JPH08508427A - 基板の隆起部に取り付けられる再固定可能な機械的固定装置の製造方法 - Google Patents

基板の隆起部に取り付けられる再固定可能な機械的固定装置の製造方法

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JPH08508427A
JPH08508427A JP6522330A JP52233094A JPH08508427A JP H08508427 A JPH08508427 A JP H08508427A JP 6522330 A JP6522330 A JP 6522330A JP 52233094 A JP52233094 A JP 52233094A JP H08508427 A JPH08508427 A JP H08508427A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、エンボスされるか隆起された基板(24)に自由形成尖端突部が結合された再固定可能な機械的な固定装置に関する。尖端突部(22)は、基板の平面に対して傾斜しており、直角ではない方向を向いている。各尖端突部(22)は、尖端突部の周縁から側方に突出している係合装置(30)を有する。自由形成尖端突部(22)は、移動する基板(24)のエンボスされるかまたは隆起した部分(23)に液体材料を配置する工程と、エンボスされるかまたは隆起した基板の平面に平行な方向に液体材料を延伸する工程と、延伸した材料を切断して尖端突部の遠位端及び係合装置を形成する工程とによって製造する。また、使い捨て吸収下着、特におしめのような製品における固定装置の有利な使用方法が示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 基板の隆起部に取り付けられる再固定可能な機械的固定装置の製造方法 発明の分野 本発明は、再固定可能な機械的固定装置、特に、基板の隆起部分に取り付けら れた自由形成尖端突部を有する固定装置及びこのような固定装置を製造する方法 に関する。 発明の背景 再固定可能な機械的固定装置は、この技術分野で公知である。典型的には、こ のような固定装置は、2つの主な部分、すなわち、補完的な第2の部分と係合す る基板に接続された尖端突部と、その受容面とを有する。固定装置の尖端突部の 突出部は、受容面に入り込み、受容面のストランドまたは繊維に係合し、それを 捕捉する。その結果の機械的な干渉及び物理的な障害は、それを分離しようとす る力が固定装置の剥離強さ、またはせん断強さのいずれかを越えるまで受容面か ら固定装置が外れることを防止する。 再固定可能な機械的な固定装置は、多数の参考例がある。例えば、1955年 9月13日にメストラルに発行された米国特許第2,717,437号、同じく 1961年11月11日にメストラルに発行された米国特許第3,009,23 5号、1964年9月8日にエーブに発行された米国特許第3,147,528 号、1971年7月27日にエーブに発行された米国特許第3,594,863 号、1973年1月9日リビン等に発行された米国特許第3,708,833号 、1976年3月16日にデブラバンダールに発行された米国特許第3,943 ,981号、1980年8月5日にシャム等に発行された米国特許第4,216 ,257号、1981年12月29日にオチアイに発行された米国特許第4, 307,493号、1982年5月25日にオチアイに発行された米国特許第4 ,330,907号、1984年6月12日にオールマンに発行された米国特許 第4,454,183号、1984年8月7日にマツダに発行された米国特許第 4,463,486号、1991年6月15日にプロボスト等に発行された米国 特許第4,984,339号、1991年10月22日にトーマス等に発行され た米国特許第5,058,247号、1992年5月26日にトーマス等に発行 された米国特許第5,116,563号によって示されている。追加的な参考例 として、スクリップの名の下にプロクター&ギャンブル社によって1988年1 月26日にヨーロッパ特許第276,970号を含む。 本発明の目的は、基板面に配置された隆起部に取り付けられた自由成形機械的 固定装置を提供し、尖端突部をグラビヤ印刷と同様の製造方法によって製造する ことである。しかしながら、エングレイブプリントロールを使用する代わりに、 隆起部を有する基板を使用する。また、本発明の目的は、基板上の隆起部に取り 付けられた固定装置を提供することであり、この基板は関連基板から直角には突 出していない傾斜した尖端突部を有する。 発明の簡単な要約 本発明は補完的な受容面に取り付けられる基板上の隆起部に固定された固定装 置を有する。固定装置は少なくとも1つの基板面に少なくとも1つの隆起部と、 基部、シャンク、及び係合手段を有する隆起部に取り付けられた少なくとも1つ の自由形成尖端突部とを有する。尖端突部の基部は、基板の隆起部の尖端突部取 り付け面に結合されている。シャンクは、基部に隣接し、基板から外側に突出し ている。係合手段はシャンクに結合され、シャンクの周囲を越えて横に突出して いる。このシャンクは基板の平面に関して垂直方向は向いていない。シャンクは 、前方角と後方角をそれぞれ規定する前縁と後縁とを有する。前方角と後方角は 、シャンクの側方は平行にはならないように、互いに異なる。 固定装置は、その処理のために粘度を小さくするために少なくともその融点ま で熱反応材料を加熱する工程を有する本方法によって製造される。不連続な量の 加熱材料を配置する方法が提供される。材料を結合する突出部を有する基板は、 材料を配置するために装置に関して第1の方向に搬送される。この材料は、不連 続な量で搬送された基板の突出部分上に配置される。次に材料の不連続な量は、 基板に平面にほぼ平行な部品を有する方向に広げられ、遠位端及び係合手段を形 成するために切断される。 本発明の方法によって製造された固定装置を図示する上で適当な非制限的な使 用例としては、おしめのような使い捨て吸収材の下着と関連している。本発明の 1つの使用例は、さらに詳細に以下に説明する。 図面の簡単な説明 本明細書は本発明を詳細に指摘し、明確に権利請求する請求の範囲を記載して いるが、同じ部材は同じ参照符号によって指示され、関連する部材は1つまたは それ以上のダッシュ符号を加えるか、または数字の100を加えることによって 指定している関連図面を参照しながら次の説明からさらによく理解できる。 第1図は、基板の隆起部に配置された本発明の固定装置の1つの尖端突部の斜 視図である。基板の隆起部は、エンボスされている。 第2図は、第1図に示した固定装置の1つの尖端突部の側断面図である。 第3図は、第2図と同様の側断面図であるが、基板が上昇した領域にある側断 面図である。上昇領域は、尖端突部取付面と基板取付面との2つの取付面から成 る。 第4図は、エンボス部に配置されたほぼ半球状の係合装置を有する第2の実施 例の側面図である。 第5図は、本発明の固定装置をつくるために使用する装置の概略側面図である 。 第6図は、係合装置がほぼランダムな方向を向いており、エンボス上に配置さ れた本発明の固定装置の斜視図である。 第7図は、適当な基板をエンボス加工し、本発明の固定装置をつくるために使 用することができる他の装置の側面図である。 第8図は、本発明の固定装置を使用する使い捨て吸収材の斜視図である。 発明の詳細な説明 ここに使用する「突出部」、「突出する」、「隆起」は、基板面の平面から浮 き出て高くなっており、尖端突部を接続する表面を有する基板面に取り付けられ ている部分または部材の一部を意味する。 ここに使用する「尖端突部取付面」は、尖端突部を取り付ける突出部または隆 起部を有する。 本発明の固定装置20は、少なくとも1つの尖端突部22を有し、基板24の 突出部分23に所定のパターンで接続される少なくとも1つの尖端突部、好まし くは、尖端突部22の配列を有する。尖端突部22は基部26と、シャンク28 と係合装置30とを有する。尖端突部22の基部26は、基板の突出部23の尖 端突部取付面25に接触しそれに接着されており、シャンク28の両端を支持し ている。シャンク28は、基板の隆起部23から外側に突出している。シャンク 28は、係合装置30に結合されている遠位端で終結している。係合装置30は 、1つまたはそれ以上の方向にシャンク28から横方向に半径方向に突出してお り、フック形状の鹿のつのに似ている。ここで使用する用語の「横方向」は、考 慮している基本的な尖端突部22が尖端突部取付面25の平面にほぼ平行なベク トル成分を有することを意味する。シャンク28の周縁から横方向への係合装置 30の突出部は、係合装置30を補完的な受容面(図示せず)に固定することが できる。係合装置30は、尖端突部22の遠位端に接続され、好ましくは、それ と隣接している。係合装置30は、基部26とシャンク28の遠位端との間の所 定の位置で尖端突部22に接続されることは明らかである。 尖端突部22の配列は、以下に説明しクレームする自由形成尖端突部22をつ くる方法を含む適当な方法によってつくることができる。ここに使用する用語の 「自由形成」は、固形状、またはすでに形成された形状では成形型の空洞または 押出ダイから除去されない構造を意味する。尖端突部22は、溶融した、好まし くは液相で隣接した基板24の基板隆起部23の尖端突部取付面25に配置され 、以下に述べる所望の構造及び形状に、好ましくは、堅くなるまで冷却すること によって硬化される。 自由形成された尖端突部22の配列は、グラビヤ印刷として通常知られている 方法と同様の製造方法によって製造することが好ましい。この方法を使用するこ とによって、基板24は第5図に示すようにプリントロール72とバックロール 74との2つのほぼ円筒形のロールのニップの間を通過される。ロール72とロ ール74は、ほぼ平行な中心線を有し、尖端突部取付面24がニップ70を通過 するとき、少なくともロール72が基板24の突出部分23の尖端突部取付面2 5と接触する関係になるように維持される。プリントロール72と称されるロー ルの1つは、円滑であり、熱感応材料の薄い層によってカバーされている。基板 24の隆起部分23がプリントロール72と第2のロールとの間のニップ70を 通過するとき、熱感応材料が基板隆起部23の尖端突部取付面25上に配置され る。基板隆起部23の模様は、製造する尖端突部アレイ22の模様に対応する。 この工程の間、ニップ70は固定されて開放され、基板の隆起部23の模様が円 滑なプリントロール72からの接着材料に接触しそれを受けることができるよう に十分に大きい空隙を有しなければならない。尖端突部22を形成する液体、熱 感応材料、好ましくは、熱可塑性材料が、とい80のような熱源から供給される 。熱感応材料は、円滑なプリントロールがその中心線の周りで回転するときに導 入される。熱感応材料が表面に広がっている円滑なプリントロール72は、基板 隆起部23にのみ、好ましくは、プリント取付面25にのみ接触する。従って、 好 ましくは、熱感応材料の堆積は基板の突出部23の取付面25にのみ行われる。 基板24の隆起部23の尖端突部取付面25とロール72及び74との間の相 対移動が続くとき、尖端突部22は、尖端突部取付面25の平面にほぼ平行に横 方向の成分で広がり、シャンク28と係合装置30とを形成する。最後に、尖端 突部22のモイルが切断装置78によって係合装置30から切断される。尖端突 部22は熱可塑性材料の粘性特性によって重力と冷却中に生じる収縮とによって 収縮する。次に尖端突部22は、冷却され、好ましくは、冷凍させられてシャン ク28に隣接した係合装置30を有する固体構造になる。 固定装置20は、補完的な受容面に固定される。ここに使用される固定装置2 0の係合装置30を固定する「受容面」は、係合装置30と補完的なある間隔を 置いた開口部を有し、1つまたはそれ以上のストランドまたは繊維によって形成 され、係合装置30が捕捉され干渉なく引くことができなくなるように弾性変形 を局所化することができる露呈面を有する平面を言う。開口部または局所化され た弾性変形部は、係合装置30が受容面の平面に入ることができるようにし、開 口部(または変形領域)の間に間挿された受容面のストランドは、使用者が所望 する、固定装置の剥離強度、またはせん断強度を越えるまで固定装置の引き抜き または離脱を防止する。受容面の平面は平坦かまたは湾曲している。 もしストランドまたは繊維の間の開口部が、少なくとも1つの係合装置30が 受容面の平面に入り込み、ストランドの大きさが係合装置30と係合し、それを 捕らえる大きさであるならば、ストランドまたは繊維を有する受容面は補完的で あると言うことができる。もし少なくとも1つの係合面30が受容面の平面に局 所的な乱れを生じ、この乱れが受容面からの固定装置20の除去または分離に抵 抗する場合には局所敵に変形可能な受容面は補完的である言うことができる。 適当な受容面は、ニューハンプシャ州、マンチェスタのベルコUSAによって 販売されたベルコブランドのループ材料のような網状フォーム、ニット織物、不 織材料及びステッチボンドループ材料を有する。特に適当な受容面は、サウスカ リフォルイニア州のスパータンバーグ社によって販売されるスチッチボンド繊維 ナンバー970026である。 固定装置20の部材を詳細に検証するために第2図及び第3図を参照する。固 定装置20の基板24は、個々の尖端突部22の破壊及び分離を防止するために 十分に強くなければならない。基板24は、第3図に示すように、隆起した領域 21から成る追加的な材料が取り付けられた成形隆起部23を有することができ る表面でなければならない。隆起した領域21は、2つに分かれた取付面、基部 尖端突部取付面インターフェイスを形成する自由形成尖端突部22の基部が取り 付けられる尖端突部取付面25と、隆起部と基板との境界を形成する基板取付面 27とを有する。基板取付面27は、補完的な受容面から係合装置30を除去す るとき、基板から離れることを防止するために基板にしっかりと結合される。 また、基板24は、十分に可撓性であり、第2図に示すようなエンボス19で ある隆起部23を形成するように広げられることができる。基板24の材料から 形成されたエンボス19は、基部尖端突部取付面インターフェイスを形成してい る自由形成尖端突部22の基部が結合されている尖端突部取付面25を含む。尖 端突部22は使用者によって望まれる物質に容易に接着され固定することができ る。ここに使用する用語の「結合」は、第1の部品または部材が、第2の部品ま たは部材に直接固定されているか、または第1の部材または部品が第2の部材ま たは部品に直接または間接的に固定されている中間部材に固定または接続されて いることを言う。第1の部材または部品と、第2の部材または部品との間の関連 は、品物の寿命に影響する。「基板」は、第2図及び第3図に示すように、1つ またはそれ以上の隆起部23を有する露呈面であり、この隆起部23は、1つま たはそれ以上の尖端突部22が接続される尖端突部接続面25を有するエンボス 19または隆起領域21から成る。 また基板24は、所望の形状に曲がり、たわむように可撓性であり、このよう な尖端突部22が凍るまで溶融または劣化現象が起こらないように基板突出部2 3の尖端突部取付面25に蓄積される液体尖端突部の熱に耐えることができるよ うに従来の製造方法で巻くことができる。また基板24は、種々の幅で利用する ことができなければならない。隆起部23を支持することができる適当な基板2 4は、編地、織地、不織布、ゴム、ビニール、フィルム、特定のクラフトペーパ ー及び好ましくは、ポリオレフィンフィルムを含む。1平方メートル当たり0. 08kg(3000平方フィート当たり50ポンド)の基礎重量を有する白いク ラフトペーパーが適切であることが分かった。 基部26は、尖端突部22のほぼ平坦な部分であり、この尖端突部22は、基 板24の隆起部23の尖端突部取付面25に固定されており、尖端突部のシャン ク28の遠位端に隣接している。ここに使用するように、用語の「基部」は、基 板24の尖端突部取付面25に直接接触して尖端突部22のシャンクを支持して いる尖端突部22の部分を言う。基部26とシャンク28との間には境界がはっ きりしている必要はない。シャンク28が基部26から離れておらず、基部26 は、使用中尖端突部取付面25から離れないことのみが重要である。基部26の 断面は、尖端突部のパターンの密度及び尖端突部の取付面25に基づいて所望の 剥離及びせん断強さに関して十分な構造的な強度を有していなければならず、尖 端突部取付面25に適当な接着性を提供しなければならない。長いシャンクを使 用するならば、基部26は尖端突部取付面25に十分な接着性と適切な構造的な 完全性を提供する大きい断面積を有しなければならない。 尖端突部取付面25の基部26の形状は、尖端突部取付面25の領域にほぼ対 応している。基板の隆起部23の尖端突部取付面25の面積を大きくすることに よってフットプリントを拡大し、これによって、構造的な完全性が大きくなり、 その方向の剥離強度が大きくなる。ここで使用する用語の「フットプリント」は 、 基板24の隆起領域23の尖端突部取付面25上の基部の平坦な接触領域26を 言う。フットプリントの側部のたてよこ比は余り大きくてはならず、さもなけれ ば尖端突部22は、フットプリントの短い側に平行な力を受けるときに、不安定 になる。約1.5:1未満のたてよこ比が望ましく、円形のフットプリントに対 応するほぼ円形の尖端突部取付面25がさらに好ましい。しかしながら、フット プリントの形状を変えることによって方位的な角度を有する自由形成尖端突部を 形成することができる。このような尖端突部は1991年6月21日のトーマス 等の名称で出願されたP&G出願No.4417、出願第07/719211号 及び1993年1月19日にトマス等に発行された米国特許第5,180,53 4号に詳細に説明されている。これらの双方の参考例はここに組み込まれている 。 ここで説明した実施例において、直径がほぼ0.76ミリメートルないし1. 27ミリメートル(0.030ないし0.050インチ)である基板の隆起部2 3のほぼ円形の尖端突部取付面25にほぼ円形の形状のフットプリントが配置さ れた基部26が適切である。もし特定の方向に大きい剥離強度またはせん断強度 を有する固定装置20をつくることを所望するならば、この方向に直角な軸線に 対して強度及び構造的な完全性が大きくなるように尖端突部取付面25、基板隆 起部23及び対応する基部26の断面領域において、この方向が大きくなるよう に変形してもよい。この変形例は、基部26の大きくされた方向に引っ張られた ときに尖端突部22をさらに強くする。 シャンク28は、基部26に隣接しており、基部26及び基板24の隆起部2 3の尖端突部取付面25の外側に突出している。ここに使用する用語の「シャン ク」は、基部26と係合装置30との中間にあり、それに隣接した尖端突部22 の部分を言う。シャンク28は、基板の隆起部23の尖端突部取付面25から係 合装置30の長手方向の空隙を形成する。ここに使用する用語の「長手方向」は 、尖端突部取付面25から離れる方向のベクトル成分を有する方向であり、こ の方向は、尖端突部取付面25のに向かうベクトル成分を有する方向に特定され ない限り、尖端突部22の基部尖端突部取付面で尖端突部取付面25の平面に向 かう直角な距離を増大する。 始点36が各尖端突部22のシャンク28及び基部26に関連している。シャ ンク28の始点は基部26の中央、従って、尖端突部取付面25の中央であり、 典型的には基部26のフットプリント内にある。始点36は、側面から尖端突部 22を見ることによって見いだされる。「側面図」は、シャンク28及び基部2 6に向かって半径方向であり、基板24の尖端突部取付面25の平面に平行な方 向から見た図である。もし固定装置20が説明した方法及び以下の請求の範囲に よって製造されるならば、始点36を決定するときにニップ70を通る基板24 の走行に関して機械方向及び機械を横断する方向に尖端突部を見ることが好まし が、必ずしもそうでなくともよい。 考慮している特定の側面においてフットプリントの基部26の前縁と後縁との 間の側方の距離が見られるが、この距離は2分割され、この視点において基部2 6の中間点を生み出す。このような考慮の下に特定の側面において基部26のフ ットプリントを2分割するとき、(基板24への取付に付帯するフィレットまた はデコボコのような)小さい不連続部は無視される。この中間点は、シャンク2 8の始点である。 シャンク28は、尖端突部取付面25と、基板24の隆起部23と突出部24 の平面と角度αを形成する。ここに使用するような用語の「尖端突部取付面の平 面」は考慮中の基本的な尖端突部22の基部26における基板の隆起部の平面を 言う。角度αは次のように決定される。尖端突部22は輪郭を見るこるができる 。尖端突部22の「輪郭図」は2つの特定の側面図の内の1つであり、次のよう に見える。尖端突部22は、最大限の側方の突出38を有する方向が現れるよう に側面図で検証される。「横方向の突出部」は、このような図で基部26の中央 、 すなわち、シャンク28の始点36から尖端突部22の最も横に離れた点の突出 部まで、その突出部から尖端突部取付面25の平面に向かって下方に長手方向垂 直方向に引いた直線と尖端突部取付面25の平面との交差点までの横方向に平行 に計測された距離にある。 当業者には、最大限の側方の突出部38が始点26からシャンク28または係 合装置30の外周への突出距離であることが明らかである。側方の突出部38を 最大限にする尖端突部22の側面図は、このような尖端突部22の輪郭図と称す る。また、最大限の側方の突出部38を説明した方法及び以下の請求の範囲によ ってつくるならば、この輪郭図は機械方向を横断する方向に向いていることは当 業者には分かる。第2図に示す側面図は、エンボス19上に配置された尖端突部 22の輪郭図の1つである。当業者には、(最大限の横方向の突出部38が見る 者の左に向かうように)示すこの輪郭図からほぼ180°反対のもう1つの輪郭 図があることは明らかである。2つの輪郭図のいずれも、以下に説明する手順及 び使用法について適している。 上述したようにシャンク28の始点36は、輪郭図の尖端突部22で見ること ができる。輪郭図のように尖端突部22を維持しながら、尖端突部取付面25と 基板24との平面にほぼ平行な仮想切断平面40−40が尖端突部取付面25の 平面から最も大きい垂直距離を有する尖端突部22の点または部分で尖端突部に 正接している。これは尖端突部22の最も高い部分に対応する。次に仮想切断面 40−40は、尖端突部取付面から最も高い位置にさらに接近した垂直方向の最 大距離の1/4の位置に引かれ、その結果、尖端突部取付面25の平面から垂直 方向の距離の長手方向の高さの3/4で尖端突部22と交差する。 仮想切断平面40−40は、尖端突部22の3点を決定するために使用される 。第1の点は、切断平面が尖端突部22の前縁42と交差する点44であり、7 5%のリーディング点と称される。この「前縁」は、尖端突部取付面25と基板 24との平面から離れるように長手方向を向いているシャンク28の周囲の頂点 である。第2の点は、尖端突部22の中央を通って約180°第1の点と反対の 方向に配置され、切断平面40−40が尖端突部22の後縁46と交差する点4 8であり、75%のトレイリング点と称される。この「後縁」は、尖端突部取付 面25と基板24に向かうように前縁42からほぼ反対方向に配置された長手方 向を向いているシャンク28の周囲の頂点である。これらの2つの点を接続する 直線は、もちろん切断平面にあり2分割されて仮想切断平面の中間点47を形成 する。仮想切断平面40−40の中間点47と基部26のシャンク28の始点3 6とを接続するように直線が引かれる。尖端突部取付面25の平面とこの直線と の間の角度はシャンク28の角度αを形成する。 さらに説明すれば、シャンク28が尖端突部取付面25に関して形成する角度 αは、側面図によって見ることができる切断平面の中間点47と始点36とを接 続する線によって形成された、垂直方向から最も離れた90°の補角である。従 って、この線をシャンク28に向かって半径方向を向いた方向、特に尖端突部取 付面25の平面に平行な向きで見るときの尖端突部取付面25垂直方向に直角な 最小角は、シャンク28の角度αである。尖端突部22はほぼ機械方向に見ると き、すなわち、ほぼ180°の方向で見るとき、シャンク28の角度αは約90 °である。しかしながら、上述したように、測定すべき角度は、垂直方向から最 も離れた角度であり、典型的には機械を横断する方向から尖端突部22を輪郭で 見たときに決定される角度である。 シャンク28の角度αは、尖端突部取付面25の平面にほぼ直角であり、特別 な方向にせん断強さを大きくするためにその平面に関して鋭角の向きが好ましく 、その向きは、最大限の長手方向の突出部38にほぼ平行である。しかしながら 、シャンク28の角度は直角方向から余りそれるべきではなく、さもないとさら に方向性を有する特定のせん断強さの固定装置が形成される。ここに説明した実 施 例において、約45°と約80°の間の角度、好ましくは、約65°の角度を有 するシャンク28がよく作用する。シャンク28の角度が約80°未満の場合に は、シャンク28は、(横方向の向きには関係なく)尖端突部取付面25の平面 に関して非直角方向を向くように考慮される。 また仮想切断平面40−40及び輪郭図は、尖端突部取付面25に関する前縁 42と後縁46との角度を決定するために使用することができる。これらの角度 を決定するために、75%の前点44と75%の後点48は上述したように設定 される。輪郭図で見ることができるように、尖端突部取付面25上を基部26を 通る直線がシャンク28の前縁と交差するように引かれる。この交差点は「基部 の前点」50である。上述したように、この「基部の前点」50を決定するとき 、尖端突部取付面25への取付部に付帯する基部26近傍のシャンク28の小さ い不連続部は考慮しない。75%の前縁42の点44は直線によって基部前縁部 42の点50に接続される。この直線は尖端突部取付面25の平面に関して角度 βLを形成し、始点36とシャンク28の中央とに向かって開放している。角度 βLは、前縁42の角度、または簡単に前縁角と称される。 基部の後点52は、基部26の中央を通って基部の前点50からほぼ180° 反対側に配置され、次のように設定される。基部26のフットプリント及び対応 する尖端突部取付面25を通る直線、輪郭図で見てシャンク28の後縁46と交 差するように引かれる。この交差点は「基部の後点」52である。上述したよう に、この「基部の後点」52を決定するとき、尖端突部取付面25への取付面に 付帯する基部26近傍のシャンク28の小さい不連続部は考慮しない。上述した ように、75%の後点48は、直線によって基部の後点52と接続される。この 直線は尖端突部取付面25の平面に関して角度βTを形成し、始点36とシャン ク28の中央に向かって開放している。角度βTは、後縁46の角度、または簡 単に後縁角と称される。 前縁42及び後縁46が形成する角度βL及びβTは、シャンクの側面の平行 性を規定する。前縁及び後縁42及び46の角度βL及びβTは、互いに補完的 ではなく(加算されて180°の合計にはならない)、シャンク28の側面は平 行ではない。シャンク28の側面が平行ではないなら、基部の前点及び後点50 及び52と75%の前点及び後点を接続する)βL及びβTを形成する直線は尖 端突部取付面25の平面の上または下のいずれかで交差する。もし、前縁及び後 縁42及び46の角度βL及びβTが等しくなく、このような角度を形成する線 が(基部26の長手方向外側の)尖端突部取付面25の平面上で交差するならば 、尖端突部22は、遠位端及び係合装置30に向かって基部から集中する。もし β前縁及び後縁42及び46の角度βL及びβTが同じ向き、すなわち、方向を 向いている場合には補完的な大きさは等しいように決定され、シャンク28の側 面が平行であるように決定される。 約45°±30°の尖端突部取付面25によって前縁角度βLを形成する前縁 42を有するシャンク28が適切である。約65°±30°の尖端突部取付面2 5によって後縁角度βTを形成する後縁46を有するシャンク28が適切である 。前縁42及び後縁46のこれらの角度βL及びβTを有するシャンクがよく作 用し、このシャンクは、過剰な尖端突部材料を必要とすることなく大きいせん断 及び剥離強度を提供する、尖端突部取付面に関して都合よい向きの傾斜シャンク 28をつくるためにシャンク28の挟角αの前述したスペクトルを有する。 前述した測定値は、ニュージャージー州のレームハート社によって販売される モデル100−00115の角度計を使用して容易に行われる。さらに正確に測 定するならば、輪郭図の決定、始点36、切断平面40−40、前角βL、後角 βT、起点50及び52、75%の点44及び48及びシャンク28の角度αを 尖端突部22の写真を撮ることによって有利に行われる。マサチューセッツ州、 ニューベッドフォードのアムレイ社によって販売されるモデル1700の走査電 子顕微鏡がこの目的をよく果たすことが分かった。もし必要ならば、最大限の横 方向の突出部38及び輪郭図を決定するために何枚かの写真がとられる。 シャンク28は、係合装置30が受容面のストランドに容易に入り込みそれに 係合するように、正面図で基板24の突出部分23から係合装置30の空隙を開 けるに十分な距離だけ基部26から長手方向に突出しなければならない。比較的 に長いシャンク28が受容面にさらに深く入り込むことができ、それによって係 合装置が多数のストランドまたは繊維に入り込みそれと係合することができると いう利点を有する。逆に比較的に短いシャンク28は、比較的に強い尖端突部2 2を得ることができるが、それに対応して受容面に余り入り込むことができず、 従って、より低密度にパックされたストランドまたはファイバを有するウールま たは緩やかにステッチボンド加工材料のような受容面には適さない。 もしニット材料か、または織物材料の受容面を使用するならば、尖端突部取付 面25から約0.5ミリメートル(0.002インチ)の最も高い部分の点また はセグメントまでの長手方向の長さ、好ましくは、少なくとも約0.7ミリメー トル(0.028インチ)の長手方向の長さを有する比較的短いシャンクが適当 である。もし、約0.9ミリメートル(0.035インチ)より大きい毛管を有 するロフト材料受容面を使用するならば、少なくとも約1.2ミリメートル(0 .047インチ)、好ましくは、約2.0ミリメートル(0.079インチ)の 大きな長手方向の寸法を有する比較的に長いシャンク28がさらに適している。 シャンク28の長さが長くなり、それに対応してせん断強さが小さくなると、基 板24の突出部分23の密度とそれに対応した固定装置20の尖端突部22の密 度は、せん断強さの損失を補償するために増大される。 この点においてエンボス19または隆起部分21から成る基板の隆起部23は 、尖端突部22がさらに深く受容装置に入り込むことができるように尖端突部に 高さを追加していることは容易に理解できるであろう。基板24のエンボス領域 に 対する他の利点は、尖端突部の「皮膚への親近性」が大きくなることである。尖 端突部を基板24のエンボス領域に配置することによって皮膚に対して尖端突部 22が押されるとき、尖端突部22をエンボス19内に包囲してその中に沈める 。またこの包囲は、尖端突部係合手段30の開口部が基板面の下に下降すること ができるようにすることによって尖端突部22が受容面の繊維を固定することが できるようにする。この固定現象は、受容面が係合面30から除去されることを 防止しなが、フックの保持強度を増大させる。 隆起部を有する本発明の基板は皮膚に親近感を有するフック固定材料を形成す るために圧縮可能な基板として使用することができる。このようなこのような親 近性のある固定材料及びこのようなフック固定材料を製造する方法は、デビット J.Kゴレートの名称で1992年12月10日に出願された「非接着性機械固 定装置及びその製造方法」と題された米国特許出願第07/988,636号に 記載されている。 上述したように、シャンク28の長手方向の長さは、尖端突部取付面25から の係合装置の長手方向の間隔を決定する。この「長手方向の間隔」は尖端突部取 付面25の平面から係合装置30の周囲への最小の垂直方向の距離である。一定 の形状の係合装置において、尖端突部取付面25から係合装置30の長手方向の 空隙は、長手方向のシャンク28の長さと共に大きくなる。受容面のストランド または繊維の直径の少なくとも約2倍の長手方向の空隙、及び好ましくは、この ような繊維またはストランドの直径の約10倍の空隙は、固定装置20の係合装 置30によってこのようなストランドまたは繊維の侵入または係合及び保持を行 う。ここに説明した実施例において、約0.2ミリメートル乃至約0.8ミリメ ートル(0.008乃至0.03インチ)の長手方向の空隙を有する尖端突部が よく作用する。シャンク28の断面形状は重要ではない。従って、シャンク28 は、基部26の断面に関して前述したパラメータによって所望の断面を有する。 用語の「断面」は、シャンク28または係合装置30で直角にとられた尖端突部 22の部分の平たい領域である。上述したように、シャンク28は、シャンク2 8の遠位端及び尖端突部22の係合装置30が長手方向及び横方向に進展すると き断面が小さくなるように傾斜することが好ましい。この構成は、シャンク28 及び係合装置30が慣性モーメントにおいて対応して増大するようにし、その結 果、分離力が固定装置20に適用されたとき、さらに一定の応力を尖端突部22 に生じ、尖端突部22に組み込まれた余分な材料の量を減少する。広範な尖端突 部22の大きさにわたって所望の形状を維持するために、尖端突部22を形成す るためにほぼ一様な断面積の比を使用することができる。尖端突部22の全体の 傾斜を制御する1つの比は尖端突部22の最も高い部分での尖端突部取付面25 の面積と基部26の断面積及び尖端突部22の断面積との比である。用語の「最 も高い位置」は、尖端突部取付面25の平面から最も大きい垂直方向の距離を有 するシャンク28または係合装置30の点または部分を言う。典型的には尖端突 部22は、基部26の断面積と最も高い位置の断面積の比が約4:1乃至約9: 1の比である尖端突部がよく作用する。 上述したように、約0.76ミリメートル乃至約1.27ミリメートル(0. 030インチ乃至0.050インチ)から約0.41ミリメートル乃至約0.5 1ミリメートル(0.016乃至0.020インチ)の最も高い位置の直径に傾 斜しているほぼ円形のシャンク28がここに説明した実施例において適当である ことが分かっている。基部の面積は尖端突部の取付面25の面積に対応するとい う事実は当業者は理解できるであろう。特に、最も高い位置で約0.46ミリメ ートル(0.018インチ)のほぼ円形の尖端突部取付面25の断面積部分は、 約0.17平方ミリメートル(0.0003平方インチ)の最も高い位置での断 面積を提供する。約1.0ミリメートル(0.040インチ)のほぼ円形の尖端 突部取付面25及び基部26の断面積は、約0.81平方ミリメートル (0.0003平方インチ)の基部26の断面積を提供する。この構造は、前述 した範囲内の、基部26の断面積対最も高い位置での断面積の5:1の比を形成 する。 係合装置30はシャンク28に結合され、好ましくは、シャンク28の遠位端 に隣接している。係合装置30は、シャンク28の周囲から半径方向に離れて外 側に突出し、長手方向に突出する、すなわち、尖端突部取付面25に向かってま たはそこから離れるように突出するベクトル成分を有する。ここに使用する用語 の「係合装置」は、(シャンク28の周囲の主な凹凸以外の)シャンクの周囲の 横方向の突出部を言い、この突出部は、受容面からの分離または除去に抵抗する 。用語の「周囲」は、尖端突部22の外面を意味する。用語の「半径方向」は、 尖端突部取付面25または基板24に直角な方向を言い、この直角な方向は、基 部26のフットプリントにほぼ中心がある始点36を通過する。 特に、横方向の突出部は、尖端突部取付面25と基板24の平面に向かいそれ と平行なベクトル成分を有する。係合装置30とシャンク28は、横方向と長手 方向の双方のベクトル成分を有することは理解すべきである。シャンク28の遠 位端の鋭く形成された端部が明らかであること、またはシャンク28と係合装置 30との間の境界が認識できると言うことは重要ではない。シャンク28の周囲 の長手方向を向いた面は、係合装置30が尖端突部取付面25と基板24との平 面に平行に及び平面に向かうベクトル成分を備えた面を有するように遮られるこ とが必要なだけである。 係合装置30は、シャンク28より大きい横方向の突出部か、または所望なら ばその逆であってもよい。図面に示すように、係合装置30は、好ましくはほぼ 弧状であり、凹形状の湾曲部を有する。もし係合装置30が凹形状の湾曲部を有 するならば、係合装置30は、基部26で、または基部26から横方向に間隔を おいた場所で尖端突部取付面25または基板24に長手方向に近接した部分を有 する。この部分は、シャンク28に向かって横方向に向かっているが、部材は、 始点36に向かって半径方向に向かう必要はない。 比較的単方向性を有する剥離強度を所望するならば、固定装置20の各尖端突 部の係合装置30は、ほぼ同じ方向に横方向に伸びるか、または横方向に等方性 の剥離強度を提供するようにランダムな方向を向いていてもよい。係合装置30 は、フック形状のしかの角の形状であり、実質的にシャンク28の一方の側から 突出し、ほぼ凸形状の輪郭を形成し、係合装置30の湾曲部の内側の半径部で受 容面のストランドまたは繊維を捕捉するために受容面の開口部に入り込む。係合 面30と受容面のストランドまたは繊維の間の干渉は、固定装置20の剥離強度 またはせん断強度を越えるまで固定装置20が受容面から離脱することを防止す る。係合装置30は、横方向に余り突出すべきではなく、さもないと、係合装置 30は、受容面の開口部に入り込むことができない。係合装置30の断面は、受 容面の開口部に入り込むことができるような大きさである。 係合装置30が所望の密度の尖端突部22が配列された所望の剥離及びせん断 強度に対応する十分なせん断及び曲げ強度を有する限り、係合装置30の断面積 及び形状は、重要ではない。ここに説明した実施例において、基部26の中央か ら約0.79ミリメートル乃至約0.90ミリメートル(0.03乃至0.04 インチ)の離れた横方向の周囲に最大限の横方向の突出部38を有するフック形 状のしかの角形状の係合装置30が適切である。 基板の突出部23及びそれに対応する尖端突部22は、固定装置の特定の適用 に必要な剥離及びせん断強さを達成するために所望の形状及び密度を有する。配 列の密度が大きくなると、剥離及びせん断強度はそれに比例するように直線的に 大きくなる。個々の尖端突部は、隣接する尖端突部22の係合装置30が受容面 のストランドまたは繊維に入り込むことに干渉しそれを妨げないように密接に間 隔を置かないようにすべきである。もし尖端突部22が余りに接近し過ぎると、 受容面のストランドまたは繊維の圧縮化またはもつれが生じ、ストランドと繊維 との間の開口部をふさぐ。逆に尖端突部22は固定装置20の適当なせん断及び 剥離強度を与えるために大きな面積を必要とため余り間隔を置くべきではない。 各尖端突部22は隣接した尖端突部22からほぼ等間隔になるように基板の突 出部23を列をなすように配置することが有利である。一般的に、機械方向及び 機械を横断する方向の基板突出部23は、分離する力が固定装置20と受容面に 加えらえたとき、固定装置20と受容面とを通じてほぼ一様な応力領域を提供す るように、隣接した機械方向及び機械方向を横断する方向の基板の隆起部23か ら等間隔離れていなければならない。 ここに使用する用語の「ピッチ」は、基板の隆起部23の中央部とそれに対応 する尖端突部取付面25または隣接する列の尖端突部22の基部26のフットプ リントとの間で機械方向または機械を横断する方向に測定した距離を言う。典型 的には双方向に約1.02ミリメートルから約5.08ミリメートル(0.04 乃至0.20インチ)の範囲のピッチを備えた尖端突部の配列を有する固定装置 20が適しており、約2.3ミリメートル(0.08インチ)のピッチが好まし い。隣接した機械を横断する方向の列は、隣接する機械を横断する方向の列の間 で機械方向の距離を2倍にするために機械を横断する方向にピッチがほぼ1/2 ずれていることが好ましい。 基板の隆起部23とそれに対応する尖端突部22は、1平方センチメートルの 格子の1つのマトリクスに配置することが考慮されており、このマトリックスは 、機械方向及び機械を横断する方向に1センチメートル当たり約2列乃至約10 列(1インチ当たり5乃至25列)、好ましくは、各方向に1センチメートル当 たり約5列の尖端突部22(1インチあたり13列)の尖端突部22を備えた基 板の隆起部23と対応する尖端突部22の配列を有する。この格子は基板24の 1平方センチメートル当たり約4乃至約100の尖端突部22(1インチ当たり 25乃至625の尖端突部)を有する固定装置20を形成する。 固定装置20の尖端突部22は、固定のとき安定位置し形状を保持するが、固 定装置20が分離する力を受けるとき障害が生じるようにもろくないような熱感 応材料で製造することができる。ここに使用する「熱感応材料」は熱が加えられ たときに固相から液相に次第に変化する材料を意味する。尖端突部が壊れたとき 、または分離力が加えられたときにそれに反応することができなくなったとき故 障が生じることが考慮される。好ましくは、ASTM標準D−638によって測 定された約1平方メートル当たり約24,600,000乃至約31,600, 000キログラム(1インチ当たり35,000乃至45,000ポンド)の弾 性引っ張り係数を有する。 さらに、尖端突部材料は、容易に処理ができ、シャンク28が広がり、係合装 置30が以下に説明する製造方法によって容易に製造することができるように材 料の融点近傍の温度で接着性及び丈夫な一貫性を提供するように比較的に高い粘 度を提供するように十分に低い融点を有しなければならない。また尖端突部22 は尖端突部22の構造に影響を与えるパラメータ及び特に係合装置30の外形に さらに変化を与えることができるように粘性を有することが重要である。基板の 隆起部23に加えられる温度で約20乃至約100パスカルセコンドの範囲の複 合粘度を有する材料が適当である。 粘度は、10ヘルツのサンプリング周波数と10%の材料の引っ張りで動的作 動モードを使用するレオメトリックモデル800機械的スペクロメータで測定す ることができる。特に、約12.5ミリメートルの半径と、ディスクとプレート との間に約1.0ミリメートルの空隙を有するディスク及び尖端突部タイプの形 状が好ましい。 尖端突部22は、熱可塑性材料から製造することが好ましい。用語の「熱可塑 性」は、熱及び圧力が加えられたときに流れる熱感応材料のクロスリンク加工さ れていないポリマーを言う。高温溶融接着性熱可塑性材料は、特に説明した方法 と以下のクレームによって本発明の固定装置20を製造するために特に適してい る。ここで使用する用語の「高温溶融接着剤」は、室温で固体であり、温度が上 昇すると液体になり、溶融状態で適用される熱可塑性成分を言う。高温溶融接着 剤の例は、ニューヨーク州、ニューヨーク10020の135ウエスト50番街 のバンノストランドラインホルド社135によって1977に発行されたアービ ンスカイストによる「接着材ハンドブック」第2版で見ることができる。特にポ リエステル及びポリアミドの高温溶融接着剤が適しており、好ましい。ここに使 用する用語の「ポリエステル」及び「ポリアミド」はエステル及びアミドユニッ トが繰り返される鎖を意味する。 もしポリエステルの高温溶融接着剤を選択するならば、約194℃で約23± 2の複合粘度を有する接着剤がよく作用することが分かっている。もしポリアミ ドの高温溶融接着剤を選択するならば、約204℃で約90±10の複合粘度を 有する接着剤がよく作用することが分かっている。マサチューセッツ州のミドル トンのボスティック社によってNo.7199として市販されているポリエステ ル高温溶融接着剤がよく作用することが分かった。イリノイ州のカンカキーのヘ ンケル社によって商品名6300として市販されているポリアミド高温溶融接着 剤がよく作用することが分かった。 第4図に示す固定装置20′の第2の実施例において、係合装置30′は、半 円球(マッシュルーム)形状である。用語の「半円球」は、複数の方向に突出し ており半円球または球状であるが、正規の形状には制限されないほぼ円形の形状 を言う。この形状、特にほぼ球形の係合装置30′の構造は、係合装置30′が 受容面から外されたとき、典型的に受容面のストランドの乱れが少ない利点を提 供する。これは、受容面に対する目に見える損傷を少なくし、多数回再使用する ことができるようにする。もし球形の係合装置を選択するならば、シャンク 28′は、受容面の開口部に容易に侵入し、係合装置30′が受容面から離され るときに受容面への損傷を少なくすることができるように尖端突部取付面25に さらに直角になるようにすることが好ましい。約70°の角度α′を有するシャ ンク28′が適切である。 適当な形状及びほぼ球形の係合装置30′を有する尖端突部22′を形成する ために、係合装置30′は、受容面のストランドに入るに十分な横方向の距離だ けシャンク28′の周縁から半径方向の突出していなければならないが、係合装 置30′の大きさがシャンク28′によってしっかりと支持されない限り、すな わち、シャンク28′が不安定である場合には突出しない。シャンク28′の角 度α′が小さくなり、すなわち、垂直方向からさらに外れると、シャンク28′ の構造的な完全性及び断面積に関する係合装置30′の大きさはさらに重要にな る。 最も高い位置の断面積及び上述した直径の比と約80°のシャンク28′の角 度α′の基部26′を有する傾斜したシャンク28′がよく作用する。最も高い 位置の測定値は、係合装置30′からではなく、シャンク28′の最も高い位置 からとられる。 シャンク28′から係合装置30′に円滑な遷移部分がなく、シャンク28′ と係合装置30′との間に境界部が容易に決定できる第4図に示す実施例におい て、仮想切断平面40′−40′は、尖端突部取付面25の平面から尖端突部取 付面25の平面に長手方向に接近した係合装置30′の点に正接する平面への垂 直方向の距離の3/4の位置にある。切断平面40′−40′は、上述したよう なシャンク28′の角度α′、前縁角βL′及び後縁角βT′を決定するために 使用される。 係合装置30′は、シャンク28′の遠位端29′の周縁からシャンク28′ の遠位端29′の直径の少なくとも約25%,好ましくはこのような直径の少な くとも約38%だけ各横方向に半径方向に突出しなければならない。要するに、 シャンク28′の遠位端29′の直径が1.0に正規化されるならば、シャンク 28′の遠位端29′の直径の少なくとも1.5倍、好ましくは、1.75倍で なければならない。さらに基部26′の直径は、シャンク28′の遠位端29′ の直径の約2.0倍でなければならない。シャンク28′の高さは、尖端突部取 付面25から係合装置30′を長手方向に適当に間隔を空けるためにシャンク2 8′の遠位端29′の直径の約1.5倍から2倍でなければならない。係合装置 30′の長手方向の寸法は、シャンク28′の遠位端の直径の約2.0倍から1 .5倍の範囲である。 第4図の固定装置20′は、第2図の係合装置30と固定装置20の遠位端と を少なくともその融点まで加熱することによってつくられる。これは、係合装置 30と尖端突部22の遠位端を基部26′及びシャンクの近位端が少なくともそ の融点まで加熱されないように基板の平面に長手方向に向かう熱源に近づけるこ とによって行われる。適当な方法は、約440℃まで加熱された高温ワイヤのよ うな熱源の約3.3ミリメートル乃至約10.1ミリメートル(0.1乃至0. 4インチ)内に尖端突部の最も高い部分を近づけることである。 尖端突部22′の前縁角βL及び後縁角βTの範囲は、半球形状の係合装置の 尖端突部22′を形成する対応するフック形状のしかの角形状の係合装置の尖端 突部22の範囲と同様である。これが起こる理由は、第2図の係合装置30が加 熱され、溶融して第4図の係合装置30′のように流れるとき、尖端突部22′ の前縁角βL及び後縁角βTが実質的には変化しないからである。 前述したミリケン970026の受容面において、第4図の係合装置30′は 、約0.029ミリメートル乃至約0.032ミリメートル(0.001インチ )の側方及び長手方向の寸法を有しなければならず、約0.30ミリメートル乃 至約0.045ミリメートル(0.012乃至0.002インチ)の基部26′ の直径と、約0.0016ミリメートル乃至約0.0020ミリメートル(0. 0006乃至0.0007インチ)の遠位端29′の直径とを有するシャンク2 8′上に配置される。シャンク28′の遠位端29′は、尖端突部取付面25の 平面上に約0.44ミリメートルと約0.50ミリメートルとの間(0.017 インチ乃至0.020インチとの間)に配置されなければならず、係合装置30 ′は、約0.56ミリメートル乃至約0.70ミリメートル(0.002乃至0 .028インチ)、好ましくは、約0.64ミリメートル(0.025インチ) の横方向の突出部38′を有しなければならない。 製造方法 本発明による固定装置20は、グラビヤ印刷と同様の方法を使用して製造する ことができる。グラビヤ印刷は、1988年2月17日にシース等に発行された 米国特許第4,643,130号によって示された技術によって公知である。同 様の尖端突部を製造する他の方法は1992年5月26日にトーマス等に発行さ れた米国特許第5,116,563号である。 第5図を参照すると、隆起部23を含む基板24は円滑なプリントロール72 とバックロール74の2つのローラの間で形成されるニップ70を通過する。ロ ール72及び74は、尖端突部取付面25と基板24との平面にほぼ平行に配置 された相互に平行な中心線を有する。このロール72及び74は各中心線の周り で回転し、ニップ点70の周りで大きさ及び方向の双方においてほぼ等しい面速 度を有する。所望ならば、円滑なプリントロール72とバッキングロール74と の一方または双方は、外側の動力(図示せず)によって駆動することができる。 約1,500ワットの出力を有する交流の電気モーターが適当な動力を供給する 。ロール72及び74を回転することによって基板24は、尖端突部材料を基板 24の基板突出部23の尖端突部取付面に接着される。 円滑なプリントロール72は、液相のプリントロール22の材料の温度に適応 し、機械方向及び機械を横断する方向の双方向で尖端突部22の間でほぼ一様な ピッチを形成する。基板の突出部23の尖端突部取付面25の断面積を変化させ ることによって、種々の基部の直径及びシャンクの高さをつくることができる。 円滑なプリントロール72は、尖端突部取付面25に尖端突部22を配置する 配置装置を提供する。基板24の基板突出部23のパターンは所望の配列を形成 する。用語の「配置装置」は、一定の容積体から尖端突部取付面25に個々の液 体の尖端突部材料を移動させる手段を言う。用語の「配置」は、尖端突部材料を 容積体から転送し、尖端突部取付面25にこのような材料を分けて配分すること を言う。 尖端突部取付面25と対応する基板隆起部23の断面領域は、尖端突部22の 基部26のフットプリントの形状に対応する。尖端突部取付面の断面は、基部2 6の所望の断面にほぼ等しくなければならない。一部が円滑なプリントロール7 2上に配置された尖端突部材料の深さは、長手方向の尖端突部の長さ、特に基部 26から最も高い位置の点または部分への垂直方向の距離を決定する。 ここに説明した実施例において、円滑なプリントロール72上に広がった尖端 突部材料の深さは、尖端突部取付面25の直径の約50乃至70の間でなければ ならない。 円滑なプリントロール72とバックロール74は、円滑なプリントロール72 が基板24の尖端突部取付面25に配置されたとき、基板の隆起部23が、蓄積 された尖端突部材料を収集することができるロールの中心線と一致していなけれ ばならない。 バックロール74は、それが円滑なプリントロール72からプリントロール取 付面25に堆積されたとき尖端突部材料の緩衝を行うように円滑なプリントロー ル72よりいくぶん柔らかくさらに柔軟でなければならない。約40乃至約60 のショアAのジュロメータの硬度を有するゴムコーティングを有するバックロー ル74が適切である。円滑なプリントロール72の温度は重要ではないが、プリ ントロール72は、源から堆積部を通って尖端突部取付面25に転送中に尖端突 部22の硬化を防止するために加熱しなければならない。一般的には、源の材料 の温度に近いプリントロールの表面温度が望ましい。約197℃の円滑なプリン トロール72の温度がよく作用することが分かった。もし基板24が尖端突部材 料から伝達された熱によって悪影響を受ける場合には冷却ロールが必要であるこ とが分かっている。冷却ロールが所望ならば、当業者によく知られた装置を使用 するバックロール74に組み込むことができる。この構成は、ポリプロピレン、 ポリオレフィンまたは他のポリオレフィンの基板を使用するならばしばしば必要 とされる。 個々の尖端突部を形成するために使用される材料は、尖端突部22を尖端突部 取付面25に適用する適当な温度を供給する源に保持しなければならない。典型 的には、材料の熔融点のわずかに上の温度が望ましい。もし材料の全部または一 部が液相であるならば、材料を熔融点でまたはその上で保持することを考慮しな ければならない。尖端突部材料の源を非常に高い温度で保持するならば、尖端突 部材料は十分な粘性は必要ではなく、機械方向に隣接する尖端突部22に横方向 に接続される係合装置30をつくる必要がある。もし、材料の温度が非常に高温 であるならば、尖端突部22は小さい幾分半球形状のパドルに流れ、係合装置3 0は形成されない。逆に、もし、源の温度が低すぎるならば、尖端突部材料は、 源80から円滑なプリントロール72まで転送されず、また続いて円滑なプリン トロール72から基板24の尖端突部取付面25には適当に転送されない。また 材料の源は、ほぼ一様な機械方向の温度プロフィールを材料に付与し、接着剤を 基板24の尖端突部取付面25に堆積する手段に連通し、尖端突部材料がなくな ったときに容易に補充し再補填することができなければならない。 円滑なプリントロール72の機械をほぼ横断する方向にほぼ同平面に及びそれ と隣接するような適当な源はとい80である。とい80は、閉鎖底部と外側の側 部と端部とを有する。頭部は開放しているか、所望ならば閉鎖している。とい8 0の内側は、中の液体材料が円滑なプリントロール72の周縁に自由に接触し、 それと連通することができるように開放している。 源は、尖端突部材料を液相に適当な温度に維持するために公知の手段(図示せ ず)によって外部から加熱される。好ましい温度は、融点以上であるが、それ以 下では粘弾性に大きな損失が生じる。所望ならば、とい80の内側の液体材料は 、一様性を促進し、均一な温度の配分を行うために混合され循環される。 とい80の底部に並置されているのは、円滑なプリントロール72に適用され る尖端突部材料の量を制御するドクタブレード82である。ドクタブレード82 は、円滑なプリントロール72が回転しているとき、静止するように配置され、 ドクタブレード82がロール72の周囲をふき、円滑なプリントロール72に堆 積される厚さより厚く適用される尖端突部材料をきれいにしてこのような材料を 再使用することができるようにする。この構成によって、尖端突部材料を基板の 隆起部23の形状に応じて円滑なアプリケータロール72から所望の配列で尖端 突部取付面25に配置することができる。第5図に示すように、ドクタブレード 82は、特に円滑なプリントロール72の水平方向の頂点がニップ点70の上流 になるように水平面に配置される。 尖端突部22を尖端突部取付面25に配置した後、尖端突部22は、それを固 定装置20の係合装置30とモイルと切断する装置によって円滑なアプリケータ ロール72から切断される。ここに説明するような用語の「モイル」は尖端突部 22から切断された材料を言い、固定装置20の部分を形成しない材料を言う。 切断装置78は、係合装置30の種々の大きさの尖端突部22及び横方向の突 出部38に適応し、機械の横断方向を通って配列の一様性を提供するように調整 可能でなければならない。用語の「切断装置」は、固定装置20からモイルを長 手方向に分離する手段を言う。用語の「切断」は、上述したように固定装置から モイルを分割する動作を言う。また切断装置78は、きれいで、さびまたは酸化 されず、尖端突部22に対して腐食剤及び(モイル材料のような)汚染物質を付 与してはならない。適当な切断装置は、ワイヤ78であり、ワイヤ78はロール 72及び74のような軸線にほぼ平行に配置されると共に硬化した尖端突部22 の最も高い部分から基板の隆起部23までの垂直方向の距離より幾分大きい所定 の距離だけ基板の隆起部23から離れている。 好ましくは、ワイヤ78は、切断装置78の溶融尖端突部材料の蓄積を防止し 、尖端突部材料が熱源を出る時間の間起こる尖端突部22の冷却に対応し、切断 が起こり、係合装置30の横方向の拡張を推進するために電気的に加熱される。 また、切断装置78の加熱はほぼ一様な形状を有する尖端突部22の配列を形成 するように機械を横断する方向に一様な温度配分を行わなければならない。 尖端突部材料の温度が上昇すると、比較的に冷たい高温ワイヤ78の温度切断 装置を適用することができる。また、基板24の速度が大きくなると、各尖端突 部22及びモイルを切断するとき高温ワイヤ78の冷却頻度が少なくなり、同じ 温度で比較的に低い電力の高温ワイヤ78が可能になる。高温ワイヤ78の温度 は、高くなるとき、全体が短いシャンクの長さを有する尖端突部22が得られる ことは理解できよう。逆にシャンク28の長さ及び係合装置30の横方向の長さ は、高温ワイヤ78の温度が低くなると、反比例して増大する。切断装置78は 、切断する尖端突部22に実際に必ずしも接触する必要はない。尖端突部22は 、尖端突部22は切断装置78から放射される放射熱によって切断することがで きる。 ここに説明した実施例において、約343℃乃至約416℃の温度に加熱され た約0.51ミリメートル(0.02インチ)の直径の円形の断面のニッケルク ロムワイヤ78が適切であることが分かっている。ナイフ、レーザー切断または 他の切断装置78と上述した高温ワイヤ78と置換することができることは明ら かである。 尖端突部22をモイルから切断する前に尖端突部材料が広がる場所に切断装置 を配置することは重要である。もし切断装置78を尖端突部取付面25の平面か ら余り遠く配置する場合には、尖端突部材料は、切断装置78の下を通過し、尖 端突部取付面25または隣接尖端突部22から適切な間隔を置いていない非常に 長い係合装置を形成する。逆に、もし切断装置78を尖端突部取付面25の平面 に余り近づけて配置する場合には、切断装置78は、シャンク28を切り縮めて 係合装置が形成されない。 ここに示した製造方法において、ニップ点70から機械方向に約14ミリメー トル乃至約22ミリメートル(0.56乃至0.88インチ)、好ましくは、約 18ミリメートル(0.72インチ)、バックロール74から半径方向外側に約 4.8ミリメートル乃至7.9ミリメートル(0.19乃至0.31インチ)、 好ましくは、約6.4ミリメートル(0.25インチ)及び円滑なプリントロー ル72から半径方向外側に約1.5ミリメートル乃至約4.8ミリメートル(0 .06乃至0.19インチ)好ましくは、3.3ミリメートル(0.13インチ )の場所に高温ワイヤ切断装置78が配置されていることが好ましい。 動作において、尖端突部取付面を有する隆起部23は、配置方向に関して第1 の方向に搬送される。さらに詳細に説明すると、基板24は、テイクアップロー ル(図示せず)によって円周方向に引かれニップ部を通って搬送される。これは 隆起部23に基板24の尖端突部取付面25に尖端突部22の連続的な配置を行 う基板にクリーンな領域を提供し、その上に尖端突部22を配置する基板24の 部分を除去する。基板がニップ70を通過するとき基板24の基本的な搬送方向 に平行な方向は「機械方向」と称される。図5の矢印75によって指示される機 械方向は、円滑なプリントロール72とバッキングロールの中心線に直角である 。 機械方向に直角で基板24の平面に平行な方向は「機械の横断方向」と言う。 基板24は、ニップ70を通してロール72及び74の面速度より約2%乃至 約10%早い速度で引かれる。これは尖端突部材料を尖端突部取付面25に配置 する装置から尖端突部22を切断する装置78の近傍に基板24がひだまたはし わを形成することを最小限にするために行われる。この基板24は、毎分約3乃 至約31メートル(毎分10乃至100フィートで)第1の方向にニップを通し て搬送される。 シャンク28の角度αは、ニップ70を越える基板24の搬送速度に影響され る。もし尖端突部取付面25に直角に近いシャンク角度を有する尖端突部22を 望む場合には、第1の方向の基板24のさらに遅い搬送速度を選択する。逆に搬 送速度を早くすると、シャンクαの角度は小さくなり、大きな側方の突出部38 を有する係合装置30が形成される。 もし所望ならば、基板24は、尖端突部材料の粘性を使用し、係合装置30を 側方並びに長手方向に適切に向けるようにニップ70の平面からバッキングロー ル74にほぼ35°乃至ほぼ55°、好ましくは、45°の角度Σで傾斜してい る。またこの構成は、プリントロール72から離れるように尖端突部22を引く 大きな力を提供する。シャンク28の小さい角度αを所望する場合にはニップ7 0の平面からの角度Σを大きくしなければならない。またニップ70の平面から の偏向角度Σを大きくすることは、大きな側方位置38を有する係合装置30を つくるために弱いが積極的な効果を有する。 円滑なアプリケータロール72から尖端突部取付面25に尖端突部材料を移転 した後、ロール72及び74は第5図の矢印75によって示す方向に連続して回 転する。これは、(切断前に)尖端突部材料が尖端突部取付面25とプリントロ ール72の間にある間、搬送基板24と円滑なプリントロール72との間の相対 変位の時間が生じる。相対変位が続くと、切断が行われるまで尖端突部材料が広 がり、尖端突部22は、円滑なアプリケータロールから分離される。ここに使用 する。用語「広がる」は直線的な寸法の増大を意味し、少なくともその増大した 寸法の一部が固定装置20の寿命の間ほぼ永久的に維持される。 上述したように係合装置を形成する工程の一部として円滑なアプリケータロー ル72から個々の尖端突部22を切断する必要がある。尖端突部22を切断する とき、尖端突部22は、固定装置20と共に残る遠位端と係合装置30と、円滑 なアプリケータロール72に残り所望ならばリサイクルあれるモイルとの2つの 部分に長手方向に分割される。尖端突部22をモイルから切断したときに、尖端 突部22と他の部分とが接触する前に冷凍することができるようにする。尖端突 部22が硬化した後、基板24は所望ならば収納するために丸く巻かれる。 工程の非制限的な説明をすると、尖端突部材料をとい80に配置し、当業者に 公知の装置によって融点よりわずかに上の温度まで加熱する。もしポリエステル 樹脂の高温接着樹脂を選択するならば、約177乃至193℃、好ましくは、約 186℃の材料温度が適切であることが分かった。もしポリアミド樹脂を選択す るならば、約193乃至213℃、好ましくは、約200℃の材料温度が適切で あることが分かった。厚さが約0.008乃至約0.15ミリメートル(0.0 03乃至0.006インチ)の隆起部23を有する、一方がブリーチ加工された クラフト紙が高温溶融接着性尖端突部22と共に作用する。尖端突部22は、ク ラフト紙の基板24のブリーチ加工された側の尖端突部取付面25に接続される 。 ここに示した動作において、1センチメートル当たり8列の隆起部23の配列 を有し、1平方センチメートル当たり64の隆起部23(1平方インチ当たり4 00)を形成する基板が適切である。この格子密度は、約16センチメートル( 6.3インチ)の直径を有する円滑なアプリケーションロール72と共に使用す ることが有利である。約15.2センチメートル(6.0インチ)の直径を有 する垂直方向に整列したバッキングロール74が前述した円滑なアプリケーショ ンロール72と共によく作用することが分かった。基板24の搬送速度は、毎分 約3メートル(毎分10フィート)である。 ニップ点から機械方向に約18ミリメートル(0.72インチ)に配置された 約0.5ミリメートルの直径、ロール72から半径方向外側に約0.3ミリメー トル(0.13インチ)及びバッキングロール74から半径方向外側に約6.4 ミリメートル(0.25インチ)に配置されたニッケルクロム高温ワイヤ78を 約382℃の温度まで加熱する。この動作によってつくられる固定装置20は、 固定装置20が以下に説明する材料に有利に組み込まれている第1図に示すもの とほぼ同様である。 特定の理論と結合することなく、係合装置30の形状は、尖端突部22の種々 の冷却方法によって支配される。尖端突部22の後縁46は、切断装置から放射 される熱から遮蔽され断熱される。逆に前縁42を切断装置の熱に直接露呈し、 それによって後縁を冷却する速度よりさらに遅い速度で前縁42を冷却する。そ の結果生じる冷却速度の差によって互いに関して前縁が長くなり、後縁46の収 縮が生じる。この冷却速度の差が大きくなると、比較的長い係合装置30が形成 される。 第6図を参照すると、もしさらに均一な単方向性の剥離強度を所望する場合に は、このような固定装置20″は、第2の段階の温度差の工程を通して第1図の 固定装置20を変形することによって形成することができる。第6図に示すよう に、第1図の固定装置20は、ほぼランダムな向きで種々の方向にシャンク28 ″から半径方向に伸びる係合装置を備えたシャンク28″を形成するためにさら に処理される。用語の「ランダムな方向」は、隣接した尖端突部22″から著し く偏向した側方への突出部及び輪郭図を有することを意味する。 この構造は、第1図の固定装置20の尖端突部22の輪郭面または前面42と 後面46との間に温度差を確立することによって達成される。このような温度差 の生成は放射、または好ましくは対流によって向上する。後面46″に関する前 面42″または輪郭面の温度差を達成するときに、係合装置30″は、横方向の 突出部の向きを実質的に変化させまたは逆転させ、最初に冷却するかまたは冷凍 するときに生じる向きと異なる向きの尖端突部22″を提供する。異なる温度差 は、尖端突部に配置されると共に、固定装置20″に温度差を生じることができ る加熱ワイヤまたは金属部材のような当業者に公知の熱源によって達成される。 温度差の向きを有する熱源は、機械方向である基板24″が走行する第1の方 向の約±90°の範囲内で空気流を向けることが望ましい。ここに使用するよう に、「第1の方向の±90°」は、基板24″の第1の走行方向に垂直かまたは それに対向するベクトル成分を有し、第1の走行方向にほぼ対向する方向を含む 向きを含む方向を意味する。 温度差源84が基板24″の走行方向に関して約180°に配置されるならば 、源84は、固定装置20″の前面に、及び前述した機械方向及び請求の範囲の 機械方向に対向する方向に向けられる。温度差源84を尖端突部22″の前面4 2″に向けることは、係合装置30″の側方の突出部38″の回転を生じ、横方 向の突出部の向きを180°変化させる。温度差源84の幾分側方に、すなわち 、機械を横断する方向に配置された尖端突部22″は、係合装置30″を約18 0°回転しないが、その変わり、係合装置30″を約90°近くまで回転させる 。従って、機械を横断する方向を向いた温度差源84は、温度差源84に関して 尖端突部22″の位置によって種々の横方向の向きを有する尖端突部22″を備 えた固定装置20″を提供する。 基板24から約46センチメートル(18インチ)の距離で約88°の温度の 空気を放出するエアガン84が適切な異なる温度源である。基板24″の平面に 関して約45°に配置され尖端突部から約46センチメートル(18インチ)に 配置された、イリノイ州のシカゴのデイトン電気製造会社によってA133−3 48型のエアガンは、第6図に示すものとほぼ同様の固定装置20″の模様を形 成する。尖端突部22″の機械方向を向くように配置された1つまたはそれ以上 の高温ワイヤが、規則的な幾分縞形状に機械を横断する方向の係合装置30″を 有する固定装置20″をつくることは当業者に明らかである。 理論に制限されずに説明すると、係合装置の向きの変化は、後面46″の変化 に関して尖端突部22″の輪郭面または前面42″の冷却によって生じ、これは 温度源84からの排出空気の温度がこのような輪郭面または前面42″の周囲の 温度未満である場合に生じる。冷却から生じる温度差は、温度差源84を向ける 尖端突部22″の部分の収縮を生じる。この収縮は、前面の冷却差によって係合 装置と横方向の突出部38″の向きの変化を生じる。さらに、理論に制限されず に説明すると、冷却中に生じる残留応力の解放は、横方向の突出部38″の向き の変化に影響を与える。 さらに他の変更例が可能であることは当業者に明らかである。例えば、一方向 よりさらに多くの方向に突出している係合装置30を有する尖端突部22を形成 することができ、またここで説明した方法以外の従来の公知の方法によって自由 形成尖端突部22を形成することができる。所望ならば、尖端突部取付面25が このようなロールに少なくとも約180°接触するとすれば、この製造方法にお いてロールを1つだけ使用することができる。第7図を参照すると、所望ならば 、理論に制限されることなく、基板のエンボス領域19を製造する方法は尖端突 部印刷方法に組み込むことができ、それによって1つの連続的な手順によって基 板をエンボス加工し、尖端突部22を印刷することができる。基板24′はゴム インプレッションロール73′及びスチールエンボスロール74′の2つのロー ルの間に形成されたニップ69′を通過する。ゴムインプレッションロール73 ′は、エンボスロール74′が3次元方向に隆起したインプレッションまた はエンボス19によって基板24′をエンボスし、尖端突部取付面25を生成す ることができる弾性の緩衝性を提供する。エンボスロール74′はその表面に多 数の隆起したノブを有し、このノブは、基板がニップ69′を通過するとき基板 24とゴムインプレッションロール73に対して押されるときに基板を広げてエ ンボスロール74′に含まれるノブのパターンに対応するエンボスの配列を形成 する。エンボス基板25′は、2つのロール、エンボスロール74′及び円滑な アプリケータロール72′の2つのロールの間に形成された他のニップ70′を 通るエンボスロール74′に続き、ここで尖端突部がエンボス基板25′の尖端 突部取付面25に配置される。工程及び輪郭及び尖端突部の能力における変形例 及び変更例が上述したように行われる。 使用する製品 次に本発明の固定装置20を使用する製品の非制限的な例を第8図を参照して 説明する。機械的固定装置は1989年7月11日に発行された米国特許第4, 846,815号に示されており、これはおしめ構造110及びこのようなおし め120の構造に機械的な固定装置20を有利に使用する使用法を示す目的で、 ここに組み込まれている。 例えば、機械的な固定装置120は、接着性のテープの固定装置よりも油及び 粉末によって容易には汚れず、容易に再使用できる。これらの特徴のすべては、 幼児に使用する使い捨ておしめ110に使用するとき有利である。また再固定可 能な固定装置は、着用期間中に使い捨ておしめ110の汚れが生じているかどう かをチェックするために幼児をチェックする利点を有する。 第8図を参照すると、幼児の下方の胴の周りに着用するようになっている使い 捨ておしめが示されている。ここに使用するように、用語の「使い捨て吸収材」 は、幼児または失禁する者によって着用され、脚部の周りに引かれ、着用者のウ エストの周りに固定され、一回使用された後に廃棄され、洗濯または復元するこ とは意図されない下着を言う。「使いすておしめ」は、幼児によって着用される 大きさの特別の使い捨て用品を言う。 好ましいおしめ110は液体透過性のトップシート112と、液体不透過性の バックシート116と、トップシート112とバックシート116との中間に吸 収コア118とを有する。トップシート112及びバックシート116は、少な くとも1つの一部がコア118を所定の位置に保持することを保証するために周 囲で接続されている。おしめ110部材は当業者に公知の種々の形状で組み立て ることができ、好ましい形状は、1975年1月14日にブエルに付与された米 国特許第3,860,003号に示されており、この特許は、特に好ましいおし め110の形状を示す目的でここに組み込まれている。 おしめ110のトップシート112及びバックシート116は、上述したよう に少なくともその一部が一緒に結合されている。トップシート112とバックシ ート116の結合はテネシー州のキングスポートのイーストマン化学製品会社に よって製造されているイーストボンドA3のような高温溶融接着剤によって行わ れる。吸収コア118は、トップシート112及びバックシート116の長さ及 び幅の寸法より小さい長さ及び幅の寸法を有する。コア118は、トップシート 112とバックシート116との間に固定した関係で間挿されている。 おしめ110の周囲は、対向するように配置された第1と第2の端部122及 び124を有する。おしめ110はおしめ110の周囲の第1の端部122と第 2の端部124からおしめ110の横方向の中心線に向かっておしめ110の長 さの約1/5乃至1/3の距離だけ伸びている第1のウエスト部分142と第2 のウエスト部分144とを有する。ウエスト部分142及び144はおしめを着 用したとき、着用者の腰を包囲して着用者が立ったとき、おしめの一番高い場所 になる部分を有する。おしめ110のクロッチ146は、第1と第2のウエスト 部分142及び144との間の配置され、着用したとき着用者の脚部の間に配置 される部分である。 吸収「コア」は、液体の体の排泄物を吸収し保持する装置である。吸収コア1 18は、圧縮可能であり、順応性があり、着用者の皮膚を剌激しない。好ましい コア118は、第1と第2の対向面を有し、所望ならば、組織層によって包囲さ れる。コア118の一方の対向面はトップシートを向いており、他の対向面はバ ックシート116を向いている。 吸収コア118は、バックシート116に重なり、好ましくは、接着剤のよう なこの技術分野でよく知られた手段によってバックシート116に結合されるこ とが好ましい。特に好ましい実施例において、接着剤の結合はコア118をバッ クシート116に結合する長手方向の接着ボンドによって行われる。バックシー ト116は液体を透過させず、吸収コアによって吸収され、それに含まれる液体 が下着、布、ベッド及びおしめ110に接触する他のものを濡らすことを防止す る。ここに使用する用語の「バックシート」は、おしめを着用したときコア11 8の外側に配置され、おしめ110に吸収された液体を閉鎖する障壁を言う。好 ましくは、バックシート116は厚さが約0.012乃至約0.051mm(0 .0005乃至0.002インチ)のポリオレフィンフィルムであることが好ま しい。ポリオレフィンフィルムが特に好ましく、適当なフィルムは、ミズーリ州 のセントルイスのモンサント社によって製造されるNo8020のフィルムであ る。所望ならば、バックシート116はさらに布のような外観を提供し、蒸気が 逃げる通路を形成するためにエンボス加工するか、マット仕上げする。 トップシート112は、柔軟で感触がよく着用者の皮膚を刺激しないものであ る。トップシート112は、吸収コア118とその中の液体が着用者の皮膚に接 触することを防止する。トップシート112は、液体を容易に透過することがで きる液体透過性である。ここに使用するように、用語の「トップシート」は、お しめ110を着用する間、着用者の皮膚に接触し、コア118が着用者の皮膚に 接触することを防止する液体透過面を言う。トップシート112は、織物または 不織布で製造することができる。好ましいトップシート112は不織布の技術分 野の当業者に公知の装置によってカーディングされ、熱結合される。特に好まし いトップシート112は、1平方メートル当たり約18乃至25グラムの重量と 、機械方向に1センチメートル当たり約400グラムの最小限の乾燥引っ張り強 度と、機械を横断する方向に1センチメートル当たり少なくとも約55グラムの 湿った引っ張り強度とを有する。 おしめ110は、おしめ110を着用者に着けるときに第1のウエスト部分1 42と第2のウエスト部分144を重なる形状に維持するために固定装置120 と受容面153とを有する。従って、おしめ110は着用者に適合され、固定装 置120が受容面に取り付けるとき側方閉鎖体が形成される。 固定装置120は着用期間中に分離力に抵抗しなければならない。用語の「分 離力」は、受容面153から固定装置120を分離、開放及び除去する傾向があ る、固定装置120及び受容面153に作用する力である。分離力は、せん断及 び剥離力の双方の力を含む。用語の「せん断」は、受容面153にほぼ正接する ように作用する配分力であり、これは固定装置120の基板の平面にほぼ平行で あるものと考慮される。用語の「剥離力」は、受容面153及び固定装置120 の基板の平面に直角に長手方向に作用する配分力である。 せん断力は、各基板の平面にほぼ平行な対向する方向に固定装置120と受容 面153を引っ張ることによって測定される。せん断力に対する固定装置120 及び受容面153の抵抗を決定するために使用する方法は、1987年10月1 3日にトサント等に発行された米国特許第4,699,622号にさらに詳細に 説明されており、この特許は、せん断力を測定する目的で参照によりここに組み 込まれている。 隔離力は、約135°の傾斜角度で受容面153から固定装置を引っ張ること によって測定される。剥離力に対する固定装置120及び受容面153の抵抗を 決定するために使用する方法は、1989年7月11日にスクリップに発行され た米国特許第4,846,815号にさらに詳細に説明されており、この特許は 、せん断力を測定する目的で参照によりここに組み込まれている。 分離力は典型的には着用者の動きによって、またはおしめを外そうとする着用 者の動きによって生じる。一般的には、幼児は着用しているおしめ110を外す か除去することはできず、またおしめ110は正規の着用中に起こる通常の分離 力の存在によっては外れることはない。しかしながら、大人は汚れたときにそれ を変えるか、または汚れているかどうかをチェックするためにおしめ110を除 去することができなければならない。通常は、固定装置120及び受容面153 は、少なくとも200グラムの剥離力、好ましくは、少なくとも約500グラム 、最も好ましくは、少なくとも約700グラムの剥離力に抵抗しなければならな い。さらに固定装置120及び受容面153は、少なくとも500グラムの剥離 力、好ましくは、少なくとも約750グラム、最も好ましくは、少なくとも約1 000グラムのせん断力に抵抗しなければならない。 受容面153は、固定装置と係合して第1と第2のウエスト部分144を重複 した形状に維持する限りにおいておしめのいずれかの第1の部分に配置される。 例えば、受容面153は、第1のウエスト部分144の外面、第1のウエスト部 分142の内面または固定装置120と係合するようにそれをおしめ110の他 の部分に配置することができる。受容面153は、おしめ110に結合された一 体的な別の部品か、またはトップシート112またはバックシート116のよう なおしめ110の部材によって分割されるか、または不連続である1つの材料片 である。 受容面153は種々の寸法及び形態をとるが、受容面153は、着用者のウエ ストで最大限の適合の調整ができるように第2のウエスト部分144の外面を横 切るように配置された1つまたはそれ以上の一体のパッチを有することが好まし い。第8図に示すように、受容面153は、第2のウエスト部分144の外面に 固定された細長い矩形一体の部材であることが好ましい。 適切な受容面153はステッチボンド処理された不織布またはこの技術分野で 公知の繊維またはループ材料タイプのものである。受容面153は、繊維材料を 提供する種々の材料から形成され、係合装置が入り込みそれを保持することがで きるループである。適当な材料は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン及 びこれらの組み合わせを含む。適当な受容面153は、織物から突出している多 数の繊維ループを有し、これらはミネソタ州のセントポールのミネソタ鉱山及び 製造会社によって販売されているスコッチメイトブランドのナイロン織物No. FJ3401として市販されている。他の適当な受容面153は、ナイロンバッ キングから突出している複数のナイロンフィラメントループを有し、ノースカロ ライナ州グリーンズボロのジョフォルドミル社から市販されており、ジフォルド No.16110として指定されているトリコットを有する。特に好ましい受容 面は、サウスカロライナ州スパタンバーグのミリケン社によって970026と して販売されたステッチボンド処理されたループ材料である。 固定装置120は、補完的な受容面153に係合しておしめ110に固定的な 適合を行うようになっている。固定装置120は、使い捨ておしめ110に側方 の閉鎖体を達成するために公知の形状を有する。固定装置120の基板は、受容 装置153から間隔を置いた関係でおしめ110に結合されている。第8図に示 すように、固定装置120は、おしめ110の第1及び第2の長手方向の側面の 双方に配置されていることが好ましい。固定装置120の好ましい形状は、固定 装置120の尖端突部と着用者の皮膚との間で接触する可能性を最小限にする。 好ましい固定装置の構成は、1974年10月19日にブエルに発行された米国 特許第3,848,594号に詳細に説明されている。別の固定装置120の好 ましい構成は1987年10月13日にトサント等に発行された米国特許第4, 699,622号に詳細に説明されており、その双方の特許は、使い捨ておしめ 110の固定装置120の種々の場所を説明することを目的として参照によって ここに組み込まれている。 第8図の固定装置は、製造者の端部156と反対側に配置された使用者の端部 158とを有する。製造者の端部156は、好ましくは、第1のウエスト部分1 42に並置した関係でおしめ110に結合される。使用者の端部158は、自由 端であり、おしめ110を着用者に着けるときに受容面153に固定される。 おしめ110を着用者のウエストの周りに固定した後、固定装置120の使用 者の端部158は受容面に再固定可能に固定され、好ましくは、第2のウエスト 部分に配置され、それによっておしめ110を着用者の腰の周りに固定する。こ のようにしておしめ110は側方が閉鎖される。尖端突部(図示せず)は、尖端 突部の係合装置が受容面153のストランドに入り込むように使用者の端部15 8の固定装置から伸びている。 700グラムを越える剥離力に抵抗し、1,000グラムを越えるせん断力に 抵抗する固定装置120及び補完的な受容面153は、前述した「製造方法」で 説明した固定装置120の特定のパラメータによって次のように構成される。固 定装置120と関連するように使用される補完的な受容面153は、前述したミ リケン社のNo.970026のステッチボンドループ繊維である。 固定装置120は、幅が少なくとも約2.54センチメートル(1インチ)で あり、有利な使用者の端部158を提供する長さは少なくとも約3.5センチメ ートル(1.4インチ)が好ましい。固定装置120の尖端突部の配列は、1平 方センチメートル当たり約26の尖端突部(1平方インチ当たり169尖端突部 )を有するマトリクスを有する。尖端突部はほぼ同じ方向を向き、固定テープの 使用者の端部158に面していることが好ましい。 使用において、使用者の背の周りに第1のウエスト部分142を配置し、第2 のウエスト部分144が着用者の前部に配置されるように着用者の足の間でおし め110の残りの部分を引くことによっておしめ110を着用者に着ける。固定 装置120の使用者の端部158は、第2のウエスト部分144の外側の受容面 153に固定されて側方の閉鎖を行う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,FI,GE,HU,JP,KG,KP,K R,KZ,LK,LV,MD,MG,MN,MW,NO ,NZ,PL,RO,RU,SD,SI,SK,TJ, TT,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)溶融した熱感応材料を準備する工程と、 (b)1つまたはそれ以上の隆起部を有する基板を準備する工程と、 (c)前記基板上の1つまたはそれ以上の前記隆起部に前記溶融した個々の量 の熱感応材料を配置する工程と、(d)前記基板の平面に平行なベクトル成分を 有する方向に前記溶融した個々の量の熱感応材料の一部を広げて、溶融した熱感 応材料を有する前記隆起部に尖端突部を形成する工程と、 (e)基部、シャンク及び係合装置を有する前記尖端突部の溶融した熱感応材 料を硬化させる工程とを有することを特徴とする1つまたはそれ以上の自由形成 尖端突部を有する固定装置の製造方法。 2. 前記隆起部に前記溶融した個々の量の熱感応材料を配置する段階は、 (a)前記基板の平面にほぼ平行に配置された中心線の周りで回転する第1の ロールを準備する工程と、 (b)前記第1のロールに円滑なアプリケータ面を形成する工程と、 (c)前記第1のロールの前記円滑な面に前記溶融した熱感応材料を配置する 工程と、 (d)前記溶融した熱感応材料を含む前記円滑面が前記基板の前記隆起部に接 触するまで前記第1のロールを回転する工程とを有し、ドクタブレードを前記ロ ールの周縁に並置するような関係に配置し、前記ドクタブレードで前記第1のロ ールが回転するとき過剰な材料を前記第1のロールから除去する請求項1に記載 の方法。 3. 前記第1のロールの中心線にほぼ平行に配置された中心線を有するバッ クロールを設ける工程と、 前記第1のロールと前記バックロールとを並置してその間にニップを形成する 工程と、 前記ニップにおいてほぼ等しい面速度で前記第1のロールと前記バックロール とを回転させる工程とを有し、前記基板を前記ニップを通して第1の方向にほぼ 一様な速度で搬送する請求項2に記載の方法。 4. 前記個々の量の溶融した熱感応材料を延伸する工程は、尖端突部とモイ ルとを形成し、前記工程は、前記尖端突部から前記モイルを切断する工程を有し 、前記モイルを切断する工程は、前記基板にわたって前記モイルを切断する静止 装置を配置する工程と、前記モイルを前記静止装置で切断する工程を有する請求 項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。 5. 前記延伸材料の少なくとも融点まで前記切断装置を加熱する請求項4に 記載の方法。 6. 前記第1の方向の約±90°の範囲内の第2の方向に前記材料の堆積部 に向かって空気流を流し、前記材料の堆積部にわたって温度差を形成する工程を 有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。 7. 前記熱感応材料を配置する前に前記基板をエンボス加工して前記基板に 前記隆起部を形成する工程を有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法 。
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