JPH084834B2 - ストリップ表面の異物除去装置 - Google Patents

ストリップ表面の異物除去装置

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JPH084834B2
JPH084834B2 JP3150536A JP15053691A JPH084834B2 JP H084834 B2 JPH084834 B2 JP H084834B2 JP 3150536 A JP3150536 A JP 3150536A JP 15053691 A JP15053691 A JP 15053691A JP H084834 B2 JPH084834 B2 JP H084834B2
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strip
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和博 梁井
紳一 小原
一雄 池田
俊二 庄田
憲一 小山
隆 乗鞍
秀一 田端
孝雄 坂中
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Hitachi Ltd
Nippon Steel Corp
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Hitachi Ltd
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストリップの圧延など
の処理において、表面品質の優れたストリップを製造す
るのに好適なストリップ表面異物除去装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に表面品質の優れたストリップを製
造するには、ストリップが持ち込む表面の異物を完全に
除去した後に、圧延機のようなストリップを加工する装
置を通す必要がある。
【0003】従来ストリップが持込む異物を除去する方
法として、特開昭62−144802号公報に記載のス
トリップ異物除去装置が知られている。本装置は、スト
リップに乾式ブラシを接触させ、ストリップ表面の異物
を浮上させた後、この異物を乾式ブラシのハウジングに
設けた排気口よりバキュームにより排出するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のストリップ異物
除去装置では、下記の〜の問題点があった。 ストリップに乾式ブラシを接触させストリップ表面の
異物を除去しているため、異物がブラシ間に入り込み、
ストリップに汚れが発生する。又、このためブラシを頻
繁に取替える必要がある。 乾式ブラシのストリップ幅方向の端接触部とストリッ
プ幅方向の中央接触部とでブラシの摩耗量が異なるた
め、偏摩耗が発生する。従って、部分的にストリップに
接触しない箇所が発生するため、異物除去効率が低下す
る。 上記ブラシの偏摩耗による乾式ブラシのストリップへ
の接触長さの変動によって異物除去効率が変るため、ブ
ラシの摩耗状況に応じて接触長さを調整する必要があ
る。 ブラシが偏摩耗すると、シール性が悪くなりバキュー
ム吸引効率が低下する。 ブラシのハウジング全体をバキューム吸引するため、
大容量のバキューム吸引能力が必要となり集塵効率が低
い。 本発明の目的は、上記問題点を解決し、表面品質の優れ
たストリップを製造するのに好適なストリップ表面異物
除去装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下に本発明を図1,図
2,図3に示す実施例にて説明する。本装置はパスライ
ンA−Aを境にして上下対称とした構成であるため、主
として上部のみ説明する。図1は、ストリップにベルト
を接触させ異物除去している図であり、図2は、ベルト
をストリップから離し、ベルト送りを行っている図であ
り、図3,図4は押付台フレーム4と支持台5との連結
構造を示す図である。
【0006】図1において、ハウジング1にガイドビー
ム2が固定されており、ガイドビーム2には押付台昇降
シリンダー3が固定されている。押付台昇降シリンダー
3の先端には、押付台フレーム4が固定されている。図
3,図4に示すように押付台フレーム4にはアリ溝を介
して2個の支持台5が支持されている。支持台5同士の
向い合う面には、ラック6が設けられている。ラック6
には押付台フレーム4に固定されたモーター7のピニオ
ン歯車8が噛合されており、モーター7の駆動によって
支持台5は図4の破線で示すように移動し、支持台5の
幅WたとえばW1 のようにストリップの幅に応じて変更
することができる。支持台5の下面にはストリップ表面
の異物を拭き取るための弾性体9(例えばゴム、フェル
ト、スポンジなど)が固定されている。また押付台フレ
ーム4および支持台5の長手方向(ストリップ幅方向)
には多数の吸引口10が設けられており、吸引口10は
図1,図2に示す排気ダクト11(例えばフレキシブル
ホース)と接続されている。支持台5および押付台フレ
ーム4の各吸引口10は、図3のように支持台5が移動
したとき、上下で連通するように配列されている。
【0007】ハウジング1には、巻取リール15及び巻
出しリール16が固定されており、巻取りリール15
は、チェーン17によりモーター18と連結されてい
る。巻出しリール16には、トルクリミッター(図示せ
ず)が取付けられている。ベルト20は、例えばスコッ
チブライト(商標)が用いられ巻出しリール16からガ
イドロール12および上下の弾性体9,9の間を通って
巻取りリール15に渡されている。
【0008】
【作用】次に動作について説明する。ベルト20をスト
リップSに接触させストリップ表面の異物を除去する動
作は、パスラインA−Aより上側については次のように
なる。図2に示すモーター7を作動させて図4のように
支持台5の幅W1 をストリップの幅W2 よりも狭く設定
した後、押付台昇降シリンダー3を伸動させることによ
り、押付台フレーム4は下降し、支持台5および弾性体
9がベルト20を押付け、図1のようにベルト20がス
トリップSに押付けられる。
【0009】この状態で、図示されていない駆動系によ
ってストリップSが紙面方向へ送られることによって、
ベルト20が走行中のストリップSに連続的に接触し、
ストリップSに付着している異物を除去する。さらに、
この状態で、排気ダクト11、及び図示されていない集
塵ファンによって、ストリップSの表面より除去した異
物は、外部に排出される。
【0010】またベルト20に通気性のある材料を用い
ると、異物はベルト20の通気孔、吸引口10および排
気ダクト11を通って排出される。このため、一度除い
た異物が再びストリップに付着してストリップの品質低
下を起こすおそれがないばかりか、ベルトの取替頻度を
少くすることができる。又、弾性体9によってベルト2
0のストリップに押付ける力を一定にして、ストリップ
に付着している異物を除去することができるため、ベル
トの摩耗等に関係なく常に最適条件で異物除去ができ
る。また弾性体9はゴム、フェルト、スポンジなどの摩
擦材で構成されているため、ベルト20のストリップ進
行方向へのずれが防止される。なお、パスラインA−A
より下側についても、上記と同様に動作する。
【0011】ベルト20が汚れた場合のベルト送りは次
のように行う。押付台昇降シリンダー3を縮動させるこ
とにより、押付台フレーム4は上昇し、図2に示すよう
に弾性体9、支持台5及びベルト20は、ストリップS
から離れる。この状態で、モーター18を作動させてベ
ルト20を矢印方向へ送る。これによって新規な部位の
ベルトをストリップに接触させることができる。このた
め、ストリップより除去した異物によるストリップの汚
れが発生しないばかりか、ストリップ表面異物除去効率
が低下することがない。
【0012】図5は他の実施例を示し、押付台フレーム
4にコイル状のスプリング14を介してガイド部材13
が連結され、ガイド部材13はアリ溝(図示せず)を介
して押付台フレーム4に沿って摺動可能に設けられてい
る。ガイド部材13の摺動ストロークはハウジングに設
けられたストッパー19によって制限される。この実施
例では、ベルト20の給送に際して、押付台フレーム4
を上昇させると、ガイド部材13も追動して上昇する
が、ストッパー19によって停止する。このため、ベル
ト20と弾性体9との間に間隙が生じるのでベルト20
の給送が容易となる。
【0013】図6および図7は前記実施例の他の例を示
し、図6は巻取りリール15および巻出しリール16を
押付台フレーム4に設けた例を示し、図7は各リール1
5および16をガイド部材13に設けた例を示す。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を発揮する。ベルトは、
リールにて巻取り及び巻出される。それによってベルト
が汚れたり摩耗損傷したとき、新たにベルトを送ること
によって、新規な部位のベルトをストリップに接触させ
ることができる。このためベルトに、ストリップより除
去した異物によるストリップの汚れが発生しないばかり
か、ストリップ表面異物除去効率が低下することがな
い。
【0015】支持台がストリップ幅方向に移動できるた
め、支持台をストリップ両端より内側に位置決めすれ
ば、ストリップ幅端とベルトの接触を避けることができ
る。従ってストリップ幅端部接触によるベルトの偏摩耗
等が発生しないため、ストリップ異物除去効率が低下す
ることがないばかりか、ベルトの破損を防止できる。
【0016】またベルトに付着した異物をバキューム吸
引することで一度除去した異物が再びストリップに付着
してストリップの品質低下を起こすおそれがないばかり
か、前記ベルトの取替頻度が少くすることができる。
又、支持台に弾性体を取付けることで、ストリップに押
付ける力を一定にして、ストリップに付着している異物
を除去することができるため、ベルトの摩耗等に関係な
く常に最適条件で異物除去ができる。また弾性体9はゴ
ム、フェルト、スポンジなどの摩擦材で構成されている
ため、ベルト20のストリップ進行方向へのずれが防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、ベルトをストリップに
接触させている正面図である。
【図2】本発明の実施例を示し、ベルトをストリップか
ら離している正面図である。
【図3】図1のA−A視断面図(図3のB−B視断面
図)である。
【図4】図2のC−C視断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ガイドビーム 3 押付台昇降シリンダー 4 押付台フレーム 5 支持台 6 ラック 7 モーター 8 ピニオン歯車 9 弾性体 10 吸引口 11 排気ダクト 12 ガイドロール 13 ガイド部材 14 スプリング 15 巻取りリール 16 巻出しリール 17 チェーン 18 モーター 19 ストッパー 20 ベルト S ストリップ A−A パスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 一雄 福岡県北九州市八幡東区枝光1−1−1 新日本製鐵株式会社 設備技術本部内 (72)発明者 庄田 俊二 福岡県北九州市八幡東区枝光1−1−1 新日本製鐵株式会社 設備技術本部内 (72)発明者 小山 憲一 茨城県日立市幸町三丁目一番一号 株式会 社日立製作所 日立工場内 (72)発明者 乗鞍 隆 茨城県日立市幸町三丁目一番一号 株式会 社日立製作所 日立工場内 (72)発明者 田端 秀一 茨城県日立市幸町三丁目一番一号 株式会 社日立製作所 日立工場内 (72)発明者 坂中 孝雄 茨城県日立市幸町三丁目一番一号 株式会 社日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 実開 昭59−86289(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パスラインを境にして、上下それぞれに
    設けられた左右一対のリール(15),(16)と、左
    右一対のリール(15),(16)に渡して設けられた
    ベルト(20)と、ベルト(20)をパスラインへ向け
    て押しつける押付台フレーム(4)と、押付台フレーム
    (4)の左右にストリップ長手方向と直交する方向へ移
    動可能に設けられた一対の支持台(5),(5)と、支
    持台(5),(5)のパスライン側の面に被覆して設け
    られた弾性体(9),(9)とを備えたことを特徴とす
    るストリップ表面の異物除去装置。
  2. 【請求項2】 ベルト(20)が通気材からなり、押付
    台フレーム(4)および支持台(5)のストリップ長手
    方向と直交する方向に沿って複数の吸引口(10)が設
    けられており、吸引口(10)は排気ダクト(11)と
    接続されていることを特徴とする請求項1記載のストリ
    ップ表面の異物除去装置。
JP3150536A 1991-06-21 1991-06-21 ストリップ表面の異物除去装置 Expired - Fee Related JPH084834B2 (ja)

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JPH05317A JPH05317A (ja) 1993-01-08
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