JPH08501222A - 改良された核酸定量方法 - Google Patents

改良された核酸定量方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、最低量の核酸増幅反応で実施し得る、改良された核酸定量方法に係わる。試料中の被分析核酸を定量するための本発明の方法は、各々が被分析核酸から区別し得るが被分析核酸と同時に増幅され得る種々の核酸構築物をそれぞれ異なる量で試料に添加するステップ;被分析核酸及び核酸構築物の両方と反応し得る増幅試薬を使用し、試料に核酸増幅処理を実施するステップ;被分析核酸及び各核酸構築物から誘導された増幅物の相対量を検出するステップ;及び前記相対量から被分析核酸の量を計算するステップを含む。各核酸構築物は異なっており、核酸構築物は相互に及び被分析核酸から区別可能であり得る。核酸構築物は、全てが同じ増幅試薬と反応し得る点で相互に及び被分析核酸と類似である。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された核酸定量方法 本発明は改良された核酸定量方法に係わる。核酸の定量は種々の研究及び診断 分野において極めて重要である。また核酸の定量は遺伝子調節を理解する上で重 要なツールであると共に、治療効果をモニターするのに使用することもできる。 例えばヒト血液または他の体液のごとき試料中に存在する特定の核酸配列の量は 、例えば所定のウイルスに感染した人の疾患状態や所定の医薬による治療効能に 関する貴重な情報を与え得る。 核酸を量的増幅する種々の方法が記載されている。国際特許出願WO91/0 2817号明細書には、増幅技術としてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を使用 して核酸を定量する方法が記載されている。この方法は、試料中に存在する未知 量のターゲット核酸の増幅に使用される同じプライマーと反応し得る標準核酸セ グメントを試料に添加することを含む。増幅後、2種のPCR産物の量をそれぞ れ測定し、もとの試料中のターゲットセグメントの量を、標準曲線に対して外挿 することにより定量する。標準曲線は、ポリメラーゼ連鎖反応において生成され た標準セグメント の量を、増幅前に存在した核酸の可変既知量に対してプロットすることにより生 成される。 被分析核酸と同時に増幅され得る他の配列を、被分析核酸を含む試料に加える ことがBecker及びHahlbrock(Nucleic Acids Research, Vol.17, Number 22, 19 89 )に記載されている。Becker及びHahlbrockによって記載されている方法は、 被分析核酸と1ヌクレオチドだけ異なる核酸配列(点突然変異)を含む種々の既 知量の内部標準を、未知量の被分析核酸を含む既知容量の試料フラクションに加 え、被分析核酸と共にPCRによって同時増幅するという核酸の定量方法である 。即ち、全RNAの同一部分が、段階的に減らされた既知量の内部標準RNAに よって「スパイク(spike)」される。内部標準配列中に1塩基の変更を導入する ことによって特異的制限部位を生成し、適当な制限酵素を用いて突然変異配列を 切断してから、増幅された核酸を含む試料を電気泳動ゲルにかける。突然変異配 列(の一部)及び被分析核酸を表わすゲル中のバンドを比較することにより、核 酸を定量する。この方法の欠点の1つは、制限酵素による内部標準の消化が不完 全であると、存在する核酸の量の判定が不正確となり得ることである。 Becker及びHahlbrockは彼らの定量方法において内部標準をマーカーとして使 用し、そこで被分析物質及びマーカーの両方を非競合的に増幅している。 更に、ターゲット核酸に対応する既知分子数の核酸配列を、未知量のターゲッ ト核酸配列を含む試料に添加する核酸の定量方法は、本出願人名義の同時係属欧 州特許出願公開第525882号明細書にも記載されている。欧州特許出願公開 第525882号明細書に記載の方法は、既知量の明確に定義された突然変異配 列を添加した、未知濃度の野生型ターゲット核酸を含む試料由来の核酸を増幅す ることに基づいている。ターゲット配列及び突然変異配列にハイブリダイズし得 る1組のプライマーを用いて増幅を実施する。欧州特許出願公開第525882 号明細書に記載の競合的増幅は、固定量の試料と連続希釈系列の突然変異配列ま たはこの逆の組合せを用いて実施され得る。 上記方法は、明確に定義された標準配列を増幅混合物に添加することを含む。 上記方法を用いて正確な信頼性のある測定値を得るためには、多数の増幅反応を 実施せねばならない。試料を種々の既知量部分に分割し、それらに種々の既知量 の標準核酸を添加する必要がある。また国際特許 出願WO91/02817号明細書に記載の方法によれば希釈系列から標準曲線 を生成する必要があるが、それはかなり労力を要すると共に、ターゲット核酸に 係わる実際の増幅と標準曲線に係わる増幅とを別々に実施するが故に、存在する 核酸の量の推定が不正確となり得る。 正確で信頼性のあるように核酸の量を決定し得るためには多数の増幅反応を実 施せねばならないことから、上述の方法はかなりの労力及び時間を要する。従っ て、労力及び時間がそれほどかからない核酸定量方法が必要とされている。本発 明はそのような方法を提供する。 本発明は、試料中の被分析核酸を定量する方法であって、 −被分析核酸から区別し得るが被分析核酸と同時に増幅され得る種々の核酸構 築物をそれぞれ異なる量で試料に添加するステップ; −被分析核酸及び核酸構築物の両方と反応し得る増幅試薬を使用し、試料に核 酸増幅処理を実施するステップ; −被分析核酸及び各核酸構築物から誘導された増幅物の相対量を検出するステ ップ;及び −前記相対量から被分析核酸の量を計算するステップを含む方法を提供する。 本発明の方法によれば、種々の核 酸構築物を試料に添加する。 各核酸構築物は異なっており、核酸構築物は相互に及び被分析核酸から区別可 能である。核酸構築物は、全てが同じ増幅試薬と反応し得る点で相互に及び被分 析核酸と類似である。増幅試薬とは、特に、被分析核酸及び核酸構築物にハイブ リダイズし得る1つ以上の増幅プライマーを意味する。他の増幅試薬としては、 当分野において公知の種々の増幅技術に使用される必須酵素、核酸ポリメラーゼ のごとき増幅処理に使用される慣用試薬が挙げられる。本発明の方法は、任意の 種類の増幅処理、例えば米国特許第4,683,195号明細書及び第4,68 3,202号明細書に記載のごとき所謂ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)に使用 し得る。別の核酸増幅方法としては欧州特許出願第0,329,822号明細書 に記載のごとき「核酸配列基準増幅(NASBA)」がある。 本発明の方法に使用される核酸構築物は、同じ増幅試薬と反応し得る点で被分 析核酸と類似である核酸配列である。従って各核酸構築物は少なくとも、被分析 核酸中にも存在し、使用した核酸増幅プライマーがアニーリングし得る配列を含 むべきである。本発明の方法に使用される核酸構築 物は、被分析核酸から及び相互に区別し得る。これは、核酸構築物を、使用する 他の核酸構築物及び被分析核酸のいずれにも存在しない固有の区別可能な配列を 各構築物が含むように構築することにより実現し得る。固有の区別可能な配列が 例えば約20ヌクレオチドを含むランダムな配列であり、構築物と被分析核酸の 長さ及びヌクレオチド構成を同じに維持する核酸構築物を使用することが好まし い。検出においては、試料中に存在する被分析核酸及び核酸構築物を増幅した後 、各々が核酸構築物中に存在する固有の配列の1つのみを認識し得る種々の検出 プローブを使用することにより、種々の核酸構築物を別々に測定し得る。勿論、 核酸構築物を固有となるよう構築する他の方法もある。しかしながら、好ましく は核酸構築物は、増幅が妨害されるよう突然変異すべきではない。本発明の方法 では、被分析核酸と同じ効率で増幅され得る核酸構築物を使用することが好まし く、そうでないと、増幅後に試料中に存在する被分析核酸及び構築核酸の量に基 づいて正確な計算を行うことが困難となる。 核酸構築物は、当分野において公知の種々の方法により作製し得るポリヌクレ オチドである。核酸構築物は例えば 種々の組換えDNA方法によって作製し得る。例えば、被分析配列を含むプラス ミドを制限酵素で消化してもとの配列を除去し、核酸合成装置において作製した かまたは異なるプラスミドからサブクローニングした新規の配列を挿入すること により、新規の配列を被分析配列中に導入し得る。核酸合成装置を使用して核酸 構築物を丸ごと作製することもできる。 核酸構築物は、試料に増幅処理を実施する前に、未知量の被分析核酸を含む試 料に添加すべきである。既知量の種々の核酸構築物を添加する試料は、あとで試 料中に存在する核酸の濃度を計算し得るよう、当然ながら所定の容量を有するべ きである。試料は、核酸量を決定すべき材料を既知容量または既知量で取分けた ものを含む必要がある。所定の試験液中の核酸の濃度を決定する場合には、試料 は、既知量の問題の試験材料から単離した全核酸を含むべきである。 核酸構築物は、問題の試験液(例えばヒト血清)に核酸単離処理を実施する前 または後に添加し得る。核酸の単離方法は記載されており、当業者には公知であ る。本発明の方法を実施する試料を調製するのに使用し得る核酸単離方 法は例えばManiatisら,Molecular Cloning, a laboratory manual, Cold Sprin g Harbor Laboratoryに記載されている。核酸含有試料を処理する別の方法はBoo mら,J.Clin.Microbiol.28:495−503,1990に記載されている。 本発明の好ましい実施態様においては、所定量の試験液から核酸を単離する前 に核酸構築物を添加する。こうすると、単離処理の際に場合によっては生じ得る 核酸の損失が、結果的に試料中に存在する被分析核酸及び構築核酸の両方の量に 反映され得る。従って、問題のもとの試験液中に存在する被分析核酸の量は、得 られた結果から直接計算し得る。 核酸構築物を既知量の試験液に、試験液を核酸単離処理する前に添加した場合 、核酸単離処理を実施した後に試料に単離対照核酸構築物を添加するとよい。I C(単離対照)配列を添加すると、核酸単離処理の効率を決定することができる 。即ち、各試料に対して、しきい値を単離効率に調整し得る。単離対照構築物は 、例えば固有の配列を含むことから被分析核酸及び他の核酸構築物とは異なるが 、好ましくは同じ効率で増幅される配列であり得る。ICは別の「核酸構築物」 と見なし得るが、本発明の好ましい実施態 様においては核酸構築物は試験液に核酸単離処理を実施する前に添加されるが、 IC配列は核酸単離処理を実施した後に添加される点で異なる。試験液に核酸単 離処理を実施する前に明確に定義された分子数の各核酸構築物を添加し、核酸単 離処理を実施した後に明確に定義された分子数のICを添加することから、単離 処理効率を計算し得る。例えば100分子の特定の核酸構築物を添加し、同じ量 のIC分子を添加した場合、単離効率が100%ならば、核酸構築物とICとで (増幅後に)同じシグナルがもたらされる。得られたICシグナルが核酸構築物 に対して得られたシグナルの2倍であるならば、核酸単離処理効率は50%でし かなかった(もともと存在した核酸分子の半分が単離処理の際に失われたことを 意味する)。これに従ってしきい値を調整し、偽陰性試験結果を得る危険性を低 下し得る。 1種以上の核酸構築物をそれぞれ異なる既知量で添加する。核酸構築物は、相 互に一定係数(例えば係数10)ずつ異なる一連の量で添加するのが好ましい。 例えば3種の核酸構築物QA、QB及びQCを使用する場合、QA 102分子 、QB 103分子及びQC 104分子を試料に添加し得る。 試料を、各々が既知容量の1つ以上の反応アリコートに分割し、それらに核酸 を種々の量範囲で添加することができる。その場合、各反応アリコートに同じ核 酸構築物を添加することが好ましい。例えば2種の反応を使用する場合、「低域 」反応と「高域」反応とを実施し得る。核酸構築物の範囲が重複する場合、低域 反応アリコートにはQA、QB及びQCを前述のごとき量で添加し、広域反応ア リコートにはQA、QB及びQCをそれぞれ104、105及び106分子添加し 得る。核酸構築物の量範囲は重複してもよいし、低域と高域とでそれぞれ核酸構 築物の量にギャップがあってもよい。1種以上の反応アリコートを使用すること は、1種以上の増幅反応を実施する必要があることを意味するが、最少の反応で 極めて広範囲の被分析物質濃度をカバーし得るので、従来の核酸定量方法と比較 した作業及び時間の節約は尚も十分である。 重複しない量範囲の核酸構築物を使用することの利点は、使用する構築物の数 を減らし得る一方で、尚も広い範囲の濃度をカバーし得ることである。被分析物 質が核酸構築物量範囲間のギャップに当たる量で存在するならば、試料または反 応アリコート中に存在する核酸構築物から発したシ グナル範囲と直接比較することはできない。しかしながら、被分析核酸のシグナ ルが低域シグナルよりは強く高域シグナルよりは弱いことから被分析核酸の量が 決定され、かかるデータを用いて濃度を計算し得る。 本発明の方法により種々の範囲の核酸構築物を1つ以上の反応アリコートに添 加する場合、被分析核酸の濃度を決定すべき試料を種々の容量のアリコートに分 け、かかるアリコートに核酸構築物を添加した後に各アリコートに核酸単離処理 を適用することができる。単離処理においては各アリコートを別々に取扱うべき であるが、添加した核酸構築物が全く同じ処理を経て同じ変動を被ることで性能 の変動が補正されるが故に、単離の際に起こり得る被分析核酸の損失を補正する 必要はない。当然ながら、全量に核酸単離処理を実施し、それを種々の容量のア リコートに分け、そのあと所定範囲の構築物を添加してもよい。 増幅反応を実施する際に起こり得る問題は、例えば同じ実験室で以前に試験し た他の試料に由来する核酸分子で試料が汚染され得ることである。この結果、試 験結果が偽陽性となったり、定量化の場合には、試料中に存在する核酸分子数の 計算に誤りが生じる。 本発明の方法で試験する試料が10〜100分子で汚染されていても、汚染が 主に被分析物質分子からなり、試験している試料中の被分析核酸の量が100分 子未満であるならば、内部校正直線は変化しないが、被分析核酸の分子数計算に は影響がある。試料中の被分析分子数が1000分子未満の場合は、約100〜 1000分子で汚染されると内部校正直線はわずかに影響され、試料中に存在す る被分析核酸分子数の計算は妨害される。1000分子以上による汚染は校正直 線及び計算結果を変化させる。 本発明の好ましい実施態様では、以前に試験した試料または他の試料に由来す る核酸分子による試料の汚染を検出し得る。 本発明の方法を使用して1種以上の試料を試験する場合、同じ核酸構築物を全 ての試料に使用するが、各々特定の核酸構築物の量を変えれば、汚染を検出し得 る。例えば3種の核酸構築物を使用する場合(Qa、Qb及びQc)、試料「A 」にはこれらの構築物をQa、Qb及びQcの量で添加し、試料「B」に は同じ構築物をQa、Qb及びQcの量で添加し、試料「C」にはQa 、Qb及びQcの量で添加するなどとし得る。勿論、同じ組合せの 核酸構築物を1つ以上の試料、例えば続けて10の試料に使用してから、別の組 合せに変えて使用してもよい。 3種の構築物を使用する場合は、同じ組合せの核酸構築物を再び使用せねばな らなくなるまでに最高6種の変形態様が可能である。4種の構築物を使用する場 合は最高24種の変形態様が可能となり得るなどとなる。種々の試料に種々の組 合せの核酸構築物を使用すると、異なる組合せを使用した試料に由来する核酸材 料による汚染が検出可能となる。汚染により、問題の試料における内部校正直線 は変化する。校正直線の勾配は別のものとなり、正常データと比較して相関係数 が小さくなり、従って汚染として区別可能である。 各試料において1種の構築物をゼロレベルで使用すると(ゼロレベルで使用す る構築物は試料ごとに変える)、極めて少量の汚染分子が検出され得る。ゼロ量 で添加した特定の構築物が検出可能量で存在することは、この特定の試料が、別 の組合せを選択した試料に由来する材料で汚染されていたことを示すことは明ら かである。 増幅後の核酸構築物及び被分析核酸の検出は種々の方法で実施し得る。シグナ ルが表わす増幅された核酸(構築物 または被分析物質)の量に対応して異なる測定可能なシグナルを生成する限りは 、当分野において公知の多くの検出方法を使用し得る。本発明の方法に使用し得 る検出方法としては、酵素及び発光(蛍光、電気化学発光、リン光)現象、例え ば金または染料ゲルのごとき固体ラベル使用の検出方法、及び凝集に基づく検出 方法が挙げられる。 試料中に存在する被分析核酸の濃度は、検出処理の間に生成されたシグナルに よって表わされる被分析核酸及び核酸構築物の相対量から計算し得る。 例えば構築物の配列を表わすシグナル(Q)と被分析物質の配列を表わすシグ ナル(A)の比の対数log(Q/A)は、試料に加えた構築物の量の対数lo g(Q-input)の線形関数である。log(Q/A)をQ(input)の関数としてプ ロットすると直線グラフが得られ、該直線とX軸との交点から被分析核酸の量が 容易に得られる(但し、被分析核酸の量が、添加した核酸構築物の量範囲の近傍 にある場合)。 本発明の別の実施態様は、一群の試験液において被分析核酸を定量する方法で あって、所定量の前記試験液を既知の係数で希釈することを含む方法からなる。 試料は、所定範囲内にあると推定される量の被分析核酸を含む前記希釈 試験液からとることができる。一群の試験液のそれぞれの被分析核酸の量を決定 する場合、全試験液を、所定範囲内にあると推定される濃度に前希釈するとよい 。前希釈は、ほとんどの試料が前記範囲内になり、残りの試料は全てが前記範囲 より低い濃度を有するかまたは全てが前記範囲より高い濃度を有するように行な うべきである。希釈ステップ後、全試験液に、試料に添加する核酸構築物の量が 前記範囲内である前述のごとき本発明の方法を実施する。 一群の試験液から得た前記範囲以下(または以上)である残りの試験液は、別 の調整希釈または未希釈試料を用いて再度試験し得る。この方法の利点は、増幅 反応が前述した高/低域分離より少なくてよいことである。 本発明の試料中の被分析核酸を定量する方法の別の実施態様においては、試料 中に存在する被分析核酸の推定量と同じ範囲内にあると推定される量の核酸構築 物を試料に添加し、試料に、被分析核酸及び核酸構築物の両方と反応し得る増幅 試薬を使用して核酸増幅処理を実施し、被分析核酸及び核酸構築物から誘導され た増幅物の相対量を検出し、前記相対量から前記試料中に存在する被分析核酸の 量を推算することからなる。この推算を行った後、同じ試験液か ら得た第2試料に、添加する核酸構築物の量が第1試料中に存在する被分析核酸 の推算量と同じ範囲にある上述のごとき本発明の方法を実施する。 上記方法の利点は、使用する構築物の量範囲をかなり狭く選択することができ 、それによって該方法の精度を高めると共に、実施する必要がある増幅反応の数 をいっそう少なくすることである。図面の簡単な説明 図1A:実施例1に記載の実験1における核酸構築物及び試料(被分析)核酸 の投入量及び増幅量を示す。 図1B:実施例1に記載の実験1に使用した、投入構築物コピー量に対して対 数尺でプロットした構築物シグナル及び試料シグナルの比を示す。被分析核酸の 量はグラフ内の縦線によりX軸上に示される。 図2A:実施例1に記載の実験2における核酸構築物及び試料(被分析)核酸 の投入量及び増幅量を示す。 図2B:実施例1に記載の実験2に使用した、投入構築物コピー量に対して対 数尺でプロットした構築物シグナル及び試料シグナルの比を示す。被分析核酸の 量はグラフ内の縦線によりX軸上に示される。 図3A:実施例1に記載の実験3における核酸構築物及び試料(被分析)核酸 の投入量及び増幅量を示す。 図3B:実施例1に記載の実験3に使用した、投入構築物コピー量に対して対 数尺でプロットした構築物シグナル及び試料シグナルの比を示す。被分析核酸の 量はグラフ内の縦線によりX軸上に示される。 図4A:実施例1に記載の実験4における核酸構築物及び試料(被分析)核酸 の投入量及び増幅量を示す。 図4B:実施例1に記載の実験4に使用した、投入構築物コピー量に対して対 数尺でプロットした構築物シグナル及び試料シグナルの比を示す。被分析核酸の 量はグラフ内の縦線によりX軸上に示される。 図5A:実施例1に記載の実験5における核酸構築物及び試料(被分析)核酸 の投入量及び増幅量を示す。 図5B:実施例1に記載の実験5に使用した、投入構築物コピー量に対して対 数尺でプロットした構築物シグナル及び試料シグナルの比を示す。被分析核酸の 量はグラフ内の縦線によりX軸上に示される。 図6:1チューブQ-NASBAの動的範囲。定量のために101.44、102.8 3、104.23及び104.83in vitro 生成WT-RNA分子を投入した。全てのWT-RNA量の定量を8〜10回実施 した。QA、QB及びQc RNAはそれぞれ104、103及び102RNA分子の 量で使用した。 図7:核酸単離前に溶解緩衝液中にQA、QB及びQc内部標準RNAを添加す る1チューブQ-NASBAの概略流れ図。 以下、実施例によって本発明を更に説明する。実施例 : 実施例1: 本発明の方法に従って実施される定量アッセイ及びその後の検出の理論的実施 例を以下に与える。これらの実験から、本発明のアッセイがどのように実施され 得るか及び得られるであろう結果が明らかとなろう。 本発明の方法により実施し得る5つの実験を以下に略述する。これらの実験は 、被分析核酸分子の投入量及び増幅する前に添加する核酸構築物の範囲が異なる 。 被分析物質及び構築物の投入量を下記の表(表1)に示す。 上記表から判るように、最初の3つの理論的実験においては3種の構築物を添 加し(それぞれQA、QB及びQC)、「低域」構築物量及び「高域」構築物量 の2種の増幅反応を実施した。かかる実験において低域と高域とは重複していた 。これらの2つの範囲の重複点を使用して増幅を比較し得る(増幅が同様に実施 されたならば、生成されるシグナルは2つの範囲内にある重複量の構築物に対し て同じとなるべきである)。実験4及び5においては2つの範囲の構築物量を使 用したが、低域と高域とは重複しなかった。その結果、1つの増幅反応に使用す る構築物の量を減らし ながら、同じ全量範囲をカバーし得る。 Q−RNA(構築物)及び野生型RNAは、20のランダムなヌクレオチド配 列が異なるだけで大きさは同じあり、同じプライマー及び酵素を増幅に使用した ので、それらの増幅速度は同じである。従って、各構築物RNAの量と野生型R NAの量との初期の比は増幅の間に変化しない。増幅後の検出処理においては、 各増幅物混合物を、野生型、QA、QBまたはQC RNA増幅物を検出するた め4つのアッセイに分割する(実験4及び5の増幅物混合物は3つのアッセイに 分割しさえすればよい)。 構築物シグナルと野生型シグナルの対数比を構築物RNAの投入量の対数に対 して表わすと、直線が期待される。野生型RNAの量はこの直線から計算し得る 。上記実験により得られる結果を図1〜5に示す。 各図面の最初のグラフ(a)には、増幅の前と後の種々の構築物の量が表わさ れており、更に被分析核酸の量も示されている。 各図面の2番目のグラフ(b)は、推定された構築物のシグナルと被分析物質 のシグナル(試料シグナル)との対数比を、構築物の投入量の対数の関数として 表わしている。 被分析核酸分子の投入量はこれらのグラから誘導し得、比が1である縦軸上の点 に従属する(横軸上に示された)投入値の対数に従う。 実施例2: まず、それぞれ200、2000及び20000コピーの3種の核酸構築物Q A、QB及びQCを含む定量済の量の構築物HIV-1 gag1 RNA転写物の混 合物を作製した。次いで、それそれ200000、20000、2000、20 0、20コピーの5種の異なる定量済の量の野生型HIV-1 gag1転写物及び ブランクを前記Q構築物RNAの混合物と混合した。 各量のwt-RNAに対して1つずつ6つの増幅反応を標準方法(T.Kievitsら )に従って実施した。 各増幅物から5μlをTBE緩衝液(90mM Tris-ホウ酸、1mM E DTA pH8.4)で100μlに希釈した。各希釈液から5μlを、6.6 7×SSC緩衝液(0.75M NaCl、0.075Mクエン酸ナトリウムp H7〜8)中の、全ての増幅物を捕獲するためのビオチン-オリゴ3pmol、各々 が野生型RNA増幅物または1種の構築物 (QA、QBまたはQC)増幅物に特異的な配列を含む種々のトリス(2,2’ -ピリジン)ルテニウムIIキレート標識オリゴヌクレオチド3pmol、及びストレ プトアビジン被覆磁性ジナルビーズM280 20μgの混合物15μlを含む 試験管に添加した。 WT、QA,QBまたはQC検出のための4種のハイブリダイゼーションアッ セイを1種の増幅について実施した。混合物を41℃で、10分ごとに混合しな がら30分間ハイブリダイズした。IGENのORIGEN1.5検出系を使用 する電気化学発光ECL検出のためのアッセイ緩衝液300μlを添加及び混合 した。ORIGEN1.5検出系における実際の検出を製造業者指示に従って実 施した。 実施例3: 本実施例においては、3種のQ-RNA内部標準を104、103及び102分子 の量でWT-RNA試料中にスパイクするQ-NASBAアッセイを記載する。3 種の内部標準RNA分子は、各内部標準に特異的な20ヌクレオチドランダム配 列(Van Gemenら,J.Virol.Methods. 43, 177-188,1993)に特異的なECL標 識プローブを使用して区別 し得る。NASBA増幅された内部標準及びWT-RNAの比を、ECL検出装 置を使用して測定した。 ECLは、電極の表面に光を放射する化学発光標識に基づくものである(Blac kburnら,Clin.Chem.37, 1534-1539,1991)。シグナル検出は、特別に開発され た検出装置を使用して5桁にわたる大きさの動的範囲で定量し得る。ECL法は 、ハイブリダイゼーションアッセイにおいてECL標識オリゴヌクレオチドを使 用して増幅された核酸を検出するよう適合されている(Kenten,J.H.ら,Clin.Ch em.38,873-879,1992)。WT、QA、QB及びQcECLプローブの比活性は既知 であるので、WT、QA、QB及びQc NASBA増幅されたRNAの比は、それ ぞれのプローブのシグナル比から決定し得る。 ECLビーズベースアッセイにおいてQA、QB及びQcシグナルに対するWT シグナルの比から、WT投入RNAの初期量を読取った。 Q-構築物を調製しアッセイを実施した方法は本実施例の「材料及び方法」セ クションに記載する。 種々の量のin vitro生成WT-RNAを定量するために、ECL検出を含む1 チューブQ-NASBA法を使用した。 それぞれ投入量として101.44、102.83、104.23及び104.83の初期WT- RNA分子を使用し、3種の異なるアッセイを実施した。ECLビーズベースの アッセイを使用するQ-NASBAは、1回のNASBA増幅において104A RNA分子、103BRNA分子及び102cRNA分子とWT-RNAを混合 することにより定量した各WT-RNA量に対して8〜10回実施した。実施し た定量の結果(平均±標準偏差)は、それぞれ101.44、102.83、104.23及 び104.83のWT-RNA分子を初期投入すると、101.54±0.23、102.68±0 .21 、104.16±0.20及び104.81±0.23であった。 実施したアッセイの結果を図6に示す。この図から判るように、1チューブ定 量法に使用された最低のQ-RNA量の1/10まで信頼性をもってWT-RNA 量を定量し得る。 材料及び方法 プラスミド及びRNA合成 遺伝子組換えDNA法は標準方法に従った(Sambrook,J.ら, Molecular clo ning. A laboratory manual, Cold Spr ing Harbor,NY:Cold Spring Harbor Lab., 1989,第2版)。22ヌクレオチドラ ンダム配列(位置1429-1451 HIV-1pv22配列(Muesing,M.A.ら,Nature 313,450- 458, 1985))を含むプラスミドpGEM3RAN(Van Gemenら,1993)を使用 し、定量的NASBA増幅と関連のないことから、多重クローニング部位のAc cI部位とHIV−1クローン化配列(位置1691-2105 HIV-1 pv22)の一部とを 欠失させた。このプラスミドにおいて、ランダムな配列を5'ATG.CAA.GGT.CGC.AT A.TGA.GTA.A3'または5'ATA.AGC.ACG.TGA.CTG.AGT.ATG.A3'で置き換え、それぞれ pGEM3QBδgag3及びpGEMQcδgag3を生成した。プラスミドpGEM 3RANの呼び名をpGEM3QAと変えた。 SP6 RNAポリメラーゼ(Sambrook, 1989)を使用し、pGEM3p24 (WT-RNA)、pGEM3QA(QA-RNA)、pGEM3QBδ6gag3(QB -RNA)及びpGEM3Qcδgag3(Qc-RNA)からin vitro RNAを生 成した。pGEM3p24及びpGEM3QAのクローン化挿入物をベクターp GEM4中に再クローニングしてpGEM4p24及びpGEM4QAを生成し た。これらのプラスミドを使用し、T7 RNAポリメラーゼ(Sambrook, 1 989)を用いてin vitro RNAを作製した。in vitro RNAの長さは、プラス ミドpGEMp24(WT-RNA)及びpGEM3QA(QA-RNA)が151 4ヌクレオチド、pGEM3QBδgag3 (QB-RNA)及びpGEMQcδgag 3(Qc-RNA)が1090ヌクレオチドであった。RNAをDNaseで処理し てプラスミドDNAを除去し、アニオン交換カラム(Qiagen)において精製した 。in vitro RNAを分光光度法により定量し、水で所望の濃度に希釈した。全 てのRNA溶液を−20℃で保存した。 核酸単離 Boomらの方法(Boom,R.ら,J.Clin.Microbiol.28,495-503, 1990;Van Gemenら ,1993)に従って血漿から核酸を単離した。最終的に、100μlの血漿の核酸 を100μlの水中に再懸濁させ、−70℃で保存した。 NASBA AMV逆転写酵素をSeikagakuから購入したことを除き、全ての酵素はPharmac iaから購入した。BSAはBoehringer Mannheimから購入した。23μlのNA SBA反応混合 液(25μl反応混合液中の終濃度:40mM Tris,pH8.5,12mM MgCl2,42mM KCl,15%v/vDMSO,1mM各dNTP,2m M各NTP, 0.2μmプライマー1:5’AAT.TCT.AAT.ACG.ACT.CAC.TAT.AGG. GTG.CTA.TGT.CAC.TTC.CCC.TTG.GTT.CTC.TCA, 0.2μmプライマー2:5’AGT. GGG.GGG.ACA.TCA,AGC,AGC.CAT.GCA.AA、0.2〜2μl野生型RNA及び2μl in vitroQ-RNA(Kievits,T.ら,J.Virol.Methods.35,273-286, 1991;VanGe menら,1993))を65℃で5分間インキュベートし、RNAの2次構造を不安 定化し、次いで41℃に冷却してプライマーをアニーリングした。2μlの酵素 混合物(0.1μg/μl BSA,0.1単位RNase H,40単位 T7 RNAポリメラーゼ及び8単位AMV逆転写酵素)を添加することにより増幅を 開始した。41℃で90分間反応物をインキュベートした。全ての定量において 2つの陰性対照を加えた。 酵素ビーズベースの検出 前述の定量方法(Van Gemenら,1993)においてNASBA増幅したWT及び QA RNAを検出し、その比を決定 するため、ビーズベース酵素アッセイを開発した。ストレプトアバジンで被覆し た2.8μmポリスチレン常磁性ビーズ(Dynal Inc.,Great Neck, N.Y.,USA)1 00μlを200μl 1×PBS,0.1%BSAで2回洗浄し、100μl 1×PBS,0.1%BSA中に再懸濁させた。洗浄したビーズを、300pm olのHIV−1特異的ビオチニル化捕獲プローブ(5'TGT.TAA.AAG.AGA.CCA.TCA .ATG.AGG.A)と一緒に室温で1時間インキュベートし、まず200μl5×SS PE,0.1%SDSで1回、次いで200μl 1×PBS,0.1%BSA で1回洗浄した。ビーズを100μl 1×PBS,0.1%BSA中に再懸濁 させた。 5μlビーズ、5μlNASBA反応混合液及び50μlハイブリダイゼーシ ョン緩衝液(5×SSPE,0.1%SDS,0.1%ブロッキング試薬,10 μg/mlサケ精子DNA)を45℃で30分間インキュベートした。ビーズを1 00μl 2×SSC,0.1%BSAで2回洗浄し、次いで、そのうちの10 %をHRP標識したWTまたはQ検出オリゴヌクレオチドプローブ5×10−7 μmolと一緒に50μlのハイブリダイゼーション緩衝液中45℃で30分間イ ンキュベートした。 ビーズ捕獲オリゴヌクレオチド-NASBA増幅されたWTまたはQARNA検 出プローブ複合体を、まず100μ12×SSC,0.1%BSAで1回、次い で100μlTBSTで1回、更に100μlTBSで2回洗浄した。次に、1 00μlの有色基質(TMB/ペルオキシド溶液)をビーズに加え、室温で3分 間インキュベートした。50μlの250mMオキサレートを添加することによ り呈色反応を停止させた。マイクロプレートリーダー(Micro SLT 510, Organon Teknika, Boxtel,オランダ)において150μl呈色反応物の450nmでの吸 収を読み取った。 吸収値をバックグラウンドシグナル(即ち陰性対照)に対して補正し、シグナ ルを、独立に増幅されたWTまたはQA RNAによって得られたシグナルのパー セントとして計算した。 ECLビーズベースの検出 水で20倍に希釈したNASBA増幅RNA(WT、QA、QB及びQc)5μ lを、HIV−1特異的ビオチニル化捕獲プローブ(酵素ビーズベース検出参照 )20μl(3.3pmol)、WT、QA、QBまたはQc NASBA増幅R NAのいずれかに特異的なECL(トリス[2,2-ビピリジン]ルテニウム[I I]複合体)標識オリゴヌクレオチドプローブ3.3pmol、ストレプトアビジン 被覆磁性ビーズ20μg(2μl)と一緒に5×SSC中41℃で30分間イン キュベートした。インキュベーションの間、10分おきに撹拌して試験管を混合 した。次いで300μlのTPA溶液(100mM トリプロピルアミン,pH =7.5)を添加し、ハイブリダイゼーション混合物をOrigen 1.5E CL検出装置(Organon Teknika, Boxtel,オランダ)に仕込んだ。 実施例4 核酸単離効率はWT-RNA定量結果に影響し得る。単離時の核酸損失の影響 を阻止するため、QA,QB及びQcRNAを第1ステップたる核酸単離(図7) の前または間に添加することができる。このことを、in vitro培養ウイルススト ック液から単離したin vitro生成WT-RNA及びHIV-1 RNA 104分 子を使用して試験した。in vitro生成WT-RNA及びHIV-1ウイルスストッ クRNAを、第1ステップたる核酸単離で(即ち溶解緩衝液中に) QA,QB及びQc RNAを添加した場合としない場合とで再単離した。使用した 方法は実施例3の「材料及び方法」セクションに記載されている。 増幅時にQA,QB及びQcを添加することにより、もともと単離されているW T-RNA及びHIV−1ウイルスストックRNAを定量すると(即ち対照定量 )、in vitro生成WT-RNA及びHIV-1ウイルスストックRNAについてそ れぞれ3.3×104及び2.1×104の結果となった。再単離処理前にQA, QB及びQc RNAを添加して再単離したRNAを定量すると、in vitro生成W T-RNA及びHIV-1ウイルスストックRNAについてそれぞれ2.5×104 及び1.5×104となった。しかしながら、再単離処理後にQA,QB及びQc RNAを添加して再単離されたRNAを定量した場合は、in vitro生成WT-R NA及びHIV-1ウイルスストックRNAについてそれぞれ4.7×103及び 2.0×103となった。これは、RNAの再単離効率が約10%であることを 示している。しかしながら、再単離前にQA,QB及びQcを添加すると、単離さ れる核酸の絶対量に関係なく比WT:QA:QB:QcRNAが一定となるため、 RNA定量は対照定量に等しい 結果となる。 結果は表2に示す。 実施例5 本発明の方法を既に記載されているQ−NASBA法(Van Gemenら,1993; J urriaansら,提出,1993)と比較した。Q-NASBA法では1種のQ-RNAし か使用せず、5対数の動的範囲を得ようとするならば、1臨床(野生型)試料当 たり少なくとも6つの増幅反応、即ち内部標準を添加しない陽性WT対照反応1 つと、内部標準RNA分子の量を段階的に増量した(102〜106)反応5つと を必要 とする。 数種の区別可能な内部標準を1つの増幅にスパイクする本発明の方法によれば 、増幅反応数を減少し得る。 これに対して、ただ1種のQ-RNAを酵素標識プローブと組み合わせて使用 する場合(QA)、別個の増幅において種々の濃度のQ-RNAを使用し、WT- シグナル対Q-シグナルの比から初期WT-RNA濃度を導出する必要がある。 これら2つの方法を、モデル系及びHIV-1感染個体の血漿試料を使用して 比較した。 3人の無症候HIV-1感染個体の血漿試料0.1mlを分析することにより、 QA、QB及びQc RNAを使用する1チューブQ-NASBΛを、1回の定量で 6つの増幅を使用する既に記載されているQ-NASBA法(Van Gemenら,1993 )と比較した。同じ実験で、核酸単離の前と後とにQA、QB及びQcを添加した ときの差も調査した(表3)。 WT-RNAを1チューブQ-NASBA法によ って定量した場合、WT-RNA量は1チューブ定量法に使用された最低Q-RN A量の1/10まで信頼性をもって定量し得る。 溶解緩衝液に添加する場合はQA、QB及びQCを(それぞれ6×105、6×1 04及び6×103で)0.1mlの血漿に添加すると、信頼定量下限は血漿0.1 ml当たり6×102RNAコピーであった。1μl血漿等価物の核酸を増幅に使 用する場合は、単離後の核酸にQA、QB及びQCを(それぞれ104、103及び 102)で添加し、血漿0.1ml当たり103RNAコピーの信頼定量下限が得ら れた。両ケースで、1チューブ定量法に使用される最低Q-RNA量の1/10 まで信頼性をもってWT-RNAを定量し得る。1μl血漿等価物の核酸を増幅 に使用する場合で、最低内部標準Q-RNA量を102として1回の定量で6つの 増幅を行う方法によると、血漿0.1ml当たり104RNAコピーの信頼定量下 限が得られた。この結果は、この特定の実施態様においては核酸単離効率が10 0%(患者1)と50%(患者2)の間で変動したことを示す。患者3は常に信 頼定量限界を下回ったが、核酸単離前に溶解緩衝液にQA、QB及びQCを添加す る1チューブQ-NASBAアッセイにおいてこの限界は最も正確(即ち最低) であった(表3)。 実施例6: 最後に、核酸単離前にQA、QB及びQCを溶解緩衝液に加える1チューブQ-N ASBAの再現性を、ウイルス粒子量を電子顕微鏡により定量したin vitro培養 HIV-1ウイルスストック液(Layne,S.P.ら,Virology.189,695-714,1992)を 使用して試験した。2.9×1010ウイルス粒子/mlを含むHIV-1ウイルス ストックを水で10,000に希釈し、100μlの希釈ウイルスストック液に QA、QB及びQcを(それぞれ6×105、6×104及び6×103で)添加し、 4.35×1010RNA分子/mlの測定値を得た。結果を表4に示す。RNA定 量の平均±標準偏差は1010.64±0.05であり、1チューブQ-NASBAの精度 は、このin vitro培養ウイルスストック液の定量 の場合は0.1対数値内であったことが判る(実施した方法は実施例3の材料及 び方法セクションに記載されている)。 表4から、本発明の方法によれば、in vitro培養ウイルスストック液中のHI V-1 RNAを定量する場合には0.1対数値以内のアッセイ精度が得られる ことが判る。この結果から、0.4対数値以上のHIV-1 RNA負荷の差の 信頼性のある測定が可能である。 A、QB及びQC(それぞれ6×105、6×104及び6×103)を、ウイル スストックを水で10,000倍に希釈した溶液100μlに添加した。 a.2つの同一増幅 b.3つの同一増幅 全ての定量の平均±標準偏差は1010.64±0.05(4.35×1010)RNA 分子/mlであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,CA,FI,JP,K R,US (72)発明者 ベウメル,トーマス・アウグステイヌス・ マリア オランダ国、5345・エス・イツクス・オツ ス、グラニートストラート・63

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.試料中の被分析核酸を定量する方法であって、 −各々が被分析核酸から区別し得るが被分析核酸と同時に増幅され得る種々の 核酸構築物をそれぞれ異なる量で試料に添加するステップ; −被分析核酸及び核酸構築物の両方と反応し得る増幅試薬を使用し、試料に核 酸増幅処理を実施するステップ; −被分析核酸及び各核酸構築物から誘導された増幅物の相対量を検出するステ ップ;及び −前記相対量から被分析核酸の量を計算するステップを含む方法。 2.前記核酸構築物が、各核酸構築物に固有の区別可能な配列を除き、前記被分 析核酸と同じ配列を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.前記固有の区別可能な配列が、約20ヌクレオチドを含むランダムな配列で あることを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.前記核酸構築物を、相互に一定係数ずつ異なる一連の量で添加することを特 徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。 5.前記核酸構築物を、相互に係数10ずつ異なる一連の量で添加することを特 徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。 6.核酸単離処理を実施する前に前記核酸構築物を添加した既知量の試験液に核 酸単離処理を実施することにより試料を調製することを特徴とする請求項1に記 載の方法。 7.前記試験液に核酸単離処理を実施することにより調製した試料に既知量の単 離対照配列を添加することを特徴とする請求項6に記載の方法。 8.試料を1つ以上の反応アリコートに分割し、それぞれに前記核酸構築物を異 なる量範囲で添加することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の 方法。 9.前記各反応アリコートに、同じ核酸構築物を添加することを特徴とする請求 項8に記載の方法。 10.前記量範囲が重複しないことを特徴とする請求項8または9に記載の方法 。 11.1つ以上の試料において被分析核酸を定量する方法であって、各試料に請 求項1に記載の方法を実施するが、ここで全ての試料に同じ核酸構築物を使用し 、それぞれの特定の核酸構築物の量を変える方法。 12.各試料において1種の核酸構築物を量ゼロで使用することを特徴とする請 求項11に記載の方法。 13.一群の試験液において被分析核酸を定量する方法であって、 −ある量の前記試験液を既知の係数ずつ希釈し、所定範囲内にあると推定され る量の被分析核酸を含む前記希釈試験液から試料を得るステップ;及び −前記試料に、試料に添加する核酸構築物の量が前記範囲内である請求項1に 記載の方法を実施するステップを含む方法。 14.更に −前記量範囲より少ない量の被分析核酸を含む試料を同定するステップ; −前記試料を調製した試験液に、試験液がより低い係数で希釈される請求項1 3に記載の方法を実施するステップを含む請求項13に記載の方法。 15.更に、 −前記量範囲より多い量の被分析核酸を含む試料を同定するステップ; −前記試料を調製した試験液に、試験液がより高い係数 で希釈される請求項13に記載の方法を実施するステップを含む請求項13に記 載の方法。 16.試料中の被分析核酸を定量する方法であって、 −前記試料中に存在する被分析核酸の推定量と同じ範囲内にあると推定される 量の核酸構築物を試料に添加するステップ; −前記被分析核酸及び核酸構築物の両方と反応し得る増幅試薬を使用し、前記 試料に核酸増幅処理を実施するステップ; −被分析核酸及び核酸構築物から誘導された増幅物の相対量を検出するステッ プ; −前記相対量から前記試料中に存在する被分析核酸の量を推算するステップ; 及び −前記試験液から得た第2試料に、添加する核酸構築物の量が第1試料中に存 在した被分析核酸の前記推算量と同じ範囲内にある請求項1に記載の方法を実施 するステップを含む方法。 17.実施例1に記載の方法に従って試料中の核酸を定量するためのキットであ って、種々の核酸構築物、前記核酸構築物及び被分析核酸と反応し得る増幅試薬 、増幅された 被分析核酸用の検出プローブ、及び増幅された種々の核酸構築物にそれぞれ特異 的な異なる検出プローブを含むキット。
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