JP2547873Y2 - ランプ用レンズ及びハウジングの固定構造 - Google Patents

ランプ用レンズ及びハウジングの固定構造

Info

Publication number
JP2547873Y2
JP2547873Y2 JP6416691U JP6416691U JP2547873Y2 JP 2547873 Y2 JP2547873 Y2 JP 2547873Y2 JP 6416691 U JP6416691 U JP 6416691U JP 6416691 U JP6416691 U JP 6416691U JP 2547873 Y2 JP2547873 Y2 JP 2547873Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
lens
lamp
concave groove
fixing structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6416691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0510083U (ja
Inventor
善一 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Auto Works Ltd
Priority to JP6416691U priority Critical patent/JP2547873Y2/ja
Publication of JPH0510083U publication Critical patent/JPH0510083U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547873Y2 publication Critical patent/JP2547873Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のボディ角部等
に配設されるコンビネーションランプ等のランプ類にお
けるランプ用レンズ及びハウジングの固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の前部もしくは後部の角部におい
て、ボディのクォータパネル又はフロントフェンダパネ
ル等にはウィンカランプ及びストップランプ等を集合せ
しめて成るコンビネーションランプが設けられている。
図6はリア・コンビネーションランプの場合を示してい
るが、かかるコンビネーションランプは通常、光源ラン
プを車両ボディ側のランプ設置用凹所に埋設し、この凹
所へハウジングを介してレンズを被着するようになって
いる。これらハウジング及びレンズは互いに嵌着状態で
上記ボディ側のランプ設置用凹所に取り付けられるが、
この場合のコンビネーションランプの一般的な取付け構
造例が、図6のA−A線に沿った断面図として図7に示
されている。
【0003】図7において、ハウジング1は、シール剤
2が充填される凹溝部1aを有しており、一方レンズ3
は上記凹溝部1aに嵌入するシール足部3aを有してい
て、上記レンズ3のシール足部3aをハウジング1の凹
溝部1aに嵌入せしめることによりこのレンズ3をハウ
ジング1に嵌着する。そして、ハウジング1の周端部を
プロテクタパッド4を介してボディ5の凹所6へ挿着せ
しめることにより、コンビネーションランプがボディ5
側のランプ設置用凹所に取り付けられるようになってい
る。
【0004】さて従来、上記コンビネーションランプに
おいて、ハウジング1及びレンズ3を固定する場合、例
えば図8に示したように、レンズ3のシール足部3aが
嵌入しているハウジング1の凹溝部1aの底部裏面側か
ら釘7を打ち込んで固定する方式がある。
【0005】また、ハウジング1及びレンズ3の固定部
の別の構造例が図9に示されているが、この例ではレン
ズ3の側面適所に突起8を形成すると共に、ハウジング
1には該突起8と嵌合すべき穴9を設け、これらを嵌合
させることによりハウジング1及びレンズ3を固定する
ものである。
【0006】さらに、図10に示される固定方式の例の
ように、ハウジング1の凹溝部1aの至近位置において
ビス10によってハウジング1及びレンズ3を締結せし
めることにより両者が固定されるようになっているもの
もある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハウジング1及びレンズ3の固定構造において、先ず図
8に示した釘打ちによる固定の場合、釘7を打ち込むこ
とにより却って凹溝部1aの底部でシール剤2が充填さ
れ難くなり、この釘打込み部分やシール剤2の充填不十
分な箇所からコンビネーションランプ内部へ水等が浸入
し易くなるという問題があった。
【0008】また、図9に示した所謂、ランス構造によ
る固定の場合、突起8を穴9と嵌合せしめてレンズ3を
ハウジング1に組付ける際にハウジング1側及びレンズ
3のシール足部3aを変形させながらレンズ3を押し込
むため、充填されているシール剤2がハウジング1の凹
溝部1aからはみ出したり、または該凹溝部1aの内部
でシール剤2が片寄ってしまう等の不都合があった。そ
して更に、このランス構造を採ると、ボディ5の凹所6
を深くしなければならず、従って図6に示す固定方式や
図7に示す釘打ちによる固定方式の場合の釘打込み部分
に比べて、凹所6を形成すべきボディ5側の絞り深さも
深くとらざるを得なくなるため、該ボディの成形が困難
になるという問題もあった。
【0009】さらに、図10に示したビス締めによる固
定構造の場合、シール剤2の凹溝部1aからのはみ出し
を防止することができるが、配置スペース的に見て上記
ランス構造による固定方式の場合よりも更に大きな凹所
6のための深さ寸法が必要になり、ボディ5側の成形性
が極めて悪くならざるを得なかった。そしてこの場合に
は、例えば図11に示したように、ボディ5の凹所6を
分割式に成形する必要が生じ、そのような凹所6の分割
部のための溶接やそれに対するシール剤の塗布等をはじ
めとしてボディ5側の成形性に対する影響が極めて大き
かった。
【0010】本考案はかかる実情に鑑み、自動車のラン
プ類において従来の締結・固定方式の不都合を解消する
と共に、シール効果を高めることができ、しかも組付作
業性を向上し得るランプ用レンズ及びハウジングの固定
構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案によるランプ用レ
ンズ及びハウジングの固定構造は、車両の前部または後
部に配設されるランプを車両のボディ側のランプ設置用
凹所に埋設し、この凹所へハウジングを介してレンズを
被着するようにした自動車のランプにおいて、シール剤
を充填したハウジングの凹溝部にレンズのシール足部を
嵌入せしめることによりレンズをハウジングに嵌着する
と共に、上記シール足部至近位置のレンズ適所に上記凹
溝部の外側部へ延び出て該外側部に係接するようにした
突片を形成し、またハウジングの突片対応位置に該突片
のための挿通孔を開設して上記突片が楔状弾機手段によ
って上記凹溝部の外側部へ圧接せしめられるようになっ
ている。
【0012】
【作用】本考案によれば、レンズのシール足部をハウジ
ングの凹溝部に嵌入せしめることによりレンズはハウジ
ングに嵌着されるが、このとき、レンズに形成した突片
は、ハウジングに開設された挿通孔を挿通して凹溝部の
外側部へ延び出ると共に楔状弾機手段によって該外側部
へ圧接せしめられる。そしてかかる突片の圧着によりレ
ンズ及びハウジングは相互に固定されるが、この場合に
おいて凹溝部に対して釘打ち等を行わないから、固定部
においてシール剤の充填不十分な箇所やシール剤の片寄
り等が生ぜず、従って外部からの水等の浸入の危険もな
い。また、突片の配設位置をシール足部至近位置のレン
ズ適所に設定したことにより、ボディの凹所を深くする
ことなく、レンズ及びハウジングを確実に固定すること
ができるから、ボディ5側の成形性にも何ら影響を与え
ることはない。
【0013】
【実施例】以下、図1乃至図5に基づき、従来例と同一
の部材には同一の符号を用いて本考案のランプ用レンズ
及びハウジングの固定構造の一実施例を説明する。ハウ
ジング1は、シール剤2が充填される凹溝部1aを有し
ており、またレンズ3は上記凹溝部1aに嵌入するシー
ル足部3aを有していて、上記レンズ3のシール足部3
aをハウジング1の凹溝部1aに嵌入せしめることによ
りレンズ3がハウジング1に嵌着されるようになってい
る。この構成は基本的には従来例の場合と同様である。
尚、本実施例においても前述したリア・コンビネーショ
ンランプもしくはフロント・コンビネーションランプの
場合の例とする。
【0014】さらに、レンズ3には、上記シール足部3
aの至近位置においてハウジングの凹溝部1aの外側部
1bの方へ延出して該外側部1bに係接するようにした
突片11が形成されている。一方、ハウジング1には、
上記突片11の対応位置に該突片11を挿通させる挿通
孔12が開設される。そして挿通孔12に挿通して凹溝
部1aの外側部1bへ延出した突片11は、楔状に形成
された板バネで成る弾機手段13(図4参照)にて外側
部1bへ圧接せしめられるようになっている。尚、この
弾機手段13は図5に示されているように、ワイヤによ
って成形されてもよい。
【0015】本考案によるランプ用レンズ及びハウジン
グの固定構造は上述のように構成されているから、コン
ビネーションランプの組付けを行う場合、シール剤2が
充填されている凹溝部1aに、図2に示したようにレン
ズ3のシール足部3aを嵌入せしめ、これによりレンズ
3はハウジング1に嵌着する。また、このときレンズ3
に形成した突片11が、ハウジング1に開設された挿通
孔12を挿通して凹溝部1aの外側部1bへ延出する。
これにより、図3に示すように突片11はハウジング1
の外側部1bに係接する。かかるレンズ3のハウジング
1への嵌着状態では、凹溝部1a内のシール剤2は、例
えば従来例の場合のように釘打ち又はランス構造の突起
(図8,図9参照)等による外力もしくはシール足部3
aの変形に起因する片寄り又ははみ出しが生じることは
なく、凹溝部1a内で安定して充填されている。次に図
3に示すように、指等によって弾機手段13を押入せし
めることにより、突片11は凹溝部1aの外側部1bへ
圧接せしめられる。そしてこの突片11の圧着によりレ
ンズ3及びハウジング1は相互に固定される。
【0016】このように相互固定されたレンズ3及びハ
ウジング1は、ハウジング1の周端部をプロテクタパッ
ド4を介してボディ5の凹所6へ挿着せしめることによ
り、ボディ5側のランプ設置用凹所に取り付けられる
(図1)。かくしてボディ5に装着されたコンビネーシ
ョンランプにおいて、先ず、ハウジング1の凹溝部1a
に対して従来例のような釘打ち等により固定する必要が
ないから、固定部においてシール剤2の充填が不十分な
箇所やシール剤の片寄り等が生ぜず、従って外部からの
水等の浸入の危険もなく、シール効果が極めて高まって
いる。
【0017】また、従来のランス構造の突起(図9、符
号8)の例のように、該突起を凹溝部1aの外部に位置
するようにシール足部3aに形成した場合には、シール
足部3a自体が長くならざるを得ないが、本考案によれ
ばかかる突起を形成しないで済むので、その分シール足
部3aを短くすることができる。しかも、突片11の配
設位置をシール足部3aの至近位置に設定したことによ
り、ボディ5の凹所6を深くする必要がなくなる。これ
により、ボディ5側の成形性に何らの影響も与えず、ま
たこのことにより、ボディ5の凹所6を分割式にした場
合の分割部のための溶接やそれに対するシール剤の塗布
もしくはそのシール剤の割れに起因する錆の発生等の問
題を解消することができる。さらに、かかる構成はスペ
ース的に見ても現状のままでよく、実質的なスペースを
有効に小さくするができる。さらに、レンズ3及びハウ
ジング1を固定する弾機手段13は、楔状の板バネであ
るため、凹溝部1aと突片11の組付け後の位置精度を
向上させ、シール効果が向上する。そしてかかる弾機手
段13は指等によって簡単に挿入・組付けすることがで
きるので、組付作業が容易であり、そのための特別な設
備等も必要としない。
【0018】なお、上記実施例をコンビネーションラン
プを例にして説明したが、本考案の固定構造は極めて汎
用性が高いため、その他の部品に対する適用が可能であ
り、その場合にも上記実施例と同様の作用効果を達成し
得るのは勿論である。
【0019】
【考案の効果】上述したように本考案によれば、この種
自動車のランプ類において特にランプ用レンズ及びハウ
ジングの固定方法の不都合を解消することができ、ボデ
ィ側の成形性に影響を与えることなく、シール効果並び
に組付作業性を向上し得る等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のランプ用レンズ及びハウジングの固定
構造の一実施例による要部平断面図である。
【図2】図1のレンズ及びハウジングに形成した突片及
び挿通孔の構造を示す部分斜視図である。
【図3】図1のレンズ及びハウジングの嵌着状態を示す
部分平断面図である。
【図4】図1の実施例に使用する弾機手段の斜視図であ
る。
【図5】図4の弾機手段の変形例の斜視図である。
【図6】従来のコンビネーションランプを配設した自動
車の部分斜視図である。
【図7】従来のコンビネーションランプの固定構造を示
す、図6のA−A線沿いの部分平断面図である。
【図8】従来のコンビネーションランプにおける釘打ち
によるレンズ及びハウジングの固定構造を示す、図7と
同様の部分平断面図である。
【図9】従来のコンビネーションランプにおけるランス
構造によるレンズ及びハウジングの固定構造を示す、図
7と同様の部分平断面図である。
【図10】従来のコンビネーションランプにおけるビス
締めによるレンズ及びハウジングの固定構造を示す、図
7と同様の部分平断面図である。
【図11】従来のコンビネーションランプを取り付ける
べき車両ボディ側のランプ設置用凹所の分割式構造例を
示す部分平断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 凹溝部 1b 外側部 2 シール剤 3 レンズ 3a シール足部 4 プロテクタパッド 5 ボディ 6 凹所 11 突片 12 挿通孔 13 弾機手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前部または後部に配設されるラン
    プを車両のボディ側のランプ設置用凹所に埋設し、上記
    凹所へハウジングを介してレンズを被着するようにした
    自動車のランプにおいて、 シール剤を充填した上記ハウジングの凹溝部に上記レン
    ズのシール足部を嵌入せしめることにより上記レンズを
    上記ハウジングに嵌着すると共に、上記シール足部至近
    位置の上記レンズ適所に上記凹溝部の外側部へ延出して
    該外側部に係接するようにした突片を形成し且つ上記ハ
    ウジングの突片対応位置に該突片のための挿通孔を開設
    して、上記突片が楔状弾機手段によって上記凹溝部の外
    側部へ圧接せしめられるようにしたことを特徴とする、
    ランプ用レンズ及びハウジングの固定構造。
JP6416691U 1991-07-19 1991-07-19 ランプ用レンズ及びハウジングの固定構造 Expired - Lifetime JP2547873Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6416691U JP2547873Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 ランプ用レンズ及びハウジングの固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6416691U JP2547873Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 ランプ用レンズ及びハウジングの固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0510083U JPH0510083U (ja) 1993-02-09
JP2547873Y2 true JP2547873Y2 (ja) 1997-09-17

Family

ID=13250209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6416691U Expired - Lifetime JP2547873Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 ランプ用レンズ及びハウジングの固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547873Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4702320B2 (ja) * 2007-04-24 2011-06-15 トヨタ紡織株式会社 天井ランプ組付構造、それを有する天井ランプ、及び、それを有する車両用成形天井

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0510083U (ja) 1993-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3182611B2 (ja) 自動車車体用の車体部分
JP2005119459A (ja) ガーニッシュの取付け構造及び取付け方法
US20060049669A1 (en) Windshield spacer
JP2547873Y2 (ja) ランプ用レンズ及びハウジングの固定構造
US5060122A (en) Lamp mounting structure for bumper
JP4622528B2 (ja) カバー部材のフロントフェンダー取付部構造
JP2006264379A (ja) 車両用開閉ドアの窓組立体とそのガスケット
JP3175473B2 (ja) ハイマウントストップランプ取付構造
US5424874A (en) Mechanism for fitting lens to an extension
JP2003072384A (ja) 自動車用ドアウエザーストリップ
JP2537336Y2 (ja) 車輌用灯具のレンズ取付構造
JP2000247152A (ja) グロメット及びグロメットの防水構造
JPH04323461A (ja) 廻り縁の取付構造
KR0112911Y1 (ko) 차량의 스피커그릴 설치구조
JP3719109B2 (ja) 車両用ルーフモール構造
JP3278700B2 (ja) ドアミラーハウジングのカバー取付構造
JPS5818162Y2 (ja) 車輌用灯具
JP2540133Y2 (ja) 車両用ランプのレンズ固定構造
JP2000085372A (ja) ガラスランの取付構造
JPH081947Y2 (ja) ガラスガイドの取付構造
JP2006088792A (ja) リヤバンパの取付部構造
JP3312274B2 (ja) ドアミラーハウジングの取付構造
KR200198881Y1 (ko) 번호판등 취부 구조
JPH0212107Y2 (ja)
KR200350827Y1 (ko) 고정홀드