JPH08506846A - 高分子化合物 - Google Patents

高分子化合物

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JPH08506846A JP6518744A JP51874494A JPH08506846A JP H08506846 A JPH08506846 A JP H08506846A JP 6518744 A JP6518744 A JP 6518744A JP 51874494 A JP51874494 A JP 51874494A JP H08506846 A JPH08506846 A JP H08506846A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、グアニジノ基がそれに結合した主鎖を含む、最小分子量10,000を有する生理学的に受容しうるポリマーを提供する。本発明は、生理学的に受容しうる該ポリマーを含む食物および薬剤組成物にも及ぶ。それらの食物および薬剤組成物は身体においてホスフェート水準を制御するのに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 高分子化合物 本発明は、ホスフェートに特異的に結合しうる、グアニジノ基含有ポリマーに 関するものである。 腎臓障害は極めて一般的であり、処置が不適当であるか、または遅れると、最 終段階の腎臓状態にまで進行して、患者はその後透析治療を必要とするようにな る。腎臓透析患者は血清中のホスフェート水準の上昇を伴う。さらに腎不全を有 する患者は2種類の著しく不溶性の塩類、すなわちリン酸カルシウムおよびシュ ウ酸カルシウムからなる“腎臓結石”を生じる場合が多い。これらのアニオンは 両方ともそれらの患者において重度の毒作用を誘発する。これらの患者において ホスフェート水準上昇の発現は、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムもし くは水酸化カルシウムまたはこれらの化合物の混合物を食物に添加することによ って最小限に抑えられる。しかし水酸化マグネシウムまたは水酸化カルシウムの 使用は急性副作用を生じる可能性があり、従って水酸化アルミニウムがより一般 的に用いられる化合物である。患者の小腸内にアルミニウムが存在すると、食物 からのホスフェートの摂取が低下し、従って管腔におけるホスフェートの濃度が 低トする。その結果、血中における高い水準から管腔における低い水準へのホス フェート濃度勾配が生じる。従ってホスフェートはこの濃度勾配に沿って血中か ら排出されて管腔中へ移動する。水酸化アルミニウムまたは関連の製剤で治療を 続けると、身体組織中に次第にアルミニウムが蓄積し、これは次いで化合物デス フェリオキサミンの投与により除去しなければならない。鉄キレート化剤である デスフェリオキサミンは、特に“鉄過剰負荷”(たとえば輸血の結果として)さ れていない者においては副作用を示すことが知られている。腎臓病患者は鉄過剰 負荷されていないので、アルミニウム水準を低下させるために化合物デスフェリ オキサミンを定常的に使用すると、望ましくない副作用が生じる可能性がある。 従って本発明の目的は、腎臓病患者において食物からのホスフェートの摂取を 低下させ、また腎臓病患者の血中ホスフェート水準を低下させる、より好都合な 方法を提供することである。 これは、主鎖および主鎖に結合したグアニジノ基を含むポリマーを薬剤組成物 または食物中に含有させることにより達成しうることが見出された。ホスフェー トイオンはグアニジノ基に結合することが知られている。この吸引は極めて強力 であり、2個の静電結合および2個の立体化学的に好ましい水素結合を伴う。し かしグアニジノ基をポリマー構造に取り込ませ、グアニジノ基およびグアニジノ 基含有ポリマー構造体を療法に利用することはこれまで示唆されていない。 従って本発明は、グアニジノ基がそれに直接的または間接的に結合した主鎖を 含む生理学的に受容しうるポリマーであって、最小分子量10,000を有する ポリマーを提供する。 本発明は本発明化合物を療法に使用すること、たとえば後記の薬剤組成物およ び食物中に使用することに及ぶ。本発明は、腎臓病患者の治療のために食物から のホスフェートの摂取を制御し、かつそれらの個体の血液から過剰のホスフェー トを除去するのに、特に重要である。 グアニジノ基がそれに結合した高分子材料は本質的にいかなる高分子構造のも のであってもよい。ポリマー主鎖の性質はホスフェートの結合において第1に重 要なものではなく、この効果はむしろポリマー中にグアニジノ基が存在すること によるものだからである。ただし好ましくはポリマーは薬剤学的に受容しうるも のであり、かつ経口的に摂取された場合に患者により吸収されず、腸内に留まる のに適した分子量のものである。グアニジノ基含有ポリマーの分子量は少なくと も10,000である。 本発明のグアニジノ基含有ポリマーは生理学的に受容しうるものでなければな らない。当業者に知られているように、ポリマーは小型の簡単な化学的単位から 構成される大型分子である。場合により反復は直線的であり、これらの単位から 鎖が形成される。他の場合には鎖は分枝し、または相互に結合して、三次元網状 構造を形成する。このような三次元網状構造はポリマー鎖を架橋することによっ ても形成しうる。使用しうるポリマーの種類には、有機主鎖を有するもの、特に 主鎖が炭素原子からなるもの、たとえばポリビニルアルコールから誘導されるポ リマー、ポリアクリル酸およびポリメタクリル酸から誘導されるポリマー、なら びに他のポリビニル、ポリイソブチレンおよびポリイソプレンポリマーが含まれ るが、有機主鎖が異種原子、たとえば酸素または窒素を炭素原子と共に含有する ポリマーも含まれる。本発明において特に重要なポリマーには、たとえばポリマ ーがさらに架橋した結果、三次元網状構造を形成したポリマーが含まれる。架橋 度は高分子マトリックスの多孔度を制御し、これによりマトリックスの結合容量 および分子量選択性の双方に影響を及ぼすことができる。この型の好ましいポリ マーには、ジビニルベンゼンで架橋したポリエチレン主鎖を有するポリマーが含 まれる。同様に、ある種の重要なものは、無機主鎖を有するポリマー、たとえば ポリホスファゼンポリマーである。ポリマーは2種類以上の異なるモノマーから 誘導されるコポリマーであってもよい。好ましい投与経路は経口であり、それら は腸内に留まり、患者の血流中に吸収されないので、本発明のポリマーは消費者 にとってよりいっそう好まれる。それらのポリマーの例は、セルロースおよびア ガロースを含めた炭水化物系ポリマーである。 多くの腎臓病患者が彼らの食物を嵩張らせるために炭水化物を摂取するので、 炭水化物系ポリマーが特に有利である。従ってこの方式で食材が提供され、同時 に食物からのホスフェートの吸収が阻止され、かつ血流および腎臓を経てではな く、便を経てその排泄が行われ、従って望ましくない毒作用が減少する。 グアニジノ基はグアニジノ基(NH2−C(=NH)−NH−)の末端NH基 を介した化学結合によりポリマー主鎖に結合する。ポリマー主鎖へのグアニジノ 基の化学結合は、直接的であってもよく、またはポリマー主鎖にそれを介して結 合した“スペーサー”として作用するある形の基を経てもよい。種々の形の付属 基(attachment)を用いてもよく、好ましい形はポリマーの基本型に 従って異なる。たとえば炭素原子1−4個のアルキル基、アミド基、エーテル基 、またはそれらの組み合わせを使用しうる。ポリマー主鎖へのグアニジノ基の好 ましい様式の付属基は明らかに主鎖の性質に依存するが、可能であれば単純性の ために主鎖の原子とグアニジノ基のNH基との直接結合が好ましい。 患者に投与されるポリマーの量はポリマー中に存在するグアニジノ基の数に関 係する重要な考慮事項である。好ましくは、グアニジノ基−対−ポリマー残部の 割合は、グアニジノ基1重量部−対−ポリマー残部1重量部ないしグアニジノ基 1重量部−対−ポリマー残部100重量部の範囲である。好ましくはこの範囲は グアニジノ基1重量部−対−ポリマー残部1重量部ないしグアニジノ基1重量部 −対−ポリマー残部10重量部、たとえば1部一対−10部である。 グアニジノ基含有ポリマーの製造方法は当業者には自明であろうが、たとえば 生物学的に活性なリガンドをポリマーマトリックスに結合させる方法を記載した シュナールおよびリー(Schnaar,R.L.,Lee,Y.C.),19 75,Biochemistry 14,1535−1541の教示に従って製 造することができ、または前記ポリマーはポリマー主鎖に結合したアミノ基を含 有するポリマーと(a)硝酸3,5−ジメチルピラゾール−1−カルボキシアミ ジン、(b)硫酸S−メチルチオウロニウムもしくは(c)硫酸水素O−メチル プソイド尿素との反応により簡便に製造することもできる。 本発明のポリマーはインビトロおよびインビボでホスフェートアニオンを特異 的に結合しうることが見出された。従って本発明のポリマーは、腎不全を伴う患 者の食物からのホスフェートの摂取を阻止し、かつ血液から過剰のホスフェート を除去するために、特に有用である。腸内で食物からのホスフェートを結合する ことは体内平衡を乱し、血流から腸へのホスフェートの移動を起こさせるからで ある。本発明のポリマーは食物として、もしくは食物への添加物として、または 薬剤組成物として、患者に経口投与することができる。 本発明の第2観点によれば、生理学的に受容しうる本発明のポリマーを含む食 物または食物への添加物が提供される。それらの食物は多様な形態をとることが でき、たとえば通常のヒト用食品の形態をとることができる。 本発明の第3観点によれば、生理学的に受容しうる本発明のポリマー、および 薬剤学的に受容しうる希釈剤またはキャリヤーを含む、経日投与に適した薬剤組 成物が提供される。 グアニジノ基含有ポリマーは多様な方法で薬剤組成物中に配合することができ る。これらの薬剤組成物は血流中ではなく患者の腸内に存在すべきであるので、 普通は経口投与される。液状希釈剤を含有する組成物も経日投与用として使用し うるが、個体状キャリヤー材料、たとえばデンプン、乳糖、デキストリンまたは ステアリン酸マグネシウムを含有する組成物を使用する方が好ましい。それらの 個体組成物は、たとえば錠剤、カプセル剤などの成形された形のものであること が好都合である。 薬剤組成物、食物、または食物の添加物は単位剤形で、すなわち単位用量、ま たは単位用量の多数個もしくはサブユニットを含有する別個の部分の形で配合す ることができる。グアニジノ基含有ポリマーの用量は、もちろん患者の個々の状 況および腎臓病の程度、ならびにグアニジノ基含有ポリマーの化学構造に依存す るであろう。参考としてグアニジンに関する1日量は1−10gであり、よって ポリマーの量はこれに従って計算しうる。 本発明の他の観点によれば、患者を治療する方法であって、食物からのホスフ ェートの摂取を制御し、かつ血液から過剰のホスフェートを除去するために、前 記のグアニジノ基含有ポリマーを患者に投与することを含む方法が提供される。 本発明の他の観点によれば、食物からのホスフェートの摂取を制御し、かつ血 液から過剰のホスフェートを除去するための薬剤の製造に前記のグアニジノ基含 有ポリマーを使用する用途が提供される。 本発明を添付の図面により説明する。これらは例示にすぎない。図1(a)お よび1(b)はグアニジノ基含有ポリマーを含有する食物が正常ラットにおける 血清ホスフェートおよびバイカーボネート水準に及ぼす影響を示す。実施例1 グアニジノ基含有ポリビニル系樹脂の製造 アミノ化樹脂をメタノール中で還流下に、過剰の(a)硝酸3,5−ジメチル ビラゾール−1−カルボキシアミジン、(b)硫酸S−メチルチオウロニウムも しくは(c)硫酸水素O−メヂルプソイド尿素と反応させて、ポリマー主鎖に結 合したアミノ基をグアニジノ基に変換する。反応の程度は生成する副生物を調べ ることにより追跡することができ、たとえば試薬(a)に関してはそれはエーテ ルで抽出して生成する3,5−ジメチルピラゾールの量を測定することにより監 視しうる。樹脂を溶出液が無機イオンを含有しなくなるまでメタノールおよび水 で順次洗浄することにより精製する。出発原料樹脂)市販のポリ(アクリロニトリル)樹脂を、還流下でエーテルもしくはテ トラヒドラン(tetrahydran)中において過剰の水素化アルミニウム リチウムにより、または硫酸を含有する氷酢酸中でPtO2(60psi,20 ℃)上における接触水素添加により、還元した。得られたアミノ化樹脂を希塩酸 水溶液で、次いで水で、溶出液がクロリドイオンおよび無機カチオンを含有しな くなるまで順次洗浄することにより精製した。このCl-形の樹脂を1M水酸化 ナトリウム水溶液で処理することにより遊離塩基形に変換し、次いで水で洗浄し た。 ()市販のポリ(クロロメチルスチレン)樹脂を過剰の飽和メタノール性ア ンモニア溶液で20℃において48時間処理し、溶出液がアンモニアを含有しな くなるまで十分に水で洗浄した。実施例2インビトロ試験 種々のグアニジノ基含有ポリビニル系樹脂のホスフェート結合容量の測定 下記の3種類の樹脂を比較した(アンバーライト(Amberlite)は登 録商標である)。 実施例1(B)に従って調製したポリ(スチリルメチルグアニジニウム)クロ リド樹脂 実施例1(A)に従って調製したポリ(アリルグアニジニウム)クロリド樹脂 対照材料としてのアンバーライトIR410(Cl-) 前記ポリマーの理論的結合容量を元素分析により測定した。樹脂の実際の結合 容量は31P−標識ホスフェートを用いるイオン交換クロマトグラフィーにより測 定された。5gの乾燥樹脂からカラムを調製した。結合実験は、pH7.4にお いて競合クロリドアニオンの存在下および不在下の両方で測定がなされた。ホス フェートおよびクロリドの濃度はそれぞれ10および150mMであった。結果 を表1に示す。 ポリ(アリルグアニジニウム)クロリド樹脂は結合官能基により判定すると結 合容量がより低いが、31P−ホスフェートの結合により判定すると、より大きな 割合が生物学的に利用される。クロリドはポリグアニジン樹脂の結合部位に対し て確かにホスフェートと競合するが、低い効率においてである。従ってクロリド が15モル過剰に存在した場合ですら、ホスフェートの結合は50%低下したに すぎない。ポリ(アリルグアニジニウム)クロリド樹脂は150モル過剰のクロ リドの存在下でホスフェートに対して選択的であることも証明された。アンバー ライトIR410(Cl-)もホスフェートを結合したが、新規なポリグアニジ ン樹脂より効率が低かった。 実施例3:インビボ試験グアニジノ基含有ポリビニル系樹脂がラットの血清ホスフェート水準を低下させ る効力 実験プロトコル 用いたポリビニル系樹脂は、実施例1の場合と同様にして製造されたポリ(ア リルグアニジニウム)クロリド樹脂であり、以下PVG樹脂と表示する。この樹 脂はジビニルベンゼンにより架橋したポリエチレン主鎖を含んでいた。この主鎖 は2−グアニジノメチル基で高度に置換されていた。 この試験は2段階で実施された: A)正常ラットにおける結合剤樹脂の効果 6匹のラット(原株:ウィスター、雄、145−160g)を尾から採血し( 0.5ml)、粉末状PVG−マトリックス(0.5g樹脂/15g飼料)と混 合した(粉末状)ラット飼料(CRM飼料、SDS、エセックス)を7日間与え た。ラットに1日15gの飼料を与えた。次いで動物から前記に従って採血し、 血清を尿素、クレアチニンおよび電解質につき分析した。 B)慢性腎不全における結合剤樹脂の効果 11匹の雄ウィスターラット(体重=160−190g)の群において、2段 階で部分的な腎切除(NX)を行うことにより慢性腎不全を誘発した:左腎の上 極および下極を切除し、次いで9−10日後に右腎全切除を行った。対照群(n =6)には、虚偽の手術(sham operation,SO)を行ったラッ トが含まれていた。 2回目の手術の1週間後に、虚偽の手術を行ったラットおよび腎切除を行った ラットの両方から採血した(約0.5ml)尾先端クリッピングによる)。次い で一方の群(n=3 SO;n=6 NX)に1週間、粉末状ラット飼料+樹脂 (31g/ラット/日;0.5g樹脂/15g飼料)を与えた。他方の群(n= 3 SO;n=5 NX)に7日間、粉末状ラット飼料(31g/ラット/日) を与えたのち、さらに1週間、ラット飼料+樹脂を与えた。各段階が終了した時 点でラットから採血した。次いですべての血清飼料を尿素、クレアチニンおよび 電解質につき分析した。日内変動の可能性を最小限に抑えるために、ラットの採 血は日内のほぼ同じ時刻に行われた。この試験に用いたラットに関するヘモグロ ビンデータは下記のとおりであった: SO群(n=5) =17.52±1.83g/dl NX群(n=11)=15.32±3.02g/dl結果正常ラットにおける結合剤樹脂の効果 ラットは1日基準で与えられたPVG−含有飼料をすべて食べることが分かっ た。1週間にわたる体重増加は7−18gであった。初期の血清ホスフェート水 準はヒトの場合より著しく高く(3.81±0.33(6)mmol/l,平均 ±SD)、すべての場合、PVG−含有ラット飼料を与えたのち低下した(図1 、個々のラットにおける血清ホスフェートおよびバイカーボネート水準に関する プロットを示す)。ホスフェートの平均低下率は15.9%(±5.3,SD) であった。血清バイカーボネートについても匹敵する低下(19.7±17.2 %(6))がPVG−飼料を与えた場合につき明らかであった。血清カルシウム 水準は一貫した変化を示さなかった。 これらのデータは、PVG樹脂がホスフェート水準を低下させる効力をもつこ とを証明する。 B)慢性腎不全における結合剤樹脂の効果 部分的腎切除は、血清クレアチニンおよび尿素水準の有意の上昇により、なら びにヘモグロビン含量の低下により表されるように、慢性腎不全(CRF)を引 き起こした(表2)。カルシウム水準はNX群においてある程度上昇したが、統 計的有意性には達しなかった(p=0.052)。これに対しホスフェート水準 は部分的腎切除後に有意の変化を示さなかった(表2)。 PVG−飼料を与えた群のNXラットは、有意の尿素低下(p=0.013) およびクレアチニン水準のわずかな低下により表されるように、腎機能がある程 度改善することが認められた(表3)。血清ホスフェート水準もかろうじて低下 した(3.37±0.26(6)から3.18±0.24,p>0.05)。同 様に、最初にPVG−飼料を与えたSO群はホスフェート水準の有意の低下を示 した(3.58±0.1(3)から3.38±0.04,p<0.04)のに対 し、他のパラメーターは不変であった。 最初に普通飼料を与えたNX群は尿素、ホスフェート、クレアチニンおよびカ ルシウム水準の有意でない変化を示した(表4)。SO群は極めて類似する変化 のパターンを示した。PVG飼料に変えた時点で、尿素、クレアチニンおよびカ ルシウム水準の低下を示した(すべての場合p>0.05)。血清ホスフェート はSO群において低下した(3.27±0.5(3)から2.80±0.08( 3),p>0.05)が、NX群では不変であった(3.11±0.15(5) から3.27±0.35)。 2段階外科処置は、尿素およびクレアチニンの上昇により、ならびにヘモグロ ビンの低下により表されるように、CRFを引き起こした。しかしラットは良く 食べ、体重が増加したことが認められた(両群において同様な増加)。NX群に おけるカルシウム水準はわずかに上昇したが、ホスフェート水準は不変であった 。NX群において血清ホスフェートの上昇がなかったのは、出発(初期)値が高 いこと(>3mmol/l)、腎不全の程度が緩和であること、食物からのホス フェートの摂取が低いこと、ラットが活発に成長し、ホスフェートを骨に蓄積す ることなど、または腎切除に対する応答の種差によるものであると思われる。 ホスフェート水準はPVG飼料の導入後に、対照動物および腎切除動物の両方 において低下した。意外にも、ラットにPVG−飼料を与えたのち腎機能の改善 の徴候が見られた(尿素およびクレアチニン値を参照されたい、表3および4) 。実施例4:ポリビニルグアニジノPVG−樹脂の化学分析 試験した高分子樹脂は、ジビニルベンゼンで架橋したポリエチレン主鎖からな っていた。この主鎖は2−グアニジノメチル基で高度に置換されていた。これが 前記の各例で述べたPVG樹脂である。 (A)樹脂容量の分析−これは下記により測定された: (i)元素分析および (ii)32Pの結合、pH8.0において (I)元素分析− 樹脂をHCl(1M)で平衡化し、次いで蒸留水で洗浄し、一定重量になるま で乾燥させて、下記の分析値を得た: これは乾燥樹脂のグラム当たり5.3mEq Clの結合容量に相当する。 樹脂をH3PO4(1M)で平衡化し、次いで蒸留水で洗浄し、一定重量になる まで乾燥させて、下記の分析値を得た: これは乾燥樹脂のグラム当たり2.88mEq ホスフェートの結合容量に相 当する。従ってクロリドおよびホスフェートの両方に対してこのポリマーの容量 は高く、他のダウエックス樹脂のものに匹敵する。 32P−ホスフェートの結合 樹脂(400mg)を、微細なガラスフィルターを備えた細いカラムに添加し た。カラムを通る流体の流量は蠕動ポンプにより1ml min-1に調整された 。樹脂をNaOH(1M,10ml)、H2O(20ml)、HCl(1M,1 0ml)、およびH2O(20ml)で順次洗浄した。この状態でカラムは完全 にCl アニオンで帯電した。 次いでカラムを1.0mlずつの32P−ホスフェート(100mM、pH8. 0)で溶離し、各添加毎にホスフェート結合率を記録した。データを表5に提示 する。 カラムに添加された各アリコートは1mlのNa2HPO4(pH8.0、10 0mM)であった。従ってpH8.0においてホスフェート容量は若干低下して 、1.37mEq-1樹脂となった。これはリン酸を用いてカラムをpH1.0に おいて平衡化した場合に得られた値の50%であった。この差は恐らくこれら2 種類のpH値におけるホスフェートイオン状態に関係するのであろう。(B)ポリマー結合部位に対するアニオン間の競合 2種類の実験法を採用した:第1は添加されるホスフェートの不在下での競合 、第2はホスフェート(1mM)の存在下での競合である。ホスフェート不在下での競合 下記のアニオンとの競合を調べた: クロリド バイカーボネート スルフェート、 タウロコレート、 グリココレート カラム(400mgの樹脂)に32P−ホスフェートを80%以上の容量になる まで装填し、次いでトリスHCl(pH8.0、5mM)で平衡化した。次いで カラムを50mlアリコートのトリスHCl(pH8.0、5mM)中の種々の 競合アニオンで溶離した。結果を表6に示す。 表6はスルフェートが効果的な置換活性を示す唯一のアニオンであったことを 示す。これは恐らくSO4 2がホスフェートの場合と同様な様式でグアニジノ官能 基と相互作用しうるためであろう。一塩基性アニオンCl およびHCO3はホ スフェートアニオンの置換においてはるかに効果が少ない。その際、大容量の流 体を高濃度で用いる場合、Cl は場合によりホスフェートアニオンを置換する であろう。これは下記の表7に示される。アニオン性胆汁酸はホスフェートの置 換において著しく無効であり、これはぞれらが樹脂に対して著しい親和性を有す るにすぎないことを表す。それらは樹脂マトリックスに浸透し得ないと思われる 。 ホスフェートの存在下での競合 この実験においては、樹脂カラムの装填に用いたホスフェートと等しい比放射 能のNa2HPO4(1mM)を含有するトリスHCl(pH8.0、5mM)で カラムを溶離した。このような条件下でホスフェートがホスフェートを置換する と、カラム上の放射能は不変であろう。これらの条件下でクロリドは確かにホス フェートを置換するが、低い効率においてであるにすぎない。これを下記の表8 に示す。たとえば10mMのNaClの存在下では検出可能なほどホスフェート は置換されなかった。しかし50mM以上のNaCl濃度ではそれは置換され始 めた。 報告した実験はすべて少なくとも2回の独立した時期に反復された。 結論 この予備試験に用いたグアニジノ基含有樹脂はホスフェートアニオンに対して 著しく選択的である。一塩基性アニオンおよび胆汁酸のみがホスフェートを徐々 に置換する。ホスフェート(1mM)の存在下で試験した場合、高濃度のNaC l(50−100mM)のみがかなりのホスフェートの置換を生じる(たとえば 100mM NaClと共に1時間インキュベートしたのち<20%)。スルフ ェートは予想通り結合ホスフェートに対して良好な競合体であるが、クロリドと 異なりこのアニオンは胃腸管の内腔では極めて低水準であり、確かにオルトホス フェートのものより低いように思われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,CA,JP,US (72)発明者 カナス−ロドリゲス,アントニ イギリス国シーティー1・1キューディー ケント,カンターバリー,セント・マー ティンス・ロード 8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.グアニジノ基がそれに結合した主鎖を含む、最小分子量10,000を有 する生理学的に受容しうるポリマー。 2.ポリマー主鎖が有機である、請求項1に記載の生理学的に受容しうるポリ マー。 3.ポリマー主鎖が炭素原子からなる、請求項2に記載の生理学的に受容しう るポリマー。 4.ポリマーが三次元網状構造を形成する、請求項2または3に記載の生理学 的に受容しうるポリマー。 5.ポリマーがジビニルベンゼンで架橋したポリエチレン主鎖を含む、請求項 4に記載の生理学的に受容しうるポリマー。 6.ポリマーが炭水化物である、請求項2に記載の生理学的に受容しうるポリ マー。 7.炭水化物がセルロースである、請求項6に記載の生理学的に受容しうるポ リマー。 8.グアニジノ基の割合が、グアニジノ基1重量部−対−ポリマー残部1重量 部ないしグアニジノ基1重量部−対−ポリマー残部100重量部の範囲である、 請求項1−7のいずれか1項に記載の生理学的に受容しうるポリマー。 9.前記の範囲がグアニジノ基1重量部−対−ポリマー残部1重量部ないしグ アニジノ基1重量部−対−ポリマー残部10重量部である、請求項8に記載の生 理学的に受容しうるポリマー。 10.グアニジノ基がそれらの末端NH基によって直接にポリマー主鎖に結合 している、請求項1−9のいずれか1項に記載の生理学的に受容しうるポリマー 。 11.グアニジノ基がスペーサーを介して間接的にポリマー主鎖に結合してい る、請求項1−9のいずれか1項に記載の生理学的に受容しうるポリマー。 12.スペーサーが炭素原子1−4個のアルキル基である、請求項11に記載 の生理学的に受容しうるポリマー。 13.グアニジノ基がそれに結合した主鎖を含む、最小分子量10,000を 有する、療法に用いられる生理学的に受容しうるポリマー。 14.請求項1−12のいずれか1項に記載の生理学的に受容しうるポリマー を含む食物または食物への添加物。 15.請求項1−12のいずれか1項に記載の生理学的に受容しうるポリマー 、および薬剤学的に受容しうる希釈剤またはキャリヤーを含む、経口投与に適し た薬剤組成物。 16.単位用量剤形として配合された、請求項15に記載の薬剤組成物、また は請求項14に記載の食物または食物への添加物。 17.患者を治療する方法であって、食物からのホスフェートの摂取を制御し 、かつ血流から過剰のホスフェートを除去するために、請求項1−12のいずれ か1項に記載のグアニジノ基含有ポリマーを患者に投与することを含む方法。 18.請求項1−12のいずれか1項に記載のグアニジノ基含有ポリマーを、 食物からのホスフェートの摂取を制御し、かつ血流から過剰のホスフェートを除 去するための薬剤の製造に使用する用途。
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