JPH08504348A - 非摩耗性機械的締結システムおよびその製法 - Google Patents

非摩耗性機械的締結システムおよびその製法

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JPH08504348A JP6514361A JP51436194A JPH08504348A JP H08504348 A JPH08504348 A JP H08504348A JP 6514361 A JP6514361 A JP 6514361A JP 51436194 A JP51436194 A JP 51436194A JP H08504348 A JPH08504348 A JP H08504348A
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ジョセフ ケネス グーレイト,デビッド
アルバート トーマス,デニス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、平方インチあたり約1600乃至2500プロングを備え人の皮膚に対して実質的に非研摩性で非刺激性の、補形ループ締結材料と共に使用されるフック締結材料に関するものである。1つの実施態様において、このフック締結材料は、基板面の垂直に対して約90゜乃至約160゜の角度を成す係合手段を備えたプロングを有する。他の実施態様において、このフック締結材料は圧縮性基板上に形成される。さらに他の実施態様において、フック締結材料はビニル酢酸エチレンベースポリマーまたはポリエチレンベースポリマーから成るプロングを有する。このようなフック締結材料の製法および応用製品についても開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 非摩耗性機械的締結システムおよびその製法 発明の分野 本発明はフックおよびループ型の再締結可能の機械的締結システムに関するも のであり、さらに詳しくは自由形成プロングを有する再締結可能の機械的締結シ ステムおよびこのような機械的締結システムの製法に関するものである。 発明の背景 フック/ループ型機械的締結システムは公知である。このような締結システム は2つの主要部品、すなわちフック締結材料およびループ締結材料とを有する。 フック締結材料は基板に接合された係合要素列を含む。これらの係合要素は、ル ープ締結材料などの補形受け面に係合するように成されている。一般にループ締 結材料は、フック締結材料の係合要素がからみ合う事のできるループ、繊維また は類似物を含む。 フック締結材料は一般に人間の皮膚に対して刺激性で摩耗性であるので、締結 システムが人間の皮膚に近接配置される用途には不適当である。従って、人間の 皮膚に対して非刺激性で非研摩性の、すなわち「皮膚にやさしい」フック締結材 料が必要である。このような皮膚にや さしい機械的締結システムは特に生理用ナプキン、使い捨てオシメ、失禁衣類な どの製品について有効であろう。 従って、本発明の目的は機械的締結システムを人の皮膚に近接配置する用途に 使用される皮膚にやさしい機械的締結システムを提供するにある。 また本発明の目的はこのような締結システムの製法を提供するにある。 発明の概要 本発明は機械的締結システムの部品として使用されるフック締結材料に関する ものである。このフック締結材料は基板とプロング列とを含み、各プロングはベ ースと、シャンクと、係合手段とを含む。さらに各プロングはビニル酢酸エチレ ンから成る。好ましい実施態様において、プロング列は約1,600乃至約2, 500プロングを含む。 本発明の特に好ましい実施態様において、プロングはさらに実質的に一定直径 のシャンクを含む。最も好ましい実施態様においては、締結材料はさらに圧縮性 基板を含む。 本発明によって製造された締結システムの適当なしかし非制限的用途の例はオ シメなどの使い捨て吸収性製品に関連する。本発明の締結システムのこの用途例 について詳細に説明する。 図面の簡単な説明 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが本発明はこれに限 定されるものではない。これらの付図において、類似要素は1つまたは複数のプ ライム符号をつけてまたは100を加えた数字によって示す。 第1図は本発明による締結システムの斜視図を示す顕微鏡写真であって、係合 手段が実質的に同一方向に配向された状態を示す図である。 第2図は第1図の締結システムの1つのプロングの側面図である。 第3図はマシュルーム型プロングの側面図である。 第4図は本発明の締結システムの製造に使用されるスクリーン印刷装置の側面 図である。 第5図は本発明の締結システムを備えた使い捨てオシメの平面図であって、内 部を示すために一部破断されオシメ外側面を上にした図、 第6図は第5図の6−6線にそった断面図である。 第7図はポケットを成すように外周にそって接合された2層から成る圧縮性基 板を含む本発明の締結システムの断面図である。 第8図は基板垂線に平行な線に対して約180゜の夾角Θを有する本発明の締 結システムのプロングの側面図である。 第9図は約90゜の夾角Θを有する第8図と類似の図 である。また、 第10図は140゜の夾角Θを有する第8図と類似の図である。 発明の詳細な説明 本発明の機械的締結システム20は少なくとも1つのプロング22、好ましく は基板24に対して第1図に図示のような特定のパタンで接合されたプロング2 2の列を含む。プロング22はそれぞれベース26、シャンク28および係合手 段30を有する。プロング22のベース26は基板24に接触し固着して、シャ ンク28の近位端を支持する。シャンク28は基板24およびベース26から外 側に突出する。シャンク28は遠位端に終わり、この遠位端が係合手段30に接 合されている。係合手段30はシャンク28から横方向に1つまたは複数の方向 に突出して、フック状刺を成す。この場合、用語「横方向」とは基板14の面に 対して全体として平行なベクトル成分を有する事を意味する。係合手段30がシ ャンク28の外周から横方向に突出しているので、この係合手段30は補形受け 面(図示されず)に対して固着される。係合手段30はシャンク28の遠位端に 対して接合されまたは好ましくは一体を成す。 プロング22の列は、下記に記載し請求するように自由形成プロング22を生 じる方法によって製造される。この場合、「自由形成」とは金型キャビティまた は押出 ダイスから固体状でまたは特定形状で取り出されない構造を意味する。プロング 22は後述の基板24上に、溶融状態で好ましくは液状で配置され、下記に説明 するように所望の構造または形状の剛性となるまで冷却しまたは好ましくは凍結 する事によって固化される。 自由形成プロング22の列は好ましくは一般に回転スクリーン印刷と呼ばれる 方法と類似の製法によって製造される。この方法は印刷シリンダ73と呼ばれる 全体として円筒形のスクリーン状の溶着手段を使用する。この製法を使用する場 合、両側面を有する基板24が第4図に図示のように印刷シリンダ73とバッキ ングロール74との間のニップ70を通過させられる。印刷シリンダ73とバッ キングロール74は相互に全体として平行な中心線を有し、基板24が前記ニッ プ70を通過する際にこの基板24と接触関係に保持される。この場合、印刷シ リンダ73と呼ばれる溶着部材は、基板24上に溶着されるプロング22の所望 のパタンに対応する開孔56と呼ばれるパーフォレーション列を有する。バッキ ングロール74と呼ばれる第2ロールは、基板24がニップ70を通過する際に 印刷シリンダ73に対して基板24を配置するため印刷シリンダ73に対して反 力を生じる。プロング22を形成する液状、感熱性、好ましくは熱可塑性材料が 加熱された加圧バー81などの加圧源から供給される。印刷シリンダ73がその 軸線回りに回 転させられる際に感熱材料がドクターブレード83によって開孔56の中に押し 込まれる。次にこの感熱材料が開孔56から基板24上に所望パタンで押出され る。 基板24と印刷シリンダ73の間の相対運動が進むに従って、プロング22が 基板24の面に全体として平行な横方向ベクトル成分を有する方向に延伸されて 、シャンク28と係合手段30とを形成する。最後にプロング22のモイルが剪 断手段78によって係合手段30から切断される。熱可塑性プラスチックの粘弾 性の故にプロング22が収縮する。またプロング22は、重力作用および冷却に 際しての収縮作用によっても収縮すると思われる。次にプロング22をシャンク 28に隣接する係合手段30を有する固体構造に冷却し好ましくは凍結する。 締結システム20は補形の受け面に対して固着される。この場合、締結システ ム20の係合手段30が固着される用語「受け面」とは、係合手段30に対して 補形の密に配置された開口を有し1つまたは複数のストランドまたは繊維によっ て画成される露出面、または局所的変形を示して係合手段30が捕捉され干渉な しでは引き抜かれない露出面を有する任意の面または表面を言う。これらの開口 または局所的弾性変形は係合手段30を受け面の面の中に入らせ、他方開口また は変形区域の間に介在する受け面のストランド(または非変形材料)が、ユーザ の望むまでまたはその他、締結システム20剥離力ま たは剪断力が超過されるまで、締結システム20の引き抜きまたは離脱を防止す る。受け面は平坦としまたは湾曲形とする事ができる。 ストランドまたは繊維を有する受け面は、ストランドまたは繊維間の開口が少 なくとも1つの係合手段30を受け面の中に進入させてこれらのストランドまた は繊維が係合手段30によって係合されまたは受けられるようなサイズを有する ならば「補形面」と呼ばれる。局所的に変形性の受け面は、少なくとも1つの係 合手段30が受け面に対して局所的擾乱を生じこの擾乱が締結システム20の受 け面からの離脱または分離に抵抗するならば、「補形面」と呼ばれる。 適当な受け面は、網状フォーム、編成ファブリック、織布または不織布、およ びニューハンプシャー、マンチェスター、ベルクロUSAから市販されるベルク ロブランドのループ材料などのステッチボンディッド・ループ材料を含む。特に 適当な受け面は任意適当な商業的カーディング法またはスパンボンディング法に よって製造された約17.1グラム/平方メートル(0.5オンス/平方ヤード )の坪量を有するプロピレン不織布である。適当な不織布は、マサチューセッツ 02081、ウォルポール、ベラテック・インコーポレイテッド、インターナ ショナル・ペーパ・カンパニー・ディビジョンから入手される。サウス・カロラ イナ、スパータンバーグ、 ミリケン・カンパニーによって販売されるステッチボンディッドファブリック# 970026などの他の受け面を使用する事もできる。 締結システム20の部品をさらに詳細に検討するため再び第2図を参照すれば 、締結システム20の基板24は、締結システム20の各プロング22間の裂開 または分離を防止する程度に強力であり、またプロング22が容易に固着され、 ユーザの所望のように製品に対して接合されうるものでなければならない。この 場合、用語「接合」とは、1つの部品を他の部品に対して直接に固着する構造、 および部品を中間部品に固着しこの中間部品を他の部品に固着する事によって1 つの部品を他の部品に間接的に固着する構造を含む。第1部材または第1部品と 第2部材または第2部品との間の組合わせは製品寿命期間中存続するものとする 。「基板」は1つまたは複数のプロング22が接合される任意の露出面である。 また基板24は巻き取られ、通常の製造工程に耐え、所望形状に湾曲されまた は曲げられるように可撓性であり、またその上に溶着される液状プロング22が 凍結するまで融解またはその他の有害作用を生じる事なくプロング22の熱に耐 える事ができなければならない。しかし、さもなければ液状プロング22の熱に 耐える事のできないような基板24を使用できるように、バッキングロール74 を冷却する事ができる。種々の幅の基板24 を入手する事ができる。適当な基板24は編成ファブリック、織成材料、不織布 材料、ゴム、ビニル、フィルム、特にポリオレフィンフィルムおよび好ましくは ポリエステルフィルムを含む。17.1グラム/平方メートル(14.26グラ ム/平方ヤード)の坪量と、 約0.008乃至約0.15ミリメートル(0.0003乃至0.006インチ )の厚さを有するポリエステルフィルム基板24が好適である事が発見された。 このような材料はサウスカロライナ 29651、グリーアのヘキスト・セラニ ーズから商標Hostaphan2400フィルムとして市販されている。(厚 紙などの剛性基板も使用する事ができる。) ベース26は基板24に固着されたプロング22の全体として平坦な部分であ り、プロング22のシャンク28の近位端と一体を成す。この場合、用語「ベー ス」とは、基板24に直接に接触しプロング22のシャンク28を支持するプロ ング22の部分である。ベース26とシャンク28の間の境界が明白である必要 はない。使用中にシャンク28がベース26から分離されずベース26が基板2 4から分離しなければ十分である。ベース26の断面積は、プロング22のパタ ン密度とシャンク28および係合手段30のゼオメトリーに基づいて締結システ ム20の所望の剥離強度および剪断強度を与えるのに十分な構造一体性を与え、 また基板24に対する十分 な接着を生じなければならない。長いシャンク28が使用されれば、基板24に 対する十分な接着性と十分な構造一体性とを生じるためにベース26はそれだけ 大きな横断面積を有しなければならない。 基板上のベース26の足跡の形状は全体として印刷シリンダ73の表面の開孔 の断面形状に対応する。この際用語「足跡」とは、基板24上のベース26の平 坦な接触面を言う。この足跡の辺のアスペクト比が増大するに従って、プロング 22は足跡の短い辺に対して平行な重力などの力を受けた時に不安定となる。実 質的に基板24のマシン方向に対向するプロング22を形成するため、約1.5 :1以下のアスペクト比が好ましく、一般に円形足跡が一層好ましい。しかし、 方位角を有するプロング22を形成するためには、すなわちマシン方向以外の方 向に配向されたプロングを形成するには、約1.5:1以上のアスペクト比が好 ましく、一般に約1.5:1以上のアスペクト比を有する楕円形または三角形足 跡がさらに好ましい。方位角プロング22を形成する方法は下記にさらに詳細に 説明される。 図示の実施態様において、大体に円形の直径約0.10mm乃至0.30mm (0.004−0.012インチ)の足跡を有するベース26が適当である。締 結システム20の特定方向の剥離強度または剪断強度を増大する事が望ましけれ ば、この方向においてベース2 6の断面積を拡大するように変形し、このような方向に平行な軸線における強度 と構造一体性とを増大させる。このような変形によりプロング22はベース26 の拡大された方向において引張れた時に強力となる。 シャンク28はベースと一体を成し、またベース26および基板24から外側 に突出する。この場合、用語「シャンク」とはベース26および係合手段30の 中間にあってこれと一体を成すプロング22の部分を言う。シャンク28は基板 24から係合手段30を長手方に離間させる。この場合、用語「長手方」とは、 基板24から離間するベクトル成分を有する方向を意味し、この方向はプロング 22のベース26における基板24の面に向かうベクトル成分を有する方向と特 記されない限り、このような基板面24の面までの距離を増大させる。 各プロング22のシャンク28とベース26に対して原点36が対応する。シ ャンク28の「原点」は、ベース26の中心と見なされ代表的にはベース26の 足跡の中にある点である。原点36はプロング22を側面から見る事によって発 見される。「側面から見る」とは、シャンク28およびベース26の方に放射方 向に向かい基板24の面に対して平行な方向である。 特定の横方向から見てベース26の足跡の両端間の横方向間隔を求め、この間 隔を二等分する事によって、この横方向から見たベース26の中点を得る。特定 の横方 向から見てベース26の足跡を二等分する時に、このベースを基板24に固着す る際に生じるバリまたは凹凸などの小さな不連続部分は無視される。この点がシ ャンク28の原点である。 ベース26とシャンク28との境界が明白である必要はないが、シャンク28 の縁または側面がベース26の外側縁と接続する必要もない。シャンク28はベ ース26の外側縁から少し内側の点においてベース26から突出して、第1図に 図示のように環状外周部25を成す事ができる。環状外周部25は、シャンク2 8がベース26に固着される点においてシャンク28の回りにリングを成すよう に基板24に対して取り付けられたプロング材料の比較的薄い層である。環状部 25はバリまたは凹凸部とは見なされず、プロング22のベース26の一部と見 なされる。 シャンク28は基板24の面に対して角度αを成す。この場合、「基板の面」 とは、プロングのベース26における基板24の平坦面を言う。角度αは次のよ うにして求められる。プロング22を輪郭において見る。「輪郭において見る」 とは、下記に述べるような2つの特定の側面視界の一方である。プロングの最大 横方向投影38の得られる側面からプロング22を見る。「横方向投影」とは、 横方向から見たベース26の中心、すなわちシャンク28の原点36から、プロ ング22の最も横方 向の点を基板24の面に向かって長手方に垂直に投影した投影点まで、基板の面 にそって横方向に取られた間隔である。 当業者には明らかなように、最大横方向投影38は原点36からシャンク28 または係合手段30の外側縁までの投影である。この横方向投影38を最大にす るプロング22の側面視界がこのプロングの輪郭視界である。また当業者には明 らかなように、締結システム20が下記に述べるような方法で製造され、また最 大横方向投影38が全体としてマシン方向に配向されるならば、その輪郭視界は 全体としてクロスマシン方向に配向される。また、最大横方向投影38が全体と してクロスマシン方向に配向されていれば、輪郭視界がマシン方向に配向される 事は明らかであろう。第2図の側面図はプロング22の一方の輪郭視界である。 当業者には明らかなように、この輪郭視界から大体180゜反対側に他の輪郭視 界がある(その場合、最大横方向投影38は観察者から見て左側に配向される) 。これら2つの輪郭視界のいずれも下記に述べる手順および用途について適当で ある。 前述のように、シャンク28の原点36はプロング22を輪郭視界において求 められる。この輪郭視界において、次に基板24の面に対して平行な仮想切断面 40−40を基板の面から最大垂直距離にあるプロング22の点またはセグメン トにおいてプロング22の外周に接す るように引く。これはプロング22の最高部分に対応する。次にこの仮想面40 −40を前記の最大垂直距離の1/4だけ前記の最高点から基板24に近づける と、この切断面40−40がプロング22を基板の面から前記垂直距離の3/4 の高さにおいて切る。 次にこの仮想切断面40−40を使用してプロング22の3点を特定する。そ の第1点は、切断面がプロング22の前縁42を切る点であって、75%前縁点 44と呼ばれる。「前縁」とは、基板24の面から長手方に反対方向に向いたシ ャンク28の外周の頂線である。第2点はプロング22の中心を通って約180 ゜に配置され、切断面40−40がプロングの後縁46を切る点であって、75 %後縁点と呼ばれる。「後縁」とは、基板24の面に長手方に対向するシャンク 28の外周の頂線であって、前記の前縁42から反対側に配置される。もちろん これら2つの点を結ぶ線は切断面40−40の中にあり、この線を二等分して仮 想切断面40−40の中点47を得る。次にこの中点47をシャンク28の原点 と結ぶ線を引く。この線が基板24の面と成す傾斜角度αがシャンク28の角度 αである。 言い替えれば、シャンク28が基板24の面に対して成す角度αは、中点47 とシャンク原点36とを結ぶ線によって原点に対する垂線の反対側に成される角 度の90゜補角である。従って、シャンク28、特に原点 36に向かって任意の放射方向に、基板24の面に対して平行に、この垂線に対 して直角に見た時に、この線が基板24の面に対して成す最小角度がシャンク2 8の角度αである。また、マシン方向に見た時に最大横方向投影38を有するプ ロングをマシン方向から見た時、またはその約180゜反対側から見た時、ある いはクロスマシン方向に最大横方向投影38を有するプロングをクロスマシン方 向に見た時、シャンク28の見掛け角度αは約90゜となる事は理解されよう。 しかし、前記のように測定される角度αは、垂直から最も離れた角度であって、 従ってマシン方向に配向されたプロングをクロスマシン方向から見た時に、また クロスマシン方向に配向されたプロング22をマシン方向に見た時に求められる 角度αである。 シャンク28の角度αは基板24の面に対して全体として垂直とする事ができ るが、投影38に対して平行な特定方向における剥離強度を増大するにはこの角 度αを基板の面に対して鋭角で配向する事が好ましい。しかし、シャンク28の 角度αは垂線から過度にそれてはならない。さもなければ、特殊の指向性剪断強 度を有する締結システム20が生じる。本発明の実施態様の場合、シャンク28 は約45゜乃至約80゜、好ましくは約65゜の角度αを有すれば良く作動する 。シャンク28の角度が約80゜以下であれば、このシャンク28は基板24 の面に対して非垂直配向と見なされる(横方向配向は別として)。 また前記の仮想切断面40−40と輪郭視界とを使用して、プロングの前縁4 2と後縁46の基板面に対する角度を求める事ができる。これらの角度を求める ため、前記のようにして75%前縁点44と75%後縁点48とを求める。ベー スの先端点50は下記のようにして求められる。輪郭視界において見てベース2 6の線とシャンク28の前縁42とを交わらせる。この交点を「ベース先端点」 50と呼ぶ。この場合前記のようにシャンク28を基板24に接合する際に生じ るベース26近くの多少の凹凸は無視される。前記の75%前縁点44をこのベ ース先端点50と直線で結ぶ。この直線は、原点およびシャンク28の中心の方 に開き、基板24の面に対する夾角βLを成す。この角度βLは前縁42の角度 、または単に前縁角度と呼ばれる。 ベース後端点52はベース26の中心に対して前記のベース前端点50から1 80゜に配置され、下記のようにして求められる。ベース26の足跡の線をシャ ンク28の後縁46と交わらせる。この交点が「ベース後端点」52である。前 記のように、このベース後端点52を求める際にはシャンク28を基板24に取 り付ける際に生じるベース26近くのシャンク28の多少の凹凸は無視される。 前記のように、75%後縁点48をベース後端 点52と直線で結ぶ。この直線は、基板24の面に対して、原点36とシャンク 中心に向かって開いた夾角βTを成す。この夾角βTは後縁36の角度、または 単に後縁角度と呼ばれる。 それぞれ角度βLとβTとを成すプロングの前縁42と後縁46はシャンク2 8の側面の平行性を決定する。これらの角度が相互に補角でなければ(すなわち 約180゜の算術和を成さなければ)、シャンク28の側面は非平行と言われる 。シャンク28の側面が相互に非平行であれば、これらの角度βLとβTを成す 直線が基板24の上方または下方において交わる。これらの角度が相互に等しく なくまたこれらの角度を成す直線が基板24の面の上方において(ベース26の 長手方外側において)交わるならば、プロング22はベース26から遠位端およ び係合手段30の方向に集中する。これらの角度βLとβTが同一方向に開きま たそれぞれの補角が等しければ、シャンク28の側面が相互に平行である。 基板に対して約45゜±30゜の前縁角度βLを成す前縁42を成すシャンク が適当である。また基板に対して約65゜±30゜の後縁角度βTを成す後縁4 6が適当である。このような角度を有するシャンクは前記のシャンク夾角αの範 囲と結合されて基板24に対して適当に配向されたテーパシャンク28を成し、 余分のプロング材料を使用する事なく高い剪断強度と剥離強度とを生 じる事ができる。 前記の測定は、ニュージャージ、マウンテン・レークのラム−ハート・インコ ーポレイテッドによって販売されるモデル100−00 115角度計を使用し て容易に実施される。さらに詳細な測定が望まれるならば、輪郭視野における原 点36、切断面40−40、先端角度βL、後端角度βT、ベース点50および 52、75%点44および48およびシャンク28の角度αの測定は望ましくは プロング22の写真を撮影する事によって実施される。マサチューセッツ、ニュ ーベッドフォード、アーミ・インコーポレイテッドによって市販されるモデル1 700走査電子顕微鏡がこの目的に適している事が発見された。必要ならば、最 大横方向投影38、従って横方向視野を測定するため、必要なら数枚の写真を撮 る事ができる。 シャンク28は、その係合手段30がストランドを容易に捕らえまたは係合す る事のできる高さまで係合手段30を基板24から離間するのに十分な距離、ベ ース26から長手方に突出しなければならない。比較的長いシャンク28は、受 け面の中により深く進入し従ってより多くのストランドまたは繊維を捕らえまた は係合できる利点を示す。逆に比較的短いシャンク28が比較的強いプロング2 2を生じる利点はあるが、これに対応して受け面の中への進入度が少なくなり、 従ってウールまたは 緩いステッチボンド材料など、パック密度の低いストランドまたは繊維を有する 受け面には不適当である。 前述のようにシャンク28の長手方長さが基板24から係合手段30までの長 手方間隔を決定する。「長手方間隔」とは、基板24の面から係合手段30の外 周まで−最小垂直距離である。一定ゼオメトリ−の係合手段30の場合、基板2 4から係合手段30までの長手方間隔はシャンク28の長手方長さが増大するほ ど増大する。対応の受け面のストランドまたは繊維の直径の少なくとも約2倍、 好ましくは約10倍の長手方間隔が、係合手段によるストランドまたは繊維の良 好な捕捉まは係合および保持を生じる。本発明の実施態様の場合、0.10ミリ メートル乃至約0.20ミリメートル(0.004乃至0.008インチ)の長 手方間隔を有するプロング20が良く作動する。 シャンク28の断面形状は任意である。すなわち前記のベース26の断面に関 するパラメータに従って任意所望の断面とする事ができる。「断面」とは、シャ ンク28または係合手段30に対して垂直にとられたプロング22の任意部分の 断面である。前述のように、シャンク28は、その遠位端および係合手段30の 遠位端に長手方および横方向に近づくに従って断面が減少するようにテーパを成 す事が好ましい。このようなテーパ構造はシャンクおよび係合手段30の慣性モ ーメントを減少させ、 従って、締結システム20に対して分離力が加えられた時にほとんど一定応力の プロング22を生じ、従ってプロングの中に合体される不必要な材料の量を低減 させる。 広範なサイズのプロング22において所望のゼオメトリーを保持するため、プ ロング22の設計に際して全体的に均一な断面積比を使用する事ができる。プロ ング22の全体的テーパを制御する1つの比率は、ベース26の断面積とプロン グ22の「最高レベル」におけるプロング22の断面積との比率である。用語「 最高レベル」とは、基板24の面から最大垂直距離を有するシャンク28または 係合手段30の点またはセグメントを言う。代表的には、約2:1乃至9:1の 範囲内のベース26断面積:最高断面積比を有するプロング22がよく作動する 。 一般に、前記のように、直径約0.10ミリメートル乃至約0.30ミリメー トル(0.004乃至約0.012インチ)のベース26の直径から約0.07 ミリメートル乃至約0.25ミリメートル(0.003乃至0.010インチ) の最高レベル直径まで先細に成った円形断面のシャンク28が本発明の実施態様 について適当である事が発見された。さらに詳しくは、最高レベルにおいて約0 .20ミリメートル(0.008インチ)の直径の円形断面積は約0.040平 方ミリメートル(0.000064平方インチ)の最高レベル断面積 を生じる。約0.03ミリメートル(0.012インチ)の円形断面ベース26 は、約0.09平方ミリメートル(0.00014インチ)のベース26断面積 を生じる。この構造は約2.25:1のベース26断面積:最高断面積比を生じ 、これが前記の範囲内にある。 係合手段30はシャンク28に対して接合され、また好ましくはシャンク28 の遠位端と一体を成す。係合手段30はシャンク28の外周から放射方向外側に 突出し、また長手方に、すなわち基板24に向かってあるいは基板24から離れ る方向に突出するベクトル成分を有する事ができる。この場合「係合手段」とは 、シャンク28の外周から横方向に突出し受け面からの分離または除去に抵抗す る突出部分を言う(シャンク28の外周面の小凹凸を除く)。「外周」とはプロ ング22の外側面を言う。「放射方向」とはベース26の足跡の中心の原点36 を通る基板24に対する垂線に向かう方向またはこの垂線から離れる方向を意味 する。 さらに詳しくは、横方向突出部分は基板24の面に対して平行に基板面に対向 するベクトル成分を有する。係合手段30とシャンク28は横方向ベクトル成分 と長手方成分の両方を有する事ができるものとする。またシャンク28の遠位端 の鋭い端末が見られる事、またはシャンク28と係合手段30との間の区画が明 白である事は必要ない。長手方に向けられたシャンク28の外周面が 中断されて、係合手段が基板24の面に対して平行に対向するベクトル成分の面 を有すればよい。 係合手段30はシャンク28よりも大きな横方向投影38を有する事ができ、 またその逆とする事ができる。図示のように係合手段30は好ましくは弧状を成 し凹角曲線を有する事ができる。係合手段30が凹角曲線を有する時、この係合 手段30はベース26においてまたはベース26から横方向に離れた箇所におい て長手方に基板24に近づくセグメントを含む。このセグメントは、放射方向に 原点36に向かう必要はないがシャンク28に向かって横方向に向かう。 比較的単一方向の剥離強さが望まれるならば、この締結システム20の各プロ ング22の係合手段30は実質的に同一横方向に延在する事ができ、あるいは任 意横方向への実質的に等走的剥離強さを生じるためにはランダムに配向する事が できる。係合手段30はシャンク28の一方の側面から突出して全体として凸形 輪郭を成し、受け面の開口の中に進入して係合手段30の曲率半径4の内側に受 け面のストランドまたは繊維を受けるフック状刺とする事ができる。締結システ ム20の剥離強さまたは剪断力を越えるまでは、この係合手段30と受け面のス トランドまたは繊維との界面が受け面からの締結システム20の離脱を防止する 。係合手段30は横方向にあまりに突出してはならない。さもなければ係合手段 が 受け面の開口の中に入る事ができない。係合手段30の断面は受け面の開口の中 に入るサイズとしなければならない。 係合手段30が与えられた密度のプロング列を有する締結システム20の所望 の剥離強さおよび剪断強さに対応する剪断強さと曲げ強さを生じる一体的構造を 成す限り、この係合手段30の断面積およびゼオメトリ−は任意である。この実 施例の場合、ベース26の中心から横方向縁まで約0.18ミリメートル乃至約 0.34ミリメートル(0.007乃至0.013インチ)の最大横方向投影3 8を有するフック状刺形係合手段30が適当である。 プロング22の列は、締結システム20のそれぞれの用途に必要な剥離抵抗お よび剪断抵抗を生じる事のできる所望のパタンおよび密度を有する。一般にプロ ング列の密度が増大するに従って、剥離強さおよび剪断強さがこれに比例して直 線的に増大する。また各プロング22は隣接プロング22の係合手段30が受け 面のストランドまたは繊維を受ける事を妨げる程度に相互に近接してはならない 。プロング22が相互に近づきすぎると、受け面のストランドまたは繊維の圧縮 またはマット化を生じ、ストランドまたは繊維間の開口を閉塞する。逆にプロン グ22は、十分な剪断強さおよび剥離強さの締結システム20を生じるために過 大な基板面を必要とする程 度に相互に離間してはならない。 一般に各プロングが列の中において隣接プロング22から等間隔に配置される 事が望ましい。またプロング列は下記に説明する製造方法に従ってマシン方向お よびクロスマシン方向に開口される。締結システム20および受け面に対して分 離力が加えられる時にこの締結システム20と受け面全体に均一な応力フィール ドを生じるように、一般にマシン方向およびクロスマシン方向のプロング列はそ れぞれ隣接の列から等間隔に配置されなければならない。 本明細書において用語「ピッチ」とは、隣接列のプロングのベース26の足跡 の中心間のマシン方向またはクロスマシン方向に測定された間隔を言う。代表的 には、マシン方向とクロスマシン方向において約1.0ミリメートル乃至約2. 0ミリメートル(0.039−0.078インチ)のピッチ範囲を有するプロン グ列を含む締結システム20が適当であり、約1.3ミリメートル(0.051 インチ)のピッチが適当である。好ましくは、隣接クロスマシン方向列をクロス マシン方向に約1/2ピッチ片寄らせて、マシン方向における隣接クロスマシン 方向列の間隔を倍増する事ができる。 プロング22は、マシン方向およびクロスマシン方向の両方向においてセンチ メートルあたり約2乃至約22列(インチあたり5−50列)のプロング列を有 する1 平方センチメートルグリッド上にマトリックス配置されているとみなす事ができ る。 本発明の方法は非常に密なプロング列を有する締結システムを形成する事がで きる。これは、本発明によるプロング列の密度が溶着部材中に形成されうるメッ シュまたは開孔の数によってのみ制限されるからである。現在、平方センチメー トルあたり約1600メッシュ(平方インチあたり10,000メッシュ)まで の溶着部材を製造する事が可能である。従って、本発明の方法を使用して、平方 センチメートルあたり約1600プロング(平方インチあたり10,000プロ ング)までの締結システムを製造できると思われる。 プロング22は、固相の際に安定で形状保持性であるが締結システム20が剥 離力を受けた時に折損を生じるほど脆くない任意の感熱性材料で製造する事がで きる。本明細書において「感熱性」とは、熱を加えた時に固相から液相に徐々に 変化する材料を意味する。折損は、剥離力の存在においてまたは剥離力を受けた 時に破断してもはや反力を保持しない時に生じたとみなされる。好ましくは、A STM標準D−638法によって測定して、平方メートルあたり約24,600,000− 約31,600,000キログラム(平方インチあたり35,000−45,000ポンド )の弾性引張モジュラスを有する材料が好ましい。 さらにプロング材料は、その融点近くで比較的処理し やすく比較的高い粘度を有して付着性の強靭なコンシステンシーを示し、前記の 製法においてシャンク28が延伸され係合手段30が容易に形成される程度に低 い融点を有しなければならない。またプロング22はプロング構造に影響するパ ラメータ、特に係合手段30のゼオメトリーのより大きな変動を可能とする程度 に粘弾性である事が重要である。 粘度は、Reheometrics Model 800 Mechanical Spectromterを使用し、10ヘ ルツサンプリング周波数と10%材料歪との動的操作モードを用いて測定する事 ができる。ディスク/プレート型ゼオメトリーが好ましく、特に約12.5ミリ メートルの半径を有するディスクと、ディスク/プレート間の約1.0ミリメー トルのギャップを使用する事が好ましい。 プロング22は好ましくは熱可塑性材料から成る。用語「熱可塑性」は熱およ び圧力を加えた時に流れる感熱材料の非橋かけ結合ポリマーを言う。特に下記の 方法によって本発明の締結システム20を製造するために、ホットメルト接着性 プラスチックが特に適当である。本明細書において「ホットメルト接着性」とは 、常温において固体であり高温において流体となり溶融状態で溶着されうる熱可 塑性化合物を言う。ホットメルト接着剤の例は、ニューヨーク 10020、ニ ューヨーク、135ウエスト 50th ストリート、バン・ノストランド ・レインホルドカンパニーから1977年に発行されたアーヴィング・スケイス ト著「ハンドブック・オブ・アドヘッシブズ(Handbook Of Adhesives)」に記 載されている。この文献を引例とする。ポリエステルおよびポリアミドホットメ ルト接着剤が適当である。この場合、用語「ポリエステル」および「ポリアミド 」はそれぞれ反復エステルまたはアミドユニットを有する分子鎖を意味する。 特に好ましい感熱材料の粘度およびレオロジー特性は米国特願第07/969 ,604号に記載され、この米国特願を引例とする。 皮膚にやさしい機械的締結システム プロング22を有する締結システム20が下記に詳細に説明するように使い捨 てオシメまたは失禁ブリーフの締結手段として使用される場合または生理用ナプ キンを着用者のパンティーに固着するための手段として使用される場合、皮膚に やさしい締結システムを備える事が望ましい。本明細書において用語「皮膚にや さしい」とは、人の皮膚に対して実質的に非刺激性で非研摩性の締結システムを 言う。特に好ましい生理用ナプキン構造は米国特願第07/ 、 号、 改良型機械的締結システムを有する使い捨て吸収性製品」に記載され、この特願 を引例とする。 (1)列中の単位面積あたりプロング数を増大し、 (2)プロングの形状また/あるいは基板に対するシャンクの角度を調整し、( 3)プロングを「圧縮性」基板上に形成し、また/あるいは(4)プロングを形 成するために「より柔らかな」ティシュを使用する事により、さらに皮膚にやさ しいフック締結部材を製造できる事が発見された。 密にプロングを配列された列を有する締結システムは粗なプロング列を有する 締結システムより皮膚にやさしい傾向のある事が発見された。好ましくは締結シ ステムは、各方向においてセンチメートルあたり約8乃至約40列(インチ20 乃至100プロング列)を有する。このグリッドは基板24の平方センチメート ルあたり約64乃至約1600プロング(平方インチあたり400乃至10,0 00プロング)を有する締結システムを生じる。さらに好ましくは締結システム 20はセンチメートルあたり約10乃至約30プロング列(インチあたり約25 乃至75プロング列)を有する。このグリッドは平方センチメートルあたり約1 00乃至約900プロング(平方インチあたり625乃至5625プロング)を 有する締結システムを与える。最も好ましくは、締結システム20はセンチメー トルあたり約12乃至約24プロング列(インチあたり30乃至60プロング列 )を有する。このグリッドは基板の平方センチメートルあたり約144乃至約5 76プロング(平方インチあたり900 乃至3600プロング)を有する締結システムを生じる。好ましい実施態様にお いて、締結システムは各方向においてセンチメートルあたり約16プロング列( インチあたり40プロング列)を有する。このグリッドは基板の平方センチメー トルあたり約256プロング(平方インチあたり1600プロング)を有する締 結システムを生じる。しかし各方向においてセンチメートルあたり24プロング 列(インチあたり60プロング列)を有する締結システムは非常に皮膚にやさし い締結システムを生じ、さらに好ましい。このグリッドは基板の平方センチメー トルあたり約576プロング(平方インチあたり3600プロング)を有する締 結システムを生じる。 また、ある程度圧縮性の基板を使用する事により、さらに皮膚にやさしい締結 システムの製造できる事が発見された。本明細書において、「圧縮性」とは、プ ロングおよび/または基板に対して圧力が加えられた時に基板が圧縮されてプロ ングを枢転させまたは片寄らせる基板を言う。圧縮性基板の例は、天然フォーム ラバー、ポリウレタンフォーム、天然スポンジ、合成スポンジおよび類似物など のフォーム材料である。 圧縮性基板の他の例は第7図に図示のような機械的締結システム54の多層基 板24である。第7図の基板24は上層86、この上層に接合されてポケット8 8を形成する下層87、およびポケット88の中に配置された 流体を含む。この多層基板は第7図に図示のように単一のポケット88を含む事 ができるが、複数のポケットを含む事ができる。多層基板24が複数の別個のポ ケットを含む場合、各ポケットを覆う上層の上に単数または複数のプロングを配 置する事ができる。 前記の上層86は、通常の製造工程に耐えるように巻き取る事ができ、また基 板24が所望の形状に曲げられるように可撓性であり、またその上に溶着される 液状プロング22が冷却するまで溶融またはその他有害な効果を生じる事なくプ ロングの熱に耐える物でなければならない。また上層86は、漏れを生じる事な く流体を収容し、また破裂する事なく流体を保持できる程度に強くなければなら ない。上層86の適当な材料はゴム、ビニル、フィルム、特にポリオレフィンフ ィルムおよび好ましくはポリエステルフィルムである。平方メートルあたり17 .1グラム(平方ヤード14.26グラム)の坪量と、約0.008乃至約0. 15ミリメートル(0.000さらに乃至0.006インチ)の厚さを有するポ リエステルフィルム基板24が適当である。このような材料は、サウスカロライ ナ 29651、グリーアのヘキスト・セラニーズから商標Hostaphan 2400フィルムとして市販されている。 下層87も、通常の製造工程に耐えるように巻き取られる事ができ、また基板 24が所望形状に曲げられるよ うに可撓性であり、漏れを生じる事なく流体を収容できる程度に非多孔性であり 、また破裂する事なく流体を保持できる程度に強くなければならない。下層87 の適当な材料は上層86について述べたのと同様の材料とする事ができる。下層 87は、上層86に対して、接着剤接合、加熱シール、超音波結合、自生的結合 など任意公知の手段によって接合する事ができる。特に好ましい自生的結合法は 米国特許第4,845,984号に記載され、この特許を引例とする。 使用される流体は、基板24の1つの区域に対して圧力が加えられた時にこの 区域から脱出し圧力が除かれた時にこの区域にもどる事のできる任意の液体また はガスとする事ができる。第7図において使用するに適した流体の例は水、空気 、不活性ガスなどである。簡単さと経済的な理由から、この流体は多層基板の製 造時点に製造箇所に存在する周囲空気とする。ポケット88が形成されこのポケ ットの中に流体が捕らえられまたは挿入された後に上層86の上にプロング22 を印刷またはその他の方法で形成する事ができる。しかしポケット88が形成さ れる前に上層86の上にプロング22を形成する事が好ましい。好ましい実施態 様において、上層86を下層87に接合する前にプロング22を上層86の上に 形成する。 「やわらかな」樹脂を使用する事によりさらに皮膚に やさしい締結システムを製造できる事が発見された。本明細書において「やわら かな樹脂」とは、可撓性のあるいは破裂する事なく力を受けた時に曲がる事ので きる係合要素を形成する樹脂を言う。ビニル酢酸エチレンベースポリマー(また は単に「EVA樹脂」)およびポリエチレンベースポリマーは力を受けた時に非 常に可撓性で破裂する事なく曲がるプロングを形成する。従ってEVA樹脂とポ リエチレンベースポリマーはやわらかな樹脂と見なされる。 各プロング22に対して長手方軸線32が対応する。「長手方」とは、ベース 26の足跡の中心から横方向および長手方に延在してシャンク28の遠位端を通 り係合手段30の末端34に達する仮想線を言う。プロング22の断面形状が規 則的であれば、プロングベース26、シャンク28および係合手段30は長手方 軸線32に対して大体に同心的である。プロング22の断面が不規則形状であれ ば、長手方軸線32がそれぞれの断面のセントロイドに配置される。長手方軸線 の「原点」はシャンクの原点と同一であり、前記のようにして求められる。 係合手段30は基板24の面に対して夾角Θを成す。約90゜乃至約180゜ の夾角Θを成す係合手段30を有するプロング22を形成する事により、さらに 皮膚にやさしい締結システムが得られる事が発見された。本明細書において、用 語「夾角Θ」はベースの原点36を通 って基板24の面に対して垂直な垂線84(または単に「対面垂線84」)と、 プロング22を輪郭方向に見て係合手段30の尖端34を通る長手方軸線32の 投影(単に「投影85」)との成す角度を言う。「長手方軸線の投影」とは、長 手方軸線が係合手段30の尖端34の中の角度を継続するとしてその仮想延長線 を言う。 係合手段30の夾角Θが増大するに従って、すなわち対面垂線84から外れる に従って、係合手段30は受け面のストランドまたは繊維を掴みにくくなる。し かし皮膚にやさしい締結システムの係合手段30は約90゜乃至約160゜の夾 角Θを有する事が好ましい。さらに好ましくは夾角Θは約100゜乃至150゜ 、最も好ましくは約110゜乃至約140゜である。しかし約160゜以上また は90゜以下の夾角Θを有するプロング22には、それほど皮膚にやさしくない が使用する事が可能である。 第8図について述べれば、約180゜の夾角Θを有するプロング22が図示さ れている。夾角Θは原点36を通る対面垂線84に対して取られるのであるが、 簡単のため第8図の夾角Θは対面垂線84に対して平行な線84’に対して取ら れている。これは、夾角Θが正確に180゜の場合、対面垂線84と投影85が 交差しないからである。第9図には、約90゜の夾角Θを有するプロング22が 図示されている。第10図には、約 140゜の夾角Θを有するプロングが図示されている。簡単のため、第10図の プロング22の夾角Θを、対面垂線84に平行な線84’に対して取る。 このようなプロング22は任意適当な方法によって製造する事ができる。好ま しくはこれらのプロング22は自由形成プロングの製造法によって製造される。 このようなプロング22の製造法および製造装置は米国特許第5,058,24 7号および米国特許第5,116,563号に記載され、これらの特許をここに 引例とする。 第3図は本発明の皮膚にやさしい締結システムに適したプロングの他の構造を 示す。このプロングはやや球形の係合手段を含む。このようなプロングとその製 造方法は米国特願第07/719,211号、米国特願第07/718,727 号、および認可された米国特願第07/632,283号に記載され、これらの 特願をここに引例とする。 製造法 第4図は本発明のプロングを製造するために使用するために特に好ましい装置 の側面概略図である。第4図はバッキングロール74および印刷シリンダ73を 示し、これらのロールとシリンダがニップ70を形成しその中に基板24が通さ れる。シリンダ73とロール74がそれぞれの軸線回りに回転する際に、溶融プ ロング材料がシリンダ73の開孔を通して移動基板24の上に押出さ れ、基板24の面に対して平行なベクトル成分を有する方向に延伸され、切断手 段78によって切断されて、遠位端29と係合手段30を有するプロングを製造 する。本明細書において、「押出す」とは、ある材料を開口の中に押し通して、 この開口によって材料を少なくとも部分的に成形する事を意味する。 印刷シリンダ73は本発明の方法において使用する事のできる特に好ましい溶 着部材の一例である。溶着部材は、溶融プロング材料の温度に耐え、マシン方向 とクロスマシン方向においてプロング間に実質的に均一なピッチを生じ、またプ ロング列中のプロングの所望の密度を生じる事のできる金属またはその他適当な 材料で製造しなければならない。 本明細書において「溶着部材」とは、液状プロング材料をそれぞれのプロング 22に対応する用量づつ押出す部材を言う。この溶着部材は一般に溶融プロング 材料を基板上に押出すパーフォレーションまたは開孔を有する金属またはその他 の材料の平滑な比較的薄い材料片である。この溶着部材は平坦なベッドスクリー ン、ベルトスクリーン(例えば開孔を有する連続バンド、ベルトまたはコンベア )、またはスクリーン印刷技術において使用されるスクリーンのような回転スク リーンとする事ができる。しかし溶着部材は多孔性ロールまたは焼結ロールとし 、このロールが内部タンクを備え、このタンクに溶 融プロング材料を連続的に圧下供給して、ロールの細孔を通して移動基板上に押 出す事ができる。この場合、「溶着」とは、溶融プロング材料をその供給源から 個々のプロング22に対応する用量づつ基板24上に分与する事を意味する。 好ましい分与部材は回転スクリーンまたは印刷シリンダである。特に好ましい 印刷シリンダ73は金属シリンダ、好ましくは業界公知の任意手段によって、特 に光腐食によって形成された開孔56を有するニッケルシリンダである。好まし くはシリンダの各端部に円形フレームを取り付け、このフレームがスクリーンに 構造支持体を与え、スクリーンの円筒形を保持し、また加熱された加圧バー81 またはホース(図示されず)と干渉する事なくスクリーンを軸線回りに配置する ように保持する手段を成す。説明の便宜上本発明の溶着部材は印刷シリンダ73 として説明するが、本発明は溶融プロング材料を基板の上に押出して、自由形成 プロングを有する締結システムを製造する任意の方法に適用される。 印刷シリンダ73とバッキングロール74は外部駆動力(図示されず)など業 界公知の任意手段によって駆動する事ができ、あるいはバッキングロール74を 外部駆動力によって駆動し、印刷シリンダ73をバッキングロール74との摩擦 係合によって駆動し、またはその逆とする事ができる。 本発明の方法について使用するように変更する事のできる回転スクリーン印刷 装置は、CA 93940、モントレー、P.O.Box 1828、グラコ/ LTIコーポレーションから、Graco/LTI Micr−Printホッ トメルト接着剤アプリケータとして市販されている。 印刷シリンダ73中の開孔のサイズ、形状およびパタンは、所望の締結システ ムについて要求される列中のプロングのサイズ、形状および密度によって変動す る。印刷シリンダ73の外側面においてとられた開孔56の断面積は大体におい てプロング22のベース26の足跡の形状に対応する。開孔56の断面がベース の所望の断面に近似的に等しくなければならない。 この実施態様において、全体として円筒形の開孔56が適当である。しかし所 望ならば、開孔56は、シリンダ73の外側面または内側面において広い断面積 を有するやや切頭円錐形とする事ができる。この実施態様においては、約0.3 0ミリメートル乃至約0.70ミリメートル(0.012−0.028インチ) の直径を有する開孔56が適当なプロング22を形成する事ができる。 印刷シリンダ73に対して溶融プロング材料を供給するに適した業界公知の種 々の方法および装置がある。適当な装置の一例は米国特許第4,876,982 号に記載されている。他の特に好ましい装置は第10図に図示 の加熱された圧力バー81である。この圧力バー81は印刷シリンダ73の中に このシリンダに対して実質的に平行に配置される。この圧力バーは、溶融プロン グ材料を供給される内部タンク(図示されず)と、プロング材料を均一にシリン ダ73の内側面に流すための1つまたは複数の排出ポート(図示されず)とを備 える。この圧力バーに対してドクターブレード組立体83が取付けられている。 シリンダ73が回転する際に、ドクターブレード組立体83がシリンダ73の内 側面に対して溶融プロング材料をこすりつけ、プロング材料を開孔56の中に押 し込む。ドクターブレード83は溶融プロング材料を開孔56から押出すのみな らず、ニップ70の点においてシリンダ73を支持して、シリンダ73がバッキ ングロール74に圧着される際にその捻れまたは変形を防止するのに役立つ。バ ッキングロール74は金属またはその他適当な材料で構成する事ができる。また 約40乃至約60のショア硬度Aを有するゴム被覆を備えたバッキングロール7 4を使用する事ができる。好ましくはドクターブレード83は、基板24がニッ プ70を通過する際に、平方インチあたり約80ポンドの力で印刷シリンダ73 に当接させられる。適当な圧力バー81およびドクターブレード組立体83はC A 93940、モントレー、グラコ/LTIコーポレーションから市販されて いる。 加熱された圧力バー81の内部タンクは感熱材料を定常的に供給されなければ ならない。これは、スクリーン印刷またはホットメルト接着剤技術において公知 の任意手段によって実施する事ができるが、特に好ましい方法は加熱されたホー ス組立体(図示されず)、加熱されたタンク(図示されず)およびギヤポンプ( 図示されず)を含む。ギヤポンプは変速DCモータ(図示されず)によって駆動 され、すべてのライン速度において圧力バー81の排出ポートに一定の均一排出 量を生じなければならない。これらのタンク、ホース組立体および圧力バー81 は溶融プロング材料を所望の動作温度に保持しなければならない。代表的には、 プロング材料の融点より少し高い温度が望ましい。プロング材料が部分的にまた は全部液相にあれば、そのプロング材料は「融点」またはこれ以上とみなされる 。プロング材料が過度に高い温度に保持されれば、このプロング材料は過度に粘 性となり、その係合手段30がマシン方向に隣接するプロング22に横方向に接 続する。プロング材料の温度が高すぎると、プロング22は流れて小さなやや半 球形の団子状になり、係合手段30が形成されない。逆に、プロング材料温度が 低すぎると、プロング材料は圧力バーからドクターブレード組立体83または印 刷シリンダ73に転送されず、従ってシリンダ73から基板24に対して所望の パタン列を成して転送されない。 加熱バー81からの転送中および基板24上の溶着中にプロング22の固化を 防止するため、、印刷シリンダ73を加熱する事が好ましい。一般に原料温度に 近いシリンダ73の表面温度が望ましい。マサチューセッツ、ミドルタウンのボ スティック・カンパニーから#7199として市販されるポリエステルホットメ ルト接着剤の場合、約178℃のシリンダ温度がよく作動する事が発見された。 しかしシリンダ73の作動温度は使用されるそれぞれのプロング材料に従って変 動する。当業者には明かなように、シリンダ73を加熱する多くの方法がある。 特に好ましい方法は赤外線ヒータ72を使用するにある。 基板24がプロング材料からの熱によって悪影響を受ける場合には、チルロー ルが必要である事を事を注意しよう。チルロールを使用する場合、これは業界公 知の手段によってこれをバッキングロール74の中に合体させる。ポリプロピレ ン、ポリエチレンまたはその他のポリオレフィン基板24が使用される場合、こ のような構造がしばしば必要となる。 プロング22は基板24上に溶着された後に、切断手段によって溶着部材から 切断される。プロング22が切断されると、係合手段30とモイルとを形成する 。本明細書において、「モイル」とはプロング22から切断されて締結システム 20の一部を成さない材料を言う。 切断手段78は種々のプロング22のサイズおよびその係合手段30の横方向 投影38に対応して、クロスマシン方向において均一性を生じるように調整され る。 「切断手段」とは、モイルを締結システム20から長手方に切断する任意手段を 言う。用語「切断」とは、前述のようにモイルを締結システム20から分割する 動作を言う。切断手段78は清浄でなければならず、また錆がなく、プロング2 2を酸化しまたはプロング22に腐食性物質または汚染物質(モイルなど)を与 えないものでなければならない。適当な切断手段は、シリンダ73およびロール 74の軸線に対して平行に配置され、プロング22の最高レベルから基板24ま での高さより少し大きい距離だけ基板24から離間されたワイヤ78とする。 好ましくはワイヤ78は、このワイヤ上に溶融プロング材料が堆積する事を防 止し、プロング材料が圧力バーを出た時と切断との間に生じるプロング22の冷 却に対応しまた係合手段30の横方向延伸を促進するために電気加熱される。ま た実質的に均一ゼオメトリーを有するプロング22の列が生じるように、切断手 段78の加熱はクロスマシン方向に均一な温度分布を生じなければならない。 一般に、プロング材料温度が上昇するに従って、比較的冷たいワイヤ温度が許 容される。また基板24の速度が低下するに従って、切断によるワイヤ78の冷 却頻度 が低下し、同一温度において比較的低い電力消費量ですむ。ワイヤ78の温度が 上昇するに従って一般に短いシャンク28を有するプロング22が形成される事 を注意しなければならない。逆にワイヤ78の温度が低下するに従って、逆比例 的にシャンク28の長さと係合手段30の横方向長さが増大する。切断を生じる ためには切断手段78が実際にプロング22に接触する必要はない。プロング2 2が切断手段78からの放射熱によって切断される場合もある。 この実施態様において、約343乃至約440℃まで加熱された直径約0.6 4ミリメートル(0.025インチ)の丸い断面のニクロムワイヤが適当である 事が発見された。前記の熱ワイヤ78の代わりにナイフ、レーザ切断手段または その他の手段を使用できる事は明かである。 プロング22がモイルから切り離される前にプロング材料の延伸が生じるよう な位置に切断手段78を配置する事が重要である。切断手段78が基板24の面 から余りに遠く配置されると、プロング材料が切断手段78の下を通過して切断 手段78によって捕捉されず、非常に長い係合手段30を生じ、この係合手段3 0は基板24または隣接プロングから適当に離間されない。逆に切断手段78が 基板24の面に近づきすぎると、切断手段78はシャンク28を切断して係合手 段30が形成されな いであろう。 ニップ点70からマシン方向に約3.2ミリメートル乃至8.30ミリメート ル(0.125−0.325インチ)、好ましくは5.7ミリメートル(0.2 25インチ)、バッキングロール74から放射方向外側に約1.4ミリメートル 乃至6.5ミリメートル(0.056−0.256インチ)、好ましくは約4. 0ミリメートル(0.156インチ)、また印刷シリンダ73から放射方向外側 に約13.7ミリメートル乃至約18.6ミリメートル(0.534−0.73 4インチ)、好ましくは約16.1ミリメートル(0.634インチ)に配置さ れたワイヤ78が本発明の製法において妥当な配置である。 操作に際して、基板24は溶着部材に対して第1方向に搬送される。さらに詳 しくは基板24はテークアップロール(図示されず)によって引張られてニップ 70中を搬送される。これにより、基板24の連続溶着のための新しい区域を生 じ、またプロング22が溶着された区域を除去する。ニップを通過する基板24 の搬送方向に平行な方向を「マシン方向」と呼ぶ。第4図において矢印で示され たマシン方向は印刷シリンダ73およびバッキングロール74の軸線に対して直 交する。マシン方向に対して直交し基板24の面に平行な方向が「クロスマシン 方向」である。 基板24はシリンダ73およびロール74の周速より約0%乃至10%高い速 度でニップを通して引張られる。これは、切断手段78の近くでの基板24のシ ワ寄せを最小限に成し、基板24はニップ70を通して第1方向に毎分約3乃至 約31メートル(毎分10−100フィート)の速度で搬送される。 シャンク28の角度はニップを通る基板24の搬送速度によって影響される。 基板24に対する垂線に近いシャンク28の角度αを有するプロング22が望ま しければ、第1方向における基板24の遅い速度が選ばれる。逆に搬送速度が増 大すれば、シャンク28の角度αが減少し、係合手段30はより大きな横方向投 影38を有する。 所望ならば、ニップ70の面からバッキングロール78に向かって約35゜乃 至約55゜、好ましくは約45゜の角度γをもって基板24を傾斜させて、プロ ング材料の粘弾性を利用して係合手段30を横方向および長手方に適当に配向す る事ができる。またこの構造はプロング材料を開孔56から引き出しまたプロン グ22を印刷シリンダ73から引き離すす力を増大する。シャンク28の角度α を小さくしたければ、ニップ70の面からの角度γを増大しなければならない。 またニップ面からの偏位角度γの増大は、より大きな横方向投影38を有する係 合手段30を製造するために、弱くはあるがプ ラスの効果を示す。 開孔56からプロング材料を基板24上に溶着した後に、シリンダ73とロー ル74は第4図において矢印75で示す方向に回転しつづける。その結果、搬送 される基板24と開孔56との間に相対移動期間が生じ、この期間中に(剪断前 に)プロング材料が基板24とシリンダ73とを橋かけする。この相対移動中に 、プロング材料が延伸されて切断が生じ、プロング22がシリンダ73の開孔5 6から分離される。用語「延伸」とは、線方向の延長を意味し、この延長の少な くとも一部が締結システム20の寿命中、実質的に永久的となる。 前述のように係合手段30を形成する工程の一部として、それぞれのプロング 22を印刷シリンダ73から切断する必要がある。プロング22は切断された時 に、長手方において2部分に分割される。すなわち、締結システム20と共に残 存する遠位端29および係合手段30と、印刷シリンダ73と共に残存してリサ イクルされるモイル(図示されず)とに分割される。プロング22がモイルから 切断された後に、このプロング22を他の物体と接触させる前に、締結システム 20を冷却させる。プロング22の冷却後に、基板24が貯蔵のためロール状に 巻き取られる。 本発明の方法の非制限例として、プロング材料を加熱されたトラフ(図示され ず)の中に配置し、加熱された ホース組立体(図示されず)によってこのプロング材料を加熱された圧力バー8 1に供給する。ポリエステル樹脂のホットメルト接着剤が使用される場合、約1 77−193℃、好ましくは約186℃の材料温度が適当である事が発見された 。ポリアミド樹脂を使用する場合、約193−213℃の温度、好ましくは約2 00℃が適当である事が発見された。厚さ約0.008乃至約0.15ミリメー トル(0.003−0.006インチ)のポリエステルフィルム基板24がホッ トメルト接着剤プロング22に対して好適である事が発見された。 操作の説明のため、マシン方向とクロスマシン方向においてセンチメートルあ たり約15の開孔(インチあたり40開孔)の開孔列を有し、平方センチメート ルあたり約237開孔(平方インチあたり1600開孔)のグリッドを生じる印 刷シリンダ73が適当である。このグリッド密度は約0.16ミリメートル(0 .004インチ)の肉厚と、約20.3センチメートル(8.0インチ)の直径 とを有し、直径0.30ミリメートル(0.012インチ)の開孔56を備えた 印刷シリンダ73について使用する事ができる。約20.3センチメートル(8 .0インチ)の直径を有し垂直に整列されたバッキングロール74が前記の印刷 シリンダ73と共によく作動する事が発見された。基板24の搬送速度は毎分約 10.7メートル(毎分35フィート)である。 ニップ70からマシン方向に約5.7ミリメートル(0.225インチ)下流 に、印刷シリンダ73の放射方向外側に約16.1ミリメートル(0.634イ ンチ)に、またバッキングロール74から約4.0ミリメートル(0.156イ ンチ)に配置された直径約0.6ミリメートル(0.025インチ)のニクロム ホットワイヤ78が約430℃の温度まで加熱される。この操作方法によって作 られた締結システム20は第1図のものと実質的に同等であり、この締結システ ムを下記の製品例の中に合体される事ができる。 理論によって拘束されるつもりはないが、係合手段30のゼオメトリ−は、プ ロング22を製造するために使用されるホットメルト接着剤の弾性特性と、プロ ング22の後端46と前端42との温度差とによって支配される。プロング22 の後端46は切断手段78から生じる熱から遮断され断熱される。逆に、前端4 2は切断手段78物熱に対して直接に露出され、従って前端42は後端46の後 に固化しまたは冷却する。従って、前端42が延長されるのに対して後端46は 収縮される。このような温度差が増大するに従って、比較的長い係合手段30が 形成される。 マシン方向以外の方向に配向された最大横方向投影38を有する締結システム 20を備える事が望ましい場合がしばしばある。例えば使い捨てオシメの締結手 段とし て本発明の締結システムを使用する場合、プロング22の最大横方向投影38が 製造ライン上の使い捨てオシメの走行方向に対して実質的に垂直方向に配向され る事が望ましい。この最大横方向投影38がマシン方向に配向されていれば締結 システム20を切断し、再配向して溶着するために、オシメ製造ラインは複雑高 価な装置を必要とする。しかし、クロスマシン方向に配向され最大横方向投影3 8を有するように製造された本発明の締結システム20は、使い捨てオシメに施 用する前にこのような再配向処理を必要としない。従ってマシン方向以外の方向 に最大横方向投影38を配向した締結システム20を本発明によって製造できる 事は非常に有利である。 本発明の方法によって製造されるプロング22のシャンク28の成す2つの角 度がある。シャンク28は前述のように基板の面に対して角度αを成し、また基 板24のマシン方向に対して方位角を成す。本明細書において、「方位角」とは 、上から見て最大横方向投影38が基板のマシン方向に対して成す角度を言う。 この場合「上から見た」とは基板の面に対して垂直にプロング22を見る事を言 う。また「マシン方向」とは、基板24がニップを通過する主方向に対して平行 な方向を言う。 方位角を有する自由形成プロングの形成方法は、同一譲り受け同時係属特願第 07/632,283号および同時係属特願第07/719,211号に詳細に 記載さ れ、これらの特願を引例とする。 プロング22はまた変形グラビア印刷法によって製造する事ができる。この方 法は、グラビア印刷ロールなどの溶着部材のセルから基板上に溶融感熱材料を溶 着し、基板の面に対して平行なベクトル成分を有する方向に溶融感熱材料のそれ ぞれの量を延伸してプロングを形成し、このプロングの溶融加熱材料を固化する 段階を含む。この方法の詳細な説明は、米国特願第07/668,817号(米 国特願第07/305,354号の規則62継続特願)、米国特許第5,058 ,247号および米国特許第5,116,563号に記載され、これらの特願お よび特許を引例とする。 当業者に明らかなように、他の変更も可能である。例えば複数方向に突出した 係合手段を有するプロング22を製造する事ができる。また所望ならば製造工程 に際して印刷シリンダ73のみを使用し、ドクターブレード組立体83が印刷シ リンダの内側面と接触する点に対応するシリンダの外側面の点に基板24を接触 させる事ができる。 使用例 本発明の締結システムを製品の中に使用する非制限例を第5図と第6図につい て説明する。本発明の機械的締結システムは、米国特許第4,846,815号 に記載のような使い捨て吸収性製品の中に使用する事が望ましく、この特許は機 械的締結システム20をこのようなオシメ構造の中に効果的に使用できる事を示 す引例とする。 例えば本発明の機械的締結システムは接着テープ型の締結システムよりも油お よび粉末によって汚染されにくく、また再使用が容易である。このようなフィー チャは、子供に着用されるオシメ120に応用した場合に有利である。また本発 明の再締結可能の締結システムは、着用期間中に使い捨てオシメ120の汚れが 生じたかどうかをチェックできる利点がある。 本明細書において「吸収性製品」とは、着用者の身体に当接または近接して配 置され身体の種々の排泄物を吸収し収容する生理用ナプキン、使い捨てオシメ、 失禁衣類などの装置を言う。用語「使い捨て」とは、洗濯またはその他の方法で 原状回復されまたは吸収性製品として再使用されない吸収性製品(すなわち、一 回使用後に廃棄され、好ましくはリサイクルされ、コンポストとして使用され、 またはその他、環境を害しない手法で処理される吸収性製品)を言う。「一体的 」吸収性製品とは、複数の別個の部品を相互に連結して形成されて統合され た全体を成し、別個のホルダーおよびライナーなどの操作部材を必要としない吸 収性製品を言う。本発明の吸収性製品の好ましい実施態様は第5図に図示のよう な一体的使い捨て吸収性製品、オシメ120である。「オシメ」とは、幼児およ び失禁者によって着用され、その胴体下部回りに着用される吸収性製品を言う。 しかし本発明は失禁ブリーフ、失禁下着、オシメホルダーおよびライナー、生理 用衣類など、他の吸収性製品にも応用されるものと了解されたい。 第5図は本発明のオシメ120を平坦に開き収縮されない状態で示す平面図で あって(すなわち弾性的に生じる収縮を除いた状態)、このオシメ120の構造 内部を示すために一部を破断し、また着用者に対向するオシメ部分、すなわち内 側面154を上にした図である。第5図に図示のように、オシメ120は好まし くは不透液性トップシート124とこのトップシートに接合された不透液性バッ クシート126と、これらトップシートとバックシートとの間に配置された吸収 性コア128と、弾性側面パネル130と、弾性脚カフス132と、弾性ウエス トフィーチャ134と、本発明の方法によって製造されたプロング22の列を含 む締結システム136とを含む。第5図に示すオシメ120は、外側面152と 、この外側面に対向する内側面154と、第1ウエスト区域156と、第1ウエ スト区域に対向する第2ウエスト 区域158と、前記第1および第2ウエスト区域の間に配置された股区域159 と、オシメ120の外側縁によって画成される外周160とを有し、この外周の 長手方縁は162、末端縁は164で示す。オシメの内側面154はオシメの使 用中に着用者の身体に隣接配置される部分である(すなわち内側面154は全体 としてトップシート124の少なくとも一部とこのトップシートに接合された他 の部品とから成る)。外側面152は、オシメの着用中に着用者の身体から反対 側のオシメ部分である(すなわち、外側面152はバックシートの126の少な くとも一部とこのバックシートに接合された他の部品とから成る)。 第5図に図示の好ましい実施態様においては、トップシート124とバックシ ート126は吸収性コア128よりも全体として大きな長さと幅を有する。トッ プシート124とバックシート126は吸収性コア128の縁を越えて延在して 、オシメ120の外周160を形成する。トップシート124、バックシート1 26および吸収性コア128は公知の種々の形状に組み立てる事ができるが、好 ましいオシメ構造は米国特許第3,860,003号および米国特願第07/7 15,152号に記載され、これらの特許および特願を引例とする。 吸収性コア128は一般に圧縮性の、形状一致性の、着用者の皮膚に対して非 刺激性の、また尿その他の排泄 物などの液体を吸収し保持する事のできる任意吸収性手段とする。第5図に図示 のように吸収性コア128は衣類面、身体面、両側縁およびウエスト縁を有する 。吸収性コアは、一般にエアフェルトと呼ばれる粉砕木材パルプなど使い捨てオ シメおよびその他の吸収性製品に使用される各種の液体吸収性製品物質から各種 のサイズおよび形状(例えば長方形、砂時計形、「T」形、非対称形など)に製 造する事ができる。他の適当な吸収性材料は、クレープト・セルローズ・ワッデ ィング;コンフォームを含むメルトブローンポリマー;化学的に硬化され変成さ れまたは橋かけ結合されたセルローズ繊維;ティシュラップまたはティシュラミ ネートを含むティシュ;吸収性フォーム;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー; 吸収性ゲル化材料、または任意同等の材料またはその組合わせを含む。また吸収 性コアの構造および構成は種々とする事ができる(例えば吸収性コアは可変的キ ャリパー区域、親水性グラジエント、超吸収性グラジエント、低平均密度および 低平均坪量の取得区域を有し、または1つまたは複数の層または組織を含む事が できる)。しかし吸収性コア128の全吸収量はオシメ120の設計装入量およ び使用目的に対応しなければならない。また吸収性コア128のサイズおよび吸 収容量は幼児から成人までの範囲の着用者に対応するように変動させる事ができ る。吸収性コア128として使用できる吸収性構造の例 は米国特許第4,610,678号、米国特許第4,673,402号、米国特 許第4,888,231号および米国特許第4,834,735号に記載され、 これらの特許を引例とする。オシメ120は非対称的、変形T形の吸収性コア1 28を有し、この吸収性コアは第1ウエスト区域156にイヤ102を有するが 、第2ウエスト区域158においては全体として長方形である。この構造は第2 ウエスト区域158において広い弾性側面パネル130を備える事ができる。 バックシート126は吸収性コアの衣類面に隣接して配置され、バックシート に対して、当業者には明らかな取り付け手段(図示されず)によって接合される 。例えばバックシート126は接着剤の均一連続層によって、または接着剤のパ タン層によってまたは接着剤の別々の線、螺旋または点の列によって吸収性コア に固着する事ができる。この場合に満足である事の発見された接着剤は、ミネソ タ、セントポール、H.B.フラー・カンパニーによって製造されHL−125 8として市販される接着剤である。取り付け手段は好ましくは米国特許第4,5 73,986号に記載されたような接着剤フィラメントの開放パタンネットワー クを含み、さらに好ましくは米国特許第3,911,173号、米国特許第4, 785,996号および米国特許第4,842,666号に記載のような接着剤 フィラメントラインを螺旋パタンに 巻いたパタンを含む。これらの各特許を引例とする。あるいは取り付け手段は加 熱接合、加圧接合、超音波接合、ダイナミック機械的接合またはその他適当な取 り付け手段あるいは業界公知のこれらの手段の組合わせとする事ができる。 バックシート126は液体(尿に対して)不透液性であって、薄いプラスチッ クフィルムから製造される事が好ましいが他の可撓性不透液性材料を使用する事 もできる。この場合「可撓性」とは、柔軟であって、身体の全体形状および輪郭 に容易に一致する材料を言う。バックシート126は、吸収性コア128の中に 吸収され収容された排泄物がベッドシートおよび下着など、オシメ120と接触 する製品を濡らす事を防止する。従ってバックシート126は織布、不織布、ポ リエチレンまたはポリプロピレンの熱可塑性フィルムなどのポリマーフィルム、 またはフィルムを被覆された不織布材料などの複合材料とする事ができる。好ま しくはバックシートは厚さ約0.012ミリメートル(0.5ミル)乃至約0. 051ミリメートル(2.0ミル)を有する熱可塑性フィルムとする。バックシ ートの特に好ましい材料はポリエチレンフィルムを含む。バックシート126は 好ましくは布様見掛けを呈するように好ましくはエンボス処理および/またはマ テ仕上げされる。さらにバックシート126は、排泄物の通過を防止しながら吸 収性コア128 から蒸気を脱出させる事ができる(すなわち呼吸性)。 トップシート124は吸収性コア128の身体面に隣接して配置され、好まし くははこの吸収性コア面およびバックシート128に対して、業界公知の取り付 け手段(図示されず)によって接合される。バックシートと吸収性コア128と を接合する適当な取り付け手段が記載されている。この場合、用語「接合」とは 、1つの部品を他の部品に対して直接に固着する構造、および部品を中間部品に 固着しこの中間部品を他の部品に固着するよって1つの部品を他の部品に間接的 に固着する構造を含む。本発明の好ましい実施態様において、トップシート12 4とバックシート126はオシメの外周160において相互に接合され、またこ れらを取り付け手段(図示されず)によって吸収性コアに直接に接合する事によ り相互に間接的に接合される。 トップシート124は柔軟で、柔らかな感触を有し、着用者の皮膚に対して非 刺激性のものとする。またトップシート124はその厚さを通して液体を容易に 透過させるように液体(尿)透過性である。適当なトップシートは広範な材料か ら製造する事ができる。例えば、多孔性フォーム、網状フォーム、開孔ド・プラ スチック・フィルム、または天然繊維(例えば木材繊維または綿繊維)、合成繊 維(例えばポリエステル繊維またはポリプロピレン繊維)およびその組合わせの 織布あるいは不織布ウ エブである。好ましくはトップシート124は吸収性コアの中に含まれる液体か ら着用者の皮膚を隔離するために疎水性材料から成る。トップシート124を製 造するための多数の製造技術がある。例えばトップシートは、スパンボンディッ ドウエブ、カーディッドウエブ、ウエットレイドウエブ、メルトブローンウエブ 、ハイドロエンタングルドウエブ、前記の組合わせまたは類似物の不織布ウエブ とする事ができる。好ましいトップシートは業界公知の手段によってカージング および加熱接合される。好ましいトップシートはマサチューセッツ 0208、 ウォルポール、ベラテック・インコーポレイテッド、インターナショナル・ペー パ・カンパニー・ディビジョンから商標P−8で市販されるステープル長ポリプ ロピレン繊維ウエブを含む。 さらにオシメ120は液体およびその他の排泄物の収容を改良するための弾性 脚カフス132を含む。各弾性脚カフスは脚区域における排泄物の漏れを減少さ せるために相異なる構造を有する事ができる(脚カフスは時に脚バンド、側面フ ラップ、バリヤカフスまたは弾性カフスとも呼ばれる)。米国特許第3,860 ,003号は弾性脚カフス(ガスケットカフス)を生じるように側面フラップと 1つまたは複数の弾性部材とを有する圧縮性脚開口を備えた使い捨てオシメを開 示している。米国特許第4,909,803号は脚区域の収容力を増大する ため「立上がり」弾性フラップ(バリヤカフス)を有する使い捨てオシメを開示 している。米国特許第4,695,278号は、ガスケットカフスとバリヤカフ スとを含む二重カフスを有する使い捨てオシメを開示している。各弾性脚カフス 132が脚バンド、側面フラップ、バリヤカフスまたは前記の弾性カフスと類似 の構造に構成する事ができるが、米国特許第4,909,803号に記載のよう に各弾性脚カフス132がバリヤフラップ185と離間弾性部材186とから成 る少なくとも1つの内側バリヤカフス184を含む事が好ましい。第5図に図示 の好ましい実施態様においては、弾性脚カフス132はさらに米国特許第4,6 95,278号に記載されたようにバリヤカフス184の外側に配置された1つ または複数の弾性ストランド105を有する弾性ガスケットカフス104を含む 。 オシメ120はフィットおよび収容力を改良するための弾性ウエストフィーチ ャ134を含む。弾性ウエストフィーチャ134は、ウエストをダイナミックに フィットさせるため弾性的に伸縮するオシメの部分または区域である。弾性ウエ ストフィーチャ134は吸収性コア128の少なくとも1つのウエスト縁から長 手方外側に延在し、オシメの末端縁164の一部を成す。使い捨てオシメは一般 に2つの弾性ウエストフィーチャを有し、その一方が第1ウエスト区域にあり、 他方が第2ウエスト 区域に配置されるが、オシメは単一の弾性ウエストフィーチャを備える事ができ る。また弾性ウエストフィーチャまたはその構成部品はオシメに固着された別個 の要素とする事ができるが、好ましくは弾性ウエストフィーチャは、オシメの他 の要素、例えばバックシートまたはトップシート、好ましくはその両方の延長と して構成する事ができる。弾性ウエストバンド134は米国特許第4,515, 595号および米国特願第07/715,152号に記載された構造を含めて種 々の構造に構成する事ができる。 好ましい実施態様において、オシメはさらに第2ウエスト区域に配置された弾 性側面パネル130を含む。(「配置」とは、オシメ要素が他の要素との一体構 造としてまたは他の要素に接合された別個の要素として、オシメの特定部分また は位置に形成(接合および配置)される事を意味する。)弾性側面パネル130 は弾性延伸性フィーチャを成し、最初にオシメを着用者に対してフィットさせ、 オシメの側面を伸縮させる事によって着用期間中、オシメに排泄物が排出された 時にもオシメのフィットを保持する。また弾性側面パネル130は、着用者が着 用時に(非対照的に)一方の側面パネル130を他方の側面パネルより大きく引 張っても、オシメが着用中に「自己調整」するので、オシメの着用を効率的にす る。本発明のオシメは弾性側面パネル130を第2ウエ スト区域158に配置しているが、これを第1ウエスト区域156または両方の ウエスト区域に配置する事ができる。弾性側面パネル130は種々の構造を有す る事ができるが、オシメのイヤ(イヤフラップ)の中に弾性側面フラップを配置 したオシメの例が米国特許第4,857,067号、米国特許第4,381,7 81号、米国特許第4,938,753号および前記の米国特願第07/715 ,152号に記載され、これらの文献を引例とする。好ましい弾性側面パネルは 前記の米国特願第07/715,152号に記載されたゼロ歪引張ラミネートで ある。 さらにオシメ120はウエスト閉鎖を成すための締結システム136を備えて いる。この締結システム136は、第1ウエスト区域156と第2ウエスト区域 158とを重なり合い状態に保持してオシメを着用者上に保持する。締結システ ム136は本発明による少なくとも1列のプロング22を含み、これらのプロン グ22がループ締結材料またはトップシート124を形成する不織布材料などの 補形受け面に係合する事ができる。締結システム136は種々の構造に構成する 事ができるが、機械的締結システムを有するオシメの例は米国特許第4,869 ,724号、米国特許第4,846,815号および米国特許第4,894,0 60号に記載されている。接着剤/機械的閉鎖要素の組合わせを有する締結シス テ ムが米国特許第4,946,527号に記載されている。これらの各特許を引例 とする。好ましい締結システム構造は米国特願第07/71,476号に記載さ れている。この米国特願を引例とする。 好ましい2点締結システム、または二重緊張締結システム136は第5図およ び第6図に示され、側面閉鎖を成すための第1締結システム138とウエスト閉 鎖を成すためのウエスト閉鎖システム140とを含む。第1締結システム138 は第1ウエスト区域156と第2ウエスト区域158とを重なり合い状態に保持 して、オシメの外周にそって横方向張力を保持しオシメを着用者上に保持する。 ウエスト閉鎖システム140はウエスト閉鎖を成して、弾性ウエストバンド13 4を通して横方向張力を動的に生じ/保持し、このウエストバンド134のギャ ップ形成、たるみ、およびまくれを減少させてオシメのフィットおよび収容特性 を改善する。 第5図に図示のように、第1締結システム138は、第2ウエスト区域158 の長手方縁162に隣接して配置された固着部材142と、オシメの外側面15 2を成すように第1ウエスト区域156の中に配置された少なくとも1つのラン ディング部材144とを含む。各固着部材142はテープタブ192と第1締結 部品112とを含む。ランディング部材144は、前記固着部材142の第1締 結部品112と係合する事のできる補形の第 2締結部品114を含む。第1および第2締結部品がそれぞれ機械的閉鎖要素を 含む第1締結システムの例が米国特許第4,869,724号に記載されている 。機械的閉鎖要素を使用する第1締結システムは米国特許第4,846,815 号および米国特許第4,894,060号にも記載されている。接着剤/機械的 閉鎖要素の組合わせを有する第1締結システムが米国特許第4,946,527 号に記載されている。これらの各特許を引例とする。第5図に図示の本発明の好 ましい実施態様においては接着剤テープタブ締結システムを含み、このシステム は、接着剤固着層196を有するテープタブ192と、バックシート126に接 合された補強ストリップ116を含むランディング部材144とを含む。このよ うな接着剤テープタブ締結システムの例は米国特許第3,848,594号に記 載され、また接着剤テープタブ、補強ストリップおよび表示手段は米国特許B1 第4,662,875号に記載されている。これらの各特許を引例とする。 固着部材142の第1締結部品112が接着剤固着層196を含む場合、ラン ディング部材144の第2締結部品114は好ましくは補強ストリップ116お よび/またはバックシート126を含む。固着部材142の第1締結部品112 が機械的閉鎖要素を含む場合、ランディング部材144の第2締結部品114も 機械的閉鎖要 素を含む。従って、第1締結部品112が本発明の締結材料のようなフック締結 材料を含む場合、第2締結部品114は好ましくはループ締結材料を含む。 第5図に図示の本発明の好ましい実施態様において、ランディング部材144 は、テープタブ192の接着剤固着層196と着脱自在に係合する補強ストリッ プ116を有する。このストリップ116はオシメのバックシート126に固着 される種々の構造および材料を含む事ができる。ストリップ116は好ましくは オシメの外側面152の一部を成すようにバックシート126に固着された別個 の部材とする。好ましい補強ストリップ116は双軸配向ポリプロピレンフィル ムシートとする。 二重緊張締結システム136はオシメの末端縁164にそってウエスト閉鎖を 成すためのウエスト閉鎖システム140を有する。このウエスト閉鎖は末端縁1 64の長さの一部を固定する。さらにオシメが弾性ウエストバンド134を含む 場合、ウエスト閉鎖はこのウエストバンドを通して動的に横方向張力を生じて保 持する。 ウエスト閉鎖はオシメの末端縁164の長さの一部、好ましくは弾性ウエスト バンド134の延伸長さの一部を固定する(すなわち、ウエスト閉鎖システム1 40の第1および第2固着部品が弾性ウエストバンド134と弾性側面パネル1 30との位置関係を固定するように作用する)。用語「固定」とは、閉鎖された 時に固着部品 間の剪断または滑りがほとんどまたはまったく存在しないような剪断抵抗をもっ て閉鎖する調整自在の位置づけファスナーを成す事を意味する。弾性ウエストバ ンド134と弾性側面パネル130との位置関係(すなわち、第1固着部品14 6の固定区域間のゼオメトリー関係)がオシメの末端縁164に隣接した特定の ウエスト外周サイズを決定し、これは第1締結システム138によって形成され る側面閉鎖の外周サイズと相違する(長手方に離間する)。 またウエスト閉鎖は弾性ウエストバンド134を通して横方向張力を発生し保 持する。ウエスト閉鎖は弾性ウエストバンド134中の初予張力(横方向張力) の一部を生じ、これによりウエストバンドは最初のフィットに際して着用者の腰 の回りにぴったりフィットする。使用中に弾性ウエストバンド134はその中の 予張力の一部をウエスト閉鎖によって保持する。従ってこのウエストバンドは使 用中に着用者の運動と共に繰り返し弾性的に伸縮し、オシメをウエスト回りにオ シメをぴったりフィットさせる。 第5図に図示のように、ウエスト閉鎖システム140は少なくとも1つの、好 ましくは一対の第1固着部品146と第2固着部品148とを含む。また第5図 に図示のように、第1固着部品146は弾性ウエストバンド134に対して長手 方に整列されているので、オシメの使 用中にウエスト閉鎖システム140によって動的に生じ保持される横方向張力が 弾性ウエストバンド134の中を延在する。さらに、ウエスト閉鎖システム14 0の固着部品は第1締結システム138の固着部材142およびランディング部 材144から長手方に離間されているので、オシメの単一のウエスト外周サイズ と、2つの別個の横方向緊張区域とを生じる。第1締結システム138によって 生じる緊張区域は衣類を着用者上に固着するが、第2ウエスト閉鎖システム14 0によって動的に生じて保持される緊張区域は着用中に上ウエストの閉鎖状態を 動的に保持する。 ウエスト閉鎖システム140の固着部品は好ましくは本発明のプロング22列 を含む。第5図および第6図に図示の好ましい実施態様において、第1固着部品 146はプロング22の列を含み、第2固着部品148は繊維要素を有するルー プ締結材料を含む。プロング22の列がループ締結材料の繊維要素に機械的に係 合して確実な閉鎖を成す。ループ締結材料はプロング22の係合要素に係合する 複数の繊維要素を成す。ループ締結材料は、繊維要素、好ましくはループを成す 広範な材料から製造される。このような適当材料は、ナイロン、ポリエステル、 ポリプロピレンおよびこれらの材料の組合わせまたは業界公知のその他の材料を 含む。適当なループ締結材料は、ミネソタ、セントポールのミネソタ・マイニン グ ・アンド・マニュファクチャリング・カンパニーから商標″Scotchmate″で市販 されるナイロン織布ループ#SJ3401などの裏あて材料から突出した複数の 繊維ループを含む。他の市販のループ締結材料は、ノースカロライナ、グリース ボローのギルフォードミルから商標″Guilford No.16110″で市販されるような ナイロン裏あて材料から突出した複数のナイロン・フィラメントループを有する トリコット・ニット・ファブリックを含む。このような安価なループ締結材料お よびその製法は欧州特願第0,289,198号に記載されている。この特願を 引例とする。また適当なループ締結材料は業界公知の織布または不織布、または その他の型の繊維材料またはループ材料とする事ができる。ループ締結材料とし て使用するに適した不織布材料の例を、トップシート124として使用される材 料に関連して本明細書に説明されている。好ましい実施態様において、ループ締 結材料はトップシート124の不織布材料から形成される。 オシメ120はさらに第1固着部品146に隣接配置された配置パッチ150 を含む。第1固着部品146を第2固着部品148と接触させやすくしウエスト 閉鎖システムを(小応力をもって)閉鎖しやすくするため、この配置パッチ15 0が第1固着部品146をZ方向(厚さの方向)に隆起させる。また配置パッチ 150は可撓性の剛性区域を生じて、オシメの着用中に可撓性イヤフ ラップ188が第1固着部品146上に折り畳まれてプロング22を閉鎖する傾 向を低減させる。従って配置パッチ150は第1固着部品146に対してZ方向 隆起を与える任意要素とする事ができる。第5図に図示のように、配置パッチ1 50はそれぞれ第1固着部品146の下に配置された長方形材料片を含む。配置 パッチ150は直接に第1固着部品146の下に配置する事ができるが、好まし くは第6図に図示のようにトップシート124とバックシート126との間に配 置される。着用者のウエスト回りに可撓性の剛性外周を生じるため、配置パッチ の横方向縁が弾性ウエスト部材176の側面縁175に当接しまたは重なり合う 事ができる。配置パッチ150は好ましくはエラストマーフォームの幅38mm ×長さ32mmの細長いパッチを含む。さらに好ましくは、オシメの製造中に、 配置パッチ150はオシメの弾性側面パネル部材190と同一材料で形成され、 この際に1つのオシメの弾性側面パネル部材190と隣接オシメの配置パッチ1 50とが同一材料セグメントから形成され、オシメの完了後にこのセグメントを 切断する事ができる。従って配置パッチ150はオシメお末端縁から内側にオシ メの中心に向かって延在する。 オシメ120は好ましくは着用に際して、一方のウエスト区域、好ましくは第 2ウエスト区域158を着用者の背中の下部に配置し、オシメの他の部分を着用 者の脚 の間を引張って他のウエスト区域、好ましくは第1ウエスト区域156を着用者 の前側に配置する。次に締結システムのテープタブ192をリリース部分から解 除する。次に、タブ部分192を保持しながら弾性側面パネル部材190を着用 者の回りに巻き付ける。この操作中、弾性側面パネル190は着用者のサイズと 形状に対応するように延長され緊張される。次に締結システムをオシメの外側面 に固着して、側面閉鎖を成す。 本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その主旨の範囲内において 任意に変更実施できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,L V,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU ,SD,SK,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 機械的締結システムの部品として使用される皮膚にやさしいフック締結 システム材料において、前記締結システム材料は、基板と、プロング列とを備え 、 前記プロング列の各プロングは、基板に接合されたベースと、係合手段と、近 位端において前記ベースに接合され遠位端において前記係合手段に接合されたシ ャンクとを有し、 前記プロング列は平方インチあたり約1600乃至約2500プロングを有す る事を特徴とするフック締結材料。 2. 前記プロングの少なくとも1つが、約90゜乃至約160゜、さらに好 ましくは約100゜乃至約150゜、最も好ましくは約110゜乃至約140゜ の夾角βを有する事を特徴とする請求項1に記載のフック締結材料。 3. 前記基板が圧縮性材料、フォーム材料または不透液性上層と、前記上層 に対して接合されて少なくとも1つのポケットを形成する不透液性下層と、前記 ポケットの中に配置された圧縮性流体とから成る事を特徴とする請求項1乃至2 のいずれかに記載のフック締結材料。 4. 前記の各プロングはビニル酢酸エチレンベースポリマーまたはポリエチ レンベースポリマーから成る事 を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフック締結材料。 5. トップシートおよび前記トップシートに接合されたバックシートを有す る外側カバーと、 前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収性コアと、 前記外側カバーに接合された請求項1乃至4のいずれかに記載のフック締結材 料と、を備えた事を特徴とする使い捨て吸収性製品。 6. 平方インチあたり約1600乃至約2500の開孔を有する溶着部材を 設ける工程と、 ビニル酢酸エチレンベースポリマーから成る溶融感熱材料を設ける工程と、 好ましくは圧縮性材料から成り、さらに好ましくはフォーム材料または第1層 、前記第1層に接合された第2層、および前記第1層と前記第2層との間に配置 された流体シールから成る基板を設ける工程と、 前記溶融感熱材料を前記開孔から押出す工程と、前記溶融感熱材料の別々の量 を前記基板上に溶着する工程と、 プロングを形成するように前記溶融感熱材料の別々の量をそれぞれ前記基板面 に対して平行なベクトル成分を有する方向に延伸する工程と、 前記プロングの前記溶融感熱材料を固化して、ベース、 シャンクおよび係合手段を有し、平方インチあたり約1600乃至約2500プ ロングの密度に配置されたプロングを生じる工程と、を備えた事を特徴とする1 つまたは複数の自由形成プロングの製法。 7. 前記フック締結材料が前記バックシートに接合される事を特徴とする請 求項5に記載の使い捨て吸収性製品。
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