JPH08505821A - 抗複写フィルムまたは抗複写層 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 間隔をあけて相互に配置され、少なくとも部分的に不透明な範囲を多数有する透明材料からなるフィルムまたは層から構成され、不透明部分の面がフィルムまたは層の表面に対してほぼ一定の位置に配置され、抗複写フィルムの表面に対する一定の視点角度から実質的に見通せる抗複写フィルムまたは抗複写層。上記範囲は少なくとも部分的に、光照射作用により不透明または反射する材料に変化する感光性材料により構成され、透明樹脂材料中に条溝または切り込みを設け、この中に感光性材料を設けることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 抗複写フィルムまたは抗複写層 本発明は、間隔をあけて相互に配置され、少なくとも部分的に不透明な範囲を 多数有する透明材料からなるフィルムまたは層から構成され、不透明部分の面が フィルムまたは層の表面に対してほぼ一定の位置に配置され、これにより抗複写 フィルムの表面に対する一定の視点角度から実質的に見通せる、抗複写フィルム または抗複写層に関するものである。 上述の技術による抗複写フィルムは米国特許第3887742号明細書に記載されて いる。書類を複写から保護することを可能とするこのようなフィルムにより、直 角な視線方向においては、コピー機に配置される書類の図による情報、記号また は一般的な文書を覆い隠し、また書類面に対して一定の、上記以外の角度からは 図による情報および／または記号が見えるという効果が得られる。 不透明部分または任意に刻み込んだ表面、あるいは横断面がのこぎり状の表面 を有する透明プラスチック薄片の抗複写フィルムは実用的であり、このフィルム において、この薄片または書類の面に対して直角な視線方向に関して一方の傾斜 面または直角面が黒色であるか、あるいは反射し、他の視線角度においては他方 の傾斜面が見 通せ、情報または記号が判読可能となる。上述の刻み込んだ表面またはのこぎり 状の表面の製造は極めて困難であるが、これを行う場合は、まず表面を型押しま たは打刻しなければならず、次いで黒色または反射材料を有する傾斜面を設けな ければならず、更に上記処理工程の精度が高くなければならず、透明面に損傷を 与えてはならず、同様に部分的に黒色または反射材料を設けなければならない。 ほかの態様においては横断面がのこぎり状の薄片表面において、２個の連続する 歯の間の谷間に黒色インクを配し、基盤の一部を少なくとも部分的に被覆する。 これについては実際的な製造実施態様は記されていない。 文書または印刷物用の抗複写媒体は、オーストラリア特許出願公開第610614号 公報により公知であり、ここに感光性発色成分を含有する媒体が記載され、コピ ー機中で光照射することにより文字を判読不可能とし、または複写を原本とはっ きり区別可能とするので、原本を無価値としてしまうか、あるいは複写であるこ とがはっきりと識別されてしまう。 本発明は抗複写フィルムまたは抗複写層、詳細には単一工程で製造可能、かつ 経済的な抗複写フィルムまたは抗複写層および複写を阻止するか、少なくとも困 難にする抗複写フィルムまたは抗複写層を提供することを課題とする。 書類用の抗複写フィルムまたは抗複写層は、間隔をあ けて相互に配置され、少なくとも部分的に不透明な範囲を多数有する透明材料か らなるフィルムまたは層から構成され、不透明部分の面がフィルムまたは層の表 面に対してほぼ一定の位置に配置され、これにより抗複写フィルムまたは層の表 面に対する一定の視点角度から実質的に見通せる抗複写フィルムまたは抗複写層 であって、上記範囲が少なくとも部分的に不透明ないし反射材料に光化学的に変 化する材料から成ることを特徴とする。 これにより、このようなフィルムの製造が大幅に単純化され、直接得られるこ とによりこれを有利に変化させる可能性が生じた。 更に本発明の上記課題は、間隔をあけて相互に配置され、少なくとも部分的に 不透明な範囲を多数有する透明材料からなるフィルムまたは層から構成され、不 透明部分の面がフィルムまたは層の表面に対してほぼ一定の位置に配置され、こ れにより抗複写フィルムまたは層の表面に対する一定の視点角度から実質的に見 通せる抗複写フィルムまたは抗複写層であって、上記範囲が同時押し出しによる 透明及び不透明プラスチック材料により構成されていることを特徴とする抗複写 フィルムまたは抗複写層により、有利に解決される。 上述のように、本発明の抗複写フィルムまたは抗複写層は単一の製造工程によ り得られる。 また、本発明の上記課題は更に、間隔をあけて相互に 配置され、少なくとも部分的に不透明な範囲を多数有する透明材料からなるフィ ルムまたは層から構成され、不透明部分の面がフィルムまたは層の表面に対して ほぼ一定の位置に配置され、これにより抗複写フィルムまたは層の表面に対する 一定の視点角度から実質的に見通せる抗複写フィルムまたは抗複写層であって、 上記範囲が不透明帯状材料または反射帯状材料により構成され、透明材料を条溝 または切り込みを有する状態で押出し、不透明または反射帯状材料をこれに導入 することを特徴とする、抗複写フィルムまたは抗複写層によっても解決される。 これにより上述のような抗複写フィルムの更なる有利な実施態様が提供される 。 本発明の目的に合った実施態様として、不透明範囲が露光、発色した感光性材 料から構成される傾斜層であるフィルムが挙げられる。 本発明における透明材料は、例えば濃密な光乳濁液からなり、部分的に露光し 次いで発色させる。 この場合、傾斜層は実質的にフィルムまたは層の厚さを貫いて構成される。 透明材料は少なくとも一種類の感光性材料を含有するプラスチックから構成さ れてもよく、局部的に制限された、材料の表面に対して傾斜する面に露光を行う 。 本発明のフィルムまたは層は、更なる実施態様におい て、少なくとも一方の表面にほぼ平行で、ほぼ等間隔の多数の条溝または切り込 みを有し、この中に少なくとも一種類の感光性材料が含まれる。 上記条溝または切り込みは、フィルム−または層表面に対して直角または斜め に設けることができる。 不透明範囲または反射範囲は第一不透明または反射層としてフィルムまたは層 の上面に、第一不透明層に対して水平に配置された第二の不透明層をフィルムま たは層の下面に配置することが本発明の目的に対して有効である。 以下に図を参照しつつ、本発明の実施態様を説明する。 図１Ａは不透明傾斜層を有する抗複写フィルムを示す。 図１Ｂは表面にのこぎり状の横断面を有する抗複写フィルムを示す。 図２Ａは長方形の切り込みと、その中に未露光の感光性材料を有する抗複写フ ィルムを示す。 図２Ｂは図２Ａによる、ひし形の切り込みを有する抗複写フィルムを示す。 図３Ａは露光後の不透明感光性材料を有する図２Ａによる、長方形の切り込み を示す。 図４Ａは図３Ａによる、両面に切り込みを有する実施態様を示す。 図４Ｂは図３Ｂによる、両面に切り込みを有する実施態様を示す。 本発明の趣旨に合致した光化学的に変化可能の材料として、光照射作用により 物理的特性が変化し（光子、粒子）、透明状態から不透明状態に移行する感光性 物質が挙げられる。 図１（Ａ）は抗複写フィルムＦまたは抗複写層を示し、このフィルムまたは層 は透明ないし見通せるプラスチック材料からなり、一連の平行する傾斜層ＳＳが 相互に等間隔で配置されている。この場合、層ＳＳは抗複写フィルムＦの全体の 厚さｄを貫いて形成される。 上記プラスチック材料は、特定波長の光の入射により反応し、反応した範囲が 見通し不可能または不透明となる感光性材料を含有することが好ましい。 光の作用は傾斜層のあらかじめ決められた範囲に対して、面上に局部的に限っ て行われるか、あるいは光線（アレイ）または光面（マトリックス）に限定的に 光の入射を確実に行うこともできる。上記の「アレイ」とは光二極体−または回 折格子の配列であり、多数の光源を発生させることが可能とする。更に、局部的 に制御された一筋のまたは複数のレーザー光線を使用することも可能である。光 線の入射は、傾斜層ＳＳに対して所定の角度γで斜めに行うべきでる。角度γは 約３０°から約７３°、好ましくは約４５°から約６０°に設定することができ る。上記角度γにより、または観察矢印ＶI方向に、透明層ＴＳを通して文書Ｄ の情報Ｉを見ることができるが、矢印ＶＶ 方向には情報Ｉは覆い隠され見ることができない。 層ＳＳの不透明さは、いずれも市販のコピー機で情報が少なくとも不鮮明にし か読み取れず、複写物が判読不可能となる設定されなければならない。 図１Ｂには横断面にのこぎり状の表面ＯＳを有する抗複写フィルムＦ１または 抗複写層が示されている。のこぎり状形の一方の側面は、例えば角度γに配置さ れ、他方は、ほぼ直角に設けられる。三角形状の条溝Ｅは更に感光性材料を含有 する樹脂ＰＨで充填され、ここで上述のように局部的に制限された光入射により 、例えばすべての第二の溝Ｅ２を不透明とし（ＰＨＥ）すべての第一の溝Ｅ１を 部分的に透明のままとする。この際、のこぎり面Ｑを、直角方向の光の照射によ り全反射させるか、または反射層ＱＳを設けて光学的と成すことができる。従っ て、場合により方向ＶIに対応する傾斜観察方向と、ほぼ直角の被覆方向ＶＶ（ 図１）が生じる。 フィルム材料または層材料Ｆ１は透明または見通し可能なプラスチック材料か ら成り、自己保持性を有するフィルムとしてまたは層として構成するか（Ｆ１） 、あるいはこれと共に支持薄片または支持層Ｇを設ける。 上面ＯＳの条溝は刻み込んでもよく、押し出しなどにより製造してもよく、あ るいは例えば打刻などにより機械的に製造することができる。 更に図２Ａに横断面にほぼ長方形状の長い切り込みＮＵ を有し、これが先に図１Ｂに関して述べた様に、感光性材料ＰＨで充填されてい る抗複写フィルムＦ３または抗複写層の実施態様を示す。基剤としての樹脂は透 明または見通せる材料であり、切り込みＮＵは上述の方法で形成される。光の全 面照射（矢印ＬＵ）により材料ＰＨは露光し、図３Ａに記載の縞線に示されるよ うに不透明となる（ＰＨＥ）。切り込みＮＵのこのような配置により、コピー機 中で直角に露光（ＶＶ）すると、情報の一部分ＰＩのみが複写可能となり、不足 部分の情報ＰＰは所定の角度（この場合は約６３°）でのみ見ることができる。 従って、このようにして一部分のみを被覆することも可能となる。 これに関する他の有利な実施態様を図２の抗複写フィルムＦ３または抗複写層 により示す。 ここではひし形状の切り込みＲＵが切り込みＮＵ（図２Ａ）と同様に製造され 、次いでＳＲ方向に剪断応力が付加されるか、あるいは押出し、打刻などにより 直接この形状に製造される。感光性材料充填物ＰＨはドクターブレードを用いる などして導入される。光源ＬＵの全面露光の後、図３Ａによる、不透明傾斜層Ｓ Ｓを角度範囲γ（上記参照）で有する完全な抗複写フィルムＦ３または抗複写層 が得られる。図２および３に示す例においては、フィルムＦ２、Ｆ３の厚さｄの ほぼ半分まで切り込みＮＵないしＲＵを有するものである。切り込みはこれより 深くてもよい。こ こに図示していない支持薄片または支持層Ｇを使用し、その上に層Ｆ２またはＦ ３を固定または設置する場合は、切り込みＮＵおよびＲＵの深さＴが全体の厚さ ｄにほぼ対応してもよい。 Ｆ２と対比して、図４Ａに両面に長方形の切り込みＮＵを有する、長方形切り 込みフィルムＦ４または層を示す。上面の切り込みＮＵＩおよび下面の切り込み ＮＵ２は互い違いに配置される。不透明の切り込み中含有物は上述のように光化 学材料ＰＨを使用し、全面に露光を行い製造される（ＰＨＥ）。 方向ＶＶにおいては情報Ｉは完全に被覆される。 方向ＶＩおよびＶＩＩにおいては部分的な情報を見ることができ、個々の切り 込みＮＵ１およびＮＵ２の幅とは独立に、切り込みＮＵ１およびＮＵ２の深さＴ を浅くすることにより見える情報の完全性を高めることができる。 図４Ｂに、図４Ａに対応するフィルムまたは層の実施態様Ｆ５を示す。このフ ィルムまたは層はＦ３とは異なり、その両面に傾斜層ＳＳ１及びＳＳ２を有し、 上述と同様に製造することができる。傾斜層ＳＳ１およびＳＳ２は水平に互い違 いに配置される。 直角な観察方向ＶＶにおいては情報Ｉが被覆され、傾斜方向ＶＩからは少なく とも部分的に見ることができる。 図１Ｂ、２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ、４Ａ、４Ｂに記載の切り込みまたは条溝の 実施態様を、感光性の切り込み−ないし 条溝充填物ではなく、不透明または反射する帯状の充填物Ｋを使用して実現する ことも可能である。 後者の場合は、例えば条溝または切り込み中に、その条溝または切り込みの形 状の材料を押出しにより直接導入することにより達成される。 更に、不透明のまたは反射する帯状の条溝−、または環状または切り込み充填 物を透明プラスチックおよび不透明プラスチックＯＫ（図１）との同時押出しに より直接形成することによっても一段階の製造が可能である。 すなわち、間隔をあけて相互に配置され、少なくとも部分的に不透明な範囲を 多数有する透明材料からなるフィルムまたは層から構成され、不透明部分の面が フィルムまたは層の表面に対してほぼ一定の位置に配置される抗複写フィルムま たは抗複写層において、抗複写フィルムの表面に対する一定の視点角度から実質 的にフィルムが見通せる。 上述の範囲は、少なくとも部分的に、光照射作用により不透明または反射する プラスチック材料に変化する感光性材料から成り、この場合は透明プラスチック 材料に条溝または切り込みを設けることも可能であり、この条溝中に感光性材料 が施される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年８月１６日 【補正内容】 請求の範囲 １．透明材料から成るフィルムまたは層と、その少なくとも一方の表面上にほぼ 等間隔をあけて相互に配置され、面が互いにほぼ平行で、フィルムまたは層の表 面に対して一定の位置にある多数の不透明層または反射層から構成され、抗複写 フィルム（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）の表面に対する一定の視点角度（ＶＩ、ＶＩＩ）か ら実質的に見通せる抗複写フィルムまたは抗複写層（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）であって 、不透明層または反射層（ＳＳ、Ｅ２、Ｓ、ＳＳ１、ＳＳ２）が、少なくとも部 分的に露光、発色した感光性材料（ＰＨ）から構成され、抗複写フィルムまたは 抗複写層の不透明層または反射層がフィルムまたは層（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）の表面 に対して垂直（図２Ａ、３Ａ、４Ａ）または斜めに（図１Ａ）２Ｂ、３Ｂ、４Ｂ ）に設けられることを特徴とする、抗複写フィルムまたは抗複写層。 ２．不透明層または反射層が傾斜層（ＳＳ、ＳＳ１、ＳＳ２）としてフィルム（ Ｆ）または層の厚さ（ｄ）を貫いて設けられることを特徴とする、請求項１に記 載の抗複写フィルム。 ３．不透明層または反射層が第一不透明または反射層（ＮＵ１、ＳＳ１）として フィルムまたは層（Ｆ４またはＦ５）の上面に設けられ、この第一不透明層また は反射層に対して水平に交互に配置された第二の不透明層または反射層（ＮＵ２ 、ＳＳ２）がフィルムまたは層（Ｆ４またはＦ５）の下面に設 けられることを特徴とする、請求項１に記載の抗複写フィルム。 ４．フィルムまたは層（Ｆ１−Ｆ５）が少なくとも一方の表面上にぼぼ平行、ほ ぼ等間隔の条溝または切り込み（Ｅ、ＮＵ、ＲＵ、ＮＵ１、ＮＵ２）を多数有し 、この中に少なくとも一種類の露光、発色した感光性材料（ＰＨ）が存在するこ とを特徴とする、請求項１に記載の抗複写フィルム。 ５．条溝または切り込み（Ｅ、ＮＵ、ＲＵ、ＮＵ１、ＮＵ２）がフィルムーまた は層表面に対して直角に設けられていることを特徴とする、請求項４に記載の抗 複写フィルム。 ６．条溝または切り込み（Ｅ、ＲＵ、ＳＳ１、ＳＳ２）がフィルム−または層表 面に対して斜めに配置されていることを特徴とする、請求項４に記載の抗複写フ ィルム。 ７．三角形状（Ｅ、Ｅ１、Ｅ２）の条溝または切り込みを有することを特徴とす る、請求項４に記載の抗複写フィルム。 ８．透明材料が少なくとも一種類の感光性材料（ＰＨ）を含有することを特徴と する、請求項１−７のいずれか１項に記載の抗複写フィルム。 ９．透明材料から成るフィルムまたは層と、少なくともその一方の表面上にほぼ 等間隔をあけて相互に配置され、面が互いにほぼ平行で、フィルムまたは層の表 面に対して一定の位置にある多数の不透明層または反射層から構成され、抗複写 フィルム（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）の表面に対する一定の視点角度から実質的に見通せ る抗複写フィルムま たは抗複写層（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）であって、フィルムまたは層が透明および不透 明または反射プラスチック材料の同時押出しにより製造され、この不透明層また は反射層が第一層（ＮＵ１）ＳＳ１）としてフィルムまたは層（Ｆ４、Ｆ５）の 上面に形成され、この第一層に水平に交互に配置された第二層（ＮＵ２、ＳＳ２ ）がフィルムまたは層（Ｆ４、Ｆ５）の下面に形成されることを特徴とする、抗 複写フィルムまたは抗複写層。 １０．透明材料から成るフィルムまたは層と、その少なくとも一方の表面上にほ ぼ等間隔をあけて相互に配置され、面が互いにほぼ平行で、フィルムまたは層の 表面に対して一定の位置にある多数の不透明層または反射層から構成され、抗複 写フィルム（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）の表面に対する一定の視点角度（ＶＩ、ＶｌＩＩ から実質的に見通せる抗複写フィルムまたは抗複写層（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）であっ て、不透明層または反射層（ＳＳ、Ｅ２、ＳＳ１、ＳＳ２）が不透明のまたは反 射する帯状材料から成り、これが同時押出された透明材料の条溝または切り込み （Ｅ、ＮＵ、ＲＵ、ＮＵ１、ＮＵ２）に導入され、不透明層または反射層が第一 層（ＮＵ１、ＳＳ１）としてフィルムまたは層（Ｆ４、Ｆ５）の上面に形成され 、この第一層に水平に交互に配置された第二層（ＮＵ2、ＳＳ２）がフィルムま たは層（Ｆ４、Ｆ５）の下面に形成されることを特徴とする、抗複写フィルムま たは抗複写層。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハイルマン，ペーター ドイツ国、Ｄ―6702、バート、デュルクハ イム、オット―シュミット―グロース―シ ュトラーセ、42 (72)発明者 ヒューキン，ピーター イギリス国、シービー５、９エイチピー、 ケンブリッジ、ウォータービーチ、グリー ンサイド、18

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．間隔をあけて相互に配置され、少なくとも部分的に不透明な範囲を多数有す る透明材料からなるフィルムまたは層から構成され、不透明部分の面がフィルム または層の表面に対してほぼ一定の位置に配置され、抗複写フィルム（Ｆ、Ｆ１ −Ｆ５）の表面に対する一定の視点角度（ＶＩ、ＶＩＩ）から実質的に見通せる 抗複写フィルムまたは抗複写層（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）であって、上記範囲（ＳＳ、 Ｅ２、ＳＳ１）ＳＳ２）が、不透明ないし反射材料に光化学的に変化する材料（ ＰＨ）から少なくとも部分的に成ることを特徴とする、抗複写フィルムまたは抗 複写層。 ２．間隔をあけて相互に配置され、少なくとも部分的に不透明な範囲を多数有す る透明材料からなるフィルムまたは層から構成され、不透明部分の面がフィルム または層の表面に対してほぼ一定の位置に配置され、抗複写フィルム（Ｆ、Ｆ１ −Ｆ５）の表面に対する一定の視点角度から実質的に見通せる抗複写フィルムま たは抗複写層（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）であって、フィルムまたは層が透明および不透 明プラスチック材料の同時押出しにより製造されることを特徴とする、抗複写フ ィルムまたは抗複写層。 ３．間隔をあけて相互に配置され、少なくとも部分的に不透明な範囲を多数有す る透明材料からなるフィルムまたは層から構成され、不透明部分の面がフィルム または層の表面に対してほぼ一定の位置に配置され、抗複写フィ ルム（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）の表面に対する一定の視点角度から実質的に見通せる抗 複写フィルムまたは抗複写層（Ｆ、Ｆ１−Ｆ５）であって、上記範囲（ＳＳ、Ｅ ２、ＳＳ１、ＳＳ２）が不透明のまたは反射する帯状材料から成り、透明材料を 条溝または切り込み（Ｅ、ＮＵ、ＲＵ、ＮＵ１、ＮＵ２）を有する状態で押し出 すことによりこれを導入するを特徴とする、抗複写フィルムまたは抗複写層。 ４．不透明範囲が露光、発色した感光性材料（ＰＨ）から成る傾斜層（ＳＳ、Ｓ Ｓ１、ＳＳ２）であることを特徴とする、請求項１に記載の抗複写フィルム。 ５．傾斜層（ＳＳ、ＳＳ１、ＳＳ２）がフィルム（Ｆ）または層の厚さ（ｄ）を 貫いて配置されることを特徴とする、請求項１または４に記載の抗複写フィルム 。 ６．透明材料が少なくとも一種類の感光性材料（ＰＨ）を含有し、露光が局部的 に制限された、材料の表面に対して傾斜している面に対して行われることを特徴 とする、請求項１、４、５のいずれか１項に記載の抗複写フィルム。 ７．フィルムまたは層（Ｆ１−Ｆ５）が少なくとも一方の表面上にぼぼ平行、ほ ぼ等間隔の条溝または切り込み（Ｅ）ＮＵ、ＲＵ、ＮＵ１、ＮＵ２）を多数有し 、この中に少なくとも一種類の感光性材料（ＰＨ）が取り込まれていることを特 徴とする、請求項１に記載の抗複写フィルム。 ８．条溝または切り込み（Ｅ、ＮＵ、ＲＵ、ＮＵ１、ＮＵ２）がフィルム−また は層表面に対して直角に設けられてい ることを特徴とする、請求項７に記載の抗複写フィルム。 ９．条溝または切り込み（Ｅ、ＲＵ、ＳＳ１、ＳＳ２）がフィルム−または層表 面に対して斜めに配置されていることを特徴とする、請求項７に記載の抗複写フ ィルム。 １０．第一不透明または反射層（ＮＵ１、ＳＳ１）としての不透明範囲または反 射範囲がフィルム（Ｆ４またはＦ５）または層の上面に設けられ、この第一不透 明層に対して水平に相互に配置された第二の不透明層（ＮＵ２、ＳＳ２）がフィ ルムまたは層（Ｆ４またはＦ５）の下面に設けられることを特徴とする、請求項 １、２、３のいずれか１項に記載の抗複写フィルム。