JPH0850590A - 文書処理方法及びその装置 - Google Patents

文書処理方法及びその装置

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JPH0850590A
JPH0850590A JP6184950A JP18495094A JPH0850590A JP H0850590 A JPH0850590 A JP H0850590A JP 6184950 A JP6184950 A JP 6184950A JP 18495094 A JP18495094 A JP 18495094A JP H0850590 A JPH0850590 A JP H0850590A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 あるユーザが前回その文書情報を参照してか
ら、今回参照するまでに、その文書情報が変更されてい
るかどうかを容易に識別可能にした文書利処理方法及び
その装置を提供することを目的とする。 【構成】 複数の文書情報を保持する文書情報群611
と、文書情報群611に保持されている文書情報のそれ
ぞれのユーザ毎の更新時間情報を、ユーザ毎文書参照時
間情報62に記憶する。この文書情報群611に保持さ
れている文書情報をユーザを特定して読み出す際、この
読み出された文書情報の更新時間情報をユーザ毎文書参
照時間情報62より読み出し、その文書情報の最新更新
者が当該ユーザ以外のユーザであるか否かを判断し、そ
の判断に応じてそのユーザ以外のユーザにより更新され
ている文書情報を識別可能に、表示部4に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のユーザが文書情
報を共有して文書処理を行うことができる文書処理方法
及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種文書処理装置で処理される文書情報
は、文書として表現可能なデータ群で、例えば図2に示
すようなSGML(ISO8879) で規定されるような構造化
文書データとして記述することができる。このような構
造化文書データを、その文書構造を単位として、例えば
従来からあるファイルのディレクトリ構造を利用する等
して格納することができる。図3はその文書構造の一例
を示す。こうして格納された構造化データ群は、一つの
文書として人間に認識可能な情報であり、この文書の内
容を認識するために、「表示」、「印刷」、或は音声等
に変換してそれを「聞く」と言ったことが行われる。ま
た例えば、従来からあるリンクなどの技術を利用して、
他の文書情報に含まれるデータを共有することもでき
る。
【0003】いま例えば、図4に示すように、ひとまと
まりとなった構造化データ群が文書様式を提供し、1つ
の文書情報を形成しているものとする。この文書情報
は、従来のハイパーテキストシステムなどを用いること
により、例えば図5に示すように文書として表示するこ
とができる。複数の文書を扱うためには、文書名などの
IDを用いて文書を区別し、ここで、これらの文書を編
集するために文書エディタのようなものが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような文書情報が
複数の人によって利用される場合、頻繁に内容の更新が
行なわれるような文書情報では、同一文書データでも時
間と共に、複数あるいは特定の人によってメンテナンス
され、その内容が更新される。このように文書情報の内
容が更新されるような場合では、その文書情報を参照し
ているユーザが、以前にその文書情報を参照してから今
回その文書情報を参照するまでに、その文書情報が他の
ユーザにより更新されてしまっている事態が生じ得る。
そのため、各ユーザは、前回その文書情報を参照した時
より以降、他のユーザによりその文書情報が更新されて
いるかどうかを知ることが重要となる。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、あるユーザが前回その文書情報を参照してから、今
回参照するまでに、その文書情報が変更されているかど
うかを容易に識別可能にした文書利処理方法及びその装
置を提供することを目的とする。
【0006】また本発明の他の目的は、他のユーザによ
り変更された文書情報を容易に識別できる文書処理方法
及び装置を提供することにある。
【0007】また本発明の他の目的は、ある文書情報が
参照する文書情報をも含めて、前回そのユーザが参照し
た以降に他のユーザにより更新されているか否かを識別
できる文書処理方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0008】更に、本発明の他の目的は、他のユーザに
より更新されている文書情報を警告音により知らせるこ
とができる文書処理方法及びその装置を提供することに
ある。
【0009】また本発明の他の目的は、各ユーザ毎に、
また各文書情報毎に、そのユーザが前回更新した以降
に、他のユーザにより更新されているかを識別できる文
書処理方法及びその装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の文書処理方法は以下のような工程を備える。
即ち、複数の文書情報を記憶している文書ファイルより
所望の文書情報を読み出して処理する文書処理方法であ
って、前記文書ファイルに記憶されている文書情報のそ
れぞれのユーザ毎の参照時間情報を記憶する工程と、前
記文書ファイルより所望の文書情報を読み出す工程と、
読み出された文書情報に付加されている更新時間情報
と、前記文書情報に対応するユーザ毎の参照時間情報を
読み出し前記更新時間情報と前記参照時間情報とを比較
する工程と、その比較結果に応じて更新されている文書
情報を識別可能に表示する工程とを有する。
【0011】上記目的を達成するために本発明の文書処
理装置は以下のような構成を備える。即ち、複数の文書
情報と更新時間情報とを保持する保持手段と、前記保持
手段に保持されている文書情報のそれぞれのユーザ毎の
参照時間情報を記憶する記憶手段と、前記保持手段に保
持されている文書情報を読み出す読出手段と、前記読出
手段により読み出された文書情報に付加されている更新
時間情報と、当該文書情報に対応するユーザ毎の参照時
間情報を前記記憶手段より読み出し、前記更新時間情報
と前記参照時間情報とを比較し、更新されているか否か
を判断し、当該判断に応じて更新されている文書情報を
識別可能に表示する制御手段とを有する。
【0012】
【作用】以上の構成において、文書ファイルに記憶され
ている文書情報の更新時間情報を記憶しておき、文書フ
ァイルより所望の文書情報を読み出すと、その読み出さ
れた文書情報の更新時間情報を参照し、当該ユーザが前
回参照した後に、その文書情報が更新されているか否か
を判断する。この判断に応じて更新されている文書情報
を識別可能に表示するように動作する。
【0013】
【実施例】
[第1実施例]以下、添付図面を参照して本発明の好適
な実施例を詳細に説明する。
【0014】図1は本実施例の文書処理装置の概略構成
を示すブロック図である。
【0015】図1において、1はキーボード(KB)
で、オペレータにより操作されて文書データや各種コマ
ンドなどを入力することができる。2は例えばマウス等
のポインティングデバイスで、CRT等の表示部4の画
面上でカーソル等を移動して、所望のコマンドやデータ
などを入力するのに使用される。3は装置全体を制御す
るCPUで、RAM等の記憶部5に記憶された各種プロ
グラムに従って各種制御処理を実行する。4は、液晶や
CRT等の表示部、5は本実施例におけるプログラムや
データを保持し、ここに保持されている制御プログラム
に基づいてCPU3による制御を実行させるための記憶
部である。6はプログラムや各種データを不揮発に保持
するための補助記憶装置である。なお、記憶部5と補助
記憶装置6を区別せずに全体としてプログラム・データ
保持用記憶部として利用しても良い。7はタイマで、C
PU3の指示により所定時間を計時するとともに、現在
時刻の計時やカレンダ機能等を有している。また、本実
施例の文書処理装置では、文書データの読出や保存を行
う際には、必ずパスワードやIDコード等を入力して使
用者(ユーザ)を特定する必要がある。
【0016】尚、図1に示すように、記憶部5には、文
書名表示プログラム511、文書表示プログラム52
1、文書変更プログラム531が格納されている。ま
た、補助記憶装置6には、文書情報群611と、ユーザ
毎の文書参照時間情報62が格納されている。
【0017】本実施例において、文書情報は、例えば図
6に示すような、更新時間情報<UpdateTime>を属性とし
て持つような構造化文書データとして扱われる。図6で
は、この文書の更新時間は、1994年1月24日の午
後5時30分となっている。また、ユーザ毎の文書参照
時間情報は、例えば図7に示すような形で、ユーザ別、
文書毎のそれぞれの参照時間を保持するものである。図
7の例では、ユーザ1とユーザ2のそれぞれに対する文
書1及び文書2の参照時間が記憶されている。この情報
を、以下ユーザ毎文書参照時間情報と呼ぶことにする。
尚、このような更新時間情報或は参照時間情報は、前述
のタイマ7よりの時間情報に従って更新される。
【0018】図8は、本実施例の文書処理装置における
動作を示すフローチャートで、この処理を実行する制御
プログラムは記憶部5に記憶されている。
【0019】あるユーザによって本実施例の文書処理装
置が起動されると、まずステップS801のイベントル
ープで、イベントの発生を待つ。ここで文書名の表示の
操作が行なわれた場合はステップS802に進み、この
ユーザが参照した以降に変更された文書情報の、例えば
文書名などのような、文書データを特定できるデータの
リストなどが表示される(図9参照)。
【0020】図9の例では、“×”はあるユーザが参照
した以降に、他のユーザにより更新された文書を示し、
“○”はそうでない文書を示している。
【0021】以下、図10のフローチャートを参照し
て、図8のステップS802における文書名の表示動
作、即ち、文書名表示プログラム511の処理の流れを
説明する。
【0022】まずS1001で、順次文書名を表示す
る。次にステップS1002に進み、文書データが変更
されたかどうかを、ユーザ毎文書参照時間情報62と、
文書データの更新時間属性<UpdateTime>とを比較して判
断する。そして、このユーザ毎文書参照時間以降に変更
された文書データの場合はステップS1004に進み、
確認を要するという意味で、例えば図9に示すように、
対応する文書名に“×”を付して表示する。
【0023】一方、更新されていなかった場合はステッ
プS1003に進み、その文書名に例えば図9に示すよ
うに“○”を付して表示する。これらの処理を、ステッ
プS1005で全ての文書名を表示するまで行なう。
【0024】一方、ステップS801で文書の表示操作
が行われた場合はステップS803に進み、文書名など
で特定された文書を表示部4に表示する。そして、その
文書情報が読み出された時刻を、その文書に対するユー
ザのユーザ毎文書参照時間情報62として補助記憶装置
6に格納する。このようにして文書表示プログラム52
1が実行される。
【0025】またステップS801で編集操作が行なわ
れた場合はステップS804に進み、文書名などを入力
することにより特定された文書が、例えばいわゆる文書
エディタの対話式文書データ処理などによって編集・更
新される。その際、変更された文書データの更新時間情
報の属性<UpdateTime>を現在時刻にセットする。そし
て、そのセットされた現在時刻を、そのユーザの、その
文書のユーザ毎文書参照時間情報62として補助記憶装
置6に格納する。このようにして文書変更プログラム5
31が実現される。そして、終了の操作が行なわれた場
合、本実施例の装置における処理は終了する。
【0026】こうすることによって、常にユーザ毎の文
書毎の参照時間が保持され、ユーザ毎文書参照時間情報
62と、文書データの持つ更新時間属性を比較すること
で、そのユーザが前回参照した以降に、他のユーザによ
り更新された文書を特定し、各ユーザ毎に、ユーザの知
らない間に更新された文書がどれであるかを知ることが
できる。
【0027】尚、本実施例では、文書データを参照しよ
うとしているユーザが、その文書を過去に参照した以降
に、他のユーザによって文書が更新されているかどうか
を、その文書の更新時間で判断したが、更新時に元の文
書を保存してもよく、或はカウンタやコメント等によ
り、その文書の更新時間と参照時間の時間的な前後関係
を求めることもできる。
【0028】また、本実施例では、構造化文書データの
属性として、更新時間を持たせたが、例えば文書データ
が1つのファイルになっているような場合、そのファイ
ルのタイムスタンプを利用しても良い。また本実施例で
は、イベントドリブンで実現しているが、各イベントド
リブンの処理を、文書情報を共有した独立したプログラ
ムにしても良い。この場合、終了のイベント処理は必要
ない。
【0029】また、この実施例では、表示プログラムと
編集プログラムとを分けているが、表示と編集が一体と
なったプログラムを編集プログラムとして利用し、表示
プログラムを省いても良い。また本実施例では、更新の
あった文書データ、更新のなかった文書データそれぞれ
に対して、「更新有り」、「更新無し」を明示している
が、更新のあった文書名のみ、あるいは更新のなかった
文書名のみを表示しても良い。
【0030】更に、本実施例によれば、ユーザ毎、文書
毎に、そのユーザが参照した以降に文書データが他のユ
ーザにより更新されたことを認識可能にしている。この
ため、各ユーザが容易に各々の見たい文書データが、他
のユーザにより更新されたかどうかを容易に判別できる
利点がある。
【0031】[第2実施例]前述の第1の実施例では、
未知情報を含む文書データを、例えば図9のように表わ
したが、本発明はもちろんこれに限定されるものでな
い。
【0032】第1の実施例のフローチャート、即ち、図
8のステップS802において、ユーザ毎の文書参照時
間情報62と、文書データの更新時間属性<UpdateTime>
とを比較し、ユーザ毎文書参照時間以降に変更された文
書データに関して、文書名を表示する際、例えば図11
のように、該当する文書名を網掛け表示や反転表示して
もよい。また、例えば図12に示すように、各文書デー
タのアイコンを表示する時に、そのアイコンを更新され
た文書と、そうでない文書とを識別可能に表示する。こ
れら図11及び図12のいずれにおいても、図9と同様
に、文書2だけが更新されていないことが分かる。
【0033】このように、そのユーザが前回更新した
後、他のユーザにより更新された未知情報を含む文書デ
ータを、その表示属性や表示形態を変えて表示すること
で、既知情報と未知情報が混在する文書情報群611の
中から該ユーザの未知情報を含む文書データを識別可能
にした。このため、容易に各ユーザが各々の見たい文書
データを得られると言う利点がある。
【0034】[第3実施例]前述の第1、第2実施例で
は、あるユーザが文書を更新した後、他のユーザがその
文書を更新することにより未知情報を含む文書となった
文書データを識別可能に表示することにより判別する様
にしたが、本発明はこれに限定されるものでなく、音に
よって、その未知情報を含む文書データを認識可能にす
るようにしても良い。
【0035】この場合の文書処理装置の構成は、例えば
前述の図1に示す装置構成に、例えばアラーム音を発生
する鳴音部を設け、更に図1の文書名表示プログラム5
11を、図13のフローチャートで示す処理を実行する
処理プログラムに変更することにより実現できる。
【0036】本実施例のシステム全体のフローチャート
は、図8の実施例1のフローチャートの文書名表示処理
が、別の文書名表示処理に置き変わったものである。即
ち、あるユーザによって装置が起動されると、ステップ
S801と同様にイベントループでイベントを待つ。そ
して文書名の表示の操作が行なわれると、ステップS8
02の文書名表示処理で、文書情報群611に記憶され
ている全ての文書名が表示される。
【0037】以下、そのステップS802の処理の詳細
を、図13のフローチャートを参照して説明する。
【0038】まず、ステップS1301で、文書情報群
611に記憶されている文書名の一覧を表示部4の画面
上に表示する。このような文書名の表示例を図14に示
す。図14において、201は文書一覧を示し、200
は文書表示の終了を指示するコマンドエリアである。次
にステップS1302に進み、ポインティングデバイス
2を用いて文書が選択されるのを待つ。このポインティ
ングデバイス2により、例えば図14に示すように「文
書3」がカーソル202により指示された場合、ユーザ
毎文書参照時間情報62と、その文書3の更新時間属性
<UpdateTime>とを比較して、その文書3が、そのユーザ
が前回更新した後、他のユーザにより更新されているか
否かを判断する。その文書3が他のユーザにより更新さ
れて未知情報が含まれている時はステップS1304に
進み、鳴音部を鳴らして警告音等により、ステップS1
302で選択された文書データ(文書3)が未知情報を
含むことをユーザに報知する。
【0039】また、ステップS1305で終了コマンド
エリア200がカーソル202により指示され、ポイン
ティングデバイス2のボタンがクリックされると、この
文書名の表示処理を終了する。この場合、ポインティン
グデバイス2のボタンをダブルクリックするなどによ
り、その指示した文書を文書表示処理、文書編集処理の
対象文書データとして選択し、その後、文書名表示処理
を終了しても良い。
【0040】なお、その他の文書表示処理(S803相
当)、文書編集処理(S804相当)、終了処理など
は、前述の第1実施例と同様である。
【0041】本実施例では、未知情報を含む文書データ
を選択した時に警告音を出すなどの処理を行うことによ
って、既知情報と未知情報が混在する文書情報を識別可
能にしたが、このような警告は音に限らず、人間の五感
に訴える刺激で通知、あるいは明示すれば何でも良い。
【0042】[第4実施例]前述の実施例では、文書の
更新時間情報は、文書全体でしか扱われなかったが本発
明はこれに限定されるものでなく、この第4実施例で
は、構造化文書データを変更する度に、その変更された
文書要素毎に、更新時間属性として変更時刻を記憶して
おく。以下、この動作の詳細を説明する。尚、この実施
例の装置構成もまた前述の図1の構成と同様で、対応す
るプログラムの内容だけが変更されたものとなる。
【0043】図15は、第4実施例の構造化文書データ
の一例を示す図で、各文書要素が更新時間情報を属性
(date=,time=)として保持している。本実施例の装置
における処理は、前述の実施例のように図8のフローチ
ャートにしたがって実行される。
【0044】図16は、この第4実施例のステップS8
02の文書名表示処理を示すフローチャートである。
【0045】文書の編集の操作が指示されると、前述の
実施例と同様に文書名などで特定された文書の内容が更
新される。その際、更新された文書要素の更新時間属性
(date,time)を現在時刻にセットする。そして現在時
刻を、そのユーザの、その更新した文書のユーザ毎参照
時間情報62として補助記憶装置6に格納する。
【0046】そして、文書名表示の操作が行なわれた場
合、前述の実施例と同様に、ユーザが参照した以降に、
他のユーザにより変更された文書の、例えば文書名な
ど、文書データを特定できるもののリストを表示する
(S1601)。次にステップS1602に進み、前述
のようにカーソル202により指示された文書が、前回
このユーザが参照した後、他のユーザにより更新されて
いるかどうかを判断し、そうであればステップS160
4でその文書に対応して“×”を表示し、そうでない時
はステップS1603に進み、その文書名に対応付けて
“○”を表示する(前述の図9参照)。
【0047】次に、このステップS1602における処
理を図17のフローチャートを参照して説明する。
【0048】カーソル202等で指示され、特定された
文書データ全体は、一つの文書要素でもあるので、ステ
ップS1701で、その文書要素の更新時間と、ユーザ
毎文書参照時間情報とを比較し、その文書要素の更新時
間の方が新しいときは更新ありとして、ステップS17
06で「真」(true)を返して処理を終了する。
【0049】更新が無かった場合、或はその文書要素が
更新された時間がユーザ毎文書参照時間情報に等しいと
きはステップS1702に進み、その文書要素の内容に
なっている文書要素を順次抽出する。ステップS170
3で、この文書要素の更新比較処理が「偽」(false)で
あって、この文書要素の内容の文書要素を全て抽出し終
わるまでこの処理を続け、終了した場合はステップS1
705で「偽」(false)を返して終了するが、その処理
の途中において、更新比較処理が(true)を返した場合、
即ち、その文書要素の更新時間がユーザ毎文書参照時間
よりも新しい時はステップS1706で「真」を返して
処理を終了する。
【0050】この処理が終了すると前述の図16のフロ
ーチャートに戻り、ステップS1602の処理が「真」
であるか「偽」であるかによってステップS1603或
はS1604に分岐し、前述のように文書毎に、例えば
“×”“○”を表示する。
【0051】こうすることによって、常にユーザ毎に文
書毎の参照時間が保持され、ユーザ毎文書参照時間情報
62と、各文書要素に対応する更新時間属性とを比較す
ることにより、そのユーザが前回参照した以降に、他の
ユーザにより更新された文書要素を含む文書データを特
定して識別できる。
【0052】なお、本実施例では、各文書要素が更新時
間を保持しているが、文書データに、例えばファイルに
タイムスタンプをつけるようにして、文書全体の属性と
して更新時間情報を持たせるようにしても良い。その場
合は、その文書の更新時に、更新された文書要素を含む
全ての文書データの各更新時間情報を現時刻に設定して
も良い。こうすれば前述の第1実施例と同様に処理でき
る。
【0053】[第5実施例]これまでの実施例では、文
書データは各々独立していたが、もちろんこれに限るわ
けではない。この第5実施例では、構造化文書データに
別の文書データの参照を許し、その文書データ全体の更
新時間に変更時刻を保持させる。こうすることによっ
て、他の文書データを参照する文書データにおいても、
未知情報を含む文書データを把握して明示することがで
きる。この動作の詳細について以下に述べる。この実施
例の場合も、装置構成は図1の場合とほぼ同様である。
【0054】図18は、この第5実施例の構造化文書デ
ータの構成を示す図である。
【0055】この実施例において、更新時間情報<Updat
eTime>を属性情報として持つ構造化文書データとして扱
われる。また、文書データ中、例えば205で示す「&f
ilel;」のような、文書データの参照を許している。こ
こで挙げた「&filel;」は、例えば、<!ENTITY filel S
YSTEM“/DIR/filel.sgml”>のように定義されている、
他の文書データファイルなどの参照を示すものである。
尚、「filel」は一つの文書要素とみなせる文書データ
である。
【0056】この場合も前述の第4実施例と同様に、図
16に示すフローチャートに基づいて処理が実行され
る。この第5実施例のステップS1602に相当する処
理を図19のフローチャートを参照して説明する。
【0057】まずステップS1901で、カーソル20
2などを用いて指定された文書データの更新時間と、ユ
ーザ毎文書参照時間情報を比較し、その文書の更新時間
の方が新しかったら、更新有りとみなしてステップS1
905に進み、「真」を返して処理を終了する。更新が
なかった場合はステップS1902に進み、その文書の
内容で参照されている参照文書データを、その文書情報
群611から順次抽出し、その参照文書データの更新時
間が、ユーザ毎文書参照時間情報よりも新しいかどうか
を判断する。そうであればステップS1905に進み、
「真」を返して処理を終了するが、そうでない時はステ
ップS1904に進み、文書データの内容が参照してい
る参照文書データを全て抽出し終るまでステップS19
04〜S1902を繰返し実行する。この処理を続けて
終了した場合はステップS1906に進み、「偽」を返
して処理を終了する。
【0058】こうすることによって、常にユーザ毎文書
毎の参照時間が保持され、ユーザ毎文書毎参照時間情報
62と、文書データの持つ更新時間属性及び、参照され
ている文書データの更新時間属性を比較することで、該
ユーザが前回参照した以降に更新された文書及び、更新
された文書データを参照する文書を特定し、ユーザ毎
に、把握されずに変化した情報を知ることができる。
【0059】このように第5実施例によれば、ユーザ
毎、文書毎に、そのユーザが参照した以降に、他のユー
ザにより文書データが更新され、既知情報と未知情報が
混在する文書データを認識できるようにした。
【0060】また、この文書データの中で他の文書デー
タを参照している場合でも、同様にそのユーザの未知情
報を含む文書データを識別可能とした。
【0061】[第6実施例]前述の第5実施例では、文
書の更新時間情報は文書全体として扱われたが、これに
限定されるものでなく、この第6実施例では、構造化文
書データに、別の文書データの参照文書要素単位に調べ
ることができるようにしたものである。こうすることに
よって、他の文書要素を参照する文書データにおいて
も、未知情報を含む文書データを認識して明示させるこ
とができる。この動作の詳細について以下に述べる。
尚、この場合も装置の全体構成及び基本的な処理は前述
の実施例と同様であるので、その説明を省略する。
【0062】この場合も図20の構造化文書データにお
いて、205で示すような「&file;」により他の文書要
素の参照を指示している。そして、前述の実施例と同様
にして、文書名表示の操作が行なわれた場合、図16の
フローチャートに示す文書名表示処理が実行される。
【0063】以下、この第6実施例の特徴部分であるス
テップS1602の処理を、図21のフローチャートを
参照して説明する。
【0064】文書名が表示され、その中の文書がカーソ
ル202などで指定されるとステップS2101に進
み、文書データから順次文書要素、あるいは参照文書へ
のエンティティーを抽出する。こうして抽出された文書
データが文書要素であるかどうかを判断し(ステップS
2102)、文書要素であればステップS2103に進
み、文書要素の更新時間がユーザ毎文書参照時間より新
しかどうかをみる。更新時間がユーザ毎文書参照時間よ
りも新しい時はステップS2108に進み「真」を返
す。一方、更新時間の方が古いか等しい時はステップS
2104に進み、その文書要素の内容の更新時間を比較
する比較処理を行なう。この更新比較処理の結果が
「真」、即ち、更新時間がユーザ毎の文書参照時間より
も新しい時はステップS2109に進み「真」を返す。
【0065】またステップS2102で文書要素でない
時はステップS2105に進み、抽出されたデータが参
照文書データかどうかをみる。参照文書データである時
はステップS2106に進み、その参照文書データの更
新時間とユーザ毎の文書参照時間情報と比較する比較処
理を行う。この比較処理の結果、その参照文書データが
新たに他のユーザにより更新されている時はステップS
2110に進み、更新有り「真」を返す。一方、更新な
しならば順次抽出に戻る。こうして、その指定された文
書データの順次抽出が全て終了すると、「偽」を返して
処理を終了する。
【0066】このように第6実施例によれば、常にユー
ザ毎文書毎の参照時間が保持され、ユーザ毎文書毎参照
時間情報62と、その文書データ及び、その文書データ
の参照する文書データの、文書要素の持つ更新時間属性
とが比較され、そのユーザが前回参照した以降に更新さ
れた文書要素を含む文書データを認識できる。
【0067】[第7実施例]第7実施例では、構造化文
書データに、別の文書データの参照を文書要素の内容を
単位として許し、構造化文書データを更新する度に、そ
の変更された文書要素毎に持たせた更新時間属性に変更
時刻を保持させる。これにより、他の文書データを参照
する文書データにおいても、未知情報を含む文書データ
を認識できるようにしている。この第7実施例は、ほぼ
前述の第6実施例と同様で、その相違点は、図22に示
したように、参照文書データとして要素の並びではな
く、図22中の「&file;」のように、要素の内容を参照
させることを許したところである。
【0068】こうすることによって、常にユーザ毎文書
毎の参照時間が保持され、ユーザ毎文書毎参照時間情報
62と、該文書データ及び、該文書データの参照する文
書データの、全ての文書要素の持つ更新時間属性を比較
することで、該ユーザが前回参照した以降に更新された
文書要素を含む文書データを特定し、ユーザ毎に、他の
ユーザにより更新された文書データを認識することがで
きる。
【0069】本実施例によれば、ユーザ毎、文書毎に該
ユーザが参照した以降に文書データが更新され、既知情
報と未知情報が混在する文書情報群の中から該ユーザの
未知情報を含む文書データの把握を可能とした。また、
この文書データの中で他の文書データを、文書要素の内
容の単位で参照している場合でも、同様に、他のユーザ
により更新された未知情報を含む文書データを認識でき
るようにしている。
【0070】以上説明したように本実施例によれば、複
数の文書情報の中から読者毎に前回参照時から変化して
いる文書を通知、あるいは明示することで、既知の文書
と未知情報を含む文書を認識可能にした。
【0071】このため、容易に各ユーザが各々の見たい
変化した文書情報を、文書の形で得られると言う利点が
ある。また、参照先の文書データにも更新時間情報を属
性として持たせるので、参照文書情報を持つ文書データ
においても、既知の文書と未知情報を含む文書との識別
を可能とした。
【0072】[第8実施例]図23は本発明の第8実施
例の文書処理装置の構成を示すブロック図で、前述の実
施例と共通する部分は同じ番号で示し、それらの説明を
省略する。この実施例では、記憶装置6には、ユーザ別
の文書参照時間情報621を記憶している点が異なって
いる。
【0073】この場合の基本的な処理は前述の図8のフ
ローチャートと同様であるが、ステップS802の文書
名表示は、例えば図24に示すように、各ユーザ別に、
前回参照した以降に他のユーザにより更新されている文
書データが特定できる。この図24は、前述の第1実施
例の図9に対応しており、この表示処理は、例えば図2
5のフローチャートで示されている。この処理の詳細を
前述の図10のフローチャートと対応付けて簡単に説明
する。
【0074】ステップS101では、ユーザ別文書参照
時間情報621に記憶されている、全てのユーザ名を表
示し、ステップS102で、順次文書名を表示する。ス
テップS103で、ユーザ別の文書参照時間と、文書デ
ータの更新時間<UpdateTime>とを比較し、ユーザ別文書
参照時間以降に更新された文書データに対して、ステッ
プS105で、図24のように、“×”を付して表示す
る。これらの処理を全てのユーザに対して行う。また更
新されていない時はステップS104で、図24に示す
ように“○”を付して表示する。
【0075】[第9実施例]また例えば、前述の第1実
施例のフローチャート、図8のS802において、ユー
ザ別文書参照時間情報621と、文書データの更新時間
属性<UpdateTime>とを比較し、ユーザ別文書参照時間以
降に変更された文書データに関して、文書名を表示する
際、例えば図26ように、該当する文書名を網掛け表示
や反転表示するような場合も考えられる。このように、
未知情報を含む文書データを表示属性や、表示形態を変
えて表示することで、既知情報と未知情報が混在する文
書情報群611の中から、そのユーザの未知情報を含む
文書データを認識できる。また、図26のような表にお
いて、表示を反転させるのではなく、ポインティングデ
バイス2等によって、あるユーザのある文書が選択され
た時に、そのユーザにとってその文書が変更されていた
場合、警告音等により、その文書データが、他のユーザ
により更新されていることを知らせるようにしても良
い。
【0076】このように、未知情報を含む文書データを
選択時に、警告音を出すことによって、文書情報群61
1の中から、そのユーザに対応した、既知情報と未知情
報が混在する文書データを認識できる。またこの際、音
に限らず、人間の五感に訴える刺激で通知、あるいはイ
メージによって警告を行っても良い。
【0077】[第10実施例]この第10実施例では、
他のユーザにより更新された文書を、例えば図27に示
すように表示することができる。ここでは、ユーザ1が
指定されたときは「文書2」のアイコンだけが、更新さ
れていないとして表示され、ユーザ2がカーソル202
により指示されたときは、「文書2」と「文書4」のア
イコンが、更新されていないものとして表示される。こ
の処理を図28のフローチャートを参照して説明する。
この処理は、ユーザ別文書参照時間情報62と、文書デ
ータの更新時間属性<UpdateTime>とを比較し、ユーザ別
文書参照時間以降に変更された文書データに関して、文
書名を表示する際、例えば図27のように、該当する文
書に対応する文書のアイコンにマークを付ける。この
際、ユーザ別にフォルダなどで文書を表示し、ユーザの
切換えは図27のユーザ名表示箇所207をクリックす
るなどして、順次切り換える。
【0078】まずステップS111で、最初のユーザ名
を表示し、そのユーザのフォルダのような形で、その中
に文書アイコンを表示する(S112)。その文書が、
そのユーザが前回参照した以降に他のユーザにより更新
されているかどうかは、ユーザ別文書参照時間情報62
1と、文書データの更新時間属性<UpdateTime>とを比較
し(S113)、ユーザ別文書参照時間以降に、他のユ
ーザにより更新された文書データに関して、その文書の
アイコンにマークを付して表示する(S114)。そし
てステップS115で、これらステップS113,S1
14の処理を、全ての文書に対して行なう。
【0079】そのユーザに該当する全ての文書を表示す
るとステップS116に進み、次のユーザを表示する指
示入力(ステップS116)、或は表示処理の終了入力
を待ち(ステップS118)、次のユーザの表示が指示
されるとステップS117に進み、全てのユーザに対し
ての表示が終了するまで、順次、各ユーザのフォルダの
ような形で文書アイコンを表示する。また、ステップS
118で、表示処理の終了が指示されると処理を終了す
る。
【0080】このように、そのユーザが前回更新した
後、他のユーザにより更新されている未知情報を含む文
書のアイコンを表示形態を変えて表示することにより、
そのユーザの未知情報を含む文書データを認識できる。
尚、本実施例のアイコン等の表示例は本実施例に限定さ
れるものでなく、文書別にフォルダ形式で指定し、ユー
ザをアイコンで表現しても良い。
【0081】また、図12のようなフォルダにおいて、
該当する文書アイコンにマークを付けるのではなく、ポ
インティングデバイス2などによってある文書のアイコ
ンが選択された時に、その文書が他のユーザにより更新
されていた場合、警告音等により知らせてもよい。また
この際、音に限らず、人間の五感に訴える刺激で通知、
あるいは明示すれば何でも良い。
【0082】[第11実施例]この第11実施例では、
更新のあった文書データ名のみ、あるいは更新の無かっ
た文書名のみをユーザ別に表示している(図29)。ま
た、文書データ別に、更新のあった文書に対して、例え
ば図31に示すように、確認しているユーザ名あるいは
確認していないユーザ名のみを表示しても良い。
【0083】図30は、この処理を示すフローチャート
で、この場合の文書処理装置の構成は前述の図23に示
した構成と同様である。
【0084】文書名表示の操作が行なわれた場合、前述
の図8のステップS802と同様の処理で、各ユーザ別
に、前回参照した以降に他のユーザにより変更された文
書の、例えば文書名など、その文書データを特定できる
ものを表示する。
【0085】まずステップS121で、ユーザ別文書参
照時間情報621に保持されている、全てのユーザ名を
補助的な表形式で表示する。次にステップS122に進
み、順次、文書が特定されるのを待つ。これはユーザ
が、キーボード1或はポインティングデバイス2などを
用いて行う。その特定された文書が更新されているかど
うかは、ユーザ別文書参照時間情報621と、文書デー
タの更新時間属性<UpdateTime>とを比較して判断される
(S123)。そして、ユーザ別文書別参照時間以降
に、他のユーザにより更新された文書データの場合はス
テップS124に進み、その文書名を、図29に示すよ
うに、その表の、該当するユーザの欄に表示する。これ
らステップS125,S124の処理を、全てのユーザ
に対して行なう(S125)。そして、ステップS12
6に進み、これら各ユーザ別の処理を全ての文書に対し
て行なう。
【0086】これらの処理が全て終わるとステップS1
27に進み、その表において、文書名の全く上がってい
ないユーザ名、即ち、他のユーザにより更新された文書
を持たないユーザ名を、その表から削除する。そしてス
テップS128に進み、その表を表示して処理を終わ
る。その他の処理については、前述の各実施例と基本的
に同様である。
【0087】こうすることによって、常にユーザ別に文
書毎の参照時間が保持され、ユーザ別文書別参照時間情
報621と、文書データの持つ更新時間属性を比較する
ことで、各ユーザが前回参照した以降に、他のユーザに
より更新された文書を特定することができる。
【0088】尚、この実施例では、ユーザ毎に未確認の
文書を明示したが、逆に図31に示すように、文書毎に
未確認のユーザ名のみを明示するようにしても良い。
【0089】この場合、特にその文書の作者が文書を更
新した後などで、その文書の更新を容易に確認できる。
【0090】また、このような文書データの各ユーザに
対する表示は、前述の実施例で示したようなアイコン形
式であっても良い。
【0091】本実施例では、構造化文書データの全体の
属性として更新時間を持たせたが、例えば文書データが
一つのファイルになっているような場合、そのファイル
のタイムスタンプを利用しても良い。
【0092】また、文書データを参照しようとしている
ユーザが、その文書を過去に参照した以降に、他のユー
ザの操作によりその文書情報が変化しているかどうか
を、更新時間でなく、元の文書を保存させておき、カウ
ンタやコメントを用いて更新時間と参照時間の前後関係
を知ることもできる。
【0093】前述の実施例は、それぞれ個別に説明した
が、それが適宜組み合わされても良く、或は適宜選択さ
れて実施されても良い。
【0094】またこれら実施例はイベントドリブンで実
現しているが、各イベントドリブンの処理を、文書情報
を共有した独立したプログラムにしても良い。この場
合、終了のイベント処理は必要ない。また、この実施例
では、表示プログラムと編集プログラムを分けている
が、表示と編集が一体となったプログラムを編集プログ
ラムとして利用し、表示プログラムを省いても良い。
【0095】また実施例では、ユーザ別文書別参照時間
情報621に保持されている、全てのユーザの全ての文
書に対しての更新情報を処理したが、ある特定の一人、
あるいはある特定の複数のユーザを入力するステップを
加え、このユーザに対してのみ、更新情報を明示するよ
うにしても良く、あるいは特定の文書、又はある複数の
文書を入力するステップを加え、これら文書に関しての
み、その更新情報を明示させても良い。
【0096】以上説明したように本実施例によれば、ユ
ーザ別、文書別に、ユーザが参照した以降に、他のユー
ザにより更新された文書データを識別可能に表示するこ
とができる。
【0097】このため、各ユーザが、未知情報を確認す
る必要のある文書データ、あるいは各文書データの監修
者などが、未知情報を確認する必要のあるユーザを、容
易に把握できるという利点がある。
【0098】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置に本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できる。
【0099】以上説明したように本実施例によれば、複
数の文書情報の中から読者別に前回参照時から変化して
いる文書を通知、あるいは明示することで、既知の文書
と未知情報を含む文書をユーザ別に把握することを可能
とした。
【0100】このため、容易に各ユーザが確認した、あ
るいは確認していない文書情報を把握できる利点があ
る。
【0101】また、更新のあった文書に対して、確認し
ているユーザと確認していないユーザとを容易に把握で
きるという利点がある。
【0102】また、参照先の文書データにも更新時間情
報を属性として持たせることで、参照文書情報を持つ文
書データにおいても、既知の文書と未知情報を含む文書
をユーザ別に、あるいは未知情報を含んでいないユーザ
を、文書別に認識できる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、あ
るユーザが前回その文書情報を参照してから、今回参照
するまでに、その文書情報が変更されているかどうかを
容易に識別可能にできる効果がある。
【0104】また本発明によれば、他のユーザにより変
更された文書情報を容易に識別できる効果がある。
【0105】また本発明によれば、ある文書情報が参照
する文書情報をも含めて、前回そのユーザが参照した以
降に他のユーザにより更新されているか否かを識別でき
る効果がある。
【0106】更に、本発明によれば、他のユーザにより
更新されている文書情報を警告音により知らせることが
できる効果がある。
【0107】また本発明によれば、各ユーザ毎に、また
各文書情報毎に、そのユーザが前回更新した以降に、他
のユーザにより更新されているかを識別できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の文書処理装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】一般的な構造化文書データの一例を示す図であ
る。
【図3】従来の文書データの格納の例を説明する図であ
る。
【図4】従来の文書データから文書を提供する例を説明
する図である。
【図5】従来の文書表示の一例を示す図である。
【図6】本実施例の更新時間情報を持つ構造化文書デー
タの一例を示す図である。
【図7】本実施例のユーザ毎の文書参照時間情報の一例
を示す図である。
【図8】本実施例の文書処理装置における処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第1実施例の文書名の表示例を示す図
である。
【図10】本発明の第1実施例の文書名の表示処理を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施例の文書名の表示例を示す
図である。
【図12】第2実施例の文書名の表示例を示す図であ
る。
【図13】本発明の第3実施例の文書名の表示処理を示
すフローチャートである。
【図14】第3実施例の文書名の一覧表示例を示す図で
ある。
【図15】本発明の第4実施例の更新時間情報を持つ構
造化文書データの一例を示す図である。
【図16】第4実施例の文書名の表示処理を示すフロー
チャートである。
【図17】第4実施例の更新比較処理を示すフローチャ
ートである。
【図18】本発明の第5実施例の更新時間情報を持つ構
造化文書データの一例を示す図である。
【図19】第5実施例の更新比較処理を示すフローチャ
ートである。
【図20】本発明の第6実施例の更新時間情報を持つ構
造化文書データの一例を示す図である。
【図21】第6実施例の更新比較処理を示すフローチャ
ートである。
【図22】本発明の第7実施例の更新時間情報を持つ構
造化文書データの一例を示す図である。
【図23】本発明の他の実施例の文書処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図24】本発明の第8実施例の文書名の表示例を示す
図である。
【図25】第8実施例の文書名の表示処理を示すフロー
チャートである。
【図26】本発明の第9実施例の表示例を示す図であ
る。
【図27】本発明の第10実施例の表示例を示す図であ
る。
【図28】第10実施例の文書名の表示処理を示すフロ
ーチャートである。
【図29】本発明の第11実施例の文書名の表示例を示
す図である。
【図30】第11実施例の文書名の表示処理を示すフロ
ーチャートである。
【図31】他の実施例のユーザ名と文書名の対応例を示
す図である。
【符号の説明】
1 キーボード(KB) 2 ポインティングデバイス 3 CPU 4 表示部 5 記憶部 6 補助記憶装置 7 タイマ 62 ユーザ毎文書毎参照時間情報 202 カーソル 511 文書名表示プログラム 521 文書表示プログラム 531 文書変更プログラム 611 文書情報群 621 ユーザ別文書参照時間情報
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9288−5L G06F 15/20 590 J

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の文書情報と更新時間情報とを保持
    する保持手段と、 前記保持手段に保持されている文書情報のそれぞれのユ
    ーザ毎の参照時間情報を記憶する記憶手段と、 前記保持手段に保持されている文書情報を読み出す読出
    手段と、 前記読出手段により読み出された文書情報に付加されて
    いる更新時間情報と、当該文書情報に対応するユーザ毎
    の参照時間情報を前記記憶手段より読み出し、前記更新
    時間情報と前記参照時間情報とを比較し、更新されてい
    るか否かを判断し、当該判断に応じて更新されている文
    書情報を識別可能に表示する制御手段と、を有すること
    を特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記読出手段により読
    み出された文書情報が変更されている時に警告音を発す
    ることを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は更に、前記文書情報が参
    照している他の文書情報における更新時間情報を保持し
    ており、前記制御手段は前記読出手段により読み出され
    た文書情報が参照している文書情報も含めて、更新があ
    ったか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載
    の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は更に、特定のユーザ、或
    は特定の文書情報に限って更新があったか否かを判断す
    ることを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は更に、特定の文書情報に
    限って、または全ての文書情報に関して、ユーザが前記
    文書情報情報の更新以降に確認しているか否かを判断
    し、当該判断に応じて確認されている、或は確認されて
    いない文書情報を識別可能に表示することを特徴とする
    請求項1に記載の文書処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は更に、特定の文書情報に
    限って、または全ての文書情報に関して、ユーザが前記
    文書情報情報の更新以降に確認しているか否かを判断
    し、当該判断に応じて確認されている、或は確認されて
    いない文書情報をユーザ別に識別可能に表示することを
    特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の文書情報を記憶している文書ファ
    イルより所望の文書情報を読み出して処理する文書処理
    方法であって、 前記文書ファイルに記憶されている文書情報のそれぞれ
    のユーザ毎の参照時間情報を記憶する工程と、 前記文書ファイルより所望の文書情報を読み出す工程
    と、 読み出された文書情報に付加されている更新時間情報
    と、前記文書情報に対応するユーザ毎の参照時間情報を
    読み出し前記更新時間情報と前記参照時間情報とを比較
    する工程と、 その比較結果に応じて更新されている文書情報を識別可
    能に表示する工程と、を有することを特徴とする文書処
    理方法。
  8. 【請求項8】 読み出された文書情報が更新されている
    ときに警告音を発する工程を更に有することを特徴とす
    る請求項7に記載の文書処理方法。
  9. 【請求項9】 前記文書情報が参照している他の文書情
    報における更新時間情報を保持しておき、読み出された
    文書情報が参照している文書情報も含めて、更新があっ
    たか否かを判断する工程を更に有することを特徴とする
    請求項7に記載の文書処理方法。
  10. 【請求項10】 特定のユーザ、或は特定の文書情報に
    限って更新があったか否かを判断する工程を更に有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の文書処理方法。
  11. 【請求項11】 特定の文書情報に限って、または全て
    の文書情報に関して、ユーザが前記文書情報情報の更新
    以降に確認しているか否かを判断し、当該判断に応じて
    確認されている、或は確認されていない文書情報を識別
    可能に表示する工程を更に有することを特徴とする請求
    項7に記載の文書処理方法。
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