JPH08500145A - アルファ‐アミノボロニン酸を含む液体洗剤組成物 - Google Patents

アルファ‐アミノボロニン酸を含む液体洗剤組成物

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JPH08500145A JP6506292A JP50629294A JPH08500145A JP H08500145 A JPH08500145 A JP H08500145A JP 6506292 A JP6506292 A JP 6506292A JP 50629294 A JP50629294 A JP 50629294A JP H08500145 A JPH08500145 A JP H08500145A
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Abstract

(57)【要約】 タンパク質分解活性がα−アミノボロニン酸により可逆的に阻害されるタンパク質分解酵素を含んでなる水性液体洗剤組成物が記載される。

Description

【発明の詳細な説明】 アルファ−アミノボロニン酸を含む液体洗剤組成物発明の分野 本発明は、酵素を含む液体洗剤組成物に関する。より詳しくは、本発明は、洗 剤用界面活性剤、タンパク分解酵素、およびα−アミノボロニン酸(boronic ac id)を含む液体洗剤組成物に関する。発明の背景 プロテアーゼを含む液体水性洗剤は、特にクリーニング店における洗濯の分野 で良く知られている。該プロテアーゼ含有液体水性洗剤で一般的に直面する問題 は、リパーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼの様な組成物中の第二酵素の、タン パク分解酵素による劣化現象である。 その結果、貯蔵による、製品中の第二酵素またはタンパク分解酵素自体の安定 性、およびそのクリーニングに対する効果の両方が悪影響を受ける。 ホウ酸およびボロニン酸は、タンパク分解酵素を可逆的に阻害することで良く 知られている。このボロニン酸によるタンパク分解酵素の阻害は、洗濯水中にお ける様な希釈により可逆的である。 ここで、ある種のボロニン酸、すなわちα−アミノボロニン酸は液体洗剤組成 物において特に効果的な可逆的 プロテアーゼ阻害剤であるので、他のボロニン酸と比較して、液体洗剤中で同じ 程度のプロテアーゼ阻害を達成するのに必要なα−アミノボロニン酸の量ははる かに少なくて済むことが分かった。 したがって、この様にして得られる組成物は、最終的に環境中に放出されるホ ウ素の量が少ないので、他のボロニン酸を含む組成物よりも環境との相容性がよ り高い。 また、プロテアーゼの効率的な阻害に要するα−アミノボロニン酸の量が非常 に少なくて済むので、配合物中の材料の何部かを取り除き、その分を他の材料に あてることができる。この特徴は、高濃縮液体洗剤組成物の配合には特に重要で ある。これらの組成物も本発明に含まれる。 タンパク分解酵素スブチリシンの阻害に関する考察は、Philipp, MおよびBend er, M.L.の“Kinetics ofSubtilisin and Thiolsubtilisin”, Molecular &Cell ular Biochemistry, vol. 51, pp.5-32(1983)に記載されている。 審査中のヨーロッパ特許出願第90/870212号は、ある種の細菌性セリ ンプロテアーゼおよびリパーゼを含む液体洗剤組成物を開示している。 米国特許第4,566,985号は、少なくとも1種がプロテアーゼである酵 素混合物を含む液体クリーニング組成物を記載している。この組成物は、第二酵 素に対 する消化作用を阻害するために有効量のベンズアミジンをも含む。 ヨーロッパ特許出願第0376705号は、脂肪分解酵素およびタンパク分解 酵素の混合物を含む液体洗剤が特許請求されている。これらのタンパク分解酵素 に対する脂肪分解酵素の貯蔵安定性は、低級脂肪族アルコールまたは低級カルボ ン酸を含むことにより強化されている。 ヨーロッパ特許出願第0381262号には、タンパク分解酵素および脂肪分 解酵素の液体媒体中混合物が開示されている。リパーゼの安定性の、ホウ素化合 物およびポリオールの添加による改良が特許請求されている。 審査中のヨーロッパ特許出願第91870072.5号には、プロテアーゼお よび第二酵素を含んで成る液体洗剤組成物が開示されているが、そこではプロテ アーゼが芳香族ホウ酸エステルにより可逆的に阻害されている。 米国特許出願第693,515号および第693,516号には、プロテアー ゼおよび第二酵素を含む液体洗剤組成物が開示されているが、そこではプロテア ーゼがホウ酸ポリオール錯体またはアリールボロニン酸により可逆的に阻害され ている。 ヨーロッパ特許出願第0293881号には、治療用途におけるトリプシン状 セリンプロテアーゼに対する可逆的阻害剤としてペプチドボロニン酸が記載され ている。発明の概要 本発明は、 − 1%〜80%の洗剤用界面活性剤、 − 0.0001%〜0.3%の活性タンパク分解酵素またはそれらの混合物 を含んで成る液体洗剤組成物であって、この組成物がさらに約0.0001%〜 5%の式 (式中、Rは20種類のアミノ酸の側鎖から選択され、PはHまたは(AA2)m −(AA1)nであり、ここで(AA1)および(AA2)は同一の、または異 なったアミノ酸であり、nおよびmは独立して1または0である。) のα−アミノボロニン酸を含み、該α−アミノボロニン酸が所望によりN−末端 保護基およびそれらの混合物を含むことを特徴とする液体洗剤組成物である。好 ましくは、α−アミノボロニン酸のN−末端は、アセチルまたはベンゾイル基に より保護されている。発明の詳細な説明 本発明の液体水性洗剤組成物は、3種類の必須成分、すなわち(A)α−アミ ノボロニン酸またはそれらの混合物、(B)タンパク分解酵素またはそれらの混 合物、および(C)洗剤用界面活性剤を含んで成る。本発明の組成物は、好まし くはさらに(D)洗剤と相容性がある 第二酵素またはそれらの混合物を含み、所望により使用する成分(E)を含むこ ともできる。A. α−アミノボロニン酸: 本発明の洗剤組成物は、式 (式中、Rは20種類のアミノ酸の側鎖から選択され、PはHまたは(AA2)m −(AA1)nであり、ここで(AA1)および(AA2)は同一の、または異 なったアミノ酸であり、nおよびmは独立して1または0である。) のα−アミノボロニン酸を含み、該α−アミノボロニン酸は所望によりN−末端 保護基およびそれらの混合物を含む。 Rは、20種類のアミノ酸の側鎖から選択される、すなわちRは、H−、CH3 、(CH32CH−、 (CH32CH−CH2−、 CH3−CH2−CH(CH3)−、 −CH2−CH2−CH2−(Rがプロリンからの側鎖である場合、Rは、上記式 における一端でC原子に、他 CH3−S−(CH22−、HOCH2−、 CH3−CH(OH)−、SH−CH2−、 NH2−CO−CH2−、NH2−CO−(CH22、 HOOC−CH2−HOOC−(CH2) NH2−(CH24−、 (NH)(NH2)C−NH−(CH23、および Rが水酸基または酸基を含む場合、該基は、ペプチド化学で良く知られている 適当なエステルまたはエーテルを使用して保護することができるが、一般的にこ れらの基はt−ブチルまたはベンジルの形態で保護される。また、Rがアミノ基 を含む場合、該アミノ基も、アセチル、ベンゾイル、トリフルオロアセチル、メ トキシスクシニル、芳香族ウレタン保護基、例えばベンジルオキシカルボニル、 および脂肪族ウレタン、例えばtert−ブトキシカルボニル、などの、ペプチ ド化学で良く知られている適当な基により保護することができる。ここで使用す るのに好ましいのは、H−、CH3−、 (CH32CH−、(CH32CH−CH2−、 CH3−CH2−(CH3)CH−である。 PはHまたは(AA2)m(AA1)nであるが、ここで(AA1)および(A A2)は同一の、または異なったアミノ酸であり、nおよびmは独立して1また は0である。(AA1)および(AA2)は、Ala、Arg、Asn、Asp 、Cys、Gln、Glu、Gly、His、Ile、Leu、Lys、Met 、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、およびValの、L−ま たはD−配置、好ましくはL、から選択された異なった、または類似のアミノ酸 である。AA1およびAA2の側鎖のアミノ基、酸基および水酸基も、Rのアミ ノ基、酸基および水酸基に関して上に記載した、ペプチド化学で良く知られてい る適当な基により保護することができる。 本発明のα−アミノボロニン酸のN−末端基は、当業者には良く知られている 適当な基により保護することができる。これらの保護基には、アセチル、ベンゾ イル、トリフルオロアセチル、メトキシスクシニル、ベンジルオキシカルボニル の様な芳香族ウレタン、tert−ブトキシカルボニルの様な脂肪族ウレタンな どがある。 PがHである場合、それは保護することができるα−アミノ基自体であり、n および/またはmが1である場合、それは保護できるペプチドまたはアミノ酸の N−末端基である。好ましい実施態様では、本発明のα−アミ ノボロニン酸は、アセチルまたはベンジル基で保護される。 ここで使用するのに最も好ましいα−アミノボロニン酸は − 1−アセトアミド2−フェニルエタン−1−ボロニン酸(すなわちRが−C H2−であり、PがHであり、N−末端がアセチル基により保護されている) − 1−ベンゾイルアミドメタンボロニン酸(すなわちRがHであり、PがHで あり、N−末端がベンゾイル基により保護されている) である。 これらの化合物を合成するための適当な方法は、特にEP293881に記載 されている。 本発明の組成物は、組成物全体の0.0001〜5重量%の該α−アミノボロ ニン酸またはそれらの混合物を含む。好ましくは、本発明の組成物は、0.00 1%〜1.0%の、最も好ましくは0.005%〜0.5%の該α−アミノボロ ニン酸またはそれらの混合物を含む。B. タンパク分解酵素 本液体洗剤組成物の第二の必須成分は約0.0001%〜1.0、好ましくは 約0.0005〜0.2、最も好ましくは約0.002%〜0.1重量%の活性 タンパク分解酵素である。タンパク分解酵素の混合物も含まれる。タンパク分解 酵素は、動物、植物または微生物 (好ましい)から得られるものでよい。細菌から得られるタンパク分解酵素がよ り好ましい。特に好ましい酵素は、Bacillus subtilis および/またはBacillus licheniformisか ら得られる微生物性セリンタンパク分解酵素である。 好適なタンパク分解酵素には、市販されているNovoIndustri A/S AlcalaseR (好ましい)、EsperaseR、SavinaseR(Copenhagen, Denmark)、Gist-brocade のMaxataseR、 MaxacalR、およびMaxapem 15R (タンパク質処理したMaxacalR )(Delft, Netherlands)、およびスブチリシン BPNおよびBPN’(好ましい) がある。ヨーロッパ特許出願第87303761.8号、1987年4月28日 提出(特に17、24および98頁)に記載され、Genencor International, In c.(San Fransico,California)製の、ここで“プロテアーゼB”と呼ぶ酵素、 および第199,404号、Venegas、1986年10月29日公開に記載され ている、ここで“プロテアーゼA”と呼ぶ、変性微生物性セリンタンパク分解酵 素、の様な変性微生物性セリンプロテアーゼも好ましいタンパク分解酵素である 。そこで、好ましいタンパク分解酵素は、AlcalaseR (Novo Industri A/S) 、BPN'、プロテアーゼAおよびブロテアーゼB(Genencor)、およびそれらの混 合物からなる群から選択される。プロテアーゼBが最も好ましい。C.洗剤用界面活性剤 本発明における第三の必須成分は、約1〜80、好ましくは約5〜50、最も 好ましくは約10〜30重量%の洗剤用界面活性剤である。洗剤用界面活性剤は 、陰イオン系、非イオン系、陽イオン系、両性、双生イオン系界面活性剤および それらの混合物からなる群から選択することができる。陰イオン系および非イオ ン系界面活性剤が好ましい。 高負荷型液体クリーニング洗剤がここで好ましい液体洗剤組成物であるが、本 発明の組成物は、他の様々なクリーニング用途、例えばディッシュウォッシング または硬質表面クリーニングにも使用できる。したがって、使用する特定の界面 活性剤は意図する特定の最終用途により大きく異なる。 本発明の利点は、ある種の洗剤用ビルダーや界面活性剤の様な酵素に有害な成 分を含む組成物に特に顕著である。これらには、一般的に、アルキルエーテル硫 酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、等があるが、これ らに限定するものではない。好適な界面活性剤を以下に記載する。陰イオン系界面活性剤 使用可能な陰イオン系界面活性剤の一つはアルキルエステルスルホン酸塩であ る。これらの界面活性剤は、再生可能な非石油資源から製造できるので好ましい 。アル キルエステルスルホン酸塩界面活性剤成分は、技術文献に記載されている公知の 方法で製造することができる。例えば、“The Journal of the American Oil Ch emistsSociety", 52(1975), PP323-329により、C8〜C20カルボン酸の直鎖エ ステルを気体状SO3でスルホン化することができる。好適な出発物質には、タ ロウ、パーム油、およびココナッツ油等に由来する天然の脂肪物質が含まれる。 特にクリーニング用途に好ましいアルキルエステルスルホン酸塩界面活性剤に は、構造式 (式中、R3はC8〜C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれらの 組合せであり、R4はC1〜C6ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそ れらの組合せであり、Mは可溶性の塩を形成する陽イオンである。) のアルキルエステルスルホン酸塩界面活性剤がある。好適な塩には、ナトリウム 、カリウム、およびリチウム塩の様な金属塩、およびメチル−、ジメチル−」、 トリメチルおよび第4級アンモニウム陽イオンの様な、置換された、または置換 されていないアンモニウム塩、例えばテトラメチルアンモニウムおよびジメチル ピペリジニウム、 およびアルカノールアミンに由来する陽イオン、例えばモノエタノールアミン、 ジエタノールアミン、およびトリエタノールアミンがある。好ましくは、R3は C10〜C16アルキルであり、R4はメチル、エチルまたはイソプロピルである。 特に好ましいのはR3がC14〜C16アルキルであるメチルエステルスルホン酸塩 である。 アルキル硫酸塩界面活性剤は、ここで使用するのに重要なもう一つの種類の陰 イオン系界面活性剤である。ポリヒドロキシ脂肪酸アミド(下記参照)と組み合 わせて使用した場合に、広い温度範囲にわたる良好なグリース/油クリーニング 、洗濯濃度、および洗濯時間を含む優れた全般的なクリーニング能力を与えるこ とに加えて、アルキル硫酸塩の溶解ならびに液体洗剤配合物における良好な配合 性が得られる。式ROSO3M[式中、Rは好ましくはC10〜C24ヒドロカルビ ル、好ましくはC10〜C20アルキル成分を有するアルキルまたはヒドロキシアル キル、より好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、M はHまたは陽イオン、例えばアルカリ金属陽イオン(例えばナトリウム、カリウ ム、リチウム)、置換された、または置換されていないアンモニウム陽イオン、 例えばメチル、ジメチル、およびトリメチルアンモニウム、および第4級アンモ ニウム陽イオン、例えばテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウ ム、およびエタノールアミン、ジエタノー ルアミン、トリエタノールアミンの様なアルカノールアミンに由来する第4級ア ンモニウム陽イオン、およびそれらの混合物、等)である。]の水溶性塩または 酸である。一般的に、低い洗濯温度(例えば約50℃未満)には、C12-16のア ルキル鎖が好ましく、高い洗濯温度(例えば約50℃を超える)には、C16-18 のアルキル鎖が好ましい。 アルキルアルコキシル化硫酸塩界面活性剤はもう一つの好ましい種類の陰イオ ン系界面活性剤である。これらの界面活性剤は、一般的に、式RO(A)mSO3 M(式中、Rは未置換C10〜C24アルキルまたはC10〜C24アルキル成分を有す るヒドロキシアルキル基、好ましくはC12〜C20アルキルまたはヒドロキシアル キル、より好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルである。) の水溶性塩または酸である。Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、mはゼ ロより大きく、一般的に約0.5〜約6、より好ましくは0.5〜約3であり、 MはHまたは陽イオン、例えば金属陽イオン(例えばナトリウム、カリウム、リ チウム、カルシウム、マグネシウム、等)、アンモニウムまたは置換アンモニウ ム陽イオンである。ここでは、アルキルエトキシル化硫酸塩ならびにアルキルブ ロポキシル化硫酸塩を意図している。置換アンモニウム陽イオンの具体例として は、メチル、ジメチル、トリメチルアンモニウム陽イオン、 およびテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウムの様な第4級ア ンモニウム陽イオン、およびアルカノールアミンに由来する陽イオン、例えばモ ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、およびトリエタノールアミン、およ びそれらの混合物がある。代表的な界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエト キシレート(1.0)硫酸塩、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.2 5)硫酸塩、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)硫酸塩、および C12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)硫酸塩があるが、ここでMは ナトリウムおよびカリウムから選択するのが好都合である。他の陰イオン系界面活性剤 洗浄目的に効果的な他の陰イオン系界面活性剤も本組成物に含むことができる 。これらの界面活性剤には、セッケンの塩(例えばナトリウム、カリウム、アン モニウム、およびモノ、ジ、およびトリエタノールアミン塩の様な置換アンモニ ウム塩)、C9〜C20直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、C8〜C22第1または 第2アルカンスルホン酸塩、C8〜C24オレフィンスルホン酸塩、例えば英国特 許第1,082,179号に記載されている様に、アルカリ土類金属クエン酸塩 の熱分解生成物のスルホン化により製造されるスルホン化ポリカルボン酸、アル キルグリセロールスルホン酸塩、脂肪アシルグリセ ロールスルホン酸塩、脂肪オレイルグリセロールスルホン酸塩、アルキルフェノ ールエチレンオキシドエーテル硫酸塩、パラフィンスルホン酸塩、アルキルリン 酸塩、イセチオン酸アシルの様なイセチオン酸塩、N−アシルN−アシルタウレ ート(taurate)、メチルタウライド(tauride)の脂肪酸アミド、アルキルスク シンアミド酸塩およびスルホコハク酸塩、スルホコハク酸塩のモノエステル(特 に飽和および不飽和C12〜C18モノエステル)、スルホコハク酸塩のジエステル (特に飽和および不飽和C6〜C14ジエステル)、N−アシルサルコシネート、 アルキル多糖の硫酸塩、例えばアルキルポリグリコシドの硫酸塩(以下に説明す る非イオン系非硫酸化化合物)、分枝鎖第1アルキル硫酸塩、式 RO(CH2CH2O)CH2COO−M+ (式中、RはC8〜C22アルキルであり、kは0〜10の整数であり、Mは可溶 性の塩を形成する陽イオンである。)の化合物の様なアルキルポリエトキシカル ボン酸塩、およびイセチオン酸でエステル化され、水酸化ナトリウムで中和され た脂肪酸がある。ロジン酸および水素化樹脂酸、例えばロジン、水素化ロジン、 およびトール油中に存在する、またはそこから誘導される樹脂酸および水素化樹 脂酸も好適である。その他の例は“SurfaceActive Agents and Detergents”(V ol.IおよびII、Schwartz, PerryおよびBerch)に記載されている。その 様な様々な界面活性剤が、(ここに参考として含める)米国特許第3,929, 678号、1975年12月30日にLaughlinらに公布、段落23、58行〜段 落29、23行に一般的に記載されている。ノニオン性洗剤界面活性剤 好適なノニオン洗剤界面活性剤の一般論についてはラウリン(Laughlin)らの 米国特許第3,929,678号公報(1975年,12月30日付き)第13 欄14行から第16欄6行中に開示がある。有用なノニオン界面活性剤を以下に 例示するが,これらのみに限定されるものではない。 1. ポリエチレンオキシド,ポリプロピレンオキシドおよびポリブチレンオ キシドとアルキルフエノールとの縮合物。一般には,ポリエチレンオキシド縮合 物が好ましい。これらの例中には,アルキル基が直鎖もしくは分岐型の何れかで あり,炭素数が約6乃至約12のアルキルフエノールとエチレンオキシドとの縮 合物が包含される。アルキルフエノール1モル当り約5乃至25モルのエチレン オキシド付加物が好ましい。この種のタイプで市場から入手できるノニオン界面 活性剤はGAF社から(商品名)「 lgepal R CO-630」;およびローム(Rohm & Haas Company)社から商品名「Troton RX-45」,「X-114」,「X-100」および 「X-102」がある。これらの化合物は共通で例えばアルキルフエノールエト キシレートのようにアルキルフエノールアルコキシレートと呼称される。 2. 約1乃至約25モルのエチレンオキシドが付加した脂肪族アルコールの 縮合物。脂肪族アルコールのアルキル鎖は直鎖または分岐の何れかであり,1級 または2級であり,炭素数は一般に約8乃至22である。炭素数が約10乃至約 20のアルキル鎖を有するアルコール1モル当りエチレンオキシド約2乃至約1 8モルが付加した縮合物が特に好ましい。この種のタイプのノニオン界面活性剤 の市販例中には,C11-15直鎖2級アルコールのエチレンオキシド(E.O.) 9モル付加物である商品名「Tergitol TM」,C12-14 1級アルコールのエチレ ンオキシド(E.O.)6モル付加物で分子量分布が狭い商品名「Tergitol TM2 4-L-6 NMW」がUCC社から; C14-15直鎖アルコールのエチレンオキシド(E.O.)9モル付加物である商 品名「Neodol R 45-9」, C12-13直鎖アルコールのエチレンオキシド(E.O.)6. 5モル付加物で ある商品名「Neodol R 23-6.5」, C14-15直鎖アルコールのエチレンオキシド(E.O.)7モル付加物である商 品名「Neodol R 45-7」, C14-15直鎖アルコールのエチレンオキシド(E.O.)4モル付加物である商 品名「Neodol R 45-4」がシエル社から,またC13-15アルコールのエチレンオキ シド(E.O.)9モル付加物である商品名「Kyro R EOB」 がプロクター社(Procter & Gamble Company)から市販されている。この範疇に 属するノニオン界面活性剤は一般に”アルキルエトキシレート”と呼称されてい る。 3. プロピレンオキシドとプロピレングリコールの縮合物である親油基とエ チレンオキシドとの縮合物。これらの化合物の親油部位の分子量は約1500乃 至約1800であり,水不溶性を示す。この親油性部位にポリオキシエチレン部 位を付加させると分子全体としての水溶性が増加し,ポリエチレンオキシド含有 量が縮合物の全重量の約50%,すなわちエチレンオキシド約40モル付加に該 当,になるまではこの液体特性が維持される。このタイプの化合物の例中には, BASF社から市販される商品名「Pluronic R」界面活性剤が知られている。 4. プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応生成物をエチレンオキ シドと反応させた縮合物。これらの生成物の親油部位はエチレンジアミンと過剰 のプロピレンオキシドとの反応生成物から成り,一般に約2500乃至約300 0の範囲の分子量を有している。この親油部位をエチレンオキシドと縮合させる 程度は,縮合物がポリオキシエチレン約40乃至約80重量%を含有し,かつ分 子量が約5000乃至約11000になる程度である。このタイプのノニオン界 面活性剤の例中にはBASF社から市販される商品名「TetronいcR」が知られている 。 5. ノニオン界面活性剤の特殊な範疇に半極性ノニオン界面活性剤があり, これらの例中には炭素数約10乃至約18の一つのアルキル部位並びに炭素数約 1乃至約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基から成る群から選択された 二つの部位を含有する水溶性アミンオキシド;炭素数約10乃至約18の一つの アルキル部位および炭素数約1乃至約3のアルキル基およびドロキシアルキル基 から成る群から選択された二つの部位を有する水溶性ホスフインオキシド;およ び炭素数約10乃至約18の一つのアルキル基および炭素数約1乃至約3のアル キルおよびヒドロキシアルキル部位から成る群から選択された部位を含有する水 溶性スルホキシド;が包含される。 半極性ノニオン洗剤界面活性剤の例中には次の一般式 [式中,R3はアルキル,ヒドロキシアルキル,またはアルキルフエニル基,ま たは炭素数約8乃至約22を有するこれらの混合物;R4は炭素数約2乃至約3 のアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基またはこれらの混合物;xは0乃至 約3;および各R5は炭素数約1乃至3のアルキルまたはヒドロキシアルキル基 またはエチレンオキシド基約1乃至約3のポリエチレンオキシド基を示し,R5 基は例えば酸素または窒素原子を介して互い に連結して一つの環構造を形成できる] にて表わされるアミンオキシド界面活性剤が包含される。 これらのアミンオキシド界面活性剤の例中には,特にC10-18アルキルジメチ ルアミンオキシドおよびC8-12アルコキシエチルジドロキシエチルアミンオキシ ドが包含される。 6. 炭素数約6乃至約30,好ましくは約10乃至約16の親油基,および 約1.3乃至約10,好ましくは約1.3乃至約3,最も好ましくは約1.3乃 至約2.7のサッカライド単位を含有する例えばポリグリコシド等のポリサッカ ライド親水基を含有するアルキルポリサツカライド[米国特許第4565647 号公報(1986年1月21日付き]。例えばグルコース,ガラクトース等の炭 素数5乃至6の還元性サッカライド類が使用可能であり,このガラクトシル部位 はグルコシル部位に置換できる。(この親油基は2−,3−,4−,等の位置に 任意に結合でき,グルコシドまたはガラクトシドとは反対にグルコースまたはガ ラクトースを生成する。)このインターサッカライド結合手は例えば追加サッカ ライド単位の一位置および前記サッカライド単位上の2−,3−,4−,および /または6−位置の間にありうる。この親油部位とポリサッカライド部位とを連 結するポリアルキレンオキシド鎖を任意に選択できる。好ましいアルキレンオキ シドはエチレンオキシドである。 親油性基の典型例中には,炭素数約8乃至18,好ましくは約10乃至16の飽 和もしくは不飽和で,直鎖または分岐のアルキル基が包含される。好ましくは直 鎖の飽和アルキル基である。このアルキル基は最高約3個のヒドロキシ基を有し てもよく,および/またはこのポリアルキレンオキシド鎖は最高約10,好まし くは5個未満のアルキレンオキシド部位を含有できる。好ましいアルキルポリサ ッカライドとしては,オクチル,ノニルデシル,ウンデシルドデシル,トリデシ ル,テトラデシル,ペンタデシル,ヘキサデシル,ヘプタデシル,およびオクタ デシル,ジー,トリー,テトラー,ペンター,およびヘキサグルコシド,ガラク トシド,ラクトシド,グルコース類,フルクトシド,フルクトース類および/ま たはガラクトース類が挙げられる。好ましい混合物の例中には,やしアルキル, ジー,トリー,テトラー,およびペンタグルコシドおよび牛脂アルキルテトラー ,ペンター,およびヘキサーグルコシドが包含される。 好ましいアルキルポリグルコシドは一般式 R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x [式中,R2はアルキル,アルキルフエニル,ヒドロキシアルキル,ヒドロキシ アルキルフエニル,およびこれらの混合物から成る群から選択され,このアルキ ル基は炭素数約10乃至18,好ましくは約12乃至約14を有し;nは2また は3,好ましくは2;tは0乃至約 10,好ましくは0;およびxは約1.3乃至約10,好ましくは約1.3乃至 約3,最も好ましくは約1.3乃至約2.7である] で表わされるアルキルポリグルコシドである。式中の好ましいグリコシルはグル コース由来のものである。これらの化合物を製造するには,先ずこのアルコール またはアルキルポリエトキシアルコールを形成させ,次いでグルコースまたはグ ルコース源と反応させてグルコシドを形成させる(1位置に連結)。次いでこれ らの1−位置および前記グリコッシル単位2−,3−,4−および/または6− 位置,好ましくは大部分が2−位置間に追加グリコシル単位を連結する。 7. 次の一般式 [式中,R6は炭素数約7乃至約21,好ましくは約9乃至約17のアルキル基 であり,各R7はC1-4アルキル, C1-4ヒドロキシアルキル,および−(C24 O)x,ここでxは約1乃至約3,から成る群から選択される] で表わされる脂肪酸アミド界面活性剤である。 好ましいアミドはC8-20アンモニアアミド,モノエタノールアミド,ジエタノ ールアミド,およびイソブロパノールアミドである。カチオン界面活性剤 この発明の洗剤組成物中にはカチオン洗剤界面活性剤が含有されてもよい。カ チオン界面活性剤の例中には,アルキルジメチルアンモニウムハロゲニド等のア ンモニウム界面活性剤が包含され,これらの界面活性剤は次の一般式 [R2(OR3y][R4(OR3y25++ [式中,R2は炭素数約8乃至18のアルキル,アルキルベンジル基,各R3は− CH2CH2−,−CH2CH(CH3)−,−CH2CH(CH2OH)−,−CH2 CH2CH2−およびこれらの混合物から成る群から選択され;各R4はC1-4ア ルキル,C1-4ヒドロキシアルキル,ベンジル,2個のR4基が連結して形成され た環構造,−CH2CHOH−CHOHCOR6CHOHCH2OH,ただしR6は 分子量約1000未満のヘキソースもしくはヘキソースポリマーである,および yが0でない場合には水素を示す;R5はR4と同一またはR2とR5の炭素数の合 計が約18未満であるアルキル鎖を示し;各yは0乃至約10;yの合計は0乃 至約15;およびxは任意の相容性アニオンを示す] で表わされる。 この発明に使用して有用な他のカチオン界面活性剤はカンブル(Cambre)らの 米国特許第4228044号公報(1980年10月14日付き)に記載されて いる。他の界面活性剤 両性界面活性剤もこの発明に使用できる。これらの界面活性剤は広義には2級 または3級アミンの脂肪族誘導体,または脂肪族基が直鎖または分岐の複素環式 2級および3級アミンの脂肪族誘導体として定義される。この脂肪族置換基の一 つは少なくとも8個の炭素原子,典型的には約8乃至18個の炭素原子から成り ,少なくとも一つは例えばカルボキシ,スルホネート,サルフエート等のアニオ ン水溶性基を含有している[ラウリン(laughlin)らの米国特許第392967 8号公報(1975年12月30日付き)第19欄18−35頁参照]。 双性イオン界面活性剤もこの発明の洗剤組成物中に使用できる。これらの界面 活性剤は広義には2級および3級アミン誘導体,複素環式2級および3級アミン 誘導体,または4級アンモニウム,4級ホスホニウムまたは3級スルホニウム誘 導体として定義される[(米国特許第3929678号公報)(1975年12 月30日付き)第19欄38行乃至第22欄48行)]。 両性および双性イオン界面活性剤は一つまたは二つ以上のアニオンおよび/ま たはノニオン界面活性剤と併用して使用される。ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤 この発明の洗剤組成物は”酵素活性強化量”のポリヒ ドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤を含有するのが好ましい。”酵素活性強化量” なる用語は組成物の処方者が洗剤組成物の酵素洗浄活性を改善しうるポリヒドロ キシ脂肪酸アミドを組成物中に含有させる量を選択しうることを意味する。一般 に,酵素の公知含有量においてはポリヒドロキシ脂肪酸アミドの量は約1重量% で酵素性能を強化できる。 この発明の洗剤組成物は少なくとも約1重量%基準でポリヒドロキシ脂肪酸ア ミドを含有し,好ましくは少なくとも約3乃至50重量%,最も好ましくは約3 乃至30重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含有している。 ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤は一般式 [式中,R1はC1-4 ドロカルビル, 2−ヒドロキシエチル, 2−ヒドロキ シプロピル,またはこれらの混合物,好ましくはC1-4アルキル,さらに好まし くはC1もしくはC2アルキル,最も好ましくはC1アルキル(すなわちメチル) ;およびR2はC5-31ドロカルビル,好ましくは直鎖C7-19アルキルもしくはア ルケニル,さらに好ましくは直鎖C9-17アルキルもしくはアルケニル,最も好ま しくは直鎖C11-15アルキルもしくはアルケニル,またはこれらの混合物であり ;およびZは鎖に直結した 少なくとも3個のヒドロキシルを有する直鎖ヒドロカルビル鎖を有するポリヒド ロキシヒドロカルビル,またはそのアルコキシル化誘導体(好ましくはエトキシ ル化もしくはプロポキシル化物)である。Zは好ましくは還元アミノ化反応にお ける還元糖由来のもの,好ましくはZはグリシチルである] 好ましい還元糖の例中には,グルコース,フルクトース,マルトース,ラクト ス,ガラクトース,マンノース,およびキシロースが包含される。原材料として は,高フラクトースコーンシロッブ,および高マルトースコーンシロップ,なら びに個々のこれら糖類が利用できる。これらのコーンシロップはZ用の糖成分混 合物を生成する。 しかし他の原材料の使用を必ずしも限定するものではない。Zは−CH2−(C HOH)n−CH2OH,−CH(CH2OH)−(CHOH)n-1−CH2OH, −CH2−(CHOH)2(CHOR’)(CHOH)−CH2OH,およびこれ らのアルコキシル化誘導体から成る群から選択するのが好ましく,ここでのnは 3乃至5であり,R’はHまたは環状または脂肪族モノサッカライドを示す。 一般式(I)において,R’は例えばN−メチル,N−エチル,N−プロピル ,N−イソプロピル,N−ブチル,N−2−ヒドロキシエチル,またはN−2− ヒドロキシプロピルを示す。 R2−CO−N<は例えばココアミド,ステアルアミド,オレアミド,ラウラ ミド,ミリスタミド,カプリカミド,パルミタミド,タロウアミド等を示す。 Zは1−デオキシグルシチル,2−デオキシフルクチチル,1−デオキシマル チチル,1−デオキシラクチチル,1−デオキシガラクチチル,1−デオキシマ ンニチル,1−デオキシマルトトリオチチル等である。 ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの製法は業界公知である。 一般に,アルキルアミンを還元アミノ反応で還元糖と反応させて対応N−アルキ ルポリヒドロキシアミンを形成させ,次いでこのN−アルキルポリヒドロキシア ミンを縮合/アミノ化工程で脂肪族エステルまたはトリグリセリドと反応させて N−アルキル,N−ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを形成させる。ポリヒドロキシ 脂肪酸アミド含有組成物の調製法は英国特許第809060号(1959年,2 月18日付き)(出願人 Thomas Hedley& Co., Ltd.),ウイルソンの米国特許 第2965576号公報(1960年12月20日付き),およびアンソニーら 米国特許第2703798号公報(1955年,3月8日付き),およびピゴッ ト(Piggott)の米国特許第1985424号公報(1934年,12月25日 付き)に開示がある。D.第2酵素 この発明の好ましい組成物中には洗剤相容性の酵素を 性能強化量においてさらに含有する。”洗剤相容性”なる用語は洗剤用界面活性 剤および洗剤用ビルダー等の液体洗剤組成物の他の成分と相容することを意味す る。これら第2酵素はリパーゼ,アミラーゼ,セルラーゼ,およびこれらの混合 物から成る群から選択するのが好ましい。”第2酵素”なる用語は先に議論した タンパク分解酵素は除外されるので,各組成物は少なくとも2種類の酵素を含有 し,少なくともその一つはタンパク分解酵素である。第2酵素の使用量は酵素の 種類にもよるが,一般には,約0.0001乃至約0.3,さらに好ましくは0 .001乃至0.1重量%である。例えばリパーゼ等の同じ酵素類の混合物や例 えばセルラーゼおよびリパーゼ等の2種または3種以上の混合物も使用できる。 酵素は未精製のものでも使用できる。 液体洗剤組成物に使用できるタンパク分解酵素は何れもこの発明の組成物中に 使用可能である。 好適な細菌性リパーゼの例中には,英国特許第1372034号公報に記載が あるPseudomonass stutzeriATCC 19.154等のプソイドモナスPseudomonas群の微 生物が生産するものが包含される。このリパーゼ中には微生物Pseudomonas fluo rescens IAM 1057が生産する抗体と正の免疫交差反応を示すものが包含される。 このリパーゼおよびその精製方法は日本特許公開第53−20487号公報(1 978年2月24日付き)に記載がある。 これらのリパーゼは商品名「Lipase P′Amano′」(以後「Amano-P′と呼称)と して天野製薬(名古屋市)から市販されている。かかるリパーゼはOuchterlony (Acta.Med. Sean., 133, 頁76-79(1950))に準拠した標準および公知の免疫 拡散法を用いて「Amano-P」抗体と正の免疫交差反応を示さなければならない。 これらのリパーゼおよび「Amano-P」との免疫交差反応についてはトム(Thom) ら米国特許第4707291号公報(1987年11月17日付き)に記載があ る。典型例としては,「Amano-P」リパーゼ,リパーゼex Pseudomonasfragi F ERM P 1339(「Amano-B」として市販),Pseudomonas nitroreducens var lipol yticum FERM P1338(「Amano-CES」として市販),リパーゼ exChromobacter vi scosum,例えばChormobacterviscosum var, lipolytiem NRRLB 3673 (東洋醸造 から市販);およびChromobacter viscosumリパーゼ(Biochemical Corp., U.S. A.およびDisoynth Co.,(オランダ国)から市販),およびリパーゼ exPseudomo nas gladioliが挙げられる。代表的菌類リパーゼの例中にはHumicola lanuginos aおよびThermomyceslanuginosus により生産されるものが包含される。最も好 ましいのはHumicola lanuginosaからの遺伝子クロニングおよび欧州特許出願第 0258068号公報(ノボ社)に記載のAspergillus oryzae(商品名 「Lipolase R」としてNovo Nordisk A/Sから市販)における遺伝子発現により 得られるリパーゼである。 この発明の組成物中にはリパーゼグラム(LU/g)当り約10乃至1800 0,好ましくは約60乃至6000リパーゼ単位のものが使用される。リパーゼ 単位とはPh stat(pH=9.0,温度30℃,13μモル/1Ca++およ び20μモル/1NaC5μモル中/1トリス緩衝液の存在下,オリブ油3.3 重量%とアラビヤゴム3.3重量%から成るエマルジョン基質)中で1分間に滴 定可能な脂肪酸の1μモルを生産するリパーゼの量と規定する。 液体洗剤組成物中に使用されるセルラーゼであれば何れもこの発明の組成物中 に使用可能である。適当なセルラーゼ酵素の例中にはバクテリヤおよび菌類由来 のものが包含される。pHの最適値は5および9.5の間に亘り,使用量は約0 .0001乃至0.1重量%である。 適当なセルラーゼについてはバルベスガード(Barbesgaard)ら米国特許第4 435307号公報に開示があり, Humicola insolensから生産される菌セル ラーゼが記載されている。英国特許出願第2075028号,同第209527 5号およびDE−OS第2247832号中にもセルラーゼについての記載があ る。 セルラーゼの例中には, Humicola insolens(Humicolagrises var. thermoid es)株,特にHumicola菌株DSM 1900から生産されるセルラーゼ,およびBacillusN 菌が生産するセルラー ゼ,またはAeromonas属に帰属する菌が生産するセルラーゼ212,およびmarin emolluc(Dolabella Auricula Solander)の肝膵から抽出したセルラーゼが包含 される。 液体洗剤組成物中に使用できる何れのアミラーゼもこの発明の組成物中に使用 できる。アミラーゼの例中には,B.licheniformaの特殊株から得られるアミラー ゼが英国特許第1296839号公報中に詳しく記載がある。デンプン加水分解 タンパクの例中には,例えば商品名「Rapidase R」(International Bio-Synthe tics社),および商品名「Termamyl R」(Novo社)が包含される。 約0.0001乃至0.55重量%,好ましくは約0.0005乃至0.1重 量%のアミラーゼが好ましく使用される。E.任意成分 洗剤ビルダーもこの発明の組成物中に使用できる。使用量は0乃至50重量% である。有機および無機ビルダーが少なくとも約1重量%で使用される。液体処 方の場合には約3乃至30重量%,好ましくは約5乃至20重量%である。 無機ビルダーの例中には,例えばトリポリホスフエート,ピロホスフエート, およびガラス状の高分子メタホスフエート等のポリホスフエート類のアルカリ金 属,ア ンモニウムおよびアルカノールアミン塩類,ホスフオネート,フイチン酸,シリ ケート,炭酸塩(重炭酸塩およびセスキ炭酸塩も含めて)硫酸塩,およびアルミ ノシリケートが包含される。洗剤使用中または貯蔵中にホウ酸を生成できるホウ 酸生成材料を含有するビルダー(以後,ボレートビルダーと呼称)や,ボレート 系ビルダーも使用できる。この発明の組成物の洗浄温度が約50℃,特に約40 ℃未満の場合には,非ボレート系ビルダーの使用が好ましい。 シリケート系ビルダーの例として,アルカリ金属シリケート,特にSiO2: Na2O比が1.6:1乃至3.2:1のシリケートが挙げられ,また米国特許 第4664839号公報(1987年5月12日付き)に記載された層状ナトリ ウムシリケートが挙げられる。しかし他の,例えば粒状処方でクリスプ化剤,酸 素漂白用安定剤,および気泡抑制系一成分として機能するマグネシウムシリケー ト等も有用である。 炭酸塩系ビルダーの例としては,炭酸ナトリウムおよびセスキ炭酸塩およびこ れらと超微粒炭酸カルシウム(西独特許出願第2321001号)(1973年 11月15日付き)との混合物を包含するアルカル土類およびアルカリ金属炭酸 塩が挙げられる。 この発明の組成物にとりアルミノシリケートビルダーは有用である。アルミノ シリケートビルダーは現在市販 されるヘビーデユテイー洗剤の殆どに使用され,液体洗剤組成物中にも重要な意 味を有するビルダーである。アルミノシリケートビルダーは次の実験式 M(zAlO2・ySiO2) [式中,Mはナトリウム,カリウム,アンモニウムまたは置換アンモニウム,z は約0.5乃至約2;yは1である] を有し,無水アルミノシリケートグラム当りCaCO3硬度の少なくとも約50 ミリグラム当量のマグネシウムイオン交換能を有する材料である。好ましいアル ミノシリケートは次の一般式 Na[(A1O2(SiO2y]・xH2O [式中,xおよびyは少なくとも6の整数,z:yのモル比は1.0乃至約0. 5,xは約15乃至約264の整数である] で表わされるゼオライトビルダーである。 有用なアルミノシリケートイオン交換材料は市販されている。これらの材料は 結晶性若しくは無定形で,天然由来の品と合成品がある。米国特許第39856 69号(1976年10月12日付き)にはアルミノシリケートイオン交換材料 の記載がある。有用な合成品としては商品名「Zeolite A」,「Zeolite P」およ び「Zeolite X]がある。特に好ましいのは次の一般式 Na12[(AlO212(SiO212]・xH2O [式中,xは約20乃至30,特に約27である]で示される結晶性アルミノシ リケートイオン交換材料である。この材料は商品名「Zeolite A」として公知で ある。アルミノシリケートの粒子直径は約0.1乃至10ミクロンである。 ポリホスフエートの例としてはアルカリ金属トリポリホスフエート,ナトリウ ム,カリウムおよびアンモニウムピロホスフエート,ナトリウムおよびカリウム オルトホスフエート,重合度が約6乃至約21のナトリウムポリメタホスフエー ト,およびフイチン酸塩が挙げられる。 ホスフォネートビルダー塩の例は,エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホス フオネートの水溶性塩類,特にナトリウムおよびカリウム塩,例えばトリナトリ ウムおよびトリカリウム塩等のメチレンジホスフオン酸の水溶性塩,トリナトリ ウムおよびトリカリウムエチリデン,イソプロピリデンベジルメチリデンおよび ハロメチリデンホスフオネート等の置換メチレンジホスフオン酸の水溶性塩であ る。前記タイプのホスフオネートはジール(Diehl)の米国特許第315958 1号;同第3213030号(1964年12月1日付き)およびロイ(Roy) の同3422021号;同第3400148号公報(1968年9月3日付き) 中に記載がある。 この発明の目的に適した有機ビルダーの例には,多数のポリカルボキシレート 系ビルダーが包含される。”カ ルボキシレート”なる用語はカルボキシレート基,好ましくは少なくとも3個の カルボキシレート基を有する化合物を指す。 ポリカルボキシレートビルダーは一般には遊離酸の形態で組成物中に添加する が,中和塩の形態でも添加できる。塩の形態の場合には,ナトリウム,カリウム ,およびリチウム,またはアンモニウム塩等のアルカリ金属塩の形態が好ましい 。 ポリカルボキシレートビルダーの中には多数の有用な材料が包含される。その 重要な一つの範疇はエーテルポリカルボキシレートである。洗剤用ビルダーとし ては多数のエーテル系ポリカルボキシレー等が開示されており,その例中には, 米国特許第3128287号公報および同第3635830号公報に開示のオキ シジコハク酸塩が包含される。 ビルダーとして有用なエーテルポリカルボキシレートの特殊タイプの例中には ,次の一般式 CH(A)(COOX)−CH(COOX)−O−CH−(COOX)−CH( COOX)(B) [式中,AはHまたはOH;Bは−O−CH(COOX)−CH2(COOX) ;およびXはHまたは塩形成性カチオンを示す] で示されるものが包含される。例えば上記一般式中のAとBとが共にHである場 合,この化合物はオキシジコハ ク酸およびその水溶性塩である。AがOHでBがHである場合,酒石酸モノ琥珀 酸(TMS)およびその水溶性塩である。AがHでBが−O−CH(COOX) −CH2(COOX)である場合にはこの化合物は酒石酸ジ琥珀酸(TDS)お よびその水溶性塩である。これらのビルダーの混合物は特に好ましく使用される 。TMSとTDSの混合物は特に好ましく,TMS:TDSの比は約97:3乃 至約20:80(重量比)である。これらのビルダーについてはブッシュ(Bush )らの米国特許第4663071号公報(1987年5月5日付き)中に開示が ある。 エーテルポリカルボキシレートの中でも,米国特許第3923679号;同第 3835163号;同第4120874号および同第4102903号に記載の 環状化合物および特に脂環式化合物が挙げられる。 他の有用なビルダーとしては一般式 HO−[C(R)(COOM)−C(R)(COOM)−O]n−H[式中,M はHまたはカチオンで,生成塩は水溶性,特にアルカリ金属,アンモニウムまた は置換アンモニウムカチオンであり,nは約2乃至約15,好ましくは約2乃至 約10,特に好ましくはnの平均は約2乃至約4であり,それぞれのRは同種ま たは異種であり水素,C1-4アルキルまたはC1-4置換アルキル(好ましいRは水 素)から選択する] で表わされるエーテルヒドロキシポリカルボキシレートである。 さらに好ましい他のエーテルポリカルボキシレートとしてはマレイン酸とエチ レンもしくはビニルメチルエテル共重合体,1,3,5−トリヒドロキシベンゼ ン2,4,6−トリスルホン酸,およびカルボキシメチロキシコハク酸が挙げら れる。 有機カルボキシレートの例中には,酢酸の各種アルカリ金属,アンモニウムお よび置換アンモニウム塩が包含され,その具体例としてエチレンジアミンテトラ 酢酸,およびニトリロトリ酢酸のナトリウム,カリウム,リチウム,アンモニウ ムおよび置換アンモニウム塩類が挙げられる。 メリット酸,コハク酸,オキシコハク酸,ポリマレイン酸,ベンゼン1,3, 5−トリカルボキシル酸,およびカルボキシメチロキシコハク酸,およびこれら の水溶性塩類もポリカルボキシレート中に包含される。 クエン酸およびその塩,特にナトリウム塩であるクエン酸塩ビルダーはヘビー デユテイー液体洗剤組成物中に使用して特に重要であるが,粒状組成物中にも配 合できる。 他のカルボキシレートビルダーはカルボキシル化カボヒドレートであり,デイー ル(Diehl)の米国特許第3723322号(1973年,3月28日付き)中 に 開示がある。 この発明の組成物中に配合して有用な他の化合物は3,3−ジカルボキシ−4 −オキサ−1,6−ヘキサンジオエート(米国特許第4566984号公報参照 )がある。有用なコハク酸ビルダーとしてはC5-20アルキルコハク酸とその塩類 がある。 この種のタイプで特に好ましい化合物はドデセニルコハク酸である。一般式 R−CH(COOH)CH2(COOH) [式中,Rは例えはC10-20アルキルもしくはアルケニル,特にC12-16 ,または Rがヒドロキシル,スルフオ,スルフオキシまたはスルフオン置換していてもよ い]で示されるアルキルコハク酸すなわちコハク酸誘導体がその典型例である。 コハク酸ビルダーはナトリウム,カリウム,アンモニウムおよびアルカノール アンモニウム塩等の水溶性塩の形態で使用するのが好ましい。 コハク酸ビルダーの具体例には,ラウリルコハク酸塩,ミリスチルコハク酸塩 ,パルミチルコハク酸塩,2−ドデセニルコハク酸塩(好ましい),2−ペンタ デセニルコハク酸塩等が挙げられる。ラウリルコハク酸塩はこの中でも特に好ま しく,EP出願第86200690.5/0200263号中に記載がある。 ナトリウムおよびカリウムカルボキシメチロキシマロ ネート,カルボキシメチロキシコハク酸塩,cis−シクロヘキサンヘキサカル ボキシレート,cis−シクロペンタンテトラカルボキシレート,水溶性ポリア クリレート(これらの中で分子量が約2000以上のものは分散剤として積極的 に利用される),および無水マレイン酸とビニルメチルエーテルもしくはエチレ ンとの共重合体も使用できる。 他のポリカルボキシレートとしては米国特許第4144226号公報(197 9年3月13日付き)に開示のポリアセタールカルボキシレートがある。これら はグリオキシル酸エステルと重合開始剤との混合物を重合条件下で反応させて製 造できる。生成したポリアセタールカルボキシレートエステルを化学的安定な末 端基に連結させてアルカリ溶液中での急速解重合に対して安定化し,対応塩に転 換して界面活性剤中に添加する。ポリカルボキシレートビルダーについてはデイ ール(Diehl)の米国特許第3308067号公報中に記載がある。かかる材料 の中には,マレイン酸,およびメチレンマロン酸等の脂肪族カルボキシル酸のホ モー,および共重合体の水溶性塩類が包含される。 他の公知有機ビルダーも使用可能である。例えば長鎖ヒドロカルビルを有する モノカルボキシル酸およびその可溶性塩も利用できる。これらは一般に”ソープ ”類と呼称される。C10-20の長鎖が特に利用される。これら は飽和または不飽和である。 他の任意成分の例中には,防汚剤,キレート化剤,クレー防汚/再汚染防止剤 ,高分子分散剤,光沢剤,気泡抑制剤,溶剤およびaesthetic剤が包含される。 本発明の洗剤組成物は種々の組成物、例えば洗濯洗剤だけでなく硬質表面洗浄 剤や皿洗い組成物として配合できる。実施例 表に示した成分を表に示した割合で混合することにより、以下の組成物1〜2 0を製造した。全ての百分率は、総組成物に対する重量基準である。以下の実施 例では、以下のα−アミノホウ酸(α−アミノボロニン酸(α−amino bronic a cid))を使用した:α−アミノボロニン酸1即ち、PがHであり、Rが であり、α−アミノボロニン酸のN末端がアセチル基で保護されている本発明の α−アミノボロニン酸(1−アセタミド2−フェニルエタン−1−ボロニン酸) である。α−アミノボロニン酸2即ち、PがHであり、RがHであり、α−アミノボロニン酸のN末端がベンゾイ ル基で保護されている本発明のα−アミノボロニン酸(1−ベンゾイルアミドメ タンボロニン酸)である。α−アミノボロニン酸3即ち、PがAlaであり、Rが−CH2−CH(CH32ある本発明のα−アミ ノボロニン酸である。α−アミノボロニン酸4即ち、PがGlyであり、Rが−CH2−CH(CH32であり、α−アミノボ ロニン酸のN末端がベンジルオキシカルボニル基で保護されている本発明のα− アミノボ ロニン酸である。α−アミノボロニン酸5即ち、PがGlyであり、Rが であり、α−アミノボロニン酸のN末端がアセチル基で保護されている本発明の α−アミノボロニン酸である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パナンディカー,ラジャン ケシャブ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ウィリアムズバーグ、ロード、1321 (72)発明者 トーエン,クリスティアーン アーサー ジェイ.ケイ. ベルギー国ハースドンク、ベークバイソフ ストラート、4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 洗浄性界面活性剤1〜80%と、 活性タンパク質分解酵素又はその混合物0.0001〜0.3%とを含んでな る液体水性洗剤組成物であって、 さらに式 [式中、Rは20個のアミノ酸の側鎖から選択され、PはH又は(AA2)− (AA1)n−(式中、(AA1)及び(AA2)は同一又は異種のアミノ酸 であり、n及びmはそれぞれ独立して1又は0である)である]で表されるα− アミノボロニン酸であって、N−末端保護基を含んでいてもよく、それらの混合 物でもよいα−アミノボロニン酸約0.0001〜5%を含んでなることを特徴 とする液体水性洗剤組成物。 2. PがHである、請求項1に記載の組成物。 3. 前記α−アミノボロニン酸のN−末端が、アセチル、ベンゾイル、トリ フルオロアセチル、メトキシスクシニル、芳香族ウレタン類及び脂肪族ウレタン 類から選択される保護基により保護されている、前記請求項のいずれか1項に記 載の組成物。 4. 前記保護基がアセチル又はベンゾイル基である、請求項3に記載の組成 物。 5. Rが、H−、CH3−、(CH32CH−、(CH32CH−CH2−、 CH3−CH2−(CH3)CH及 である、前記請求項のいずれか1項に記載の組成物。 6. 前記α−アミノボロニン酸が、1−アセタミド2−フェニルエタン−1 −ボロニン酸及び1−ベンゾイルアミドメタンから選択される、前記請求項のい ずれか1項に記載の組成物。 7. 前記α−アミノボロニン酸又はそれらの混合物0.001〜1.0%、 最も好ましくは0.005〜0.5%を含んでなる、前記請求項のいずれか1項 に記載の組成物。 8. 活性タンパク質分解酵素又はそれらの混合物0.0005〜0.2%、 最も好ましくは0.002〜0.1%を含んでなる、前記請求項のいずれか1項 に記載の組成物。 9. 前記タンパク質分解酵素が、Alcalase(登録商標)、ズブチリ シンBPN´、プロテアーゼA、プロテアーゼB及びそれらの混合物からなる群 から選択される、前記請求項のいずれか1項に記載の組成物。 10. リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ及びそれらの混合物からなる群か ら選択される性能を増強する量 の洗剤適合性第二酵素をさらに含んでなる、前記請求項のいずれか1項に記載の 組成物。 11. 前記第二酵素がリパーゼである、請求項10に記載の組成物。 12. 前記リパーゼが、Humicola Lanuginosa由来の遺 伝子をクローニングし、Aspergillus Oryzae中で発現させる ことにより得られる、請求項11に記載の組成物。 13. 10〜18000リパーゼ単位/gを含んでなる、請求項11に記載 の組成物。 14. 60〜6000単位/gを含んでなる、請求項13に記載の組成物。 15. 前記第二酵素がHumicola Insolens由来のセルラー ゼである、請求項10に記載の組成物。
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