JP2537336Y2 - 車輌用灯具のレンズ取付構造 - Google Patents

車輌用灯具のレンズ取付構造

Info

Publication number
JP2537336Y2
JP2537336Y2 JP6984791U JP6984791U JP2537336Y2 JP 2537336 Y2 JP2537336 Y2 JP 2537336Y2 JP 6984791 U JP6984791 U JP 6984791U JP 6984791 U JP6984791 U JP 6984791U JP 2537336 Y2 JP2537336 Y2 JP 2537336Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
seal groove
seal
leg
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6984791U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0515205U (ja
Inventor
義春 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6984791U priority Critical patent/JP2537336Y2/ja
Publication of JPH0515205U publication Critical patent/JPH0515205U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2537336Y2 publication Critical patent/JP2537336Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は灯具ボディと前面レンズ
を釘部材で機械的に結合するようにした車輌用灯具のレ
ンズ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車に装着される前照灯、尾
灯、後退灯、方向指示灯等の各種灯具における灯具ボデ
ィに対する前面レンズの取付構造としては、防水性およ
び気密性が要求されるため、実開昭60−38404号
公報等に開示されているように、前面レンズの裏面周縁
部に一体に突設した枠状体からなるシール脚を灯具ボデ
ィの前面側開口部に一体に設けたレンズ取付部のシール
溝に挿入して接着剤で固着する方法が最も一般的であ
る。また、前面レンズと灯具ボディとの機械的結合は、
図7に示すように釘によって結合固定することで図って
いる。すなわち、1は灯具ボディ、2は灯具ボディ1の
前面側開口部1Aの周縁に一体に設けられたレンズ取付
部で、このレンズ取付部2は断面形状が前方に開放する
コ字状(もしくはU字状)で接着剤4が充填されるシー
ル溝3を有し、その底面には複数個の釘打込孔5が適宜
間隔をおいて設けられている。6は灯具ボデイ1の前面
開口部1Aを覆う前面レンズで、この前面レンズ6は裏
面周縁部に全周に亙って一体に突設されることにより枠
状体からなり前記シール溝3に挿入されるシール脚7を
有し、またシール脚7の先端面には釘8が前記釘打込孔
5より打ち込まれる釘用下孔9が形成されている。この
場合、釘8は超音波振動子によって打ち込まれる。シー
ル脚7の先端部は釘8が打ち込まれるため基部側より厚
肉形成されている。このような構成において、前面レン
ズ6の取付けに際しては、予め接着剤4をシール溝3に
充填しておき、シール脚7をシール溝3に挿入して接着
剤4で固定する。次いで、灯具背面側から釘8を釘打込
孔5より釘用下孔9に超音波振動子によって打ち込むこ
とで、前面レンズ6をシール溝3に固定する。
【0003】図8はレンズ取付構造の他の従来例(実開
昭61−124902号公報)を示す断面図である。こ
のレンズ取付構造は、シール溝3の外側壁面、内側壁面
11a、11bおよびシール脚7に釘8を打ち込むに際
して、釘8が内側側壁11bを貫通すると、接着剤4が
灯具ボデイ1の内部に漏れるのを防止するため、内側側
壁11bに釘8の先端部を覆う膨出部12を一体に突設
したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図7お
よび図8に示した従来のレンズ取付構造にあっては、い
ずれも釘8が接着剤4と接触しているため、釘打込孔5
と釘8との隙間からシール溝3内に雨水等13が侵入す
ると、接着剤4と釘8の隙間およびシール脚7と釘8と
の隙間を通って灯具ボデイ1内に侵入し、灯具としての
防水性能が低いという問題があった。
【0005】したがって、本考案は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、釘部材の打ち込みにも拘らず灯具ボデイ内への雨
水等の侵入を確実に防止することができ、灯具の防水性
能を向上させることができるようにした車輌用灯具のレ
ンズ取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するためになされたもので、その第1の考案は、前面開
口部にシール溝を有するレンズ取付部を備えた灯具ボデ
イと、裏面周縁部に一体に突設されたシール脚が前記シ
ール溝に挿入されて接着剤により固着される前面レンズ
と、前記シール脚と前記シール溝の一方の側壁とを一体
的に結合する釘部材とを具備し、前記シール脚は突部が
設けられ、前記釘部材は前記接着剤と接触しないよう前
記突部に打ち込まれ、且つ前記突部を貫通しない長さに
設定されていることを特徴とする。第2の考案は、前面
開口部にシール溝を有するレンズ取付部を備えた灯具ボ
デイと、裏面周縁部に一体に突設されたシール脚が前記
シール溝に挿入されて接着剤により固着される前面レン
ズと、前記シール脚と前記シール溝の一方の側壁とを一
体的に結合する釘部材とを備え、前記シール脚は隅角部
外側面に一体に突設され前記シール溝の外側側壁の内側
面隅角部方向を指向する釘打込部を有し、前記釘部材
は、前記シール溝の外側壁面の隅角部を形成する一方の
壁面に斜め方向から前記接着剤と接触しないように打ち
込まれて前記釘打込部を貫通し、先端部が前記一方の壁
面と交差する他方の壁面に打ち込まれているを特徴とす
る。
【0007】
【作用】第1の考案において、釘部材は接着剤と接触し
ないようにシール脚に該シール脚を貫通しないように打
ち込まれることで、釘打込孔と釘部材との隙間からシー
ル溝内に侵入した雨水が接着剤を通ってシール脚の内側
に入らないようにする。第2の考案において、釘部材
は、シール溝の外側側壁の隅角部を形成する一方の壁面
に斜め方向から接着剤と接触しないように打ち込まれて
シール脚の釘打込部を貫通し、先端部が前記一方の壁面
と交差する他方の壁面に打ち込まれることで、釘打込孔
と釘部材との隙間からシール溝内に侵入した雨水が接着
剤を通ってシール脚の内側に入らないようにする。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案に係る車輌用灯具のレン
ズ取付構造の一実施例を示す断面図、図2は図1のII−
II線断面図である。なお、図中図7および図8と同一構
成部品のものに対しては同一符号を以て示し、その説明
を省略する。これらの図において、本実施例はシール脚
7の外側面(または内側面)基部側に突部20を一体に
突設し、コ字状に形成された釘(釘部材)8をシール溝
3の外側側壁3Aより前記突部部20に打ち込み、外側
側壁3Aとシール脚7とを結合したものである。この場
合、釘8が打ち込まれる釘打込孔5は接着剤4と釘8と
が接触しないよう外側側壁3Aの先端寄りに設けられ、
また釘8はシール脚7の釘8が打ち込まれる部分、すな
わち前記突部20が形成されている部分を貫通しない長
さに設定されている。なお、本実施例は釘8としてコ字
状に形成されたものを示したが、これに限らず図3に示
すストレートな棒状のものであってもよいことは勿論で
ある。また、釘8の打ち込みに際しては、従来構造と同
様、超音波振動子等によって打ち込む。
【0009】かくしてこのような構成からなる車輌用灯
具のレンズ取付構造においては、釘8が接着剤4と接触
せず、またシール脚7を貫通していないので、灯具の防
水性能を向上させることができる。すなわち、釘打込孔
5と釘8との隙間を通って雨水等がシール溝3内に侵入
しても、それ以後はシール脚7の内側と直接通じる侵入
経路を無くしているので、灯具ボデイ1の内部に雨水等
が侵入するのを確実に防止することができる。
【0010】図4は本考案の他の実施例を示す断面図、
図5は図4のV−V線断面図である。この実施例はシー
ル脚7の表面側隅角部に一方の壁面22aに沿って長く
延在する突部20を一体に設け、前記一方の壁面22a
と直交する他方の壁面22b側より長い釘8を前記突部
20に打ち込んだものである。釘8は上記実施例と同
様、突部20を貫通せず、また接着剤4と接触していな
い。このような構成においては上記実施例と同様の効果
が得られるほか、釘8が長いため大きな結合強度が得ら
れ、しかも寸法的にシール溝3の溝幅が狭くランス結合
を用いることができない場合に有効且つ効果的である。
【0011】図6は本考案の更に他の実施例を示す断面
図である。この実施例はシール脚7の隅角部外側面にシ
ール溝3の外側側壁3Aの内側面隅角部方向を指向する
釘打込部25を一体に突設し、釘8を、前記シール溝3
の外側側壁3Aの隅角部を形成する一方の壁面26aに
前記釘打込部25と直交するよう斜め方向から接着剤3
と接触しないように前記釘打込部25に打ち込んで該釘
打込部25を貫通させ、さらにその先端部を前記一方の
壁面26aと直交する他方の壁面26bに打ち込んだも
のである。このような構成においては、シール溝3の外
側側壁3Aの両壁面26a、26bに釘8を貫通させて
いるので、上記実施例と同様、寸法的にランス結合を用
いることができない場合に有効且つ効果的であり、また
釘8の抜けに対する強度も大である。
【0012】なお、上記実施例はいずれも釘部材として
釘を用いたが、ねじであってもよいことは勿論である。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る車輌用
灯具のレンズ取付構造は、シール脚を前面レンズ取付部
に結合固定する釘部材をシール溝内の接着剤と接触させ
ず、またシール脚の内側に貫通させていないので、釘打
込孔と釘との隙間を通って雨水等がシール溝内に侵入し
ても、それ以後はシール脚の内側さらには灯具ボデイの
内部に侵入することが少なく、灯具の防水性能を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車輌用灯具のレンズ取付構造の一
実施例を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】釘の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】本考案の更に他の実施例を示す断面図である。
【図7】車輌用灯具におけるレンズ取付構造の従来例を
示す断面図である。
【図8】車輌用灯具におけるレンズ取付構造の他の従来
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 灯具ボディ 2 レンズ取付部 3 シール溝 4 接着剤 5 釘打込孔 6 前面レンズ 7 シール脚 8 釘 20 突部 25 12 係合部 13 固定部材 14 係止孔 25 釘打込部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−176302(JP,U) 実開 昭58−148804(JP,U) 実開 昭61−124902(JP,U) 実開 平4−112401(JP,U) 実開 平2−54114(JP,U) 実開 平4−115705(JP,U) 実開 平4−118510(JP,U) 実開 平4−45810(JP,U) 実開 平4−94207(JP,U) 実開 平4−136805(JP,U) 実開 昭63−101406(JP,U) 実公 昭57−29448(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面開口部にシール溝を有するレンズ取
    付部を備えた灯具ボデイと、裏面周縁部に一体に突設さ
    れたシール脚が前記シール溝に挿入されて接着剤により
    固着される前面レンズと、前記シール脚と前記シール溝
    の一方の側壁とを一体的に結合する釘部材とを具備し、
    前記シール脚は突部が設けられ、前記釘部材は前記接着
    剤と接触しないよう前記突部に打ち込まれ、且つ前記突
    部を貫通しない長さに設定されていることを特徴とする
    車輌用灯具のレンズ取付構造。
  2. 【請求項2】 前面開口部にシール溝を有するレンズ取
    付部を備えた灯具ボデイと、裏面周縁部に一体に突設さ
    れたシール脚が前記シール溝に挿入されて接着剤により
    固着される前面レンズと、前記シール脚と前記シール溝
    の一方の側壁とを一体的に結合する釘部材とを備え、前
    記シール脚は隅角部外側面に一体に突設され前記シール
    溝の外側側壁の内側面隅角部方向を指向する釘打込部を
    有し、前記釘部材は、前記シール溝の外側側壁の隅角部
    を形成する一方の壁面に斜め方向から前記接着剤と接触
    しないように打ち込まれて前記釘打込部を貫通し、先端
    部が前記一方の壁面と交差する他方の壁面に打ち込まれ
    ていることを特徴とする車輌用灯具のレンズ取付構造。
JP6984791U 1991-08-07 1991-08-07 車輌用灯具のレンズ取付構造 Expired - Lifetime JP2537336Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6984791U JP2537336Y2 (ja) 1991-08-07 1991-08-07 車輌用灯具のレンズ取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6984791U JP2537336Y2 (ja) 1991-08-07 1991-08-07 車輌用灯具のレンズ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0515205U JPH0515205U (ja) 1993-02-26
JP2537336Y2 true JP2537336Y2 (ja) 1997-05-28

Family

ID=13414612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6984791U Expired - Lifetime JP2537336Y2 (ja) 1991-08-07 1991-08-07 車輌用灯具のレンズ取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2537336Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5694822B2 (ja) * 2011-03-23 2015-04-01 スタンレー電気株式会社 車両用灯具
JP6425415B2 (ja) * 2014-05-02 2018-11-21 株式会社エンプラス 光束制御部材、発光装置および照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0515205U (ja) 1993-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004276704A (ja) ドアウエザーストリップの組付構造
JP2537336Y2 (ja) 車輌用灯具のレンズ取付構造
JP3175473B2 (ja) ハイマウントストップランプ取付構造
JP2848323B2 (ja) ランプの取付構造
JP2547873Y2 (ja) ランプ用レンズ及びハウジングの固定構造
JP2553521Y2 (ja) 車両用灯具のシール構造
JPH0313395Y2 (ja)
JPH10134612A (ja) 車輌用灯具
KR0115707Y1 (ko) 차량의 턴램프 조립구조
JPS583702Y2 (ja) 自動車用灯具
JPH071690Y2 (ja) 車両用灯具
JP2000108780A (ja) 自動車テールランプ用シール部材
KR920001780Y1 (ko) 자동차 램프보호용 렌즈체결구
KR0112921Y1 (ko) 유동 방지를 위한 자동차 전방 복합 램프의 체결 부재
JPH0222884Y2 (ja)
JP2562630Y2 (ja) 車両用灯具のフィニッシャにおける取付構造
JPH0740241Y2 (ja) 前照灯のモール取付構造
JPH0326981Y2 (ja)
JP2562511Y2 (ja) ハイマウントストップランプの取付構造
JP2581372Y2 (ja) ラッゲージドアのランプ取付構造
JPH055601Y2 (ja)
JPH04129412U (ja) 車輌用灯具のレンズ取付構造
JPH0254241B2 (ja)
KR0125510Y1 (ko) 자동차의 번호판 부착 브라켓
JPH026562Y2 (ja)