JPH084861Y2 - 浮根式養液栽培用浮板 - Google Patents

浮根式養液栽培用浮板

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JPH084861Y2
JPH084861Y2 JP1990052227U JP5222790U JPH084861Y2 JP H084861 Y2 JPH084861 Y2 JP H084861Y2 JP 1990052227 U JP1990052227 U JP 1990052227U JP 5222790 U JP5222790 U JP 5222790U JP H084861 Y2 JPH084861 Y2 JP H084861Y2
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JP
Japan
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floating plate
nutrient solution
liquid
floating
plate
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JP1990052227U
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JPH0412840U (ja
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利夫 藤原
賢次 馬庭
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Japan Tobacco Inc
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Japan Tobacco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、浮根式養液栽培に用いる浮板の構造に関す
る。
[従来の技術] 従来、浮根式養液栽培用浮板としては、本願出願人が
先に出願した特開平1−80237号の実施例に用いた支持
部等がある。前記支持部2は、第6図に示すよう浮板2a
の下面端部に浮材2bを固着したもので、支持部2を養液
面に浮かべた際、浮力が位置によって不均一になってい
るので、支持部2の表面が水平に対し傾斜面を有するよ
うにしたものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記特開平1−80237号の実施例に用
いた支持部は、1)成型にあたっては浮板と浮材を固着
しなくてはならず、2)これを従来の浮根式養液栽培装
置に用いる場合、給液供給パイプの設置にあたっては、
植物の根部に養液の均一供給を行なうために、支持部上
方の長手方向に一直線に設置するのが困難である等の課
題があった。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するため、テーパー形状を有する板の
厚肉側の表面に溝部を設けた構造を有する浮根式養液栽
培用浮板を考案した。
本浮板はテーパー形状を有しているので、浮板の表面
は養液面に対し傾斜面を有する。
浮板の薄肉端及び厚肉端の幅は、浮板を養液面に浮か
べた際、浮板の表面が養液面に対し3〜5°の傾斜面を
有するよう適宜設定される。
浮板としては、発泡スチロールの他、中空成型品等の
浮力を有するものを用いる。
浮板表面の溝部の深さと幅は、給液供給パイプの断面
の通液時の直径より小さくなるよう適宜設定される。
[作用] 本考案の浮板を浮根式養液栽培に用いることにより、
給液供給パイプは浮板表面の溝部に設置するだけで、長
手方向に一直線に並べることができる。
浮板表面の溝部の深さは、給液供給パイプが通液によ
り膨れたときの直径以下となるように設定されているの
で、給液供給パイプは通液時には吸液部材と浮板に軽く
挟持された状態となり回転せず手直しの必要がなくな
る。
また、本浮板は一体成型されているので、従来の支持
部のように浮板と浮材を固着する手間が省略できる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を示す。
第1図は本考案の浮板の側面図、第2図は第1図Aの
溝部拡大側面図、第3図は本考案の浮板の平面図、第4
図は本考案の浮板全体の斜視図である。
第1図において、本考案の浮板5は、薄肉端の幅a30m
m(図中左側),厚肉端の幅b60mm(図中右側)のテーパ
ー形状を有する発泡スチロール板6の表面に溝部8を設
けた構造の一体成型物である。
第2図において、溝部8の深さCは15mm、幅dは45mm
であり、断面はU字溝状のものである。
第3図において、浮板5の表面の横幅eは40mm、縦幅
fは900mmで、溝部8は浮板5の表面薄肉部からの距離g
300mm以降の厚肉側長手方向に設けてある。
使用例 以下、使用例を示す。
第5図は本考案の浮板5を用いた浮根式養液栽培装置
の断面図である。
本考案の浮板5はテーパー形状を有しているので、養
液面に浮かべた際、浮板5の表面は養液面に対し傾斜面
を有する。
上記浮板5を用い、該浮板5の表面の厚肉側の長手方
向に設けられた溝部8内に養液供給パイプ11を養液吐出
口11aを上方に向け設置し、該浮板5の表面及び養液供
給パイプ11の表面を覆うように吸液部材9をその一端を
浮板5の厚肉側の側面に添わせて養液3内に浸漬させ、
また他端を養液3内に浸漬しないように敷置し、さらに
吸液部材9上面には通液シート10が敷置された構造のも
のを浮根式養液栽培に使用する。
通液シート10の両端は、定植板13及び貯液槽1により
挟持する。
吸液部材9としては、毛管力を利用して植物に必要な
養液を供給するもので、不織布等を用いる。
吸液部材9により吸い上げられた養液が浮板5の表面
の厚肉側から薄肉側に移動するようにしてあり、また、
浮板5と養液面との位置関係が常に一定しているので、
吸液部材9による吸液が一定しているため、常時一定量
の養液を植物の根部20近傍に供給することができる。
通液シート10は、透水性を有し、植物の根の貫通を阻
止できる微細な孔隙を有する布、シート等である。
養液供給パイプ11は、複数の養液吐出口11aを長手方
向一直線上に設けたビニールチューブ、ポリエチレンチ
ューブ等の弾力性のあるものを用いる。
養液供給パイプ11は、主に養液の供給を行なうもの
で、単に養液を植物の根部20に供給するのみならず、吸
液部材9に蓄積する植物の選択吸収によりもたらされる
余剰成分あるいは組成割合に偏りを生じた余剰の養液を
排除する目的も兼ねて行なう。
また、養液供給パイプ11は、浮板5の表面厚肉側かつ
吸液部材9の下面に設置されているので、養液の供給に
際して通液シート10が目詰まりを起こさず、通液シート
10上に余剰の養液が溜まることも無くなる。
1は養液の貯液槽で、蓋なしの容器、一定凹形状を保
つようにした水密性シート等を用いる。
13は定植板で、通液シート10からの水分の蒸発を防
ぎ、根部温度を制御するため、根部20及び通液シート10
の全体を覆う形状にするのが好ましい。
定植板13への植付けは、育苗用培地14を用いて行な
う。
15は雑菌類の侵入防止、根部温度の制御、定植板13の
押さえ等の目的で使用される遮光性カバーであり、アル
ミ蒸着シート、ポリエチレンシート等を用いる。
[考案の効果] 本考案の浮板を用いた浮根式養液栽培は、通液シート
上に余剰の養液が溜まることが無く、吸液部材9と通液
シート10が接し植物の根が張れる部位での植物の根への
養水分の供給が均一となるので植物の根の張りが均一と
なり、定植板13と通液シート10に挟まれた一定空間での
植物の根の空間利用率が高まり、植物の成長を促し、栽
植密度を大きくし、さらに栽培装置の小型化がはかれ
る。
養液供給パイプの設置においては、浮板に設けられた
溝部に設置すればよいので、作業も極めて容易である。
また、浮板自体の構造が単純であるので作成が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案浮板の断面図、第2図は第1図Aの拡大
断面図、第3図は本考案浮板の平面図、第4図は本考案
浮板全体の斜視図、第5図は本考案浮板の使用例を示す
断面図、第6図は従来の支持部全体の斜視図である。 5……浮板、8……溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーパーを有する浮板の厚肉側の表面に、
    養液供給部材を載せる溝部を設けた構造の浮根式養液栽
    培用浮板。
JP1990052227U 1990-05-21 1990-05-21 浮根式養液栽培用浮板 Expired - Fee Related JPH084861Y2 (ja)

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JPH0412840U JPH0412840U (ja) 1992-01-31
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