JPH08507563A - 放射線硬化性アクリレート/シリコーンの恒久的再▲剥▼離性感圧接着剤 - Google Patents

放射線硬化性アクリレート/シリコーンの恒久的再▲剥▼離性感圧接着剤

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JPH08507563A
JPH08507563A JP6519914A JP51991494A JPH08507563A JP H08507563 A JPH08507563 A JP H08507563A JP 6519914 A JP6519914 A JP 6519914A JP 51991494 A JP51991494 A JP 51991494A JP H08507563 A JPH08507563 A JP H08507563A
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エイチ. マズレック,ミーツィスロー
エス. カントナー,スティーブン
ジュン,ディーター
エイチ. グレイチェン,アンドリアス
Original Assignee
ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
    • C09J4/06Organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond in combination with a macromolecular compound other than an unsaturated polymer of groups C09J159/00 - C09J187/00

Abstract

(57)【要約】 本発明は、約1から約30重量%の共反応シロキサンで変性された放射線硬化アクリレート感圧接着剤配合物であって、該シロキサンは次の式によって表わされる、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、R2は同一又は異なっても良い二価結合基、R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2−ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ばれるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリエーテル成分は約400から約10,000の範囲の数平均分子量であり、R9は同一又は異なっても良い二価結合基、nは約15から約300の整数、rは0から1の整数、sは0から3の整数、ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、そしてここで該放射線硬化アクリレート感圧接着剤配合物は、共反応多官能シロキサンの存在なくして硬化した同様の組成物と比較して再剥離性が改善されている、感圧接着剤配合物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 放射線硬化性アクリレート/シリコーンの恒久的再剥離性感圧接着剤 発明の属する技術分野 本発明は、放射線で硬化したビニル−シリコーンの恒久的に再剥離できる感圧 接着剤(PSA)、このものの製造方法及びこの感圧接着剤を塗布したシート物質 に関する。 従来の技術 長期間サブストレートに貼着した後であっても、容易に剥離できる接着剤を必 要とする場合がよくある。このよう接着剤は、例えば、マスキングテープ、剥離 ラベル、バンパーステッカー、皮膚を外傷から守るための医療テープ、ポスター 載置用テープ、保護被膜の利用に必要とされる。このような場合、通常使用され る接着剤は初期接着力が弱くて、テープ又はラベルが突然に剥れ落ちたり、又は 数時間、数日又は数月後接着力が徐々に強くなり、テープ又はサブストレートの いづれかを離層することなく取り除くことはできなくなる。このような剥離を有 利にできるようにするため、架橋アクリレート感圧接着剤を含めた種々の試みが 行われている。米国特許3,691,140(Silver)には、、離層することなく貼着し た紙から容易に取り除ける、本来的に粘着性の珪素を含まないアクリレート共重 合体微小球の利用が開示されている。米国特許5,045,569(Delgado)には、保持 力及び剥離接着力が改善され、そして接着剤転写の問題を減少させた中空アクリ レート重合体微小球の利用が開示されている。米国特許4,599,265には、極性共 重合性単量体を殆んど含まず、 そして光架橋剤又は低分子量の多官能アクリル単量体を使用して、架橋したアク リレート重合体である剥離性感圧接着剤のテープが開示されている。米国特許4, 737,559には、医療用の皮膚に対する感圧接着剤としての放射線硬化共重合体の 使用が開示されている。初期の皮膚に対する接着強さ及び48時間の皮膚に対する 接着強さの間のバランスは、存在する共重合した光架橋剤の量及び使用した放射 線量によって調整できる。これらの特許文献は、恒久的な剥離性に関与する共反 応性多官能シロキサンの使用については、しかし全たく教示していない。 シロキサンをアクリレート感圧接着剤に加えて、接着性能を改善することは公 知である。米国特許4,693,935(Mazurek)には、ペンダントシロキサングラフト (非官能シロキサンの共重合によって得られる)を有し、このために初期の接着 力は弱いが、しかし時間の経過と共に強くなる共重合体を含んだ感圧接着剤組成 物が開示されている。1988年11月29日発行の日本特開昭63−291969(日東)には 、時間の変化に関係なく良好な再剥離性であるシリコングラフト共重合体と非シ リコーン感圧接着剤との混合物が開示されている。米国特許4,994,538(Lee)に は、少なくとも2個のアクリレート官能価を有する約0.1から約1.0%の反応性シ リコーンアクリレート重合体を含む感圧接着重合体(乳化重合によって得られた )は、初期には剥離性であるが、老化によって恒久的に貼着することが開示され ている。米国特許4,716,194ート(Walker)には、低分子量の有機官能シラン単 量体(一般には、0.01から0.5重量%)を含むアクリレートベースの感圧乳濁液 接着剤は、接着剤の剥離性に寄与すると述べている。米国特許4,831,080(Blizz ard)には、感圧接着剤(一般には非アクリレート)と硬化性液状オルガノ水素 シロキサンとの混合物は、時間の経過と共に一般に接着力が強まる未変性感圧接 着剤に 比較して、接着力が改善されると述べている。米国出願07/672,342(Mazurek) には、MQ樹脂の存在下、アクリル単量体と高分子量テレケリックシロキサン(te lechelic siloxane)を共硬化して得た放射線硬化性アクリレート/シリコーン 感圧接着剤は、未変性感圧接着剤と比較して、例えば低エネルギー面に対しシリ コーン層を粘着性にして良好な接着力を示す、と述べている。 しかしながら、これらすべての文献には、共反応性多官能シロキサンを使用し て、放射線硬化したアクリレート感圧接着組成物の恒久的な剥離性に、寄与させ ることは開示されていない。 初期接着のレベルを広範囲に調整し、一方長期間の貼着でも接着力を最少限に できるアクリレート感圧接着剤の存在が望まれている。 分離結合剤を必要とすることなく、接着剤転写の問題を低減し、そして恒久的 剥離性を有する公知の接着剤と比較して、保持力が改善された感圧接着剤の存在 が望まれている。 放射線硬化によって確実且つ調整できるように製造することができる接着剤、 そしてこの接着剤の製造方法が公知の接着剤において必要とされる溶剤及びその 結果の乾燥工程の必要性を低減又は省略できるその感圧接着剤の存在が望まれて いる。 本発明者等は、このような感圧接着剤を新たに見い出した。 発明の要約 本発明者等は、広範囲の接続レベルで使用でき、また公知のものと比較して低 接着剤トランスファーであり、共反応多官能シロキサンで変性した優れた恒久的 に再剥離できるアクリレート感圧接着剤を、ここに新たに見い出した。この優れ たシリコーン変性感圧接着剤に関し、このものの製造において使用される溶剤は 、極端に少な く又は使用することがなく、従ってこのような溶剤を使用して健康を害すること が殆んどない環境的に優利なものである。また、この感圧接着剤は、放射線硬化 によって得ることができるので、溶剤の使用の減少又は省略によって、乾燥工程 の必要性が減少又は省略できる。更には、本発明の恒久的に再剥離できるシリコ ーン変性感圧接着剤は、その調整が広範囲にできる均衡のとれた感圧接着剤性能 を有する。 本発明は、1分子につき平均して少なくとも2個の遊離共重合性ビニル成分を 有する共反応した多官能シロキサンを、約1から約30重量%で変性した放射線硬 化アクリレート感圧接着剤配合物を提供するものであり、このシロキサンは次の 式(I)によって表わされる。 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異 なっても良い二価成分であって、該ポリエーテル成分は約400から約10,000の範 囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、そして ここで該放射線硬化アクリレート感圧接着剤配合物は、共反応多官能シロキサ ンを使用することなく硬化した同様の組成物と比較して、再剥離性が改善されて いる。 本発明は、更に改善された恒久的な再剥離性シリコーン変性硬化感圧接着剤の 第1の製造方法を提供するものであり、この方法は次の工程を含む。 (a)(i)約1から約30重量%の式(I)の共反応性多官能シロキサン、 (ii)該シロキサンと共重合できる約65から約99重量%の一官能遊離基重合 性ビニル単量体であって、該遊離基重合性ビニル単量体はアクリル酸、メタクリ ル酸、約4から約21個の炭素原子を含むアクリル酸のエステル、約5から約22個 の炭素原子を含むメタクリル酸のエステル、アクリルアミド、置換アクリルアミ ド、スチレン、置換スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、N−ビ ニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、塩化ビニリデン、カルボン酸のビ ニルエステル及びこれらの混合物から成る群から選ばれ、そして (iii)約0.1から約5重量%の光開始剤であって、ここで重量%は均質混合 物の全重量をベースにしたものであり、を含む均質混 合物を形成し、そして (b)該均質混合物を酸素及び溶剤の不存在下低強度紫外線に該混合物を照射 して重合する。 本発明は、更に改善された恒久的な再剥離性シリコーン変性硬化感圧接着剤の 第2の方法を提供するものであり、この方法は次の工程を含む。 (a)(i)約1から約30重量%の次の式によって表わされる共反応性多官能 シロキサン、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基、及び−R2Xから成 る群から選ばれ、独立して同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリ エーテル成分は約400から約10,000の範囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、そして (ii)1官能遊離基重合性ビニル単量体及びモノエチレン性不飽和芳香族ケ トン単量体を含んだ約70から約99重量%のアクリレート共重合体、 ここで該ビニル単量体は、アクリル酸、メタクリル酸、約4から約21個の炭素 原子を含むアクリル酸のエステル、約5から約22個の炭素原子を含むメタクリル 酸のエステル、アクリルアミド、置換アクリルアミド、スチレン、置換スチレン 、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニル カプロラクタム、塩化ビニリデン、カルボン酸のビニルエステル及びこれらの混 合物から成る群から選ばれ、 該芳香族ケトン単量体は次の式を有し、 ここで、R7は1から4個の炭素原子を含むアルキル基、及びフェニル基から成 る群から選ばれ、ここでのR7はハロゲン原子、アルコキシ基、及びヒドロキシ ル基から成る群から選ばれる1個以上の置換基で任意には置換され、R7が1個 以上のヒドロキシル基で置換されたフェニル基である場合には、このようなヒド ロキシル基は芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在しなければならず、 Wはハロゲン、アルコキシ及びヒドロキシル基から成る群から選ばれ、Wがヒ ドロキシル基である場合にはWは芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在 しなければならず、 gは0から4の整数、 R8は二価結合基そして Zはアルケニル基及びエチレン性不飽和アシル基から成る群から選ばれ、該芳 香族ケトン単量体は該共重合体の約0.025から約0.5重量%を含み、そして該共重 合体の重合度は該共重合体が架橋する前に約0.15dl/gから約1.4dl/gの内部 粘度を有する如きであり、該シロキサンと該共重合体の重量%は均質混合物の全 重量をベースにしたものである、を含む均質混合物を形成し、そして (b)溶剤の不存在下、中程度又は強度の紫外線照射を行って該混合物を硬化 する。 本発明の感圧接着剤の性質は、遊離基重合性単量体の性質及び量、並びに多官 能シロキサンの分子量及び量を変えることによって、広範囲に調整することがで きる。従って、公知の恒久的に剥離できるものと比較して、本発明においては接 着力のレベル及び低接着剤トランスファーのレベルを広範囲に変えることができ る。本発明の感圧接着剤の製造方法の利点は、溶剤の使用、従って乾燥手順を低 減又は省略するものであり、また放射線硬化方法として、感熱サブストレートを 害することなく硬化することができる。 発明の詳細な記述シリコーン 広範囲のシリコーンが本発明において使用することができる。感圧接着剤配合 物の剥離接着力を減少するために、感圧接着剤配合物の全体の重量をベースにし て約1から約30重量%、好ましくは約1 重量%から約10重量%の共反応性多官能シリコーンが使用され、これにより剥離 接着値を再剥離のために適度に低下させ、そしてまた長期間の貼着でも接着剤の 接着力を制限する。0.1%の少量でも改善された剥離性を有する配合物が得られ ることを、本発明者等は理論づけできる。共反応性多官能シロキサンは、平均し て少なくとも2個、好ましくは約2から約6個の遊離基反応性官能基が、ポリ( シロキサン)鎖からペンダントするか、この鎖の末端にペンダントするか、又は この両者の組合せで存在している。いづれの遊離基反応性官能価は、好ましくは 炭素−炭素の二重結合を含み、そして最も好ましくは遊離基重合が容易に反応し て良好に結合するようなアクリレート又はメタクリレート基である。第2の製造 方法を採用する場合、この遊離基反応性官能価は、好ましくはアミド、ウレタン 及び尿素結合基から成る群から選ばれる如きの極性官能価を通してシロキサン鎖 に結合するか、又はポリエーテルの如き極性重合体の短鎖のブロックによってシ ロキサン鎖から分離している。この極性官能価又は重合体ブロックの存在は、シ ロキサンとアクリレート重合体とを相溶性にし、しかも遊離基反応基を紫外線( UV)の照射によって芳香族ケトン単量体から生成する遊離基により近接させる。 共反応性多官能シロキサン(I)は、好ましくは少なくとも1,000、最も好ま しくは約1,000と約20,000の間の数平均分子量を有するポリ(ジメチルシロキサ ン)である。これは硬化前の全体の非相溶性による問題を生ずることなく、所定 の負荷において剥離接着力を最も効率良く減少させる。 本発明の恒久的な再剥離性感圧接着剤に使用される好ましい共反応性多官能シ ロキサンの好ましい一つのタイプは、Goldschmidt Chemical社(Hopewell,Virg inia)から製造販売され、市場において入手できる商品名Tegoシリコンアクリレ ート705である。このTego 705は、次の構造式によって表わされる。 この化合物は構造式(I)における s=0、R1及びR2はメチル基、n=20そしてR4はメチル基及びXR2−から成 る群から独立して選ばれるものからのものであり、ここでのXR2−は次の式を有 し、 ここでRは二価の炭化水素結合基を表わすものである。 本発明の恒久的な再剥離性感圧接着剤に使用される好ましい共反応性多官能シ ロキサンの好ましい第二のタイプは、2個以上の求核性成分を含むオルガノポリ シロキサン(アミン又はアルコール官能価とアルキル置換基)とエチレン性不飽 和Xを有する求電子、更には求核性オルガノポリシロキサンとの反応においてX 基のみならず、アミド、置換アミン、尿素、ウレタン、カーボネート又はエステ ル成分を提供できるような他の官能価を有する求電子と反応させて得られる。こ のような求核性オルガノポリシロキサンは公知であって、多くのものが市場にお いて入手できる。 このような市場において入手できる求核性オルガノポリシロキサンは、Dow Co rning社(Midland,Michigan)から製造販売されている商品名Q4-3667であって 、このものはポリジメチルシロキサンミドブロック及びヒドロキシル官能価で末 端化されているポリエチレンオキシドエンドブロックを含むトリブロック重合体 である。イソシアネートエチルメタクリレート(IEM)との反応によって、本発 明 の恒久的な再剥離性感圧接着剤に使用される好ましい共反応性多官能シロキサン は、次に示す構造式のものである。 この化合物は、構造式(I)におけるs=1、n=16、r=1、R1,R3及び R4はいづれもメチル基、Uは−(CH2CH2O)16−、 好ましい構造のものは、式(Ic)におけるUが−(CH2CH2O)m−であって、m が約10から約180、好ましくは約10から約45のものである。 このようなブロック重合体は、シロキサンとアクリレート共重合体との間の相 溶性を改善するために、本発明の恒久的に再剥離できる感圧接着剤の第二の方法 において特に適している。また、ブロック及びグラフト重合体は、多官能シリコ ーンアミン又はアルコールを、例えばジイソシアネートと反応させ、次いでテレ ケリック(telechelic)ポリエーテルジアミン又はジオール及び求電子を含むX 基の官能価による反応によって得ることができる。このような試みは、約400か ら約10,000、好ましくは約400から2,000の範囲の数平均分子量の成分(セグメン ト)であるポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオシド)、ポリ(1, 2−ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選 ばれるポリ エーテル成分を含むブロック及びグラフト重合体の製造ができ、共反応性多官能 シロキサンのシリコーン含量を減少させることなくシリコーンとアクリレート共 重合体の良好な相溶性を提供できる。 求核性オルガノポリシロキサンの第二の好ましいタイプは、次の一般式で示さ れるオルガノポリシロキサンジアミンである。 ここで、n,R1,R3及びR4は上に述べた通りであり、Dは水素、約1から約1 0個の炭素原子のアルキル基、アリール基及び置換アリール基から成る群から選 ばれ、同一であっても又は異なっても良く、そしてRは二価の炭化水素基であっ て同一又は異なっても良い。 次の一般式によって示されるように、エチレン性不飽和Xを有する求電子との 反応によって、またオルガノポリシロキサンジアミンとの反応によって、末端基 Xのみならず、アミド、置換アミン、尿素又はウレタン成分が生成される。 一般式(I)から誘導されるものであって、s=1、r=0、R,R1,R3, R4,D及びXは上に述べた通りであり、そしてYは二価結合基であって同一又 は異なっても良く、Xを遊離基重合反応に対し活性化する。このような求電子化 合物に必要な官能価のタイプの例は、酸ハライド、酸無水物、環状無水物及びア ズラクトン が含まれ、いづれもがジアミン、エポキシ又はアクリレートと反応してアミド成 分、置換アミン成分並びにイソシアネートと反応して尿素成分を与える。 好ましくは、XはR5−CH=CR6−を含み、ここでR5は水素及び−COOHから成る 群から選ばれ、R6は水素、メチル基及び−CH2COOHから成る群から選ばれる。最 も好ましくは、R5は水素を含みそしてR6は水素及びメチル基から成る群から選 ばれる。反応は約−10℃から約50℃の温度及び大気圧のもとで、適当に撹拌しな がらジアミン及び求電子体を混ぜ合せて行われる。非反応性溶剤は希釈剤として 使用することができるが、しかし必ずしも必要とせず、そして二つの反応体を反 応容器に任意の順序で加えることができる。一方、上に示した式(III)におけ るオルガノポリシロキサンジアミンは、始めに例えばジイソシアネート(又はホ スゲンの如き化合物と共に)の如き2個の求電子性基を含む化合物と反応させ、 そして得られた生成物は、第二工程として例えばアミン又はアルコールの如き求 核体と反応させて、式(Id)に相当する末端二官能シリコーンを得る。ヒドロキ シエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート又はヒドロキシプロピ ルメタクリレートの如きアルコールを使用すると、生成物のオルガノポリシロキ サンはウレタン成分を包含する。 二価結合基Yは求電子体をジアミンと反応させることにより生成し、そして特 に第一の方法における成分(ii)のビニル単量体による遊離基共重合の如きの遊 離基重合反応に対し、エチレン性不飽和一価基Xを活性するように選定する。基 Yは、Xの電子濃度を変えることによってこのことができる。Yは、例えばXに 結合した場合の芳香族成分がビニルピリジル又はスチレンタイプの官能価を生成 する構造、酸素の側でXに結合した場合のカルボキシル成分がビニ ルエステル及びイソプロペニルエステルタイプの官能価を生成する構造、カルボ ニルの側でXに結合した場合のカルボニル成分がアクリレート、メタクリレート 、マレート、フマレート及びイタコネートタイプの官能価を生成する構造、窒素 の側でXに結合した場合のカルボキシアミド成分がN−ビニルアミド及びN−イ ソプロペニルアミドタイプの官能価を生成する構造、並びにカルボニルの側でX に結合した場合のカルボキシアミド成分はアクリルアミド、メタクリルアミド、 及びマレインイミドタイプの官能価を生成する構造のいづれかの群から選ばれる 。この最終構造の特定の例は、Yがカルボニル基を含む場合にXの性質に基づい て、アクリルアミド、メタクリルアミド、β−カルボキシアクリルアミド又はマ レインイミド官能価とする。 前に示した如きのnは約15から約300の整数であるから、従って相溶性があっ て長期間の接着力の形成を最小限にする。 本発明において使用される好ましいテレケリックシリコーンの製造に使用され るオルガノポリシロキサンジアミンは、種々の方法によって得ることができる。 第一の方法として、次の一般式(IV)で示される両末端に水酸基が存在するオル ガノポリシロキサンを、一般式(V)で示される化合物と縮合反応を行う。 ここで、R3,R4及びnは上に述べた通りである。 ここで、D,R及びR1は上に述べた通りであり、そしてQはヒドロキシル基又 は加水分解性の基である。 第二の方法は、テトラメチルアンモニウムヒドロオキシド又はトリオルガノシ ラノレートの如き塩基性触媒の存在下、一般式(VI)によって表わされる環状オ ルガノシロキサンと一般式(VII)によって表わされるアミン官能エンドブロッ カーとの反応である。 ここで、R3及びR4は上で述べた通りであり、そしてkは3から8の正の整数で ある。 ここで、D,R及びR1は上で述べた通りである。 第三の方法は、第二の方法の変形であって好ましいものであり、次の一般式( VIII)によって表わされる本質的に無水のアミノアルキル官能シラノレート触媒 を最少量使用して、二段階で行う反応である。 ここで、D,R及びR1は上で述べた通りであり、そしてM+はK+,Na+及びテト ラオルガノアンモニウムイオン、好ましくはN(CH34 +から成る群から選ばれる カチオンである。反応の第一工程と して、次の一般式(IX)によって表われる低分子量のオルガノポリシロキサンジ アミンは、窒素又はアルゴンの如き不活性雰囲気下、式(VIII)によって表わさ れる本質的に無水のアミノアルキル官能シラノレートの触媒量の存在下、上で述 べた式(VII)によって表わされるアミノ官能ジシロキサンエンドブロッカーを 、式(VI)によって表わされる環状オルガノシロキサンと反応させて得られる。 ここで、D,R,R1,R3及びR4は上に述べた通りであり、そしてxは約4か ら約40の整数である。この反応に使用される好ましい触媒は、3−アミノプロピ ルジメチルテトラメチルアンモニウムシラノレートであって、1モル当量の1, 3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンを2モル当量のテト ラメチルアンモニウムヒドロキシド五水和物をテトラヒドロフラン中で還流し、 真空下(0.1mmHg)で5時間60℃において乾燥して、結晶性固体が得られる。使 用される触媒量は、式(III)のオルガノポリシロキサンジアミンの約0.05重量 %より少なく、好ましくは約0.005から約0.03重量%である。この反応は約80℃ から約90℃の温度においてバルクで行われ、そして蒸気相クロマトグラフィーに より反応混合物中のエンドブロッカーの色が完全に消えることを測定することに より実質的に判断するように、このような条件のもとで約0.5から約2時間で通 常反応が完了する。反応の第二の工程は、所望の分子量とするために、残りの環 状オルガノシロキサンを、ゆっくりと付加させることである。この付加反応は通 常約5から7時間約80℃から約90℃の温度において行い、この反応は環状オルガ ノシロキサンが 滴下すると重合体に付加するような速度で滴下して行う。最小量の本質的に無水 の触媒によるこの二段階方法を採用することにより、式(III)によって表わさ れるオルガノポリシロキサンジアミンは、一官能価及び非官能価のポリシロキサ ン不純物と殆んど混ざることがなく、優れた二官能価のものが一定して得ること ができる。 本発明で使用されるテレケリックシリコーンを製造するのに使用される好まし いオルガノポリシロキサンジアミンは、nが約15から約300、Rは1から約12個 の炭素原子を有するアルキレン、アルクアリーレン及びアリーレンから成る群か ら選ばれ、R1は1から約12個の炭素原子のアルキル、1から約12個の炭素原子 の置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る群から独立して選ばれ、 R3及びR4は少なくとも50%はメチル基であって、残りは2から約12個の炭素原 子のアルキル、2から約12個の炭素原子の置換アルキル、ビニル、アリール及び 置換アリール基、そしてDは水素のものである。このような分子量の範囲内であ ると、感圧接着剤配合物に最善のバランス性能を与える。ポリジメチルシロキサ ンが極めて容易に入手でき、そして最も不活性であるためには、Rが1から約12 個の炭素原子のアルキレン、R1,R3及びR4がメチル基である。 オルガノポリシロキサンジアミンと反応させてテレケリックシリコーンを生成 するのに好ましい求電子体の例は、イソシアネートエチルメタクリレート;ビニ ルジメチルアズラクトン及びイソプロペニルジメチルアズラクトンの如きアルケ ニルアズラクトン;m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネ ート;グリシジルメタクリレート;アクリロイルエチルカルボン酸無水物;マレ イン酸無水物;並びにヘキサンジオールジアクリレート及びトリメチロールプロ パントリアクリレートの如き多官能アクリレートが含 まれる。例えば、イソシアネートエチルメタクリレートの如き或る種の求電子体 は市場において入手でき、また他の物質は文献に記載された方法によって得るこ とができる。アルケニルアズラクトン及びこの製造方法は米国特許4,777,276(R asmussen等)に開示されている。アズラクトンの合成は、(a)Y.Iwakura等、T etrahedron,23,3363(1967);(b)K.Hubner等、Angew,Makromol,Chem., 11,109(1970);(c)L.D.Taylor等、J.Polym.Sci.Polym.Letters Edit.,7 ,597(1969);に詳細に述べられており、特に五員環の2−アルケニル−1, 3−オキサゾリン−5−オンに関してである。一般的に、2−アミノ酪酸の如き アミノ酸をアシル化剤(例えば、(メタ)アクリロイルクロリド又は(メタ)ア クリル酸無水物)とを、塩基(例えば、水酸化ナトリウム水溶液)の存在下反応 させてアシル化アミノ酸が得られる。アズラクトンへの環化は、脱水剤(例えば 、無水酢酸、エチルクロロホルメート又はジシクロヘキシルカルボジイミド)の 存在下行われる。アクリロイルエチルカルボン酸無水物は、Bull.Chem.Soc.Japa n 41 (10),2521(1968)に開示されたR.Hatada等の方法によって、エチルクロ ロホルメート及びアクリル酸から得ることができる。Michael付加反応のアミン と多官能アクリレートとの反応条件は、米国特許4,603,086に開示されている。 例えば、求電子体とオルガノポリシロキサンジアミンとの反応は、第一アミノ基 に対して少なくとも当量の求電子体を加え、任意には溶剤を加えて均質の溶液と し、そして室温から100℃の温度において行われる。比較的温和な条件のもとで オルガノポリシロキサンジアミンと反応させる好ましい求電子体は、イソシアネ ートエチルメタクリレート、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイ ソシアネート、ビニルジメチルアズラクトン、アクリロイルエチルカルボン酸無 水物及びマレイン酸無水物から成る群から選ば れるものが含まれる。 本発明の恒久的な再剥離性感圧接着剤配合物に使用する好ましいテレケリック シリコーンは、式(Id)のオルガノポリシロキサンを は−CH2CH2CH2−そしてR1,R3及びR4はいづれも−CH3を含む。 他の好ましいオルガノポリシロキサンは式(Id)のオルガノポリ D=H、Rは−CH2CH2CH2−そしてR1,R3及びR4はいづれも−CH3を含む。 他の好ましいオルガノポリシロキサンは、式(Id)のオルガノポ 、Rは−CH2CH2CH2−及びR1,R3及びR4はいづれも−CH3を含む。 他の好ましいオルガノポリシロキサンは、式(Id)のオルガノポ D=H、Rは−CH2CH2CH2−、そしてR1,R3及びR4はいづれも−CH3を含む。 他の好ましいオルガノポリシロキサンは式(Id)のオルガノポリ D=H、Rは−CH2CH2CH2−、そしてR1,R3及びR4はいづれも−CH3を含む。遊離基重合性ビニル単量体 種々の遊離基重合性ビニル単量体は、本発明の恒久的な再剥離性感圧接着剤の 第一の製造方法において直接使用することができ、また第二の製造方法において 使用されるアクリレート共重合体の製造に使用することができる。ビニル単量体 は、重合反応によって粘着性の物質が得られるように選定する。使用する単量体 のバルクは、全ビニル単量体成分の市量をベースにして、80から100%、好まし くは約90から約100重量%の軟質単量体であって、このことは単独重合を行った 場合に約0℃より低いガラス転移温度を有するものとなることを意味する。軟質 単量体は、約5から約21個の炭素原子を含むアクリル酸のエステル、及び約8か ら約22個の炭素原子を含むメタクリル酸のエステルが含まれる。イソオクチルア クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、2−メチ ルブチルアクリレート、、4−メチル−2−ペンチルアクリレート、第二ブチル アクリレート、イソノニルアクリレート、イソデシルアクリレート及びこれらの 混合物から成る群から選ばれる単量体は、重合反応が容易であって、得られる感 圧接着剤の性質は良好であるので、好ましいものである。単独重合を行った場合 に約0℃より高いガラス転移温度を有するものとなることを意味する硬質単量体 を少量用いて、軟質単量体と共重合させて、凝集強さに関与させ及び接着性能を 調整することができる。使用する場合、この硬質単量体は、全ビニル単量体成分 又はアクリレート共重合体重量の約0から 約20重量%、好ましくは約1から10重量%を存在させ、接着性質を不当に影響を 与えることなく十分な凝集強さそして問題を生ずることなくシロキサンとの相溶 性を与える。 硬質単量体は、メチルアクリレート並びにシクロヘキシルアクリレート、イソ ボルニルアクリレート及びt−ブチルアクリレートの如き枝分れしたアクリレー トエステル;約5から約7個の炭素原子を含むメタクリル酸のエステル並びにイ ソボルニルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート及びシクロヘキシルメタ クリレートの如き炭素数のより多い枝分れしたメタクリレートエステル;酢酸ビ ニル及びイソプロペニルアセテートの如きカルボン酸のビニルエステル;スチレ ン並びにビニルトルエンの如き置換スチレン;並びにアクリル酸、メタクリル酸 、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、アクリル アミド、N,N−ジメチルアクリルアミドの如き置換アクリルアミド、アクリロ ニトリル、メタクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラク タム、塩化ビニリデン及びこれらの混合物が含まれる。アクリル酸、ヒドロキシ エチルアクリレート、N−ビニルピロリドン、及びN,N−ジメチルアクリルア ミドは、好適な軟質単量体と良好に共重合し、そして少量使用しても凝集強さに 寄与するので、好ましいものである。第一の製造方法 本発明の恒久的な再剥離性感圧接着剤は、共反応性多官能シロキサン、遊離基 重合性ビニル単量体及び光開始剤の混合物を、酸素及び溶剤の不存在下、低強度 の紫外線を使用し重合して得ることができる。 この方法においては、、上に示した式(I)によって表わされる約1から約30 重量%、好ましくは約1から約10重量%の1種以上の共 反応性多官能シロキサンを、約65から約99重量%、好ましくは、約90から約99重 量%の1種以上の遊離基重合性ビニル単量体、及び約0.1から約5重量%、好ま しくは、約0.1から約1重量%の光開始剤と混合して均質な溶液を形成する。任 意には、少量の非反応性希釈剤を加えて、この組成物の均質性に寄与させる。式 (I)のシロキサン及びビニル単量体の共重合反応を妨害することのない好まし い希釈剤は、酢酸エチル、シクロヘキサン、ヘキサン、トルエン、酢酸ブチル、 オクタメチルシクロテトラシロキサン等の如き溶剤が例示される。本願において 用いられる“妨害”という用語は、連鎖移動反応を阻害することに関する。使用 する場合の希釈剤は、一般にはシロキサン、単量体及び光開始剤混合物の重量を ベースにして約1から約20重量%、好ましくは約2から約10重量%であって、こ の理由は特に重合反応後の強力な乾燥工程を必要とせずに、良好な均質性に寄与 するからである。 本発明の恒久的な再剥離性感圧接着剤は、可能な限り酸素の存在なく、例えば 窒素ガスの如き不活性雰囲気下又は酸素低透過性の放射線透過バリヤーを使用し て硬化を行う。実質的に酸素を含まない状態とは、一般に1%より少ない酸素の 存在である。 好ましい光開始剤は、ベンゾインエーテル、ベンゾフェノン及びその誘導体、 アセトフェノン誘導体、カンファーキノン並びにこれらの混合物等から成る群か ら選ばれるものである。光開始剤は、一般に接着剤配合物の約0.1から約5重量 %の濃度で使用される。所望するならば、本発明の感圧接着剤配合物は、過酸化 物(例えば、過酸化ラウロイル等)、アゾ化合物(例えば、アゾビスイソブチロ ニトリル等)、過硫酸塩(例えば、過硫酸ナトリウム及び過硫酸カリウム等)及 び同効物から成る群から選ばれるものの如きの光開始剤を、接着剤配合物の約0. 5から約5重量%の濃度で使用して、熱 的に硬化を行うことができる。 硬化は、シロキサン、遊離重合性単量体及び光開始剤の混合物を、米国特許4, 181,752(Martens)に開示された如きの蛍光黒色球による低強度紫外線に照射し て、低強度の長い線量により単量体を重合体に高転化率(すなわち、約95%より は多い)で転化する。このような光源からの照射は、300から400nm波長で、一平 方糎について7ミリワットより少ない割合であり、従って低強度と特徴づけられ る。第二の製造方法 本発明の恒久的な再剥離性接着剤は、共反応性多官能シロキサン及び共重合し た芳香族ケトン単量体を含む初期重合されたアクリレート共重合体の混合物を、 中程度又は高強度の紫外線によって硬化して得られる。 第二の方法に従えば、約1から約30重量%、好ましくは、約1から約10重量% の式(I)によって表わされる1種以上の共反応性多官能シロキサンを、約70か ら約99重量%、好ましくは約90から約99重量%の、遊離基重合性ビニル単量体及 び芳香族のオルト位にヒドロキシル基を含まない共重合性モノエチレン性不飽和 芳香族ケトン単量体から得られたアクリレート共重合体とを混合し、ここでの重 量%は接着剤配合物の全重量をベースにしている。 芳香族のオルト位にヒドロキシル基を含まない芳香族ケトンは、照射された紫 外線を吸収して、内部架橋によって三重項状態を形成する。この励起状態の分子 は、アクリレート共重合体から水素ラジカルを取り出すことができる。このアク リレート共重合体に形成された遊離基の位置で架橋結合を形成し、そしてシロキ サンの重合性官能価と反応し、シリコーンとアクリレートの間で化学結合を形成 して結合体となる。光架橋剤と水素ラジカルの結合によるセミ−ピ ナコルラジカルは、光架橋剤と共重合されるので架橋することになる。芳香族環 のカルボニルに対するオルト位のヒドロキシル基の存在は、環の置換反応におい て、芳香族ケトン単量体の架橋能力を妨害することになる。従って、芳香族ケト ン単量体は、オルト位にヒドロキシル基を有しない。 好ましい芳香族ケトン単量体は、次の一般式によって表わされる。 ここで、R7は1から4個の炭素原子を含むアルキル基、及びフェニル基から成 る群から選ばれ、ここでのR7はハロゲン原子、アルコキシ基、及びヒドロキシ ル基から成る群から選ばれる1個以上の置換基で任意には置換され、R7が1個 以上のヒドロキシル基で置換されたフェニル基である場合には、このようなヒド ロキシル基は芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在しなければならず、 Wはハロゲン、アルコキシ及びヒドロキシル基から成る群から選ばれ、Wがヒ ドロキシル基である場合にはWは芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在 しなければならず、 gは0から4の整数、 R8は二価結合基であって、好ましくは共有結合、酸素原子(−O−)、アミ ノ基(−NR’−、ここでR’は水素及び低級アルキル基から成る群から選ばれる )、オキシアルキレンオキシ基(−O−R''−O−、ここでR''はアルキレン基 )、カルバモイルアルキレンオキシ基(−O−R''−O−C(O)−N−(R’ )−R'''−)、ここでR'''は共有結合又は−R''−O−(ここでR''はアルキ レン基)の如きアルキレンオキシ基から成る群から選ばれ、そして Zはアルケニル及びエチレン性不飽和アシルから成る群から選ばれる。特に好 ましい芳香族ケトン単量体は、例えばp−アクリロキシベンゾフェノンであるア クリロキシベンゾフェノンである。 共反応性多官能シロキサンの所望の導入程度を得るために、芳香族ケトン単量 体の量は、予備重合されたアクリレート共重合体中の単量体の全重量の約0.01か ら約2重量%、好ましくは約0.025から約0.5重量%の範囲内である。芳香族ケト ン単量体の量を約2重量%又はそれより多くすると、得られる接着剤の順応性が 悪くなってくるので、好ましくは避けるのが良い。 遊離基重合性ビニル単量体及び芳香族ケトン単量体は、適当な不活性有機溶剤 に溶かし、そして米国再発行特許24,906(Ulrich)に開示されているような遊離 基開始剤を使用して、標準的な遊離基重合反応によって重合する。使用できる好 ましい開始剤は、2,2’−アゾ−ビス−(イソブチロニトリル)の如きアゾ化 合物、第三ブチルヒドロペルオキシドの如きヒドロペルオキシド、又はベンゾイ ルペルオキシド若しくはシクロヘキサノンペルオキシドの如きペルオキシドが含 まれる。一般に、紫外線活性開始剤又は熱活性開始剤の如き開始剤は、全重合性 組成物をベースにして、約0.01から約1重量%、好ましくは約0.01から約0.5重 量%の範囲で使用される。 遊離基重合反応に使用される有機溶剤は、反応体及び生成物に対して溶剤であ り、また反応体及び生成物に対して不活性である有機液体であって、そして反応 に悪い影響を与えないものである。好ましい溶剤は酢酸エチル、並びに酢酸エチ ルとトルエン、酢酸エチルとヘプタン及びトルエン、イソプロピルアルコール及 びヘプタンとトルエン及びメチルアルコールの如き混合物である。他の溶剤も有 用である。溶剤の量は、反応体(すなわち、単量体及び開始剤)の重量をベース にして、一般に約50から約400重量%である。共重合 反応は、懸濁重合、乳化重合又は塊状重合の如き方法によって行うことができる 。 一般に、未架橋アクリレート共重合体の内部粘度は、所望の共重合体の重合反 応のために、約0.15から約1.4dl/gの範囲であるべきである。この内部粘度を 測定するテスト手順及び使用される装置は、“Textbook of Polymer Science” ,F.W.Billmeyer,Wiley-Interscience,第2版、1971第84及び85頁に詳細に記 載されている。 共反応性多官能シロキサンは、ビニル単量体及び芳香族ケトン単量体の重合後 に加える。仮に接着剤がホットメルトである場合には、溶剤を除去した後に加え るが、しかし重合体溶液に加えるのが好ましく、特にシロキサンが溶解する溶剤 中に重合体が存在する場合には好ましい。このことは、アクリレート重合体にシ ロキサンを均質にするのに良く、そして混合が容易となる。好ましい有機溶剤は 、酢酸エチル、トルエン、メチルエチルケトン、ペプタン、イソプロパノール及 びこれらの混合物である。 約1から約30重量%、最も好ましくは約1から約10重量%の共反応性多官能シ ロキサンを使用すると、再剥離に関し低い好ましい剥離接着値の範囲を与え、そ して長期間の接着にも接着力の形成を制限する。感圧接着剤配合物の剥離接着力 を減少するために、0.1重量%程度の共反応性多官能シロキサンを加えることで 、すべて十分であることが新たに見い出された。共反応性多官能シロキサンは、 平均して少なくとも2つの遊離基反応性官能価を有し、このものはポリ(シロキ サン)鎖からのペンダント若しくはこの鎖の末端において又は両者の組合せであ る。この遊離基反応性官能価は、好ましくは炭素−炭素の二重結合を含み、そし て最も好ましくはアクリレート又はメタアクリレート基であって、紫外線に照射 して芳香族ケトン単量体に生じた遊離基と容易に反応し、良好な結合を確実にす る。この遊離基反応性官能価は、好ましくはアミド、ウレタン若しくは尿素結合 の如き極性官能価を通してシロキサン鎖に結合し、又はポリエチレンオキシドの 如き極性重合体の短いブロックによってシロキサン鎖から隔離されている。この 極性官能価又は重合体ブロックの存在は、シロキサンとアクリレート重合体との 両者を相溶性にし、そして紫外線の照射によって芳香族単量体に生じた遊離基に 、遊離基反応性官能価をより近接させるようにする。 共反応性多官能ポリ(シロキサン)は、好ましくは約1,000より大きい数平均 分子量、最も好ましくは約1,000と20,000の間の数平均分子量を有するポリ(ジ メチルシロキサン)である。このことは、硬化前の全体的の不相溶性の問題を生 ずることなく、最も効果的に剥離接着力を減少するようにする。 接着剤を塗布した後、所望の程度に共重合体を架橋するために効果的な時間紫 外線を照射し、そして芳香族ケトン単量体により共反応性多官能シロキサンに結 合させる。芳香族ケトン単量体による架橋の程度は、共重合体中に含まれるその 存在量によって調整され、また本発明の接着剤を製造する方法における未架橋共 重合体に照射する架橋反応のための照射の強度によって調整する。 比較的過剰な芳香族ケトン単量体を使用し、そして未架橋共重合体に照射する 放射線の強度を調整することによって、架橋の程度を調整することは可能である 一方、比較的過剰の放射線を使用して調整し、また未架橋共重合体中に存在する 芳香族単量体の量を調整するのが好ましい。本発明の接着剤を製造する好ましい 方法において、約80ワット/cm(200ワット/インチ)の出力を有し、そして180 から430ナノメートルの範囲を有する市場において入手できる中圧水銀ランプを 使用するのが好ましい。このような光源からの照射は、一平方糎当り40ミリワッ トより大きい割合になるので、中程度又 は高強度とされる。この照射は、接着剤を塗布したシートをランプのもとを通す 速度並びにランプ及び照射面との間の距離によって決定される。照射は、Dynach en Corporation(Tustin,CA)から入手できる集積ラジオメータ(商品名、Dyna chen Model 500)を使用して、測定することができる。輻射エネルギーの量は、 一平方糎当りについてミリジュールの単位で測定される。任意の添加剤 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリ レート、トリメチロールプロパントリアクリレート及び1,6−ヘキサンジオー ルジメタクリレートの如き1種以上の多官能アクリレートは、また架橋剤として 使用することができ、このものは架橋速度を上げ、また共反応性多官能シロキサ ンの所定の負荷に対し、剥離接着力の減少と長い時間の接着力の形成を阻止する という相乗的の効果を有する。 望むならば、ビニル相のための粘着付与剤を更に加えて、恒久的な再剥離性硬 化感圧接着剤配合物の性質を改善することができる。使用する場合、一般に粘着 付与剤は、100重量部のビニル単量体相について約100重量部まで、より好ましく は約5から約100重量部、そして最も好ましくは約10から約70重量部までである 。このような粘着付与剤の例は、ロジン酸、ロジンエステル、合成芳香族樹脂、 合成脂肪族樹脂、テルペン樹脂及びこれらの混合物から成る群から選ばれるもの が含まれる。塗布方法/サブストレート 硬化前に、本発明の恒久的な再剥離性感圧接着剤配合物は、その粘度に応じて 、ロール塗、ナイフ塗、又は流し塗の如き方法により塗布することができ、また 押出すことができる。配合物は、適当な軟質又は非軟質の支持体物質の少なくと も主要な面の少なくとも一 部分に適用され、そして硬化して感圧接着剤塗布のシート物質とする。使用でき る軟質支持体物質は、紙、並びにポリ(プロピレン)、ポリ(エチレン)、ポリ (塩化ビニル)、ポリ(四弗化エチレン)、ポリエステル(例えば、ポリエチレ ンテレフタレート)、DuPont社の商品名Kaptonの如きポリアミドフィルム、セル ローズアセテート及びエチルセルローズの如きプラスチックフィルムが含まれる 。支持体物質は、また綿、ナイロン、レイヨン、ガラス若しくはセラミック物質 の如き合成若しくは天然物質の糸から形成した織布、又はこれらの天然若しくは 合成繊維のエアレイ法ウェブの如き不織布であることができる。更に加えて、支 持体物質は、金属、金属処理した重合体フィルム又はセラミックシート物質から 形成することができる。感圧接着剤塗布シート物質は、ラベル、テープ、トラン スファーフィルム(少なくとも1つの剥離ライナーの上に設け接着剤フィルムを 含む)、サイン、カバー、表示用インデックス等の如き、感圧接着剤において使 用される公知の物品の形体を採用することができる。プライマーを使用すること ができるが、しかし必ずしも常に必要ではない。 次に、更に実施例を示して本発明を説明するが、各実施例及び明細書に示され るすべての部、%、割合等は特に述べない限り重量についてである。試験方法 各実施例の感圧接着剤塗布軟質シート物質の評価に採用した試験方法は、工業 的標準試験である。この標準試験は、American Society for Testing and Mater ials(ASTM),Philadelphia,Pennsylvania,及びPressure Sensitive Tape Co uncil(PSTC),Glenview,IIIの刊行物に記載され、そしてその詳細は下に示す 。併せて、い づれの標準試験方法の文献についても明らかにする。 180°剥離接着力(ASTM D3330-78;PSTC-1(11/75)) 剥離接着力は、一定の角度及び剥離速度で測定して、テストパネルから塗布軟 質シート物質を剥離するのに要する力である。各実施例において、この力は、塗 布シートの100mm幅についてのNewton(N/100mm)で表示される。この手順は次 の如きである。 1.12.7mm幅の塗布シートを、清浄なガラス又はステンレス鋼テスト板の水平 面に、少なくとも直線の12.7cmは密接に接触するように適用した。これに対し、 3M社から“696”として入手できる25.4mm幅の白色ボンド紙を両面塗布テープ を用いてテスト板に接着し、そして塗布シートをこの紙の上面に適用した。2kg の硬質ゴムローラーを使用して、これに押圧した。 2.塗布シートの自由端部を殆んどお互いが重なるように二重に折って、剥離 角度を180°とした。この自由端部を接着力試験機のスケールにつなげた。 3.ガラステスト板を引張試験機のジョーに締めつけ、この試験機は1分間に 2.3mの一定の割合で板をスケールから動かせるものである。 4.テープがガラス表面から剥離したときのスケールをNewtonで読んで記録す る。試験で観察した数値の平均を記録し、データとする。 5.老化した試料は、剥離前に3日間、一定温度(22℃)及び湿度(50%相対 湿度)で放置する。90°剥離接着力 本願のテストでは、両面塗布テープ用のPSTC方法PSTC-3の改善方法を利用した 。この良く知られた方法は、Pressure Sensitive Tape Council of Glenview Il linois(U.S.A)からのものである。剥離 測定は、180°よりはむしろ90°において行い、そしてこのテストでは通常使用 される重合体フィルム支持体に代えて、電解薄膜を有するアルミニウムフィルム を用いた。すべての剥離接着力測定は、デシメートルについてのNewton(N/dm )で行った。 テストされる接着剤層は、シリコーン処理した二軸配向のポリエチレンテレフ タレート(PET)フィルムの2層の間で、予備重合したシロップを光重合して得 る。このラミネートを1.27cmの幅に切断した。一方のPETの層を取り除いた後、 接着剤を平滑なステンレス鋼板に付着した。第2のPET層を取り除き、そして1.6 0cmの幅で140ミクロンの厚さの電解薄膜のアルミニウム板をこの接着剤に付着さ せ、2.04kgの硬質ゴムで被覆した鋼ローラでいづれの方向にも2回、押圧した。 A.ステンレス鋼からの短期滞留時間 20分後、引張試験機を使用して、1分間に300mmの速度で、90°においてステ ンレス鋼板からアルミニウム板の自由端部を移動させて、90°剥離接着力を測定 した。 B.ステンレス鋼からの長期滞留時間 測定を行う前に、試料を3日間ステンレス鋼板に接触させておいた点を除いて 、上と同様にして行った。 C.紙からの短期滞留 20分間接着した後、複写紙からの剥離接着力を測定した。この紙は両面がクレ ーで塗布され、90g/m2の重量の、90ミクロンの厚さのHIFI Silico HFLである 。粘着 接着剤の粘着は、“指の触感”(finger appeal)によって定性的に評価し、 そして劣る、普通、良好又は優秀と区別けした。このスケールにおいて、商品名 、Scotch印のMagic透明テープ(3M社か ら入手した)は、優秀とされた。官能シリコーンの製造 多官能ポリシロキサンは市場において入手できるか、又は下に記載したように して製造される。各実施例及び表に、5K ACMAS,5K MAUS,10K MAUS,20K MAUS 及び10K SiMACを示したが、ここでの数値は1,000単位で示した数平均分 子量であり、また文字は下に示すように官能価のタイプを表わす。RC705はGolds chmidt Chemical社から入手した平均5個のペンダントアクリレート基を有する ポリジメチルシロキサン、そしてIEMトリブロックは、Dow Corning社から商品名 Q4-3667として入手した、ポリ(エチレンオキシド)−ポリ(ジメチルシロキサ ン)官能のトリブロック重合体であって、下に示されるようにイソシアネートエ チルメタクリレートで官能化されている。略語及び商品名 MAUS −メタクリロキシ尿素シロキサン ACMAS−アクリルアミドアミドシロキサン SiMAC−モノメタクリロキシプロピル末端シリコーン高分子単量体 IEM −イソシアネートエチルメタクリレート UV −紫外線照射 THF −テトラヒドロフラン Tego RC705−Goldschmidt Chemical社から販売されている平均5個のペンダント アクリレート基を有する官能シロキサンの商品名 Immed−即時 RH −相対的湿度 Triblk−トリブロック comp −比較例 ここで使用されるACMAS及びMAUS遊離基重合性シロキサンの二官能前駆物質の 合成は、次の方法によって行われる。α,ω−ビス(3−アミノプロピル)ポリジメチルシロキサン(PDMS)の製造 14.9g(0.06モル)のビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン 末端ブロッカー及び103.0gのオクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)の混 合物(事前に10分間アルゴンでパージし、Karl-Fischer Titrationにより20pp mより少ない水分)を撹拌し、そして油浴中アルゴン雰囲気のもとで80℃から85 ℃に加熱した。少量の触媒(0.03gから0.05g)である無水3−アミノプロピル ジメチルテトラメチルアンモニウムシラノレートを加え、そして蒸気層クロマト グラフィー(VPC)によって反応を行った。30から45分間で粘度が増加し、そし て末端ブロッカーが完全に消失した。反応混合物がVPCによる確認で、D5のピー クに対するD4の積分面積の割合が、約6又は7:1(5−6時間)を超えない ような速度によって、更にD4(250.0g)を滴下して加えた。D5はデカメチル シクロペンタシロキサンであって、平衡における副生物である。添加が終了した 後、D4:D5の割合が約1.5:1(2〜3時間)に戻ることにより平衡が達成され 、ここまで加熱を続ける。次いで、反応混合物を30分間150℃に加熱して触媒を 分解し、そして次に真空で(0.1−1.0mmHg)で残渣の環状物を除いた。25℃に冷 却した後、ジアミノPDMSが透明で無色の油として得られた。収量は307.1g(87 %)であった。生成物の分子量は、0.05N、塩酸水溶液を用い、THF/IPA中でブ ロモフェノールブルー末端点によるサンプルの滴定で測定し、そしてこの場合、 5,100g/モル(理論的には、Mn=5,000g/mol)と確認された。 D4に対する末端ブロッカーの割合を変え、同様にして、10,000 及び20,000の分子量を有するアミノプロピル−末端ポリジメチルシロキサンを得 た。 5,000K ACMAS 両端部にアクリルアミドアミド基を有し、そして約5,000(5K ACMAS)の数 平均分子量を有するポリジメチルシロキサンは、上に記載した方法によって得た 50g(0.01モル)のアミノプロピル−末端ポリジメチルシロキサンを、米国特許 4,777,276(Rasmussen等)に記載された方法に従って得た2.8g(0.02モル)の ビニルジメチルアズラクトン(VDM)と共に、室温において十分に撹拌すること によって得られた。反応が進むに従い、反応混合物の粘度は増加した。二官能ポ リシロキサンの数平均分子量は、前駆物質の酸滴定により測定され、またVDMに よるキャップの前及び後にゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって同定し た。5K,10K,20K MAUS 他の遊離基重合性シロキサンは、上に記載した方法に従って得た数平均分子量 5,000のアミノプロピル−末端ポリジメチルシロキサンを、市場においてShowa R hodiaから入手したイソシアネートエチルメタクリレートの如きキャッピング剤 と、室温において反応させて両端部にメタクリルオキシ尿素(5K MAUS)基を 有するポリシロキサンを形成して製造される。 10K MAUS及び20K MAUSは、上に述べた方法に従ってそれぞれ得た数平均分子 量10,000及び20,000を有するアミノプロピル末端ポリジメチルシロキサン前駆物 質を使用して得た。10K SiMAC 約10,000の数平均分子量を有するメタクリレート末端ポリジメチルシロキサン 高分子単量体は、開始剤としてn−ブチルリチウム(BuLi)を使用して製造した 。機械的撹拌機、コンデンサー及び隔膜 を有する火災乾燥した1000mlの三口フラスコを乾燥アルゴンでパージし、そして 新たに乾燥した100mlのヘプタン中の1gのヘキサメチルシクロトリシロキサン (D3)の希釈溶剤を加えた。5.5mlのBuLi(1.7Mのヘキサン溶液)を加え、そ して初期反応を室温において一晩行った。次に、248.4gのTHF中の99.4g(0.44 モル)のD3を、商品名テフロン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のチュ ーブ(DuPontから入手した)を通して、反応フラスコに加え、そして反応混合物 を室温に維持しながら、重合反応を8時間続けた。この反応の経過は、反応混合 物をガスクロマトグラフ(GC)分析することによりモニターした。この後、キャ ッピング剤、3−メタクリルオキシプロピルジメチルクロロシラン(2.26g、10 .3ミリモル)を加え、そして反応混合物を1時間撹拌し、一方反応温度を約40℃ に上げて超音波浴で更に撹拌を行った。 得られた重合体を大過剰のメタノールに加え、分離した重合体層をエチルエー テルに溶かし、そして水で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し 、そして蒸発した。得られた重合体は、低重合体のシロキサンの如き低分子量の 物質を検出できる程度には含んでいなかった。 IEM官能トリブロックの製造 磁気撹拌棒を有する250mlの丸底フラスコに、Dow Corning社から商品名Q4-366 7として入手した53.1g(20ミリモル)のヒドロキシル末端ポリ(エチレンオキ シド)−ポリ(ジメチルシロキサン)トリブロック、100mlの塩化メチレン、6.2 g(40ミリモル)のイソシアネートエチルメタクリレート及び0.1gのジブチル 錫ジラウレートを加えた。上部分を窒素でパージし、還流コンデンサーを接続し 、そして得られた混合物を加熱して窒素気流中大気圧下で還流した。4時間後、 赤外線スペクトルによって、イソシアネートは検 出されなかった。得られた溶液を冷却し、そして回転蒸発器で溶剤を除くと、メ タクリレート基で官能化されたトリブロックが得られた。 下の実施例で示すシリコーン変性感圧接着剤の製造に使用されるビニル単量体 は、その出所と共に下の表に示す。 第一方法による製造 例1−4並びに比較例1及び2 67.5gのイソオクチルアクリレート(IOA)、7.5gのN−ビニルピロリドン( NVP)及び44.6mgの2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノンの混合物 を、5分間窒素でパージし、そして低強度の紫外線を照射して、粘度545センチ ポイズの溶液を得た。更に、61.8mgの2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセト フェノンを加え、そしてこの5gの溶液を、数平均分子量5,000、10,000及び20, 000のMAUS(例1−3)、数平均分子量5,000のACMAS(例4)、数平均分子量10, 000のSiMAC(比較例2)でそれぞれ配合し、ここでMAUSは二官能メタクリルオキ シ尿素シロキサン、ACMASは二官能アクリルアミドアミドシロキサン及びSiMACは 比較のための一官能メタク リレート末端シロキサンであった。これらの物質の製造はすでに記載した。これ らの配合物は、数平均分子量20,000の曇っているMAUSを含むものを除いて、すべ て透明であった。これらを、シリコーン処理した裏面を有する下塗を施したPET に、0.025mmの厚さにナイフ塗りを行い、そして5分間低強度の紫外線で硬化を 行った。シリコーンを加えていないIOA/NVPシロップを塗布し、そして同様に硬 化を行った(比較例1)。開放条件で一定温度(22℃及び50%相対湿度)で一晩 放置し、この得られたテープからライナーを剥ぎ取った。指の触感の試験を行い 、またI-mass剥離試験機(180°剥離)を使用して、剥離接着力を測定した。こ の結果を表Iに示す。 これらの表からわかるように、分子量及び官能基の性質は、或る程度剥離に影 響を与え、また一官能シリコーンは室温で一日で接着力が三倍となって、シリコ ーンを加えないもののレベルになるが、しかし二官能物質は、同じ条件下で二倍 の接着力にはならない。例5−12及び比較例3−5 ここでの例は、HDDA、低分子量のジアクリレート架橋剤、と組合せて5K MAU S又はIEM官能化トリブロックの量を変えて効果を調べ、例1−4に使用したIOA /NVPシロップにおいて、IOA/NVPシロップにHDDAを加えたが、しかしシリコー ンは加えなかった。配合、塗布及び硬化は、例1−4に記載したようにして行っ た。ガラスからの即時の剥離、並びにボンド紙からの即時及び老化剥離の測定を 行った。この結果を表IIに示すが、低分子量の架橋剤を加えると相乗的効果を有 することが判明した。 例13-16 例1−4の方法に従って、90部のイソオクチルアクリレート、10部のアクリル 酸、0.15部の2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン開始剤及び0.10 部のHDDAから成るシロップを準備し、そして2.9,5.7,8.2及び10.7%のRC705( 例13−16)と配合した。この得られた溶液は、90°剥離接着力試験方法で述べた 手順に従って塗布及び硬化を行った。この塗布した厚さは0.4mmであった。初期 及び3日後の鋼板からの接着力は、ボンド紙からの初期剥離の試験を行ったと同 様にして行った。この結果を表IIIに示すが、接着力の程度は、アクリル酸単量 体の使用と同様、添加する共反応性シロキサンの量によって調整できることが明 らかになった。 第二方法による製造 0.5%の4−アクリルオキシベンゾヘノン(ABP)を含む90/10 IOA/NVP重合 体溶液は、180gの IOA、20gのNVP、1.0gのABP、90gのイソプロパノール、21 0gの酢酸エチル、及び0.5gのアゾビスイソブチロニトリル開始剤を1クォート 壜に加え、上部を窒 素でパージし、封入しそて一定温度浴(55℃)の中で一晩混転して得た。得られ た重合体(内部粘度は0.18dl/g(25℃、酢酸エチル))は、トリブロック重合 体と種々の程度で配合し、乾燥状態で0.025mmになるようにPETにナイフ塗りを行 い、乾燥し(65℃において10分間)、次いでPPG Industriesの紫外線処理機(空 気圧下1分間に23mの速度で3回、線量は300mJ/cm2)で硬化した。一定の室温 で一晩調整した後、上で述べたようにして試験を行った。この結果を表IVに示す 。 本発明は特定の実施態様と関連して説明したが、更に改変することができるこ とは理解されよう。本願における請求範囲の記載の内容は、当業者において本願 において記載したと化学的均等とされることが認められる改変を、カバーするた めのものである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年4月13日 【補正内容】 1)請求の範囲(請求の範囲 翻訳文第42頁−第52頁) 請求の範囲 1.約1から約10重量%の共反応シロキサンで変性された放射線硬化アクリレ ート感圧接着剤配合物であって、該シロキサンは次の式によって表わされる、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリ エーテル成分は約400から約10,000の範囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、そして ここで該放射線硬化アクリレート感圧接着剤配合物は、共反応多官能シロキサ ンの存在なくして硬化した同様の組成物と比較して再剥離性が改善されている、 感圧接着剤配合物。 2.s=1、r=0、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る群から 選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分であり、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る群から 選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分であり、 R2は次に示す構造式で表わされ、 ここで、Yは遊離重合反応にXを活性化する二価結合基であって、同一又は異 なっても良く、 Dは水素、約1から約10個の炭素原子を含むアルキル基、アリール基及び置換 アリール基から成る群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分であり、そ して Rは同一又は異なっても良い二価炭化水素基である、請求項1記載の配合物。 3.XがCH2=CH−を含むときには、 DはH、 Rは−CH2CH2CH2−、 R1,R2及びR3はいづれも−CH3 から成る群から選ばれ、 Dは水素、 Rは−CH2CH2CH2−、 R1,R3及びR4はいづれも−CH3を含む、 請求項2記載の配合物。 4.s=0、 R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る群から 選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分であり、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る群から 選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、そして R4成分の少なくとも2個は−R2Xである、 請求項1記載の配合物。 5.s=1、 r=1、 R1,R3,R4はいづれもメチル基、 Uは−(CH2CH2O)m−、ここで mは約10から約180の整数、 −R9−は二価の炭化水素結合基、 請求項1記載の配合物。 6.(a)(i)約1から約10重量%の次の式によって表わされる共反応性多 官能シロキサン、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基、及び−R2Xから成 る群から選ばれ、独立して同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異 なっても良い二価成分であって、該ポリエーテル成分は約400から約10,000の範 囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、 (ii)約65から約99重量%の一官能遊離基重合性ビニル単量体であって、 該シロキサンと共重合できるものであって、該遊離基重合性ビニル単量体は、ア クリル酸、メタクリル酸、約4から約21個の炭素原子を含むアクリル酸のエステ ル、約5から約22個の炭素原子を含むメタクリル酸のエステル、アクリルアミド 、置換アクリルアミド、スチレン、置換スチレン、アクリロニトリル、メタクリ ロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、塩化ビニリデ ン、カルボン酸のビニルエステル及びこれらの混合物から成る群から選ばれ、そ して (iii)約0.1から約5重量%の光開始剤であって、ここでの重量%は均質混 合物の全重量をベースにしたものであり、 を含む均質混合物を形成し、並びに (b)該混合物を酸素及び溶剤の不存在下低強度の紫外線照射によって重合す る工程を含む請求項1記載の配合物を製造する方法。 7.(a)(i)約1から約10重量%の次の式によって表わされる共反応性多 官能シロキサン、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基、及び−R2Xから成 る群から選ばれ、独立して同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリ エーテル成分は約400から約10,000の範囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、 (ii)1官能遊離基重合性ビニル単量体及びモノエチレン性不飽和芳香族ケ トン単量体を含んだ約70から約99重量%のアクリレート共重合体、 ここで該ビニル単量体は、アクリル酸、メタクリル酸、約4から約21個の炭素 原子を含むアクリル酸のエステル、約5から約22個の炭素原子を含むメタクリル 酸のエステル、アクリルアミド、置換ア クリルアミド、スチレン、置換スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリ ル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、塩化ビニリデン、カル ボン酸のビニルエステル及びこれらの混合物から成る群から選ばれ、そして 該芳香族ケトン単量体は次の式を有し、 ここで、R7は1から4個の炭素原子を含むアルキル基、及びフェニル基から成 る群から選ばれ、ここでのR7はハロゲン原子、アルコキシ基、及びヒドロキシ ル基から成る群から選ばれる1個以上の置換基で任意には置換され、R7が1個 以上のヒドロキシル基で置換されたフェニル基である場合には、このようなヒド ロキシル基は芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在しなければならず、 Wはハロゲン、アルコキシ及びヒドロキシル基から成る群から選ばれ、Wがヒ ドロキシル基である場合にはWは芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在 しなければならず、 gは0から4の整数、 R8は二価結合基そして Zはアルケニル基及びエチレン性不飽和アシル基から成る群から選ばれ、該芳 香族ケトン単量体は該共重合体の約0.025から約0.5重量%を含み、そして該共重 合体の重合度は該共重合体が架橋する前に約0.15dl/gから約1.4dl/gの内部 粘度を有する如きであり、該シロキサンと該共重合体の重量%は均質混合物の全 重量をベースにしたものである、を含む均質混合物を形成し、そして (b)溶剤の不存在丁中程度又は強度の紫外線照射を行って該混 合物を硬化する、 工程を含む請求項1記載の配合物を製造する方法。 8.請求項1記載の接着剤で少なくとも一つの主要面の少なくとも一部分を塗 布した軟質シート。 9.(i)約1から約10重量%の次の式によって表わされる共反応性多官能シ ロキサン、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基、及び−R2Xから成 る群から選ばれ、独立して同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリ エーテル成分は約400から約10,000の範囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 Sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、 (ii)約65から約99重量%の一官能遊離基重合性ビニル単量体であって、 該シロキサンと共重合できるものであって、該遊離基重合性ビニル単量体は、ア クリル酸、メタクリル酸、約4から約21個の炭素原子を含むアクリル酸のエステ ル、約5から約22個の炭素原子を含むメタクリル酸のエステル、アクリルアミド 、置換アクリルアミド、スチレン、置換スチレン、アクリロニトリル、メタクリ ロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、塩化ビニリデ ン、カルボン酸のビニルエステル及びこれらの混合物から成る群から選ばれ、そ して (iii)約0.1から約5重量%の光開始剤、 を含む均質混合物を包含する放射線硬化性感圧接着剤配合物。 10.(i)約1から約10重量%の次の式によって表わされる共反応性多官能シ ロキサン、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良く、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基、及 び−R2Xから成る群から選ばれ、独立して同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリ エーテル成分は約400から約10,000の範囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、 (ii)1官能遊離基重合性ビニル単量体及びモノエチレン性不飽和芳香族ケ トン単量体を含んだ約70から約99重量%のアクリレート共重合体、 ここで該ビニル単量体は、アクリル酸、メタクリル酸、約4から約21個の炭素 原子を含むアクリル酸のエステル、約5から約22個の炭素原子を含むメタクリル 酸のエステル、アクリルアミド、置換アクリルアミド、スチレン、置換スチレン 、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニル カプロラクタム、塩化ビニリデン、カルボン酸のビニルエステル及びこれらの混 合物から成る群から選ばれ、そして 該芳香族ケトン単量体は次の式を有し、 ここで、R7は1から4個の炭素原子を含むアルキル基、及びフェニル基から成 る群から選ばれ、ここでのR7はハロゲン原子、アルコキシ基、及びヒドロキシ ル基から成る群から選ばれる1個以上の置換基で任意には置換され、R7が1個 以上のヒドロキシル基で置換されたフェニル基である場合には、このようなヒド ロキシル基は芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在しなければならず、 Wはハロゲン、アルコキシ及びヒドロキシル基から成る群から選ばれ、Wがヒ ドロキシル基である場合にはWは芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在 しなければならず、 gは0から4の整数、 R8は二価結合基そして Zはアルケニル基及びエチレン性不飽和アシル基から成る群から選ばれ、該芳 香族ケトン単量体は該共重合体の約0.025から約 0.5重量%を含み、そして該共 重合体の重合度は該共重合体が架橋する前に約0.15dl/gから約 1.4dl/gの内 部粘度を有する如きである、 を含む均質混合物を包含する放射線硬化性感圧接着剤配合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,SN,TD, TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA,CH, CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU,JP,K P,KR,LK,LU,MG,MN,MW,NL,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SK, UA (72)発明者 カントナー,スティーブン エス. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133―3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427(番地なし) (72)発明者 ジュン,ディーター アメリカ合衆国,ミネソタ 55133―3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427(番地なし) (72)発明者 グレイチェン,アンドリアス エイチ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133―3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約1から約30重量%の共反応シロキサンで変性された放射線硬化アクリレ ート感圧接着剤配合物であって、該シロキサンは次の式によって表わされる、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリ エーテル成分は約400から約10,000の範囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、そして ここで該放射線硬化アクリレート感圧接着剤配合物は、共反応多官能シロキサ ンの存在なくして硬化した同様の組成物と比較して再剥離性が改善されている、 感圧接着剤配合物。 2.s=1、r=0、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る群から 選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分であり、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る群から 選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分であり、 R2は次に示す構造式で表わされ、 ここで、Yは遊離重合反応にXを活性化する二価結合基であって、同一又は異 なっても良く、 Dは水素、約1から約10個の炭素原子を含むアルキル基、アリール基及び置換 アリール基から成る群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分であり、そ して Rは同一又は異なっても良い二価炭化水素基である、請求項1記載の配合物。 3.XがCH2=CH−を含むときには、 DはH、 Rは−CH2CH2CH2−、 R1,R2及びR3はいづれも−CH3 から成る群から選ばれ、 Dは水素、 Rは−CH2CH2CH2−、 R1,R3及びR4はいづれも−CH3を含む、 請求項2記載の配合物。 4.s=0、 R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る群から 選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分であり、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る群から 選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、そして R4成分の少なくとも2個は−R2Xである、 請求項1記載の配合物。 5.s=1、 r=1、 R1,R3,R4はいづれもメチル基、 Uは−(CH2CH2O)m−、ここで mは約10から約180の整数、 −R9−は二価の炭化水素結合基、 請求項1記載の配合物。 6.(a)(i)約1から約30重量%の次の式によって表わされる共反応性多 官能シロキサン、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基、及び−R2Xから成 る群から選ばれ、独立して同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリ エーテル成分は約400から 約10,000の範囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、 (ii)約65から約99重量%の一官能遊離基重合性ビニル単量体であって、該 シロキサンと共重合できるものであって、該遊離基重合性ビニル単量体は、アク リル酸、メタクリル酸、約4から約21個の炭素原子を含むアクリル酸のエステル 、約5から約22個の炭素原子を含むメタクリル酸のエステル、アクリルアミド、 置換アクリルアミド、スチレン、置換スチレン、アクリロニトリル、メタクリロ ニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、塩化ビニリデン 、カルボン酸のビニルエステル及びこれらの混合物から成る群から選ばれ、そし て (iii)約0.1から約5重量%の光開始剤であって、ここでの重量%は均質混 合物の全重量をベースにしたものであり、 を含む均質混合物を形成し、並びに (b)該混合物を酸素及び溶剤の不存在下低強度の紫外線照射によって重合す る工程を含む請求項1記載の配合物を製造する方法。 7.(a)(i)約1から約30重量%の次の式によって表わされる共反応性多 官能シロキサン、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基、及び−R2Xから成 る群から選ばれ、独立して同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリ エーテル成分は約400から約10,000の範囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、 (ii)1官能遊離基重合性ビニル単量体及びモノエチレン性不飽和芳香族ケ トン単量体を含んだ約70から約99重量%のアクリレート共重合体、 ここで該ビニル単量体は、アクリル酸、メタクリル酸、約4から約21個の炭素 原子を含むアクリル酸のエステル、約5から約22個の炭素原子を含むメタクリル 酸のエステル、アクリルアミド、置換ア クリルアミド、スチレン、置換スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリ ル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、塩化ビニリデン、カル ボン酸のビニルエステル及びこれらの混合物から成る群から選ばれ、そして 該芳香族ケトン単量体は次の式を有し、 ここで、R7は1から4個の炭素原子を含むアルキル基、及びフェニル基から成 る群から選ばれ、ここでのR7はハロゲン原子、アルコキシ基、及びヒドロキシ ル基から成る群から選ばれる1個以上の置換基で任意には置換され、R7が1個 以上のヒドロキシル基で置換されたフェニル基である場合には、このようなヒド ロキシル基は芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在しなければならず、 Wはハロゲン、アルコキシ及びヒドロキシル基から成る群から選ばれ、Wがヒ ドロキシル基である場合にはWは芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在 しなければならず、 gは0から4の整数、 R8は二価結合基そして Zはアルケニル基及びエチレン性不飽和アシル基から成る群から選ばれ、該芳 香族ケトン単量体は該共重合体の約0.025から約0.5重量%を含み、そして該共重 合体の重合度は該共重合体が架橋する前に約0.15dl/gから約1.4dl/gの内部 粘度を有する如きであり、該シロキサンと該共重合体の重量%は均質混合物の全 重量をベースにしたものである、を含む均質混合物を形成し、そして (b)溶剤の不存在下中程度又は強度の紫外線照射を行って該混 合物を硬化する、 工程を含む請求項1記載の配合物を製造する方法。 8.請求項1記載の接着剤で少なくとも一つの主要面の少なくとも一部分を塗 布した軟質シート。 9.(i)約1から約30重量%の次の式によって表わされる共反応性多官能シ ロキサン、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基、及び−R2Xから成 る群から選ばれ、独立して同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリ エーテル成分は約400から約10,000の範囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、 (ii)約65から約99重量%の一官能遊離基重合性ビニル単量体であって、該 シロキサンと共重合できるものであって、該遊離基重合性ビニル単量体は、アク リル酸、メタクリル酸、約4から約21個の炭素原子を含むアクリル酸のエステル 、約5から約22個の炭素原子を含むメタクリル酸のエステル、アクリルアミド、 置換アクリルアミド、スチレン、置換スチレン、アクリロニトリル、メタクリロ ニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、塩化ビニリデン 、カルボン酸のビニルエステル及びこれらの混合物から成る群から選ばれ、そし て (iii)約0.1から約5重量%の光開始剤、 を含む均質混合物を包含する放射線硬化性感圧接着剤配合物。 10.(i)約1から約30重量%の次の式によって表わされる共反応性多官能シ ロキサン、 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリール基から成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良い一価成分、 R2は同一又は異なっても良い二価結合基、 R3はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基及び−R2Xから成る 群から選ばれ、同一又は異なっても良く、 R4はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール基、及 び−R2Xから成る群から選ばれ、独立して同一又は異なっても良い一価成分、 Xは同一又は異なっても良いエチレン性不飽和を有する一価成分、 Uはポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(1,2 −ブチレンオキシド)及びポリ(テトラメチレンオキシド)から成る群から選ば れるポリエーテル成分を含む同一又は異なっても良い二価成分であって、該ポリ エーテル成分は約400から約10,000の範囲の数平均分子量であり、 R9は同一又は異なっても良い二価結合基、 nは約15から約300の整数、 rは0から1の整数、 sは0から3の整数、 ここで該シロキサンは平均して少なくとも2個の−R2X基を有し、 (ii)1官能遊離基重合性ビニル単量体及びモノエチレン性不飽和芳香族ケ トン単量体を含んだ約70から約99重量%のアクリレート共重合体、 ここで該ビニル単量体は、アクリル酸、メタクリル酸、約4から約21個の炭素 原子を含むアクリル酸のエステル、約5から約22個の炭素原子を含むメタクリル 酸のエステル、アクリルアミド、置換アクリルアミド、スチレン、置換スチレン 、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニル カプロラクタム、塩化ビニリデン、カルボン酸のビニルエステル及びこれらの混 合物から成る群から選ばれ、そして 該芳香族ケトン単量体は次の式を有し、 ここで、R7は1から4個の炭素原子を含むアルキル基、及びフェニル基から成 る群から選ばれ、ここでのR7はハロゲン原子、アルコキシ基、及びヒドロキシ ル基から成る群から選ばれる1個以上の置換基で任意には置換され、R7が1個 以上のヒドロキシル基で置換されたフェニル基である場合には、このようなヒド ロキシル基は芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在しなければならず、 Wはハロゲン、アルコキシ及びヒドロキシル基から成る群から選ばれ、Wがヒ ドロキシル基である場合にはWは芳香族カルボニルのメタ−又はパラ−位に存在 しなければならず、 gは0から4の整数、 R8は二価結合基そして Zはアルケニル基及びエチレン性不飽和アシル基から成る群から選ばれ、該芳 香族ケトン単量体は該共重合体の約0.025から約0.5重量%を含み、そして該共重 合体の重合度は該共重合体が架橋する前に約0.15dl/gから約1.4dl/gの内部 粘度を有する如きである、 を含む均質混合物を包含する放射線硬化性感圧接着剤配合物。
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