JPH08488Y2 - リザーブタンクの取付構造 - Google Patents

リザーブタンクの取付構造

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JPH08488Y2
JPH08488Y2 JP1989137056U JP13705689U JPH08488Y2 JP H08488 Y2 JPH08488 Y2 JP H08488Y2 JP 1989137056 U JP1989137056 U JP 1989137056U JP 13705689 U JP13705689 U JP 13705689U JP H08488 Y2 JPH08488 Y2 JP H08488Y2
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JP
Japan
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reserve tank
vehicle body
body side
panel member
guide groove
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JP1989137056U
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JPH0377028U (ja
Inventor
賢二 山本
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のラジエータ等に使用されるリザー
ブタンクに係わり、特に、リザーブタンクを車体側に固
定する為のリザーブタンクの取付構造に関する。
〔従来の技術〕 一般に、自動車のラジエータには、ラジエータ内の冷
却水を一時的に貯蔵するリザーブタンクが備えられてい
る。
そして、例えば、第7図に示すようにリザーブタンク
1には、固定用ブラケット3が背側面1aの上部に装着さ
れると共に、底面1bに取付用ピン5が形成されている。
又、上記リザーブタンク1が固定される車体側パネル部
材7には、上記リザーブタンク1の取付用ピン5を挿通
する貫通孔7aが設けられている。そして、上記リザーブ
タンク1を車体側に固定するには、先ず、車体側パネル
部材7の貫通孔7aの上方からリザーブタンク1を目視等
によって位置決めし乍ら、リザーブタンク1の取付用ピ
ン5を車体側パネル部材7の貫通孔7aに挿通する。そし
て、リザーブタンク1に装着された固定用ブラケット3
を車体側パネル部材7の壁面等にボルトで固定すること
によって、リザーブタンク1を車体側に固定する。
又、実開昭57-92567号公報には、側部と底部に係合子
を設けたタンクと、当該タンクの側部の係合子を支持す
る取付けブラケットと、底部の係合子を支持する取付け
ブラケットとからなるタンク取付け装置が開示されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し乍ら、第7図の如きリザーブタンクの取付構造に
あっては、リザーブタンクを貫通孔7a位置の上方から取
り付けており、その際にリザーブタンク1で貫通孔7aが
隠れてしまう為、リザーブタンク1の取付ピン5を貫通
孔7aに挿通し辛かった。然も、そのリザーブタンク1の
取付ピン5が底面1bの略中央に位置しており、位置決
め,取付けが作業者の感覚で行なわれる為、尚更、取付
けが煩わしく面倒であった。
又、上記公報に開示される従来例にあっても、係合子
を設けたタンクを、その係合子を支持する取付ブラケッ
トに取付ける際、位置決め,取付けが作業者の感覚で行
なわれる為、上記第7図の如き取付構造と同時にタンク
の取付けが煩わしく面倒であった。
本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、リザー
ブタンクの固定の際の位置決め,取付けを容易にして作
業性の向上を図ったリザーブタンクの取付構造を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するために、本考案は、リザーブタ
ンクの底面を車体側パネル部材に載置し、当該リザーブ
タンクをブラケットを介して車体側に固定するリザーブ
タンクの取付構造に於いて、上記リザーブタンクの底面
に、リザーブタンクの内方へ突出する凹部と、当該凹部
からリザーブタンクの側面に亘るガイド溝を形成すると
共に、上記車体側パネル部材に、上記凹部と嵌合する凸
部を形成してなるものである。
〔作用〕
本考案によれば、車体側パネル部材の凸部に、リザー
ブタンク底面のガイド溝を合わせてリザーブタンクをス
ライドさせると、リザーブタンク底面の凹部がそのガイ
ド溝によって車体側パネル部材の凸部に案内されて、リ
ザーブタンクの凹部と車体側パネル部材の凸部とが嵌合
し、リザーブタンクが位置決めされることとなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。尚、上記従来例と同一のものには同一符号を以って
表示する。
第1図乃至第5図は本考案の第一実施例を示し、第1
図に於いて、符号9は樹脂製のリザーブタンクで、当該
リザーブタンク9は、ボルト孔3aの設けられた固定用ブ
ラケット3が背側面9aの上部に装着されている。そし
て、リザーブタンク9の底面9bには、第2図及び第3図
に示すように略中央にリザーブタンク9の内方へ突出し
た略半球状の凹部11と、当該凹部11から上記背側面9aに
亘ってリザーブタンク9の内方へ突出した半円筒状のガ
イド溝13が形成されている。又、当該ガイド溝13は、上
記凹部11の深さよりも幾分浅く形成されている。
そして、第1図に示すように上記リザーブタンク9を
載置する車体側パネル部材15のリザーブタンク取付位置
には、リザーブタンク9の底面9bに形成された凹部11と
略同一形状の凸部15aが形成されており、第4図の如く
当該車体側パネル部材15の凸部15aに上記リザーブタン
ク9のガイド溝13を合わせてリザーブタンク9を矢印方
向へスライドさせることにより、リザーブタンク9の凹
部11と車体側パネル部材15の凸部15aとが嵌合するよう
になっている。
本実施例に係るリザーブタンクの取付構造はこのよう
に構成されているので、先ず、第5図に示すようにリザ
ーブタンク9のガイド溝13の開口部13aを車体側パネル
部材15の凸部15aに合うように、リザーブタンク9を上
方から車体側パネル部材15のリザーブタンク取付位置に
合わせる。この時、ガイド溝13の開口部13aが背側面9a
側に開口しているので、その開口部13aによって車体側
パネル部材15の凸部15aが隠れることはない、そして、
リザーブタンク9を矢印方向へスライドさせれば、上記
ガイド溝13によって凸部15aに凹部11が案内されて、第
4図の如くリザーブタンク9の凹部11と車体側パネル部
材15の凸部15aとが嵌合し、リザーブタンク9が車体側
パネル部材15に位置決めされることとなる。
又、この時、凹部11の深さはガイド溝13の深さよりも
深く、案内された凹部15aに確り嵌合する為、作業者が
取付位置を的確に把握できる。その結果、リザーブタン
ク9が車体側パネル部材15のリザーブタンク取付位置に
確実に位置決めできることとなる。
そして、しかる後、リザーブタンク9の背側面9aに予
め装着されたブラケット3を介してリザーブタンク9を
ボルトで車体側に固定すれば良い。
このように、本実施例に係るリザーブタンクの取付構
造によれば、上述した如くガイド溝13の開口部13aが背
側面9a側に開口しているので、その開口部13aによって
車体側パネル部材15の凸部15aが隠れることなく、リザ
ーブタンク9のガイド溝13の開口部13aを当該凸部15aに
合わせられ、更に、凸部15aにガイド溝13をスライドさ
せることによって、車体側パネル部材15のリザーブタン
ク取付位置にリザーブタンク9が容易に位置決めできる
ので、従来に比しリザーブタンク位置決め時の煩わしさ
が解消されて作業性の向上が図れることとなった。
又、車種の違いによるリザーブタンク取付位置のスペ
ースの関係で、リザーブタンク9を取付位置の真上から
合わせる必要が生じた場合には、従来と同様、リザーブ
タンク9で凸部15aが隠れてしまい作業者の感覚でリザ
ーブタンク9が位置合わせされるが、この時、本実施例
はリザーブタンク9の底面9bと車体側パネル部材15とが
直接接触すると共に面接触である為、リザーブタンク9
を取付位置に合わせるべく移動した場合、リザーブタン
ク9を安定した状態で移動できるので、斯かる場合にあ
っても、従来の如きピンによる不安定な状態での移動に
比し煩わしさが解消されて作業性の向上が図れる。
更に、嵌合される凹部11と凸部15aとが面接触である
為、左右方向の応力が生じた場合、従来のピンによる取
付けのように応力が一点に集中することが無くなり、リ
ザーブタンクの取付部分の損傷が妨げる利点も有する。
第6図は本考案の第二実施例を示したものである。
尚、考案部分を除く構成に付いては上記第一実施例と
同様の構成である為、ここではそれらについての説明は
省略する。又、上記第一実施例と同様のものには同一符
号を付してそれらの構造説明は省略する。
本実施例は、上記第一実施例に代えて、第6図に示す
ようにリザーブタンク17の底面17aの略中央の凹部11か
ら背側面17bに亘ってリザーブタンク17の内方へ突出
し、且つ背側面17b側に順次拡開したガイド溝21を形成
したものである。そして、当該ガイド溝21は、上記第一
実施例のガイド溝13の開口部13aに比し幅広な開口部21a
が背側面17b側に開口している。
本実施例に係るリザーブタンクの取付構造はこのよう
に構成されているので、先ず、上記第一実施例の第5図
の如くリザーブタンク17のガイド溝21の開口部21aを車
体側パネル部材15の凸部15aに合うようにリザーブタン
ク17を上方から車体側パネル部材15のリザーブタンク取
付位置に合わせる。この時、ガイド溝21の開口部21aが
背側面17b側に拡開されて開口しているので、リザーブ
タンク17を適当な位置に合わせて左右へ移動すれば、ガ
イド溝21の一辺に凸部15aが当接される。そして、更に
リザーブタンク17を背側面17b側へスライドさせれば、
上記ガイド溝21の一辺によって凸部15aに凹部19が案内
されて、上記第一実施例の第4図の如くリザーブタンク
17の凹部11と車体側パネル部材15の凸部15aとが嵌合
し、リザーブタンク17が車体側パネル部材15に位置決め
されることとなる。
又、この時、上記第一実施例と同様に、凹部11の深さ
はガイド溝21の深さよりも深く、案内された凹部11が凸
部15aに確り嵌合する為、作業者が取付位置を的確に把
握できる。その結果、リザーブタンク17が車体側パネル
部材15のリザーブタンク取付位置に確実に位置決めでき
ることとなる。
そして、しかる後、リザーブタンク17の背側面17bに
予め装着されたブラケット3を介してリザーブタンク17
をボルトで車体側に固定すれば良い。
従って、本実施例によっても、上記第一実施例と同様
の効果が得られることとなる。更に、本実施例によれ
ば、ガイド溝21が順次拡開されて背側面17a側に開口部2
1aが開口している為、リザーブタンク17をリザーブタン
ク取付位置の適当な位置へ合わせても、左右方向に多少
移動すれば凸部15aが上記ガイド溝21の一辺に当接する
ので、当該ガイド溝21によって凹部11が凸部15aに案内
される。その結果、上記第一実施例に比し、リザーブタ
ンクに位置決めがより容易にできる利点を有する。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案は、リザーブタンクの底面
を車体側パネル部材に載置し、当該リザーブタンクをブ
ラケットを介して車体側に固定するリザーブタンクの取
付構造に於いて、上記リザーブタンクの底面に、リザー
ブタンクの内方へ突出する凹部と、当該凹部からリザー
ブタンクの側面に亘るガイド溝を形成すると共に、上記
車体側パネル部材に、上記凹部と嵌合する凸部を形成し
たから、上記凸部にリザーブタンク底面のガイド溝を合
わせてリザーブタンクをスライドさせると、リザーブタ
ンク底面の凹部がそのガイド溝によって車体側パネル部
材の凸部に案内されて、リザーブタンクの凹部と車体側
パネル部材の凸部とが嵌合することとなる。又、車種の
違いによるリザーブタンク取付位置のスペースの関係
で、従来と同様、作業者の感覚でリザーブタンクを取付
位置の真上から合わせる必要が生じた場合にあっても、
リザーブタンク底面と車体側パネル部材とが直接接触す
ると共に面接触である為、リザーブタンクを取付位置に
合わせるべく移動した場合、リザーブタンクを安定した
状態で移動できることとなる。
従って、本考案によれば、車体側パネル部材のリザー
ブタンク取付位置にリザーブタンクが容易に位置決めで
き、その結果、従来に比しリザーブタンク位置決め時の
煩わしさが解消されて作業性の向上が図れることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例に係るリザーブタンクの取
付構造の正面図である。 第2図は第1図のII-II線断面図である。 第3図は第1図の底面図である。 第4図はリザーブタンク取付時の要部断面図である。 第5図はリザーブタンク位置決め時の要部断面図であ
る。 第6図は本考案の第二実施例に係るリザーブタンクの底
面図である。 第7図は従来のリザーブタンクの取付構造の正面図であ
る。 〔主要な部分の符号の説明〕 9,17……リザーブタンク 9b,17a……底面 11……凹部 13,21……ガイド溝 15……車体側パネル部材 15a……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リザーブタンクの底面を車体側パネル部材
    に載置し、当該リザーブタンクをブラケットを介して車
    体側に固定するリザーブタンクの取付構造に於いて、上
    記リザーブタンクの底面に、リザーブタンクの内方へ突
    出する凹部と、当該凹部からリザーブタンクの側面に亘
    るガイド溝を形成すると共に、上記車体側パネル部材
    に、上記凹部と嵌合する凸部を形成してなることを特徴
    とするリザーブタンクの取付構造。
JP1989137056U 1989-11-27 1989-11-27 リザーブタンクの取付構造 Expired - Lifetime JPH08488Y2 (ja)

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JPH0377028U JPH0377028U (ja) 1991-08-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5960350U (ja) * 1982-10-16 1984-04-20 カルソニックカンセイ株式会社 リザ−ブタンクの取付構造
JPS62147008A (ja) * 1985-12-19 1987-07-01 Nippon Radiator Co Ltd リザ−ブタンク
JPH0169124U (ja) * 1987-10-27 1989-05-08

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JPH0377028U (ja) 1991-08-01

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