JP3818362B2 - シート給送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等で用いられるシート給送装置に係り、特に、出し入れ自在に配設されるシートトレイの挿入方向奥側からシート供給を行うタイプのシート給送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より公知のプリンタとしては、例えば装置手前側より出し入れ自在に配設される給紙トレイと、この給紙トレイの挿入方向奥側に設けられ、給紙トレイ内に収容される用紙を一枚ずつ捌いて送り出す給紙部と、前記給紙トレイの上部に設けられ、給送された用紙上に画像を形成する画像形成部と、この画像形成部の上部に設けられ、画像形成後の用紙が装置奥側から手前側に向けて排出される排出トレイとを備えたものが知られている(特開平11−84981号公報参照)。
この種のプリンタでは、上述した構成をとるため、用紙搬送路は略コの字状となり、しかも、前記給紙トレイの挿入方向から見て奥側、すなわち、プリンタ本体の奥側に前記用紙搬送路が設けられることとなる。
【0003】
このようなプリンタにおいては、プリントサイズに応じて給紙トレイの交換が要求されるため、その分操作が煩雑になってしまうという問題点がある。
そこで、従来より、プリンタ本体の下側に更に別の給紙ユニットを一または複数配設し、プリントサイズに応じた用紙を給紙できるようにしたものが知られている。
ここで、前記給紙ユニットとしては、給紙ユニット本体に対して出し入れ自在に配設される給紙トレイと、この給紙トレイの挿入方向奥側に設けられ、給紙トレイ内に収容される用紙を一枚ずつ捌いて送り出す給紙部とを備えたものが用いられる。このようにすることで、給紙ユニット内における用紙搬送路を奥側とすることができ、給紙ユニットから送り出された用紙を、スムーズにプリンタ本体側へと受け渡すことが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような給紙ユニットでは、用紙搬送中に用紙詰まり(用紙ジャム)が発生することがあり、このような用紙ジャムを除去する手法として、例えば、給紙ユニット本体の奥側に用紙搬送シュートを兼用する開閉自在な扉を設け、この扉を解放することにより、ジャムとなった用紙を除去するようにしたものが知られている(特開平11−84981号公報参照)。
【0005】
しかしながら、このような手法を採用する場合には、用紙ジャムの発生を考慮して、給紙ユニットの裏側すなわちプリンタの裏側に扉が開放できるスペースと作業者が入り込めるスペースとを確保しておかなければならないため、その分、実質的な専有面積が大きくなってしまい、スペース効率が低下してしまうという技術的課題が見られた。
【0006】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、実質的なスペース効率を低下させることなく、しかもジャムとなったシートを容易に除去することのできるシート給送装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、図1(a)に示すように、シートSを収容し且つ装置本体1手前側より出し入れ自在に配設されるシートトレイ2と、前記シートトレイ2の挿入方向奥側に設けられて当該シートトレイ2内のシートSを送り出すシート給送手段3とを備えたシート給送装置において、前記シートトレイ2に連動して当該シートトレイ2と同方向に前記シート給送手段3を移動させる連動機構4を具備させたことを特徴とする。
【0008】
このような技術的手段において、本願発明は、プリンタ等の画像形成装置の外付けユニットとして用いられるシート給送装置は勿論のこと、画像形成装置本体に内蔵されるシート給送装置もその対象とする。
【0009】
また、シート給送手段3は、シートSを送り出す機能を有するものであって、例えば、シートトレイ1上のシートSを繰り出す繰り出し部材、繰り出されたシートSを搬送する搬送部材、搬送されるシートSの搬送路を形成するガイド部材等が含まれる。
【0010】
更に、連動機構4は、シートトレイ2に連動して当該シートトレイ2と同方向にシート給送手段3を移動させるものであれば、その連動方式については、前記シートトレイと前記シート給送手段とを直接接続する態様や、摺動部材等を介して間接的に接続する態様等適宜選定して差し支えない。
ここで、シートトレイ2へのシート補給を容易にするという観点からすれば、装置本体1から引き出されたシートトレイ2上を、シート給送手段3が覆うという事態は避けることが好ましく、このような観点からすれば、前記連動機構4は、図1(a)〜(c)に示すように、前記シートトレイ2及びシート給送手段3の移動方向の相対位置関係をずらすように前記シート給送手段3を移動させることが好ましい。
そして、連動機構4は、シート補給時すなわち装置本体1からシートトレイ2のみを引き出すときには、図1(b)に示すようにシート給送手段3を共に移動させるようにしてもよいし、あるいは、図1(d)に示すようにシート給送手段3と移動させずに初期位置に保持させるようにしてもよい。
【0011】
また、シート給送手段3は、前記シートトレイ2の引き出しに伴って毎回装置本体1の外まで引き出されるようにしても差し支えないが、引き出し長が長くなってしまう他、シート給送手段3のギアやロール等のメカ部がむき出しとなってしまうため、ユーザーの誤操作等によりシート給送手段3に動作不良を招く危険性が高くなる。
そこで、このような不具合を防止するという観点からすれば、図1(b)に示すように、前記シートトレイ2が前記装置本体1外へ引き出され且つ前記シート給送手段3が当該装置本体1内に収容される位置で、当該シートトレイ2の引き出し方向への移動を一時的に規制する移動規制手段5を具備させることが好ましい。
尚、前記シート給送手段3を装置本体1外に引き出したい場合は、前記移動規制手段5を解除して引き出すようにすればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図2は、本発明が適用された画像形成装置の実施の一形態で用いられる卓上レーザプリンタ(画像形成ユニット20)を示す。
同図において、前記画像形成ユニット20は、用紙を供給する給紙部20aと、供給された用紙上に画像を形成する画像形成部20bと、画像形成後の用紙が排出される排出トレイ20cとを備えている。
【0013】
ここで、画像形成部20bは、電子写真方式を用いて画像を形成するものであり、感光体ドラム21と、前記感光体ドラム21の表面を一様に帯電する帯電装置22と、画像データに基づいて感光体ドラム21にレーザビームBmを照射して静電潜像を形成する像書込装置23と、前記潜像にトナーを選択的に転移させて可視化する現像装置24と、用紙搬送路28に沿って供給される用紙(図示せず)に感光体ドラム21表面のトナー像を転写する転写装置25と、用紙上のトナー像を加熱・加圧して定着する定着装置26と、転写後の感光体ドラム21上に残留するトナーを清掃するクリーニング装置27とを備えている。
尚、符号29は、用紙搬送路28の上流側に設けられ、後述する給紙部20aから送り出された用紙を所定のタイミングでトナー像の転写位置へ搬送するレジストロールである。
【0014】
また、給紙部20aは、上下に配設された二つの用紙トレイ31,32と、上側又は下側の用紙トレイ31,32から用紙を送り出す第1の給紙ロール33及び第2の給紙ロール34と、これら各給紙ロール33,34に圧接される捌き部材35,36と、各用紙トレイ31,32に回動自在に取り付けられ上記捌き部材35,36を支持するホルダー37,38とを有している。
上記用紙トレイ31,32のうち、下側に配置された用紙トレイ32は、画像形成ユニット20と着脱可能になっており、当該画像形成ユニット20の手前側(図2において右側)に引き出すことができる。そして、本実施の形態では、JISA4サイズ縦送りの用紙が収容される用紙トレイ32の装着時に、用紙トレイ32全体が画像形成ユニット20内に収容されるようになっている(図2参照)。
【0015】
一方、上側の用紙トレイ31は手差しトレイとなっており、画像形成ユニット20の手前側から任意の大きさの用紙を簡単に差し入れることができるようになっている。
尚、符号39は、用紙トレイ31の手前側に開閉自在に設けられた手差し補助トレイであり、符号40,41は前記用紙トレイ31,32から送り出された用紙をレジストロール29に向けて案内する用紙ガイドである。
【0016】
更に、この画像形成ユニット20では、メンテナンス性の向上等を目的として、感光体ドラム21、及びその周辺の帯電装置22、現像装置24やクリーニング装置27等がプロセスカートリッジ42として一体的に形成されており、このプロセスカートリッジ42は、一部が排出トレイ20cを兼ねる上部カバー43を開くことによって、画像形成ユニット20の上方に引き上げることが可能になっている。
【0017】
そして、画像形成ユニット20では、前記プロセスカートリッジ42を着脱自在に構成することで、プロセスカートリッジ42の交換が容易になることは勿論のこと、画像形成ユニット20内で用紙ジャムが発生した場合には、このプロセスカートリッジ42を取り外すことで、容易に用紙を除去することが可能となっている。更に、前記プロセスカートリッジ42を取り外した場合には、前記用紙ガイド40,41がレジストロール29の一方のロール軸を中心として揺動自在に配設されているため、これら用紙ガイド40,41をずらすことにより、当該部位で発生したジャムも容易に除去することが可能である。
尚、符号44は、用紙トレイ32の奥側に設けられ、後述する外付け給紙ユニット70(図5参照)から送り出された用紙が搬入される用紙搬送路である。
【0018】
図3は、図2に示す画像形成ユニット20(卓上レーザプリンタ)をベースとして構成した画像形成装置の実施の形態1の斜視図を示す。この画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナの各機能を具備する所謂複合機である。
同図において、本実施の形態に係る画像形成装置は、上述した画像形成ユニット20と、この画像形成ユニット20の上部に配設された自動原稿読取ユニット50と、前記画像形成ユニットの下部に配設されたシート給送装置としての給紙ユニット60とを備えている。また、自動原稿読取ユニット50の手前側には操作パネル51が配置されている。
【0019】
また、図4は、図3に示す画像形成装置の側面図を示す。
ここで、本実施の形態に係る画像形成装置では、画像形成ユニット20の用紙トレイ32に収容される用紙より大きな用紙を収容可能とするため、給紙ユニット60の奥行きが画像形成ユニット20の奥行きより大きくなっている。
そして、本実施の形態では、画像形成ユニット20を、画像形成装置の手前側(操作パネル51側)に偏倚して配設することで、画像形成ユニット20及び給紙ユニット60の前面が略同一面を形成するようになっている。
尚、画像形成ユニット20の両側面には、自動原稿読取ユニット50を支持する支持壁52が配設されており、画像形成ユニット20の排出トレイ20c(図2参照)上に所定の空間が形成されるようになっている。
【0020】
次に、図5を参照しながら、給紙ユニット60について説明する。尚、図5では、自動原稿読取ユニット50の記載を省略している。
本実施の形態において、給紙ユニット60は、画像形成ユニット20の用紙トレイ32に収容される用紙より大きい用紙、例えばJISA3サイズの用紙を収容可能な外付け給紙ユニット70を二つ備えている。
この外付け給紙ユニット70は、筐体71と、画像形成装置の手前側(図5において右側)に引き出すことが可能な外付け給紙トレイ72と、この外付け給紙トレイ72の挿入方向奥側上部に設けられ、挿入された外付け給紙トレイ72内の用紙を前記画像形成ユニット20側に向けて送り出す給紙機構73とを有している。
【0021】
図6(a)は前記外付け給紙ユニット70のうちの外付け給紙トレイ72及び給紙機構73を抜き出したものである。
同図において、外付け給紙トレイ72は、トレイベース101と、当該外付け給紙トレイ72の略中央部から挿入方向奥側に向かって配設されたボトムプレート102と、当該外付け給紙トレイ72の略中央部から挿入方向手前側に向けて移動自在に設けられた用紙エンドガイド103とを有している。そして、前記ボトムプレート102は、前記給紙トレイの略中央部に設けられた軸102aを中心に揺動自在となっており、図示しないばね等の付勢部材により図中上側に向けて付勢されている。尚、符号104は、外付け給紙トレイ72を引き出すためのレバーである。
一方、給紙機構73は、給紙機構ベース111と、外付け給紙トレイ72に載置される用紙(図示せず)を繰り出す半月型のフィードロール112と、繰り出された用紙を搬送する搬送ロール対113(113a、113b)と、搬送される用紙を案内する外側シュート114及び内側シュート115とを有している。また、外付け給紙トレイ72の挿入方向奥側の両端にはコーナセパレータ105(図6(b)参照)が設けられており、フィードロール112にて繰り出された用紙が一枚ずつ送り出されるようになっている。
尚、符号116、117は前記フィードロール112や搬送ロール113bに駆動力を伝達するギアである。
【0022】
前記外側シュート114は、図7に示すように、前記給紙機構ベース111の下側端部に設けられた軸114aを中心に回動自在となっており、その自由端先端部には前記搬送ロール113aが取り付けられている。また、この外側シュート114は、図示しないばね等の付勢手段によりフィードロール112側に付勢されおり、通常は図中実線で示した位置に位置決めされる。
一方、前記内側シュート115も前記給紙機構ベース111の下側に設けられた軸115aを中心に回動自在となっている。そして、この内側シュート115は、前記外側シュート114に対する付勢力により、通常は図中実線で示した位置に位置決めされる。
【0023】
また、外側シュート114の軸方向略中央部には、紙はさみレバー118が設けられている。
この紙はさみレバー118は、前記外側シュート114と略同様の曲面を有するものであり、図示しないねじりばねによりフィードロール112方向に付勢されている。そして、給紙機構73が筐体71の奥側に収容されるときには、筐体71内に設けられた図示しない突起により、紙はさみレバー118の背面が押圧されて、前記外側シュート114と略同一面を形成して用紙搬送路を塞がない状態とする一方、前記給紙機構73が前記筐体71から引き出されるときには、前記図示しない突起による押圧が解除され、図示しないねじりばねの付勢力により用紙搬送路を塞ぐ状態とする。
【0024】
また、本実施の形態に係る外付け給紙ユニット70は、図8(a)〜(c)に模式的に示すように、まず、筐体71に対して給紙機構73の給紙機構ベース111が、外側レール121(121a、121b)を介して摺動自在に支持され、更に、前記給紙機構ベース111に対して外付け給紙ユニット72のトレイベース101が、内側レール122(122a、122b)を介して摺動自在に支持されている。
これにより、本実施の形態に係る外付け給紙ユニット70では、外付け給紙トレイ72が筐体71の手前側から引き出せるようになっているのは勿論のこと、給紙機構73も筐体71の手前側から引き出せるようになっている。
【0025】
そして、前記給紙機構ベース111のうち、外側レール121aと内側レール122aとに挟まれた部位には、給紙機構73の引き出しを一時的にロックするロック機構130が設けられている。
このロック機構130は、図9(a)に示すように、給紙機構ベース111に設けられた軸131aを中心に揺動するレバー131と、前記軸131aの上部に設けられた軸131bに連結されるI字状の第一アーム132と、この第一アーム132の他端に設けられた軸132aに連結されるL字状の第二アーム133とを有している。この第二アーム133は、前記給紙機構ベース111に設けられた軸133aを中心に揺動自在となっており、その自由端部には、一端に傾斜面が形成され他端には垂直面が形成されるフック133bが設けられている。そして、前記レバー131には、孔131cを介してばね131dが付設されており、通常は図中左方向にレバー131を付勢するようになっている。
一方、図8及び図9に示すように、筐体71の底面のうち、外付け給紙トレイ72の挿入方向手前側部位には、前記フック133bが係合する突起71aが形成されている。
この突起71aは、前記フック133bに対応して一端に傾斜面が形成され他端には傾斜面が形成されており、垂直面同士及び傾斜面同士が対向するように配設されている。
【0026】
また、本実施の形態では、図5から明らかなように、外付け給紙ユニット70から用紙が排出される位置と、画像形成ユニット20の用紙搬送路44の位置(用紙が搬入される位置)とが偏倚していることから、給紙ユニット60には、これら用紙搬送路を整合させるための中間搬送ユニット80が設けられている。
この中間搬送ユニット80には、外付け給紙ユニット70からの用紙を画像形成ユニット20へと搬送する略S字状の用紙搬送路81が形成されており、この用紙搬送路81に沿って、搬送方向上流から順に搬送ロール対82〜84が配設されている。
尚、図5において符号90は、給紙ユニット60の最も下側に設けられ、画像形成装置の高さを調整する架台である。
【0027】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作像プロセスについて説明する。
今、コピーボタンの押下、ファクシミリの受信、あるいはプリント信号の受信が行われると、所定の作像プロセスが実行される。
具体的に述べると、例えばコピーが行われる場合には、原稿を自動原稿読取ユニット50で読み取り、その読取信号を図示しない画像信号処理装置によりデジタル画像信号に変換して図示しないメモリーに一時的に蓄積し、このデジタル画像信号に基づいてトナー像形成を行わせるようにする。
【0028】
すなわち、画像信号処理装置から入力されるデジタル画像信号に応じて、帯電装置22により一様に帯電された感光体ドラム21に、像書込装置23にて静電潜像を書き込ませる。
そして、形成された静電潜像を現像装置24により現像してトナー像を形成させる。
一方、用紙は、所定のタイミングで感光体ドラム21と転写装置25とが対向する転写位置へと搬送される。
そして、転写位置において感光体ドラム21と転写装置25との間に形成される転写電界の作用で、感光体ドラム21上に担持されたトナー像が用紙に転写される。このトナー像が転写された用紙は、定着装置26へと搬送され定着が行われた後、装置の奥側より排出トレイ20c上に排出される。
一方、転写後に感光体ドラム21上に残留したトナーはクリーニング装置27によってクリーニングされる。
【0029】
ここで、本実施の形態に係る外付け給紙ユニット70の用紙補給方法について説明する。
外付け給紙ユニット70に用紙を補給する場合、ユーザーは、まず、図10に示すように外付け給紙トレイ72のレバー104を装置手前側に引き出す。
このとき、外付け給紙ユニット70では、図8(a)(b)に示すように、レバー104の引き出しに伴って、まず、外付け給紙トレイ72が内側レール122を滑りながら引き出され、次いで、この内側レール122が伸びきった時点で、前記外付け給紙トレイ72に引っ張られる形で給紙機構ベース111(及び給紙機構73)が外側レール121を滑りながら引き出される。そして、給紙機構ベース111に設けられたロック機構130のフック133bが筐体71の突起71aに当たると、外付け給紙トレイ72及び給紙機構73の引き出しが停止される。
【0030】
このとき、引き出された外付け給紙トレイ72及び給紙機構73の位置関係は、図6(b)及び図8(b)に示した状態、すなわち、給紙時において外付け給紙トレイ72の上部にあったフィードロール112(図6(a)参照)が、引き出し時には外付け給紙トレイ72よりも相対的に奥側に配置された状態となる。従って、図8(b)及び図10に示すように、筐体71の外にでた外付け給紙トレイ72を遮るものはなく、新しい用紙の挿入が容易になる。
また、用紙補給だけを行う際には、ロック機構130により給紙機構73全体が筐体71から引き出されないので、その分、引き出される長さはコンパクトになる。
【0031】
次に、本実施の形態に係る外付け給紙ユニット70内で生じた用紙ジャムの除去方法について説明する。
外付け給紙ユニット70内のジャム用紙を除去する場合も、ユーザーは、まず、図10に示すように外付け給紙トレイ72のレバー104を装置手前側に引き出す。
このとき、外付け給紙ユニット70では、図8(a)(b)に示すように、レバー104の引き出しに伴って、まず、外付け給紙トレイ72が内側レール122を滑りながら引き出され、次いで、この内側レール122が伸びきった時点で、前記外付け給紙トレイ72に引っ張られる形で給紙機構ベース111(及び給紙機構73)が外側レール121を滑りながら引き出される。
このとき、給紙機構ベース111の引き出しに伴って、図7に示す紙はさみレバー118への押圧が解除されて用紙搬送路側へ向けて倒され、用紙搬送路内でジャムとなっている用紙が強制的に挟み込まれる。
そして、給紙機構ベース111に設けられたロック機構130のフック133bが筐体71の突起71aに当たると、外付け給紙トレイ72及び給紙機構73の引き出しが一時的に停止される。
【0032】
その後、ユーザーは、筐体71の外に出てきたレバー131を、図10及び図11において装置手前方向(図9(a)においては右方向)に倒す。
すると、図9(b)に示すように、前記フック133bと前記突起71aとの係合が解除され、ユーザーがこの状態で更にレバー104を引き出すと、前記外付け給紙トレイ72に引っ張られる形で給紙機構ベース111(及び給紙機構73)が外側レール121を滑りながら更に引き出される。
そして、給紙機構73全体が筐体71の外に出た直後に前記外側レール121が伸びきり、外付け給紙トレイ72及び給紙機構73の引き出しが最終的に停止される。
【0033】
そして、ユーザーは、図7に示す外側シュート114を押して回動させ、用紙搬送路(外側シュート114と内側シュート115との間に形成される用紙搬送路、及び、内側シュート115と搬送ロール113bとの間に形成される用紙搬送路の二本)を解放させ、ジャムとなった用紙を引きずり出してジャム処理を完了する。
【0034】
本実施の形態では、給送機構73を筐体71の手前側(画像形成装置の手前側)に引き出し自在とすることで、外付け給紙トレイ72の奥側に設けられた用紙搬送路で用紙ジャムが生じるような場合にも、ユーザー側(画像形成装置の手前側)からジャムとなった用紙の除去を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シートトレイの奥側に設けられたシート給送手段を、シートトレイと連動させて装置手前側に引き出すようにしたので、シートの補給及びシートのジャム処理を共に装置手前側から行うことができ、それゆえ、実質的なスペース効率を低下させることなく、しかもジャムとなったシートを容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図2】 実施の形態に係る画像形成装置で用いられる卓上レーザプリンタ(画像形成ユニット)の概要を示す説明図である。
【図3】 実施の形態に係る画像形成装置の斜視図である。
【図4】 実施の形態に係る画像形成装置の側面図である。
【図5】 実施の形態に係る画像形成ユニット及び給紙ユニットの断面図である。
【図6】 (a)(b)は外付け給紙ユニットの断面図である。
【図7】 給紙機構の説明図である。
【図8】 (a)〜(c)は外付け給紙ユニットにおける外付け給紙トレイ及び給紙機構の出し入れを示す模式図である。
【図9】 (a)(b)は給紙機構のロック機構の説明図である。
【図10】 外付け給紙ユニットでの給紙方法の説明図である。
【図11】 外付け給紙ユニット中でのジャム処理方法の説明図である。
【符号の説明】
1…装置本体,2…シートトレイ,3…シート給送手段,4…連動機構,5…移動規制手段,S…シート
Claims (3)
- シートを収容し且つ装置本体手前側より出し入れ自在に配設されるシートトレイと、
前記シートトレイの挿入方向奥側に設けられて当該シートトレイ内のシートを送り出すシート給送手段とを備えたシート給送装置において、
前記シートトレイに連動して当該シートトレイと同方向に前記シート給送手段を移動させる連動機構を具備させたことを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1に記載のシート給送装置において、
前記連動機構は、前記シートトレイ及びシート給送手段の移動方向の相対位置関係をずらすように前記シート給送手段を移動させることを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1に記載のシート給送装置において、
前記シートトレイが前記装置本体外へ引き出され且つ前記シート給送手段が当該装置本体内に収容される位置で、当該シートトレイの引き出し方向への移動を一時的に規制する移動規制手段を具備させたことを特徴とするシート給送装置。
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