JPH08501591A - 低粘度を有する熱可塑性オレフィン - Google Patents
低粘度を有する熱可塑性オレフィンInfo
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、成形製品として用いられる、約2%のエチレンを含む20乃至50重量%のランダムプロピレンコポリマー、10乃至約40重量%のエチレン/プロピレンゴム及び20乃至50重量%の高密度ポリエチレンの三成分ブレンドに関する。
Description
【発明の詳細な説明】
低粘度を有する熱可塑性オレフィン
本発明は、独特の溶融流量(melt flow ratio)及び粘度挙動を示す熱可塑性
オレフィンに関する。特に、本発明は、ポリプロピレン系ランダムコポリマー、
エチレンプロピレンゴム及びポリエチレンのブレンドを含む,熱可塑性オレフィ
ンに関する。発明の背景
ポリプロピレンは、いくつかの望ましい性質、例えば比較的低密度で、高温で
のすぐれた耐変形性及び耐水性液性及び耐非水性液性を示す。ポリプロピレンは
又、室温より低い温度、特に0℃未満での不適当な衝撃強さのような好ましくな
い特徴も有している。しかし、(例えば)貨物容器、スーツケース、自動車部品
及び同様の用途のような多くの用途には適する衝撃強さが求められ、そして重要
である。そのような成形品がしばしば作られる高密度のポリエチレンは、低温で
満足できる高衝撃強さを有するが高温での耐変形性が低い。飽和の及び不飽和の
エチレンプロピレンコポリマーは、良好な機械的性質、高い耐熱老化性、高い耐
オゾン性及び低温での耐衝撃性を示し、その製品が屋外暴露を受ける用途にもそ
のコポリマーは非常に適合する。それらのコポリマーの弾性特性により、そのよ
うなコポリマーと、より硬質のポリマーを組み合わせることがよく行われている
。二成分の又は三成分のブレンド又は成形組成物を生成することによってポリプ
ロピレン及び/又はポリエチレン及び/又はエチレンプロピレンコポリマーの特
性を組み合わせるために多くの試みがなされてきた。ポリプロピレン及びポリエ
チレンの混合物は公知であるが、その混合物はポリプロピレンそれ自体に比べほ
とんど改良されていない衝撃強さを示す。又、加硫剤によって架橋された又は部
分的に架橋された、アイソタクチックポリプロピレン及びエチレンプロピレンエ
ラストマーのブレンドは、達成できる引張強さ、引裂き及び硬度の値に関して改
良が求められている。
ポリエチレンと、エチレン、プロピレン及び非共役ジエンのEPDMターポリ
マーとのブレンドは、米国特許第3,919,358号により公知であり、高引裂強さを
示す。そのブレンドは、低融点のポリエチレンのために十分な耐熱性を示さない
。三成分成形組成物は、英国特許第1,154,447号にも記載されている。それらの
結晶質ポリプロピレン、ポリエチレン及びエチレンプロピレンブロックコポリマ
ーの三成分ブレンドは、わずかに10N/mm2の引張強さしか示さず、そして30℃
より低温では柔軟ではない。
種々のポリオレフィン三成分ブレンドは、なお、数種特性間での例えば剛性及
び耐衝撃性との間での達成されるバランスのために多くの工業的用途に用いられ
ている。特に、剛性及び耐衝撃性が重要な場合に熱可塑性エラストマー(TPE
)として公知の三成分ブレンドが用いられる。一般的に、熱可塑性エラストマー
は、結晶質ポリプロピレン又は結晶質ポリエチレンの硬質セグメント及び、エチ
レンプロピレンゴム(EPR)、エチレン/プロピレン/ジエンターポリマー(
EPDM)、ポリイブチレン又はポリブタジエンの軟質セグメントとのブレンド
生成物である。熱可塑性エラストマーは、物理的特性を改良するために、部分架
橋に付され得る。しかし、近年、良好な成形適性、成形品の外観即ち高い光沢、
彩色適性、耐熱性、低温耐衝撃性、衝撃により起こる変形が容易に回復される特
性のような、そのブレンドの要求される利点がより重要になってきた。従来の熱
可塑性エラストマー(TPE)は常にそれらの要求を満たすものではない。
ノギワに付与された米国特許第4,748,206号には、ポリプロピレン、エチレン
プロピレンゴム、超(ultra)低密度ポリエチレン(ULDPE)及び線状低密
度ポリエチレン(LLDPE)及び中密度ポリエチレン(MDPE)の四成分ブ
レンドが開示されており、それらの問題のいくつかを扱っている。しかし、5乃
至30重量%のMDPE及び5乃至50重量%のULDPEの含有が限界である。
Spieleuらによる米国特許第4,319,004号及び第4,319,005号には、38乃至48重量
%の非晶質でないエチレンプロピレンコポリマー(少なくとも65重量%のエチレ
ン)、ポリエチレン、好ましくは高密度ポリエチレン(HDPE)及び3乃至30
重量%の非晶質でないプロピレンホモポリマー又は(12重量%以下のエチレンの
)ポリプロピレンコポリマーの三成分ブレンドが開示されている。
さらに、コバヤシら(米国特許第4,822,855号)は、ポリエチレン30乃至70部
、
12重量%以下のエチレンのランダムプロピレンコポリマー30乃至70部及びエチレ
ンプロピレンゴム70乃至200部のブレンドを開示している。しかし、コバヤシは
、0.86乃至0.91g/cm3の密度を有する非常に低い密度のポリエチレン(VLD
PE)を用いている。
米国特許第4,990,554には、(a)75乃至97重量%の、(1)90乃至65部の結晶
質ポリプロピレン、(2)エチレンコポリマー(7重量%以下のエチレン)及び
/又はプロピレンホモポリマー及び(3)10乃至35部のポリエチレンのブレンド
及び(b)25乃至3重量%の充填剤のブレンドが開示されている。
米国特許第4,948,840号には、(1)10乃至70重量部のプロピレン、(2)20乃
至60部のEPR、(3)10乃至30部の半結晶質の低密度の本質的に線状エチレン
プロピレンコポリマー及び(4)3乃至15部の1,2−ポリブタジエン及び過酸化物
架橋剤のブレンドが開示されている。
米国特許第4,88,775号には、50乃至96重量%の耐衝撃性が改良されたポリプロ
ピレンポリマー、2乃至45重量%のHDPEホモポリマー、2乃至45重量%のL
LDPE及び0乃至30重量%のEPR又はEPDMが開示されている。
本技術分野において、より容易な成形性をもたらす高溶融流量(MFR)を有
する成形用途に用いられるゴム強化熱可塑性オレフィンを開発する必要性がなお
存在する。
実際、組成物中にエチレン/プロピレンゴムを含有する多くの組成物は、それ
らが成形された場合に非常に良好な機械特性を有する。しかし、それらのブレン
ドにおけるエチレン/プロピレンゴム割合の増加により粘度が増大、すなわちそ
の混合物の全体的な溶融流量(melt flow ratio)が低減する傾向を有する。従
って、多量のエチレンプロピレンゴムにより、熱可塑性エラストマー(TPE)
ブレンドの処理が不可能にならないとしても困難になる。従って、本技術分野に
おいてより容易に成形できる、成形される用途用のゴム強化熱可塑性オレフィン
を開発する必要性がなお存在する。発明の概要
本発明は、6モル%以下のエチレンを含有するポリプロピレン系ランダムコポ
リマー(RCP)、高密度ポリエチレン(HDPE)及びエチレン/α−オレフ
ィンゴム(ER)のブレンドに関する。ランダムコポリマーは、ブレンドにおい
て20乃至60重量%、好ましくは35乃至50重量%存在する。エチレン/α−オレフ
ィンゴム(ER)は10乃至40重量%、好ましくは15乃至30重量%存在し、高密度
ポリエチレンは20乃至50重量%、好ましくは25乃至45重量%存在する。本発明に
おいて用いられる高密度ポリエチレンは、約5の溶融流量及び0.94g/cm3以上の
範囲の密度を有している。本発明に用いられるランダムコポリマーは好ましくは
1.5乃至4.5モル%、より好ましくは2.5乃至3.5モル%のエチレンを含有する。本
発明の組成物は、製品に吹込成形、押出成形又は射出成形され得る。そのような
製品は、自動車の車体部分、バンパー、自動車の計器盤、車体の内装備品、外装
備品、天候用装備品(weather trim)、ホース、乗物外部部品、ホイールアーチ
(wheel arches)、エアダム等が含まれる。図面の簡単な説明
図1は、7.5モル%のエチレンを含むランダムコポリマーを3モル%のエチレ
ンを含むランダムコポリマーとを比較した、ブレンドに関する溶融流量対EPR
含量のグラフである。発明の詳細な記載
本発明は、ポリプロピレン系ランダムコポリマー(RCP)、ポリエチレン(
PE)及びエチレン/α−オレフィンゴム(ER)のブレンドに関する。特に、
本発明のブレンドは、20乃至60%、好ましくは35乃至50%のランダムコポリマー
、10重量%より多く40重量%より少ない、好ましくは15乃至30重量%のエチレン
/α−オレフィンゴム(ER)及び20乃至50重量%、好ましくは25乃至45重量%
の高密度ポリエチレンである。本発明において有用なランダムコポリマーは、6
モル%以下の、好ましくは1.5乃至4.5モル%の、より好ましくは2.5乃至3.5モル
%のC2乃至C20のα−オレフィンを含有する、本技術分野でよく知られた方法
によって製造されるプロピレン系コポリマーである。α−オレフィンの例として
は、エチレン、ブテン、ヘキセン、ペンテン、1−オクテン及び4−メチルペン
テン−1が含まれるがそれらに限定されない。好ましいα−オレフィンはエチレ
ンである。
本発明において有用なポリエチレンは、ASTM条件で測定された0.940乃至
0.960g/cm3又はそれより大きい密度を有し、95乃至100%のエチレン含量を有す
る高密度ポリエチレンである。そのような高密度ポリエチレン(HDPE)は、
エクソン・ケミカル・カンパニーからエスコレン(ESCORENE)の商品名で市販さ
れている。
一般に、0.940g/cm3より大きいポリエチレンは、高密度ポリエチレン(HD
PE)であるとされる。0.915乃至0.940g/cm3の密度のポリエチレンは低密度ポ
リエチレン(LDPE)と考えられる。非常に低い密度のポリエチレン(VLD
PE)は0.90乃至0.915の密度を有すると考えられ、一般的に、「プラストマー
」は、0.865乃至約0.900g/cm3の密度を有する。
一般的に、本発明に有用なエチレンゴムは、非晶質のエチレン/α−オレフィ
ンコポリマー又は非晶質のエチレン/α−オレフィン/非共役ジエンターポリマ
ーである。エチレン/α−オレフィンコポリマーにおけるα−オレフィンの例と
しては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチルペンテン−1、1
−ヘキセン、1−オクテンが含まれ、プロピレンが特に好ましい。本発明におい
て有用なエチレンプロピレンゴムは、エクソン・ケミカルからビスタロン(Vist
alon)の商品名で市販されており、1未満の溶融流量(MFR)及びおよそ77重
量%のエチレン含量によって特徴付けられる。
非共役ジエンの例は、1,4-ヘキサジエン、1,6-オクチジエン、シクロペンタジ
エン、ビニルノルボルネン及びエチリジエンノルボルネンであり、1,4-ヘキサジ
エン及びエチリジエンノルボルネンが好ましい。エチレン/α−オレフィンコポ
リマーは、エチレン/α−オレフィンゴムと、たとえ両者が、構成モノマー、密
度が同一であっても、最大ピーク温度(the maximum peak temperature)(TM
)がエチレンプロピレンコポリマーではずっと高いという点で区別される。エチ
レン/α−オレフィンゴムが最大ピーク温度を有する場合、一般的にせいぜい30
乃至50℃である。又、エチレン/α−オレフィンゴムは、一般に非常に少ない量
のヘキサン不溶物しか含有しないか又はヘキサン不溶物を全く含有しない。又、
その2つのコポリマーは、製造において全く異なる。エチレン/α−オレフィン
コポリマーは一般的にマグネシウム及びチタンを含有する触媒を用いて製造され
、一方、エチレン/α−オレフィンゴムは通常、バナジウム触媒を用いて製
造される。
本発明の組成物は、成形適性及び外観において優れている。無機充填剤を該組
成物に添加する場合、得られる特性、特に、乗り物外部部材を製造した場合は、
耐引掻性ばかりでなく、耐熱性、彩色適性及び剛性においても改良される。従っ
て、本発明のブレンドは、それらの最終用途についてそれらの特性を増大するた
めに、組成物にブレンドされる典型的な充填剤及び添加剤も含有し得る。本発明
においてブレンドされ得る無機充填剤は、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、
硫酸カルシウム、珪酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、塩
基性炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウムカルシウム、水酸化アルミニウム、炭
酸バリウム、水酸化バリウム、炭酸亜鉛、クレー、珪藻土、タルク、アルミナ、
珪質砂、ガラス粉、酸化鉄、ガラス繊維、金属粉、炭化珪素、窒化珪素、シリカ
、窒化硼素、窒化アルミニウム及びカーボンブラックのような粉末の又は粒状の
充填剤;雲母、ガラスフレーク、絹雲母、葉ろう石、黒鉛、アルミニウムフレー
クのような金属箔のようなフレーク状の又は鱗片状の充填剤;シラスバルーン(
shirasu balloon)、金属バルーン、ガラスバルーン、軽石のような中空充填剤
;及びガラス繊維、炭素繊維、黒鉛繊維、ホイスカー、金属繊維、シリコーンカ
ーバイド繊維、石綿及びウオラストナイトのような無機繊維が例示される。それ
らのうち、好ましいものは、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、水酸化マグネシ
ウム、クレー、タルク、シリカ、カーボンブラック、雲母、ガラスフレーク、ガ
ラス繊維、炭素繊維、黒鉛繊維及びホイスカーであり、より好ましいものは炭酸
カルシウム、タルク及び雲母である。それらの充填剤の添加量は、本発明の組成
物100重量部に対して100重量部以下である。充填剤の添加量が100重量部を超え
ると、形成した生成物の衝撃強さが低下し得るので望ましくない。本発明におい
て、上記の無機充填剤のいずれかが用いられる場合、充填剤を、ステアリン酸、
オレイン酸、パルミチン酸のような脂肪酸又は金属塩、パラフィン臘、ポリエチ
レン臘又は修飾生成物又は有機シラン、有機ボラン又は有機チタネートで表面処
理をするのが好ましい。
本発明の組成物は又、熱可塑性樹脂、抗酸化剤、熱安定剤(ヒンダードフェノ
ール、ホスフィット、ヒドロキノン及びチオエーテル)、UV吸収剤(ベンゾト
リアゾール、レゾルシン及びサリチレート)、染料又は顔料、難燃剤、帯電防止
剤、成核剤(結晶化改良剤)、潤滑剤、可塑剤及び剥離剤のような他の成分を含
むことができる。同様に、これらの添加剤の2つ以上を用いることができる。
本発明のブレンドは、2工程法で製造することができる。ランダムコポリマー
及びエチレンゴムのマスターバッチを高剪断下で製造し、ランダムコポリマーの
マトリックス中の小さなエチレン/α−オレフィンゴム(ER)粒子の均質ブレ
ンドを製造する。次にそのドライブレンドを押し出しそしてペレット化する。最
小分解条件下でウエルナー(Werner)及びフライデレル(Pfleiderer)の50mm二
軸スクリュー押出機がこの目的に適している。
次にRCP/ERマスターバッチペレットをPEペレットとともにバレル磨き
をし、ドライブレンドを生成し、次に押出し、ペレット化する。60mmライフェン
ハウザー(Reifenhauser)単軸スクリュー押出機がこの目的に適している。第二
工程で生成されたペレットは、本発明の熱可塑性オレフィンを含む。
実施例において具体化された熱可塑性オレフィンのすべての成分は、エクソン
・ケミカル・カンパニーにより市販されている物質である。それらの物質の主な
特徴を下記の表Iに示す。
*すべての成分部分は、エクソン・ケミカル・カンパニーから入手できる。
**HDPE:高密度ポリエチレン
試料の形態を走査電子顕微鏡(SEM)により決定した。2mm×2mm×1mmで
ある本発明の熱可塑性オレフィンの小ブロックを、端(end)から25mm、縁(edg
e)から3mm及び表面から1mmのアイゾッド試験片から切断した。そのブロック
の1つの、縦方向に平行な面を、−130℃で新しいガラスナイフ(fresh glass k
nife)を用いて低温検鏡用切片を作成し、顕微鏡検査的に平坦な表面にした。検
鏡用切片相を超音波浴内で室温でキシレンを用いて20分間溶蝕(etch)し、さら
されたEPR領域を溶解した。試料を真空下で2時間ガス抜きをし、次に1分間
、金で真空被覆し、-100オングストロームの厚さの被覆を作成した。走査電子顕
微鏡をアムレイ(Amray)1200SEMで記録した。
本発明者は、予期しないことにランダムコポリマー、エチレン/プロピレンゴ
ム及び高密度ポリエチレンの特定のブレンドは、エチレン/プロピレンゴム含量
と比較した場合に独特の溶融流量を有することを見出だした。一般的にそのブレ
ンドは230℃で2g/10分以上、好ましくは230℃で4g/10分より大きい、さら
により好ましくは230℃で6g/10分以上の溶融流量により特徴づけられる。一
般的な規則として、ブレンドにおいてエチレン/プロピレンゴムのような高粘度
要素の濃度を増加させることは、その混合物の全体の溶融流量を低減させる。溶
融流量は、粘度に逆比例するので、高溶融流量は低粘度に匹敵する。ブレンドに
おいて高粘度のエチレンプロピレンゴムの濃度を増加させると、その混合物の全
体の溶融流量を低減させることが予測され、実際には、7.5モル%のエチレンラ
ンダムコポリマーをエチレン/プロピレンゴム及び高密度ポリエチレンとブレン
ドさせる場合にあたる。図1において、5重量%(7.5モル%)のエチレンラン
ダムコポリマーは菱形により表わされている。しかし、本発明者は、1.5乃至4.5
、特に3モル%エチレンランダムコポリマーで前記図の特定部分において独特の
違いがあることを見出だした。特定の重量%のエチレン/プロピレンゴム含量で
、どのランダムコポリマーに予測されるより非常に高い溶融流量が得られること
が見出だされた。このことは、以前行われていたよりも、エチレンプロピレンゴ
ムのより多い量を含有する熱可塑性オレフィン組成物ブレンドが成形できるので
、独特で価値を有する。
実際、熱可塑性オレフィンの溶融流量は、いかに容易に射出成形ができるかを
決定することにおいて重要である。非常に低い、典型的には1未満の溶融流量を
有する試料は非常に粘性である。粘性の試料は、容易には型を満たさないで成形
するのが困難である。通常、高粘度樹脂を成形するためには、高温高圧で遅い射
出速度が必要である。産業経営者達及び生産業者達は、それらの条件を使用する
ことは費用が高くつき時間を消費するのでそれらの条件を使用しなければならな
いことを歓迎しない。実際には、成形される部分がより複雑であればあるほど又
はアスペクト比(長さ対厚さの比)がより大きければ大きいほど、問題が悪化す
る。成形樹脂が、5乃至20の溶融流量を有するのが理想的である。従って、熱可
塑性オレフィンの溶融流量は、バンパーカバー又はエアダムのような比較的薄い
部品を成形する自動車工業にとって関心ある重要な性質である。非常に特定の範
囲における、ランダムコポリマー、エチレン/プロピレンゴム及び高密度ポリエ
チレンの非常に特定のブレンドは、予測されるよりも改良された溶融流量を有す
る熱可塑性オレフィンを生成する。図1を参照。本技術分野で予測されることは
、25乃至80%のランダムコポリマー、5乃至40%のエチレンプロピレンゴム及び
15乃至45%の高密度ポリエチレンを種々の組み合わせで有する7.5モル%エチレ
ンランダムコポリマーのブレンドである菱形で表わされている。個々の組み合わ
せは表2に再現されている。それらのデーターを、25乃至80重量%のランダムコ
ポリマー、5乃至40重量%のエチレン/プロピレンゴム及び15乃至45重量%の高
密度ポリエチレンの割合で存在する3モル%エチレンランダムコポリマーと比較
する。個々の組み合わせは同様に表2に再現されている。約15乃至40重量%のエ
チレン/プロピレンゴムの範囲での3モル%のエチレンランダムコポリマーブレ
ンドは非常に異なる溶融流量を有することに注意されたい。実際、20重量%のエ
チレンプロピレンゴムでは、溶融流量は、本技術分野で予測されるように低減す
るのでなく非常に増大するのである。その結果は、高含量のエチレン/プロピレ
ンゴムは熱可塑性オレフィンと混合でき、なお、近代装置において、遅いそして
時間を消費するものに処理条件を著しく変更することなく又は著しく変更する必
要なく処理できる溶融流量を維持することができることを示している。実施例
表2に記載した試料を2工程法で製造した。適する割合でのプロピレン系ラン
ダムコポリマー及びエチレンプロピレンゴムをバレル磨きし、ドライブレンドを
生成し、最小破壊条件下でウエルナー及びフライデレルの57mm二軸スクリュー押
出機で押出し、ペレット化した。製造したマスターバッチはランダムコポリマー
のマトリックスにおける小粒子(直径約1μm未満)のエチレンプロピレンゴム
の均質混合物であった。次にそのマスターバッチを高密度のポリエチレンペレッ
トと60mmライフェンハウザー単軸スクリュー押出機での押出及びペレット化のた
めの適する割合でバレル磨きをした。この第二工程で生成したペレットは検討中
の熱可塑性オレフィンを含む。この工程により広範に異なる粘度を有する種々の
成分が良好に混合されることを確実にするが、それらのブレンドを製造すること
ができる唯一の方法ではない。
試料の粘度測定は、230℃において2.16kgの荷重を用いてASTM1238により
測定された熱可塑性オレフィンの溶融流量により決定される。この試験において
、標準質量のポリマーを底に小さなオリフィスを有するシリンダーに充填する。
望ましい温度に加熱した後に、荷重を用いそして10分間のうちにオリフィスから
押し出されたポリマーのgでの質量を溶融流量とする。溶融流量は、いかに容易
にポリマーが適用荷重下で流れるかの尺度であり、溶融流量(far)は粘度と
逆比例する、すなわち高溶融流量は低粘度に等しい。下記の表は試験した種々の
組成物を示すものである。
図1は、溶融流量として測定される粘度が、エチレン/α−オレフィンゴム含
量なしにいかに変化するかを示している。
先の記載から明らかなように、生成した物質及び記載された方法は広範囲の本
発明の特定の態様に関する。先の一般的な記載及び特定の態様から、発明の形態
を例示し記載する一方、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく種々の変更
がなされることは明らかである。従って、本発明がそれにより限定されることを
意図するものではない。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1994年10月6日
【補正内容】
翻訳文4頁10行乃至5頁9行の補正
天候用装備品(weather trim)、ホース、乗物外部部品、ホイールアーチ(whee
l arches)、エアダム等が含まれる。図面の簡単な説明
図1は、7.5モル%のエチレンを含むランダムコポリマーと3モル%のエチレ
ンを含むランダムコポリマーとを比較した、ブレンドに関する溶融流量対エチレ
ンプロピレンゴム含量のグラフである。発明の詳細な記載
本発明は、ポリプロピレン系ランダムコポリマー(RCP)、ポリエチレン(
PE)及びエチレン/α−オレフィンゴム(ER)のブレンドに関する。特に、
本発明のブレンドは、20乃至60%、好ましくは35乃至50%のランダムコポリマー
、10乃至40重量%、好ましくは15乃至30重量%のエチレン/α−オレフィンゴム
及び20乃至50重量%、好ましくは25乃至45重量%の高密度ポリエチレンである。
本発明において有用なランダムコポリマーは、6モル%以下の、好ましくは1.5
乃至4.5モル%の、より好ましくは2.5乃至3.5モル%のC2乃至C20のα−オレフ
ィンを含有する、本技術分野でよく知られた方法によって製造されるプロピレン
系コポリマーである。α−オレフィンの例としては、エチレン、ブテン、ヘキセ
ン、ペンテン、1−オクテン及び4−メチルペンテン−1が含まれるがそれらに
限定されない。好ましいα−オレフィンはエチレンである。
本発明において有用なポリエチレンは、ASTM条件で測定された0.940乃至0
.960g/cm3又はそれより大きい密度を有し、95乃至100%のエチレン含量を有す
る高密度ポリエチレンである。そのような高密度ポリエチレン(HDPE)は、
エクソン・ケミカル・カンパニーからエスコレン(ESCORENE)の商品名で市販さ
れている。
一般に、0.940g/cm3より大きいポリエチレンは、高密度ポリエチレン(HD
PE)であるとされる。0.915乃至0.940g/cm3の密度のポリエチレンは低密度ポ
リエチレン(LDPE)と考えられる。非常に低い密度のポリエチレン(VLD
PE)は0.90乃至0.915の密度を有すると考えられ、一般的に、「プラ
ストマー」は、0.865乃至約0.900g/cm3の密度を有する。
翻訳文請求の範囲の補正
請求の範囲
1.(a)6モル%以下のα−オレフィンコモノマーを含有する20乃至60重量%
のプロピレンランダムコポリマー(RCP)、
(b)10乃至40重量%のエチレン/α−オレフィンゴム(ER)及び
(c)20乃至50重量%の、0.94g/cm3以上の密度を有するポリエチレン(H
DPE)及び
(d)任意に充填剤
を含み、前記重量%が(a)、(b)及び(c)の総重量に基づいており、230℃で2g/
10分以上の溶融流量により特徴付けられるブレンド。
2.プロピレンランダムコポリマー(RCP)が35乃至50重量%存在し、エチレ
ン/α−オレフィンゴム(ER)が15乃至30重量%存在しそして前記ポリエチレ
ン(HDPE)が25乃至45重量%存在する、請求項1に記載の組成物。
3.プロピレンランダムコポリマーのα−オレフィンコモノマーがエチレンであ
る、請求項1又は請求項2の組成物。
4.エチレン/α−オレフィンコポリマーのα−オレフィンコモノマーがプロピ
レンである、請求項1乃至3のいずれか1請求項に記載の組成物。
5.エチレン/α−オレフィンポリマーがエチレン/プロピレンゴムである、請
求項1乃至4のいずれか1請求項に記載の組成物。
6.物品に成形される、好ましくはバンパー、自動車の計器盤、車体の内装備品
、外装備品、天候用装備品(weather trim)、ホース、乗物外部部品、ホイール
アーチ(wheel arch)、エアダム、貨物容器、ビン、器具カバー、器具部品、バ
ケツ、手押し車のトレイ又はくず入れに成形される、請求項1乃至5のいずれか
1請求項に記載の組成物。
7.ポリプロピレン系ランダムコポリマーが2.5乃至3.5モル%のα−オレフィン
を含有する、請求項1乃至6のいずれか1請求項に記載の組成物。
8.(a)10乃至40重量%のエチレン/α−オレフィンエラストマー及び
(b)20乃至60重量%の、プロピレンと6モル%以下のα−オレフィンとの
ラ
ンダムコポリマーと
(c)20乃至50重量%の、0.94g/cm3以上の密度を有するポリエチレンをブ
レンドすることにより得られる、230℃で2g/10分以上の溶融流量により特徴
付けられるポリマー組成物を製造する方法。
9.前記エラストマーを前記ランダムコポリマーと最初にブレンドし、続いて前
記ポリエチレンとブレンドする、請求項8に記載の方法。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.(a)6モル%以下のα−オレフィンコモノマーを含有する、20乃至60重量 %、好ましくは35乃至50重量%のプロピレンランダムコポリマー(RCP)、 (b)10乃至40重量%、好ましくは15乃至50重量%のエチレン/α−オレフ ィンゴム(ER)及び (c)20乃至50重量%、好ましくは25乃至45重量%の、0.94g/cm3以上の密 度を有するポリエチレン(HDPE) を含み、前記重量%が(a)、(b)及び(c)の総重量に基づいている、ブレンド。 2.さらに充填剤を含む、請求項1に記載の組成物。 3.プロピレンランダムコポリマーのα−オレフィンコモノマーがエチレンであ る、請求項1又は請求項2の組成物。 4.エチレン/α−オレフィンコポリマーのα−オレフィンコモノマーがプロピ レンである、請求項1乃至3のいずれか1請求項に記載の組成物。 5.エチレン/α−オレフィンポリマーがエチレン/プロピレンゴムである、請 求項1乃至4のいずれか1請求項に記載の組成物。 6.物品に成形される、好ましくはバンパー、自動車の計器盤、車体の内装備品 、外装備品、天候用装備品(weather trim)、ホース、乗物外部部品、ホイール アーチ(wheel arch)、エアダム、貨物容器、ビン、器具カバー、器具部品、バ ケツ、手押し車のトレイ又はくず入れに成形される、請求項1乃至5のいずれか 1請求項に記載の組成物。 7.ポリプロピレン系ランダムコポリマーが2.5乃至3.5モル%のα−オレフィン を含有する、請求項1乃至6のいずれか1請求項に記載の組成物。 8.組成物が、230℃で2g/10分以上、好ましくは230℃で4g/10分以上、好 ましくは230℃で6g/10分以上の溶融流量により特徴付けられる、請求項1乃 至7のいずれか1請求項に記載の組成物。 9.(a)プロピレンと6モル%以下のα−オレフィンのランダムコポリマーと ブレンドされたエチレン/α−オレフィンエラストマーを (b)0.94g/cm3の密度を有するポリエチレンと ブレンドすることを含む、230℃で2g/10分以上、好ましくは230℃で4g/10 分以上、より好ましくは230℃で6g/10分以上の溶融流量により特徴付けられ るポリマー組成物を製造する方法。 10.前記エラストマーを前記ランダムコポリマーと最初にブレンドし、続いて前 記ポリエチレンとブレンドする、請求項9に記載の方法。
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