JPH0848946A - 接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置と剥離方法 - Google Patents

接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置と剥離方法

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JPH0848946A
JPH0848946A JP13578095A JP13578095A JPH0848946A JP H0848946 A JPH0848946 A JP H0848946A JP 13578095 A JP13578095 A JP 13578095A JP 13578095 A JP13578095 A JP 13578095A JP H0848946 A JPH0848946 A JP H0848946A
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adhesive
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Yukio Yamada
幸男 山田
Kazuaki Suzuki
和明 鈴木
Toyoji Yamazaki
豊司 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接着フィルムから剥離用フィルムをきれいに剥
離することができ、しかもタクトタイムを短くすること
ができる接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置と剥
離方法を提供すること。 【構成】接着フィルムSTを対象物40に熱転写するた
めの熱転写手段60と、熱転写された接着フィルムST
の接着層を軟化点以下に冷却してから、接着フィルムS
Tから剥離用フィルムTHを剥離するために、熱転写手
段60に対して所定の間隔Aをおいて配置された剥離手
段70とを備える接着フィルムの剥離用フィルムの剥離
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異方性導電膜(AC
F)のような接着フィルムを、ガラス板のような対象物
に熱転写して接着後、この接着フィルムから剥離用のフ
ィルムを剥離するための接着フィルムの剥離用フィルム
の剥離装置および剥離方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば液晶パネルのようなガラス板の
端子部に対して、TAB型端子部(TAB;Tape
Automated Bonding)を熱圧着する場
合には、異方性導電膜(ACF)を介して行う。このよ
うな異方性導電膜は、細切りになっており、この細切り
の異方性導電膜を液晶パネルに対して貼り付ける必要が
ある。
【0003】このような場合に、図29に示すような従
来の貼り付け方式を用いている。すなわち、異方性導電
膜である接着フィルム1を被着体3に対応して繰り出し
て、部分2でカットする。これにより被着体3の長さに
対応する接着フィルム1を得る。そして、ホットプレス
4により接着フィルム1を被着体3に熱圧着する。この
後、一定時間放置して、粘着テープ6を、接着フィルム
1のカバーフィルム5の上にラミネートして、カバーフ
ィルム5を接着フィルム1からはぎ取って、はぎ取った
カバーフィルム5と粘着テープ6をボビン7に巻き取
る。
【0004】別の従来の接着フィルムの貼り付け方式を
図30に示す。ラミネートロール10により、リール状
の細切りの接着フィルム9を被着体3に対して転着させ
て、ロール11,12の間において一定寸法でこの接着
フィルム9を貼り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図29の従
来の貼り付け方法では、工程が非常に多く、タクトタイ
ムが長い。しかもホットプレスのヘッド4の形状や大き
さによって段取りが必要になる。図30の従来の貼り付
け方法では、接着フィルム9から剥離用フィルムを剥離
する場合に、ラミロール10が接着フィルムの接着剤の
軟化点以上の温度であるために、接着フィルム9のバイ
ンダの凝集力が弱い場合には、接着フィルム9の途中で
剥離用フィルムと被着体3の間で凝集破損9aを引き起
こすことがある。したがって、確実に接着フィルムを被
着体3に貼りつけることができない。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解消するため
になされたものであり、接着フィルムから剥離用フィル
ムをきれいに剥離することができ、しかもタクトタイム
を短くすることができ、接着フィルムを対象物に対して
安定して熱転写することができる接着フィルムの剥離用
フィルムの剥離装置と剥離方法を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、剥離用フィルムを有する接着フィルム
を対象物に熱転写して接着後、この接着フィルムから前
記剥離用フィルムを剥離するための接着フィルムの剥離
用フィルムの剥離装置であり、前記接着フィルムを前記
対象物に熱転写するための熱転写手段と、熱転写された
前記接着フィルムの接着層を軟化点以下に冷却してか
ら、前記接着フィルムから前記剥離用フィルムを剥離す
るために、前記熱転写手段に対して所定の間隔をおいて
配置された剥離手段と、を備える接着フィルムの剥離用
フィルムの剥離装置により、達成される。請求項2の発
明にあっては、好ましくは前記熱転写手段と前記剥離手
段は、前記接着フィルムの巻き出し部と、前記剥離用フ
ィルムの巻き取り部の間に配置されている。請求項3の
発明にあっては、好ましくは前記接着フィルムを前記対
象物に接着する方向に沿って、前記熱転写手段と前記剥
離手段を前記所定の間隔をおいて移動可能な搬送手段を
備える。請求項4の発明にあっては、好ましくは前記熱
転写手段は、加圧ローラを有する。請求項5の発明にあ
っては、好ましくは前記剥離手段は、ブロック体もしく
はローラ状のものである。請求項6の発明にあっては、
好ましくは前記接着フィルムは、異方性導電膜を含んで
いる。請求項7の発明にあっては、好ましくは前記剥離
手段は、前記接着フィルムから前記剥離用フィルムを剥
離する際に冷却するための冷却手段を備える。請求項8
の発明にあっては、好ましくは前記接着フィルムは、帯
状のフィルムである。
【0008】また、上記目的は、請求項9の発明にあっ
ては、接着フィルムを対象物に熱転写して接着後、この
接着フィルムから剥離用フィルムを剥離するための接着
フィルムの剥離用フィルムの剥離方法であり、前記接着
フィルムを前記対象物に対して熱転写手段により熱転写
し、この熱転写手段に対して所定の間隔をおいて配置さ
れた剥離手段により、前記接着フィルムの接着剤の温度
を、この接着剤の軟化点以下の温度に冷却して前記接着
フィルムから剥離用フィルムを剥離する接着フィルムの
剥離用フィルムの剥離方法により、達成される。請求項
10の発明にあっては、好ましくは前記接着フィルム
は、異方性導電膜を含んでいる。請求項11の発明にあ
っては、好ましくは前記接着フィルムは、帯状のフィル
ムである。請求項12の発明にあっては、好ましくは前
記接着フィルムは、冷却液もしくは冷却気体により冷却
される。
【0009】また、上記目的は、請求項13の発明にあ
っては、剥離用フィルムを有する接着フィルムを対象物
に熱転写して接着後、この接着フィルムから前記剥離用
フィルムを剥離するための接着フィルムの剥離用フィル
ムの剥離装置であり、前記接着フィルムを前記対象物に
熱転写するための加圧ローラと加熱ブロックとを備える
熱転写手段と、熱転写された前記接着フィルムの接着層
を軟化点以下に冷却してから、前記接着フィルムから前
記剥離用フィルムを剥離するために、前記熱転写手段に
対して所定の間隔をおいて配置された剥離手段と、を備
えることを特徴とする接着フィルムの剥離用フィルムの
剥離装置により、達成される。請求項14の発明にあっ
ては、好ましくは前記熱転写手段と前記剥離手段は、前
記接着フィルムの巻き出し部と、前記剥離用フィルムの
巻き取り部の間に配置されている。請求項15の発明に
あっては、好ましくは前記接着フィルムを前記対象物に
接着する方向に沿って、前記熱転写手段と前記剥離手段
を前記所定の間隔をおいて移動可能な搬送手段を備え
る。請求項16の発明にあっては、好ましくは前記熱転
写手段の前記加熱ブロックが2つの前記加圧ローラの間
に配置されている。請求項17の発明にあっては、好ま
しくは前記熱転写手段の前記加圧ローラが前記加熱ブロ
ックの間に配置されている。請求項18の発明にあって
は、好ましくは前記熱転写手段の前記加熱ブロックと前
記加圧ローラが、別体になっている。請求項19の発明
にあっては、好ましくは前記熱転写手段の前記加熱ブロ
ックは、熱風を供給するための熱風ブロアを備える。請
求項20の発明にあっては、好ましくは前記熱転写手段
の前記加熱ブロックは、赤外線照射装置である。請求項
21の発明にあっては、好ましくは前記熱転写手段の前
記加熱ブロックは、剥離用フィルムから所定間隔離れて
いる。
【0010】
【作用】請求項1〜12の発明によれば、熱転写手段
は、接着フィルムを対象物に熱転写する。剥離手段は、
熱転写手段に対して所定の間隔をおいて配置されてい
て、熱転写された接着フィルムの接着層を軟化点以下に
冷却してから、接着フィルムから剥離用フィルムを剥離
する。また、請求項13〜21の発明によれば、熱転写
手段の加圧ローラと加熱ブロックを用いて、接着フィル
ムを対象物に熱転写するようになっているので、圧着す
る際の条件の幅(たとえば圧着熱量、圧力、圧着時間)
が広がり、接着フィルムを対象物に安定して熱転写する
ことができ、しかも気泡が入らずはみ出しのない綺麗な
熱転写が可能である。剥離手段は、熱転写手段に対して
所定の間隔をおいて配置されていて、熱転写された接着
フィルムの接着層を軟化点以下に冷却してから、接着フ
ィルムから剥離用フィルムを剥離する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0012】実施例1 図1は、本発明の接着フィルムの剥離用フィルムの剥離
装置の好ましい実施例1を備える接着フィルム定寸貼付
装置を示している。図2は、図1の部分Gを拡大して示
しており、図3は、図1の本発明の接着フィルムの剥離
用フィルムの剥離装置の好ましい実施例の構造および異
方性導電膜のテープパスを示す図である。
【0013】まず図1ないし図3を参照する。接着フィ
ルム定寸貼付装置は、次のような要素を含んでいる。本
体20は、接着フィルム巻出部22、剥離用フィルム巻
取部24、カバーテープ巻取部26、貼付ロボット3
0、カッター部32および基台42等を備えている。貼
付ロボット30は、剥離用フィルム巻取部24と接着フ
ィルム巻出部22のほぼ間に配置されている。基台42
の上には被着体あるいは対象物ともいう、たとえば液晶
パネル40が配置されるようになっている。
【0014】フィルムの経路は、図3に示すように接着
フィルム巻出部22からローラR1,R2,R3,R
4,R7,R8,R9,R10,R11を経て、剥離用
フィルム巻取部24側に達するようになっている。この
接着フィルム巻出部22から巻き出される接着フィルム
ST(図3の部分P1で示す)は、図4に拡大して示し
ている。図4に示すように接着フィルムSTは、異方性
導電膜ACFの一方の面に剥離用フィルムTHが被着さ
れていると共に、異方性導電膜ACFの他の面にはカバ
ーテープCTが被着されている。剥離用フィルムTH
は、ベーステープもしくはベースフィルムともいう。ま
たカバーテープCTはカバーフィルムともいう。
【0015】図3のカバーテープ巻取部26は、図4に
示すカバーテープCTのみを異方性導電膜ACFから巻
き取るためのものである。つまり図3の接着フィルムS
Tが接着フィルム巻出部22からローラR1,R2,R
3,R4を経て巻き出されてくると、そのカバーテープ
CTは、図5に示すようにローラR5,R6を介してカ
バーテープ巻取部26に巻き取られるようになってい
る。
【0016】図3の部分P2を拡大したのが図5であ
り、図3の部分P3を拡大したのが図6であり、図3の
部分P4を拡大したのが図7である。図3に示すカッタ
ー部32は、図6に示すように2つの刃32aを所定間
隔をおいて備えていて、所定間隔で溝88,88を形成
して異方性導電膜ACFのみを切断して、剥離用フィル
ムTHは切断しないようになっている。
【0017】カットセンサー32bは、カッター部32
が異方性導電膜ACFのみを切断したかどうかを検知す
る。繋ぎセンサー32cと32dは、次のような働きを
する。つまり、接着フィルムSTは、ある長さで繋がっ
ていて、図3のリール22に巻かれているのであるが、
特に、長尺化した時には、生産上接着フィルムSTの中
間に、図4に示すような繋ぎ部分JJが入ってしまう。
この繋ぎ部分JJには繋ぎテープJTがあり、異方性導
電膜ACFが無いために、この繋ぎ部分JJが液晶パネ
ル40に転写されないようにしなければならない。図6
において、刃32a,32aでカットされた異方性導電
膜ACFの下の方の部分は、液晶パネル40に転写され
る部分である。したがって、センサ32c,32dによ
り、接着フィルムSTの繋ぎ部分JJ(図4)がハーフ
カット部より上にあるか下にあるか、又はその間にある
かを検知して、繋ぎテープJTのある不良な異方性導電
膜ACF(ACF欠落部分)がワークである液晶パネル
40に転写されないようにする。
【0018】次に、貼付ロボット30について説明す
る。図3の貼付ロボット30は、搬送手段31を備え
る。この搬送手段31は、ガイド80にそって熱転写手
段60および剥離手段70を一体的に矢印X1,X2方
向に移動できるようになっている。クランプC1,C2
は、接着フィルムSTを矢印AR方向に送るためのクラ
ンプである。クランプC2は、剥離手段70に設けられ
ている。
【0019】熱転写手段60と剥離手段70は、図2に
示すような構造となっている。熱転写手段60は、加圧
ローラとしてのコピーローラ61とヒータ(図示せず)
を備え、剥離手段70は剥離ブロック71を備えてい
る。コピーローラ61の中心と剥離ブロック71の前端
部の距離は、接着フィルムSTの冷却距離Aとなってい
る。熱転写手段60および剥離手段70は共に矢印Y方
向に上下動可能になっている。
【0020】図3に示す熱転写手段60と剥離手段70
は、貼付開始位置PS1(想像線で示す部分)から貼付
終了位置PS2(実線で示す部分)の間で、一体的に矢
印X1,X2方向に移動可能であり、そのストロークは
Bで示されている。このストロークBは、上述した異方
性導電膜ACFの定寸と同じである。また熱転写手段6
0のコピーローラ61の中心と剥離ブロック71の後端
部の距離はAで示されている。コピーローラ61の中心
とカッター32aの中心距離はCで示されている。貼付
ロボット30のコピーローラ61により、接着フィルム
STの異方性導電膜ACFのみが液晶パネル40に対し
て熱圧着され、そして剥離ブロック71により、接着フ
ィルムSTの異方性導電膜ACFから剥離用フィルムT
Hが剥離されるようになっている。
【0021】そして、異方性導電膜ACFから剥離用フ
ィルムTHが剥離された後、剥離用フィルム巻取部24
により巻き取られるようになっている。この剥離用フィ
ルムTHの部分P4を図7に示している。
【0022】図3の熱転写ローラともいうコピーローラ
61は、接着フィルムSTに熱を与えて、接着剤をその
軟化点を超えて加熱するものである。コピーローラ61
は、ローラ以外に回転しないものでも可能であり、たと
えばアイロンのような熱ブロックであっても良い。いず
れにしても、異方性導電膜ACFのテープとの摩擦が小
さくなるようなローラもしくは熱ブロックが好ましい。
コピーローラ61としては、金属にテフロンコーティン
グしたものを用いるのが好ましい。
【0023】また図3に示すように、剥離ブロック71
は、部分71aを有している。この部分71aは、異方
性導電膜ACFから剥離用フィルムTHをほぼ直角に急
激に引き上げる部分である。しかしこの剥離ブロック7
1は、ブロックに限らずローラ状の回転体であっても良
い。回転体としては、たとえば1.2mm位の針状のロ
ーラを採用できる。しかも、図3に示すように、この剥
離ブロック71には、好ましくは冷却液もしくは冷却エ
アーを供給する冷却手段71bを備えている。冷却手段
71bは、積極的に剥離ブロック71を冷やして、急速
に接着フィルムSTの接着剤層を冷却するためのもので
ある。
【0024】次に図8ないし図12を参照して図3の接
着フィルムの定寸貼付装置の動作例を説明する。図8
は、接着フィルムSTのうちの異方性導電膜ACFを、
被着体としての液晶パネル40のガラス面に対して貼り
付ける前の状態を示している。この状態では、熱転写ロ
ーラ61は上方に待避している。
【0025】図9に示すように、接着フィルムSTを、
液晶パネル40に貼り付けを開始する。この場合、コピ
ーローラ61は、矢印Y1方向にたとえば加圧力3kg
で接着フィルムSTを液晶パネル40に押し付ける。し
かも剥離ブロック71も矢印Y1方向に下げる。ただ
し、この際の剥離ブロック71の下面と液晶パネル42
の間の隙間CL1は、たとえば0.05ないし0.5m
mである。ただし、剥離ブロック71が回転体を有する
場合には、隙間CL1は零でもよい。
【0026】次に図10に示すように、矢印X1の方向
にコピーローラ61と剥離ブロック71を同期して移動
する。これにより、接着フィルムSTがコピーローラ6
1により液晶パネル40の上面に熱転写される。そして
冷却に寄与する距離Aをおいて部分71aにより、剥離
用フィルムTHのみが異方性導電膜ACFより剥離され
る。そして、剥離用フィルムTHのみがローラR10を
経て図3のローラR11から剥離用フィルム巻取部24
に巻き取られる。
【0027】このように、コピーローラ61により熱圧
着された後に、冷却に寄与する長さである冷却距離Aを
経て、接着フィルムSTが冷却された後に、剥離用フィ
ルムTHが異方性導電膜ACFから剥離されるので、自
動的に接着フィルムSTの接着剤層を軟化点以下の温度
に冷却することができる。したがって、従来のような剥
離用フィルムTHと異方性導電膜ACFにおいて剥離破
壊を起こすことがなく、非常にきれいに剥離用フィルム
THを剥離することができる。しかも部分71aの角度
をたとえば直角にすることにより、剥離角度を大きくと
ることができ、局所的に急激な剥離となり、剥離用フィ
ルムTHが異方性導電膜ACFから剥離しやすくなる。
【0028】次に図11に示すように、コピーローラ6
1が貼付終了位置PS2に到達すると、コピーローラ6
1のみが矢印Y2の方向に持ち上がる。次に図12に示
すように、剥離ブロック71の部分71aが貼付終了位
置PS2に達すると、剥離ブロック71は矢印Y2の方
向に持ち上がり、その剥離ブロック71の下面と液晶パ
ネル40の間隔CL2は、たとえば0.3ないし1mm
に設定される。このようにすることで、図3に示すよう
に異方性導電膜ACFのみを、液晶パネル40に対して
貼り付けることができ、この異方性導電膜ACFから剥
離用フィルムTHをきれいに剥すことができる。
【0029】なお、図8から図12で示した異方性導電
膜ACFの張りつけの際には、クランプC2は開いてお
り、クランプC1は閉じて剥離用フィルムTHを押さえ
ている。そして、熱転写手段60と剥離手段70が図3
の貼付終了位置PS2から貼付開始位置PS1に戻る際
には、クランプC1は開きクランプC2は閉じて、接着
フィルムSTをX1方向にストロークB送る。
【0030】次に、接着フィルムの冷却温度と、剥離用
フィルムTHの剥離性の関係について述べる。図13な
いし図15は、接着フィルムの接着層の温度と剥離ブロ
ックとコピーローラとの距離および転着性について示し
ている。図13においては、ラミネートヘッドとしての
コピーローラの温度を摂氏60度としており、異方性導
電膜(CP7131、2.5mm幅×25M(ソニーケ
ミカル製、接着剤軟化点温度摂氏40度))を用いてい
る。そして、図13では、コピーローラと剥離ブロック
との距離と接着層の温度および剥離性の関係を、ライン
スピードごとにプロットしている。被着体としての液晶
パネルのガラスは、0.7mm厚のITO付ガラスであ
り、接着圧力は3kg/平方センチメートルである。
【0031】また図14では、ラミネートヘッドの温度
が摂氏80度であり、異方性導電膜としてCP3131
FT、2.5mm幅×25M(ソニーケミカル製、接着
剤軟化点温度摂氏48度)を用いている。被着体は図1
3の例と同じである。
【0032】図15では、ラミネートヘッドの温度が摂
氏80度であり、異方性導電膜としてCP7131、
2.5mm幅×25M(ソニーケミカル製、接着剤軟化
点温度摂氏40度)を用いている。そして剥離ブロック
に対して冷却手段から冷却エアーを与えている。被着体
は図13と図14の例と同じである。
【0033】図13ないし図15を参照して明らかなよ
うに、接着フィルムの異方性導電膜の接着剤の軟化点以
上の温度では、接着剤の凝集破壊が生じて、うまく異方
性導電膜を液晶パネルに対して転写することができなか
った。そして図13と図14に示すように、剥離ブロッ
クとコピーローラの距離が5mm以上のところで、接着
剤層の温度の急激な下降がみられ、転写可能となる。つ
まり図2と図3に示す冷却に必要な冷却距離Aは、5m
m以上あるのが好ましい。
【0034】図15において、剥離ブロックに対して積
極的に冷却エアーを吹き付けることにより、さらに接着
剤層の急激な温度の下降がみられる。これにより、ラミ
ネートロールともいうコピーローラ61(圧着部)の加
熱温度の幅を広げても、接着剤層の急激な温度の下降を
達成できる。つまり、接着フィルムSTを送るラインス
ピードを上げても、コピーローラ61(圧着部)で確実
に接着フィルムを加熱して、そして接着剤層の急激な温
度の下降を行って異方性導電膜ACFから剥離用フィル
ムTHを確実に剥離することができる。
【0035】上述した実施例においては、異方性導電膜
ACFを対象物である液晶パネルのようなガラスに対し
て熱転写した後に、ベースフィルムともいう剥離用フィ
ルムTHを剥離するまでの間で、冷却を行うことがで
き、接着剤が軟化しておらず、剥離用フィルムを異方性
導電膜ACFからきれいに剥離することができる。剥離
ブロック71において、剥離用フィルムを剥離する角度
を大きくとることにより、局所的に急激な剥離を起こす
ことができ、剥離用フィルムを異方性導電膜ACFから
剥離しやすくなる。そして図3の貼付ロボット30によ
り、ガイド80に沿ってコピーローラ61によりロール
からロールまでの定寸貼りが可能となり、タクトタイム
が短くなり、工程が短い。
【0036】なお、図3のローラR4は、異方性導電膜
ACF(接着フィルムST)がどの位の長さが引き出さ
れたかをみるセンサを内蔵している。熱転写手段60
(及びクランプC1,C2)により、ストロークBとハ
ーフカットの除去長さ(図6の2つの刃32a,32a
によりカットされる長さ)を加えた長さだけ分異方性導
電膜ACFが引き出されると、刃32a,32aにより
カットされた異方性導電膜ACFのハーフカット部分
が、不要な異方性導電膜ACFとして、図示しない除去
手段により除去される。
【0037】図3のエッジセンサ63は、ハーフカット
された接着フィルムSTの先頭部BP(図8参照)の位
置を検出するセンサであり、図3のクランプC1が閉じ
てクランプC2が開いた状態で、その先頭部BPの位置
を検知する。ハーフカット部(または異方性導電膜AC
Fの先頭部BP)の位置を検出すると、図3のクランプ
C1が開いてクランプC2が閉じて、接着フィルムST
を図3の貼付開始位置PS1まで移動させる。その際、
接着フィルムSTはロール22より引き出されるので、
予め決めた長さ(たとえばこの場合には、ストロークB
とハーフカットの除去長さを加えた長さ)が引き出され
ると、図6の刃32a,32aにより、再び不要な異方
性導電膜ACFが刃32a,32aによりハーフカット
されて、除去手段により除去される。
【0038】異方性導電膜ACFを液晶パネル40に貼
付したあと、再びクランプC1を閉じてクランプC2を
開いて、エッジセンサ63は、ハーフカットされた接着
フィルムSTの先頭部BPを検知して次の貼付動作を行
う。この場合に、熱転写手段60と剥離手段70は、上
述したように貼り付けロボット30により一緒に動く。
【0039】もし一連の動作中に、上述した図4の繋ぎ
部分JJがあった場合には、コピーローラ61が貼付動
作をすることなしに、熱転写手段60と剥離手段70を
移動しクランプC1,C2を開閉しながら接着フィルム
STを空送りする。つまり、接着フィルムSTを送る場
合には、クランプC1を開きクランプC2を閉じて熱転
写手段60と剥離手段70がX1方向に移動する。戻り
の場合には、クランプC1を閉じクランプC2を開いて
熱転写手段60と剥離手段70がX2方向に移動する。
【0040】実施例2 次に、図16ないし図22を参照して、本発明の接着フ
ィルムの剥離用フィルムの剥離装置の好ましい実施例2
を説明する。まず、図16と図20を参照する。図20
の剥離装置は、図1に示す接着フィルム定寸貼付装置に
適用することができるものである。この剥離装置は、図
1の実施例1と同様に、熱転写手段260と剥離手段2
70を有している。図16は、図20の熱転写手段26
0を特に詳しく示した図である。
【0041】図20において、熱転写手段260と剥離
手段270は、搬送手段31により、図1に示した貼付
開始位置PS1から貼付終了位置PS2の間で、一体的
に矢印X1の方向およびその逆のX2の方向に移動可能
であり、そのストロークは、既に述べた異方性導電膜A
CFの定寸と同じである。熱転写手段260は、図20
に示すように、加熱ブロック266、ガイド280およ
び加圧ローラであるコピーローラ261等を有してい
る。剥離手段270は図20に示すように剥離ヘッド2
71とこの剥離ヘッド271の付近に設けられた図示し
ないガイドを備えている。図16の加熱ブロック266
とコピーローラ261の付近には、ヒータ267が設け
られている。このヒータ267は、加熱ブロック266
とコピーローラ261を加熱することにより、矢印Y1
で示すように、放射熱が剥離用フィルムTHと異方性導
電膜ACFに伝達するようになっている。加熱ブロック
266の下面266a(圧着面)と、コピーローラ26
1の間隔は、たとえば0.01〜0.5mmに設定され
ている。加熱ブロック266は、この間隔DDを介して
剥離用フィルムTHと異方性導電膜ACF側に放射熱を
矢印Y1の方向に放射するようになっている。同様にコ
ピーローラ261の位置は、矢印Y1の方向に沿って放
射熱を放出するようになっている。
【0042】次に、図16と図20に示す実施例2の動
作について説明する。図21と図22を参照すると、剥
離手段270の剥離ヘッド271は、図1の実施例1と
同様に冷却手段271bにより冷却されるようになって
いる。図20に示すように、フィルムの経路は、ローラ
R10を介して、剥離ヘッド271およびそのガイドを
通り、熱転写手段260のガイド280側の方向に通っ
ている。剥離用フィルムTHから異方性導電膜ACFを
液晶パネル40に貼り付ける場合には、図22と図16
に示すように、熱転写手段260を矢印Y1の方向に下
げる。そしてコピーローラ(転着ローラともいう)26
1が、剥離用フィルムTHを介して異方性導電膜ACF
面に接触し、その隣りの加熱ブロック266が発する放
射熱により、異方性導電膜ACFに予め熱量を加えるこ
とで、異方性導電膜ACFを液晶パネル40に貼り付け
る。図22において、より具体的に説明すれば、エリア
AR3においては、異方性導電膜ACFが液晶パネル4
0に対しては貼り付けられておらず剥離状態にある。そ
して加熱ブロック266が予め剥離用フィルムTHを介
して異方性導電膜ACFに予熱をして、その予熱中に液
晶パネル40に対して異方性導電膜ACFを転着(貼
付)する。そして予熱が終わった異方性導電膜ACFに
対して、コピーローラ261は剥離用フィルムTHを介
して異方性導電膜ACFを液晶パネル40に対してしっ
かりと加圧して貼り付ける(転着する)。このようにし
て異方性導電膜ACFが液晶パネル40に対して貼り付
けられるのであるが、剥離用フィルムTHは冷却されて
いる剥離ヘッド271により異方性導電膜ACFからス
ムーズに引き離されて、ローラR10を介して図1の剥
離用フィルム巻取部24に巻き取られるようになってい
る。
【0043】ところで、上述したように、加熱ブロック
266の下面266aは、コピーローラ261に対して
所定の間隔DDの高さに位置しており、加熱ブロック2
66の下面266aが異方性導電膜ACF側には決して
接触せず、加熱ブロック266はあくまでも放射熱を異
方性導電膜ACF側に伝えるようになっている。このよ
うに、コピーローラ261と加熱ブロック266は、矢
印X1の方向に移動することにより、異方性導電膜AC
Fは、加熱ブロック266により充分な放熱量が供給さ
れる。そして、コピーローラ261が剥離用フィルムT
Hと異方性導電膜ACFの上を通過することで、異方性
導電膜ACFが液晶パネル40に確実に転写される。コ
ピーローラ261と加熱ブロック266の両方を使用す
ることにより、異方性導電膜ACFを液晶パネル40に
対して圧着する際の条件(たとえば圧着熱量、圧力、圧
着時間)の選択幅が広がり、安定した異方性導電膜AC
Fの貼付作業が可能である。しかも、コピーローラ26
1と加熱ブロック266の組合せを用いることにより、
液晶パネル40と異方性導電膜ACFの間に気泡が入ら
ず、しかもはみ出しのない綺麗な異方性導電膜ACFの
転着(貼付)が可能である。しかも異方性導電膜ACF
の貼付時間の短縮化が図れる。
【0044】図16と図20に示す実施例2を用いる
と、図17の温度プロファイルに示すように、時間の経
過に対する温度Tの変化があまりなく、異方性導電膜A
CFに充分な熱量を供給して異方性導電膜ACFと液晶
パネル40の貼り付けを確実に行うことができる。
【0045】これに対して図18は、実施例2と比較の
ために示した比較例であり、熱転写手段1060がコピ
ーローラ1061のみを有している場合を示している。
このコピーローラ1061は、ヒータ1067により加
熱されている。従ってコピーローラ1061は矢印Y1
の方向に沿って異方性導電膜ACFに対してわずかな熱
の移動がある。図18の比較例における温度プロファイ
ルを図19に示している。図19においては、時間の経
過に対する温度Tの変化が激しく、異方性導電膜ACF
の熱量不足が考えられる。これはコピーローラ1061
が、異方性導電膜ACFを線接触状態で、加圧および加
熱しているためである。
【0046】図16と図20の実施例2のようにコピー
ローラと加熱ブロックを組合せて使用するものと、図1
8のようにコピーローラのみを使用するものとを比べる
と、熱量比で比較すれば10〜15倍の熱量の違いがあ
る。ここで熱量比とは、時間×温度変化を面積で算出し
た時の面積比である。なお、図20の実施例2におい
て、熱転写手段260と剥離手段270の間に断熱材を
設けるのが好ましい。
【0047】実施例3 図23は本発明の実施例3を示している。図23におい
て、熱転写手段360では、図16の実施例2の場合と
異なり、コピーローラ361が加熱ブロック366に対
して矢印X1の方向側に配置されている。つまり加熱ブ
ロック366とコピーローラ361が入れ替えられてい
る。この熱転写手段360にはヒータ367が設けられ
ている。
【0048】実施例4 図24の実施例4の熱転写手段460では、加熱ブロッ
ク466の前後にコピーローラ461,461が配置さ
れている。熱転写手段460には、ヒータ467が設け
られている。
【0049】実施例5 図25は、本発明の実施例5を示している。実施例5の
熱転写手段560の加熱ブロック566とコピーローラ
561は、別体になっている。そして加熱ブロック56
6は、ヒータ567を有し、コピーローラ561は、ヒ
ータ567を有している。
【0050】実施例6 図26の実施例6の熱転写手段660は、コピーローラ
661の矢印X1の方向の前後に加熱ブロック666が
配置されている。熱転写手段660はヒータ667を有
している。
【0051】実施例7 図27は本発明の実施例7を示している。実施例7の熱
転写手段760は、コピーローラ761とヒータ767
を有していると共に、加熱ブロック766の代わりに熱
風ブロア790を有している。この熱風ブロア790
が、液晶パネル上の剥離用フィルムと異方性導電膜に対
して熱風を供給するようになっている。
【0052】実施例8 図28は本発明の実施例8を示している。実施例8の熱
転写手段860は、コピーローラ861とヒータ86
7、そして加熱ブロックに代わる赤外線照射装置800
を有している。この赤外線照射装置800が、加熱ブロ
ックの代わりに剥離用フィルムと異方性導電膜に熱を供
給するようになっている。
【0053】なお、図27の実施例7では、熱風ブロア
790とコピーローラ761は、矢印X1に関して逆の
方向に配置することも可能である。また図28の実施例
8においては、赤外線照射装置800とコピーローラ8
61は、矢印X1に関して逆の位置に配置することも可
能である。
【0054】上述した実施例2〜実施例8では、コピー
ローラのみだけではなく、コピーローラに対して加熱ブ
ロックあるいは熱風ブロアあるいは赤外線照射装置を併
用しているので、圧着する際の条件(たとえば圧着熱
量、圧力、圧着時間)の選択の幅が広がり、安定した異
方性導電膜ACFの貼り付けが可能である。コピーロー
ラ(転着ローラ)と加熱ブロックの組合せを行うことに
より、異方性導電膜ACFと液晶パネルの間には気泡が
入らず、はみ出しのない綺麗な異方性導電膜ACFの転
着(貼付)が可能である。そして異方性導電膜ACFに
おける温度プロファイルが安定するので、異方性導電膜
ACFの貼付時間の短縮化が図れる。
【0055】ところで本発明は上記実施例に限定されな
い。たとえば、接着フィルムとして異方性導電膜と剥離
用フィルムを備え、被着体として液晶パネルのガラス板
を例に説明しているが、これに限らず、他の種類の接着
フィルムや被着体にも、本発明は適用できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
着フィルムから剥離用フィルムをきれいに剥離すること
ができ、しかもタクトタイムを短くすることができる。
また、本発明によれば、接着フィルムを対象物に対して
安定して熱転写することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着フィルムの剥離用フィルムの剥離
装置の好ましい実施例1を備える接着フィルムの定寸貼
付装置を示す図。
【図2】図1の部分Gを拡大して示す図。
【図3】図1の接着フィルムの定寸貼付装置の接着フィ
ルムのテープパスを示す図。
【図4】図3の部分P1を拡大して示す接着フィルムの
層構造の図。
【図5】図3の部分P2を示す図。
【図6】図3の部分P3を示す図。
【図7】図3の部分P4を示す図。
【図8】接着フィルムの貼り付け前の状態を示す図。
【図9】接着フィルムを液晶パネルに対して貼り付け開
始する状態を示す図。
【図10】接着フィルムの異方性導電膜を熱圧着して、
冷却しそして異方性導電膜から剥離用フィルムを剥離し
ている状態を示す図。
【図11】熱転写が終了した状態を示す図。
【図12】異方性導電膜から剥離用フィルムを剥離し終
った状態を示す図。
【図13】剥離ブロックとコピーローラの距離、接着フ
ィルムの接着層の温度および異方性導電膜の転着性の関
係を示す図。
【図14】剥離ブロックとコピーローラの距離、接着フ
ィルムの接着層の温度および異方性導電膜の転着性の関
係を示す図。
【図15】剥離ブロックとコピーローラの距離、接着フ
ィルムの接着層の温度および異方性導電膜の転着性の関
係を示す図。
【図16】本発明の接着フィルムの剥離用フィルムの剥
離装置の好ましい実施例2を示す図。
【図17】図16の実施例の温度プロファイルを示す
図。
【図18】図16の実施例2と比較して示す熱転写手段
を示す図。
【図19】図17の実施例2の温度プロファイルに対応
して示す図18の比較例の温度プロファイルを示す図。
【図20】実施例2のより実際的な構造を示す図。
【図21】図16と図20の実施例2の動作を説明する
ための図。
【図22】図16と図20の実施例2における異方性導
電膜の貼り付け状態を示す図。
【図23】本発明の実施例3の熱転写手段を示す図。
【図24】本発明の実施例4の熱転写手段を示す図。
【図25】本発明の実施例5の熱転写手段を示す図。
【図26】本発明の実施例6の熱転写手段を示す図。
【図27】本発明の実施例7の熱転写手段を示す図。
【図28】本発明の実施例8の熱転写手段を示す図。
【図29】従来のリール状細切り接着剤の定寸貼り付け
方法を示す図。
【図30】別の従来のリール状細切り接着剤のラミネー
ト方法を示す図。
【符号の説明】
20 本体 22 接着フィルム巻出部 24 剥離用フィルム巻取部 26 カバーテープ巻取部 30 貼付ロボット 32 カッター部 40 液晶パネル(被着体もしくは対象
物) 42 基台 60,260 熱転写手段 61,261 コピーローラ(熱転写ローラ、ラミ
ネートロール、加圧ローラともいう) 70,270 剥離手段 71,271 剥離ブロック 71a 部分 71b,271b 冷却手段 266 加熱ブロック A 冷却距離(所定の間隔) ST 接着フィルム CT カバーテープ TH 剥離用フィルム DD 所定間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 幸男 栃木県鹿沼市さつき町18番地 ソニーケミ カル株式会社鹿沼工場内 (72)発明者 鈴木 和明 栃木県鹿沼市さつき町18番地 ソニーケミ カル株式会社鹿沼工場内 (72)発明者 山崎 豊司 栃木県鹿沼市さつき町18番地 ソニーケミ カル株式会社鹿沼工場内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離用フィルムを有する接着フィルムを
    対象物に熱転写して接着後、この接着フィルムから前記
    剥離用フィルムを剥離するための接着フィルムの剥離用
    フィルムの剥離装置であり、 前記接着フィルムを前記対象物に熱転写するための熱転
    写手段と、 熱転写された前記接着フィルムの接着層を軟化点以下に
    冷却してから、前記接着フィルムから前記剥離用フィル
    ムを剥離するために、前記熱転写手段に対して所定の間
    隔をおいて配置された剥離手段と、を備えることを特徴
    とする接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置。
  2. 【請求項2】 前記熱転写手段と前記剥離手段は、前記
    接着フィルムの巻き出し部と、前記剥離用フィルムの巻
    き取り部の間に配置されている請求項1に記載の接着フ
    ィルムの剥離用フィルムの剥離装置。
  3. 【請求項3】 前記接着フィルムを前記対象物に接着す
    る方向に沿って、前記熱転写手段と前記剥離手段を前記
    所定の間隔をおいて移動可能な搬送手段を備える請求項
    1または請求項2に記載の接着フィルムの剥離用フィル
    ムの剥離装置。
  4. 【請求項4】 前記熱転写手段は、加圧ローラを有する
    請求項1または請求項2に記載の接着フィルムの剥離用
    フィルムの剥離装置。
  5. 【請求項5】 前記剥離手段は、ブロック体もしくはロ
    ーラ状のものである請求項1または請求項2に記載の接
    着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置。
  6. 【請求項6】 前記接着フィルムは、異方性導電膜を含
    んでいる請求項1に記載の接着フィルムの剥離用フィル
    ムの剥離装置。
  7. 【請求項7】 前記剥離手段は、前記接着フィルムから
    前記剥離用フィルムを剥離する際に冷却するための冷却
    手段を備える請求項5に記載の接着フィルムの剥離用フ
    ィルムの剥離装置。
  8. 【請求項8】 前記接着フィルムは、帯状のフィルムで
    ある請求項1または請求項2に記載の接着フィルムの剥
    離用フィルムの剥離装置。
  9. 【請求項9】 接着フィルムを対象物に熱転写して接着
    後、この接着フィルムから剥離用フィルムを剥離するた
    めの接着フィルムの剥離用フィルムの剥離方法であり、 前記接着フィルムを前記対象物に対して熱転写手段によ
    り熱転写し、 この熱転写手段に対して所定の間隔をおいて配置された
    剥離手段により、前記接着フィルムの接着剤の温度を、
    この接着剤の軟化点以下の温度に冷却して前記接着フィ
    ルムから剥離用フィルムを剥離することを特徴とする接
    着フィルムの剥離用フィルムの剥離方法。
  10. 【請求項10】 前記接着フィルムは、異方性導電膜を
    含んでいる請求項9に記載の接着フィルムの剥離用フィ
    ルムの剥離方法。
  11. 【請求項11】 前記接着フィルムは、帯状のフィルム
    である請求項9または請求項10に記載の接着フィルム
    の剥離用フィルムの剥離方法。
  12. 【請求項12】 前記接着フィルムは、冷却液もしくは
    冷却気体により冷却される請求項9に記載の接着フィル
    ムの剥離方法。
  13. 【請求項13】 剥離用フィルムを有する接着フィルム
    を対象物に熱転写して接着後、この接着フィルムから前
    記剥離用フィルムを剥離するための接着フィルムの剥離
    用フィルムの剥離装置であり、 前記接着フィルムを前記対象物に熱転写するための加圧
    ローラと加熱ブロックとを備える熱転写手段と、 熱転写された前記接着フィルムの接着層を軟化点以下に
    冷却してから、前記接着フィルムから前記剥離用フィル
    ムを剥離するために、前記熱転写手段に対して所定の間
    隔をおいて配置された剥離手段と、を備えることを特徴
    とする接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置。
  14. 【請求項14】 前記熱転写手段と前記剥離手段は、前
    記接着フィルムの巻き出し部と、前記剥離用フィルムの
    巻き取り部の間に配置されている請求項13に記載の接
    着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置。
  15. 【請求項15】 前記接着フィルムを前記対象物に接着
    する方向に沿って、前記熱転写手段と前記剥離手段を前
    記所定の間隔をおいて移動可能な搬送手段を備える請求
    項13に記載の接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装
    置。
  16. 【請求項16】 前記熱転写手段の前記加熱ブロックが
    2つの前記加圧ローラの間に配置されている請求項13
    に記載の接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置。
  17. 【請求項17】 前記熱転写手段の前記加圧ローラが前
    記加熱ブロックの間に配置されている請求項13に記載
    の接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置。
  18. 【請求項18】 前記熱転写手段の前記加熱ブロックと
    前記加圧ローラが、別体になっている請求項13に記載
    の接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置。
  19. 【請求項19】 前記熱転写手段の前記加熱ブロック
    は、熱風を供給するための熱風ブロアを備える請求項1
    3に記載の接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置。
  20. 【請求項20】 前記熱転写手段の前記加熱ブロック
    は、赤外線照射装置である請求項13に記載の接着フィ
    ルムの剥離用フィルムの剥離装置。
  21. 【請求項21】 前記熱転写手段の前記加熱ブロック
    は、剥離用フィルムから所定間隔離れている請求項13
    に記載の接着フィルムの剥離用フィルムの剥離装置。
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