JPH0850438A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0850438A
JPH0850438A JP6204504A JP20450494A JPH0850438A JP H0850438 A JPH0850438 A JP H0850438A JP 6204504 A JP6204504 A JP 6204504A JP 20450494 A JP20450494 A JP 20450494A JP H0850438 A JPH0850438 A JP H0850438A
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Satoshi Kaneda
聡 金田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体を傷つけることなく詰まった用紙を容
易に取り除くことができるようにする。 【構成】 本体100に感光体201と転写ローラ10
6を設け、本体に対して開閉可能に取り付けられた前面
カバー109に定着ユニット120を設ける。感光体か
ら定着ユニットに向かう用紙の表裏両側において定着ユ
ニット側に向かって伸張している固定壁131,223
が本体に設けられている。カバーは、定着ユニットに対
して感光体とは反対側に設けられた軸109aを中心に
して回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関する。
より詳しくは、電子写真方式によりトナーを用いて用紙
上に画像を形成する、プリンタ、複写機、ファクシミリ
等の画像形成装置に関し、特に、紙詰まり対策の改善を
図った画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置のなかには、前面カ
バーが開くようにし、この前面カバーに定着手段を設け
たものがある。
【0003】図17、図18は、特開昭62−2341
67号公報に開示された画像形成装置を示すものであ
る。
【0004】図中1は本体、2は前面カバーである。
【0005】3は感光体、4は転写装置、5は現像装置
であり、これらは本体1に設けられている。
【0006】6は定着装置であり、前面カバー2に取り
付けられている。
【0007】用紙Pは、用紙スタッカ7から給紙ローラ
8で本体1内に給送される。感光体1の表面には光信号
発生装置9により潜像が形成され、この潜像が現像装置
5によって現像されることにより、感光体1の表面には
トナー像が形成される。このトナー像は、転写装置4に
よって用紙Pに転写される。トナー像が転写された用紙
Pは、定着装置6を通ることによりトナー像が定着さ
れ、排紙トレイ10上に排出される。
【0008】このような画像形成装置によれば、紙詰ま
りが生じた場合には、図18に示すように前面カバー2
を開くと、定着装置6がカバー2とともに本体1から離
間されるので、比較的容易に詰まった用紙を取り除くこ
とができる。
【0009】図19、図20は、特開昭63−2440
58号公報に開示された画像形成装置を示すものであ
る。
【0010】図中21は本体、22は前面カバーであ
る。
【0011】23は感光体ドラム、25は現像装置であ
り、これらはカートリッジCとして構成され、本体1に
対して着脱可能に設けられている(図20参照)。
【0012】24は転写ローラ、26は定着装置であ
り、これらは前面カバー22に取り付けられている。
【0013】用紙Pは、給紙トレイ27から給紙ローラ
28で本体21と前面カバー22との境界部に沿うよう
に給送される。感光体ドラム23の表面にはレーザビー
ム光学系29により潜像が形成され、この潜像が現像装
置25によって現像されることにより、感光体ドラム2
3の表面にはトナー像が形成される。このトナー像は、
転写ローラ24によって用紙Pに転写される。トナー像
が転写された用紙Pは、定着装置26を通ることにより
トナー像が定着され、排紙トレイ30上に排出される。
【0014】このような画像形成装置によれば、紙詰ま
りが生じた場合には、図20に示すように前面カバー2
2を開くと、転写ローラ24および定着装置26がカバ
ー22とともに本体21から離間されるので、比較的容
易に詰まった用紙を取り除くことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像形
成装置は、いずれのものも前面カバー2(22)を開く
と、感光体3(23)が露出してしまう。特に、図1
9,図20に示したものは、カバーとともに、転写ロー
ラ24が感光体23から離間するので、露出度が大き
い。
【0016】このため、例えば、詰まった用紙を取り除
く際に、作業者の手や工具等によって感光体3(23)
の表面が傷つけられてしまうおそれがあるという問題が
あった。この問題を解決するには、前面カバーが開かれ
た際に作動して感光体を覆うカバーを設けることが考え
られる。しかしながら、そのような構造とすると、部品
点数も増えるし、構造も複雑になってしまうという難点
がある。
【0017】本発明の目的は、以上のような課題を解決
し、詰まった用紙を容易に取り除くことができ、しかも
感光体が傷つけられるおそれを低減することのできる画
像形成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、表面にトナー像が形
成される感光体と、この感光体に形成されたトナー像を
用紙に転写する転写手段とを有する本体と、 この本体
に対して開閉可能に取り付けられ、前記転写手段により
トナー像が転写された後の用紙にそのトナー像を定着さ
せる定着手段を有するカバーとを備えた画像形成装置に
おいて、 前記感光体および転写手段から前記定着手段
に向かう用紙の表裏両側において前記定着手段側に向か
って伸張している固定壁が前記本体に設けられているこ
とを特徴とする。
【0019】なお、ここでいう「開閉可能」には、回動
によって開閉される場合の他、スライド動作によって開
閉される場合、あるいは本体から取り外すことによって
開閉される場合も含む。
【0020】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記固定壁のうち、少な
くとも用紙の裏側に設けられた固定壁は、用紙を案内し
得るガイドを構成していることを特徴とする。
【0021】請求項3記載の画像形成装置は、請求項1
または2記載の画像形成装置において、前記カバーは、
前記定着手段に対して前記感光体および転写手段とは反
対側に設けられた軸を中心にして回動することを特徴と
する。
【0022】請求項4記載の画像形成装置は、請求項
1,2,または3記載の画像形成装置において、前記転
写手段は前記感光体に押圧される転写ローラで構成さ
れ、前記定着手段は用紙を挟圧するローラ対で構成さ
れ、前記カバーと本体との間には、カバーの開動作を規
制するロック機構が設けられているとともに、このロッ
ク機構が解除されたとき前記転写ローラの感光体への押
圧を解除する押圧解除手段が設けられていることを特徴
とする。
【0023】請求項5記載の画像形成装置は、請求項4
記載の画像形成装置において、前記押圧解除手段は、前
記転写ローラの感光体への付勢力よりも大きな付勢力を
もって前記転写ローラを感光体から離間させる方向に付
勢可能なレバーを備えており、前記カバーには、このカ
バーが閉じられているとき前記レバーと当接してレバー
の転写ローラに対する付勢を規制する規制部が設けられ
ていることを特徴とする。
【0024】請求項6記載の画像形成装置は、請求項
1,2,3,4,または5記載の画像形成装置におい
て、上面に、印字済の用紙を保持可能な排紙トレイを有
し、前記カバー内には、前記定着手段から搬出された用
紙を前記排紙トレイに向けて案内する湾曲した排紙経路
が形成されていることを特徴とする。
【0025】
【作用】請求項1記載の画像形成装置によれば、感光体
に形成されたトナー像が転写手段によって用紙に転写さ
れ、その後、定着手段によって用紙にそのトナー像が定
着させられる。
【0026】このような過程において紙詰まりが生じた
場合には、カバーを開けると、定着手段がカバーととも
に本体から離間されるので、詰まった用紙を比較的容易
に取り除くことができる。
【0027】そして、この画像形成装置によれば、感光
体および転写手段が本体に設けられており、しかも感光
体および転写手段から定着手段に向かう用紙の表裏両側
において定着手段側に向かって伸張している固定壁が本
体に設けられているので、この固定壁が、作業者の手や
工具等から感光体を保護する保護壁としての役割を果た
す。
【0028】したがって、この画像形成装置によれば、
感光体が傷つけられるおそれが著しく低減される。
【0029】請求項2記載の画像形成装置によれば、請
求項1記載の画像形成装置において、前記固定壁のう
ち、少なくとも用紙の裏側に設けられた固定壁が、用紙
を案内し得るガイドを構成しているので、感光体が傷つ
けられるおそれが著しく低減されると同時に、感光体お
よび転写手段から定着手段に向かう用紙が円滑に移送さ
れるという作用が得られる。
【0030】請求項3記載の画像形成装置によれば、請
求項1または2記載の画像形成装置において、前記カバ
ーは、前記定着手段に対して前記感光体および転写手段
とは反対側に設けられた軸を中心にして回動する構成と
なっているので、カバーを回動させて開くと、定着手段
は感光体および転写手段から大きく離れる。
【0031】したがって、この画像形成装置によれば、
上記請求項1または2記載の画像形成装置によって得ら
れる作用に加え、さらに、定着手段と感光体および転写
手段との間において詰まった用紙を一層容易に取り除く
ことができるという作用効果が得られる。
【0032】請求項4記載の画像形成装置によれば、請
求項1,2,または3記載の画像形成装置において、カ
バーの開動作を規制するロック機構が設けられているの
で、カバーが不用意に開いてしまうということがない。
【0033】そして、前記転写手段は前記感光体に押圧
される転写ローラで構成され、前記定着手段は用紙を挟
圧するローラ対で構成され、前記ロック機構が解除され
たとき前記転写ローラの感光体への押圧を解除する押圧
解除手段が設けられているので、ロック機構が解除され
たときには、押圧解除手段によって前記転写ローラの感
光体への押圧が解除されることとなる。
【0034】したがって、用紙が定着手段に達した後に
詰まった場合、ロック機構を解除してカバーを開く際に
は、用紙は転写ローラと感光体とによっては挟圧されて
いないが、定着手段のローラ対によっては挟圧されてい
る状態となる。
【0035】この状態で、カバーを開くと、用紙は定着
手段のローラ対によって挟圧されたまま感光体と転写ロ
ーラとの間から引き出されることとなるので、詰まった
用紙を容易に取り除くことができる。
【0036】また、感光体と転写ローラとの間から、用
紙の未転写部分すなわちトナーが付着していない部分が
引き出されることとなるので、この部分を持って手を汚
すことなく用紙を取り除くことができる。
【0037】すなわち、この画像形成装置によれば、請
求項1,2,または3記載の画像形成装置によって得ら
れる作用効果に加え、詰まった用紙を手を汚すことなく
容易に取り除くことができるという作用効果が得られ
る。
【0038】特に、この請求項4記載の構成と前記請求
項3記載の構成とを組み合わせた場合には、未転写部分
が大きく引き出されることとなるから、より一層手を汚
すことなく容易に用紙を取り除くことができる。
【0039】請求項5記載の画像形成装置によれば、請
求項4記載の画像形成装置において、前記押圧解除手段
は、前記転写ローラの感光体への付勢力よりも大きな付
勢力をもって前記転写ローラを感光体から離間させる方
向に付勢可能なレバーを備えているので、比較的簡単な
構成で押圧解除手段を得ることができる。
【0040】そして、前記カバーには、このカバーが閉
じられているとき前記レバーと当接してレバーの転写ロ
ーラに対する付勢を規制する規制部が設けられているの
で、カバーを開いた状態から再び閉じる際、前記レバー
の付勢力はカバーと本体との衝撃を緩和する緩衝力とし
ても作用する。したがって、カバーの円滑で非衝撃的な
閉動作が得られる。
【0041】すなわちこの請求項5記載の画像形成装置
によれば、上記請求項4記載の画像形成装置により得ら
れる作用効果に加え、比較的簡単な構成で押圧解除手段
を得ると同時に緩衝手段をも得ることができるという作
用効果が得られる。
【0042】請求項6記載の画像形成装置は、請求項
1,2,3,4,または5記載の画像形成装置におい
て、その上面に、印字済の用紙を保持可能な排紙トレイ
を有し、前記カバー内には、前記定着手段から搬出され
た用紙を前記排紙トレイに向けて案内する湾曲した排紙
経路が形成されているので、装置全体のコンパクト化、
特に設置に必要とされる床面積の低減を図ることができ
る。
【0043】そして、前記定着手段から搬出された用紙
を前記排紙トレイに向けて案内する湾曲した排紙経路が
形成されているため、用紙先端がこの排紙経路内にある
ときに比較的用紙詰まりが生じ易いが、この湾曲した排
紙経路はカバー内に形成されているので、上述した構成
により、紙詰まりに対して良好に対処することができ
る。すなわち、請求項1,2,3,4,または5に記載
した構成は、このような排紙経路がカバー内に形成され
ているものにおいて特に有効である。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0045】図1は本発明に係る画像形成装置の一実施
例であるプリンタを示す外観斜視図、図2は正面図、図
3は平面図、図4は断面図である。
【0046】これらの図(主として図4)において、1
00はプリンタ本体、109はカバーである。
【0047】本体100のケース101内には、給紙ロ
ーラ102、光学ユニット110、および画像形成ユニ
ット200が設けられている。なお、図1において画像
形成ユニット200は概略的に(模式的に)描いてあ
る。
【0048】カバー109には、定着手段である定着ユ
ニット120、および排紙ローラ103が設けられてい
る。定着ユニット120は、中心部に熱源を有する定着
ローラ121と、この定着ローラ121に対してバネ1
22aで押圧されている加圧ローラ122と、これらロ
ーラを覆うカバー123とを有した構成となっている。
【0049】本体のケース101の背部には、給紙トレ
イ104が回動可能に設けられている。給紙トレイ10
4は、ケース101の背部に回動可能に支持されたベー
ス部104aと、このベース部104aに対してスライ
ド可能に取り付けられたトレイ104bとを有してお
り、不使用時には、図4に破線で示すように、トレイ1
04bがベース部104aに収納された状態でケース背
面と密着するように折り畳まれ、使用時には実線で示す
ように開かれて使用に供される。
【0050】給紙トレイ104にセットされた用紙P
は、給紙ローラ102によって1枚づつ給送される。
【0051】給送された用紙は、紙ガイド105と画像
形成ユニット200の下ケース220の下面とで形成さ
れた給紙経路A1を通り、後述するようにしてトナー像
が形成される感光体をなす感光ドラム201と、転写手
段をなす転写ローラ106との間に達する。ここで感光
ドラム201からトナー像が転写された用紙は、中間経
路A2を経て定着ユニット120の定着ローラ121と
加圧ローラ122との間を通ることによりトナー像が定
着され、上方に湾曲した排紙経路A3を経て排紙ローラ
103によって排紙口107から排紙トレイ108上に
排出される。
【0052】なお、171はその先端が給紙経路A1に
臨むように設けられた紙検出レバー、172はその先端
が排紙経路A3に臨むように設けられた紙検出レバーで
ある。
【0053】カバー109は本体100の前面を覆って
おり、本体100に対して軸109a,109aで開閉
可能に構成されている。軸109aは、定着ユニット1
20に対して感光ドラム201および転写ローラ106
とは反対側に設けられている。
【0054】前記排紙経路A3は、カバー109内に形
成されており、前記排紙口107は、カバー109の上
面に形成されている。排紙口107の下方には、排紙ト
レイ108上に排出された用紙の下端を支持する支持部
109bが形成されており、さらにこの支持部109b
と連続する傾斜面109cが形成されている。したがっ
て、排出された用紙は、これら支持部109b、傾斜面
109c、および排紙トレイ108によって積層保持さ
れる。
【0055】カバー109は、後述するように、紙詰ま
り時あるいは、メンテナンス時に、手前側に開かれる。
【0056】なお、600は画像形成ユニット200に
トナーを補充するトナータンクである。
【0057】画像形成ユニット200は、図5から図8
に示すように、感光体をなす感光ドラム201と、帯電
ローラ202と、現像装置300と、クリーニング装置
400と、トナー搬送装置500とを、ケース210に
組み込むことにより、単一のユニットとして構成されて
いる。
【0058】感光ドラム201は、アルミドラムからな
る導電性基体上に有機感光体からなる感光層を形成して
構成されており、ケース210に回転可能に支持され、
図示しない駆動機構により矢印a方向に回転駆動され
る。
【0059】帯電ローラ202は、図示しない押圧機構
により感光ドラム201に対して押圧されており、感光
ドラム201に従動しながら感光ドラム201を帯電さ
せるようになっている。帯電ローラ202にはバイアス
電圧が印加されている。
【0060】帯電した感光ドラム201は、図4に示し
た光学ユニット110から発せられるレーザービームL
Bによって走査され、これによって感光ドラム201の
表面に潜像が形成される。
【0061】ケース210は、下ケース220と上ケー
ス230とで構成されており、上ケース230にはビー
ム走査用のスリット231が形成されている。
【0062】現像装置300は、下ケース220によ
り、その長手方向に形成されたトナー貯留室301と、
このトナー貯留室301内において回転可能に設けられ
た供給ローラ310と、同じく回転可能に設けられた現
像ローラ320と、この現像ローラ320の周面に当接
している規制ブレード330とを備えている。供給ロー
ラ310および現像ローラ320は、感光ドラム201
の駆動機構に連動する駆動機構によりそれぞれ図6矢印
方向に回転駆動される。規制ブレード330はステンレ
ス鋼板等の弾性体で構成されており、取付部材331に
よって上ケース230に取り付けられている。
【0063】供給ローラ310は、トナー貯留室301
内に貯留されているトナーを攪拌しながら回転し、現像
ローラ320の表面にトナーをコーティングする。現像
ローラ320の表面にコーティングされたトナーは、規
制ブレード330と摺接することによって薄層化される
とともに摩擦帯電される。現像ローラ320にはバイア
ス電圧が印加されており、薄層化されたトナーは感光ド
ラム201へと搬送され、現像ローラ320と感光ドラ
ム201との圧接部で構成されているニップ部で感光ド
ラム201の潜像に反転現像される。これによって、感
光ドラム201表面の潜像が現像されてトナー像が形成
される。
【0064】感光ドラム201の表面に形成されたトナ
ー像は、トナー像と逆極性のバイアス電圧が印加されて
いる転写ローラ106(図4参照)と感光ドラム201
とで挟まれて搬送されている用紙Pに転写される。
【0065】クリーニング装置400は、クリーニング
ブレード410を備えている。クリーニングブレード4
10は取付部材420によって上ケース230に取り付
けられている。クリーニングブレード410の下縁41
1は、感光ドラム201の周面に当接しており、トナー
像が用紙に転写された後に感光ドラム201の表面に付
着している残留トナーを、トナー搬送装置500のトナ
ー回収部560に向けて掻き落とすようになっている。
【0066】なお、感光ドラム201は、残留トナーが
掻き落とされることによりクリーニングされた後、再び
前述した画像形成プロセスへ移行する。
【0067】トナー搬送装置500は、現像装置300
とクリーニング装置400との間に閉ループ状に配置さ
れており、トナー搬送手段をなすコイルスプリング51
0と、このコイルスプリング510と係合してこれを循
環駆動する駆動歯車520と、コイルスプリング510
と摺接してこれを案内するほぼ溝形状のガイド部530
(図8参照)とを備えている。
【0068】コイルスプリング510は無端状に構成さ
れており、クリーニング装置400の内部と現像装置3
00の内部との間を循環可能に配置されている。
【0069】駆動歯車520は、感光ドラム201の駆
動機構と連動する駆動機構(図示せず)により駆動され
て、コイルスプリング510を矢印b方向に循環駆動す
る。
【0070】図8は、ガイド部530全体を示す模式的
な平面図である。図中510はコイルスプリングを示し
ており、実質的にこの図はコイルスプリング510の循
環経路も示している。
【0071】この図から明らかなように、ガイド部53
0は、自然放置状態では円環形状をなすコイルスプリン
グ510を平面視ほぼ矩形状に矯正して案内する形状と
なっており、ほぼ1/4円弧状に形成され4つのコーナ
ー部C1,C2,C3,C4と、これらコーナー部C
1,C2,C3,C4を連結するほぼ直線的な部分L
1,L2,L3,L4とで構成されている。
【0072】2つの長辺部L1,L2のうち一方の長辺
部L1は、図6に示すように現像装置300内にあり、
他方の長辺部L2はクリーニング装置400内にある。
そして、一方の長辺部L1については下ケース220の
起立壁221でガイド部を構成し、他方の長辺部L2に
ついては、下ケース220の上面に形成した凹溝222
でガイド部を構成してある。また、現像装置300内に
ある長辺部L1については、起立壁221でコイルスプ
リング510の外側のみを案内するように構成してあ
り、結果として、現像装置300に対してコイルスプリ
ング510の下方を開放する開放箇所531を形成して
ある。
【0073】すなわち、コイルスプリング510は、現
像装置300内においては、起立壁221でその外側の
みが案内され、トナーを現像装置300に放出すること
ができるようになっている。一方、クリーニング装置4
00内のトナー回収部560においては、クリーニング
ブレード410により掻き落とされたトナーを受けて回
収することができるように、その上方がクリーニングブ
レード410に向かって開放されている。
【0074】以上のような画像形成ユニット200は次
のように作動する。
【0075】前述したように、現像装置300によって
感光ドラム201の表面にトナーが供給され、このトナ
ーにより感光ドラム201表面の潜像が現像されてトナ
ー像が形成される。トナー像が用紙Pへ転写された後に
感光ドラム201の表面に付着している残留トナーはク
リーニング装置400のクリーニングブレード410に
よって除去され、クリーニング装置400内にある回収
部560に回収される。
【0076】クリーニング装置400と現像装置300
との間には、無端状のコイルスプリング510がクリー
ニング装置内部と現像装置内部との間を循環可能に配置
されおり、このコイルスプリング510が駆動歯車52
0によって循環駆動されるから、現像装置300のトナ
ー貯留室301内にあって現像に供されなかった余剰ト
ナーの一部はコイルスプリング510によってクリーニ
ング装置400へ搬送され、クリーニング装置400内
に回収された残留トナーは、コイルスプリング510に
より搬送されてきた前記余剰トナーと攪拌混合されなが
ら現像装置300へ搬送される。
【0077】現像装置300に搬送されてきたトナー
は、トナー貯留室301内のトナーが消費されてそのレ
ベル面が下がっている場合には、その自重によりトナー
貯留室301に向けて放出される。
【0078】以上のような動作の繰り返しにより、画像
形成ユニット200内のトナーは徐々に消費されてゆく
こととなるが、消費された分のトナーはトナータンク6
00から随時補充される。
【0079】トナータンク600は、本体ケース101
を介し画像形成ユニット200の上ケース230に対し
て着脱可能に構成されている。トナータンク600は、
画像形成ユニット200に装着された状態で、その上部
が本体ケース101外に露出するようになっており、こ
の露出部600Aを持って矢印aまたはb方向に回動操
作することにより着脱可能である。なお、図1におい
て、101aはケース101に設けられた装着穴であ
る。
【0080】トナータンク600はカートリッジタイプ
であり、これにトナーがなくなった際には上述のように
して交換されるが、画像形成ユニット200は、いわゆ
るカートリッジタイプではなく、本体100にネジ等で
固定されており、通常取り外されることはない。
【0081】図4において、223,131は、感光ド
ラム201および転写ローラ106から定着ユニット1
20に向かう用紙の表裏両側において定着ユニット12
0側に向かって伸張している固定壁である。
【0082】上方(表側)の固定壁223は、画像形成
ユニットの下ケース220によって構成されており、下
方(裏側)の固定壁131は、本体のフレーム130で
構成されている。
【0083】固定壁131,223には、定着ユニット
120のカバー123の開口部124が対向しており、
これら固定壁131、223、および開口部124で前
述した用紙の中間経路A2が形成されている。
【0084】下方の固定壁131は、上方の固定壁22
3に比べて、感光ドラム201と転写ローラ106との
圧接部に近接しており、これによってこの下方の固定壁
131は、用紙を案内し得るガイドを構成している。
【0085】カバー109と本体100との間には、カ
バーの開動作を規制するロック機構140が設けられて
いる。また、本体100には、このロック機構140が
解除されたとき転写ローラ106の感光ドラム201へ
の押圧を解除する押圧解除手段150が設けられてい
る。
【0086】図9は図4の部分拡大図、図10は図9に
おけるX矢視図(部分底面図)、図11は図9における
XI矢視図(部分側面図)である。
【0087】これらの図に示すように、ロック機構14
0は、本体フレーム130の底板132に回動可能に取
り付けられた操作レバー141と、カバー109のフレ
ーム(以下カバーフレームという)160と一体に形成
されたフック161とを備えている。なお、133は操
作レバー141の回動支点である。
【0088】操作レバー141の先端部(図9で左端)
は、下方に向けてクランク状に屈曲形成されており、こ
のクランク部142の先端につまみ143が嵌め込まれ
ている。また、先端部においては上方に向けてカギ部1
44が屈曲形成されており、このカギ部144が本体フ
レーム底板132に形成された円弧状の穴134を上方
に貫通して、その先端144aが底板132の上面13
2aと当接している。なお、つまみ143は図1〜図4
に示すように、その一部が本体カバーの外部に露出して
いる。
【0089】操作レバー141の後端部は、上方に向け
てクランク状に屈曲形成されており、このクランク部1
42の先端142aが本体フレーム底板132に形成さ
れた円弧状の穴135を上方に貫通して、底板132の
上面132aと当接している。
【0090】したがって、操作レバー141は、カギ部
144の先端144aおよびクランク部142の先端1
42aが底板132の上面132aで案内されることに
より円滑に回動可能である。
【0091】操作レバー141とフレーム底板132と
の間には、引っ張りバネ145が取り付けられており、
この引っ張りバネ145によって操作レバー141は図
10において矢印a方向に常時付勢されているが、図示
のようにカバー109のフック161と係合していると
きにはその回動が規制されて図9〜図11に示す位置に
保持されている。
【0092】カバー109のフック161は、本体フレ
ーム底板132に形成された穴136を挿通可能であ
り、カバー109が閉じられたときには、操作レバー1
41と係合して、つまみ143が操作されない限りカバ
ー109が不用意に開かないようになっている。つまみ
143を操作して操作レバー141をバネ力に抗して図
10矢印b方向に回動させると、操作レバー141とフ
ック161との係合が解除され、カバー109の開動作
が可能となる。
【0093】押圧解除手段150は、図9および図12
に示すように、レバー151を備えている。
【0094】レバー151は、軸152で本体フレーム
130に回動可能に支持されており、フレーム底板13
2との間に設けられた圧縮バネ153によって図中時計
方向に常時付勢されている。レバー151の後端154
は転写ローラ106の軸106aの端部106bと係合
可能である。
【0095】転写ローラ106は、その軸106aに対
してローラ本体106cと、感光ドラム201の歯車2
01dと噛み合う歯車106dとが固着されて構成され
ており、その軸受106eと本体フレーム130との間
に圧縮バネ106fが設けられている。なお、軸受10
6eおよび圧縮バネ106fは、軸の両端に(一対)設
けられており、レバー151は一対、もしくは歯車10
6d側にのみ設けられている。
【0096】したがって、転写ローラ106は、圧縮バ
ネ106fのバネ力により感光ドラム201に向けて常
時付勢されている。
【0097】圧縮バネ106fのバネ力は、前記レバー
151を付勢している圧縮バネ153のバネ力よりも弱
く設定されている。
【0098】このため、レバー151は、その回動が後
述する規制部125によって規制されない状態では、そ
の後端154が転写ローラ106の軸端106bと係合
し、これを押し下げることにより、転写ローラ106を
感光ドラム201から離間させるように作動する。ま
た、レバー151が歯車106d側にのみ設けられてい
る場合は、歯車106dを感光ドラム201の歯車20
1dから離間させるように作動する。すなわち、レバー
151は、転写ローラ106の感光ドラム201への付
勢力よりも大きな付勢力をもって転写ローラ106を感
光ドラム201から離間させる方向に付勢可能である。
【0099】一方、カバー109には、これが閉じられ
ているとき前記レバー151と当接してレバー151の
転写ローラ106に対する付勢を規制する規制部125
が設けられている。この規制部125は、定着ユニット
120のカバー123の下部両端もしくは片端に設けら
れており、カバー109が閉じられたとき、レバー15
1と当接し、圧縮バネ153のバネ力に抗してレバー1
51を図9において反時計方向に回動させ、レバー15
1後端154による転写ローラ軸端106bへの押圧を
解除するようになっている。
【0100】以上のようなプリンタによれば、次のよう
な作用効果が得られる。
【0101】(i) カバー109が閉じられている状
態では、上述したように、カバー109の規制部125
がレバー151を図9において反時計方向に回動させた
状態に保持しているので、レバー151後端154によ
る転写ローラ軸端106bへの押圧は解除されており、
したがって転写ローラ106は感光ドラム201に対し
て圧縮バネ106fにより押圧されている。
【0102】このような状態でプリンタが作動すると、
前述したように、感光ドラム201に形成されたトナー
像が転写ローラ106によって用紙に転写され、その
後、定着ユニット120によって用紙にそのトナー像が
定着させられ、排紙トレイ108上に用紙が排出され
る。
【0103】このような印字過程において紙詰まりが生
じた場合には、カバー109を開ける。
【0104】カバー109を開けるには、つまみ143
を操作して操作レバー141を図10矢印b方向に回動
させる。操作レバー141が矢印b方向に回動すると、
カバーのフック161との係合が解除され、カバー10
9を開くことが可能となる。本実施例では、圧縮バネ1
53のバネ力が比較的大きく設定されているので、操作
レバー141とフック161との係合が解除されると同
時に圧縮バネ153のバネ力によりレバー151を介し
てカバー109が図13に示すように多少持ち上げられ
る。したがって、カバー109を容易に開くことができ
る。
【0105】また、操作レバー141とフック161と
の係合が解除されると同時に、圧縮バネ153のバネ力
によりレバー151が図13に示すように時計方向に回
動し、その後端154が転写ローラ106の軸端106
bと係合してこれを押し下げ、転写ローラ106を感光
ドラム201もしくは転写ローラ106の歯車106d
を感光ドラム201の歯車201dから離間させる。
【0106】カバー109が開かれた状態を図14に示
す。
【0107】同図に示すように、カバー109が開かれ
た状態では、定着ユニット120がカバー109ととも
に本体100から離間されるので、詰まった用紙Pを比
較的容易に取り除くことができる。
【0108】しかも、転写ローラ106と感光ドラム2
01とが離間しているので、用紙Pを一層容易に取り除
くことができる。
【0109】そして、このプリンタによれば、感光ドラ
ム201および転写ローラ106が本体100に設けら
れており、しかも感光ドラム201および転写ローラ1
06から定着ユニット120に向かう用紙の表裏両側に
おいて定着ユニット120側に向かって伸張している固
定壁223,131が本体100に設けられているの
で、図14からも明らかなようにこの固定壁223,1
31が、作業者の手や工具等から感光ドラム201を保
護する保護壁としての役割を果たす。
【0110】したがって、感光ドラム201が傷つけら
れるおそれが著しく低減される。
【0111】(ii) 固定壁223,131のうち、
少なくとも用紙の裏側に設けられた固定壁131が、用
紙を案内し得るガイドを構成しているので、感光ドラム
201および転写ローラ106から定着ユニット120
に向かう用紙が円滑に移送される。
【0112】(iii) カバー109は、定着ユニッ
ト120に対して感光ドラム201および転写ローラ1
06とは反対側に設けられた軸109aを中心にして回
動する構成となっているので、図14に示すようにカバ
ー109を回動させて開くと、定着ユニット120は感
光ドラム201および転写ローラ106から大きく離れ
る。したがって定着ユニット120と感光ドラム201
および転写ローラ106との間において詰まった用紙P
を一層容易に取り除くことができる。
【0113】(iv) カバー109の開動作を規制す
るロック機構140が設けられているので、カバー10
9が不用意に開いてしまうということがない。
【0114】そして、転写手段は感光ドラム201に押
圧される転写ローラ106で構成され、定着手段は用紙
を挟圧するローラ対121,122で構成され、ロック
機構140が解除されたとき転写ローラ106の感光ド
ラム201への押圧を解除する押圧解除手段150が設
けられているので、ロック機構140が解除されたとき
には、押圧解除手段150によって転写ローラ106の
感光ドラム201への押圧が解除される。
【0115】したがって、図15に示すように、用紙P
が定着ユニット120に達した後に詰まった場合、ロッ
ク機構140を解除してカバー109を開く際には、用
紙Pは転写ローラ106と感光ドラム201とによって
は挟圧されていないが、定着ユニット120のローラ対
121,122によっては挟圧されている状態となる
(図16参照)。
【0116】この状態で、カバー109を開くと、図1
6に示すように用紙Pは定着ユニットのローラ対12
1,122によって挟圧されたまま感光ドラム201と
転写ローラ106との間から引き出されることとなるの
で、容易に取り除くことができる。
【0117】また、感光ドラム201と転写ローラ10
6との間から、用紙Pの未転写部分すなわちトナーが付
着していない部分Paが引き出されることとなるので、
この部分Paを持って手を汚すことなく用紙Pを取り除
くことができる。
【0118】しかも、カバー109を開くと、上述した
ように定着ユニット120は感光ドラム201および転
写ローラ106から大きく離れ、未転写部分Paが大き
く引き出されることとなるから、より一層手を汚すこと
なく容易に用紙Pを取り除くことができる。
【0119】(v) 押圧解除手段150は、転写ロー
ラ106の感光ドラム201への付勢力よりも大きな付
勢力をもって転写ローラ106を感光ドラム201から
離間させる方向に付勢可能なレバー151を備えている
ので、比較的簡単な構成で押圧解除手段を得ることがで
きる。
【0120】そして、カバー109には、このカバー1
09が閉じられているときレバー151と当接してレバ
ー151の転写ローラ106に対する付勢を規制する規
制部125が設けられているので、カバー109を開い
た状態から再び閉じる際、前記レバー151の圧縮バネ
153による付勢力はカバー109と本体100との衝
撃を緩和する緩衝力として作用する。したがって、カバ
ー109の円滑で非衝撃的な閉動作が得られる。
【0121】(vi) プリンタの上面に、印字済の用
紙を保持可能な排紙トレイ108を有し、カバー109
内には、定着ユニット120から搬出された用紙を排紙
トレイ108に向けて案内する湾曲した排紙経路A3が
形成されているので、装置全体のコンパクト化、特に設
置に必要とされる床面積の低減を図ることができる。
【0122】そして、湾曲した排紙経路A3が形成され
ているため、用紙先端がこの排紙経路A3内にあるとき
に比較的用紙詰まりが生じ易いが、この湾曲した排紙経
路A3はカバー109内に形成されているので、図16
に示したように、紙詰まりに対して良好に対処すること
ができる。
【0123】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0124】
【発明の効果】本発明によれば、詰まった用紙を容易に
取り除くことができ、しかも感光体が傷つけられるおそ
れを低減することができる。
【0125】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例であるプ
リンタの外観斜視図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく平面図。
【図4】同じく断面図。
【図5】画像形成ユニットおよびトナータンクを示す部
分省略斜視図。
【図6】図5におけるVI−VI断面図。
【図7】画像形成ユニットおよびトナータンクを示す模
式的平面図。
【図8】ガイド部全体を示す模式的な平面図。
【図9】図4の部分拡大図。
【図10】図9におけるX矢視図。
【図11】図9におけるXI矢視図。
【図12】主として押圧解除手段を示す部分斜視図。
【図13】作動説明図。
【図14】作動説明図。
【図15】作動説明図。
【図16】作動説明図。
【図17】従来技術の説明図。
【図18】従来技術の説明図。
【図19】従来技術の説明図。
【図20】従来技術の説明図。
【符号の説明】
P 用紙 A3 排紙経路 100 本体 106 転写ローラ 108 排紙トレイ 109 カバー 109a 軸 120 定着ユニット 121 定着ローラ 122 加圧ローラ 125 規制部 131 固定壁 140 ロック機構 150 押圧解除手段 151 レバー 201 感光ドラム 223 固定壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成される感光体と、
    この感光体に形成されたトナー像を用紙に転写する転写
    手段とを有する本体と、 この本体に対して開閉可能に取り付けられ、前記転写手
    段によりトナー像が転写された後の用紙にそのトナー像
    を定着させる定着手段を有するカバーとを備えた画像形
    成装置において、 前記感光体および転写手段から前記定着手段に向かう用
    紙の表裏両側において前記定着手段側に向かって伸張し
    ている固定壁が前記本体に設けられていることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記固定壁のうち、少なくとも用紙の裏
    側に設けられた固定壁は、用紙を案内し得るガイドを構
    成していることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記カバーは、前記定着手段に対して前
    記感光体および転写手段とは反対側に設けられた軸を中
    心にして回動することを特徴とする請求項1または2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写手段は前記感光体に押圧される
    転写ローラで構成され、前記定着手段は用紙を挟圧する
    ローラ対で構成され、前記カバーと本体との間には、カ
    バーの開動作を規制するロック機構が設けられていると
    ともに、このロック機構が解除されたとき前記転写ロー
    ラの感光体への押圧を解除する押圧解除手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1,2,または3記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧解除手段は、前記転写ローラの
    感光体への付勢力よりも大きな付勢力をもって前記転写
    ローラを感光体から離間させる方向に付勢可能なレバー
    を備えており、前記カバーには、このカバーが閉じられ
    ているとき前記レバーと当接してレバーの転写ローラに
    対する付勢を規制する規制部が設けられていることを特
    徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上面に、印字済の用紙を保持可能な排紙
    トレイを有し、前記カバー内には、前記定着手段から搬
    出された用紙を前記排紙トレイに向けて案内する湾曲し
    た排紙経路が形成されていることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,または5記載の画像形成装置。
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