JP2006264379A - 車両用開閉ドアの窓組立体とそのガスケット - Google Patents

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Abstract

【課題】 仕切りバー及び窓組立体の組付作業性が阻害されることを軽減するとともに、仕切りバーと窓組立体との相対的な位置ずれによるシール不良を防止する。
【解決手段】 車両用開閉ドア10の窓開口部に装着される窓組立体40は、窓板41とガスケット50とからなる。ガスケット50は、車外側の側壁51、車内側の側壁52及び底壁53を一体に有するとともに、窓枠体20の溝25内に挿入される窓枠挿入部61、62と、ドア本体11の上縁部分11aに嵌まり込むドア嵌合部64と、仕切りバー30の溝37内に挿入される仕切りバー挿入部63と、を備える。仕切りバー挿入部63の長手方向の一部には、窓板41の外周端面よりも外側の位置する部分において、仕切りバー30の溝37内に設けられた係止部38、39に係合可能に突出する係合部80、81が、ガスケット50の両側壁51、52から突出して一体に形成されている。
【選択図】 図6

Description

この発明は、車両用開閉ドアの窓組立体と、そのガスケットに関し、例えば、フロントドアのクオータ部やリヤドアのクオータ部の窓開口部(三角窓とも呼ばれることもある)に固定的に組み付けられる窓組立体と、その窓組立体に適用するガスケットに関する。
車両用開閉ドアの窓開口部、例えば、リヤドアのクオータ部においては、リヤドアの窓枠の上側部分と、ドア本体の上縁部分と、窓枠の上側部分とドア本体の上縁部分とを連結する仕切りバーと、で区画された略台形状、略三角形状等の窓開口部が形成され、その窓開口部に窓組立体が固定的に装着されることで、窓開口部を塞ぐようになっている。
このような窓組立体は、窓開口部の開口縁形状と略同一外周形状の窓板と、この窓板を窓開口部の開口縁に嵌込み固定するための弾性ポリマー材料から射出成形等で窓開口部の開口縁と略同形状の環状に形成されたガスケットとから構成されている。
すなわち、ガスケットの内周側に沿って環状の窓板装着溝が設けられており、その窓板装着溝に窓板の外周縁部が挿入されることで、窓板装着溝によって窓板の外周縁部を挟んで保持し、これによって窓組立体が構成されている。
また、車両用開閉ドアの窓枠に装着され、昇降ガラスを保持及び摺動案内するガラスランチャンネルについて溝形サッシからガラスランチャンネルを抜け止めする構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−100686号公報
前記したように構成される窓組立体を装着する場合、まず、ドア本体の上縁部分と、窓枠の上側部分とで区画された窓開口部の窓枠に窓組立体を押し付けて嵌め込む。
次に、仕切りバーを上方からドア本体の内部に挿入しながら、窓組立体と仕切りバーの溝を嵌合させて仮組みする。但し、窓組立体と仕切りバーを仮組みした状態で窓開口部に嵌込む場合もある。
そして、仕切りバーの上端部の上側ブラケットを窓枠の上側部分にビス等によって固定した後、仕切りバーの下部の下側ブラケットをドアインナパネル等にビス等によって固定することで、窓開口部に対する窓組立体の組付が完了する。
ところで、仕切りバーの上端部の上側ブラケットを、窓枠の上側部分にビス等によって固定する際、仕切りバーから手を放すと、仕切りバーと窓組立体との仮組み状態が外れ、仕切りバーが倒れたり、あるいは仕切りバーと窓組立体とが相互に位置ずれする場合がある。
これによって、窓開口部に対する仕切りバー及び窓組立体の組付作業性が阻害されたり、あるいは、仕切りバーと窓組立体との位置ずれによってシール性(水密性)を損なう場合があった。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、仕切りバー及び窓組立体の組付作業性が阻害されず、仕切りバーと窓組立体との相対的な位置ずれを防いでシール不良を防止することができる車両用開閉ドアの窓組立体とその窓組立体に適用するガスケットを提供することである。
前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体は、車両用開閉ドアの窓枠の上側部分と、ドア本体の上縁部分と、窓枠の前記上側部分とドア本体の前記上縁部分とを連結する仕切りバーとで区画された窓開口部に固定的に装着可能で、前記窓開口部を塞ぐ窓板と、この窓板の外周縁に沿って装着された環状の弾性ポリマー材料製のガスケットとからなる車両用開閉ドアの窓組立体であって、
前記ガスケットは、車外側の側壁、車内側の側壁及びこれら両側壁を一体に繋ぐ底壁とを一体に有して横断面形状略U字状をなすとともに、前記窓板の外周縁部を挟んで保持する環状の窓板保持部と、
前記窓枠の上側に対応する部分で同上側部分の溝内に挿入される窓枠挿入部と、
前記ドア本体の上縁に対応する部分で同ドア本体の上縁に嵌まり込むドア嵌合部と、
前記仕切りバーに対応する部分で同仕切りバーの溝内に挿入される仕切りバー挿入部と、を備え、
前記仕切りバー挿入部の長手方向の一部には、前記窓板の外周端面よりも外側に位置する部分において、前記仕切りバーの溝内に設けられた係止部に係合可能に突出する係合部が、前記ガスケットの両側壁から突出して一体に形成されていることを特徴とする。
前記構成において、ガスケットの内周側において、環状の窓板保持部を弾性的に拡開しながら窓板の外周縁部が嵌め込まれることによって、環状の窓板保持部が窓板の外周縁部を挟んで保持する。これによって、窓板とガスケットが一体化された窓組立体が構成される。
ドア本体の上縁部分と、前記窓枠の上側部分と、仕切りバーとで区画された窓開口部に窓組立体を固定状態で装着する場合、まず、仕切りバーが組み付けられる前の工程で、窓組立体のガスケットの窓枠挿入部が窓枠の上側部分の溝内に挿入されるとともに、ドア嵌合部がドア本体の上縁に嵌め込まれる。
その後、仕切りバーの下部が、ドア本体の内部に所定長さだけ挿入される。
ここで、窓組立体のガスケットの仕切りバー挿入部に対し、仕切りバーが押し付けられ、仕切りバー挿入部が仕切りバーの溝内に挿入される。
この際、ガスケットの仕切りバー挿入部の係合部が仕切りバーの溝壁面に接して弾性変形(弾性圧縮)されながら、ガスケットの仕切りバー挿入部が仕切りバーの溝内に挿入される。そして、ガスケットの仕切りバー挿入部が仕切りバーの溝内の所定位置まで挿入されると、ガスケットの仕切りバー挿入部の係合部が、仕切りバーの溝内に設けられた係止部に係合し、その係合力によって、窓組立体に仕切りバーを仮止め状態で保持することができる。
このため、仕切りバーの上端部を窓枠の上枠部に締め付けねじなどによって固定する際、作業者が仕切りバーの取付作業中にその仕切りバーから手を放したとしても、仕切りバーが窓組立体から外れるのを防止することができる。これによって、仕切りバー及び窓組立体の取付作業の負担を軽減することができる。
さらに、仕切りバーと窓組立体との相対的な位置ずれによるシール不良を防止することもできる。
また、ガスケットの仕切りバー挿入部の係合部は、窓板の外周端面よりも外側に位置する部分において、ガスケットの車外側の側壁と車内側の側壁にそれぞれ一体に形成されている。このため、ガスケットの仕切りバー挿入部が仕切りバーの溝内に挿入される際、弾性ポリマー材料の弾性変形(弾性圧縮変形)を利用して、仕切りバーを容易に仮止めすることができる。
すなわち、窓板の外周端面よりも外側に位置する部分に係合部が形成されることで、その係合部が良好に弾性変形(圧縮)される。これによって、ガスケットの仕切りバー挿入部を仕切りバーの溝内の所定位置まで容易に挿入することができ、窓組立体に仕切りバーを容易に仮止めすることができる。
請求項2の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体は、請求項1に記載の車両用開閉ドアの窓組立体であって、
係合部は、仕切りバー挿入部の長手方向に所定間隔を保って複数箇所に形成されていることを特徴とする。
前記構成において、仕切りバー挿入部を仕切りバーの溝内に挿入するときに、仕切りバー挿入部の長手方向に所定間隔を保って形成された複数の係合部が仕切りバーの溝壁面にそれぞれ接して弾性変形(弾性圧縮)されながら、その仕切りバーの溝内の所定位置まで良好に挿入される。
また、仕切りバー挿入部の長手方向に所定間隔を保って複数の係合部が形成されることによって、長尺の係合部が形成された場合と比べ、仕切りバー挿入部を仕切りバーの溝内に挿入する作業を容易に行い得る。
そして、ガスケットの仕切りバー挿入部が仕切りバーの溝内の所定位置まで挿入されると、ガスケットの仕切りバー挿入部の複数の係合部が、仕切りバーの溝内に設けられた係止部の長手方向に所定間隔を保って係合する。このため、窓組立体に仕切りバーを安定して仮止め状態に保持することができる。
請求項3の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体は、請求項1又は2に記載の車両用開閉ドアの窓組立体であって、
仕切りバー挿入部の両側壁部の内周側には、車内側及び車外側にそれぞれ突出する遮蔽リップが一体に形成され、前記仕切りバー挿入部が仕切りバーの溝内に挿入されたときには前記車内側及び車外側の遮蔽リップが弾性変形されるとともに、その弾性変形による弾発力により前記仕切りバーの溝内の係止部に前記仕切りバー挿入部の係合部が接触して係合することを特徴とする。
前記構成において、仕切りバー挿入部の両側壁部の内周側に形成された車内側及び車外側の遮蔽リップの弾性変形による弾発力によって仕切りバーの溝内の係止部と仕切りバー挿入部の係合部とを接触させて確実に係合させることができ、窓組立体に仕切りバーを安定よく仮止め保持することができる。
請求項4の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアの窓組立体であって、
窓枠挿入部及び仕切りバー挿入部において、ガスケットの厚さ寸法は、窓枠と仕切りバーの溝幅寸法よりもそれぞれ小さく形成され、かつ車外側と車内側の側壁の肉厚寸法は略同じに形成されると共に車内側の側壁には、車内側に向けて突出し、窓板を前記窓枠と仕切りバーの溝幅中心から車外側に変位させる変位突条が長手方向に沿って形成されていることを特徴とする。
前記構成において、ガスケットの変位突条の突出長さだけガスケットの側壁の肉厚を減らして仕切りバーの溝内にガスケットをガタツキなく嵌め込むことができる。
また、窓板保持部の厚さ寸法がガスケットの厚さ寸法よりも変位突条の突出長さに相当する分だけ小さいので変位突条の弾性変形を利用して仕切りバーの溝内に窓組立体のガスケットを容易に挿入することができる。
請求項5の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアの窓組立体であって、
ガスケットの底壁の窓板の外周端面と対向する面に内周側シール突条が略全周にわたって前記底壁と一体に形成されていることを特徴とする。
前記構成において、ガスケットの底壁の略全周にわたって一体に形成された内周側シール突条が窓板の外周端面に弾性的に密接することによって、水密性を高めることができる。
請求項6の発明に係るガスケットは、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアの窓組立体であって、
ガスケットの底壁の窓枠及び仕切りバーの溝底部と対向する面に外周側シール突条が前記底壁と一体に形成されていることを特徴とする。
前記構成において、ガスケットの底壁に一体に形成された外周側シール突条が窓枠及び仕切りバーの溝底部に弾性的に密接することによって、水密性を高めることができる。
請求項7の発明に係る車両用開閉ドアのガスケットは、車両用開閉ドアの窓枠の上側部分と、ドア本体の上縁部分と、窓枠の前記上側部分とドア本体の前記上縁部分とを連結する仕切りバーとで区画された窓開口部に固定的に装着可能で、前記窓開口部を塞ぐ窓板の外周縁に嵌め込んで装着可能な環状の弾性ポリマー材料製のガスケットであって、
前記ガスケットは、車外側の側壁、車内側の側壁及びこれら両側壁を一体に繋ぐ底壁とを一体に有して横断面形状略U字状をなすとともに、前記窓板の外周縁部を挟んで保持する環状の窓板保持部と、
前記窓枠の上側に対応する部分で同上側部分の溝内に挿入される窓枠挿入部と、
前記ドア本体の上縁に対応する部分で同ドア本体の上縁に嵌まり込むドア嵌合部と、
前記仕切りバーに対応する部分で同仕切りバーの溝内に挿入される仕切りバー挿入部と、を備え、
前記仕切りバー挿入部の長手方向の一部には、前記窓板の外周端面よりも外側に位置する部分において、前記仕切りバーの溝内に設けられた係止部に係合可能に突出する係合部が、前記ガスケットの両側壁から突出して一体に形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項7に記載のガスケットは、請求項1に記載の窓組立体と略同等の作用を奏する。
請求項8の発明に係る車両用開閉ドアのガスケットは、請求項7に記載の車両用開閉ドアのガスケットであって、
係合部は、仕切りバー挿入部の長手方向に所定間隔を保って複数箇所に形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項8に記載のガスケットは、請求項2に記載の窓組立体と略同等の作用を奏する。
請求項9の発明に係る車両用開閉ドアのガスケットは、請求項7又は8に記載の車両用開閉ドアのガスケットであって、
仕切りバー挿入部の両側壁部の内周側には、車内側及び車外側にそれぞれ突出する遮蔽リップが一体に形成され、前記仕切りバー挿入部が仕切りバーの溝内に挿入されたときには前記車内側及び車外側の遮蔽リップが弾性変形されるとともに、その弾性変形による弾発力により前記仕切りバーの溝内の係止部に前記仕切りバー挿入部の係合部が接触して係合することを特徴とする。
したがって、請求項9に記載のガスケットは、請求項3に記載の窓組立体と略同等の作用を奏する。
請求項10の発明に係る車両用開閉ドアのガスケットは、請求項7〜9のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアのガスケットであって、
窓枠挿入部及び仕切りバー挿入部において、ガスケットの厚さ寸法は、窓枠と仕切りバーの溝幅寸法よりもそれぞれ小さく形成され、かつ車外側と車内側の側壁の肉厚寸法は略同じに形成されると共に車内側の側壁には、車内側に向けて突出し、窓板を前記窓枠と仕切りバーの溝幅中心から車外側に変位させる変位突条が長手方向に沿って形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項10に記載のガスケットは、請求項4に記載の窓組立体と略同等の作用を奏する。
請求項11の発明に係る車両用開閉ドアのガスケットは、請求項7〜10のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアのガスケットであって、
ガスケットの底壁の窓板の外周端面と対向する面に内周側シール突条が略全周にわたって前記底壁と一体に形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項11に記載のガスケットは、請求項5に記載の窓組立体と略同等の作用を奏する。
請求項12の発明に係る車両用開閉ドアのガスケットは、請求項7〜11のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアのガスケットであって、
ガスケットの底壁の窓枠及び仕切りバーと対向する面に外周側シール突条が前記底壁と一体に形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項12に記載のガスケットは、請求項6に記載の窓組立体と略同等の作用を奏する。
請求項1及び7の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体と、そのガスケットによれば、ガスケットの仕切りバー挿入部の係合部が、仕切りバーの溝内に設けられた係止部に係合して、窓組立体に仕切りバーを仮止め状態で保持することができるため、仕切りバーの取付作業の負担を軽減することができるとともに、仕切りバーと窓組立体との相対的な位置ずれによるシール不良を防止することができる。
また、弾性ポリマー材料の弾性変形(圧縮)を利用して、仕切りバー挿入部を仕切りバーの溝内の所定位置まで容易に挿入して、仕切りバーを良好に仮止めすることができ、作業性の向上を図ることができる。
請求項2及び8の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体と、そのガスケットによれば、仕切りバー挿入部を仕切りバーの溝内に挿入する作業を容易に行えると共に、仕切りバー挿入部の複数の係合部を仕切りバーの溝内の係止部の長手方向に所定間隔を保ってそれぞれ係合させることができるため、窓組立体(ガスケット)に仕切りバーを安定して良好に仮止め状態に保持することができる。
請求項3及び9の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体と、そのガスケットによれば、車内側及び車外側の遮蔽リップの弾性変形による弾発力によって仕切りバー挿入部の係合部と仕切りバーの溝内の係止部とを確実に係合させることができ、窓組立体に仕切りバーを安定よく仮止め保持することができる。
請求項4及び10の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体と、そのガスケットによれば、ガスケットの変位突条の突出長さだけガスケットの側壁の肉厚を減らして仕切りバーの溝内にガスケットをガタツキなく嵌め込むことができる。
また、窓板保持部の厚さ寸法がガスケットの厚さ寸法よりも変位突条の突出長さに相当する分だけ小さいので変位突条の弾性変形を利用して仕切りバーの溝内に窓組立体のガスケットを容易に挿入することができる。
請求項5及び11の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体と、そのガスケットによれば、ガスケットの底壁の略全周にわたって一体に形成された内周側シール突条が窓板の外周端面に弾性的に密接することによって、水密性を高めることができる。
請求項6及び12の発明に係る車両用開閉ドアの窓組立体と、そのガスケットによれば、ガスケットの底壁に一体に形成された外周側シール突条が窓枠及び仕切りバーの溝底部に弾性的に密接することによって、水密性を高めることができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態について、実施例にしたがって説明する。
図1は車両用開閉ドアの窓開口部に窓組立体が装着された状態を車外側から示す車両の側面図である。図2は窓組立体を拡大して示す車外側から示す正面図である。図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。図5は図2のV−V線に沿う断面図である。図6は図2のVI−VI線に沿う断面図である。図7は車両用開閉ドアに対する窓組立体と仕切りバーの組み付け手順を示す説明図である。
図1と図2に示すように、車両用開閉ドアとしての自動車のリヤドア10において、そのドア本体11の上縁部分11aには窓枠20が一体状に設けられている。
窓枠20は、ドア本体11の上縁部分11aの前端部から上方に延びる前枠部21と、ドア本体11の上縁部分11aの後端部から斜め前側上方に傾斜状(あるいは湾曲状)に延びる後枠部22と、これら前後の両枠部21、22の上端に跨って連結する上枠部23とを一体連続状に備えて構成されている。
図1と図2に示すように、ドア本体11の上縁部分11aの後側寄り部分と窓枠20の上枠部23の後側寄り部分は、上下方向に延びる仕切りバー(ディビジョンバーとも呼ばれることがある)30によって連結されている。
すなわち、図7に示すように、仕切りバー30の上端部には、上片32と下片33を有して略L字状なす上側ブラケット31が、その下片33において溶接、ねじ等によって固定されている。この上側ブラケット31の上片32は後方に向けて略水平状に突出し、ビス34等によって上枠部23の溝25の底部に固定されている(図4参照)。
また、仕切りバー30の下部は、ドア本体11のドアアウタパネル12とドアインナパネル(図示しない)との間に挿入される。
仕切りバー30の下部挿入部分には下側ブラケット35が長手方向(上下方向)に所定間隔を隔てて設けられている。そして、ドア本体11のドアインナパネルの取付孔からビス等を挿入し、そのビス等を仕切りバー30の下側ブラケット35のねじ孔(雌ねじ又はナット)にねじ込むことによって、仕切りバー30の下部挿入部分がドア本体11のドアインナパネルに固定されるようになっている。
この際、ドア本体11のドアインナパネルに貫設されたサービス孔を用いて、ドアインナパネルの取付孔と仕切りバー30の下側ブラケット35のねじ孔との位置合わせ作業が行われる。
また、図6に示すように、仕切りバー30は、一枚の金属板が横断面形状で略H字状に曲げ加工されることで形成され、その後側(図6に向かって左側)には、次に詳述するガスケット50の仕切りバー挿入部50cが挿入される溝37が形成されるとともに、その溝37内には、金属板の両端の折返し部の先端によって車外側係止部38と車内側係止部39とがそれぞれ形成されている。また、仕切りバー30の前側(図6に向かって右側)の溝内には、昇降窓板に対応するガラスラン(図示しない)が装着されるようになっている。
図1と図2に示すように、リヤドア10のクオータ部(リヤクオータ部)には、ドア本体11の上縁部分11aと、窓枠20の上枠部(後枠部22を含む)23と、仕切りバー30とによって略台形状(又は略三角形状)をなす窓開口部が区画形成される。そして、窓開口部には、その窓開口部を塞ぐ窓組立体40が固定状態で装着されている。
図2に示すように、窓組立体40は、窓開口部に対応して略台形状に形成された透明なガラス板よりなる窓板41と、その窓板41の外周縁部(四周縁部)に沿って装着された環状の弾性ポリマー材料製のガスケット50と、を備えて構成され、そのガスケット50によって窓開口部と窓板41との間の隙間をシールするようになっている。
ガスケット50は、弾性を有するポリマー材料(弾性を有する合成樹脂(例えばポリ塩化ビニル樹脂)、ゴム、熱可塑性エラストマ等)の射出成形によって一体に形成されるとともに、窓板41の外周縁部(四周縁部)にそれぞれ沿う上下及び前後のガスケット部50a、50d、50c、50bを備えて略台形枠状(又は略三角枠状)をなす環状に形成されている。
図3に示すように、上ガスケット部50a及び後ガスケット部50bは、車外側の側壁51、車内側の側壁52及びこれら両側壁51、52を一体に繋ぐ底壁53とを一体に有して横断面形状略U字状に形成されている。
図5に示すように、前ガスケット部50cにおいても、車外側の側壁51、車内側の側壁52及びこれら両側壁51、52を一体に繋ぐ底壁53とを一体に有して横断面形状略U字状に形成されている。
また、下ガスケット部50dにおいても、車外側の側壁、車内側の側壁及びこれら両側壁を一体に繋ぐ底壁とを一体に有して横断面形状略U字状に形成されている。
そして、ガスケット(上下及び前後のガスケット部50a、50d、50c、50b)50の内周側には、両側壁51、52及び底壁53によって構成され、窓板41の外周縁部が挿入されかつその窓板41の外周縁部を挟んで保持する装着用環状溝55を構成する環状の窓板保持部54が形成されている。
また、図3〜図5に示すように、ガスケット50の底壁53の装着用環状溝55側の底面には、窓板41の外周端面に弾性的に密接する内周側シール突条56が突出しかつ略全周にわたって底壁53と一体に形成されている。
また、装着用環状溝55の両開口縁には、窓板41の外周縁部の内外両面にそれぞれ弾性的に密接する車外側シール片57と、車内側シール片58とが装着用環状溝55の開口部を狭めるようにして形成されている。
また、下ガスケット部50dには、ドア本体11の上縁部分11aに嵌込まれるドア嵌合部64が形成されている。このドア嵌合部64において、その車外側の側壁の先端部には、ドア本体11の上縁部分11aに形成されたフランジ部(図示しない)を覆い隠すように嵌込まれる車外側遮蔽リップ(図示しない)が一体に形成されている。
ガスケット50の内周側において、下ガスケット部50dを除く、上、後及び前のガスケット部50a、50b、50cには、図3〜図6に示すように、その車外側の側壁51の先端部から突出されて窓枠20の上枠部23、後枠部22及び仕切りバー30の車外側面に弾性変形して密接する車外側遮蔽リップ70と、車内側の側壁52の先端から突出されて窓枠20の上枠部23、後枠部22及び仕切りバー30の車内側面に弾性変形して密接する車内側遮蔽リップ71とがそれぞれ一体に形成されている。
また、上、後及び前のガスケット部50a、50b、50cにおいて、図3に示すように、上ガスケット部50aには窓枠20の上枠部23に設けられた長手方向(横方向)の溝25内に挿入される上側窓枠挿入部61が形成され、後ガスケット部50bには窓枠20の後枠部22に設けられた長手方向(斜め方向)の溝(図示しない)内に挿入される後側窓枠挿入部62が形成され、図5に示すように、前ガスケット部50cには仕切りバー30の長手方向(上下方向)に形成された溝37内に挿入される仕切りバー挿入部63が形成されている。
また、図3に示すように、窓枠挿入部としての上側窓枠挿入部61及び後側窓枠挿入部62において、ガスケット50の厚さ寸法T1は、窓枠20の溝25の溝幅寸法W1よりも小さく形成され、かつ車外側の側壁51と車内側の側壁52の肉厚寸法A、Bは略同じに形成されると共に車内側の側壁52には、車内側に向けて突出し、窓板41を窓枠20の溝25の溝幅中心から車外側に変位させる変位突条72aが長手方向に沿って形成されている。
また、図5に示すように、仕切りバー挿入部63において、ガスケット50の厚さ寸法T2は、仕切りバー30の溝37の溝幅寸法W2よりも小さく形成され、かつ車外側の側壁51と車内側の側壁52の肉厚寸法A、Bは略同じに形成されると共に車内側の側壁52には、車内側に向けて突出し、窓板41を仕切りバー30の溝37の溝幅中心から車外側に変位させる変位突条72bが長手方向に沿って形成されている。
また、図3と図5に示すように、窓枠挿入部としての上側窓枠挿入部61、後側窓枠挿入部62及び仕切りバー挿入部63の各底壁53の外周面(窓枠20の溝25の底部26及び仕切りバー30の溝37の底部93に対向する面)には、窓枠20の底部26及び仕切りバー30の底部93に向かって突出する外周側シール突条73が各底壁53と一体に形成されている。
また、この実施例において、図4に示すように、上側窓枠挿入部61の前端部近傍においては、仕切りバー30の上側ブラケット31を締着するためのビス34の先端との干渉を避けるための凹部61aが形成され、当該凹部61aに対応する部分においては、装着用環状溝55の溝深さ寸法が小さく形成されている。
また、上側窓枠挿入部61の前端部近傍の除去部61aにおいてシール性を確保するために、その車外側の側壁51の先端部から車外側シールリップ75が突出されて一体に形成されている。この車外側シールリップ75は外周側シール突条73に連続している。
図2と図6に示すように、ガスケット50の仕切りバー挿入部63の長手方向(上下方向)の一部には、窓板41の外周端面よりも外側(仕切りバー30の底部93側)に位置する部分において、仕切りバー30の溝37内に設けられた車外側係止部38と車内側係止部39にそれぞれ係合可能に、仕切りバー30の車外側側壁91及び車内側側壁92に向けて突出する突片状の車外側係合部80とリブ状の車内側係合部81とが、ガスケット50の車外側の側壁51及び車内側の側壁52にそれぞれ一体に形成されている。
この実施例において、ガスケット50の仕切りバー挿入部63の車外側面を構成するガスケット50の車外側の側壁51の長手方向(上下方向)の上部近傍と中間部近傍の間において所定間隔を隔てて複数個(図2においては2個)の突片状の車外側係合部80が長手方向に所定長さをもって形成されている。
また、ガスケット50の仕切りバー挿入部63の車内側面を構成するガスケット50の車内側の側壁52の長手方向(上下方向)の上部近傍から下部近傍の間において所定間隔を隔てかつ後に説明する変位突条72bと同等の突出長で変位突条72bから底壁53の裏面67にかけて突出する複数箇(図2においては4個)の横方向(横長)のリブ82が形成され、これら複数のリブ82の底壁53の裏面67側端部に、リブ82と略同じ板厚寸法でリブ82からさらに仕切りバー30の車内側側壁92に向けて突出するリブ状の車内側係合部81が形成されている。
この実施例は上述したように構成される。
したがって、ガスケット50の内周側において、環状の窓板保持部54の装着用環状溝55を弾性的に拡開しながらその装着用環状溝55に窓板41の外周縁部が挿入されることによって、窓板保持部54が窓板41の外周縁部を挟んで保持する。これによって、窓板41とガスケット50が一体化された窓組立体40が構成される。
また、この実施例においては、ガスケット50の底壁53の窓板41の外周端面と対向する面、すなわち、装着用環状溝55の溝底面に内周側シール突条56が略全周にわたって底壁53と一体に形成されている。
このように内周側シール突条56が形成されることで、窓板41の外周縁部を挟んでガスケット50が装着された状態では、内周側シール突条56が窓板41の外周端面に弾性的に密接することによって、水密性を高めることができる。
次に、ドア本体11の上縁部分11aと、窓枠20の上枠部23の後部と、後枠部22と、仕切りバー30によって区画形成されるリヤドア10のクオータ部の窓開口部に窓組立体40を固定状態で装着する工程を順に説明する。
まず、仕切りバー30が組み付けられる前の工程で、窓組立体40のガスケット50の前ガスケット部50cが仕切りバー30に対応する組付位置よりも前側部分において、窓組立体40が配置される。そして、窓組立体40の上ガスケット部50aの上側窓枠挿入部61が窓枠20の上枠部23の溝内に挿入されるとともに、下ガスケット部50dのドア嵌合部64がドア本体11の上縁部分11aのフランジ部に嵌め込まれる。
この状態で、窓組立体40が後方に移動され、そのガスケット50の後ガスケット部50bの後側窓枠挿入部62が窓枠20の後枠部22の溝(図示しない)内に挿入される。
その後、図7の1点鎖線に示すように、仕切りバー(ディビジョンバー)30は、その上部を前、下部を後にした斜めの状態でその下部が、ドア本体11のドアアウタパネル12とドアインナパネル(図示しない)との間に挿入される。
そして、仕切りバー30が所定長さだけ挿入されたところで、窓組立体40のガスケット50の前ガスケット部50cに沿って仕切りバー30を起立させる。そして、前ガスケット部50cの仕切りバー挿入部63に対し、仕切りバー30が押し付けられる。これによって、図6に示すように、前ガスケット部50cの仕切りバー挿入部63が仕切りバー30の溝37内に挿入される。
この際、ガスケット50の仕切りバー挿入部63の複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81が弾性的に変形(圧縮)されながら、仕切りバー挿入部63が仕切りバー30の溝37内に挿入される。
図6に示すように、ガスケット50の仕切りバー挿入部63が仕切りバー30の溝37内の所定位置まで挿入されると、ガスケット50の仕切りバー挿入部63の複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ82に設けられたリブ状の車内側係合部81が元の状態に弾性復帰する。これによって、ガスケット50の複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81とが、仕切りバー30の溝37内に設けられた車外側係止部38と車内側係止部39にそれぞれ係合し、その係合力によって、窓組立体40に仕切りバー30が仮止めされる。
ここで、仕切りバー30の上側ブラケット31の上片32が窓枠20の上枠部23の溝底面に沿って配置され、上枠部23の上方からビス34等が挿入されて上側ブラケット31の上片32のねじ孔にねじ込まれることによって、仕切りバー30が窓枠20の上枠部23に連結されて取り付けられる(図4参照)。
その後、ドア本体11のドアインナパネルに貫設されたサービス孔を用いて、ドアインナパネルの取付孔と仕切りバー30の下側ブラケット35のねじ孔とを位置合した状態において、ドア本体11のドアインナパネルの取付孔からビス等を挿入し、そのビスを仕切りバー30の下側ブラケット35のねじ孔(雌ネジ又はネット)にねじ込むことによって仕切りバー30の下部挿入部分がドア本体11のドアインナパネルに固定される。
これによって、車両用開閉ドアとしての自動車のリヤドア10のクオータ部の窓開口部に対する窓組立体40の装着作業が完了する。
前記したように、この実施例においては、ガスケット50の仕切りバー挿入部63の複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81は、窓板41の外周端面よりも外側に位置する部分において、ガスケット50の車外側の側壁51と車内側の側壁52にそれぞれ一体に形成されている。このため、ガスケット50の仕切りバー挿入部63が仕切りバー30の溝37内に挿入される際、弾性ポリマー材料の弾性変形(弾性圧縮変形)を利用して、複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81が弾性変形(圧縮)される。
すなわち、窓板41の外周端面よりも外側に位置する部分に、複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81とが形成されることで、窓板41の外周端面よりも内側に位置する場合に比べて窓枠保持部54の底壁53が弾性変形しやすくなるため、これら突片状の車外側係合部80とリブ状の車内側係合部81とが良好に弾性変形(圧縮)される。これによって、ガスケット50の仕切りバー挿入部64を仕切りバー30の溝37内の所定位置まで容易に挿入することができ、窓組立体40に仕切りバー30を容易に仮止めすることができる。
また、この実施例において、仕切りバー30を、その上側ブラケット31においてビス34等によって窓枠20の上枠部23に固定する際、ガスケット50の複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81とが、仕切りバー30の溝37内に設けられた車外側係止部38と車内側係止部39にそれぞれ係合し、その係合力によって、窓組立体40に仕切りバー30が仮止めされている。
このため、作業者が仕切りバー30の取付作業中にその仕切りバー30から手を放したとしても仕切りバー30が窓組立体40から外れることなく保持される。これによって、仕切りバー30をを手で押えなくても仕切りバー30を、その上側ブラケット31においてビス34等によって窓枠20の上枠部23に容易に固定することができ、ひいては、窓組立体40の装着作業の負担を軽減して作業性の向上を図ることができる。
また、この実施例において、仕切りバー挿入部63の複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81は、仕切りバー挿入部63の長手方向に所定間隔を保って形成されている。このため、仕切りバー挿入部63を仕切りバー30の溝37内に挿入するときに、複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81が仕切りバー30の溝37の溝壁面にそれぞれ接して弾性変形(弾性圧縮)されながら、その仕切りバー30の溝37内の所定位置まで良好に挿入される。
また、仕切りバー挿入部63の長手方向に所定間隔を保って複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81が形成されることによって、全周に形成される場合に比べて各係合部80、81の弾性変形が容易になり、仕切りバー挿入部63を仕切りバー30の溝37内に挿入する作業を容易に行うことができる。
そして、仕切りバー挿入部63が仕切りバー30の溝37内の所定位置まで挿入されると、仕切りバー挿入部63の複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81が、仕切りバー30の溝37内に設けられた車外側係止部38と車内側係止部39の長手方向に所定間隔を保って係合する。このため、窓組立体40のガスケット50に仕切りバー30を安定して仮止め状態に保持することができる。
また、この実施例において、仕切りバー挿入部63の車外側の側壁51の内周側には車外側に突出する車外側遮蔽リップ70が、車内側の側壁52の内周側には車内側に突出する車内側遮蔽リップ71が一体に形成されている。
このため、仕切りバー挿入部63が仕切りバー30の溝37内に挿入されたときには、車外側遮蔽リップ70と車内側遮蔽リップ71とが仕切りバー30の溝37の開口縁に弾性変形して密接するとともに、その弾性変形による弾発力により、仕切りバー30の溝37内の車外側係止部38と車内側係止部39に複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81がそれぞれ接触して係合する。
すなわち、車外側遮蔽リップ70と車内側遮蔽リップ71の弾発力によって仕切りバー30の溝37内の車外側係止部38と車内側係止部39に複数の突片状の車外側係合部80と、複数のリブ状の車内側係合部81とをそれぞれ接触させて確実に係合させることができ、窓組立体40のガスケット50に仕切りバー30を安定よく仮止めして保持することができる。
また、この実施例において、窓枠挿入部としての上側窓枠挿入部61、後側窓枠挿入部62及び仕切りバー挿入部63において、ガスケット50の厚さ寸法T1又はT2は、窓枠20の溝25の幅寸法W1又は仕切りバー30の溝37の幅寸法W2よりもそれぞれ小さく形成され、かつ車外側の側壁51と車内側の側壁52の肉厚寸法A、Bは略同じに形成されると共に車内側の側壁52には、車内側に向けて突出し、窓板41を窓枠20の溝25及び仕切りバー30の溝37の溝幅中心から車外側に変位させる変位突条72a又は72bが長手方向に沿ってそれぞれ形成されている。
このため、ガスケット50の変位突条72a、72bの突出長さだけガスケット50の車外側の側壁51と車内側の側壁52の肉厚寸法A、Bを小さくして仕切りバー30の溝37内にガスケット50をガタツキなく嵌め込むことができる。
また、窓板保持部54の厚さ寸法T1´又はT2´がガスケット50の厚さ寸法T1又はT2よりも変位突条72a、72bの突出長さに相当する分だけ小さいので変位突条72a、72bの弾性変形を利用して窓枠20の溝25及び仕切りバー30の溝37内に窓組立体40のガスケット50を容易に挿入することができる。
また、車外側の側壁51と車内側の側壁52の肉厚寸法A、Bを略同じにし、かつ変位突条72a、72bによって、窓板41を窓枠20の溝25と仕切りバー30の溝37の溝幅中心から車外側に変位した位置に配置させることができる。なお、変位突条72a、72bは必ずしも連続でなくてもよく、断続的に形成されてもよく、また、変位突条72a、72bがない構造にしてもよい。
また、この実施例において、窓枠挿入部としての上側窓枠挿入部61、後側窓枠挿入部62及び仕切りバー挿入部63の底壁53の外周面、すなわち窓枠20の溝25及び仕切りバー30の溝37の各底部26、93と対向する面に、外周側シール突条73が底壁53と一体に形成されている。
このため、リヤドア10のクオータ部の窓開口部に窓組立体40が装着された状態において、ガスケット50の底壁53に一体に形成された外周側シール突条73が窓枠20の溝25の底部及び仕切りバー30の溝37の底部に弾性的に密接することによって、水密性を高めることができる。
以上、この発明を特定の実施例に基づいて詳細に説明したが、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、この発明の目的を達成できる範囲内において適宜変更してもよい。
例えば、前記実施例においては、車両用開閉ドアがリヤドア10であり、そのリヤドア10のクオータ部の窓開口部に窓組立体40が装着される場合を例示したが、フロントドアのクオータ部の窓開口部に装着される窓組立体及びそのガスケットであってもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例においては、略台形状をなす窓開口部に装着される窓組立体40である場合を例示したが、略三角形状をなす窓開口部に装着される窓組立体であってもよい。
また、ガスケット50に形成される各種のリップ、シール片、シール突条、変位突条等の形状は前記実施例の形状に限定されるものではなく適宜に設定すればよい。
この発明の実施例に係る車両用開閉ドアの窓開口部に窓組立体が装着された状態を車両用ドアを車外側から表した説明図である。 同じく窓組立体を拡大して示す車外側から示す正面図である。 同じく図2のIII−III線に沿う断面図である。 同じく図2のIV−IV線に沿う断面図である。 同じく図2のV−V線に沿う断面図である。 同じく図2のVI−VI線に沿う断面図である。 同じく車両用開閉ドアに対する窓組立体と仕切りバーの組み付け手順を示す説明図である。
符号の説明
10 リヤドア(車両用開閉ドア)
11 ドア本体
12 ドアアウタパネル
20 窓枠
21 前枠部
22 後枠部
23 上枠部
30 仕切りバー
38 車外側係止部(係止部)
39 車内側係止部(係止部)
40 窓組立体
41 窓板
50 ガスケット
51 車外側の側壁
52 車内側の側壁
53 底壁
61 上側窓枠挿入部(窓枠挿入部)
62 後側窓枠挿入部(窓枠挿入部)
63 仕切りバー挿入部
64 ドア嵌合部
80 突片状の車外側係合部(係合部)
81 リブ状の車内側係合部(係合部)

Claims (12)

  1. 車両用開閉ドアの窓枠の上側部分と、ドア本体の上縁部分と、窓枠の前記上側部分とドア本体の前記上縁部分とを連結する仕切りバーとで区画された窓開口部に固定的に装着可能で、前記窓開口部を塞ぐ窓板と、この窓板の外周縁に沿って装着された環状の弾性ポリマー材料製のガスケットとからなる車両用開閉ドアの窓組立体であって、
    前記ガスケットは、車外側の側壁、車内側の側壁及びこれら両側壁を一体に繋ぐ底壁とを一体に有して横断面形状略U字状をなすとともに、前記窓板の外周縁部を挟んで保持する環状の窓板保持部と、
    前記窓枠の上側に対応する部分で同上側部分の溝内に挿入される窓枠挿入部と、
    前記ドア本体の上縁に対応する部分で同ドア本体の上縁に嵌まり込むドア嵌合部と、
    前記仕切りバーに対応する部分で同仕切りバーの溝内に挿入される仕切りバー挿入部と、を備え、
    前記仕切りバー挿入部の長手方向の一部には、前記窓板の外周端面よりも外側に位置する部分において、前記仕切りバーの溝内に設けられた係止部に係合可能に突出する係合部が、前記ガスケットの両側壁から突出して一体に形成されていることを特徴とする車両用開閉ドアの窓組立体。
  2. 請求項1に記載の車両用開閉ドアの窓組立体であって、
    係合部は、仕切りバー挿入部の長手方向に所定間隔を保って複数箇所に形成されていることを特徴とする車両用開閉ドアの窓組立体。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用開閉ドアの窓組立体であって、
    仕切りバー挿入部の両側壁部の内周側には、車内側及び車外側にそれぞれ突出する遮蔽リップが一体に形成され、前記仕切りバー挿入部が仕切りバーの溝内に挿入されたときには前記車内側及び車外側の遮蔽リップが弾性変形されるとともに、その弾性変形の弾発力により前記仕切りバーの溝内の係止部に前記仕切りバー挿入部の係合部が接触して係合することを特徴とする車両用開閉ドアの窓組立体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアの窓組立体であって、
    窓枠挿入部及び仕切りバー挿入部において、ガスケットの厚さ寸法は、窓枠と仕切りバーの溝幅寸法よりもそれぞれ小さく形成され、かつ車外側と車内側の側壁の肉厚寸法は略同じに形成されると共に車内側の側壁には、車内側に向けて突出し、窓板を前記窓枠と仕切りバーの溝幅中心から車外側に変位させる変位突条が長手方向に沿って形成されていることを特徴とする車両用開閉ドアの窓組立体。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアの窓組立体であって、
    ガスケットの底壁の窓板の外周端面と対向する面に内周側シール突条が略全周にわたって前記底壁と一体に形成されていることを特徴とする車両用開閉ドアの窓組立体。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアの窓組立体であって、
    ガスケットの底壁の窓枠及び仕切りバーの溝底部と対向する面に外周側シール突条が前記底壁と一体に形成されていることを特徴とする車両用開閉ドアの窓組立体。
  7. 車両用開閉ドアの窓枠の上側部分と、ドア本体の上縁部分と、窓枠の前記上側部分とドア本体の前記上縁部分とを連結する仕切りバーとで区画された窓開口部に固定的に装着可能で、前記窓開口部を塞ぐ窓板の外周縁に嵌め込んで装着可能な環状の弾性ポリマー材料製のガスケットであって、
    前記ガスケットは、車外側の側壁、車内側の側壁及びこれら両側壁を一体に繋ぐ底壁とを一体に有して横断面形状略U字状をなすとともに、前記窓板の外周縁部を挟んで保持する環状の窓板保持部と、
    前記窓枠の上側に対応する部分で同上側部分の溝内に挿入される窓枠挿入部と、
    前記ドア本体の上縁に対応する部分で同ドア本体の上縁に嵌まり込むドア嵌合部と、
    前記仕切りバーに対応する部分で同仕切りバーの溝内に挿入される仕切りバー挿入部と、を備え、
    前記仕切りバー挿入部の長手方向の一部には、前記窓板の外周端面よりも外側の位置する部分において、前記仕切りバーの溝内に設けられた係止部に係合可能に突出する係合部が、前記ガスケットの両側壁から突出して一体に形成されていることを特徴とする車両用開閉ドアのガスケット。
  8. 請求項7に記載の車両用開閉ドアのガスケットであって、
    係合部は、仕切りバー挿入部の長手方向に所定間隔を保って複数箇所に形成されていることを特徴とする車両用開閉ドアのガスケット。
  9. 請求項7又は8に記載の車両用開閉ドアのガスケットであって、
    仕切りバー挿入部の両側壁部の内周側には、車内側及び車外側にそれぞれ突出する遮蔽リップが一体に形成され、前記仕切りバー挿入部が仕切りバーの溝内に挿入されたときには前記車内側及び車外側の遮蔽リップが弾性変形されるとともに、その弾性変形の弾発力により前記仕切りバーの溝内の係止部に前記仕切りバー挿入部の係合部が接触して係合することを特徴とする車両用開閉ドアのガスケット。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアのガスケットであって、
    窓枠挿入部及び仕切りバー挿入部において、ガスケットの厚さ寸法は、窓枠と仕切りバーの溝幅寸法よりもそれぞれ小さく形成され、かつ車外側と車内側の側壁の肉厚寸法は略同じに形成されると共に車内側の側壁には、車内側に向けて突出し、窓板を前記窓枠と仕切りバーの溝幅中心から車外側に変位させる変位突条が長手方向に沿って形成されていることを特徴とする車両用開閉ドアのガスケット。
  11. 請求項7〜10のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアのガスケットであって、
    ガスケットの底壁の窓板の外周端面と対向する面に内周側シール突条が略全周にわたって前記底壁と一体に形成されていることを特徴とする車両用開閉ドアのガスケット。
  12. 請求項7〜11のいずれか一項に記載の車両用開閉ドアのガスケットであって、
    ガスケットの底壁の窓枠及び仕切りバーと対向する面に外周側シール突条が前記底壁と一体に形成されていることを特徴とする車両用開閉ドアのガスケット。
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