、ｂ）を開放又は閉鎖するために互いに移動されることが可能であり、その方法では、フィルタ容器（１６）がハウジング（１０）から取り外されると、閉鎖部（２２）は、周囲から少なくとも一つの結合部及び／又はフィルタ容器（１６）を徐々に密閉し、フィルタ装置は、経済的に製作可能であり、装置の内側に小さい空間しか必要とせず、即座に作動する、万能に使用可能な閉鎖部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 閉鎖用装置及び鍵穴結合部を備えたフィルタ装置 本発明は、液体の流れの結合部を有するハウジングを備えたフィルタ装置に関 し、そのハウジングは、要素保持部に確実に保持された少なくとも一つのフィル タ要素を有するフィルタ容器に、及び望まれない液体の漏れを防止する閉鎖用装 置に結合可能である。 この型式のフィルタ装置では、汚染された液体は、供給線を通じて、外側から 内側に流れるフィルタ要素を組み込んだフィルタ容器内に案内され、この方法で は、汚染した材料の粒子は、液体から分離される。この方法で清掃されると、液 体は、フィルタ要素及び結合された排水管を通じて、フィルタハウジングから、 供給される密閉回路内の使用位置まで進行する。 そのようなフィルタ要素の使用時間の延長により、この要素は、汚染され、新 しいフィルタ要素に交換されなければならない。この目的のために、従来、中に 配列されたフィルタ要素を備えたフィルタ容器は、ハウジングから螺脱され、取 り外される。この螺脱の段階の際に、要素保持部は、通常、要素と共に半径方向 移動され、要素保持部とハウジング部品の間に提供された包装用リングは、この 工程中に損傷を受ける可能性がある。特に、フィルタ要素の交換及び螺脱による ハウジング内のフィルタ容器の取り外しに続く、逆の状況では、包装用リング内 で発生する衝突、穴開け及び摺動動作がもたらされ、それは密閉用リングの密閉 効果に悪影響を与え、その結果、フィルタがかけられていない液体が既にフィル タがかけられた液体に混合してしまう。交換工程の間にフィルタ容器が、例えば 作動油のような液体で満たされるために、不燃性の、生物学的に分 解可能な液体又は汚染された水である液体は、しばしば周囲に不注意で漏れだし て周囲を汚染してしまう。そのことは、作動中の機械の要素を交換するための、 交換工程が外側で行われる際に、最もよく発生する。 独国特許第３０ ３１ ４３１ Ｃ２号及び未審査の独国特許公開第２６ ２ ３ ４０９号のフィルタ装置は、エラストマ材料の逆戻りの逆止めバルブとして 構成されている閉鎖用装置を示し、一部品のフランジ部材の形状のバルブは、フ ィルタ要素のフィルタ保持部を包囲する。液体が、供給線の形状の一つの結合部 を通じて供給されるとすぐに、弾性の可撓性のフランジ状のバルブは開放し、一 方で、弾性のために閉鎖された位置に保持されたバルブは、結合部を通じて、又 はこの組立品からフィルタ容器が取り外される際に、周囲に液体が望まれていな いのに流出するのを防止する。装置内のハウジングに液体を運搬する結合部は閉 鎖されない。周知の閉鎖用装置は、要素保持部の領域にかなりの構造空間を必要 とするが、作動中常に信頼性を有して作動するわけではない。特に結合部の圧力 の漏れにより、又は望まれないのに液体が逆方向に流れる場合でさえも、閉鎖用 装置を無用にしてしまう、フランジ部品の板状又はディスク状の弾性の密閉用縁 部の反転又は分裂は、防止されない。これが最後まで続くとフィルタ装置は故障 してしまう。 発達状態の始めとして、本発明の目的は、一般に調整可能な閉鎖用装置を有す るフィルタ装置を開示することであり、その閉鎖用装置は、適切な価格で製造可 能であり、限定された構造領域のみを必要とし、作動中に信頼性を有して作用す る。そのような目的は、請求項１の特徴部分を備えたフィルタ装置と共に開示さ れる。 従って、請求項１の開示部分では、閉鎖用装置は、少なくとも二つの閉鎖用板 を有し、これらの板は、互いに関してオフセットされ た二つの異なる面に配列された開口部を少なくとも一部分限定し、板は、以下の 方法で閉鎖及び開放を行う目的の動力貯蔵要素の影響の下で前後に移動可能であ り、その方法では、ハウジングからフィルタ容器が連続して離され、閉鎖用装置 は、密閉された周囲に対して少なくとも一つの結合部及び／又はフィルタ容器を 密閉して、連続して閉鎖し、閉鎖用装置は、装置内の小さい構造空間のみを必要 とする。開放位置から閉鎖位置への、又はその逆の、不可欠な平坦な閉鎖用板の 動作の通路は、従って限定されかつ確実であり、閉鎖用板の直線の一様な動作の ために、障害のない作動が達成される。この閉鎖用装置により、本発明に関する フィルタ装置は一般に調整可能であるために、ハウジングの両結合部及びフィル タ容器は、付加的に又は交互に、周囲に対して閉鎖されることが可能であり、望 まれない液体の漏れに関して密閉される。説明される閉鎖用装置では、ある種類 のバルブは、密閉部を備え、かなりの信頼性をもって使用されて閉鎖を行い、任 意の使用状態で近づくことが可能に作動することが認識される。 通常の閉鎖された再循環では、閉鎖されたフィルタ容器は、取り外されると、 汚染されたフィルタ要素と共に製造業者に返されることが可能であり、製造業者 は、それから適切な不用な使い捨て式の部品を引受けかつ再使用可能な部品を再 使用し、その部品は例えばフィルタ容器であり、製造業者は、続いて、新しい装 置のために、又は交換部品として使用される交換可能な部品として、部品を適切 に清掃する。 本発明に関するフィルタ装置の一つの好適な実施例では、閉鎖用装置は、排水 管に挿入された逆止めバルブを有し、逆止めバルブは、フィルタ工程の際に開放 しかつフィルタ容器の取り外しの際には閉鎖される。この目的のために、及びフ ィルタ要素の方向に排水管か ら液体が逆流可能な場合には、密閉性が保証される。 フィルタ装置の他の好適な実施例では、閉鎖用装置は、液体の流れの方向に連 続して配列された開口部を備えた二つの補強部品を有し、各補強部品は、開口部 を開放するためのこの特有の設定では、他の閉鎖用部品によって保持された分離 された閉鎖用部品を組み込み、動力貯蔵装置の力に対抗し、更にフィルタ容器の 取り外しによって、一方の閉鎖用部品は、排水管に役立つ結合部を閉鎖し、他方 の閉鎖用部品は、周囲からフィルタ要素の内側を密閉して閉鎖する。このために 、ある種類の抑制された結合部が効果的に二つの閉鎖用部品の間に提供され、そ の同時に起こる開放及び閉鎖によって、両ハウジングの結合部及び要素の保持部 との両結合部は、製作可能である。補強部品の開口部が液体の流れの方向に連続 して配列されるために、液体に及ぼされる任意の流れの抵抗は削除される。 本発明のフィルタ装置の一つの特に好適な実施例では、特有のフィルタ要素の ために、要素保持部は、ねじれ安全装置によるハウジングの部品との形状固定式 結合部をして実施される。フィルタ要素を備えたフィルタ容器の交換工程では、 要素保持部は、回転又螺合と同一方向に軸方向に沿って押し出され、その結果、 操作者は時間を損失することなく、開口部を備えた閉鎖用板は、互いにオフセッ トして配列された構造位置の正確で適切な調整を保証し、その結果、最終的にオ フセットされた構造位置からの信頼性のある作動が保証される。 本発明のフィルタ装置の他の好適な実施例は、従属の請求項の対象である。 以下、本発明に関するフィルタ装置は、図面に示されるように、様々な実施例 に関してより詳細に説明される。 図面中の、 図１は、フィルタ装置の第一の実施例の長手の断面図の主要な説明を示し、 図２は、図１の矢印IIの方向の図面の挿入された閉鎖用装置の平面図を示し、 図３及び３ａは、板バルブの形状の閉鎖用装置の平面図及び長手の断面図を示 し、 図４及び４ａは、フィルタ要素のためのねじれ安全装置の平面図及び長手の断 面図を示し、 図５は、フィルタ装置の第二の実施例の頂部の部分の長手の断面図を示し、 図６は、フィルタ装置の第三の実施例の頂部の部分の長手の断面図を示し、 図７は、板バルブの他の実施例の平面図を示し、 図８及び８ａは、図７の閉鎖用装置の閉鎖用部品の底面図及び長手の断面図を 示し、 図９は、図８、８ａの閉鎖用部品のために提供された補強部品の長手の断面図 を示し、 図１０は、図８、８ａ及び９の閉鎖用部品及び補強部品で構成される閉鎖用装 置の平面図を示す。 本発明に関するフィルタ装置は、液体を案内する供給線１２と排水管１４を備 えたハウジング１０を有する。ハウジング１０は、要素保持部１８によって確実 に保持されるフィルタ要素２０を有するフィルタ容器１６に結合されることが可 能である。そのようなフィルタ装置は熟練者には十分周知であり、装置の個々の 部品は、それらの描写が本発明の理解に必要な場合に限ってのみ説明される。 第一の実施例で全体が２２で示される閉鎖用装置は、要素保持部１８とフィル タ要素２０の外側の側面との間に確実に配列された二 つの環状の密閉用フラッパ２４ａ、２４ｂを有し、更に要素保持部１８の内側の 側面には支持用格子に一方の端部を有する。図１に示される外側の密閉用フラッ パのリング２４ａは、閉鎖されて示され、閉鎖用装置は、液体の圧力が供給線１ ２に発生するとすぐに開放される。それから、密閉用フラッパ２４ａが開放され ると、フィルタがかけられていない液体は、フィルタ要素２０の外側の側面及び 穴を開けられた支持用格子を通じてフィルタ要素２０の内側に通過する。存在す ることがあり得る汚染物は、フィルタ要素２０内に残り、内側の室２８の液体は 、それゆえ浄化される。 内部の密閉用フラッパのリング２４ｂは、ねじれ安全装置３２のテーパが付け られたスリーブ３０に支持される。フィルタ容器１６は、ねじ部３４が螺脱され ることによってハウジング１０から分離され、かつ供給線１２を通じて液体供給 が終えられる場合、固有の張力によって、弾性で可撓性の密閉用フラッパ２４ａ 、２４ｂは、特にそれらがゴムである場合に、フィルタ容器１６の内側の側面に 抗して再び係合されかつ中央で互いに接触され、続いてフィルタ容器１６の内側 ２８を密閉し、フィルタ容器１６は、少なくとも一部分汚染された液体で充満さ れ、その液体は周囲の環境から流れを止められる。密閉用フラッパ２４ａ、２４ ｂの閉鎖手順は連続して進行し、閉鎖用装置２２は、自動的に、流動可能な通過 位置を閉鎖する。新しいフィルタ要素２０が挿入されかつフィルタ容器１６がね じ部３４によってハウジング１０にねじ止めされる場合、内側の密閉用フラッパ のリング２４ｂは、ねじれ安全装置３２のテーパが付けられたスリーブ３０上を 押動され、密閉用フラッパのリング２４ａは、供給線１２を通じた液体の供給に よって開放される。 更に、フィルタ容器１６の取り外しに続いて、閉鎖用装置２２は、自動的に、 供給線１２と排水管１４を形成する結合部を閉鎖する。 このために、上述された閉鎖用装置２２は、二つの板又はディスクの形状の二つ の閉鎖用板３６ａ、３６ｂを有し、板又はディスクは、二つの異なる板に互いに オフセットされて配列された（図３の）開口部４０ａ、４０ｂを有し、開口部４ ０ａ、４０ｂを閉鎖する目的でフィルタ容器１６が移動される際に、環状のディ スクのばね要素４２の形状の動力貯蔵部の効果の下で、板又はディスクは、互い に前後に移動されることが可能である。その結果、図３及び３ａで大きく拡大さ れて示されるように、ある種類の板バルブが使用される。図３は、二つの直径方 向対向する開口部４０ａを備えた、図面手前側に回転された、頂部の板又はディ スク３６ａを示す。板又はディスク３６ｂは、図面手前から更に離れた下側の第 二の面に見られ、板又はディスク３６ａに覆われ、開口部４０ａから９０°オフ セットされて配列された開口部４０ｂを備える。二つの板又はディスク３６ａ、 ３６ｂの中央には、円形の切り抜き部４４が存在し、スリーブ状のねじれ安全装 置３２は、外側の側面に沿って切り抜き部４４と係合する。 詳細には図１及び３ａに示されるように、板又はディスク３６ｂの内側の縁部 によって形成される案内部に沿って移動可能に案内される、二つの板又はディス クのうちの上側３６ａは、縁部側に境界を有しかつ切り抜き部４４の方に曲げら れる。図１の実施例では、境界は、保持表面を形成するＵ形状の角度をつけられ た側面４８に形成される。図１に示されるように、二つの板又はディスクの上側 ３６ａは、ディスクばね４２の頂部で支持され、ディスクばね４２はそのような 形状なので、決して開口部４０ａを覆うことはない。ディスクばね４２はハウジ ング１０に支持され、その影響の下で、板又はディスク３６ａは、環状の要素保 持部１８と一体の突出するブラケット５２に抗して角度をつけられた側面４８に よって加圧さ れ、その結果、適切に保持される。他方の確実に配列された板又はディスク３６ ｂは、その端部が（図１の）切り抜き部４４から更に離れて下方にオフセットさ れ、ハウジング１０内の棚部５４に沿うオフセットされた位置でその自由端が支 持される。既に言及された要素の交換が再び行われる場合、ディスクばね４２が 、不動の板又はディスク３６ｂに抗して移動可能な板又はディスク３６ａを加圧 するまで、フィルタ容器１６は取り外されず、従って開口部４１ａ及び４１ｂは 密閉される。液体供給線１２の大きな圧力に続いて、これらは、ディスクばね４ ２の付勢する力の方向に作動し、二つの板３６ａ、３６ｂを備えた板バルブ形状 の閉鎖用装置２２の密閉式閉鎖を補強する。 閉鎖用装置２２は、排水管１４に挿入された逆止めバルブ５６を有し、排水管 １４は、フィルタ工程の間は開放し、フィルタ容器１６が取り外される場合には 閉鎖される。逆止めバルブ５６は、図２に詳細に示される三本腕部式板５８によ って支持され、ハウジング１０に確実に結合される。長手のジャーナル６０は、 三本腕部式板５８の三つの腕部の結合位置に配列され、三本腕部式板５８の上で は、ある位置まで達するバルブ部材６２は、スリーブ状の長手の延長部分６４上 に案内される。相当する液体の圧力が内側の室２８で上昇しない限り、バルブ部 材６２は、バルブの座部６８に抗して円錐形の閉鎖用表面を有する閉鎖用ばね６ ６によって加圧され、バルブの座部６８は、ねじれを防止する装置３２の一部分 である。 内側の室２８の液体の圧力が増加すると、予め決定された限界値で、逆止めバ ルブ５６は開放し、液体は、内側の室２８を通じて、ねじれ安全装置３２と、三 本腕部式板５８の腕部の間の三つの開口位置７０とを通じて、排水管１４に流入 する。フィルタ容器１６の内部の室２８の圧力が予め決定された限界値以下に降 下するとすぐ に、閉鎖用装置２２は閉鎖する。このことは、フィルタ容器１６の取り外しの際 及びその結果の板バルブ３６ａ、３６ｂの閉鎖の際である他の機会にも起こりう る。更に、例えば密閉された回路内の予期されない圧力点によって、排水管１４ の内部の圧力が内部の室２８の供給線１２の液体圧力によって製造される圧力よ り大きくなる際に、逆止めバルブ５６は閉鎖する。従って、生じる圧力のピーク は確実に追跡されることが可能であり、それにより、現在使用されているフィル タ要素２０は維持及び保護される。 図１に示されるように、ブラケット５２内の溝状の切り抜き部には、ねじれ安 全装置３２が配列され、Ｏリング７２に面する切り抜き部４４は、ハウジング１ ０の部品と接触し、その結果、供給線１２を閉鎖しかつそれをフィルタ容器１６ の内部２８から密閉する。Ｏリング７２が不完全である又は適切に正確に設定さ れない場合には、フィルタ装置には障害が発生し、それはフィルタの能力に悪い 影響を与え、その障害の源は、修復を行う熟練者にとって見つけ出すのが困難で ある。Ｏリングを可能な限り密接して及び可能な限り均一に予め決定された設定 まで付勢するために、意図されるフィルタ要素２０の要素保持部１８は、ねじれ を防止するために、装置３２を通じてハウジング１０の部品との形状固定用結合 部として使用される。 この目的のために、形状固定用結合部は、要素の保持部１８に互いに対向して 配列された、一つ又は二つの図示されない切り抜き部を有し、その切り抜き部の 中では、ねじれ安全装置３２と結合された二つの肩部７４が係合する。詳細には 図４ａに示されるように、互いに対向して配列された一つ又は二つの肩部７４は 長手の案内部として構成され、長手の案内部に沿って、要素の保持部１８は、フ ィルタ容器１６の半径方向の回転によって軸方向に案内される。こ の案内は、フィルタ要素２０がいかなる斜めにオフセットされることも防止する 。 更に、そのような形状固定用結合部は、フィルタ容器１６の螺合及び螺脱によ って、互いに抗して、板又はディスク３６ａ、３６ｂの移動を回避することが必 要とされ、その移動により、フィルタ装置の操作に関する故障はもたらされてし まう。鍵穴結合技術は、溝ジャーナル組立品上の上述された形状固定用結合部に より理解され、この装置は、フィルタ装置の操作者が他の製品のフィルタ要素を 使用できないことを保証し、そのフィルタ要素は、従来、要素の保持部と共に市 場で容易に得られることが可能であるが、内側の案内装置は有さない。というの は、螺合及び螺脱の間にフィルタ容器と共に回転されるそのような周知のフィル タ要素によって、板バルブは無用になってしまうからである。 フィルタ装置の他の実施例は、図５に示される。簡単にするために、以下の実 施例は、上述された説明とかなり異なるところのみ説明される。上述された例で 使用されたものとほぼ同一の参照番号は、類似する部品に使用され、新しい実施 例に提供される説明は、同様に、原型と一致する。 フィルタ容器１６を密閉するために、図１に示された第一の実施例で既に説明 されたように、この場合も同様に、板バルブが使用される。図５でも、供給線１ ２を閉鎖するための同様の方法が示され、板バルブ３６は、開口部４０ａ、４０ ｂ及びディスクばね４２を備える。この第一の板バルブの下流方向には、相当す る同一の板又はディスク７６ａ、７６ｂで構成されかつ互いにオフセットされた 二つの異なる面に配列された開口部７８ａ、７８ｂを有する、第二の板バルブが 配列される。しかしながら、この場合、下部の不動の板又はディスク７６ｂは、 角度をつけられた側面４８に相当する第二 の板バルブの角度をつけられた側面８２に保持された、ばね要素８０に支持され る。板バルブ３６ａ、３６ｂ及び７６ａ、７６ｂは、フィルタ要素２０によって 制御されかつ動力貯蔵部材４２によって閉鎖され、その際、フィルタ要素２０は フィルタ容器１６と螺合されない。このため、ばね要素８０の圧力が補強され、 閉鎖された状態で回転止めを形成する角度をつけられた側面８２上を移動可能な 板又はディスク７６ａの、不動の板又はディスク７６ｂに抗する移動が増強され る。本発明を更に発展させかつ運動学的に逆転させると、板装置の他の板又はデ ィスクもまた移動可能に設計可能であり、以前移動可能だった板又はディスクは 、不動に設計可能である。更なる組み合わせも可能であり、板バルブの両方の板 又はディスクは、適切な動力源の援助によって互いに関して移動可能であり、好 適にはディスクばねの形状である。 排水管１４の領域では、ここでもまた図４、４ａに相当するスリーブ状のねじ れ安全装置３２が使用され、他の及び第三の板バルブは、要素保持部１８の内側 の周囲に沿って挿入され、要素保持部１８は、板及びディスク８４ａ、８４ｂ及 び相当する開口部８６ａ、８６ｂ及び他のディスクばね８８を有する。開口部８ ６ｂを備える図５の頂部に配列された板又はディスク８４は、ディスクばね８８ と同様に、要素保持部１８の端部に挿入される。それらの間には、ディスクばね ８８の影響の下で、開口部８６ａを備えた長手方向に移動可能な第二の板又はデ ィスク８４ａが配列される。この第二の板又はディスク８４ａは、他の板又はデ ィスク８４ｂの環状の切り抜き部９２内で係合する、環状に突出する長手の案内 部９０を有する。突出する長手の案内部９０は、スリーブ状のねじれ安全装置３ ２の下部で補強され、従って、第一の板又はディスク８４ｂからある距離で保持 される。フィルタ容器１６の取り外しの際に、第三の 板バルブもまた、ディスクばね８８の影響の下で自動的に閉鎖され、下部のバル ブの板又はディスク８４ａは、頂部の板又はディスク８４ｂに抗して移動され、 第二及び第三の板バルブは、閉鎖されかつフィルタ容器１６と共に取り外され、 第一の閉鎖された板バルブは、ハウジング１０内にそのまま位置する。この実施 例では、板バルブの中央部分は閉鎖され、従って、切り抜き部４４に相当する開 口部を有さない。 図１に示される逆止めバルブ５６は、図５に示されるこの第二の実施例には存 在しない。しかしながら、排水管１４の圧力のピークが逆止めバルブの使用を必 要とする場合には、そのようなバルブがねじれ安全装置３２内に組み込まれるこ とが可能である。 フィルタ装置の他の実施例は、図６に示される。入口１２を閉鎖するために、 この場合の板バルブは、二つの閉鎖用板１００ａ、１００ｂを有し、図６に示さ れる下部の閉鎖用板１００ｂは、不動であり、ハウジング１０の棚部５４の外側 の周囲に沿って支持される。頂部の閉鎖用板１００ｂは、続いて、下部の閉鎖用 板１００ｂに抗してディスクばね１０４の影響の下で移動可能に保持される。 この板バルブの正確な構成は、図７の平面図に見られる。この場合の頂部の閉 鎖用板１００ａは蝶状に構成され、その二つの翼部は、この面と同一の面に横設 する二つの開口部１０２ａを限定し、開口部は、円形の板又はディスク１００ｂ によって下部で限定され、ハウジングの部品１０によって前部で包囲される。板 又はディスク１００ｂは、外側に突出しかつその外側の周囲の周りに分配された フランジ状のタブ１１６を有し、ハウジング１０の棚部５４に下部の閉鎖用板１ ００ｂが支持される。頂部の閉鎖用板１００ａの二つの翼部は、完全に、下部の 閉鎖用板１００ｂの二つの直径方向対向する開口部１０２ｂを覆う。 閉鎖用板１００ａは、下部にそれぞれ下方に突出するフランジ１１８を有して 閉鎖用板の長手の案内部を形成し、フランジ１１８は、板１００ａを組み込む手 順の各段階で、結合された開口部１０２ｂ内で係合し、関連する切り抜き部１０ ２ｂの内側の端部で支持される。頂部の板１００ａの内側の周囲に沿って、板は 、円筒形の案内表面１２４に沿った内側を向いた案内突起１２２によって案内リ ング１２０上で案内され、案内表面１２４は、排水管１４に螺合されるハウジン グの挿入部１２６の一部分であり、その挿入部は、簡単にするために、図７には 外側の端部のみ示されており、それは、図４及び４ａに示されるねじれ安全装置 ３２と同一に構成されることも可能である。フィルタ要素２０と共に要素保持部 １８が取り外されることにより、頂部の閉鎖用板１００ａは、バルブばね１０４ の影響の下で、開口部１０２ｂを閉鎖する閉鎖された位置に移動される。この場 合、開口部１０２ａは、下部の閉鎖用板１００ｂによって同期して閉鎖される。 板バルブが開放される際、フィルタ容器１６内に存在する液体は、供給線１２、 頂部の開口部１０２ａ及び直径方向対向する開口部１０２ｂを通じて流れる。 図６に示されるフィルタの実施例の排水管１４は、閉鎖用装置２２によって閉 鎖され、閉鎖用装置２２は、開口部１０８ａ、１０８ｂを備えた、二つの、対向 して反対に配列されてはいるが、同一に構成されている補強部品１０６ａ、１０ ６ｂを有し、補強部品１０６ａ、１０６ｂは、フィルタ要素２０の内部２８から 排水管１４まで液体の流れの方向に連続して配列される。各補強部品１０６ａ、 １０６ｂが結合されているために、閉鎖用部品１１０ａ、１１０ｂは、存在しか つ動力源１１２ａ、１１２ｂの力の逆向きに他の閉鎖用部品によって保持され、 （図６の）開口部１０８ａ、１０８ｂを開放する位置に保持される。フィルタ容 器１６の取り外しの際に、 一方の閉鎖用部品１１０ａは、排水管１４として機能する結合部を閉鎖し、他方 の閉鎖用部品１１０ｂは、液体の密閉部を形成する周囲の環境からフィルタ要素 ２０の内側２８を閉鎖する。閉鎖用部品１１０ａ、１１０ｂの閉鎖された状態は 、図６の破線で示される。 詳細には図９に示されるように、関連する補強部品１０６ａ、ｂは、フード状 に構成され、下方に曲げられたフランジ１２８ａ、１２８ｂによって開口部１０ ８ａ、１０８ｂを包囲する。この場合の補強部品１０６ａ、ｂは、ブラケット状 の環状の表面１３０ａ、ｂを有し、表面１３０ａ、ｂは、図６に示されるハウジ ングの挿入部１２６の内側に突出するフランジに、外側の自由端によって支持さ れる。環状の表面１３０ａ、ｂは、フランジ１２８ａ、ｂを通じて組立品のフー ド１３２ａ、ｂに結合され、環状の表面１３０ａ、ｂに面する内側では、組立品 は、円筒形の案内ジャーナル１３４ａ、ｂを有する。案内ジャーナル１３４ａ、 ｂの反対側に面する組立品のフード１３２ａ、ｂの側には、ハンドル１３６ａ、 ｂが存在し、ハンドル１３６ａ、ｂの形状は、プラスチック材料が補強部品１０ ６ａ、ｂの吹付成形に使用されるために、吹付成形によって得られる。 その補強部品１０６ａ、ｂには、スクリーン状の閉鎖用部品１１０ａ、ｂが移 動可能に保持され、それは、図８及び８ａにより詳細に表される。図８ａに詳細 に示されるように、好適にはプラスチックで吹付射出された閉鎖用部品は、スク リーン状に構成され、ジャーナル状の延長部分１１４ａ、ｂを有し、補強部品１ ０６ａ、ｂに挿入された閉鎖用部品１１０ａ、ｂの延長部分１１４ａ、ｂは、補 強部品を越えて外側に突出する。スクリーン１３８ａ、ｂは、ジャーナル状の延 長部分１１４ａ、ｂに直径方向に配列された、四つの直径方向の支持用フランジ １４０ａ、ｂに支持され、延長部分１１ ４ａ、ｂは頂部に円筒形の切り抜き部１４２ａ、ｂを有し、切り抜き部１４２ａ 、ｂ内には、補強部品１０６ａ、ｂの案内ジャーナル１３４ａ、ｂが係合可能で ある。案内ジャーナル１３４ａ、ｂと円筒形の切り抜き部１４２ａ、ｂの間には 、広い動作範囲を有する、図示されない圧縮ばねが挿入され、圧縮ばねは、圧縮 された際には、特に小さい構造上の空間を必要とする。分配装置の開放状態を示 す、図１０に示される平面図は、補強部品１０６ａ、ｂが、開口部１０８ａ、ｂ が開口している閉鎖用部品１１０ａ、ｂを包囲する方法、及び補強部品ａ、ｂが 、閉鎖用部品１１０ａ、ｂの案内部として機能する方法を示す。 フィルタ容器１６が、ハウジング１０から螺脱される際、互いに接触する閉鎖 用部品１１０ａ、１１０ｂの延長部分１１４ａ、１１４ｂの係合は、まだそのま まにされ、従って、最終的に二つの延長部分１１４ａ、１１４ｂが互いの係合か ら解放される前に、スクリーン１３８ａ、ｂは、破線で図６に示されている位置 に連続して移動される。閉鎖用部品１１０ａ、ｂが閉鎖された位置に位置する場 合、スクリーン１３８ａ、ｂの下部の縁部は、支持部品１０６ａ、ｂの環状の表 面１３０ａ、ｂの内側に傾斜された端部に横設される。開口部１０８ａ、ｂは、 この閉鎖された位置で密閉される。フィルタ要素２０の交換に続いて、フィルタ 容器１６が、図６に示されるようにハウジング１０に結合された位置に戻される 場合には、この制御された方法は、閉鎖用部品１１０ａ、１１０ｂの延長部分１ １４ａ、１１４ｂ上で対向して行われ、中央の配列されたフードバルブを開放し て設定し、両方向に作動させる。 本発明に関するフィルタ装置は、説明された装置を備えて従来の配置に配列さ れた、変更バルブ又はバイパスバルブを有することが可能であるが、この点は、 ここでは詳細に説明されない。電気的に 作動される結合部品は、他の結果の一つとして、供給栓１２及び排水管１４の高 い圧縮率及び汚染率をもたらす、閉鎖用及び密閉用栓９４の代わりに使用される ことが可能でありる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 液体用の結合部を有するハウジング１０を具備し、該ハウジングはフィル タ容器１６に結合可能であり、該フィルタ容器は、要素保持部１８によって確実 に保持された少なくとも一つのフィルタ要素２０を有し、更に望まれない液体の 漏れを防止する閉鎖用装置２２を具備するフィルタ装置において、該閉鎖用装置 ２２は、少なくとも二つの閉鎖用板３６ａ，ｂ；７６ａ，ｂ；８４ａ，ｂ；１０ ０ａ，ｂを有し、該閉鎖用板は、二つの異なる板に互いにオフセットして配列さ れた開口部４０ａ，ｂ；７８ａ，ｂ；８６ａ，ｂ；１０２ａ，ｂを少なくとも一 部分限定し、更に、該開口部４０ａ，ｂ；７８ａ，ｂ；８６ａ，ｂ；１０２ａ， ｂを閉鎖するための分離された動力源５０；８０；８８；１０４の影響の下で、 該閉鎖用板は互いに関連して以下の方法で移動可能であり、該方法では、該ハウ ジング１０から該フィルタ容器１６が離されていくと、該閉鎖用装置２２は、連 続して閉鎖しかつ外側の環境に対して少なくとも一つの結合部及び／又は該フィ ルタ容器１６を連続して密閉することを特徴とするフィルタ装置。 ２． 該閉鎖用装置２２の該二つの閉鎖用板の一方３６ｂ、７６ｂ、８４ｂ、１ ００ｂは不動であり、他方の該閉鎖用板３６ａ、７６ａ、８４ａ、１００ａは、 該動力源４２、８０、８８、１０４の影響の下で、移動可能に配列されることを 特徴とする請求項１に記載のフィルタ装置。 ３． 該二つの閉鎖用板の一方３６ｂ、７６ｂ、８４ｂは、他方の移動可能な該 閉鎖用板３６ａ、７６ａ、８４ａのために、縁部に長手の案内部を有することを 特徴とする請求項１又は２に記載のフィルタ装置。 ４． 該閉鎖用装置２２は、排水管１４に役立つ、該結合部内に挿入された逆止 めバルブ５６を有し、該逆止めバルブ５６は、フィルタ工程の際には開放し、該 フィルタ容器１６が取り外される際には自動的に閉鎖することを特徴とする請求 項１〜３のいずれか一つの項に記載のフィルタ装置。 ５． 該逆止めバルブ５６は、特には三つの腕部を有する、複数の腕部を有する ディスク形状の板５８に支持され、該ディスク形状の板は、該ハウジング１０に 結合され、その三つの腕部の間に通過用領域７０を形成することを特徴とする請 求項４に記載のフィルタ装置。 ６． 該閉鎖用装置２２は、開口部１０８ａ、１０８ｂを備えた二つの補強部品 １０６ａ、１０６ｂを有し、該開口部１０８ａ、１０８ｂは、液体の流れの方向 に連続して配列され、結合された各補強部品１０６ａ、ｂは閉鎖用部品１１０ａ 、ｂを組み込み、該閉鎖用部品１１０ａ、ｂは、動力源１１２ａ、ｂからの力に 対抗する他方の閉鎖用部品によって、該開口部１０８ａ、１０８ｂを開放する位 置に保持され、該フィルタ容器１６の取り外しの際には、一方の該閉鎖用部品１ １０ａは、閉鎖しかつ排水管１４に役立つ該結合部を密閉し、他方の該閉鎖用部 品１１０ｂは、閉鎖しかつ周囲の環境から該フィルタ要素２０の内部２８を密閉 することを特徴とする請求項１又は２に記載のフィルタ装置。 ７． この場合の該補強部品１０６ａ、ｂは、フード状であり、結合されたスク リーン状の閉鎖用部品１１０ａ、ｂを包囲し、該閉鎖用部品１１０ａ、ｂはジャ ーナル状の延長部分１１４ａ、ｂを有し、該閉鎖用部品１１０ａ、ｂは該補強部 品１０６ａ、ｂを越えて突出し、更に該閉鎖用部品１１０ａ、ｂは、該動力源１ １２ａ、ｂからの力の下で、少なくとも一部分閉鎖された位置から完全に閉鎖さ れ た位置までをなし、従って他方の該閉鎖用部品の該ジャーナル状の延長部分と接 触して保持されることを特徴とする請求項６に記載の装置。 ８． 該閉鎖用装置２２は、特には密閉用フラッパ２４ａ、２４ｂである、少な くとも一つの弾性で可撓性の環状の密閉部を有し、該密閉用フラッパ２４ａ、２ ４ｂは、該要素保持部１８と該フィルタ容器１６との間に端部で確実に固定され 、更に該要素保持部１８及び該フィルタ要素２０に役立つことを特徴とする請求 項１〜７のいずれか一つの項に記載のフィルタ装置。 ９． 該関連するフィルタ要素２０のための該要素保持部１８は、ねじれ安全装 置３２上に該ハウジング１０の部品を備えた形状固定用結合部にさらされること を特徴とする請求項１〜８のいずれか一つの項に記載のフィルタ装置。 １０． 該形状固定用結合部は、該要素保持部１８に、少なくとも一つのフラン ジタブ突起又は一つの切り抜き部を有し、該要素保持部は、該ねじれ安全装置３ ２の結合された切り抜き部内又はフランジタブ突起内で係合することを特徴とす る請求項９に記載のフィルタ装置。