JPH0834550A - 巻取りロール用圧接ローラー - Google Patents

巻取りロール用圧接ローラー

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Publication number
JPH0834550A
JPH0834550A JP19183094A JP19183094A JPH0834550A JP H0834550 A JPH0834550 A JP H0834550A JP 19183094 A JP19183094 A JP 19183094A JP 19183094 A JP19183094 A JP 19183094A JP H0834550 A JPH0834550 A JP H0834550A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure contact
roll
winding
contact roller
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP19183094A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutoshi Yamada
光利 山田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取りロール内部への空気の巻き込みを確実
に防止し巻きずれや巻取りの不揃いをなくし品質の向上
を可能とする巻取りロール用圧接ローラーを提供する。 【構成】 シート状帯材11の巻取りロール12に圧接
して該巻取りロール層間内への空気の巻き込みを防止す
るための圧接ローラー14であって、該圧接ローラー1
4は上記巻取りロール12の軸16と平行な軸18を有
し、軸方向の中心部から両側に向って相互に対称な螺旋
状の空気抜き用の溝15を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状帯材を巻取っ
て巻取りロールを形成する際ロールに圧接してロール内
への空気の巻き込みを防止するための圧接ローラー(タ
ッチローラー)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】比較的幅の広い磁気テープやその他空気
を透過しないシート状帯材フィルムを巻取ってロールを
形成する場合、巻取り動作中にロール内に空気が巻き込
まれることを防止するためにロールに圧接する圧接ロー
ラー(タッチローラー)が用いられている。
【0003】従来の圧接ローラーの構成を図2に示す。
磁気テープその他のシート状連続帯材からなるフィルム
1が矢印Aのように回転する軸4の廻りに巻取られて巻
取りロール2を形成する。この巻取りロール2のフィル
ム自由端部側に圧接ローラ3が備る。この圧接ローラー
の軸5は巻取りローラ2の軸4と平行であり、巻取りロ
ーラ2に対し弾発的に圧接しながらこれに同期して矢印
Bのように回転する。これにより巻取り中に空気を巻取
りロール2内に巻き込むことなく矢印Cのように円周方
向に押出すようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の圧接ローラーは、フィルム巻取りの際の空気巻き込
み防止についてある程度の効果はあるものの、圧接力を
高めたとしても、空気自体が粘弾性体であり圧縮性があ
るため、完全に空気の巻き込み防止を図ることはできな
かった。このため、巻取りロールの層間に巻き込まれた
空気が表層から深層に押込まれてロール内部に溜まる結
果となる。この溜め込まれた空気が圧接ローラーの押圧
力によりロール端部から急激に排出され巻きずれを起こ
してロールの巻き方が不揃いになり品質の低下を来すと
いう問題があった。
【0005】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされ
たものであって、巻取りロール内部への空気の巻き込み
を確実に防止し巻きずれや巻取りの不揃いをなくし品質
の向上を可能とする巻取りロール用圧接ローラーの提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る巻取りロール用圧接ローラーは、シー
ト状帯材の巻取りロールに圧接して該巻取りロール層間
内への空気の巻き込みを防止するための圧接ローラーで
あって、該圧接ローラーは上記巻取りロールの軸と平行
な軸を有し、軸方向の中心部から両側に向って相互に対
称な螺旋状の空気抜き用の溝を有することを特徴として
いる。
【0007】好ましい実施例においては、前記圧接ロー
ラーの外周部分は弾性材料からなることを特徴としてい
る。
【0008】本発明ではさらに、巻取りロールの巻取り
自由端部側に圧接する第1の圧接ローラーとこの第1の
圧接ローラーの巻取り方向側に並列して設けられた第2
の圧接ローラーとを備え、該第2の圧接ローラーにのみ
前記螺旋状の空気抜き用の溝を形成したことを特徴とす
る巻取りロール用圧接ローラー機構を提供する。
【0009】
【作用】巻取りロールの層間に巻き込まれた空気は、圧
接ローラーの螺旋状の溝に沿ってロールの両外側方向に
押出され両端部から排出される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る巻取りロール用
圧接ローラーの構成図である。磁気テープその他のシー
ト状連続帯材からなるフィルム11が矢印Aのように回
転する軸16の廻りに巻取られて巻取りロール12を形
成する。この巻取りロール12のフィルム自由端部側に
第1の圧接ローラ13が備る。この第1の圧接ローラー
の軸17は巻取りローラ12の軸14と平行であり、巻
取りローラ12に対し弾発的に圧接しながらこれに同期
して矢印Bのように回転する。これにより巻取り中に空
気を巻取りロール12内に巻き込むことなく円周方向に
押出す。この第1の圧接ローラーは実質上図2に示した
従来の圧接ローラー3と同じ構成である。
【0011】本発明においては、この第1の圧接ローラ
ー13の巻き込み方向側に隣接して第2の圧接ローラー
14が備る。この第2の圧接ローラー14の軸18は第
1の圧接ローラー13の軸17と平行である。第2の圧
接ローラー14は、ゴムその他の弾性材料からなり、そ
の軸方向中心部から左右両外側に向って相互に対称に螺
旋状の溝15が形成される。この第2の圧接ローラー1
4を巻取りロール12に弾発的に圧接させることによ
り、圧接ローラー14は巻取りロール12に同期して矢
印Dのように回転する。これにより、第1の圧接ローラ
ー13を通過して巻き込まれた空気は、第2の圧接ロー
ラーにおいて、押圧力のない溝15部分に集りこの螺旋
溝15が回転するためコンベヤ作用により溝15に沿っ
て矢印Eのように両外側に押出され、巻取りロール12
の両端部より排出される。
【0012】なお、第1および第2の圧接ローラー1
3、14を巻取りロール12に対し圧接する手段として
は、バネを用いる方法や圧接ローラー自体の自重により
押圧する方法あるいはエアシリンダ等により押し付ける
方法等を用いることができる。この場合圧接力を調整可
能あるいは可変とすることが望ましい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る圧接
ローラーは、中心から外側に向って対称に形成された螺
旋溝を有するため、巻き込みロール内に混入した空気は
螺旋溝のコンベヤ作用によりロールの外側に向けて円滑
に押出され、ロール端部より排出される。これにより、
巻取りロール層間の空気がなくなるため層間の摩擦が大
きくなり各層のずれがなくなり確実な巻取りが達成され
る。また、巻取りロール内に巻き込まれた空気の急激な
排出による巻きずれや巻取り形状の不揃い等の問題が解
消し、安定した形状で巻取り品質の優れた巻取りロール
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る巻取りロール用圧接ロ
ーラーの構成図である。
【図2】 従来の巻取りロール用圧接ローラーの構成図
である。
【符号の説明】
11:帯状のフィルム 12:巻取りロール 13:第1の圧接ローラー 14:螺旋溝を有する第2の圧接ローラー 15:螺旋状の溝 16:巻取りロールの軸 17:第1の圧接ローラーの軸 18:第2の圧接ローラーの軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状帯材の巻取りロールに圧接して
    該巻取りロール層間内への空気の巻き込みを防止するた
    めの圧接ローラーであって、該圧接ローラーは上記巻取
    りロールの軸と平行な軸を有し、軸方向の中心部から両
    側に向って相互に対称な螺旋状の空気抜き用の溝を有す
    ることを特徴とする巻取りロール用圧接ローラー。
  2. 【請求項2】 前記圧接ローラーの外周部分は弾性材料
    からなることを特徴とする請求項1に記載の巻取りロー
    ル用圧接ローラー。
  3. 【請求項3】 巻取りロールの巻取り自由端部側に圧接
    する第1の圧接ローラーとこの第1の圧接ローラーの巻
    取り方向側に並列して設けられた第2の圧接ローラーと
    を備え、該第2の圧接ローラーにのみ前記螺旋状の空気
    抜き用の溝を形成したことを特徴とする請求項1または
    2に記載の巻取りロール用圧接ローラーを用いた圧接ロ
    ーラー機構。
JP19183094A 1994-07-22 1994-07-22 巻取りロール用圧接ローラー Pending JPH0834550A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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